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2010年 02月 24日

ブリュッセルのプレメトロ

一昨年のドイツ・ベルギー出張でブリュッセルに行ったとき、あの街の地下鉄には
東京やなんかと同じ普通の「地下鉄」の他に、一風変わった「地下市電」っていうのがあって、
それがやたらに違和感があって面白かった、みたいな話を書いた。

去年の出張で行ったブリュッセルでも1年ぶりに、この「地下を走る市電」に乗った。
何度見ても相変わらずヘンな感じがする。
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だがしかし、人間の知識は常に進化する。イ課長の知識だってこう見えて多少は進化する。
2008年秋には「地下を走る市電って、変わってるなぁ…」と思っただけだったが、
今やイ課長は「地下市電」から説き起こして都市計画のあり方について論じる用意があるのだ(笑)。

この地下市電の名称、一昨年は知らなくて、今回初めて知った。
「プレメトロ」っていうらしい。

プレメトロっていうからには、直訳すれば「地下鉄以前」あるいは「前期地下鉄」…?
確かに、トラムっぽい車両に加えて線路スレスレの低いホーム、これじゃ「メトロ」とはいえないよな。
だが「地下鉄以前」「前期地下鉄」とはどういう意味なんだ?
最初は「ちびメトロ」的な、単なる愛称なのかなぁと思って深くは考えなかった。
だが、通訳さんに教えてもらったことでイ課長の目からバリバリと音をたててウロコがはがれた。


「前期地下鉄」っていうのはまさにその通りだったんだよ。

地下鉄路線を計画し、トンネルを掘り、駅を整備したとする。
しかし「フル地下鉄」を走らせて採算がとれるほど利用者が増えるには年数がかかる場合が多い。
日本でも「開業後●年間程度は赤字」なんて地下鉄路線はいっぱいある(と思う)。

それなら、利用者が増えるまでは「前期地下鉄」で安く運営し、将来利用者が増えたら
「フル規格化」しようっていうのがプレメトロ、すなわち「前期地下鉄」ってわけなんだよ。
なーーーーるほど!!それは考えたねぇ。
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特に感心したのがホームの構造だよ。ほら。
上の写真のホームの奥の方は将来使うであろうフル地下鉄用のホームだから高くなってる。
ここは今は使わずにおき、コートを着たオバサンが立ってる低い部分だけを使う。
プレメトロの車両なんて短いんだから、一部を低くするだけで十分なんだよ。
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これも、ほら。階段の向こうが将来のホーム、手前の低い部分は今使ってるホーム。
将来この低くなってる部分を埋めれ?ば、フル地下鉄ホームに変身ってわけだ。
線路や、ホーム以外の駅施設はフル地下鉄化してもソックリそのまま使える。
なーーんて合理的・効率的なんだろう。

これにはイ課長、大感心したよ。
都市計画が長期ビジョンに基づいていて、将来を見越して交通インフラを整備しつつ、
現状の運営コストは効率的に安く済ませるというのは、いい考えだと思うよ。
こういうのはドイツでも見た記憶がない。ベルギーだけの方法論なのか?

うーむ…ベルギー人って、アタマいいんだなぁ。



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by tohoiwanya | 2010-02-24 17:52 | 2009.11欧州出張 | Comments(0)
2010年 02月 19日

チャイナタウンのウェンディさん

海外出張中は現地でいろんな人と会うわけだけど、当然のことながら、これらは全部
ビジネス関係の面談であって、仕事以外で現地の人と知り合う可能性なんて極めて低い。
その数少ない「仕事以外での知り合い」になったのがウェンディさんで、今日はその話を書こう。

ウェンディさんはマッサージ店の女性店長さんなのである。
そのマッサージ店はシンガポールのチャイナタウンにある。

出張最後の日、午前中に仕事が終わった後は、夜の帰国便まで自由時間だった。
そこで、イ課長はまず南国の暑さで疲れた体をマッサージしてもらおうと考えたわけだ。
ガイドブックによると、チャイナタウンには足ツボ刺激やら全身マッサージやらの店が
いっぱいあるらしいから、行ってみた。

ショッピングビルの中に入ると…ははー…確かにいっぱいあるよ、マッサージ店。
詳しい料金は忘れちゃったけど、どの店も大体足ツボ30分で20S$(1300円)くらい、
60分で30S$(2000円弱)とか、そのくらいじゃなかったかなぁ?よく覚えてない。すまぬ。

まだ時間は昼だからどの店もヒマっぽくて、お客も少なそうだ。さて、どの店にしようか…
お?ヘンな看板があるぞ。あはははは!アジアによくあるヘンな日本語看板の典型だ。
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まぁ「フ と ツ」 「レ と し」はなぁ…特に後者は間違えやすい。ムリもない。
オカシいから看板の写真を撮らせていただいた。
看板を撮らせてもらったお礼に、この「フフト プレイス」でマッサージしてもらうことにするか。

この店にいたのがウェンディさんだったというわけ。
イ課長は30分足ツボをお願いしようかなと思ったんだけど、ウェンディさんの営業力に負けて
前半30分全身、後半30分足ツボというメニューでお願いすることになった。
ウェンディさん、黒いミニスカ・ボディコン姿で、ちょいと風俗系のお方に見えなくもない。

彼女はシンガポールなまりの英語…いわゆる“シングリッシュ”を話す。
イ課長はなまりもヘチマもないヘナヘナ英語。そんな二人だけの濃密な1時間というわけ(笑)。

最初は「シンガポール初めてか?」「ビジネス?観光?」みたいな、ごくありきたりの質疑応答。
せっかくだからイ課長もヘタな英語でいろいろ質問してみた。

イ「ウェンディさんはシンガポールで生まれたのですか?(Were you born in Singapore?)」
ウ「ボーン? What do you mean ボーン?(ボーンってどういう意味ですか?)」
イ「(“生まれる”が通じなくてイ課長慌てる)あー…えーとだからその…うー…
  ウェンディさんのご両親はシンガポリアンですか?」
ウ「あー私はマレーシアから来たの。母はマレーシア人よ。父がシンガポリアン」

これは想像だけど、こんな感じでイ課長が英語ヘタクソなりに、必死に表現を変えたりしながら
コミュニケートしようとしたことで、彼女はイ課長に親近感を持ってくれたのかもしれない。
話が進むうちに打ち解けてきて、しまいには「アナタはフレンドリーな日本人で、良い人だ」
という評価を頂戴するに至った。こうなるとプライベートの話題もがんがん突っ込んでくる。

ウ「あなたはコドモいるの?」
イ「ううん、コドモはいない」
ウ「なぜ?あ!わかった!あなたバツイチでしょ!」
イ「(おい、いきなりソレかよ)違うちがう。私とオクサンと二人暮らしである」
ウ「わたしは結婚してないけど、二人の子供がいる。シングルマザーなのよ」
イ「おお、それはそれは。男の子であるか?」
ウ「男の子と女の子。男の方はこーんな大きいの。アナタ(イ課長)くらい大きい」

この後、彼女の出産のときの話とか(難産だったらしい)、近々アメリカに移り住む予定だとか、
いろんな話をタップリ聞いたから、ウェンディさんのことは何でも知ってるような気分になれたぜ。
ちなみに、イ課長とウェンディさんとは年齢も1歳しか違わないことが判明(彼女がひとつ下)。
「オウ、ちかーい!ミッキーとミニーね!」とウェンディさんすっかり上機嫌。
しかしミッキーマウスとミニーマウスが1歳違いなのかどうか、イ課長は知らない(笑)。

シンガポール出張の1週間で、仕事以外で現地の人と話をした時間を全部で100としたら、
そのうちの95くらいがウェンディさんによって占められるのは間違いない。
だって、あとはホテル従業員とか、MRTの駅の職員との会話くらいだもんねぇ。
最後にお互いに仲良くなった(ような気になった)記念に、彼女の写真を撮らせてもらった。
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うーん…ストロボの瞬間にまばたきしちゃってイマイチかな。ま、しょうがないや。
お金を払い、お釣りはチップ代わりってことにして握手をして別れた。

さてと…このショッピングビルの中でメシを食うか…どうしようかなぁ…と思ってたら
何と、向こうからウェンディさんが駆け出してくるではないか。ど、どうしたの?

「ここでもう一枚、写真撮ってよ!」って頼むから撮ってあげた。
ああ、こっちの方が全然よく撮れてる。彼女もモニターを見て喜んでくれた。
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もしシンガポールに再び行く機会があれば、そのときはこの写真をプリントアウトして
ウェンディさんの店に行ってプレンゼントしないと…あ、そうか、確か彼女は米国に
移り住むんだっけ。サンフランシスコって言ってたかなぁ…?

米国でも元気でに暮らしてほしいものだ。




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by tohoiwanya | 2010-02-19 15:14 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)
2010年 02月 17日

ブリュッセルの謎のマヨネーズ

しかし、こうして振り返ってみると2009年11月のドイツ・ベルギー出張の記事って…

11/17 小雨そぼ降るフランクフルトの夜はわびしいぜ  とか
12/ 2 クリスマス市直前の、つまらない時期の出張だったぜ、けっ  とか
1/17 風邪ひいて行った雨のオーステンデは寒くてツラくてわびしかったぜ  とか
2/14 仕事でクタクタになって夜の駅のホームで一人わびしく電車待ったぜ  とか
そんな気の滅入る、わびしい話題ばっかりだな。よほどツラかったに違いない(笑)。

しかしそんな話ばっかりじゃドイツやベルギーに対して申し訳ない。
今日はベルギーで食ったメシに関する、きわめてクダラナいことを書こう。

ブリュッセルでは風邪ひいて、ほとんどは中華ばっかり食ってたって書いたけど、
到着初日はそれでも地元料理を食わせてくれそうなレストランに入ったのだ。

晩飯の定食メニューは2種類あった。
一つはチキン、これは読んでわかったけどもう一つは「Carbonadeナントカ」って書いてある。
カルボナーデ?ナンだそれは?カルボナーラ・スパゲティのことか?…よくわからん。

こういう時、イ課長は原則として「よりわからない方をオーダーする」ことにしているから
チキンじゃなく、このカルボナーデ・ナントヤラの方を注文してみた。
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定食の最初は野菜の具が入ったトマトスープみたいなもの。これは大変おいしくて結構。
一緒にパンも出る。ふむ、このトマトスープにパンを浸して食おうか。いやしかし待てよ…??

パンに添えられたコレは何さ?
やけにドロリと柔らかいバターだなぁと思ってちょっと舐めてみたのだが…
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バターじゃない。こりゃレッキとしたマヨネーズだ。
へぇ〜これは変わってる。ベルギーではパンにセットで、バターじゃなくマヨネーズを出すの?
世界の食習慣は千差万別。隣国フランスならまず必ずパンにはバターだろうが
ベルギーだとマヨネーズとはねぇ。へぇ〜なるほどねぇ〜。イ課長、やけに感心して
せっかくだから“ベルギー風”にマヨネーズをつけてパンを食ってみた。
ま、ごく当たり前の、マヨパンの味だったが(笑)。

続いてメインディッシュ登場。おおっ…カルボナーラとは似ても似つかぬ謎の物体(笑)。
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後で調べたら、これってカルボナーデ・フラマンデとか何とかいう牛肉のビール煮。
ベルギー地元料理っていうと真っ先にあがる代表的なものらしい。へぇ〜。
牛肉がホロホロにやわらかく煮えてて、これまた大変においしかったよ。

なかなか結構と思いながらパンを食い進んでたら、突然イ課長は驚きで手が止まった。
しばし呆然として、わざわざカメラ取り出して再度写真まで撮っちまったよ。
だって、パンの下からちゃんとバターが出てくるんだもん(笑)。
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ってことはナニかい?さっきやたら感心した「ベルギーではパンにバターじゃなくマヨネーズを添える」っていう
あの学説?は単なるイ課長の勘違いで、やっぱベルギーでもパンにはバターなわけ?
勘違いしたまま「ベルギーじゃパンにバターじゃなくマヨネーズなんだぜ〜」なんて
エラそうにイ課長ブログで書く前に気づいて良かった(書いてるじゃん)。
しかもイ課長、実際にパンにマヨネーズつけて食ってるし…(笑)。

いやだがしかし…だ。
とすると、この卓上に運ばれてきたマヨネーズは何のためなのだ?
牛肉のビール煮につけるとは考えづらいから、やっぱパンに塗るためのモノなんじゃ…?

ハッ!そうか!!上の写真でビール煮の奥にフライドポテトが写ってるやん?
あのマヨネーズはきっとこのフライドポテトのためにあったんだよ!
日本だとケチャップが普通だけど、ここベルギーではマヨネーズでフライドポテトを食うんだ。
疑問氷解、真理到達。ああやっぱり世界の食習慣は千差万別…。

…とはいったものの、ホントかなぁ?(笑)
あのマヨネーズはやっぱりパン用に添えられたものであって、「バターでもマヨネーズでも
好きなほうをパンに使いなさい」ってことなんじゃないか、という疑いは残る。

「このマヨネーズは何のため?」と店の人に聞きゃよかったじゃん、と言うかもしれんが
そんなみっともないこと聞けないよ…という以前に、そんな高度なフランス語能力を
イ課長に期待する人はこのブログの読者にはいまい(笑)。

あのマヨネーズはパンのため?フライドポテトのため?
いずれにしても日本人とってはいささかなじみの薄い食い方のはずだけど、果たしてどっちなの?
え?どうだっていい?ま、そう言わないでさ、誰かイ課長に教えてほしいのである。



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by tohoiwanya | 2010-02-17 00:47 | 2009.11欧州出張 | Comments(4)
2010年 02月 14日

海外出張者に対する禁句

海外出張予定のある社員が、会社で必ず聞かされるセリフがある。
たとえばその出張の行き先がドイツだったとしよう。周囲のヒトは口をそろえてこう言う。

「ドイツに出張なんて、いいなぁ~~」

まぁね、そう言いたくなる気持ちもわかる。
飛行機代も現地のホテル代も通訳代もすべて会社のカネでガイコクにいける。いいなぁー。
そりゃ、仕事もするんだろうけど、多少は現地で観光する時間もあるんでしょ?いいなぁー。

行き先がテロ多発地域とか、衛生状態すら危ぶまれる開発途上国なら話も違うだろうけど、
ドイツならキレイそうだし、楽しそうだし、いいなぁーー   …と思いたくなる気持ちはわかる。
おそらく、海外出張いいなぁーと言う人の多くは、海外旅行した経験のある人のはずで、
自分の楽しかった海外旅行の思い出を重ね合わせてそう言ってるんじゃないかと思う。

たしかに海外出張に行けば日本で食えないモノを食い、日本ではできない体験もたくさんする。
そういう経験はぜんぶ貴重な思い出になるし、こうやってブログのネタにもなる(笑)。
もちろん、現地で観光する時間もあるよ。観光のチャンスができれば当然大喜びで観光する。

しかしね、やっぱ海外出張と海外旅行とは根本的に違うモノだよ。
去年、久しぶりに「出張じゃない旅行」でパリに行って、つくづくそう思った。
同じ一人旅でも、もう全然違う。「自由であるか、ないか」という、この差はあまりにも大きい。
ひたすら緊張を強いられる仕事中の時間と、ひたすら孤独でわびしい仕事以外の時間。
基本的にはこのどっちかしかないからね、イ課長の海外出張なんて。

今日はそんな話をしよう。
いや、たまたま去年11月のドイツ・ベルギー出張の写真を見てたらその話をしたくなったのだ(笑)。

11月18日火曜はドイツでの仕事の二日目だった。
この日に撮った写真は極端なほど少ない。撮るヒマがなかったからだ。

フランクフルト中央駅で通訳さんと待ち合わせしたのが朝の8時。
その後、現地の某機関のS氏が運転する車で2時間アウトバーンを通ってハイデルベルクへ。
ハイデルベルクだよ?美しい街だ。観光客も多い。
しかし、イ課長は観光どころじゃない。すぐに現地の会社の会議室でミーティングが始まる。
ミーティングは全部ドイツ語だ。当たり前だ。通訳さんだけが頼りの緊張した時間が続く。

昼食は行った先の会社の社員食堂でごちそうになった。
しかし相変わらず会話は全部ドイツ語だ(笑)。こっちはリラックスどころの騒ぎじゃないぜ。

ようやく午後になってミーティングが終わり、ハイデルベルクの人たちと握手をしてサヨナラ。
…といっても、S氏の車でまた2時間。車の中はドイツ語がうずまく(笑)。
通訳さんという話相手がいるけど、とてもじゃないが「ホッとする」という状況ではない。

S氏の車で、夕方の訪問先の前まで送ってもらった。4時ちょっと前だったかな。
ここでようやくS氏たちや通訳さんと別れて一人になってホッとする瞬間がくる。
しかし、まだ仕事はある。次の訪問先で会う相手は日本人だから、言語上の問題はなくなるけど
まだまだリラックスはできん。

2件目のミーティングが終わったのが5時半。
タクシーを呼んでもらって、最寄りの駅に着いた頃はもう6時。
やっとドイツ二日目の仕事が終わった。今朝8時に通訳さんと待ち合わせして6時に仕事終了。
もうイ課長、クタクタだぜ。早くホテルに帰ってバッタリと横になりたい。

11月のウスラ寒いドイツ、フランクフルト近郊のひなびた駅の夜6時。一人で電車を待つ。
外国の真っ暗なホームのベンチで一人背中を丸める出張サラリマン。まさにわびしさの極北だ(笑)。
することもないから、この日はじめてカメラを取り出す。といったって、撮るものなんてないよなぁ。
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ああ…この駅舎は2008年のドイツ出張のときも写真に撮ったっけ。
あの時は明るい昼間だったけど、こうして暗い夜に反対側から見ると、ますますショボい駅にみえるよ。
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長い貨物列車が何本も騒々しい音をたてて行き交う。でもフランクフルト行きの電車はなかなか来ない。
ああ…そういえば、今日は昼間ハイデルベルクに行ったんだっけ…遠い昔のことに思えるぜ(笑)。
ハイデルベルクの写真なんて、1枚も撮ることができなかった。
それにしても疲れたよウ…腹へったよウ…寒いよウ…。ドイツの小さな駅で寒さにふるえながら
孤独な日本人出張者のわびしい時間だけが過ぎていく…



さぁ、これでもアナタはまだ「ドイツ出張、いいなぁーーー」と思いますか?(笑)
 


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by tohoiwanya | 2010-02-14 22:55 | 2009.11欧州出張 | Comments(0)
2010年 02月 12日

ブリュッセルのパサージュもすてき

去年の8月、パリのパサージュについて書いた。

パリのパサージュはホント気に入ったんだよ、イ課長は。
観光スポットってほどのところじゃないから、観光客相手の商売っ気みたいなのがなくて、
ある人が本に書いてたけど、まさに「19世紀のパリが真空パックされてる」ような
実にイ課長好みのスポットだった。

中には古本屋とか名刺印刷屋なんていう地味な店ばかり並んだウラブレたパサージュが
今でもあって(イ課長滞在ホテルの脇のパサージュがそうだった)、そこがまた
“19世紀の真空パック”っぽくて、イイ感じだったなー。

11月出張で行ったブリュッセルにも立派なパサージュがある。

もっともパサージュとは言わず、ギャルリーっていうんだけどね。
その名もギャルリー・サンチュベール(って読むらしい)。
英語風に発音するとギャラリー・セント・ヒューバート…になる(んだと思う)。

グラン・プラスのすぐ近くにあるから一昨年の出張でブリュッセルに泊まった時も
行くことは出来たんだけど、あの時は1泊だけだったからロクに地図も用意してなくて、
ブリュッセルにもパサージュがあることすら知らなかったぜ(笑)。
今回は宿泊ホテルもグラン・プラスに近いから歩いていける。さっそく行ってみた。
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これが入り口。パリのパサージュと同じように「細い道の商店街に後付けで屋根をつけた」んじゃなく
最初から建物の中にパサージュが設計されている。だから、こうして入り口だけ見ただけじゃ
単なる建物の入り口にしか見えなくて、そこに巨大アーケード街があるなんてわからない。
それが中に入ってみると…
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うっひゃーーーー。こりゃまたえらく格調高い、立派なパサージュだなーーー。
パリのパサージュは両側の店が2階建てっていうのが多かったけど、ここは3階建てだ。
その分屋根が高いから、すごく開放感がある。ほえーーー。
通路に面した彫刻なんかの意匠も凝ってて、パリのパサージュより断然ハイグレードだよ。
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両側の店も古本屋なんてジミな店はなくて、ゴディバをはじめとするチョコ屋をはじめ
土産物屋、アクセサリー屋なんかがショーウィンドウの飾りつけを競いあってる。
いくつかあるレストランやカフェも、いかにも値段が高そうな高級感たっぷり。

パリのパサージュをわざわざ見にいこうという観光客はかなりモノズキだろうけど
ブリュッセルのギャルリー・サンチュベールは世界中からの観光客がそぞろ歩く。
観光の中心、グラン・プラスに近いっていう立地上の優位性も大きくモノをいってるな。
ちなみに、夜はこんな感じね。
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うーむ…パリと違ってブリュッセルのパサージュは立派で、高級で、観光客でぎわっておる。
すぐ隣の国の、同じような目的・同じような構造の建築空間でもだいぶ違うんだねぇ。
もっとも、イ課長としてはパリのパサージュの、あのインティメイトな雰囲気が好きだけどなぁ…。




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by tohoiwanya | 2010-02-12 13:28 | 2009.11欧州出張 | Comments(2)
2010年 02月 09日

シンガポール三都物語 -その4-

シンガポール三都物語。
アラブストリート、リトル・インディアときたら、最後はチャイナタウンだ。
チャイナタウンには最初の“二都”に行った次の日、10月14日の夜に行ってみた。

チャイナタウンが中秋のお祭りでライトアップされてるっていうのは通訳さんからも聞いてたし、
歩いて近づくにつれて遠くのイルミネーションがだんだん近づいてくるって感じだったから
リトル・インディアでディパバリに遭遇した時と驚きと違って心の準備が出来てた(笑)。
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いやしかしすごいね、ここのイルミネーションのキラビヤカさも。
ひょっとすると「リトル・インディアなんかにゃ負けねぇぜ!」って対抗意識もあるのかな?
とにかくもう見た目のハナヤカさをガンガン追求するというその姿勢がすばらしい。
これに較べれば、11月頃から日本でいっぱい目につくクリスマス・イルミネーションなんて
実にジミなものだと言わざるを得ない(笑)。

イ課長としてはちょっと腹が減ってたので、軽く何か食いたかった。
チャイナタウンの奥には路地がそのままホーカー・センターみたいになったエリアが
あるっていうから、そっちの方に歩いていった。
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あったあった、屋台ゾーン。さて何食おうか…といっても当然、中華だよな。
しばらく歩いて迷ったあげく、ぷりぷりワンタン・スープを食うことにした。
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いやもう、店のオヤジが作ってるの見てるだけで口中にツバがわいてくる(笑)。
4S$だから270円くらいか。日本の、立ち食いソバ(天ぷらなし)と同じくらいかな。
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はい出来上がり。うーんむ…美味そう。
冷房も効いてない屋外の屋台。南国・シンガポールでイ課長がこういうものを食えば
当然、汗ダクダクになるんだけど、汗をかいてるからこそしょっぱいワンタンスープが
もう美味しくておいしくて…。
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赤い提灯に彩られたイルミネーションの下、南国の夜の風に吹かれながらワンタンスープ。
この時、イ課長の脳内にはずーーーーっとエンドレスでスーパーなつメロ、「支那の夜」の
出だしのところがリピート再生されていたのであった。 ♪しぃ~~ぃなの ♪よぉ~るぅ~
(出だしのところしか知らないともいう)




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by tohoiwanya | 2010-02-09 16:12 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)
2010年 02月 05日

シンガポール三都物語-その3-

角を曲がるとソコはいきなりキラキラド派手なイルミネーション・ロード。

これ、実は、ヒンズー教のお祭りだったんだな。
「ディパバリ」っていうらしいんだけど、ヒンズー教では非常に重要な祝祭で、
日本でいえば「お正月」みたいなものらしい。
イルミネーションごとに各国語でディパバリを祝う文字が書かれてて、これが日本語版。
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出張前に確認した何かのWebサイトで、イ課長の出張期間中にヒンズー教のお祭りと
チャイナタウンの中秋のお祭りがあるっていうのは知ってた。しかし、まさかこんなに
キラビヤカなものだとは思わなかったし、ひとつ角を曲がったトタンにこの別世界だから
びっくりしちまったよ、イ課長は。

華やかなイルミネーションもすごいが、歩道を歩く人の多さ、道を走る車の多さもスゴくて、
立ち止まって写真を撮るのもけっこう難しい。ヒンズー教の宗教的なお祝いなわけだから
雰囲気は非常に健全だけど、人と車のゴチャゴチャぶりは金曜夜の渋谷センター街かって感じだ(笑)。
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年に一度の祝祭だから当然だろうけど、歩道に面した商店のオバチャンも、その前を歩くニイチャンたちも、
みんな普段よりもウキウキ指数が2割くらいアップしてるような感じが伝わってくる。
こうなると外国から来た非ヒンズー教徒の出張サラリーマンまで楽しくなっちゃうぜ(笑)。

最初にイルミネーションに驚いた、あの道がメイン・ストリートっぽいんだけど、
交差する細い道にもみんなそれぞれ趣向を凝らしたイルミネーションが飾られてる。どこもキレイだ。

人ごみに流され、イルミネーションに見とれながら歩いてたら、ヒンズー教寺院があった。
もちろん寺院もきれいにライトアップされ、今夜はたくさんの信者が集ってる。
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こういう、小さな立体造形でグチャーっと複雑かつ稠密におおわれたヒンズー教寺院って
バリ島でも見たけど、バリ島のものよりまた一段と装飾的っていう感じだな。
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華やかなディパバリの夜を満喫して、リトル・インディアの駅に向かう途中、
ちょっとビックリな光景に出会った。薄暗い道に、みんなが腰掛けてる。それだけなら
祭りの夜の夕涼みか歓談って感じだけど、みんなが全員同じ方向を見てるんだよな。

ええ?みんなで1台のテレビ見てんの?
つまり、要するに、これって … 街頭テレビじゃん。
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アジアの他の国だったら、それほど驚かなかったかもしれない。
しかしここはシンガポールだよ?一人当たりGDPじゃ日本を抜こうっていう豊かな国だよ?
テレビなんてみんな自分の家に持ってるだろ?何も屋外にこうして集まらんでも…

祭りの夜だからみんなで楽しく集まって…あつまって…黙ってテレビ見るかなぁ?
これがインド代表の出るサッカーの試合とかならまだわかる。しかし“上映”されてるのは
ごく普通の映画かドラマみたいなもの…のように見えた。

これって、一種の「映画館代わり」ってこと…なんだろうか。
もしかするとインド系住民の間じゃ、まだ「世帯ごとにテレビ」っていうほどテレビ保有率が
高くないのかなぁ?

アジアではトップクラスの「豊かな国」であるシンガポール。そのシンガポールで
昭和30年代の日本みたいな街頭テレビを見て、ちょっと驚いたイ課長なのであった。


…ひょっとすると、ライトアップ期間中はイルミネーションで大量に電気を食うから
“節電”のために、各世帯単位でのテレビ使用が制限されてた…とか…かなぁ?(まだ言ってるよ)
 
 

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by tohoiwanya | 2010-02-05 13:46 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)
2010年 02月 03日

シンガポール三都物語-その2-

アラブ・ストリートからリトル・インディアへ。

この二つのエリアはそんなに離れてないから歩いていける。
夕暮れのシンガポール。だんだん空は暗くなり、ネオンが輝き始める。

もうリトル・インディアに入ったかな?と思うあたりにショッピング・センターがあった。
中で買い物してるお客さんの大半はインド系だ。まぁ当然といえば当然だが。
ガイドブックを見ると、このビルの中にフードコートがあるらしい。ふむ、ではここで
何か食って腹ごしらえするか。腹減ってきたし。
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フードコートのあるフロアに行く。やけに人が少ないねぇ…。
ショッピング・ビル自体にもけっこう空きテナントが多かったけど、大丈夫なのか?

まぁいい。何か食おう。
せっかくリトル・インディアに来たんだからやっぱカレーが食いたいよな。
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というわけで、食ったカレーがこれ。
値段はたしか4.5S$(約300円)だったはずで、ラクサなんかよりは少し高い。
(といっても、日本に較べりゃ圧倒的に安いけどさ)
量的にもけっこうボリュームあったし、美味しいし、たいへん結構でした。
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店はこんな感じで、いくつかのカレー、ライスのほかにカレーに載せる具とおぼしき
ものや、付け合せみたいなものが並んでる。
この店のインド系おにいちゃんは少しだけ日本語がしゃべれるようだった。

カレー食って腹いっぱい。さて、リトル・インディア探検にでかけよう。
ガイドブックを確認し、とりあえずヒンズー寺院なんてものでも見学してみるかってんで、
ショッピングセンターのビルの角をまがってみると…



うわぁ!!ななななな何だこの異常にキラビヤカなキラキラ通りは?!(その3に続く)
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by tohoiwanya | 2010-02-03 09:43 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)
2010年 02月 01日

シンガポール三都物語-その1-

今日は久しぶりにシンガポール出張の時の話。

多民族・多宗教国家シンガポールにはイスラム教徒も多い。
イスラム教徒が多い以上、イスラム教を象徴するモスクもある。モスクのある一角は
アラブ・ストリートと呼ばれているのである。
2009年10月13日、昼間の仕事が終わるとイ課長は夕方からそのアラブ・ストリートに繰り出した。

シンガポールには大きく分けてこのアラブ・ストリートの他に
リトル・インディア(インド人街)とチャイナタウンという「特定国家集約街」がある。ひとつの国の中で
3つの文化圏を体験できるっていうのは楽しい。まさにシンガポール三都物語。
イ課長としては全部行くつもりだったけど、まず手始めとしてアラブ・ストリートってわけだ。
この日の夕方は曇ってて、ガビガビに暑くないのはイ課長にとっては好都合だった。
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お!早くもモスクの金色とんがり屋根ドームが見えてきました。
「中医中心」なんて漢字の看板の向こうにイスラム教モスクがあるっていう違和感が
シンガポールらしくて実によろしい(笑)。
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ここは何かわからんけど、イイ感じのところだったなーーー。
たぶん一種の「歴史保存地区」みたいな感じになってるんだろうと思う。
昔ながらの2階建ての小さな店が軒を連ねてるんだけど、中心部は遊歩道みたいになって
テラス席の飲食店もあったりして、観光客向けにも整備されてる。

実はイ課長の両親は(現在、父82歳母81歳)は30年くらい前にシンガポールに行ってる。
その頃どうだった?と聞くと、とにかく「2階建ての家がズラーっと並んでて…」と言うておった。
おそらく、彼らが行った当時のシンガポールの街並みっていうのはこういう感じだったはずだけど、
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しかし、そうやって保存された2階建て地区の向こうにはこうして高層ビルが迫ってきている。
まぁしかし、このアラブ・ストリートは今後もこうして残っていくんだろうな。
イ課長にとって、シンガポールっていうと、どうしても北杜夫がどくとるマンボウ航海で来た時の
「猥雑で混沌としたアジアの街シンガポール」的なイメージを期待しちゃうけど、
今やそういう雰囲気を感じたければ、このアラブ・ストリートみたいな「歴史保存地区」に行って
古きシンガポールのかすかな残り香を味わうしかないんだろうなぁ…(しみじみ)。

さて、シンガポール三都物語。アラブ・ストリートからぶらぶら歩いて、このまま次は
タミル系の人たちがいっぱい住むリトル・インディアに行ってみようかね。



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by tohoiwanya | 2010-02-01 03:44 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)