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2010年 04月 30日

ブリュッセルのミョーなものたち

ごく少数のイ課長ブログ読者みなさま、黄金週間いかがお過ごしでしょうか?
イ課長はカレンダー通りの出社なので、当然のことながら本日も出社しております。

とはいえ、大型連休中にぽっかりと一つだけある平日。明日からは5連休。
これまた当然のことながら、バリバリ仕事しようなんて気は毛頭ない(笑)。
こういう時はブログの更新をするに限る。

「今日はドコの話を書こうかなぁ?」と思って出張先で撮った写真をさっき眺めて、
本日はブリュッセルについて書くことにした。ブリュッセルのアートについてだ。

アートといっても美術館の中に陳列されてるようなタグイのアートじゃなく。
いわゆる、パブリック・アートというか、街中のアートというか、そんな話だ。

ブリュッセルはご存知のように小便小僧が有名だけど、その知名度のオコボレに
あずかろうっていうんで追随したと思われるアートがある。

小便少女はもう有名だよね。
ただしイ課長的にはあまり好きじゃない。ブリュッセルでも見てこなかった。
なんかさー、ぜんぜん可愛くなくて、みっともないだけって感じがするんだよなー。
牢獄みたいなサクの向こうにいるってのも実によろしくない。
小便小僧の二匹目のドジョウを狙ったんだろうが、こりゃー失敗企画だべさ。
(写真はGoogleの画像検索でもらってきました)
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ブリュッセルには小便イヌもいる。
これもなんだかなー…ま、それでも小便少女よりはまだずっとマシだと思うけどね。
こうやって歩道の真ん中にポンと置いてあって、パブリック・アートとしても
一応の存在感を放っているような気がするし。(写真は同じく拾いもの)
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こんなブリュッセルの街だから、イ課長が見かけたパブリック・アートも
なーんかこう…ちょいとばかりミョーなセンスが光る作品ばっかりだ(笑)。

ある訪問先に行くために、地下鉄のマールビークっていう駅で降りた。
ありゃ? へぇ~~…ここは駅名表示をワザと手書き風にしてるんだ。
どっちかがフランス語でどっちかがオランダ語なんだろう。ちょっと面白い。
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…と思って歩くと、コッチ側の壁に巨大な顔の落書き…いや…アートがある。
昔はやった言葉でいうと「ヘタウマ系落書きアート」とでも言うべきか。
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ヘタウマ落書きの写真を撮り、カメラをバッグにしまって階段を上り、改札階に出る。
さて出口はどっ…うわぁッ!! 
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す、すげぇ~。この駅はこのヘタウマ落書きアートで統一されてるわけだ。
大きすぎて大半が壁からはみ出してる(笑)、この顔面の巨大さときたらタダゴトではない。
あーびっくりした。

ブリュッセルには芝生の上にこんなアートも展示されていた。
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牛を模したものだろう。それはわかる。問題はこのウシ一面に書かれた落書きだ。

①ウシの作者が落書きも自分のアートの一部として自分で書いた
②落書きしてもらうこと自体を目的とした、一種の市民参加型アートである
③作者の意思に反して、バカどもが落書きしたにすぎない

このドレかだとは思うが、ドレなのかは判然としない。
イ課長としては③だろうと思うけど、意外にもそれが結果的には②に近い効果を
生み出しちゃった…という気がするけどね。

どうもこう…ブリュッセルのパブリック・アートのセンスってのはよくわからん。
ブリュッセルがミョーなのか、イ課長が遅れているだけなのか…





うわぁッ!! 


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ななな、何なんだこのネコ…いやこのネェチャンは…いややっぱりこのネコは!
クビから下は完全にムチムチとした女性の造形で、顔がこれ。キモチ悪いなー。
街を歩いてていきなり石畳の歩道にコレがいたら、そりゃ驚くよ。

小便少女からこのムチムチネコに至るブリュッセルのパブリック・アートを見れば
もう結論は明らかだ。

イ課長が遅れているのではない。ブリュッセルのセンスがミョーなのだ。絶対そう。

 

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by tohoiwanya | 2010-04-30 14:38 | 2009.11 欧州出張 | Comments(0)
2010年 04月 26日

ドイツ主要都市の人口に関する考察

「なぜフランクフルトがつまらない街に思えるのか」をもう少し掘り下げて考えてみたい。

2007年の初めてのドイツ出張でフランクフルトからデュッセルドルフに移動したとき
街を歩いてて「フランクフルトより人が多いんじゃないかなぁ?」と思ったのを覚えてる。

その後ケルンに移動したときはそれをもっと強く感じた。繁華街が人で賑わってるじゃん。
人口過密都市・東京に生まれたイ課長にすると(日本ほどじゃなくても)街に人が多いと
何となく“街らしい感じ”がしてホッとするし、閑散としてると「だいじょぶか?この街…」と
思ってしまうのは致し方ないところなのだ。

その時の印象がかなり強かったから、その後ずっとイ課長は漠然とある仮説を持っていた。
それは「フランクフルトがガラーンとしてつまらない街に見えるのは、単純に、
人口が少ないから(もしくは人口密度が低いから)ではないか?」という仮説だ。

2008年、2度のドイツ出張ではベルリンやハンブルク、ミュンヘンといった、ドイツの
他の大都市に行く機会があり、この仮説はイ課長の中でますます強まった。
どの街もフランクフルトより人が多くて、賑やかな街に思える。これはきっと、どの街も
フランクフルトより人口が多いから(もしくは人口密度が高いから)に違いない。
下の写真はベルリンの夕刻。賑やかでしょ?
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この仮説をデータから検証してみようではないか。
ドイツ主要都市の人口と人口密度データ。人口密度の高い順に並べるとするとこうなる。
(データは主にWikipediaから借用してます)

①ミュンヘン 
 人口 1,326,807人   人口密度 4,274人/km2

②ベルリン
 人口 3,426,354人   人口密度 3,842人/km2

③デュッセルドルフ 
 人口 585,054     人口密度 2,696 人/km2

④フランクフルト 
 人口 670,095人    人口密度 2,657人/km2

⑤ケルン 
 人口  995,420人    人口密度 2,457人/km2

⑥ハンブルク 
 人口 1,743,627 人   人口密度 2,309 人/km2


こうして並べてみて、少なからず驚いた。
ミュンヘンやベルリンが「フランクフルトより人が多くて賑やか」に思えたのは順当としても、
ケルンやハンブルクなんて、フランクフルトよりむしろ人口密度低いんじゃん!

フランクフルトは人口密度が低い → だから閑散としてる → だからつまらない街に思える
という仮説は瓦解したと言わざるを得ない。

うーむ…これは意外。
下の写真は2007年出張の到着最初の夜だ。土曜の夜8時だっつーのに人も車もほとんどない。
この廃墟のようなフランクフルト中央駅前の風景をイ課長は実際に見ているのだ。
土曜の夜8時だよ?中央駅は繁華街とちょっと離れてるとはいえ、これ見りゃ誰でも
「フランクフルトって、人が少なくてさびしい街だなー」と思いたくなるはずだ。
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ここでもう少し考えてみる。
なぜフランクフルトより人口密度が低いケルンやハンブルクでイ課長は
「この街は(少なくともフランクフルトより)人が多くて賑やかだなぁ」と思ったんだろう…?




ピカ!(← イ課長の脳内で電球がひらめいた音)


もしかするとその街の住人以外のヒトたちが多いからじゃないのか?
住人以外の人となると、主として観光客だ。

たとえばケルン。フランクフルトより人口密度は低いけど、イ課長がケルンで
最も頻繁に歩き回ったのは駅~ケルン大聖堂~いちばんの繁華街という一帯だ。
この辺にはケルン大聖堂を見に来た観光客もたーくさんウロついてる。
その街の住人以外の人たちがワンサカいて、そのせいで賑わって見えたのでは?

うむ。これは説得力がある仮説かもしれない。
フランクフルト以外の街が賑わってるように思えるのは、観光客が多いからだよ。

ベルリンなら街自体を見るために人が集まるし、ポツダムとかの観光地も近くにある。
ミュンヘンはバイエルン観光の拠点都市だ。これまた観光客が多くて当然。
北ドイツを観光したければ、多くの観光客はハンブルクに泊まるだろう。

そして(ここが重要だが)、イ課長自身も観光客と同じように街の中心部に宿をとり、
仕事が終われば観光客と同じように、その街の名所や繁華街を散歩する。
だからその街には人が多い(=観光客が多い)という印象を抱くに至る。

フランクフルトが他の街より人が少なくて閑散としてるように思えるのは、
その街に滞在する観光客っつーものがそもそも少ないからなんだよ、きっと。
みんな飛行機でフランクフルト空港に到着はするけど、フランクフルトに滞在はせず
バイエルンだのメルヘン街道だの、もっと楽しそうな観光地に行っちゃうんだな(笑)。

そーうーーかーーー。いや、これはたぶんそうに違いない。
フランクフルトは人が少なくて、賑わってなくて、つまらない街に思える。
その理由は、その街に滞在する観光客が少ないからであると。
うーむ。イ課長ブログでフランクフルトに関する学説?を打ち立ててしまったぜ。

…しかし待てよ?
「観光客が少ないから、つまらない街に思える」ってヘンじゃないか?
「つまらない街だから、観光客が少ない」と考えるべきなんじゃないか?
どっちがニワトリで、どっちがタマゴなんだ?(笑)

 

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by tohoiwanya | 2010-04-26 13:20 | 出張・旅行あれこれ | Comments(6)
2010年 04月 23日

トーキョー観光客になったイ課長

海外出張に行けばイ課長は外国人であり、仕事の合間にどこかの名所を訪問すれば
まぎれもない外国人観光客となる。
ところが、昨日は日本国内で外国人観光客に混じって日本の名所を訪問した。

この1週間くらい、シコシコと真面目に作った提案書を昼に霞ヶ関の某省庁に提出し、
そのまま午後は半休をとって会社には帰らず、バックレることにしたのである。
仕事が一区切りついたとたんに不真面目になるのがイ課長の特性なのである(笑)。

霞ヶ関から冷たい雨の中、傘をさしてずーーっと皇居前広場を通って大手門まで、
千代田線にしてちょうど二駅ぶん歩いたことになる。
二重橋のあたりも人がすくなくて、目立つのは外国人観光客だけ。
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東京生まれの江戸っ子イ課長、皇居の定番スポット・二重橋を見るのはたぶん初めてだ。
東京の人間はあんまり…というか、日本人はあんまり来ないトコなのかも(笑)。
何しろ日本人なんて、警備の警察官とイ課長くらいしかいなかったもんねぇ。

その後、三の丸尚蔵館っていうトコに絵を見に行ったんだけど、ここもまた外国人観光客が目立つ。
傘をたたんで入ろうとしたら、入り口の係員がイ課長に向かって
「アンブレラ、あっち」と言って傘立ての方向を指差すではないか。アンブレラぁ?

あなたはイ課長のことを外国人観光客ダト思ッテマスネ~?(笑)
「日本語で言っていただいて大丈夫ですよ」って笑って答えたら、係員が恐縮してた。
まぁあの状況で、しかもイ課長のこの身長じゃ、間違えるのもムリはないが。

ここでちょっと興味深い光景に出会った。
イ課長同様、外国人観光客たちも自分の傘をそれぞれ傘立てに入れてる。
傘のクビのところをカチャンとはめて、番号札をもらうっていう、あの傘立てだ。
ところが、この傘立ての写真撮ってる外国人女性がいたんだよね。

番号札つき傘立てがよほど珍しかったに違いない。
外国にはこういう傘立てってないのかな?…そういわれると確かに見た記憶はない。
イ課長がブリュッセルでコインロッカーの写真を撮って、後でブログに使ったように、
彼女も国に帰ったら日本の傘立てのことをブログに書くのかもしれない(笑)。

三の丸尚蔵館ついてはミクシにも書いたから省略するけど、とにかく展示作品の少なさには
圧倒された(笑)。ま、入場料なしなんだから文句は言えないけどさ。

そのまま皇居東御苑の中を散歩してみた。雨の中を。物好きだのう。
しかし、東京生まれの江戸っ子イ課長、ここももちろん初めて歩く場所だ。
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東御苑って、江戸城の本丸があった跡地にあたるらしい。
この石垣の間に本来は立派な門があったそうで、向こうに見える木造の家が
「百人番小屋」っていう建物らしい。ほぉ、こんなのがまだ残ってるんだ。

江戸城の天守閣が乗ってた石垣っていうのがコレ。一応上まで登れるようになってる。
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これも初めて知ったんだけど、江戸城ってかつては立派な天守閣があったんだけど、
明暦の大火っていうのが飛び火して焼失して、そのまんまになってるらしい。
つまり、江戸時代の途中からすでに江戸城の天守閣はなかったわけだ。へぇ~。

近くには忠臣蔵で有名な松の廊下の跡地なんていうのもあるんだけど、
今じゃ単なる花壇の植え込み。日本人なら「昔ここに松の廊下があったのか…」と
思うかもしれないけど、外国人観光客にとっては何の興味も湧かんだろうな(笑)。

というより、このあたりになると観光客の姿すらほとんどいない。
まぁ特に見るべきものがあるわけでもなし、寒いし、さらに雨まで降ってる。
八重桜はキレイだったけど、それだけじゃねぇ…。
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天気が良ければともかく、昨日皇居見学した外国人観光客は可哀想。
ネクタイ姿で一人皇居をうろつくイ課長は物好き。
そんな、雨の日の江戸城跡散歩でした。
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by tohoiwanya | 2010-04-23 12:13 | 日本でのオシゴト | Comments(2)
2010年 04月 19日

海外出張危機管理シミュレーション

アイスランド火山噴火のせいで欧州主要空港軒並み閉鎖。
今年も海外出張があるとすれば欧州になる可能性が高いイ課長としてはシャレにならない、
今年の仕事の組み立てをどうするかにも影響してくる事態ですよアータ。


世界最北の島国アイスランドは大西洋中央海嶺の真上にある火山島で、130の火山があり、
約5年周期で噴火を起こしている。過去5世紀で最大だったのは1783〜84年に起きた
ラキ火山の噴火で、島民の4分の1が死亡。火山灰は欧州の上空を覆って数年間にわたる
異常気象と食糧不足を引き起こし、フランス革命の引き金になったとされる。
今回の噴火は数キロ東のカトラ火山の噴火を誘発する恐れがあるため、影響の長期化を
懸念する声が上がっている
(産經新聞)。

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ひーーーー。

特にオッカナいのは、この「数キロ東のカトラ火山の噴火を誘発する恐れ」というクダリだ。
今回の火山はいずれ収まるだろう。しかし、その次がまたあるかもしれんとなると…


去年の成田空港閉鎖のときにも書いたけど、苦労して作った出張スケジュールが
欧州に着く前に崩壊するという恐怖は、もう恐怖の限界を越えている(笑)。
そんな、限界を超えた恐怖については考えたくない、だから考えないことにする(←現実逃避)。

欧州で仕事してる間に火山大爆発で欧州の空港が片っ端から閉鎖。
イ課長、帰るに帰れないという事態。うむ、これならまだ耐えられる範囲の恐怖だ。
去年の出張に当てはめて、この事態を具体的にシミュレーションしてみよう。

出張後半、ベルギーにいる頃に火山が噴火し、今回みたいに週末に空港閉鎖になったとする。

しかし、イ課長はおそらく事態を全く認識できないはずだ。
そりゃそうだ。フランス語の新聞読んでもニュース見ても、わかんないんだから。
こういう場合、現地で日本語の情報にどれだけ接することができるかが問題になる。

去年の出張では金曜日午前中にブリュッセルで日本の政府系機関の人と会った。
そこで「空港、全部閉鎖ですよ?イ課長さん、帰りのフライトいつですか?」てな感じで
教えてもらい、そこで初めて容易ならざる事態を知ったという可能性が高い。
イ課長の危機管理シミュレーション、オープニングから緊迫感あふれる展開ではないか。

金曜は午後にオーステンデでアポがあったから、これは行かないわけにはいかない。
しかし、携帯電話で日本大使館でもドコでもいいから情報収集を図ったはずだ。
ブリュッセルは日系航空会社の直行便がないから、たとえばフランクフルトのANAとかに電話して
日本人担当者から飛行機の発着状況を確認する、なんてことも考えられるな。

で、いよいよ「コレは明日はとても飛行機は飛びそうもない」ということが確実になったら
必然的に「予定通り日本に帰るのはムリだ」と腹をくくるしかない。

まず真っ先にホテルに延泊を頼もう。
土曜にチェックアウトしても帰れないんだから、最低でももう一泊させてもらうしかない。
ホテルの立場にたてば、ブリュッセル空港が閉鎖されれば泊まるべき客のキャンセルが
あるはずだから、この延泊依頼は早めに手を打てば何とかなるんじゃないかなぁ?

後は…?

あとは特にやることもないよね。
土曜日は当初の計画通り、ブリュージュに半日観光に出かけよう。切符も買ってあるんだし、
鉄道は動いてるんだから、これは問題ないはずだ。で、延泊したホテルに戻ってきて、寝ると。

後は…?

フランクフルトのANAあたりに頻繁に電話を入れて状況確認。
空港閉鎖が長引きそうなら、ホテルにさらなる延泊を頼むことになる。
所持金が心細いかもしれないけど、クレジットカード使えるからこれは大丈夫だろう。

日曜もカンヅメ状態だっていうなら、こんどはアントワープあたりに半日観光に行くか。
ネロとパトラッシュが見たルーベンスの祭壇画、去年の出張では見るチャンスがなかったんだよ。
月曜もカンヅメなら、…さて、ドコに行こうかなぁ?
鉄道でオランダあたりまで足を延ばせるのかな?ホテルのベッドで地球の歩き方でも見ながら
じっくり考えて…


結論。
欧州に着く前に噴火が起きて飛行機が飛ばないと地獄落ち。
欧州に着いた後に飛行機が止まれば、帰れないんだから、現地でヤケクソ観光天国。

カトラ火山。もし噴火するならイ課長が現地に着いた後にしてくれ!(笑)



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by tohoiwanya | 2010-04-19 00:30 | 出張・旅行あれこれ | Comments(2)
2010年 04月 14日

シングリッシュ!

前にも書いたけど、シンガポールではマレー語、中国語、英語、タミル語の4つが公用語。
位置付けとしては、大きくマレー系、中国系、タミル系という民族が混在してる国にあって
それぞれの母語が存在すると同時に一種の“共通語”として英語がある、っていう感じなんだと思う。
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さてその英語だ。シンガポールの英語。ちょっと独特なのである。
まぁ言語なんてヨソの国で普及する頃にはそれなりに変質を遂げるのは当然ちゃ当然だが。

そういう、シンガポール独特の英語のことを「シングリッシュ」という。
普通に英会話を勉強した人もシングリッシュになるとガゼンわからなくなる、なんて話を
出張前に聞いたから、一体どんな英語なんだろうかと興味があった。
もっともイ課長の場合、シングリッシュはもちろんイングリッシュだってダメなわけだから
シンガポールの英語が独特だろうがヘチマだろうが関係ないとも言えるのだが(笑)。

しかし実際にシングリッシュを聞いてみると、確かに「こりゃわかんねぇや」と思った。
耳で聞いて感じた印象としては「非常にポキポキした英語」ってことだね。
本来伸ばすところに、逆に小さい「ッ」がついてるような感じとでも言えばいいか。

イ課長がシンガポールに出張したのは去年の10月(October)だったけど、たとえば
オクトーバーがオクトッバッみたい…いやちょっと違うか…こういうのを文字で伝えるのは難しい(笑)。
「All About Singapore」ってサイトに載ってたシングリッシュの話を借用しよう。

シングリッシュの文法的?特徴としては、最後に「ラー Lah」っていう言葉を
くっつけることみたいだラー。たとえば OK lah! で「オッケーだよー」てな感じの、
少しくだけたニュアンスが出る(らしいラー)。

あと大きな特徴は「CAN」の使い方。けっこうなんでもCANで済ませちゃうみたいで、
たとえば

客 「もう少し安くなりませんか?」
店員「いいですよ。」
客 「ホントですか?」
店員「もちろん、OKです。」
    ↓
客 「 Discount, CAN? 」
店員「 CAN! 」
客 「 CAN? 」
店員「 CAN! CAN! 」

これ、わかりやすいワ(笑)。イ課長もシンガポールでCan Can言ってくりゃよかった。
Can Can!はシングリッシュを代表?する言葉みたいだね。

発音面ではさっき言ったように小さい「ッ」が入るような特徴があるんだけど、特に
「r」で伸ばすべきところに「ッ」が入る。これも好例としてよく挙がるのが駐車場(Car Park)だ。
これを「カーパーク」じゃなく「カッパッ」っていう風に発音するらしい。
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実際、イ課長が通訳なしで話した現地の人はウェンディーさんか、あとは
ホテルの従業員か、食い物屋台のオバチャンくらいのもんだ。
自分が話したり聞いたりするというブブンではそんなに強くシングリッシュのわかりづらさを
感じることはなかった。もっとも、向こうも「ガイジン向け」の言い方をしてた可能性も高いけどね。

しかし通訳さんと地元タクシーの運転手さんの会話となると、これがわからない。
「ドコソコに行ってください」って、目的地を言ってるはずなんだけど、それでも
「いま何て言ったんだろう?」ってことが少なくなかった。

さらにもっと驚いたことがある。
通訳さんがタクシーの運転手さんにシングリッシュで行き先を言うじゃない?
運転手さんが道順や方角を確認するために、通訳さんにシングリッシュで質問する。
それに通訳さんが答えて、しばらく二人のやりとりが続いて…う? ちょっと待て…


二人はいつから中国語での会話に移行したんだ?!

そう。何せ事実上国民すべてがバイリンガルのシンガポール。
中国系同士だったら、会話言語がシングリッシュからヒョイと中国語になるくらいは
ちっとも珍しくない。理屈としてはそれはよくわかる。

しかしその現場に居合わせた日本人としちゃ、わかっててもビックリ仰天だよ。
英語と中国語の間で“出入り自由”な会話だなんて。いやーうらやましいなぁ。

ちょっと訛りがあってもいいから、英語と中国語を(あるいはマレー語、タミル語でも)
同時に覚えたいという人は今すぐシンガポールに移住だラー!




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by tohoiwanya | 2010-04-14 15:05 | 2009.10 シンガポール出張 | Comments(1)
2010年 04月 12日

フランクフルト考察 その2


ドイツ事情に詳しい方はご存知だろうけど、ドイツの街は(たぶん田舎も)日曜日は
多くの商店が閉店している。「日曜だから街に買い物に」っていう日本的な発想は
ドイツでは通用しないのである。

だからドイツの日曜に繁華街を歩いても店は閉まってるし人通りも少なくて閑散としてる。
閉まった店が並ぶだけのガラーンとした街を歩いても、面白くも楽しくもないのは当然だ。

「ドイツの街は日曜はツマラヌ」っていう、これが本日の考察の重要なポイント。


イ課長はドイツで何回か日曜日を経験したことがある。旅行を含めると5回かな?
ところが、その5回の日曜日にはなぜか必ずフランクフルトにいるんだよ。

特に出張の場合、出張日程の関係でどうしてもそうなりやすい。
日曜にドイツに着き、月曜から金曜まであちこち移動しつつ仕事し、土曜に現地を発つ。
これがイ課長の欧州出張の基本パターンだ。近年の出張でドイツ到着はいつも日曜で、しかも
日本からドイツに行く便のほとんどがフランクフルト空港に着く。
結果的に、フランクフルト到着日が必ず「つまらないドイツの日曜」にあたっちゃうわけだ(笑)。

ドイツの日曜はつまらない+日曜は必ずフランクフルト=フランクフルトはつまらない 

要するに、イ課長の中に上記の公式が成立してるわけだ。
これは言うなればドイツの罪であって、フランクフルトの罪ではない(笑)。
そう考えるとフランクフルトが可哀想な気もしてくるが…。

まぁそれでも日曜の夕方にフランクフルトに着く場合はまだいいんだよ。
「つまらない日曜日」はすでに終わりかかってるわけだからね。

2007年のドイツ・チェコ出張の時は土曜日にフランクフルトに到着した。
この時は何せ生まれて初めての欧州出張。時差がどんな感じかも全然予想がつかなかったから
安全策をとって、余裕をもって土曜にドイツ入り、日曜一日かけて時差慣れ・ドイツ慣れして
月曜から仕事しましょうというスケジュールにしたのだ。

しかし、その「時差慣れ、ドイツ慣れ」のために設定した日曜は悲惨だった(笑)。
このつまんない街でどうやって日曜を過ごせばいいのかと途方に暮れちゃったよ。

繁華街に行ったって人気は全然ない。
つうか、そこに行くための地下鉄のホームからしてやけに人が少ない。
地下鉄に乗ると、中がまたガラガラに空いてて、ほとんど無人車両。なんつう街だ。
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フランクフルトの数少ない観光ポイントであるレーマー広場にも一応行ったけどさぁ
日曜日、しかも雨と寒さのせいで広場にはわびしい寂寥感が充満してたよ。
「日曜は静か」とある程度予想してたとはいえ、ここまでヒドいとは…。
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この時の経験が「フランクフルトはつまんない街」という印象形成に寄与してるのは明らかだ。
たまたまイ課長が「つまらないドイツの日曜日」を過ごしたせいで
街としてのツマラナイ指数が大幅アップしてしまった、可哀想なフランクフルト。
もし日曜日をドイツの他の街で迎えていれば、その街のことをつまらないと思ったはずで…


…でも、ホントにそうなのかなぁ?
ケルンやベルリンやハンブルクやミュンヘンも日曜日はフランクフルトみたいにつまんないの?
このつまらなさはフランクフルト固有の性質なんじゃないかという疑いは捨てきれない。
それを検証するためには、他の街で日曜日を過ごすしかないんだけど、果たして
そんな機会が今後あるかなぁ…?


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by tohoiwanya | 2010-04-12 16:54 | 2007.10 ドイツ・チェコ出張 | Comments(2)
2010年 04月 07日

フランクフルト考察 その1

今年度の仕事がどうなるか、考え出すとキリがないし、考えてもドウしようもない。
いまは昨年度のことに目を向けよう。イ課長は前向きなオトコなのだ(笑)。

とにかく昨年度のシンガポール出張ネタ、ドイツ・ベルギー出張ネタが
まだたくさん残ってる。それをご紹介しなければ。

本日はイ課長が海外出張で最も親しんだ街でありながら、
イ課長ブログではなぜか冷遇される(笑)、フランクフルトについて書こう。

フランクフルト中央駅にはあれほどの親しみを持っているイ課長なのに、
フランクフルトという街に対しては…うーん…いや、別にキライではないよ?全然。
キライではないけど…ただその…何て言うかなぁ…結局のところキチッとしてるだけの、
つまんない街って印象から変わることがないんだよ。
訪問回数が一番多いのに、記事の数はやけに少ない、つまらない街・フランクフルト。
今回はちょっとこの問題について掘り下げてみたい(笑)。

日本人に植えつけられたその国のビジュアル・イメージってあるじゃん。
観光ポスターに使われるような、外国人から見たその国の典型的なイメージ。
たとえばフランスならエッフェル塔と凱旋門、おしゃれなパリジェンヌ とか。
スペインなら闘牛とフラメンコ、情熱の女… とか。
日本だったら、さしずめ五重塔に富士山に桜、前を歩く舞妓さん…といった感じか。

さてドイツだったらアナタはどんな「典型的ビジュアル・イメージ」を持つ?
中世の香りを残す質朴な木組みの家、ソーセージとビールジョッキを運ぶ民族服のおばちゃん…

…てな感じじゃない?
やっぱドイツのイメージとして「中世の香りを残す」的なブブンははずせないと思うんだよ。
もちろん、ソーセージとビールもはずせないが(笑)。

フランクフルトがつまらない街に思える理由の一つは街並みの「パッと見」にある。
外国人がドイツに期待する典型的イメージにまったく応えてくれないそのパッと見。

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ほら、ねー?
いったいどこの新興国の首都かと思っちゃうよ。
中世の香りどころのサワギじゃないぜ(上の写真はWikipediaからもらってきました)。

新市街は高いビルがあってもいいけど、旧市街は歴史的街並を残して欲しかったなぁ。
ドイツの街の多くは第二次大戦で手ヒドい戦災を受けてるからしょうがないと言えばしょうがない。
でも条件的には同じベルリン、ミュンヘン、ハンブルクみたいなドイツの他の大都市の街並みには
それなりにドイツ的情緒みたいなものを感じるんだよ。でもフランクフルトにはそれがない。
パッと見もそうだし、歩いててもそう思う。

やっぱぴかぴか高層ビルをミッシリ建てたのがマズいんじゃない?
東京歩いてるのと大差ないビジネス街じゃさぁ…機能的だけど情緒はないよ〜。
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ドイツにもう一つあるフランクフルトと区別するため、こっちのフランクフルトは正式には
Frankfurt am Main(マイン河畔のフランクフルト)と呼ばれるんだけど、高層ビルだらけの
この風景をモジッて「マインハッタン」なんてアダ名もあるらしい。このアダ名には
「けっ、アメリカの街みたいでよゥ、ドイツらしくねぇぜ」ってニュアンスが感じられるなー(笑)。

昨年の出張で、フランクフルトの高層ビルの中にあるオフィスに行く機会があった。
応接室に通されて、面談相手を待つ間にサッとカメラを取り出して、
高いところから見たフランクフルトの眺望を2枚ほど撮らせていただいた。
ちょうど林立する高層ビルの中心あたりから見るフランクルト。いかが?
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…え?やっぱ東京のビル街みたいでどうってことない?イ課長もそう思う(笑)。

最初に言ったように、イ課長は別にキミのことが嫌いじゃないんだよ、フランクフルト。
むしろキミの美点を発見して、褒めてあげたいと思っているよ、フランクフルト。
しかしこの街並みはちょっとなぁ〜…なんでこんな風にしたの?フランクフルト。

イ課長ブログではいつも冷遇されるフランクフルト。
この問題についてはもうちょっと継続的に考察したい(笑)。
  



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by tohoiwanya | 2010-04-07 00:11 | 2009.11 欧州出張 | Comments(0)
2010年 04月 05日

台北かバンコクか

年度末をようやく乗り越えたイ課長ですこんにちは。
ブログの更新も1週間あいてしまった。
ちなみに、この週末は自宅でリハビリしておりました(笑)。


しかし、イ課長の思考は早くも今年度の仕事の組み立てをどうするか、に向かっている。
今年はね、おそらく海外出張はあったとしても1回だよ。2回っていうことはまずないだろ。

08年が海外出張3回(欧州2回+ワシントン)、09年が2回(シンガポール+欧州)ときて
2010年が1回なら、海外出張負担が年を追うごとに軽くなって大変結構なハナシだ。
一昨年みたいに3ヶ月連続で海外出張なんて、ムリだって、どう考えても。

今年はその分、国内出張が増える可能性がある。だからイ課長ブログも国内出張関連記事の
割合が増加するかもしれない。まぁそれはそれでいいかな、と思ってるんだけど…


問題は、だ。


いつもの年だったら、年度末のバタバタが終わって、4月後半から5月はヒマになる。
去年はそのヒマ期を利用してパリに行ったわけだ…が、

今年はどうも4月早々からいろいろありそうなんだよ。
あの仕事、この仕事が決まったりしようもんなら5月からいきなりバタバタする。
「出張じゃない海外旅行」、今年はもしかするとムリかもしれない。

まぁ、まだ完全に望みを捨てたわけではない。
事前に入念な準備をして一週間パリに、みたいな旅行は難しいかもしれないけど、
発作的にいきなり、近場に3泊くらいで行ってくるっていうなら可能な気もするし。


近場っつうたら、アジアだ。
アジアで、ピュッと行って数日滞在してピュッと帰ってくるようなところ。
今のところ、これに関してはイ課長の中で「台湾」と「バンコク」が候補になっている。


台湾もタイも行ったことがある。
台湾は4年前に旅行で、タイはもう十数年前の海外出張で、だ。

ゆっくり旅行するのが無理でも、このどっちかに3泊か4泊くらいで
ピュッと行くなら可能じゃないか? と考えているわけだ。

台湾(ま、主に台北になるはずだ)とバンコクにはいくつか共通点がある。

①暑い
②観光地として見るべきものがたくさんあるわけではない
③食い物が抜群に美味しい
④足ツボでも全身でも、マッサージが発達している


①と②だけなら行きたくはならないけど(笑)、③④は大きな魅力だ。
あちこち観光しまくるっていうんじゃなく、わりとグウタラな時間を過ごしながら
美味いもん食って、マッサージで体をメンテナンスして帰ってくるというのも悪くない。

行けるかなぁ…?
それは4月早々に公示されるはずの、あの仕事のコンペと、某自治体の仕事が
どうなるかにかかっているのだが…。

下の写真は2006年に行った台北の写真。
台北は食い物も美味いが、看板を見るのも楽しかったな。
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うーんむ…こうして昔の写真を見ると、やっぱ、また行きたくなるよなぁ。
特に台北はもう何食ってもホントに美味しくて、全然ハズレがなかった。
バンコクでタイ料理食ってタイ式マッサージの日々ってのも捨て難いしなぁ…。

もし行くチャンスが出来たら、どっちに行こうかな〜…
と、そんなこと考えながら、新たなる平成22年度の業務に突入していくイ課長なのである。

  

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by tohoiwanya | 2010-04-05 00:03 | 日本でのオシゴト | Comments(0)