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2010年 07月 28日

プラハの理髪店

自他共に認める海外床屋フェチのイ課長。
これまでイ課長ブログで紹介したものだけに限っても…

2008.9月出張のベルリンの床屋
2008.10月出張のブリュッセルの床屋
2008.11月出張のワシントンD.C.の床屋
2009.5月旅行のドゥーヴィルの床屋

…これだけかな?と考えてたら、一つ忘れてたことに気づいた。
2007年、最初の欧州出張で行ったプラハの床屋のことを書いてなかったじゃん。

というわけで、書こう。写真もあるんだし。

プラハでの金曜日の仕事は1件目のアポが午前中で、2件目のアポは夕方だった。
この1件目と2件目のアポの間の空いた時間に散髪してしまいたかったんだよね。

ところが、ないんだよ、床屋が。
いや実際にはたぶんあるんだろうけど、プラハの床屋はあのトリコロールぐるぐるサインを
使わないみたいで、どこが床屋なのかよくわからない。もちろんBARBERなんて英語の看板もない。

そのうちにわかってきたのは、プラハでは床屋のサインは「クシとハサミ」らしいってことだ。
で、床屋のことはKADERNICK(カデルニック…って読むのかな?)というらしい。こんな感じ。
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ちなみに、この看板の店は閉まってた。
プラハ中央駅ならあるかもしれんと思って行ってみたら、実際に床屋はあったんだけど、
信じ難いことにここも閉まってるじゃねぇかよ。なんということだ。金曜日っていうのは
プラハ理髪組合の一斉休業日なのか?
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困ったな…散髪に要する時間を考えれば、最低でもアポの1時間前には床屋に入っておきたい。
タップリあると思った「空いた時間」もそろそろ心細くなってきたぞ。

仕方がない。こういう時は受け身の姿勢ではなく、能動的スタンスが必要だ。
そこで、ある大型ショッピングモールに入り、そこの総合案内カウンターに座る案内嬢に
「この中に床屋はあるか?」と英語で質問した。
もちろん、指でハサミの形をつくって頭チョキチョキのジェスチャーつきで(笑)。

するとチャンと教えてくれるではないか。おおこれは助かった。
さっそく教えられた方向に早足で歩いていくと、確かに床屋がある。
イ課長の前に一人待ってる客がいたけど、エイヤで飛び込んでしまった。
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中はこんな感じ。床屋というよりは、ちょいとオシャレなヘアサロンって感じ。
写真右に半分切れてる、足を組んで本を読んでるオッサンがイ課長の前のお客さん。
ちなみに、この写真はカバンの中の荷物をイジるフリしながら目を盗んで撮ったのである(笑)。

もう少し左の方に目を転じると、こんな具合に円筒形の壁で囲まれた一角の中でも髪をイジッてる。
よく見えなかったけど、この円筒壁の中は女性客ゾーンなんじゃないかなぁ?
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オッサンの散髪はバリカンだけでアッという間に終わり、イ課長の番になった。
ちょいとハデめなプラハ理容師ねぇちゃんがいきなり質問してきた。
「Only machine? or scissors?」

直訳すると「機械のみか?ハサミか?」となる。つまり、さっきのオッサンみたいに
バリカンだけでシャッと刈るか、ハサミをつかって切るかを確認してるわけだな。
意訳すれば「バリカンコースになさいます?ハサミコースになさいます?」てな感じか。

バリカンよりハサミの方が丁寧に、時間をかけてやるはずで、おそらく料金も高いんだろう。
しかし夕方のアポを控えるイ課長としては、ここは安全策をとって短時間で終わりそうな
バリカンコースの方を選ばざるを得ない。「Machine…」と答えた。

この後、何ミリのバリカンを使うかを確認して、あとはウィーーンと刈るだけ。
洗髪は…あったかなぁ?洗髪された記憶はあまりないけど、かといって、散髪後に
襟元が髪の毛だらけになった記憶もないから、やっぱ洗髪したっけかなー?

とにかく、いずれにしても作業はごく短時間で終わったのは確かだ。
せいぜい20分くらいじゃなかっただろうか?これならまだ多少アポまで余裕があるから
モールの上のフロアから床屋の写真を撮っておくことにした。
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実はこの写真、小さくて見えづらいけど受付のおねぇさんがカメラをにらみつけてる。
「あらやだ。さっきの東洋人の客がウチの店の写真撮ってるワ」と思ってるに違いない。
ちょっと記念に撮らせてもらってるだけじゃんよーーー。

とにかくこうして予定通り、夕方のアポ前にプラハ散髪は終了した。
刈りたてホヤホヤの頭で夕方のアポに向かい、さらにそのままプラハ国立歌劇場に
オペラを見に行ったイ課長なのでありました。3年前の話。今となっては懐かしいね…。

せっかくだから、歌劇場でセルフ撮りした「刈りたてプラハ・カット」のピンボケ写真も
載せておこう。ただし、小さく(笑)。 
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by tohoiwanya | 2010-07-28 17:40 | 2007.10 ドイツ・チェコ出張 | Comments(2)
2010年 07月 26日

富山出張に行ってきた -その2-

6月に行った神戸出張は実質的な仕事時間15分間のために片道4時間かけるという
不毛な出張だったけど、今回の富山出張での打合せはたっぷり2時間半以上かかった。

そういう意味じゃそれなりに有意義な出張で、非効率というわけではなかったけど
5人相手に、長時間の打合せは疲れたねぇ…終わったらもうクタクタだよ。
しかし、出張経費は節約しなければならん。富山駅→訪問先までの行きはタクシーを使ったけど
帰りは市電で富山駅まで戻ることにした。料金200円。市電の駅まで歩くだけで汗ダクんなっちまった。
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そう。富山っていうのは市電がある街なんだよね。
イ課長は市電って好きで、ヨーロッパでも、高知でも、長崎でも、市電のある街に行くと
市電の写真を撮りたがる。のみならず、乗りたがる。
実は行きもタクシーより、本当は市電に乗りたくてしょうがなかったのだ(笑)。

しかしあの暑さじゃ、地方都市で乗る市電のフゼイもヘチマもない。
中は中学生・高校生でやけに混んでるし、冷房はない。もう汗ダラダラ。
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学校帰りか、あるいは夏休みの部活帰りなのかわかんないけど、市電の中で見かけた
富山の女子中学生たちは全員,例外なく首にタオルを巻いていた。
花も恥じらう乙女にはそぐわないカッコかもしれないけど、汗っかきイ課長としては
彼女たちの現実的な耐暑ファッションに親近感を覚える(笑)。

汗ダクで富山駅前に戻ってきたときはもう5時近かった。
空港行きのバスが出るのは6時25分だからロクに観光してるヒマもないけど、あの暑さの中を
徒歩で観光するのは暴挙だ。シンガポール出張を経てサル脳・イ課長もさすがに学習したよ。

とりあえず何か食いたい。上越新幹線に乗る前に大宮駅で立ち食いソバ食ったっきりで昼飯ヌキ状態。
冷房の効いた駅ビルの中で何か食うことにした。そして、富山でのメシに関してはプランがあったのだ。

富山名物のひとつに、白えびっていうのがあるらしい。今回初めて知ったんだが。
そして、富山駅ビルにはこの白えびをエビ天丼にして食わせてくれる店があるらしい。
せっかく富山に来たんだ。ラーメンや牛丼より、富山ならではの白えび天丼を食おうではないか。

店は駅ビルの3階にあった。汗ダクよろよろ状態でたどり着いてみると…
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ふ〜む、事前に調査で確認していた通り。食券自動販売機方式である。
富山名物料理としてのステイタス・高級感を期待している人にはガッカリかもしれんが、
食券自動販売機といっても売られてるメニューはかなり豪勢で2,000円以上のモノもある。

とりあえず王道をイッてみようというわけで「白えび天丼、刺身付き1,150円」のボタンを押す。
刺身ナシの白えび天丼単品なら730円だが、せっかくだから白えびの刺身も食いたいじゃん。

昼飯には遅く、晩飯には早い5時だから店はすいてた。
テーブルに置かれたパンフレットで「白えびの歴史」みたいなのを読んでるうちに運ばれてきた。
おおお、何やら立派。小さい皿にちょこっと乗ってる白いのが白えびの刺身なのである。
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まず白えびの刺身をつまんで食ってみる。ふむ、実に柔らかいのう。
さらに天丼をワシワシと食う。うむ、美味である。うむうむ。
さらにさらに、白えびの刺身に醤油をひとたらしして食ってみる。うおお、美味である。

イ課長は初めて食ったけど、白えび天丼はいまや富山の名物料理としてけっこう有名。
各種天丼をテイクアウトし、出張帰りの電車の中で食うなんてことも可能らしい。
この店にはさらに「ほたるいか天丼」なんていう、富山湾ならではの魅惑的なメニューもある。
食券自販機のボタンにはビールもあったから、ここでゆっくり飲むこともできるよな。

ただ、白えびの刺身は美味しいけど、この刺身がプラスされために天丼730円+420円=1,150円は
ちと高いのでは?420円ならもう少したくさん食いたかったなぁ…。
(えびのカラをむく手間とか、いろいろあるんだろうとは思うが)

実はイ課長は今回の富山出張でヤッた2時間半の打合せによって、今年度、富山の仕事をする確率が
非常に高くなった。今年の秋や冬に、あと4回くらい富山出張がある公算が高い。
次回富山に来たら、今度はほたるいか天丼とビールでまったりすっかな。
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というわけで、今年度はいろんな季節の富山出張報告をこのブログですることになりそうだ。
ちなみに、上の写真は富山市役所の展望台から撮ったんだけど、冬の、空気が澄んだときだと
この方向に立山連峰の美しい山並みが望めるらしい。
富山出張がうまく金曜日あたりになってくれれば、1泊して立山まで行ってみたいんだけど、
そうウマくいくかどうか…。

 

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by tohoiwanya | 2010-07-26 00:43 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2010年 07月 23日

富山出張に行ってきた -その1-

唐突ですが、クイズです。

富山県富山市内で13:30からの打合せに参加するため、日帰り出張する必要があります。
さて、東京から行く場合、鉄道と飛行機のどちらがイイでしょうか?

飛行機だと1時間で着く。そりゃそうだ。富山なら距離的には大阪より近いんだから。
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一方、鉄道だとウチから最寄りのJR駅まで歩き、そこから武蔵野線・埼京線を使って大宮に出て
上越新幹線で越後湯沢へ、そこでほくほく線なんぞというヘンな名前の路線を走る
「はくたか」という特急に乗り換えて行く必要があって、4時間弱かかる。
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どう考えても飛行機の方が早いじゃん、とイ課長も最初は思った。
もちろん、鉄道の方が料金は安いけど、交通費は会社が出してくれるんだし、
仕事で行くことを考えれば時間効率を優先する方がイイに決まっている…と思った。

ところが、ここで「打合せ開始が13:30」という条件が大きな意味を持つ。
これに間に合う飛行機って9:05羽田発しかない。その30分前、8:30までに羽田に
着くように府中の家を出るとしたら、いつもより早起きしなきゃならんのは確実だ。

一方、鉄道はと見ると、何と、8:53分の武蔵野線に乗れば富山に12:45に着く。
到着時刻もちょうどいいし、何より飛行機で行くより2時間は寝坊ができる(笑)。

しかも、ほくほく線〜信越線〜北陸線の路線を走って富山までを結ぶ特急「はくたか」って
日本最速の特急で、時速160kmで走るんだと。乗ってみたくなるじゃんよ〜。

というわけで、木曜日の13:30に打合せに参加するために、往路は鉄道、復路は飛行機という
変則パターンで富山に日帰り出張してきたのである。
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まずは大宮駅から上越新幹線の「Maxとき」っつう2階建て列車に乗って越後湯沢まで行く。
もっとも、2階席は全部売り切れだからイ課長は1階席。当然ながら、低い位置から見た車窓風景はショボい(笑)。
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越後湯沢から富山までは、いよいよこの「はくたか」に乗る。ふーむ、こういう列車なのか。
時速160kmの車窓から見る、夏の日本アルプスの山並みはキレイだろうなぁ…。
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なーんて期待してたら、このほくほく線、カーブが少なくて超高速運転できるのは結構なんだけど
やたらめったらトンネルが多い。ひたすら闇の中を走ってる感じ。
まぁ速いんだから、贅沢は言えんが…なんだか東京の地下鉄乗ってるみたいで…(笑)。
直江津を過ぎてから、ようやく北陸路の車窓風景を楽しむことができた。
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そして12:47、定刻より2分おくれて特急はくたかは富山駅に着いた。
うーーーむ…富山か。独身時代に一人で旅行に来たことあるけど、一体何年ぶりだろうか。
しっかし暑かったね〜、富山も。最高気温35度っつうんだから東京と変わらん。
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この時点では、打合せが何時に終わるのかはわからなかった。
まぁどんなに長くやったって、1:30に始めりゃ、夕方には終わるだろ。
帰りの飛行機は19:30発だから、多少は市内を観光する時間もあるはずだけど、
この暑さでイ課長はどんな富山観光ができるというのか…?
(その2につづく)

  

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by tohoiwanya | 2010-07-23 00:29 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2010年 07月 20日

ホーカー・センターは最高である -その4-

「その3」からだいぶ間が空いたけど、シンガポールのホーカー・センターの話。

シンガポールでは出張中にあちこちに行ったけど、いわゆる「観光成果」という点では
これといって目立つものはない。
近年はナイト・サファリがシンガポール観光の目玉ってことになってるらしいけど、
出張中に夜の動物園に行きたいとも思わなかったしねぇ…。
せいぜいラッフルズ・ホテルでシンガポール・スリングを飲んだことくらいか。
値段はバカ高かったけどね(笑)。

そんなイ課長が、これからシンガポール観光に行く人から「シンガポール、どこが良かったですか?」と
聞かれたとしたら、迷わずにこう答える。

「シンガポールって観光物件はそんなにありません。でもホーカー・センターは最高です。
 滞在中は絶対にホテルの高いメシなんか食わず、毎晩ホーカー・センターに行くべきです」
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アレをもう一度見たいとか、あそこにもう一度行きたいってものは思い浮かばないけど
ホーカー・センターには毎日でも通いたい。日本にも屋台村やフードコートはあるけど
当然のことながら日本より異国情緒タップリで珍しいものが食えるし、おいしいし、
しかも安いし、外国人が一人で手軽に入れるのがホントに助かる。
晩メシ事情が悲惨だったワシントンD.C.出張と比べたら天国だったよ。

出張ついでに現地観光しようと思うとシンガポール出張はいささかつまらない。
気軽においしいメシにありつきたきゃ、シンガポール出張はサイコー ということだ。

シンガポール滞在中の晩飯がすべてそうであったように、宿泊最後の夜も
ホーカー・センターを求めてイ課長は夜のシンガポールを歩き回った。
あったあった。ホーカー・センターってあてずっぽうに歩いてもけっこう見つかるから嬉しい。
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さて、今晩は何を食おうかな。多民族国家シンガポールの事情を反映して、ホーカー・センターも
中華メシ、マレーメシ、インドメシ、さらに日本のメシに至るまで混在しているけど、
人口的には中華系が最も多いから、結局は中華系のメシ屋が多くなる。これがまた日本人には
嬉しいところで、何だかよくわからないメシを注文しても中華系ならナニが出てきても
そう極端に変チクリンな食い物じゃないだろうという安心感がある。
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この日イ課長が引き寄せられた屋台は固形燃料で熱する鍋と麺との組み合わせ料理を出す店。
手際よく準備してるのを見てるだけで、美味しそうに思える。

うおー。出来たできた。
これでもせいぜい5S$(約350円)くらいだったはずで、安いよなぁ。
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正直言ってコレ、食い方がよくわからなかった(笑)。
ひょっとするとこの麺を、ハンペンみたいなものが入った鍋の中に投入するのかな?
あるいは逆に、鍋で煮えたものを麺の上にレンゲでかけるとか?
よくわからないから、とりあえず鍋は鍋として食い、麺は麺とした食った。
でも美味しかったねーーー。

「安心感がある」って書いたけど、ホーカー・センターではけっこうディープなものも
食わせてくれるらしくて、以前テレビで「激辛に煮込んだ動物の骨(ウシかな?)をつかんで
手を真っ赤にしながら骨髄液をチュウチュウ吸う料理」なんてのを見たことがある。

あーーー…良かったなぁ、ホーカー・センター。
ナイト・サファリには行きたいとは思わない。
新しくできたカジノにも行きたいとは思わない。
でもホーカー・センターめぐりだったら「またシンガポール行きたいなぁ…」と思ってしまう、
典型的B級グルメのイ課長なのであった。




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by tohoiwanya | 2010-07-20 10:14 | 2009.10 シンガポール出張 | Comments(2)
2010年 07月 18日

ブリュージュという街-その4-

欧州出張の場合、帰国便の関係で大体最後の土曜日に半日観光がつく。
2007年出張の最後のプラハで半日観光できたことは今でも素晴らしい思い出だ。
2008年の2回の欧州出張でもリューベックやアウクスブルクに半日観光した。

しかしだね。
やっぱ観光活動っていうのは、観光してる本人の体調次第だと痛感するね。

たとえば、2007年のプラハ半日観光の時はイ課長は健康だったし(笑)、実際、プラハは
本当に美しい街だった。プラハを見て歩いたことはイ課長の乏しい海外出張生活の中でも
最上級に素晴らしかった思い出として今も永久保存されている。

しかしだよ。
ブリュージュ半日観光の時は、けっこうツラかった。特に後半は。
あんなに美しかったブリュージュでも、記憶といえば体調が悪かったことばかり。

ブリュージュでは美術館にも行ったけど、今考えると鑑賞態度は実にイイカゲンだった。
イ課長が行ったメムリンク美術館って、後で調べたら12世紀に建てられた欧州屈指の古い病院である
聖ヨハネ施療院の建物をそのまま美術館として保存してるっていう、すばらしく貴重なもので
展示されているハンス・メムリンクの名画もすばらしいもの…のはずなんだけど、
イマイチ印象に残ってないんだよねー。美術館や作品が悪いのではなく、イ課長が風邪ひいてて
ボーッと鑑賞してたからじゃないかと思う。

中世の病院の建物のそばには中世の薬局も残ってて、非常に興味深い…はずなんだけど、
「この辺がそうなのかな?」と思っただけで写真すら撮ってない。やっぱ体調が悪いと
観光活動も掘り下げが足りないというか、粘りがないというか…ダメやのー。
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実際のところ、昼過ぎにはイ課長は完全にガス欠状態。
「どっか座れるところはないか?」って探しながら街をフラフラ歩いてるだけの、
不幸な外国人だったのだ。ほらね?海外出張のついでに半日観光なんていっても
実態はヒサンでしょ?

この時のイ課長は、死都・ブリュージュを観光するヨロコビどころか、
風邪がヒドくならないうちに日本に帰国したいってことばっかり考えてたね。
日本から風邪薬は持ってきたけど、木・金で飲み尽くしちゃったからクスリも切れていた。
(こういう言い方をすると誤解を招きやすいが…)

歩いてるうちに、ブリュージュの…なんていうか…裏町の通りみたいなところに出た。
ああもうダメ。そこにあった低いレンガの石垣(これもまたヘンな表現だが)みたいな
ところに腰をおろし、水分補給のためにさっき買ったファンタオレンジを飲んで休む。
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石垣の端っこの方では(おそらく)ベルギーの若いカップルがイチャイチャしてた。
恋に燃える彼らからしてみりゃ、体調ワルーで石垣にへたり込んでるヒゲの東洋人なんて
ほとんど視界に入ってなかったに違いない。

天気が曇ってたから日向も日陰もヘチマもない。どこにいても寒い。
座った石垣の正面の、こんなブリュージュの裏町風景を見ながら
体調が悪い時の観光活動のツラさをかみしめてたよ。
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しょうがない。とりあえずブリュージュをサラリとは見たし、少し早めの電車で
ブリュッセルに帰ろうと決めた。少なくとも電車ならココよりは暖かいだろうし、
早めに空港に行っちゃえば、空港だってココよりは暖かいだろう。

…てな感じで、とにかく終盤はヨロヨロ状態のブリュージュ半日観光だったわけだ。
10月の、酷暑のシンガポール出張の一ヶ月後にはこの寒さ。そりゃ風邪もひくわサ。

気温差の激しい海外出張はあなたの健康をそこないます。
シすぎには十分注意しましょう。

…とりあえず、22日の木曜日は国内に日帰り出張予定のイ課長なのである。
梅雨明けしたみたいだから、暑いだろうなぁ…。



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by tohoiwanya | 2010-07-18 00:24 | 2009.11 欧州出張 | Comments(2)
2010年 07月 14日

シンガポール出張・初日の思い出

まず、喜ばしい話から。

イ課長は先日、120人くらいを前に、昨年やったある仕事の内容について講演した。
その仕事っていうのが実はシンガポールに出張した仕事だったんだけど、もちろん、
このブログでのシンガポールネタと違って、マジメに仕事の話をしたんだよ?(笑)

講演を聞きに来た参加者にはアンケートを配る。
当日はイ課長含めて3人が講演したんだけど、3つの講演に対してもそれぞれ
「大変良かった」とか「普通」とか「つまらない」とか評価をするようになってる。

主催者がさっそくアンケート結果を知らせてくれたんだけど、幸いなことにイ課長の講演は
3人の中では評価がダントツのトップだったそうで、「大変良かった」と「良かった」の
合計は9割を超えたんだって。9割超?それはすごい。主催者側も驚いてた。

ほらね?実はイ課長だってちゃんとマジメに仕事に取り組んでいるんだよ?
このブログの読者にはなかなか信じてもらえないかもしれないが…(笑)

そんなシンガポール出張初日の仕事のヒトコマについて書こう。
日曜の夜にシンガポールに着いて、月曜午前中の最初の訪問先に行ったときの話。

海外出張って、初日の最初の訪問先は現地の会社ってことが多いんだよ。
当然、通訳さんと一緒に行く。だから海外出張初日の仕事はじめのプロセスって

①まず通訳さんと待ち合わせして打合せ 
②しかるのち、二人で訪問先に行き、面談相手と会う   って形がほとんど。

要するに、初日でイ課長自身はまだその国に慣れてないとしても、現地事情に詳しい
通訳さんが一緒だから、移動に際してミスる心配はせずに済むわけだ。

しかしシンガポール出張初日の、最初の訪問先はたまたま日系企業だった。
面談相手も日本人だ。だから通訳さんナシ、イ課長一人で行かんとイカン。
何せこっちはシンガポール生まれて初めてで右も左もわからないアホウだからねぇ。
ミスらないように地図を何枚も用意したけど、正直言って多少不安だった。

ホテルを出てMRTに乗って、最寄り駅と思われる駅で降りた。ここまではいい。
ここからタクシーに乗るんだけど、どのくらい時間がかかるのか全然見当もつかない。
とりあえず汗かいて喉が渇いたからっていうんで駅ではちみつレモンを買った。
後で気がついたけど、これって本物のレモンの薄切りが入ってるんだよね。
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まぁ遅れるよりは早く着いて時間が余る方がいいやと思って、飲みかけのはちみつレモンを
カバンに入れてタクシーに乗ったはいいけど、シンガポールの朝の渋滞はすごいねー。
早く着きすぎるどころか、途中から間に合うかどうかハラハラした。
現地に慣れてないと、こういう不安要素がいっぱいあるからコワいんだよ。
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まぁそれでもドウにか時間前に着き、訪問先が入居してるビルもドウにか発見した。
面談も上々の首尾で、シンガポール出張初日の、最初の仕事は無事終わったわけだ。

「イ課長さん、お帰りはどうされます?タクシー呼びましょうか?」
「あ、そうですね。お願いします」

訪問先の現地女性社員が携帯電話でタクシー会社に連絡をとってくれた。
「10分で来るそうです」っていうんで、御礼を言って、1階玄関わきで待つことにした。

しばらく待った。10分…15分…タクシーは来ない。するとだ…。

さっき携帯でタクシーを呼んでくれた女子社員が様子を見に来るではないか。
イ課長がまだ玄関わきに立ってるのを見て、「あら、まだタクシー来ないの?」と思って
心配になったんだろうな。タクシーが来るのを玄関の内側で待ってる。
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上の写真じゃわかりづらいけど、実はこの時南国特有のスコールがザーッと降りだした。
依然としてタクシーは来ない。イ課長は雨の玄関先でボーッと待つしかない。

彼女の方はっつうと、玄関の中で一生懸命携帯で電話してる。おそらくタクシー会社に
問い合わせしてくれてるに違いない。やさしいなぁ…。

しばらく携帯で電話した後、彼女はイ課長のトコに来て「もう少しでタクシー来ます」と英語で教えてくれた。
イ課長は御礼をいい「もう大丈夫ですから、どうぞオフィスに戻って…」って言うんだけど、
彼女はタクシーが来るのを確認するまでは帰らない覚悟のようだ(笑)。

結局、その後しばらくして雨も少し小降りになった頃、タクシーが来た。
イ課長は乗り込み、笑顔で手を振って彼女と別れたのであった。

確かに、誰が見たってイ課長はシンガポールに不慣れな外国人そのものだった。
でも、そんなオノボリさんのために自分が手配したタクシーが来るのを
確認するまで待っててくれるなんて、親切な女性社員だったよなぁ…。

頼りないイ課長の、初めてのシンガポール出張の初日の記憶。

シンガポール出張した仕事の講演が思いのほか好評だった記念に、さらにあの時の
女性社員への感謝をこめて、イ課長ブログに残しておくことにしたのである。




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by tohoiwanya | 2010-07-14 16:15 | 2009.10 シンガポール出張 | Comments(0)
2010年 07月 09日

ブリュージュという街-その3-

オランダとかベルギーって、昔はフランドル地方ってヒトククリにして呼ばれてたのに、
何で今はオランダとベルギーという、二つの小さな国に分かれたんだろうか?

まぁ歴史的要因はいろいろあるんだろうけど、二つの国に分かれた重要な要素の一つに
宗教があったのは間違いないんだと思う。
ベルギーはカトリック、オランダはプロテスタント。この宗教的な違いがなければ
二つの国はトウの昔に合併?して一つの国になってたかもしれない。
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カトリックとプロテスタントを比較すると…いや、そんなこと出来るわけないんだが(笑)、
ただ、宗教施設の巨大さや壮麗さ、観光物件としての価値の高さといった点じゃ
断然カトリック系教会の方が高いというのは衆目の一致するところだろう。
プロテスタントの教会が観光地になってるなんて話、聞いたことないもんなぁ。

ブリュージュでは二つの教会を見学した。当然どちらもカトリック系宗教施設だ。
荘厳かつ華麗な宗教美にたっぷりと酔いしれ…と言いたいところだけど、何しろコッチは
風邪で体調悪いし、外は寒い。ブリュージュでは大聖堂をけっこう“休憩所”として
使わせていただいたのも事実なのである。ああなんて信仰心が薄いんだイ課長。

まず行ったのは聖血礼拝堂。ブリュージュでは一番有名な教会かもしれない。

さて、聖血ってナニか?当然、聖なる血のことである(←答えになってない)。
では聖なる血ってナニか?当然、キリスト様の体から流れ出た血のことである。
ブリュージュの聖血礼拝堂にはキリスト様の血が聖遺物として納められているのである。

ホントかよ〜〜ッと思うかい?イ課長もホントかよ〜?と思う(笑)。
しかし、この聖血は12世紀に当時のフランドル伯ナントヤラ様が十字軍遠征先のイスタンブールから
持ち帰ってきたという、実にご立派な故事来歴がついた、ありがた〜〜い聖遺物なのだ。
こうなるともうソレが本当にキリスト様の血かどうかなどは問題ではない。
そういう故事来歴・イワクインネン自体が立派な価値になる(んじゃないかと思う)。
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礼拝堂自体の規模はそれほど大きくない。
でも、さすがは由緒あるカトリック教会だけあって絢爛たる室内装飾には目を奪われる。

しかし室内装飾なんか、この際どうでもいいのだ。
ココの最大の呼び物(と言っていいのか…)はその聖遺物、すなわち聖血を見せてくれる
ことなんだろう。キリスト教でこういうのは何て言うのか…仏教だったら、さしずめ“ご開帳”か。

ちょっとした祭壇みたいなところに観光客たちが行列をつくってる。最初は何だろうと思ったが、
それが聖血を…なんというか…拝む人たちの列で、拝むプロセスはこうなってる。

①希望者は、まず寄付箱にお金を入れる(つまり、きまった料金というのはない)
②行列に並び、司祭様の前に置かれた聖血にだんだん近づいていく
③聖血はガラスのケースの中に入ってる(赤い、ボロい、ガーゼみたいに見える)。
④参列者は一人ずつ、そのガラスの上に数秒間、両手をのせる。
 聖血のチカラで霊感に打たれたり、宗教的奇蹟を体験する人もいる(…のかもしれない)し、
 イ課長みたいにコレといって変化のない人もいる。少なくともイ課長が見ている間に
 宗教的奇跡を体験して体が宙に浮いたりする人はいなかったようだ。
⑤一人が終わると司祭様が布でガラスケースをスッと拭く。
⑥次の人がまた司祭様の前に行ってガラスケース(の中の聖血)の上に手を置く
⑦また司祭様が拭く。

これを繰り返しながら、だんだん自分の番が近づくわけだ。
1回ずつガラスケースを拭いて、前の人の指紋や手のシメリケをぬぐってくれるところに
ちょっとした気遣いの精神ってものがあるね。もっとも、ソレをやらないでいたら、
あのガラスケースはたちまち手アブラでベトベトになってしまうだろうが(笑)。
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上の写真で、黒い服で背中を見せてるのが「聖血(の上のガラス)に触りたい人」で、
それに隠れて司祭様の白い服が少し見えるね。
この「聖血ご開帳」はおそらくいつ行ってもやってるってわけじゃないはずだから、
ぜひという方は事前に確認しましょう。たまたま遭遇できたイ課長は幸運だったのかもしれない。

ブリュージュでもう1ヶ所行った教会は聖母教会だ。
ここはオーソドックスなゴシック様式の巨大聖堂っていう感じで、観光客もさほど多くない。
呼び物はミケランジェロ作と言われるこの大理石の聖母子像なのである。
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ここは人も少なくて静かだったし、歩き回って疲れてたことでもあるし、
体調ワルのイ課長としては、少し休憩させてもらうことにした。
高いところにあるキリスト磔刑像に光があたって美しかったなぁ。
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信者でもないくせに、しばらく椅子に座って休む。
向こうの方にいるのは地元のマジメな信者だろうか、イ課長と同様の単なる観光客だろうか?
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おっといけねぇ。海外で教会に来たときのお約束を忘れてたよ。
帰路の安全を祈って、寄付ロウソクを立てなきゃな。
2ユーロ寄付してロウソクを立てさせていただきました。手前一番右の長いヤツね。
神サマ、イ課長を無事に日本まで帰してけろ
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さて、宗教活動?も済んだし、休憩もとったし、もうちょっとブリュージュを歩き回ってみるか。
しかし寒いなぁ〜…ゲホゲホッ(たぶん、その4に続く)。

 

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by tohoiwanya | 2010-07-09 01:45 | 2009.11 欧州出張 | Comments(0)
2010年 07月 07日

ブリュージュという街-その2-

まだブリュージュの市街には足を踏み入れてもいないのに、イ課長はすでに
ブリュージュの風景の、あり得べからざる美しさに見事に打ちのめされた。

いや実際、「愛の湖」と称される、白鳥のいる水辺周辺の美しさときたら、タダゴトではない。
このあたりを歩いてると、あり得ないくらい美しい光景がそこらじゅうにあるから、しまいにゃ
「わははは!おいブリュージュ、マジかよ?」と笑いたくなる。そのくらい美しいのだ(笑)。
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この異常なまでの美しさを少し分析するとだね、もしかすると白鳥の存在が大きいのかもしれない。
我々は子供の頃から白鳥=優雅で美しいというイメージをあまりにも学習しすぎているから、
白鳥というアイテムがあるだけで美しさ5割増しっていう気分になる。これがアヒルやガチョウなら
ここまで「絵のように美しい」って感じはしないと思うんだよな。“白鳥効果”と言うべきか。

愛の湖からだんだん市街地の中に入っていく。
街の中にもこんな風に、細い水路をわたる橋がある。おお、キレイやのう。
この頃にはこういう風景を見てもある程度冷静でいられるようになった。
美しさに慣れた?いやいや、ここには“白鳥効果”がないからに違いない(笑)。
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…などと白鳥効果について考察しながら、イ課長はブリュージュの中心部にやってきた。
ヨーロッパにおいて街の中心部といえば大抵は広場で、しかもマルクト(市場)広場っていう
名称であることが多い。ブリュージュの場合も市庁舎前広場がマルクト広場で、ここが街の中心。
中世の雰囲気を強く残す建物に囲まれた、このマルクト広場もキレイなところだったなぁ。
ちょうどクリスマス市が始まったところで、スケートリンクも作られてたりして、
冬のホリデーシーズンが近づいたウキウキ感が伝わってくる。
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これが市庁舎ね。高〜〜い時計塔がシンボル。高さは…知らない(笑)。
しかしドンヨリと曇ってるねぇ。さっき、白鳥ゾーンを歩いてる頃はそれでもまだ
薄日がさしてたけど、マルクト広場に来た頃は完全に曇っちまった。
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こっちは同じ広場に面したギザギザ家の列。ブリュッセルのグラン・プラスにある
ギルドハウスを何となく思い出させる。こういうのが「中世フランドル風」なのかな?
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空は晴れる気配がまったくなく、風邪ひきイ課長にとってはますます寒さがツラくなってきた。
内側にライナーつけたモコモコのコートを着てたんだけど、首周りが寒くて寒くて…
このままでは風邪が悪化しかねん。熱が出るのはマズすぎる。何とかせねば。

しょうがないので、クリスマス市の出店で安物のマフラーを買って首に巻くことにした。
これで多少は首周りの防寒が強化されるだろう。ああ…風邪ひいた状態の観光って疲れるぜ。

モコモコのコートに、買ったばかりの安物のバーバリー(まがい)マフラーを巻いた、
やけにふくらんだイ課長のブリュージュ記念写真をどうぞ(笑)。
(その3につづく)
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by tohoiwanya | 2010-07-07 00:32 | 2009.11 欧州出張 | Comments(2)
2010年 07月 05日

ブリュージュという街-その1-

ブリュージュという街はいろんな国の言葉でいろんな言い方があるっぽい。

フラマン語:ブルッヘ または ブリュッヘ
フランス語:ブリュージュ
 英 語 :ブルージュ

Google Mapなんかだとブリュッヘっていう日本語表記になってるね。
しかし、このブログではイ課長がなじんだ表記、おフランス風の「ブリュージュ」で
統一させていただきますトレビアン。

さて、そのブリュージュだよブリュージュ。
「花の都・パリ」「水の都・ベニス」みたいな、街の名前の前につく枕詞がブリュージュにもある。
他の人にはないかもしれないけど、イ課長にはある。それは「死都」だ。

死都・ブリュージュ。いや〜…なんてロマンチックな響きなんだ。
「死都ブリュージュ」っていう有名な小説もあるんだよね(読んでないけど)。
この街はとにかくもう、なんというか…中世のはかなき美の残光を放ちながら、静かに朽ちていく街…
…って感じのイメージがあってさぁ…しかしイ課長の持つイメージもやや極端だね(笑)。

2009年11月21日。
ホテルをチェックアウトしたイ課長は、ブリュッセル北駅の例のコインロッカー
荷物を預け、ブリュージュ行きの列車に乗り込んだ。

体調はズバリ悪い。11月の寒い欧州に1週間出張したせいか、疲れのせいか、おそらく
その両方だろうけど、この日のイ課長は立派な風邪ひきマン。セキが出るし寒気もする。
本来ならホテルのベッドでおとなしく寝てる方がいいんだろうけど、帰国日だから
チェックアウトしないわけにもいかんし、SNCBの往復チケットもすでに買ってある。
風邪の身体にムチ打ち、朝日を浴びるブリュッセル北駅を後に、いざ行かん死都・ブリュージュへ。
(午後にはまたこの駅に帰ってくるんだが)
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ブリュッセル北駅からブリュージュまでは列車で1時間ちょい。あっけなく着いた。

駅を出れば、その後の観光はもう徒歩で十分だ。
とりあえず、街の中心部に向かって歩くとしよう。小さな川の上の橋を渡る。
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うう、ううううううう…、
まだ街に入る前の、ブリュージュのトバ口なのに、すでにあたりは夢の中の風景のように美しい。
この辺はベギン会修道院があったり、通称「愛の湖」で白鳥サンが戯れてたり、
ブリュージュ観光の重要散策スポットだから、美しいのは当然ちゃー当然なんだが…
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しかしそれにしても美しい。風景がキレイすぎますブリュージュ(笑)。
絵葉書的というか、風景画的というか、日本人が思い描く「西洋の美しい風景」のイメージを
CGで合成したみたいな風景というか…一体ナンなんだこのキレーな風景は。

ブリュージュ風景っていうと必ず出てくる「白鳥のいる水辺」にさしかかる。
はははははは!美しすぎて笑っちゃうぜ。まさに冗談のように美しい。
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確かにイ課長はブリュージュに対して「はかなき美の残光」「極美の街」的な先入観を
強く抱いている。だからこういう「絵葉書そのもの」と言いたくなるような風景を見ると
よけいに反応しちゃうというブブンはあるだろうが、しかしそれにしても美しい。

2008年9月ドイツ出張の時、最後の半日観光で行ったリューベックという街。
あそこは「ハンザの女王・リューベック」っていう枕詞がよく使われるくらいで、
ブリュージュと同じように中世のハンザ同盟で栄えた交易都市。どちらも世界遺産に
指定されてる有名観光地という点でもこの両都市は似てる。

しかし、イ課長としてはここでハッキリ断言したい。
風景の美しさという点だけに関して言えばブリュージュはリューベックより数段美しい。
どこを見ても絵のように美しい。いやもう、たまげたよイ課長は。
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11月下旬のブリュージュは寒かった。風邪ひいてるから寒気が一段と身体にしみる。
ここで体調をさらに悪化させては、今夜の成田までのロングフライトが苦しい。
時間はあるんだし、観光の前に一休みして、ついでに身体を少し温めようではないか。
というわけで午前中の、まだ一人も客のないカフェに入って紅茶を頼む。
小さなビスケットと一緒に出された紅茶、風邪の体にはしみじみと温かかった…。
(その2につづく)
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by tohoiwanya | 2010-07-05 00:27 | 2009.11 欧州出張 | Comments(6)
2010年 07月 02日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 8

ブリュージュ半日観光ネタに行く前に、残ってたコッチを先にやっちゃうか。
昨年11月欧州出張の後半、ブリュッセルで3泊したこのホテル。

一昨年、ブリュッセル初訪問の時は当然土地勘もゼロで、とりあえず駅そばのホテルに泊まった。
しかし今回は2度目のブリュッセルで、多少の土地勘もある。もう少し中心部寄りの、
できたらグラン・プラスに歩いて行けるホテルがいいなぁ…と思ってココにしたのだ。


Hotel Orts

外観はこんな感じだ(夜だけど)。イ課長が泊まったのは2階の部屋だった。
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イ課長が選ぶホテルだから、例によって利便性の良さはかなり重視されている。
歩いて1分でプレメトロのBourse駅。そこから数駅で北駅だから鉄道の便はいい。
グラン・プラスまでも歩いてせいぜい5分ってとこかな?観光上の利便性も非常に高い。
物販店やレストランも周囲にいっぱいあって、生活上の利便性もバッチリだぜ。
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さて部屋はどうか?これがちょっと凝ったツクリになってたんだよ。
新しく機能的な内装にはせず、ちょっと擬古的な感じをワザと出そうとしてて、
たとえば、デスクと椅子なんかもこんな風に古道具風のものを使っている。
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しかしまぁそれでも部屋は広いし、ベッドは大きいし、バスタブもちゃんとある。
ネット接続も出来たから、室内の設備や内装に関しての不足は特にないよなぁ。
3泊で325€、1泊約110€だから当時のレートで1.5万円/泊くらいか。
利便性、室内設備ともになかなか良かったと思うよ。

このホテル、1階はカフェバーになってて、宿泊客はそこで朝飯を食う。
ただし、朝食はごく簡単なものだった。数種のパンと薄切りチーズと薄切りハムと、
あとはジャムとバターくらいのもので、もちろん温かい料理なんてゼロ。
これはホテルの問題っつうより、お国柄だろうな。パリのホテルもこんな感じだったし。

ちなみに、朝食は7時。
土曜日の朝、7時過ぎに行ったらまだ朝食の準備が全然出来てなくて、イ課長が来てから
慌ててパンを買いに走ったなんて失態もあったけど、総じて従業員の感じは悪くなかったし
一人特にチャーミングな女性従業員もいたから、まぁご愛嬌ということで見逃してやろう(笑)。

宿泊客はこのカフェで1杯タダで酒が飲めるっていうサービスも嬉しかったな。
金曜の夕方、ここのテーブル席で風邪ひいた身体にドライ・マティーニを注ぎ込んだっけ。
なかなかシャレたカフェだったよ。下の写真はアングル的にイ課長のコートがジャマだが(笑)。
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というわけで、そんなに大きな文句はないホテルなんだよ。
そりゃまぁ確かに建物は古い。前の道を大型車が通るとかすかに揺れたような気もする。
地震がありゃイッパツで崩壊しそうだけど、ベルギーには地震ないから大丈夫でしょ。
ちなみに、2階の部屋のベランダから見る風景はこんな感じだ。悪くないでしょ?
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強いて難点を言えば、入り口がすごくわかりづらいってことかな。
何しろ1階はカフェバーだからホテルに見えない。フロントやロビーもないし。
実際にはバーの奥に小さなフロントがあるんだけど、初めてじゃわかりっこないって。
ホテル、この辺のはずだけどなぁ…?て感じでウロウロする可能性は大きい。
(イ課長もホテルのまん前でタクシー降りたあと、ほんの少しウロウロした)

あとねぇ、なぜだかわからないんだけど、このホテルの部屋掃除担当者は
ゴミ箱の中は毎日キレイにしてくれるけど、空き缶を片付けてくれないんだよね。なぜだろう?
目につきやすい場所に「片付けて下さいね」って感じで置いているのに、片付けてくれない。
何か理由があるのかな?頑として片付けようとしないから、イ課長としても意地になって
ビールの空き缶を毎日同じ場所に並べ続けた。最後の頃には空き缶の行列ができちまったぜ。
たった3泊の間に一人でこんなに飲む客の方にもかなり問題があるような気もするが(笑)。
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それでもまぁ全体としては「おおむねグッド」なホテルといえるんじゃないかな。
ブリュッセルで宿泊、でも高級ホテルは無理…という人には勧められると思うよ。




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by tohoiwanya | 2010-07-02 00:16 | 2009.11 欧州出張 | Comments(0)