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2012年 01月 31日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 No.14

当ブログの定番ネタ、ホテル評価を少しやっておこう。

何せ昨年の欧州出張では2週間にわたって泊まったホテルの数も多かったから
評価すべきホテルがいっぱい貯まっている。しかも今度の出張でまた増える可能性が
大きいわけだから、記憶が薄れないうちにやっておこう。

昨年の出張ではドイツで1泊ずつ4カ所のホテルに泊まったから、
二つずついってみるか。まずは泊まった順番でフランクフルトから。

あ、ちなみに、前回から導入した☆印評価基準を再掲しておこう。こんな感じね。

★★★★★  サイコウ
★★★★☆  ケッコウイイ
★★★☆☆  マァマァ
★★☆☆☆  イマイチ
★☆☆☆☆  ダメダメ
☆☆☆☆☆  ウンコ


Hotel Monopol

ここ、実は2007年にイ課長が生まれて初めての欧州出張でフランクフルトに滞在したときに
利用したホテルで、4年ぶりに泊まったことになる。だから、なかなかいいホテルで
あることを知った上で泊まったわけで、非常に安心感があった。
このホテル、一応4ツ星ホテルで、フランクフルトモーターショウ開催時なんかは
料金も高くなるけど、イ課長が泊まったときは1泊77€。約8000円。安いよねー。


利便性:★★★★★
ここは★5つあげていいだろ。フランクフルト中央駅南出口から徒歩数分だから
重い荷物を引きずっても何の問題もない距離。周囲にレストランやスーパーはないけど、
そういうのは駅構内の店を使えばいいわけだから問題ナッシング。

部屋:★★★★☆
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写真見て思い出したけど、ツインのシングルユースだったんだ。これで77€は改めて安い。
建物自体がけっこう古いはずで、部屋もそれなりに年季が入った感じはあるけど、
泊まる上では別に何の支障もない。部屋の中で無線でネット接続もできたし、ちゃんと
バスタブもついたバスルームだったし、何度も言うが77€でこれなら文句ナッシング。
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朝食:★★★★☆
朝食は良かった。一応4ツ星ホテルだから品数は多いし、ロンドンのホテルと違って(笑)
パンにしてもソーセージにしても卵にしてもちゃんとそれぞれ美味しい。
特に(2007年もそうだったけど)スモーク・サーモンがついてるのが個人的には嬉しい。

さらに驚くべきことに、スープとしてワカメの味噌汁が用意されていたんだよ。
アジア系・東洋系の宿泊客が多いことを意識してそうしたのかもしれないけど、
これにはびっくりだ。飲んでみたけどチャンと美味しかった。
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出張でフランクフルトに行くたびに「またモノポールに泊まろうかな?」と思うことが多かった。
そのくらい最初に利用したときの印象が良かったんだけど、4年ぶりに泊まって相変わらずイイ。
今回みたいに空いてる時期だとコストパフォーマンスはほんとに高いしね。お勧めホテルです。


Hotel Graf Moltke Novum

フランクフルトの次にハンブルクで泊まったホテル。
いつものホテル予約サイトで見つけたんだけど、何て読むのかわかなかった(笑)。
グラフ モルトケ ノヴム って読むらしい。ノヴム。
ここは「コンフォート・ダブル」って部屋で1泊89€。約9000円。モノポールよりは若干高い。

利便性:★★★★☆
ハンブルク中央駅から歩いて3~4分ってとこかなぁ。
駅からの近さならフランクフルトのホテルとさほど差はないけど、まぁ★4つにしとこう。
食事や買い物は駅構内を使える距離だから、利便性は高いし、駅前通りに沿って
ホテルやレストランが並んでるから、メシはそこでも食える(実際そうした)。

ただね、駅とは反対方向だけど、近くにポルノ映画館みたいなのがあったんだよ。
まぁ普通の宿泊客なら夜に駅ガワじゃなく、あっちガワに行く人は少ないと思うし、
別に治安が心配ってほどのモノではないんだけどね。

なお、ハンブルクで一番華やかな市庁舎前広場には地下鉄で2駅くらいだけど、
ブラブラ歩いても10分か15分くらいで着く。観光拠点としてもイイと思うよ。

部屋:★★★★☆
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部屋は問題なし。モノポールより少し新しい建物っぽくて、わりとモダンな感じの部屋。
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部屋自体もけっこう広いし、バスルームもきれいだった。まぁバスタブがないっていうのが
残念といえば残念だけど、89€だとこんなもんだろ。むしろモノポールが77€で
バスタブ付きだったことの方がスゴいといえる。

朝食:★★★☆☆
ごめん、朝食の写真を撮ってこなかった。
スクランブルエッグとか、焼きソーセージみたいな温かい料理が何品かあって、
さらにハムやチーズといった冷たい料理、パンの種類とジャム・ママレード類の種類は豊富。
ドイツのホテルのビュッフェ式朝食としてまずは標準的ってレベルの朝食だったと思うよ。
(もっとも、時間がなくてあまりゆっくり食えなかったのだが)

ハンブルクは2008年の出張の時に、やはり中央駅近くのホテルに泊まったんだけど、
ここはけっこうヒドいホテルで、イ課長としてはハンブルクのホテルに対する警戒感が
ちょいとばかりあったんだけど、モルトケ・ノヴムはまぁまともなホテルだったよ、うん。
またハンブルクに行くことがあったとして、ここならまた利用してもいいかなと思う。
 
次回はアーヘンとシュツットガルトのホテルをご紹介しましょう(←世界の車窓から風に)。

  

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by tohoiwanya | 2012-01-31 00:12 | 2011.11欧州出張 | Comments(0)
2012年 01月 28日

シェフィールドという街

昨日、仕事の委託元と打合せを行い、3月初めの欧州出張はもはや動かしがたく決定的だ。
欧州で巨大火山の大噴火でも起きない限り行く。行くのだよ。イ課長は。また欧州出張に。

会社でそう言うと、相変わらずイ課長に向かって「あら、欧州、いいですねーー」などと
無理解なセリフを吐くヤカラは少なくない。もっとも、そういうヤカラはソレを言えば
イ課長がイヤな顔をするのを知ってて、楽しんでるフシもあるのだが(笑)。

これまでこのブログにおいて、海外出張なんてモノは「いいですねー」なんて言葉とは
程遠いものであるということをイ課長は力説してきた。

ウチみたいな業種で、イ課長みたいな仕事のために行く海外出張って(それがどんな
仕事なのか詳しく説明しろと言われると困るのだが…)準備も大変だし、現地においても
常に気を張っていなくちゃいけないことが多い。それでも何とか現地で観光だオペラだと
楽しみを組み込もうと悪あがきはするけど、それより自分でカネを払い、日本における
いっさいのシガラミから解放され、自由に外国を旅行する方が何兆倍も楽しいのは当然だ。
逆に言えば、出張ってのは旅行の何兆倍もつまらないんだよ。

今日は例によってそんな話をしよう。
え?聞きたくない?だがイ課長は今そういう話をしたい気分なんだよ!(笑)

イギリスにシェフィールドという都市がある。
Wikipediaで調べてみたら、シェフィールドって ①ロンドン ②バーミンガム
③リーズ ④グラスゴー に次いで、イギリスで5番目に人口の多い大都市なんだと。

こりゃたまげた。シェフィールドってイ課長が宿泊したマンチェスターより人口多かったの??
(マンチェスターをWikipediaで確認したら、ロンドンに次ぐ英国第二の都市とある。
 どうなってんだ??)

まぁいい。とにかくそんな英国有数の大都市シェフィールドに行ったわけだよ、イ課長は。

しかしね、いろんな見どころのありそうな大きな街に出張で初めて行くほど虚しいことはない。
だって、ほとんどの場合はなーーーんにも見られないんだから。
イ課長は過去にそういう経験を何度もしてきた。

2009年のオーステンデ(あの時は体調も悪かった)、2010年のリーズなんかが代表的な例で、
去年の出張で行ったリヨンなんかもまさにそのパターンだった。

これが小さな田舎町なら、ただ行って帰ってくるだけでも、まぁ諦めもつくよ。
しかしその国でも有数の大都市に生まれて初めて行ってだよ?何も見ずに帰っていくなんて…。

生まれて初めて行った街・シェフィールドで撮った写真は3枚しかない。タッタ3枚。
しかもマンチェスターでカメラを壊したから携帯写真ときた(笑)。

駅で現地の人と合流し、4人で車で移動し、先方に行って面談し、また車で駅に戻ってくる。
その間は写真なんて1枚も撮るチャンスはない。で、駅に戻ってちょっと一人になった時に
ようやく3枚だけ写真を撮ることが出来たわけだ。本日は、その貴重な3枚の写真を全て、
残らず、洗いざらいお目にかけよう。

はいこれがシェフィールドの駅ですね。
建物は古そうだけど、中は一応近代的な駅だったよ。
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しょうがない。こんどは駅を背にして反対側を撮ってみるか。つまり駅前広場ってわけだ。
何だかよくわからないけど、すさまじく長~~いモニュメント?が置かれている。
ここまで長いと広場の通行の自由性を明らかに阻害してるように見えるけど、
実はこれはモニュメントじゃなくて、工事現場か何かを仕切る壁なのかなぁ??
(見えづらいかもしれないけど、滝みたいに水が流れてるから、やっぱモニュメント?)
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だが、あまりゆっくりしてられない。
そろそろホームに行って同行者たちと合流しないと…

駅の中に戻ると、そこにちょっとしたカフェがあった。
テーブルにはハトがのさばっている。寒いからふくれてるよ。
しょうがねぇ。このハトの写真でも撮るか、パチリ。
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…以上、英国で5番目に人口の多い大都市・シェフィールドで撮った写真の全て(笑)。

そりゃね?写真をたくさん撮ったからって、その街をじっくり見たことになるとは限らない。
しかしこれはあまりにヒドい。シェフィールドの街で歩いたところといえば、駅の構内と
訪問先のオフィスの中だけだ。何たることか。

これが一人で、現地の公共交通機関を使って移動するなら、市電や地下鉄に乗ったりして
それなりに街を体験できるが、前回の欧州出張は車に乗っての移動が多かったんだよなぁ。

そりゃ確かに、シェフィールドには有名な観光スポットはないかもしれないよ?。
しかし「つまらない街だから見てもしょうがない」なんて言葉は慰めにはならんのだ。
面白い街か、つまらない街かを判断するのはイ課長なのだ。とにかく少し見せろ!体験させろ!プンスカ!!

こんど行く3月の欧州出張はこれまでのイ課長の多くの海外出張と同様、単独行動だ。
期間は短いが、少なくともシェフィールドよりはもう少し何らかの「その街体験」を
できるのではないかと期待しているのだが…。

ごめんよ、シェフィールド。
リーズやオーステンデと同じように、せっかく初めて行ったのに、キミについて書くべきネタを
イ課長はヒトカケラも持っていないんだよ…。



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by tohoiwanya | 2012-01-28 01:01 | 2011.11欧州出張 | Comments(2)
2012年 01月 25日

イ課長の苦境

ああーーーーーーーーーーー (←魂の叫び)

…あ、いや、冒頭からいきなり取り乱して失礼しました。
雨が降ってきたとか、バロック・マックだとか、のどかなウィーン旅行ネタを書いてきたが
実はイ課長はここ一週間ほど極めて厳しい苦境にある。

仕事が忙しいのか?いや、それは実はそうでもない。
ナニがどう苦境なのかといえば、焦点は一つしかない。
3月にまたもや欧州出張しなければいけないことになりそうなのだ。

先週の火曜、降って湧いたように新しい仕事をしなければならなくなり、
その新しい仕事は3月末までに仕上げなければならないにもかかわらず
またもや欧州出張があるかもしれない。

またもや欧州出張
またもや欧州出張
またもや欧州出張…


…出張の神さま、私は何か前世で罪を犯したのですか?
私は昨年11月下旬から12月初めに欧州出張行ってきたばかりなのですよ?
まだその時の欧州出張ネタもほとんどブログに書いていないのですよ?
それなのに、またもや欧州出張ですか?

出張の神というものがもし存在するとすれば、それはことのほか残酷な神なんだと
イ課長はここ数日思うようになった。

まさかこんなことになろうとはなーーー…

さっきも書いたように、先週決まった仕事は3月末が締切だ。
言うなれば「超特急シゴト」といえる。
それに付随した欧州出張もかなり「超特急出張」にならざるを得ない。

またもや欧州出張というショックに打ちのめされた頭を振り絞って
いまオオマカな出張プランを考えてるところなのだが、イ課長がこれまで経験した
どんな欧州出張よりも短いものになるのは確実だ。

これまでの標準的な欧州出張だったら月曜から金曜までを仕事に充てたが
今度の出張はたぶん「火曜から木曜」くらいがせいぜいだろう。

ってことは、月曜に出発し、向こうでの仕事はせいぜい火・水・木の3日間。
金曜にはもう現地出発…てな感じにならざるを得ん。ヘタしたらもっと短いかも…。

まぁね、そりゃイ課長だって(信じてもらえないかもしれないが)マットウな社会人として
企業で生きている人間だ。やらなきゃならんとなれば、たぶん何とかするんだろうが…

現地で一日くらい観光させてくれよ…(心配することはソレかい!)


ああーーーーーーーーーーーッ!! (←魂の叫び その2)

 

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by tohoiwanya | 2012-01-25 01:07 | 日本でのオシゴト | Comments(6)
2012年 01月 22日

聖母お助け通りのマクドナルド

マリアヒルファー通りって、ウィーンの中では大通りに属するといっていいんだろうけど、
コレといった観光物件はない。だから観光客でここに行こうって人はあまりいないだろう。

しかし、ここはイ課長にとって懐かしい通りなんだよ。
新婚旅行のときに泊まったホテルが実はこの通りの近くで、よく歩いたっけ。
当時はこの通りを西駅の方まで市電が通ってたはずだけど、今や市電はなくなって
通りの下を地下鉄が走るようになっちゃったんだねぇ。

新婚旅行の時、独文科出身のトホ妻がイ課長にこう教えた。
「マリアヒルファー・シュトラーセって、要するに“聖母お助け通り”って意味よ」。
ほほ〜。

それ以来、イ課長の中でこの道は「聖母お助け通り」として記憶されている。
観光客向けのケルントナー通りと違って、地元の人たちが利用するショッピング街的な
感じが強くて、イ課長好みの場所だったんだよ、聖母お助け通り。

前回書いたように、20年ぶりに聖母お助け通りに来たときは激しい夕立だった。
でも、ここで行きたい場所があったのだ。その店で雨宿りすることにして、
ええい、そこまでは濡れてもしょうがないから、走っていこう。
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イ課長が行きたかった聖母お助け通りにある店、それは実はマクドナルドだったのだ。
わざわざウィーンに来て、何でまたマクドナルドに?とお思いになるのは当然だ。

実はそのマクドナルドには20年前もトホ妻と入った。
入って、店内を見渡しているうちに、ゆっくりと驚きが湧き上がってきた。
なぜかというと、そのマクドナルド店内が実に“バロック風”だったからだ。
久しぶりに行ってみたかったんだよ、聖母お助け通りのバロック・マック。

店はすぐ見つかった。美術史美術館方向に向かって左側にある。
しかし何せ外はスゴい雨だ。雨宿りに代わりにマックに飛び込んだっていう客が
ワンサといて(自分もそうじゃん)、残念ながらバロック風の1階は満席。2階の、
ちっともバロック風じゃないテーブルでコーヒーとケーキを食うハメになった。ちぇっ。
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しかし帰りぎわに店内の写真はいくつか撮った。
あのバロックぶりを十分伝えているとは言い難いが、店内の様子をご紹介しよう。

照明がこんな感じ。なんだかシャレてるよなー。
天井の細部も精巧な装飾が施されている。
ハンバーガーやチキンナゲットを食う店の装飾という感じではない(笑)。
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大体だよ?店内の柱が円柱なのはいいとしてだ、その柱頭にこんなイオニア式の
柱頭装飾をつけるかフツー。マックだろ?ここは。
(イオニア式というのは両側に渦巻きが飛び出しているタイプの柱頭を言う)
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マクドナルドって世界のいろんな国に出店してるから、中にはその国独特の建物に
店舗を持っているケースもある。聖母お助け通りのマックもそのタグイなんだろう。
ウィーン風のマックとなれば、当然バロック風ということになるわけだ。

おそらく、マックがこの聖母お助け通りに店を出そうとした時、条件に合った空き物件が
こういうバロック風の店だったんだろうな。ウィーンならそれは十分あり得ることだ。
天井の、円形のフチの中には天井画があっても全然不思議じゃないけど、さすがに
天井画はちょっと…っていうんでマックがなくしたんじゃないかなぁ〜?

そういえば、2007年の欧州出張でプラハに行ったとき、まるで古代彫刻みたいな
石彫レリーフのある建物にマックがあるのを見て感心したけど(中には入らなかった)
このウィーンのバロック・マックもそれと同じような「元の建物の意匠を生かした店」という
考え方で作っているんだと思われる(下は2007年撮影の、プラハのマック)。
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聖母お助け通りのマック、雨が小降りになってもまだ混んでたから、あまり
たくさん写真を撮れなかったのが残念だけど、ヨーロッパではこんな具合に
「ローカル化したインターナショナル・チェーン店」を観察してみるっていうのも
なかなか面白いね。

さて…何だカンだで1時間くらい雨宿りしてたけど、雨もそろそろあがりつつある。
20年ぶりのバロック・マックも見たことだし、また移動を開始するとしよう。
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雨足が弱くなった聖母お助け通り。
相変わらず傘のないイ課長は、それでも小走りになって、地下鉄駅に急いだのでありました。




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by tohoiwanya | 2012-01-22 22:24 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)
2012年 01月 18日

はげしい雨が降ってきた

ブダペスト日帰り旅行の話は一休みして、ウィーンの話に戻そう。

前にも書いたように、ウィーンではイ課長とトホ妻は時々別れて別行動したんだけど、
ちょうどウィーン・ボーイズにアンケート調査されたり、エンゲル薬局を見に行ったりして
単独行動していたときのハナシだ。

街の写真を撮ったりしながら、グラーベンのあたりをウロウロしているうちに、
だんだん空が暗くなってきたような気がする…雨降るのかなぁ?
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実はイ課長たちはウィーンに到着した当日、土曜日の夜にすごい雷雨に遭遇した。
幸いレストランにいたから濡れずに済んだけど、6月のウィーンでは時として激しい夕立が
あるらしいことは何となくわかっていた。

この時、イ課長は「ウィーンのテーマカラーは緑と金なのかな?」みたいなことを考えながら
写真を撮ってたんだよ。ウィーンの街を歩いてると「緑の屋根に金の飾り」って組合せが
すごくよく目に付く。だから以下のような記事をこのブログに書けるかな思ったのだ。
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ウィーンで緑と金と言えば、最初に思い浮かぶのがカールス教会である。
この教会は新婚旅行の時にも目にし、今回泊まったホテルからも近かったから、
私にとってはウィーンで最もなじみの深い建物の一つと言っていいだろう。
この教会でひときわ目を引くのは緑色のドームと、金の飾りを載せた二本の円柱だ。

ところがこの日、トホ妻と別れて一人でウィーンの中心部を歩いてた私は、
見慣れたカールス教会と同じような建物が他にもあることに気づいた。

たとえば旧市街中心部からのぞむホフブルク宮殿。緑のドームに金の飾りがある。
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ペーター教会も同様である。同じような緑色のドームと金の十字架が特徴的で、
ドームの写真だけ見せられたらどれがどの建物か、区別がつかないほど似ている。
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緑と金。この組み合わせこそがこの街を象徴する色彩といえるのかもしれない。
そんな印象を心の隅に抱きつつ、私のウィーンの旅はつづくのである…。



…みたいなさ、そんな感じのネタになるかと思って写真を撮ってたわ・け・よ(笑)。
しかし、写真を見ればおわかりのように、最初のグラーベンの写真と比べてもますます空は
暗くなってきた。これはいよいよ夕立がきそうだ。緑と金どころじゃなくなってきた。
イ課長はこの時(というか、旅行全行程を通じて)傘なんて持ってなかったのだ。

なんて言いつつ、ほら、ここにも緑と金。この建物なんか窓枠も緑で統一している。
緑青の色みたいな緑だけど、窓枠に使ってるってことは別に銅が錆びたわけでもなく、
明らかに緑と金を選んで配色してると思われるのだが…
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う、う…しかしほんとヤバくなってきた。
こうやってホフブルク宮殿とさっきと建物を組み合わせて写真を撮ってる間にも
今にもポツッときそうで、おっかなくてしょうがない。
「緑と金」の考察はあきらめてどこかに逃げた方がいい。
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追い立てられるように、とりあえず地下鉄の駅に逃げ込んだ。
この後、マリアヒルファー通りのある駅まで行ったんだけど、降りてみたら
案の定、地上は激しい雨が降っていた。
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傘はないんだからどこかで雨宿りしないと…状況的にはさっきとあまり変わらない。
しかし、雨宿りには格好のところがある。というか、ソコを見たくてここまで来たのだ。
傘を持たないイ課長、結局雨にビショ濡れになりながら、目的の店に向けて
マリアヒルファー通りを走り始めたのであった。

(…そういう意図はなかったんだけど、これも何となく「つづく」っぽい)




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by tohoiwanya | 2012-01-18 00:09 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
2012年 01月 16日

ブダペストに行こう! -その5-

ブダ地区の観光名所である王宮やマーチャーシュ聖堂は丘の上にある。
だから、バスも途中グネグネと曲がる坂道を登って丘のてっぺんまで登ることになる。
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さぁようやく着きました。ブダ地区の中心、マーチャーシュ聖堂前。
ここは何となくあたりの風景や人通りの賑やかさ、そして何よりバスに乗ってる観光客が
たくさん降りるから、バス停の名前がわからなくても「ここだな」ってのがわかる。

おーーー…これがマーチャーシュ聖堂か。この塔の感じからするとゴシック様式やな。
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ここはブダペストに来た観光客なら誰しも来るところで、ガイドブックにも必ず取り上げられてる。
イ課長とトホ妻も「まぁナニはさておき、ここに…」と思って来たわけなんだけど、
実際のところ、この聖堂についての予備知識なんて全然なかった。

このマーチャーシュ聖堂って、13世紀に建てられた教会なんだけど、16世紀頃には
ハンガリー一帯がトルコに支配されてたもんだから、何と一時はイスラム教のモスクに
改装されちゃってたらしい。そういう意味ではイスタンブールのアヤ・ソフィアと似てる。

ただ、ココの場合はアヤ・ソフィアと違ってキリスト教軍がふたたびトルコ勢力を
追い出したから、キリスト教の聖堂として再改装されたという数奇な歴史を持ってる。
こういうこと、全部帰国してから知ったんだが(笑)。
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ここで注意すべきは、エントランスという表示にダマされてはいけないということ。
観光客の列があって、入口って書いてあれば誰でもここに並んで入るんだと思うじゃん?
ところが、入口のところで「入場券は?」と聞かれる。へ?ここで買うんじゃないの?

実は入場券売場は数十m離れた別のところにあるのだ。
まったくもーー、それなら Ticket→ とか書いといてくれればいいのに。
チケットを買って列に並びなおしてようやく中に入れた。やれやれ。
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おおーーー…外側はゴシック聖堂だけど、中はだいぶ雰囲気が違う。
細かいモザイク的幾何学模様が柱や壁にギッシリと描かれてるなんていうあたりは
何となく東方正教会的な雰囲気というか…むしろアラビック風にすら思えるよね。
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同じ東欧でもプラハの聖ヴィータ大聖堂はケルン大聖堂をモデルに作ったっていうだけあって、
内部もドイツやフランスのゴシック教会建築とそれほど大きな違いは感じなかった。
だがブダペストのマーチャーシュ大聖堂には「西にはない感じ」が濃厚にある。
同じ東欧圏の中でプラハとブダペストのこの差。地理的条件に起因するのか、歴史的要因なのか?
非常に興味深いところだが、イ課長にはもちろん理由はわからない(笑)。

マーチャーシュ聖堂を見学して外に出たら、漁夫の塔に向かおう…つうか、すぐそこにある。
ここは建物自体に見るべきものはないが、ここからドナウ川ごしに見るペスト地区の眺望は
サイコウで、中でもドナウ川に面して建つ国会議事堂の壮麗な姿は本当に素晴らしい。
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この国会議事堂もまたブダペストを象徴する建物で、今年のお正月映画として公開された
「ミッション・インポッシブル」でもブダペストの場面でこの国会議事堂の上を空撮で
撮ってた。観てたイ課長は「うぉぉブダペスト~!」と心の中で声をあげたもんだ。

ウィーンからブダペストには船でも行けるそうだけど、ドナウ川を船で行った場合は
ブダペストに北から入ることになるので、市内が近づいてくると進路に向かって右側の丘の上に
今我々がいるブダ地区の王宮が見え、左側にはこの壮麗な国会議事堂が迎えてくれるわけで、
それはもう実に感動的な眺めらしい。

漁夫の塔から国会議事堂を撮ると、上の写真みたいに手前に塔が入っちゃっうんだけど、
あきらめずにもう少し左側に移動すると、さらにグッドな撮影ポイントがあった。
そこで撮った写真も載せておこう。え?上のと変わらん?まぁそう言わないで…(笑)。
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いやぁ~…東駅の地下鉄で×印にアタフタしたり、デアーク広場で思考停止状態に陥ったり
ピンチはいろいろあったが、ちゃんとこうしてブダペスト観光できてるじゃん。
文盲&失語症のハンデを越えて、何とかなった。いや良かったよかった。

…と、ブダペスト旅行記1~5までは時系列的に、「経験した順」に極めて忠実に書いた。
とりあえず、イ課長とトホ妻がここに至るまでの様々な経験が、これからブダペストに
初めて行く人のために少しは役に立つかもしれないと思ったからね。

しかし、ここから先はいつものように時系列的にではなく、書きたいトピックを取り上げて
書いていこうと思う。ブダペストで書きたいことはまだまだある。
でもマーチャーシュ聖堂以降は、イ課長たちもだんだんブダペストでの移動に慣れてきて、
それほど大きなドジを踏むこともなくなったし(それでもバスに乗り間違えたけどさ)、
ここから先は「経験した順」じゃなく「書く気になった順」にブダペストのことを書いていくのである。

個人旅行で、初めて行くブダペストで、公共交通機関だけ使って観光しようという人に
(そういう人があまり多いとは思えないが)ここまでのイ課長たちのオタオタ経験が
多少なりともお役に立てば嬉しい。
ブダペストは美しい街です。頑張ってください。イ課長&トホ妻もこのあとまだまだ頑張ったんです。




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by tohoiwanya | 2012-01-16 00:34 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(1)
2012年 01月 14日

ブダペストに行こう! -その4-

デアーク広場の駅を降り、16番のバスに乗るために地上に出てみた。
初めて見るブダペストの街並み。おおおー…ナニやら雰囲気のある街ではないか。
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だが、まずは16番のバスが出る場所を探さなくては。
さてバス停らしきものは一体どこに…

あたりを見渡して、イ課長は徐々に容易ならざる事態を理解しはじめた。
このデアーク広場って、地下鉄路線にとっても乗り換えの大きな駅だけど、
バス路線にとってもまた大きなターミナルみたいで、バス停はそこらじゅうにあり、
いろんな路線のバスがそこらじゅうで人を降ろしたり乗せたりしている。

これだけバス停だらけで、16番のバス停を見つけられるのか…???

これが大きな通りの両側にバス停がたくさん並んでるっていうなら、まだ救いがある。
自分の行きたい方向に走るガワのバス停を順々に確認していけばいいわけだからね。
しかしここは広場だから、そこらじゅうをバスがグルグル走りまわてて、
どのバスがドッチ方向に向かうのかすら、じぇんじぇんわからない。

ハッキリ言って、ここでイ課長とトホ妻は思考停止状態に陥ったね(笑)。
16番のバス停を捜さないとイカンのだが、ヒトコトも言葉がわからないガイコクで、
いったいどうやって捜せばいいのやら…まさに途方に暮れたという状態そのもの。

思考停止だったせいか、デアーク広場の写真も撮ってないんだけど、
この時、タバコすって呆然としているイ課長の写真があるから特別公開しよう。
表情が全然リラックスしてなくて「困ったな…」という内心の動揺がアリアリだ(笑)。
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とにかくバス停はそこらじゅうにあるわけだし、デアーク広場は広い。
生まれて初めてこの街にきたガイジンがヤミクモに歩いて捜すのはまずムリだろう。
しょうがない。地元のヒトに英語で聞いてみるか。

座ってバスを待ってた女性に「スミマセン16番ノバス停ハドコデスカ?」って聞いてみた。
だが彼女はプルプルと首を横に振るだけ。16番のバス停を知らないという意味なのか、
イ課長の話す英語がわからないという意味なのか、それすらもわからない(笑)。

どうしたもんかねぇ~?? 
コトここに至ってもタクシーで行こうという発想は湧かない貧乏性の夫婦。
こういうのもちょっとドウかと思うが。

しょうがないから、日本の図書館から借りてきたブダペストのガイドブックを見る。
地図を見ても16番のバス停がどこかなんて書かれてはいないが、本文の方を読んでたら
一つだけ、手がかりになりそうな記述があった。

ケンピンスキーホテル前のバス停から出る、16番のバスに乗ってウンヌン…

おお、少し光明が見えてきた。16番のバス停はケンピンスキーホテルの前にあると。
だからまずケンピンスキーホテルってのを捜してみよう。

広場の周囲にあるデカい建物を確認しながら歩いてたら、ほどなくケンピンスキーホテル発見。
その前の道路を捜したら、おおお!やった!16番のバス停がある!
嬉しかったから思わず写真まで撮っちゃったよ。
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路線図に書かれたバス停の名前はコレッパカシもわからない。
しかし途中にお城の絵があるから、この辺がおそらく王宮か教会か、とにかく
ドナウ川を望む丘の上にある、写真でよく見たあの一帯ってことなんだろう。
いやー…何とかマーチャーシュ聖堂に行けそうだ。よかったよかった。

観光バスが連れてってくれるツアーならこんな苦労はしなくて済むわけなんだけど、
個人旅行者が公共交通機関で何とかしようと思うと、こういう目に遭うのは避けられない。
まぁこういう危なっかしさもまた個人旅行の楽しさではあるんだけどね。

しかし、このイ課長ブログを読んだ人ならもう大丈夫だ。
地下鉄をデアーク広場駅で降り、地上でケンピンスキーホテルを捜せば16番のバス停がある。
我々みたいに思考停止状態に陥ることもなく、ブダペスト観光をスタートできるはずだ。
我が身を人柱にして、ブダペストの日本人観光客誘致に貢献するイ課長ブログ(笑)。

しばらく待ったらバスが来たから、エイヤと乗り込む。
普通のモダンなバスだ。手前のバーの方にピントが合ってしまっているが…。
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市内交通機関共通一日フリー切符を買ってるから、こういう時は何の心配もいらない。
不慣れな国であればあるほど、フリー切符の威力は増すのである。

イ課長&トホ妻を乗せた16番のバスはドナウ川にかかる有名な「くさり橋」を渡り、
対岸に向けて走っていく。くさり橋から見たブダ地区ってこんな感じ。
f0189467_14225.jpg

ブダペストってドナウ川をはさんだ「ブダ地区」と「ペスト地区」が、まぁいうなれば
市町村合併して出来た街で、東駅とかデーアク広場とか、さっきまでイ課長たちが
いたガワが「ペスト地区」、これから行くドナウ川対岸が「ブダ地区」なのである。

ブダ地区には王宮とか教会とか美術館とか、観光スポットはいろいろある。
これまで地下鉄やバスに無事に乗ることだけでオタオタしてたイ課長たちだが、
ようやく観光客モードに入れそうだぜ。ぜいぜい。
(つづく)



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by tohoiwanya | 2012-01-14 01:04 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(8)
2012年 01月 12日

ブダペストに行こう! -その3-

さてだ。
帰りの切符を確保し、現地通貨フォリントも両替して観光の準備は整ったわけだが、
ブダペスト市内を公共交通機関で観光しようとすれば、まだ重要なハードルが残っている。

さよう。交通機関の切符を買うという極めて高いハードルを越えねばならないのだ。
これについてはイ課長は用意周到に事前に情報収集していた。

こういうところ、海外出張で培ったノウハウが生きているという言い方もできるが、
逆に言えば海外出張で染みついた悲しいサガとも言える。
切符の種類や買い方、路線図なんかを事前に確認しておかなきゃってう強迫観念がある。

しかし文盲&失語症夫婦の旅行なんだから事前の情報収集はやっぱり重要だ。
事前調査に基づいてイ課長は「市内の地下鉄・市電・バス共通1日フリー切符」ってのを
買おうと思っていた。大きな街でよくある、市内交通機関共通券ってヤツだな。
現地通貨フォリントでの、最初の買い物ってことになる。

値段は下の写真にもあるように、1550ft。大体700~800円くらいってとこだと思う。
(フォリントの値段を半分にすると、大体オオマカな日本円に相当したはず)

イ課長たちはこのフリー切符を買っちゃったから、1回乗車券ってのは結局一度も
買うことはなかったんだけど、ハンガリー政府観光局サイトで確認すると、
地下鉄の1回乗車券が320ftだから、5回乗れば元がとれることになる。
ちなみに、イ課長たちは1日で地下鉄・バス合わせて7回か8回乗ったから十分元はとった。
f0189467_23564061.jpg

この1日フリー切符は窓口で買った(もちろん英語で、ワンデイ トラベルカード プリーズ!)
おそらく自動販売機では買えないんじゃないのかな?だってこんな風に駅員が使用開始の日時を
手書きで記入するわけだからね。こういうところもアナログ感たっぷりで大変よろしい。

ガイドブックによると、マーチャーシュ教会に行くには「16番のバス」が便利みたいで、
16番のバスっていうのはデアーク・フェレンツ広場っていうところから出てるみたいで、
デアーク・フェレンツ広場っていうのはケレティプから地下鉄で3つ目の駅みたいだ。
ふむ、それではまず地下鉄に乗ってデアーク・フェレンツ広場とやらに向かおうではないか。
切符はあるんだから、もう恐れるモノは何もない。
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これが東駅の地下鉄の駅。
旧東側諸国の地下鉄っておおむねそうらしいけど、ブダペストの地下鉄駅もなかなか広くて立派だ。
デアーク・フェレンツ広場駅はハンガリー語表記だと Deak Ferenc ter らしいから、
その駅名が書いてあるガワの電車に乗ればいいわけだが…あれ?あれれ??

変だぞ。このホームには確かにデアーク広場行きの電車が来るはずだけど、
次の電車はデアーク広場に停まらないみたいだ。だってホラ、×印がついてるじゃん。
ええー?デアーク広場駅って市中心部の大きな駅のはずなのに、停車しないの??
f0189467_23591090.jpg

ここで急速に悪い予感が広がる。
ひょっとすると工事か何かで、デアーク広場駅だけ閉鎖中なんじゃないか?
だからその駅はトバして停車しないという意味で×印が付いていると…
しかし、だとすると困ったなーーー。

イ課長とトホ妻がホームでアタフタと対応策を相談していたら、近くにいたオジサンが
トホ妻に「ドコに行きたいのだ?」みたいなことを尋ねてきた。
こういう時、ヤロウは必ず女性の方に声をかけるというのは万国共通なのだ(笑)。
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オジサンと話してたトホ妻はやがてイ課長に言った。
「なんかねぇ、乗って大丈夫みたいよ。どうやらあのバツ印はねぇ…」

何と!あの×印は crossing(交差)という意味で、要するに乗り換え駅の印らしいんだな。
なーーーるほど。他の←印は普通の停車駅、×印は乗り換え駅っつうわけか!!
なーんだ、わかってみれば簡単なこと…わかるわけねぇだろ

まったくもう~…意味ありげに×印なんかつけないで欲しいなーー。
イ課長にはウィーン旅行の約半年前の、ロンドン地下鉄の悪しき記憶が残ってる。
てっきり工事中・閉鎖だと思っちまったじゃんよーー。

さすがはガイコク感たっぷり、未知の街・ブダペスト。
初の地下鉄乗車からして、すでにもうヒジョーに危なっかしい(笑)。
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初めて乗ったブダペストの地下鉄、もちろんちゃんとデアーク広場駅に停車して、
何の問題もなく降りることができた。あーよかったよかった。あとは地上に出て
16番のバスに乗ればいいんだ。

地下鉄に乗るという試練を無事に乗り越え、目的の駅に到着したイ課長&トホ妻。
だが地上ではさらなる試練が待っていることを、この時はまだ知らなかったのである。
(つづく)




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by tohoiwanya | 2012-01-12 00:05 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)
2012年 01月 10日

ブダペストに行こう! -その2-

イ課長とトホ妻を乗せた列車は定刻よりやや遅れてブダペストのケレティ・プに到着した。
たぶん間違いなくここが東駅なんだろう…けれてぃぷ。
f0189467_093432.jpg

でも何だか嬉しかったなぁ…ワケもなく気分が高揚した。

イ課長はドイツ語全然わからないけど、出張で何度も行ってるからドイツ語圏なら
「まぁ何となく何とかなるだろう」っていう、慣れに基づいた根拠のない安心感がある。
さらにトホ妻は一応独文科出身。だからドイツ語圏のオーストリアにいる間は
「わかんないよぉ…」といった心細さを感じることはあまりなかったのだ。

しかしここはハンガリーだよ、ブダペストだよ、ケレティ・プだよ。
ヒトッコトも言葉のわからないガイコクに初めて到着した時の不安と心細さがグッと高まる。
イ課長は海外におけるこの「ちょっと不安なガイコク感」が好きで(程度にもよるが)、
なぜかというと、そこには「ドキドキする」という気持ちとかなり近いものがあるからだ。

初めてプラハに着いた時、初めてのフランス語圏・ブリュッセルに着いた時なんかのことは
その時感じた不安や心細さやドキドキ感と共に、今でもすごくよく覚えてる。
イ課長はそういう気持ちを「ガイコク感」名づけている…というか、たった今名づけた(笑)。
ブダペスト東駅でこの「ガイコク感」を久しぶりに味わったわけだよ、イ課長は。
(実はこの時、トホ妻も強烈なガイコク感を味わっていたことを後に告白している(笑))

国際列車の到着駅だけあって、ブダペスト東駅は古めかしいとはいえ立派な駅だった。
欧州に多い「行き止まり式」の駅だから、まず先頭部分のコンコースを目指して歩く。
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いくら言葉のわからん初めての国とはいえ、イ課長だってコドモではない。
この駅で絶対にやっておくべき二つの重要なことにまず着手した。それは…

①ウィーンまでの帰りの切符を先に買ってしまう
②ユーロの現金をハンガリーの現地通貨に両替する の二つだ。

まず①のハードルをクリアするために長距離切符の売場を探した。
広い駅でなかなか見つからなかったけど、ようやく見つかった。見つかったが…
f0189467_013943.jpg

うっわーーー…なにやらスゴい。これが切符売場??
ぶっとい角材を柱にしてるってことは…これ…はずすと天井が崩れるとか?(笑)
カウンターも金属格子がビシーッとハマッてて、切符売場というより、どちらかというと
刑務所の面会室を連想させるようなたたずまいじゃん。

ちなみに、ここは切符売場だけじゃなくツーリスト・インフォなんかも兼ねてるようで、
入口でこういう「目的別順番カード」を受け取る必要があるのだ。日本の銀行窓口と同じ。
切符を買いたきゃ上から三つ目の「Ticket」ボタンを押すと、番号を印字した紙が出てくる。
f0189467_013341.jpg

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天井にはこんな風に「何番の客はどのカウンターに行け」って表示があるから、
自分の番が来たらそのカウンターに行けばいいというわけ。
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これだけの認識に到達するまでに、イ課長たちはかなりオタオタして時間をかけたんだけど、
この記事を読んだ読者はもうブダペスト東駅に行っても鼻歌気分でスイスイだね(笑)。

ハンガリーにおいては自分たちが完全な文盲&失語症であることはわかってたから
プリントアウトした列車時刻表の、乗りたい列車ンとこにマル印をつけて職員に提示した。
「2枚」とか多少は言葉のやり取りがあったけど、その辺は英語でこと足りた。

ブダペスト東駅で買った帰りの切符はこれ。
日付らしき数字がグニョグニョ手書きで記入されてるあたり、アナログ的雰囲気が濃厚で
A4の用紙でプリントアウトしたÖBBの切符とは全然違う。イイネ!
f0189467_015695.jpg

次はハンガリー通貨の両替だ。ハンガリーの通貨は「フォリント」という。
このフォリント、余ってもハンガリーの外に出たら他の通貨に再両替するのは困難らしい。
帰る直前にハンガリー国内でユーロに再両替はできるだろうけど、手数料2度とられるのも
バカバカしいから少なめに両替して、使い切っちゃう方がいい(それでも最後に余ったのだが)。
フォリント紙幣の写真を撮ってこなかったから、拾いモノで勘弁してちょうだい。
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さぁ、これでケレティプで必ずやっておくべきことは二つともやったぞ。
あとは帰りの列車が出る19:10までの間、好きなよ~~にブダペストの街を観光できるのだ。
まずはブダペストに来た観光客なら誰もが訪れるマーチャーシュ聖堂あたりから
制覇してみようではないか。

だがしかし、イ課長&トホ妻は公共交通機関だけが頼りの、ビンボ根性丸出しの個人旅行者。
我々をマーチャーシュ教会に連れてってくれる人は誰もいない。
加えて二人ともハンガリーではカンペキな文盲&失語症ときた(笑)。

マーチャーシュ聖堂に無事たどり着く自信なんてまーーったくなかったのである。
あるのは「たぶん何とかなるんじゃない?」という安易な見通しだけで…
(つづく)




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by tohoiwanya | 2012-01-10 00:16 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(16)
2012年 01月 07日

ブダペストに行こう! -その1-

さてだ。
年も明けたことだし、未着手だったウィーン旅行の大ネタにいよいよ取りかかろう。

その大ネタとはウィーン旅行中の一日を費やしたブダペスト日帰り観光なのである。
この日帰り旅行記は長いと思う。ブダペストについて書きたいことはたくさんある。


東ヨーロッパ、ハンガリーの首都…
「ドナウの真珠」と讃えられる美しき街・ブダペスト



…と、こう書くだけですでにこのブログ内にロマンチックな空気が漂い始めるではないか(笑)。

イ課長はこれまでの人生でいわゆる「旧共産圏の東欧」に行った経験って一度しかない。
それは2007年の欧州出張でチェコのプラハに2泊した時で、それ以外は絶無なのだ。

ウィーンと言やぁ、地理的にも歴史的にも東ヨーロッパへの玄関口。
ここまで来たら、まだ行ったことのない東欧の街に、日帰りでいいから足を伸ばしたい。
「ウィーンから鉄道か船で日帰りで行けるところ」に的を絞って検討すると、有力候補は二つ。

候補1はスロバキアの首都・ブラチスラヴァ。ドナウ川を船で下って2時間くらいで行ける。
もう一つはハンガリーの首都・ブダペストだ。こちらは鉄道で約3時間弱。

うーーーん…ドナウ川を船に乗ってブラチスラヴァというのも確かに魅力的だが
二つの街を並べられるとイ課長の心はやっぱり「ドナウの真珠・ブダペスト」に傾く。
生まれて初めてハンガリーに、ブダペストに行こうじゃないか!

というわけで、ウィーン滞在4日目、2011年6月7日にイ課長とトホ妻はブダペストまでの
行きの切符だけ握りしめ、朝6時にホテルを出て、ウィーン・マイドリンク駅に向かった。
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とりあえず往路の切符だけは事前にネットで予約し、プリントアウトしてあった。。
切符予約方法については後日詳しくご紹介するけど、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)のサイトで
できるのだ。この辺はドイツのDBやフランスのSNCFと同じ。

ただし帰路、つまりブダペストからウィーンのチケットはなぜか同じサイトで予約できなかった。
理由はよくわからないんだけど、イ課長の推測では「オーストリアからハンガリーへの切符は
オーストリア発行、ハンガリーからオーストリアへの切符はハンガリー発行だから」
じゃないかって気がするんだよなぁ。ハンガリーの切符発行システムはまだネット予約
できるほど高度化してないんじゃないかなぁ?

まぁこういう違いも、別の見方をすれば「東欧らしさ」といえる。
西ヨーロッパとまるっきり同じようなハンガリーなんて、つまんないやん。
旧共産圏の雰囲気って、プラハではあまり感じなかったけど、旧東ドイツでは感じた。
果たしてハンガリーはどうなのか?期待は高まるのである。

予約した列車は7:09発。マイドリンク駅から出発…と、当日までそう思ってたけど、
実はブダペスト行き列車の始発駅は西駅みたいで、イ課長たちが待ち構えてたマイドリンク駅は
二つ目の停車駅っぽい。東北新幹線の東京駅と上野駅みたいな感じ?
f0189467_084254.jpg

まぁウィーンから乗る方はそれでもまだいいのだ。ちゃんと乗れたんだし。
問題はブダペストで降りる駅だ。モノの本によるとブダペストへの国際列車の多くは
「東駅」というところに着くらしい。イ課長たちが乗った7:09発の列車もまた
終点・東駅に到着すると推測されるのだが…だが…まぁ下の画面を見てほしい。
(日付が2012年の1月4日になってるけど、これはまぁ気にしないで…)

f0189467_091318.jpg


上段がウィーン・マイドリンク発7:09。それはいい。問題は下段の9:49着の駅だ。
この単語、イ課長には「ブダペスト-ケレティ プ」以外に読みようがない。
ハンガリー語では「東駅」を「ケレティ プ」って言うの?

下の画面を見るとわかるように、ウィーンからの列車は必ずまず「デリ プ」に停まり、
その4分後に終点「ケレティ プ」に着くらしい。
f0189467_010762.jpg

ここから推測されるのはハンガリー語で「駅」は「プ」って言うらしいってことだ。ぷ?!
それとも pu ってのはハウプトバーンホフ(中央駅)をHbfって書くみたいな略称なのかな?

これまでイ課長も海外で駅のことをステーションとかバーンホフとかギャールとか
いろいろ呼んできたけど なんて聞いたこともないよ。どの言葉とも似ても似つかない。
さすがは東欧。やっぱこうでなくちゃ。

東方民族の血をひくといわれているハンガリー人。ハンガリー語もラテン語起源の
西欧言語とは根本的に違い、言語学的にはむしろアジアの言葉に近いって話を聞いたことがある。
いやワクワクしてくるなー。駅名からしてもうすでにチンプンカンプンだもんね。
f0189467_0105021.jpg

こうして、期待高まるイ課長とトホ妻を乗せ、オーストリア連邦鉄道の特急列車は
ブダペストのケレティ・プに向けてひた走るのであった。


…と、とりあえずブダペスト行きの列車に乗り込んだところまで進行したブダペスト旅行記。
まだまだ続きますが、よろしくおつきあい下さい。



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by tohoiwanya | 2012-01-07 00:10 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)