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2013年 01月 31日

飛梅・太宰府天満宮 その1

福岡出張のついでに観光したところ。それは太宰府天満宮なのである。
天神さまの細道。飛梅伝説。しかしイ課長にとっては生まれて初めて行く場所だ。

太宰府天満宮について知っていることはあまり多くない。
その、あまり多くない知識の大半は、さだまさしの名曲「飛梅」の歌詞で形成されている(笑)。

 ♪心字池にかかる みっつの赤い橋は
 ♪一つめが過去で 二つめが現在(いま)

 ♪三つめの橋で君が 転びそうになったとき
 ♪初めて君の手に 触れた 僕の指


当然の結果として、観光計画もこの歌の内容に激しく影響されたものになるのは避けられない。
心字池っていう池にかかる三つの赤い橋を渡ると、そこにあるわけだな?太宰府天満宮。
どうもイ課長は、こういう風に「何かに激しく影響された観光」っていうケースが多いね(笑)。

まぁのんびり書いていこう。
太宰府に行くためには、西鉄福岡駅から西鉄に乗り、二日市って駅で乗り換え。その辺はちゃんと
調べておいた。ところが、カンジンの西鉄福岡駅を発見するのにちょっと迷った(←バカ)。
てっきり地下にある駅だろうと思い込んで地下街をウロウロしたんだけど、ここ、地上駅だったんだね。
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二日市という駅は急行停車駅だから、急行に乗った。福岡から20分くらいかな。
ここで太宰府行きの列車に乗り換えるのである。周囲は中国人団体観光客だらけだよ。
太宰府って(あるいは福岡って、と言うべきか)中国人観光客が多いんだねぇ。
駅の看板もこんな感じなのである。
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二日市で乗り換えたら太宰府までは5~6分ってところか。無事太宰府駅に到着ざます。
駅名表示板に梅の絵が描かれてて、飛梅キブンが徐々に盛り上がる。
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太宰府駅から天満宮までは一本道。これも歩いて5~6分ってところか。
両側は土産物や梅ケ枝餅の店やらがぎっしり並んでるけど、ここが賑わう時間にはまだ
ちょっと早いようだ。
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はーい到着しました太宰府天満宮。この時間はまだ昨夜の雪が屋根に残ってる。
別に受験生ってわけじゃないんだけど、一応参拝して欧州出張の成功を祈ろう。
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 ♪手を合わせたあとで 君は御籤をひいて
 ♪大吉が出るまでと も一度ひき直したね

 ♪辿りついたらあとは 下るしかないと
 ♪下るしかないと 気づかなかった
 ♪天神さまの ほそみち


この歌に激しく影響されているイ課長、当然、自分でも手を合わせたあとで御籤をひいた(笑)。
巫女さんから買うのかと思ったら、「おみくじ販売台」みたいなものにお金を入れて
パタンとフタをあけて適当に好きなお御籤を選ぶという方式なんだね。
後ろに写ってるのが「おみくじ販売台」。
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大吉が出るまでもう一度ひく気はないが、凶だったりしたら気分悪いのが人情。
開いてみると・・・ふむ、吉か、まぁこんなもんか。来月下旬に欧州出張を控えるイ課長としては
旅行運が気になるところだが…
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あまり急ぐは宜しからず・・・うう、そう言ったって、出張準備は急がなきゃならないんだよ~。
日程はもう2月下旬でキマリ。後ろ倒しなんてことはあり得ない。急がなきゃならないんだってば。
「宜しからず」なんて冷たいこと言わずに、ちゃんとイ課長のことサポートしてよ、天神さま~。

しゃぁない。太宰府天満宮の財政にもうちょい貢献し、菅原道真にゴマすってご利益を頂戴しよう。
お守りを買うことにした。天神さまといえば学問の神様だけど、別に入試を控えてるわけじゃないから、
合格御守なんて買ってもしゃあないし、まぁごくオーソドックスに厄除けか、飛行機が落ちないように
お願いしたいんだったら、交通安全のお守りあたり・・・

ぎょっ?こんなお守りがあるの?ここまでハッキリと「航空機の安全」だけに特化したお守りって
珍しくないか?とはいえ、前回書いたように今回の福岡出張じゃ787騒動で予約フライトが前夜トツゼン
欠航になって、飛行機に起因したピンチを味わったばかり。来月には欧州往復のロングフライトがある。
よし、買うお守りはコレで決まりだ。しかし太宰府天満宮と航空産業の関係って…??
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ハッ、そうか!!バカだなーイ課長。ここは「飛梅伝説」の太宰府天満宮だぞ?
京都から九州まで梅の木がブーンと飛んできたという、あり得べからざるスーパー飛行伝説の地だ。
梅の木を飛ばすくらいのパワーを持った天神さまなら、飛行機を欧州まで飛ばすくらいカンタンじゃん。

いそいそと航空安全御守を買い、イ課長はさらに太宰府天満宮の奥に向かって進むのであった。
しかし続きは次回ということにしよう。別に何かすごい展開が待ってるわけじゃないけどさ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2013-01-31 00:27 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2013年 01月 29日

博多出張の夜

ネタの地域移動が激しいことで知られるイ課長ブログ、本日は福岡の話ばさせてもらうたい。

今年度もインドだ欧州だと海外出張は相変わらず忙しいけど、実は国内出張って少ない。
去年の9月に大阪日帰り、11月に名古屋(ほんとは日帰りだけど)一泊出張、そして先日の
福岡出張くらいしか行ってないんじゃないかな?国内出張年間3回なんて、2010年と比べると
天地の差で少ない。

仕事は木曜日。本来なら十分日帰り可能な出張だけど、名古屋のときと同様、今回も
金曜日に休みをとって1泊。翌日に軽く福岡観光を敢行してきたイ課長なのである。

博多の街も、もう4~5回は来てるはずけど(ぜ~んぶ出張)、こんな厳寒期に来たのは初めてだ。
寒い。昼に到着して仕事して、ホテルに入った夕方頃までは「東京と同じくらい寒い」状態だったが
6時くらいから雪まで降ってきやがる。東京より寒いんじゃないか?寒すぎるぞ博多!
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コンビニで500円傘を買って、ホテルから天神の街ぷらぷら歩いてみたけど、こう寒くちゃ
散歩どころの騒ぎじゃない。とりあえずどこかに避難して晩メシを食おうではないか。
トットとメシ食って、ホテルで缶ビール飲んで寝ちまおう。

メシを食う店については「一人でモツ鍋を食える店」というのを事前にリサーチしておいた。
ホテルの近くにそういう店が1軒あったから行ってみたのである。
ナントカっていう、屋根つきアーケード街みたいなところにある店だ。
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混んでるかと思いきや、中は同窓会とおぼしき1グループいるだけ、他のテーブルは全て空き。
常々思うんだけど、東京にくらべると、名古屋とか博多とか神戸みたいな地方中核都市って
人間の数が少ないよねぇ。だからお店も空いてる。この博多くらいが都市としての人口密度の
適正レベルなんじゃないか?

いやー待ちかねました博多晩メシ。
この日は朝、羽田空港駅で朝メシ食って以来、何も食ってなかったから、腹へってたよ。
モツ鍋と揚げ出し豆腐とビール、美しい夕食ではないか。
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モツ鍋。実はこれを博多で食うのは初めてなのだ。いつも一人での出張だからね。
こういう鍋ものを一人で孤独に、ショボショボ食うのはちょっと…っていう人も多いだろうけど
イ課長は一人メシに慣れているので平気なのだ。むしろ一人前で食わせてくれる店を
探すことの方が難しい。

うーむ…いい具合に煮えてきたぞ。そろそろ食おう。やっぱ鍋は暖まるのう。
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そして最後はお約束のおじやざます。
この店の場合、目の前で鍋にごはんと卵を投入しておじやにするんじゃなく、
いったん鍋ごと厨房に持って帰って、しばらくしたらおじやとして供された。ひぃ、うまそう。
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最後のおじやが一番美味いというのは、鍋料理における鉄の法則で、実際美味しかったよ。
体も暖まり、コンビニで缶ビールとピーナッツを買ってホテルに戻ったイ課長なのであった。

実はこの時の福岡出張。
例の787飛行停止のアオリを食らって、出発前夜に全日空からトツゼン「アナタの乗るはずの便は
欠航になりますごめんちゃい」メールが届いて、イ課長は大変だったのだ。
全日空に何度電話してもつながらず、必死になってネットで変更手続きをして、一本遅い飛行機を
確保できたのである(1本早い便は満席だった)。

そのせいか、ホテルに戻って部屋でビール飲んでたら、もう眠くて眠くて…疲れてたんだねぇ。
夜更かしどころか、22時くらいには昏睡しちまったはずだ。小学生並みのおやすみタイム。

まぁ翌朝は天気も回復してたので、予定の観光活動に邁進したんだけどさ。
福岡観光活動報告についてはまた続編で。


 
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by tohoiwanya | 2013-01-29 00:28 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2013年 01月 27日

インドの“そういう”事情について

ヒンズー教社会では婚前交渉に対する許容性がないので、男たちは恋人がいてもいなくても
“禁欲的”な環境下に置かれている…インドに行く前、インド野郎たちの「そういう」事情に関して
イ課長はそういうイメージを持っていた。ガイドブックにもそんなようなことが書いてあったし。
おおまかに言って、日本の独身男たちよりかなり“不自由”なんだろうな、と思ってた。

ところがだ。
デリーでの仕事中、例によって車で市内を移動してて、ある公園のワキを通ったら
車中にいた通訳さんが教えてくれたことがある。

通「イカチョさん、ここ、ナントカこうえんよ ひろいこうえんよー」
イ「ほぉ…」
通「このこうえん、よるになると カップルがおおいことで ゆうめい」
イ「ほぉ~そうなんですか」
通「そうですよ。だってインドにはラブホテルがないからね」
イ「はっ?・・あーー、なるほど、公園で・・・ははぁ」

宗教的に、結婚するまでエッチなことはトンでもないわ!ってことかと思ってたけど、
この話を聞く限りでは、カノジョのいる男なら、「夜の公園でイチャイチャ」程度の
“性的行為”は、少なくともデリーみたいな都市部ではアリみたいだねぇ。
これはちょっと意外だった。そんなに“禁欲的”ってわけでもないじゃん。インド野郎。
(下の写真はその公園じゃないよ)
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同じくデリーでこんな経験もした。アポ時間まで待つために喫茶店に入った時の話。
インド女性の代表的衣装としてサリーと並んで知られてるのがサルワール・カミーズだ。
別名、パンジャビ・スーツとも言われている。下がパンツになってて、こんな感じのやつ。
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ヒザあたりまでの長めのトップス、パンツ、ショールって3点セットが基本のサルワール・カミーズ。
しかし、その喫茶店にいたカップルの女性の方はショールなしで、トップスとパンツだけという
スタイルだったんだよね。へぇ、ああいう着方もあるのかと思って通訳さんに聞いた。
すると意外な答えが返ってきた。

「ああ、あれはね、むねをみせるため」

これまたちょっと意外な答えで驚いた。
ボーイフレンドの前で女性が自信のある部位をアピールしやすい服を着るというのは理解できる。
胸に自信があればピタTシャツを、脚に自信があればミニスカートを着る。日本の女性だって
身に覚えのある人はいるはずだが(笑)、しかし、インドでも同じだったとは意外。

なぁんだ、インドも実はそれほど“禁欲的”ってわけでもないんだ、と思った。
そりゃまぁ、ラブホテルがないのは不便だろうけど、カップルが夜の公園でイチャイチャしたり、
女性が彼氏の前でちょっぴりセクシーな衣装を着たりするあたりは日本と大差ない。
ヒンズー教だナンだっていっても、インドの独身男女、けっこううまくやってんじゃん、と思ったさ。

…というイ課長の考えはどうも甘かったようだ。
ご存知の人もいるだろうけど、去年の12月、デリーでひどい集団強姦事件があり、
インド各地での強姦事件の多さや、その悪質さが報道された。イ課長もショックをうけたよ。

強姦事件が多いって話を聞くと、インドの独身男たちはやはり禁欲的環境下に置かれて
「シたいけどできない」→「飢えすぎて、性欲暴発」という図式なのか?とも思える。

しかし、インドの公園がイチャイチャカップルでいっぱいという話を聞いてたイ課長としては
どうも単純にそう思う気にもなれなかった。そりゃまぁ、確かに「イチャつく相手」のいない
モテない野郎だっていっぱいいるだろうから、そういう連中が…ということなのか?

今回のデリーの事件、それに限らず、インドでは強姦がモノすごく多いって話と
「公園がイチャつきカップルだらけ」という経験がどうしても整合しなくて、イ課長なりに
いろいろ考えた。
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同じ頃、集団レイプされた女性が警察に訴えたら、警察から「強姦した相手の一人と
結婚すれば?」と言われ、被害者が憤慨のあまり服毒自殺したっていう事件もあった。
ここにはインドの女性蔑視・女性差別がある、と誰もが思う。イ課長も思う。

こういうのは「どうせヤッても大した罪にゃならないんだから」っていう感じで、
モテない男たちが強姦に走った、と考えることができる。要するに“性欲暴発型”。
まぁこれはイ課長にも理解はできる(やらないけどさ)。

しかし、例のデリーのレイプ事件はカップルが狙われたってところが引っかかる。
むしろレイプを誇示してるっていうか、単に「ヤりたい」っていう以上の、リンチした結果を
誇示するような異常性がある。ほとんど猟奇殺人の世界。イ課長の理解を超えている。
「どうせ一生カノジョなんて出来ないんだ」っていう男たちの、ヤケクソ復讐みたいな感じ。
いわば“恋愛貧者復讐型”とでもいうか…ターゲットがカップルだっただけにそう思う。

インドには下層カーストの男とか、ド貧乏な男もたーーーくさんいる。
夜の公園でイチャつくことも、結婚も生涯ムリそうで、売春婦を買うカネもない男たちも
たぶんたーーーーくさんいるんだろう。

そういう自分の人生を諦めることもできる(っつうか、諦めることしかできない)。
だが、まだ若くてヤリたい盛りの男たちにとってはどうか?そんな一生を送るくらいだったら
こんな人生をオレに押し付けた社会に復讐してやれ、と思うヤケクソ男もいるだろう。
そんな彼の周りに恵まれたイチャつきカップルがたくさんいれば、彼の復讐対象が誰になるか、
復讐形態がどんなものになるか、何となく想像がつくような気がしてくる。
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ちょっと暗い話になって申し訳ない。
イ課長はインドって国を基本的に好きだし、現地で会ったインド人もみんないい人だった。
しかし、インドにはイ課長が想像するしかない暗部・深部があることもまた事実だ。

とにかく強姦される女性が多いという社会、強姦犯に寛容という社会はやっぱ、異常だよ。
今回のレイプ事件で、世界中の女性が「インドに観光なんて行きたくないわ」と思っても
それは無理もない話で、これに関してインドに弁解の余地はほとんどないと思うのだ。


 
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by tohoiwanya | 2013-01-27 02:31 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)
2013年 01月 22日

インドの夕刊フジ

話は突然、インドに飛ぶ。

イ課長が泊まったデリーのヒルトンでは毎日部屋に新聞が2種類、届けられた。
2紙っていうのは、いわゆる高級紙と大衆紙で、イギリスでいえばThe TimesとSun、
日本でいえばさしずめ朝日新聞と夕刊フジといったところか。

英語の不自由なガイジンには写真や広告の多い大衆紙の方が面白いのは当然で、
もっぱらそっちを読んだ。Delhi Timesっていう新聞だ。
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一面からカラー写真や挿絵があふれてて、難しい政治や外交問題なんかとは無縁そうな
新聞であることがすぐわかる。写真だけ眺めててもけっこう面白いんだよね。

特に面白かったのが、変身特集みたいな記事(というか、写真)だ。
おそらく「あなたをたちまちモテ女・モテ男に大変身させる!」みたいな特集で、
Before と After の写真が並んでるからおかしい。たとえばこんな感じ。
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こういうのは実に面白いよねぇ~。
これを見ると、特に女性の“変身”に関しては、ブスが美人に変わるっていうより、
「フツーの女性が妖艶な女性に変身する」というブブンが強調されてるように思う。

ほら、下の写真なんかもそう。
ジミ専のイ課長にはBeforeのスッピン顔でもカワイイと思うんだけど、
このAfterのように、もっと目の化粧をキツくして妖艶美女風に仕立てることが
ポイントらしい。しかしさぁ、ちょっと水っぽくなってないか?(笑)
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さらに興味深いのはシーク教徒の殿方の変身だ。
シーク教徒の男性の場合、ターバンとヒゲという条件は変えようがないわけだから、
変身余地はあんまりないんだけど、こんな風に服のコーディネートで大変身というわけだ。
しかし、この彼なんかも変身前からすでに十分二枚目だと思うけどなぁ…。
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同じような「インドの夕刊フジ」はムンバイにもあった。Mumbai Mirrorだ。
イ課長のムンバイ滞在中、国民的な大歌手の甥だか娘だかが拳銃自殺するという、
夕刊フジ好みの事件が発生したため、翌日の第一面はどかーんとその事件が扱われてる。
ちなみに、この国民的歌手(下の写真の左側のおばあちゃんと推測される)の自宅は
通訳さんの家の近所だったそうで、警察やTV局が集まって大変な騒ぎだったらしい。
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このように、デリーにもムンバイにも夕刊フジがあって、現地の人にはゴシップネタを、
イ課長にはブログネタを供給してくれるわけだけど、その中でイ課長が最も驚いた
衝撃の新聞広告をごらんに入れよう。DELHI TIMESに載ってた広告なんだけどさ。

                        どーーーん。
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最初に目にした時は、ビクトリア・シークレットみたいな女性の下着の広告だろうと思った。
だが待て。ここは日本じゃない。インドだ。インドでもこんなセクシーな女性用下着の
広告があるの?ちょっと気になったから少し注目してみた。

広告の右下に裸体の男女が抱き合ってるパッケージがあるのがわかる。ははぁ~なるほど。
こりゃ新作アダルトDVDか何かの広告っぽい。このパッケージが商品というわけだ。
しかしDVDともちょっと違うようだが…?
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    ええッ?

こ、こ、これは、こ、こ、コンドー○の広告でございましたかそうでございますか。
コン○ームの広告が新聞一面にデンと出てるのも驚くし、そのパッケージがこんな
裸体男女の抱き合い写真であるというのもちょっと驚く。しかしこの際それはいい。

問題はその横に書かれた言葉だ。
Chocolate Flavored Condoms・・・・チョコ味のコ○ドームぅ~?

実はこの広告を見るまで、イ課長は「味つき○ンドーム」なんぞというものが
この世にあるとは知らなかったので、それはもう大変な衝撃だった。
その後調べてみたところ、味付きコンドー○というのは日本にも一応あるようで、
フレーバーとしてはイチゴとか、まぁそういう“果汁系”が多いようだ。

しかしチョコ味がいいのか…インド。うーーん…。
チョコ味コン○ームを、セクシー写真パッケージに入れて商品化し、
セクシー写真の全面広告で宣伝するわけか…インド。うーーん…。

この全面広告だけ見ると、インドは性的にオープンでおおらかな国にも思えるが、
実際にはむしろ逆なはずで、インドの男たちはすごく性的に抑圧された…というか、
まぁ早い話、欲求不満だと思うんだよね。

インドで大社会問題になったレイプ事件なんかも、インドの男たちの置かれた状況を
暗示してるようにも思える。インドじゃ「風俗に行ってスッキリ」なんてしたくても
風俗産業自体が(たぶん)ないし、仮にあったとしても、風俗なんぞに行くお金の
ない人たちだって何億人といるはずだ。

インドの、特に独身の男たちのモヤモヤというのはどういう感じなのだろうか?
そして、インドの若い女性たちの立場は?

インド出張中、この問題について掘り下げる機会はなかったが(当たり前だ)、
ちょっとしたことで「ははぁ~なるほど」と思ったことは何度かある。

というわけで、インドの夕刊フジの広告の話からつなげるわけじゃないけど、現地で
見聞きした乏しい体験を材料に、次回はインドの“そういう”事情について考察してみよと思う。
 
 
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by tohoiwanya | 2013-01-22 03:05 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)
2013年 01月 19日

ル・トラン・ブルーの夜

2011年の欧州出張、えらい人がイ課長と同行してたって話はこれまでにも何回か触れた。

仕事でリヨン駅からリヨンに行った日、そのえらい同行者がパリに戻る列車の中で、
イ課長と通訳さんに晩メシをオゴろうと申し出てきたんだよ。

実はこのエラい人、この欧州出張同行はいわゆる「アゴアシ付き」だっんだよね。
飛行機代はもちろん、現地宿泊費や交通費なんかもイ課長側が負担してた。
成り行き上、ふだんのメシ代なんかもイ課長が払ってたのだ。

彼としても「ご馳走になってばかりじゃワルい」って気を使ってくれたんだろうな。
彼がオゴると申し出てきた背景にはそういう事情があったのである。

これまでずっとイ課長が(というか、ウチの会社が)メシ代を払ってたわけだから、
こっちもおごってもらうという罪悪感があまりなくて(笑)、それならまぁ今晩だけは
ご馳走になりましょうという話がまとまって、3人はリヨン駅に戻ってきた。

「駅の上に豪華なレストランがあったんじゃないか?あそこにしよう」という話になって
行ったのが、パリの高級レストランとして知られたLe Train Bleu= ル・トラン・ブルーだったわけ。

このレストラン。とにかく内装が豪華なことで知られている。
「ニキータ」っていう映画でも、この店のゴージャスさが強調されてたよなぁ。
実際、中に入ってイ課長も驚いたよ。どこの宮殿かと見まごうばかり。ほら。
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予約ナシで飛び込んだけど、幸い我々3人はテーブルにありつくことが出来た。
(予約ナシで座れる最後のテーブルだったそうで、後から来て断られてる客もいた)
超豪華レストランでのディナー、しかもオゴり(笑)。たいへん気分がよろしい。
皿に書かれたLe Train Bleuの文字がいかにも高級店っぽいよねぇ。
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海外出張では駅の構内で立ち食い焼きソーセージとかドネル・ケバブなんかを食い、
缶ビールをホテルの部屋で飲むといった食生活専門のイ課長だもんね、なにせ。
フツーだったら生涯入ることのないようなタグイの店だよ。

ほどなく出てきた前菜はこれ。料理名はわからない。
これねぇ、コップの中の液体はドロリと濃厚な、魚介風味の冷たいスープで、
エビのペースト(かなぁ?)が塗りつけられたパンと一緒に食う。
詳細がわからなくてスマン。こういうのを食うのに慣れてないのだ、イ課長は(笑)。
ただ、非常においしかったことは確かなのである。
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メインはこれ。
これはまぁ一種のハンバーグステーキと言っていいんだと思う。
そんなに大きくは見えないけど、いざ食ってみるとけっこうボリュームがあった。
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最後のデザート。何種類かあったんだけど、イ課長はシャーベットにした。
これも美味しかったねぇ。一つはあきらかに「ゆず風味」なんでびっくりしたよ。
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しかしまぁ、この店にいると、どうしても料理よりも内装に関心が向いてしまう。
トイレに行こうとする廊下にもこんな風にテーブルが置かれてて、時代色たっぷりだ。
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さらに驚いたのがこのトイレの蛇口。
これはもう、1900年に駅舎(と、たぶんこの店)が作られた当時のままの
まさに歴史的蛇口に違いない。すごいねぇ。
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ちなみに、この店の入口で客をサバいてる女性従業員。
普通のウェイトレスじゃなく、サブマネージャー的な感じで仕切ってたけど、
この人がスラリと背が高くて非常に美しい人だった。インド系か、北アフリカ系かな…
同席者たちの指令もあったので(笑)、ズームで盗撮させていただきました。
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美味しい料理、コージャスな店内、歴史を感じさせる備品、さらに美しい女性従業員。
たっぷり堪能させていただきました。ごちそうさまでした。

オゴってもらったわけだから、ル・トラン・ブルーにおけるこの夜の3人の
メシ代+シャンパン代の合計がいくらだったのか、イ課長は知らない。
まぁかなり高かったのは間違いないよねぇ。重ね重ね、ごちそうさまでした。
 

  
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by tohoiwanya | 2013-01-19 00:05 | 2011.11欧州出張 | Comments(4)
2013年 01月 16日

【パリの駅シリーズ:4】 リヨン駅

トホ妻が北駅のことを「東京でいえば上野駅」と評したとき、比較対象に出したのが
このリヨン駅だった。いわく…
「リヨン駅は“南仏に遊びに行く駅”的な、華やかなイメージがある」

当時、イ課長はパリなんて一度も行ったことない身。「ふーんさいでござんすか」と
拝聴するしかなかったわけだが。

そんなイ課長もいまやパリ主要駅をコンプしたもんね。ふふん(笑)。
中でもリヨン駅は、宿泊ホテルの真ん前だったから、リヨンの街に行く時、ここからTGVに乗ったし
(そう、リヨン行きの列車はリヨン駅から出るのだ)、他のどの駅に行くときも
まず、このリヨン駅からメトロに乗って移動したわけだ。
2011年のパリ滞在中、最も頻繁に出たり入ったりした駅だったといえる。

リヨン駅の外観はこんな。どーーん。
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第一印象はとにかくデカい時計台の目立つ立派な駅だなー、と思った。
サン・ラザール駅の正面にも時計がハマッてるけど、あれに比べてやたらデカい時計だ。
バランス的にややデカすぎるのでは?と思わせるくらいデカい(笑)。

現在のリヨン駅は1900年パリ万博のときに作られたそうで、例のアレクサンドル3世橋なんかと
“同級生”ということになるんだと。へぇ~存じませんでした。

建物の外壁もやたら豪華だ。
女神らしきご婦人やら、何だかわからない裸体のご婦人やらがそこらじゅうに貼り付いて、
ちょっとした宮殿のようなたたずまいなのである。
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中はこんな感じ。この駅に関しては昼間の写真があるのである。
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もっとも、リヨンに行くんでここからTGVに乗ったときはは7:24分という、例によって
朝早い列車だったから駅もまだ真っ暗だったけどね。
夜…つうか、早朝のリヨン駅の写真もお目にかけようか?こんな感じだ。
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これまでご紹介した「夜のように真っ暗な早朝のモンパルナス駅や北駅」に行くために
さらにもっと早い時間にホテルを出て、このリヨン駅からメトロに乗るわけだから、
この「夜のような早朝のリヨン駅」の光景は眠さと、身を切るような寒さの記憶とともに
イ課長の中では冬の海外出張の、悪しき思い出のイメージとして残ってる(笑)。

夜の駅構内はこんな感じ。行き止まり式構造の駅なのである。
ちなみに、これまでご紹介したパリの6つのターミナル駅、ぜーーーんぶ行き止まり式だ。
ヨーロッパの大きな駅の典型的スタイルと言っていい。
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しかしリヨン駅、どうしてお前は「リヨン駅」なんだ?
ガイジンは何となく気づかずにスルーしちゃうけど、よく考えてみたらこれは
東京の巨大ターミナル駅の一つに「名古屋駅」っていう名前がついてるのと同じことだ。
そういう名前つけるか?フツー。

これでリヨンに「パリ駅」があれば笑えるところだけど、さすがにそれはないようだ。
ちなみに、リヨンの街には『リヨン駅』って名前の駅はないそうで、イ課長が利用したのも
「リヨン・ナントヤラ」って、後になにか付いた駅名だったな(調べろよ)。

実はこの駅を「パリの駅シリーズ」の最後にもってきたのには理由がある。
「利用した順番通り」なら、リヨン駅じゃなく、北駅が最後になるはずだった。
でも、ここを最後にする方が次回への流れが良くなるんだよ。

このリヨン駅の中には有名な豪華レストランがある。
「ル・トラン・ブルー(英訳すればブルー・トレイン)」っていうレストランだ。
ガイドブックなんかにも載ってる有名店で、「ニキータ」って映画にも出てきた。

実はイ課長はなぜか、その「ル・トラン・ブルー」で晩メシを食ったんですねー。
駅に続けて、そのレストランをご紹介するために、リヨン駅を最後にもってきたんですねー。

リヨン駅構内にある絢爛豪華な高級レストラン「ル・トラン・ブルー」。
駅もそうだけど、そのレストラン自体も歴史建造物に指定されてるんだとか。
B級グルメ専門のイ課長が、なぜそんなゴージャスなレストランでメシを食ったのか?

次回の更新で全てが明かされる…(ひっぱるねぇ)。


 
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by tohoiwanya | 2013-01-16 00:21 | 2011.11欧州出張 | Comments(0)
2013年 01月 14日

【パリの駅シリーズ:3】3つのターミナル駅

3連休なのをいいことに、こんな時刻に更新するのである。

さて、パリの駅シリーズ。最後を飾るリヨン駅の前に、寄り道をしたくなった。
だから、予定を変更して今日は他の駅のことを書く。

2011年の出張で、イ課長は仕事上の訪問先に行くために、パリにおいて
モンパルナス駅、北駅、リヨン駅を利用した。だから最初は順当にこの3つの駅について
書こうと思っていたのだけど…

…ん?だが待てよ?

考えてみりゃ、シュツットガルトからパリに到着したのは東駅だった。
翌日、ルーアン観光に行くために使ったのがサン・ラザール駅。
オーステルリッツ駅は日曜日に散歩で見学して、この駅の地下からRER(近郊線)に乗って
夜のエッフェル塔を見に行ったんだよ。ってことはだよ?

なんと。
イ課長はあの出張でパリ主要駅を全部使ってたんだ!
パリ6大ターミナル駅をコンプリート。ステージクリア。すごいぞイ課長(笑)。

というわけで、せっかくだから仕事以外で使った3つの駅のことも触れておこうと思ったわけだ。
以前の記事と多少カブるけど、やはりここは「6駅完全制覇」という完璧性を追求しておきたい。

【サン・ラザール駅】
歴史と伝統あふれるサン・ラザール駅。モネも描いたサン・ラザール駅。

2009年にはガタガタ工事してたけど、2011年にはそれも完成して、落ち着いてた。
ここはノルマンディー方面の列車が出る駅で、ルーアンにはここから行ったわけだ。
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ただサン・ラザール駅と言やぁ,映画ヲタクのイ課長にとっては映画ヲタク的な意味で
非常に思い入れがある駅なんだよ。2009年の旅行のときも詳しく書いた
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「シェルブールの雨傘」のロケ地、シェルブールに行きたい方(少ないだろうが)
「男と女」のロケ地、ドゥーヴィルに行きたい方(いるかなぁ?)
「シベールの日曜日」のロケ地、ヴィル・ダヴレーに行きたい方(いないだろうと思う)
全部サン・ラザール駅からの発車です。しかも駅自体も「男と女」の、有名なラストシーンの
ロケ地だっつうんだから、フランス映画ファンにとっては聖地のような駅なのである。


【東駅】
北駅とほとんど隣接すると言っていい東駅。
シュツットガルトから週末ルンルン気分で乗ったTGVの到着駅が東駅だったのである。
着いたときは夜で暗かったけど、昼間は利用客でにぎやかな駅だ。
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東駅からさらに東にちょっと歩くともうサン・マルタン運河なんかがある。
北駅同様、パリ下町情緒あふれるエリアと言っていいだろうな。

駅構内のショップもけっこう充実してて、イ課長はこの駅の中のロクシタンで
日本へのお土産を買ったりしたもんだった。
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ランスに行ってランス大聖堂を見たいという方(これは多いだろう)
あと…ドコ方面行きが出るのかよく知らないんだけど、方角からいってパリ東方の
都市に行きたい方は利用するであろう駅なのである。


【オーステルリッツ駅】
ここは上にも書いたように、地下の駅から近郊線に乗る時に利用したけど、
この駅から長距離路線に乗ったことはない。
だから、ドコ方面行きの列車が出る駅のかも実はよく知らない(笑)。
おそらくパリ南方の都市向けじゃないかと思うが、よくわからんヌ。

リヨン駅前のホテルにチェックインして、リヨン駅をブラブラ散歩・見学したあと、
セーヌ川対岸にあるこのオーステルリッツ駅まで足を伸ばしてみたというわけなのだ。
リヨン駅とオーステルリッツ駅はセーヌ川をはさんでアッチとコッチにあって、近い。
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石造りの外観で、なかなか歴史のありそうな駅だ。
駅名はナポレオンが勝った「アウステルリッツの戦い」からとってるらしい。
しかし、この駅からアウステルリッツ行きの列車が出ているのかどうかは知らぬ。

中はこんな感じ。
パリのターミナル駅によくある、長~い三角屋根構造になってて、これだけ見たら
ここがナニ駅なのか全然区別がつかないよね(笑)。
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以上、パリ主要駅コンプリート記念、3つのターミナル駅の駆け足紹介でした。

イ課長は海外の駅を見学するのが好きだし、パリの駅はそれぞれに趣きがある。
皆さんもパリでヒマがあれば、あちこち見学してみるのも面白いと思う…けど、だ。

こういう大きな駅にはヘンなヤツ、あぶないヤツ、スリ、ひったくりの類もいる。
そうウヨウヨしてるってわけじゃ(たぶん)ないだろうし、イ課長も遭遇はしなかったけど、
巨大駅はそういう連中が“仕事場”にしやすい場所であることは確かだ。
念のため、駅見学に際しては警戒レベルを1段階くらい上げて、のぞみましょう。

パリの駅シリーズ。モンパルナス駅から始まって、これで5つご紹介し終わったわけだ。
次回はいよいよ、今度こそ、シリーズラストを飾るリヨン駅のご紹介でーーす。
 
 
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by tohoiwanya | 2013-01-14 02:11 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)
2013年 01月 12日

【パリの駅シリーズ:2】北駅

パリ北駅

この語感には何となくロマンチックなイマジネーションをかきたてるものがある。
パリに行ったことがない頃から「北駅」っていう駅があることは聞いたことがあって、
そこはきっとノスタルジイと旅愁に満ちた駅に違いない、と勝手に想像してた。
「北」っていう言葉が影響してたんだろうな、きっと。

パリ経験のあるトホ妻が北駅についてイ課長に説明したことがある。
いわく、北駅というのは東京で言えば上野駅に近くて、周囲は庶民的かつ下町的な
雰囲気に満ちた駅なのである…ということらしい。

実際に北駅を始めて見たのは2009年に初めてパリを旅行した時だ。
駅自体は近代的で、ベルギーやドイツに行く国際列車も出る巨大駅なんだけど、
駅の周囲は確かに下町っぽい雰囲気がある。

北駅からしばらく歩いてモンマルトルの周辺まで行くと、これはもうはっきりと
黒人やアラブ系・インド系なんかの移民が多く住む地区だってことがわかる。
美容院に貼られたモデル写真がアフロヘアの黒人女性モデルだったりするからね。
そこからさらに歩くと、ポルノショップ街があり、赤い風車ムーラン・ルージュがあり…
…なんとなく上野駅から浅草にかけて歩いてるような気分。

しかし、こういう「昼間の北駅」の思い出はぜんぶ2009年のパリ旅行のときのことだ。
2011年出張では7:58発リール行き列車に乗る必要があって、例によって眠い目をこすり、
寒さに身をかがめながら早朝にホテルを出て、北駅に向かった。

北駅に着いたのは7時ちょい過ぎくらいじゃなかったかな。
しかし、朝の列車に乗ろうっていうフランス人たちで駅の中は混んでる。
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上の写真の右のところに何やら光り輝く柱みたいなものが床から突き出ている。
これ、何かっていうと、要するに電気ストーブなんだね。大して暖かいわけじゃないけど、
ないよりはマシだっていうんでフランス人たちが暖をとってる。
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上の方から北駅全体を見渡してみる。
天井が高くて、クラシカルな球形の照明がズラリと並んでるあたりは、いかにも
歴史と伝統を誇る駅としての風格があって、なかなかよろしい。
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ちなみに、駅前はこんな感じ。その名もズバリ「テルミヌス・ノール=北駅」っていう
建物が真ん前にあるね。何度もいうけど、これは夜の写真ではない。
もう7時をトックにまわった朝の写真なのである。
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ほら、もう7:43だし。
でも例によって「発車直前まで何番線か教えてあげないよ~んシステム」だから
発車15分前になってもこうやって表示板の前で待ってなきゃならん。
まったくもう…フランス人ってやつぁ…
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実はこの夜、リールから再び北駅に戻ってきたとき、イ課長はフランス人に対して
さらなる呪詛の言葉を吐くことになった。

北駅の切符自販機で、翌日のドゴール空港までの切符を買っとこうと思ったんだよ。
通訳さんが一緒だと、機械の表示画面がフランス語でも切符が買えるじゃん?
彼女についててもらいながら、自販機の表示画面を操作してドゴール空港…大人2枚…と
順調に買い進み、最後の入金画面になったら…

現在お札が使えません」という表示が(通訳さんの話によると)出るではないか。
となりの自販機に移って買おうとしてもダメ。どれもダメ。おそらく、この時は北駅全体の
切符自販機システムがトラブッて、全部「お札は使えません状態」になってたと思われる。

仕方なくクレジットカードで買おうとしたら…えッ?!カードも「使えません」だとゥ?
フランス人〜〜〜、そんなにイ課長を怒らせたいか?

通訳さんが「硬貨なら使えるみたいです」っていうけど、そんなねぇ、パリ中心部から
ドゴール空港まで1000円くらいするんだぜ?二枚買おうとすりゃ2000円だぞ?
2000円分もジャラジャラ硬貨をかき集めろってか?!ふざけんな!

こうなると旅愁あふれる駅もヘチマもあったもんじゃない。
イ課長の北駅に対する印象は一気に悪化し、同時に対仏感情も大幅に悪化した(笑)。
自分の財布から硬貨をジャラジャラ出し、同行者の人の硬貨もあわせて、二人分の
切符を買えるかどうか勘定してみたけど、そりゃねー2000円分もの硬貨なんて、ないよ。

まったくもう~…ワインばっか飲んでヘラヘラしてねぇでな、駅の切符自販機くらいは
マトモに動くようにシステムメンテナンスしとけ!フランス人!

結局、北駅では切符を買うことができず、ルーブル3時間1本勝負のために移動した
メトロの駅の自販機で(これはマトモに動いた)やっと切符を2枚購入できたのである。
ったくもう~…ぜいぜい…。

次回?次回はリヨン駅をご紹介する予定だよ。ぜいぜい…。
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by tohoiwanya | 2013-01-12 00:18 | 2011.11欧州出張 | Comments(6)
2013年 01月 10日

【パリの駅シリーズ:1】モンパルナス駅

パリには行き先方向別に大きなターミナル駅がいくつもある。

東京でも東北なら上野駅、甲信なら新宿駅、東海道だったら東京駅みたいに
行く方向によって発着駅は異なるけど、パリはそういうターミナル駅が
(イ課長の知る範囲では)6つある。以下の6つ。

サン・ラザール駅、北駅、東駅、リヨン駅、オーステルリッツ駅、モンパルナス駅

2009年のパリ旅行のときはパリからちょっと遠出するたびに、アミアン→北駅から
シェルブール→サン・ラザール駅から、シャルトル→モンパルナス駅から
ランス→東駅からって具合にアチコチの駅から乗らなきゃいけなかった。

2011年の欧州出張でパリからナント、リール、リヨンといった街に行ったときも
使う発着駅は毎日違った。何でいつもこうなるんだろう?(笑)
そのたびに駅までの時間や経路を調べるのは面倒だったけど、外国の駅が好きな
イ課長としては、3日間で3つの異なる駅を見るっていうのはソレはソレで楽しい。

せっかくだから、ロンドンの時と同様に「パリの駅シリーズ」企画でいってみよう。
まずは、ナントに行くための列車に乗ったモンパルナス駅。

この時は何せモンパルナス駅7時発の列車に乗る必要があったからねぇ。
例のホテルで5時前に起き、ヒゲを剃ったり着替えたりして、5時半に朝食。
6時にはモンパルナス駅に向かって地下鉄に乗った。11月下旬のパリの朝6時なんて
まだ真っ暗で完全に夜だし、眠いし、しかもクソ寒いときた。素敵な気分だぜ。

リヨン駅前のホテルから地下鉄を乗り継いで行ったけど、けっこう時間がかかったなぁ。
それでも海外出張では異常に用心深いイ課長だから、ちゃんと余裕をもって
発車30分前くらいにはモンパルナス駅に着いたのである。
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うーーん…暗い。早朝っつうより完全に夜の駅だ。
駅正面の高層ビル、モンパルナス・タワーも真っ暗で何も見えん。実につまらん。
少しは何か面白いモノを見せてくれたらどうなのだ。
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駅の中はこんな感じ。
ホームはけっこう高いところにあるみたいで、ずいぶん階段やエスカレーターを登ったなぁ。
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やれやれ。やっとホームのフロアに着いた。
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駅構内には黄色いSNCFの機械が並んでるけど、これは…ナンなんだ?
予約チケットの発券機っぽいけど、何だかよくわからない。
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まぁね、こちとらSNCFの切符のネット予約のことは、ちったぁ知ってるお兄ィさんだ。
すでに切符は持ってるから何も心配する必要ないんだよん。ふん。てやんでい。

モンパルナス駅はモダンな建物だし、近代的な機能を持った駅なんだろうけど、
この時のイ課長は「眠い」「寒い」「まだ夜じゃん」「ああ海外出張なんてイヤ」といった
後ろ向きの気持ちが強くて、あまり芳しい印象が残ってない(笑)。
しかし、こうしてSNCFのマークをつけたTGVやらナニやらがズラリと並んだところを見ると、
いかにもフランス・鉄道の旅って気分になってくるね。
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ナントからパリに戻った時も当然モンパルナス駅に着いた。すっかり夜だったけどね。
こっちは疲れてるし、暗いモンパルナス駅は朝タップリ見たし、トットとメトロに乗って
トットとホテルに戻りましたよ。

まぁ「ロンドンの駅シリーズ」の1回目と同様、最初はやや印象の薄い駅から始めるのだ(笑)。
2011年欧州出張で利用した「パリの駅シリーズ」。
次回はパリ北駅をご紹介します(最後だけ『世界の車窓から』風に)。
  
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by tohoiwanya | 2013-01-10 00:16 | 2011.11欧州出張 | Comments(0)
2013年 01月 07日

インドのドライバーの思い出

ご存知のように、イ課長は外国語がしゃべれない。
かろうじて「トラベル英会話」程度なら何とかなるかもしれないけど、これが
「ビジネス英会話」になるとまるでダメ。
従って、英語圏であろうがナニ語圏であろうが、海外出張には通訳さんをつけることになる。

当然、通訳さんナシの状態で現地の人と話をする機会は少ない。
話すとしても、せいぜい駅員とか、店員とか、ホテル従業員とかになるわけで、
そんな相手と「生きるとは何か?」なんて深遠な話にはならない(笑)。

だが去年のインド出張でイ課長は通訳ナシで、インド人と、なぜかしみじみと人生について
考えたくなるような話をしたんだよね。あれは今考えても不思議な体験だった。
今日はその話を書こう。

話した相手はデリーで移動のために3日間チャーターした車のドライバーなのである。
年齢は軽く50歳は過ぎてた。普段は寡黙な人だったけど、仕事が終わって最後にイ課長を
ホテルまで送る時は、二人だけになった気楽さで多少は話をした。

2012年10月5日金曜の夜。仕事が終わり、通訳さんたちと別れ、いつものように車は
イ課長だけを乗せてホテルに向かっていた。こうして彼にホテルまで送ってもらうのも今夜が最後だ。
デリーでの仕事が終わってイ課長はホッとしてたし、彼としても「この日本人を乗せる仕事は
今日で終わり」というわけで、インドリッシュ(彼)とトラベル英会話(イ課長)による気楽な感じの
会話が始まった。(以下、イ=イ課長、ド=ドライバー氏)
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ド「お前さん、週末はデリーにいるのかい?」
イ「えー…、私は土曜はアグラに行ってタージ・マハルを訪問するでしょう。
  そして日曜は、私はムンバイに移動するでしょう」
ド「タージ・マハルには車でか?ツアー料金はいくら取られた?」
イ「イエス。車です。ツアー料金はアバウト10,000ルピーくらいです(これは本当にそうだった)」
ド「オレならもっと安くアグラまで連れてってあげられるけどなぁ。どうだい?」
イ「あー…あはは、しかし私はもうツアーに申し込んでしまいました」

最初のうちはドライバー氏による、週末アルバイトの売込みって感じだった(笑)。
でも、なぜか二人の会話は徐々にジンセイについての話になってったんだよ。

ド「お前さん、女房は?結婚してるのか?」
イ「イエス。私は結婚しています」
ド「コドモは?」
イ「あー…私はコドモを持ちません。妻と、私だけです」
ド「そうか…オレには娘が二人いるんだよ。二人とももう結婚したけどね」
イ「おお。娘さんがふたり」

そのうち、彼はこちらがドキリとするような話を聞いてきた。

ド「お前さん、子供がいなくて、オクサンが死んだらどうするんだ?」

ひぃ。日本語だって答えに窮する質問なのに、それを英語で答えろってか?

イ「うーん・・もし私の妻が・・・天国に行ったら・・・」
ド「・・・・・・」
イ「うー・・私は・・(実は「老人ホーム」を英語で何て言うのかわからなかった)・・」

こっちの乏しい英語力を見透かしたようにドライバー氏が聞いてきた。

ド「Old House?」
イ「(おお、老人ホームってオールド・ハウスっていうの?)…イエス、たぶん」
ド「日本はソーシャル・セキュリティがしっかりしてるからいいよな。インドは
  そういうのがないから、みんな老後に備えてガンガン子供を作るんだよ(笑)」
イ「おお、なるほど…」

深い話になってきた。ヘタクソな英語で、なんでドライバーさんとこんな話してるんだろう?
我ながら不思議な気分だった。

ここでイ課長は、以前に書いた「インドじゃ娘を嫁にやる父親は大変」という話について
彼に聞いてみることにした。

イ「あー・・・インドでは娘が結婚する時、父親は多くの贈り物をすると私は聞きました」
ド「その通り。ダヘーズね。娘を持つインドの父親は大変なのさ」
イ「あなたは娘さんを二人持つ。彼女たちの結婚のときあなたは大変だったろうと私は考える」
ド「まったくさ。娘が二人もいるとねぇ」
イ「うーむ・・・」
ド「でもね、生まれてくるコドモが息子か娘かなんて、神様が決めることだからね」
イ「・・・・そうですね・・」
ド「神様が決めてさ、オレには二人の娘ができたわけさ」
イ「・・・・・」
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ライトアップされたクトゥブ・ミナールが窓から見えてきた。ヒルトンも近い。
そろそろこのドライバー氏との別れの時が近づいてきた。

夜になっても道路は渋滞が激しく、道端のバス停にはすさまじい数のインド人が
バスを待ってる。それを見てドライバー氏が言う。
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ド「あんなにたくさんの人がバスを待ってる。渋滞でバスが来ないのさ」
イ「おお、本当にたくさんの人が。彼らは家に帰るのが大変ですね」
ド「生きるのが大変な国だよ、インドは・・・・」
イ「・・・・・・」

車はヒルトンの玄関に着いた。
特にそう言われてたわけじゃないんだけど、イ課長はこの3日間の業務を長時間運転で
支えてくれた彼になにがしかのチップを渡し、握手をして別れたのであった。

彼と車の中で交わした最後の夜の会話は、今でも不思議な体験として記憶に残ってる。
あのドライバー氏はたぶん高等教育を受けたわけではあるまい。
さらにイ課長はヘナヘナのトラベル英会話。そんな二人の会話なのに、あたかも
インド人の深い人生観を垣間見るような、深遠な会話に思えたんだよね。

デリーの、深遠なるドライバー氏。たぶんもう二度と会うことはないだろう。
今日もデリーの渋滞した道路を巧みに運転してるのかなぁ?
 
 
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by tohoiwanya | 2013-01-07 00:13 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)