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2014年 06月 30日

ダナン空港というところ

ベトナムではサイゴン(タンソニャット空港)、ハノイ(ノイバイ空港)、ダナン空港という3つの空港を
到着と出発とで各2度ずつ利用した。本日はその中で最も日本人が行く可能性が低いであろう
ダナン空港について書く。

ここはベトナムで利用した3つの空港の中で最もショッキングな空港だったといえるし、
別の言い方をすれば稀有な体験をさせてもらったともいえる。けっこう驚いたよ。

到着した時は問題なかった。
他の乗客と一緒にゾロゾロと飛行機を降り、荷物を受け取り、到着ロビーに出たところで
イ課長の名前を書いたホテルの送迎ボーイと会った。別に異常なところは何もない。
普通の空港到着風景だったといえる。

問題は翌日。ハノイに移動するためにもう一度ダナン空港に行ったときだ。
ホイアンのホテルから車で送ってもらい、ダナン空港の出発ロビー前でおろされた。
チェックインし、大きい荷物を預けた。ハノイまでの国内線だから手続きも簡単だ。

いやしかしだよ・・・チェックインカウンターがズラリと並ぶ出発フロアって、どこの空港でも
あるけどさ、異常に人が少なくないか?ちゃんと営業してるんだよね?
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まぁいい。出発ロビーでのんびりしよう。うわぁー・・・出発ロビーも閑散としてるぅ・・
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いや、これは「閑散としてる」なんてレベルではない。この出発ロビーには乗客が一人もいないのだ。
自分以外の乗客が誰もいない空港なんて経験したことある?もちろんイ課長は初めてだよ。
間違えて建設途中のターミナルにでも入り込んじゃったのか?・・とも考えてみたけど、
どう考えてもここがダナン空港の出発ロビーなんだよ。誰一人いないこのフロアが。
下の写真に写ってる後ろ姿は売店の店員。この状況じゃ売店の店員もヒマの極みだよなー。
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窓の外を見てみる。おーーまいがーーーッ。飛行機ありませーん。イッキもありませーん。
そりゃさ、毎日プロペラ機が1機往復してるだけ、みたいな離れ島のミニ空港ならともかくだよ?
ベトナム第三の都市ダナンの大型空港でだよ?「窓から空港を見渡して飛行機が一機も見えない」って
スゴくないか?乗客もいなけりゃ飛行機もないって、どういう空港なんだココは。
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発着予定を見て多少わかってきた。
もともとダナン空港がヒースローや羽田みたいなラッシュ空港のわけはないと思ってたけど、
思った以上にヒマみたいなんだよ。ほら。
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11:15にホーチミン行きが出発してから、イ課長が乗る12:55のハノイ行きまで
1時間40分の間、出発便なし。そりゃヒマだ。イ課長はたまたま「昼の最もヒマな時間帯」に
来ちまったようだ。

まぁしょうがない。あまりに人がいないんで不安になったけど、飛行機がここから出ることは
間違いないみたいだから、待とうじゃないの。
あ、やっとイ課長以外にもリュックを背負った旅行者が一人来た。なんとなくホッ・・・。
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このダナン空港、どうやらつい最近できた新しい建物みたいなんだけど、そのせいでよけいに
人がいなくてガランとした感じが強まる。すごく近代的でモダンな空港ビルなんだけどなぁ。
建物は新品なのに中は無人。人類絶滅後に残った空港ってこういう感じになるのであろうか。
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おおッ、到着便だ。この空港に来て以来初めて飛行機を見たぞ!(笑)
アンコール・エアっつうからカンボジアの航空会社か。初めて見るエアラインだ。
ここが「ちゃんと運用されている空港」であることを確認させてくれてありがとうアンコール・エア。
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それでもさすがに正午を回ると同じハノイ行きに乗る乗客が集まって、閑散としたダナン空港も局所的に
人が増え始めた。もっとも前に書いたようにガキ連れが多くて、しかもガキどもの行儀は総じて悪い。
走り回ったり飲み食いしたりと騒々しい。まぁかわいいから許してやるか。
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ダナン国際空港って日本との直行便はないから、日本人が利用するとすればハノイとかサイゴンへの
ベトナム国内移動か、近隣国への移動目的ってことになるはずだけど、たまさか出発便が昼頃だったりすると
今回のイ課長同様、だーーーれもいない空港を目にするチャンス?があるかも。

とはいえ、高度成長期の日本のように経済発展を続ける新興国ベトナムだ。
いずれこのダナン空港だって発着便が増え、ターミナル内は乗客でごった返すなんていう日も来るだろう。
新品の廃墟」とでも表現するしかないダナン空港を見たければ、早めに行った方がいいかもしれない。
ま、そんなもの見たいモノズキはいないだろうが(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-06-30 00:09 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 06月 26日

東南アジア送電設備事情

非喫煙者にとっては何の興味もない海外喫煙事情の話を過去何度が書いたけど、今日はとうとう
ほぼ全ての人にとって何の興味もない送電設備事情ときやがった。でも書きたいから書くのだ。

以前、インドのチャンドニー・チョーク小冒険の記事を書いたとき、インドの下町の送電線のアリサマが
スゴいということを書いた。実際、あの時見た送電線のメチャクチャさ加減ときたら、とてもじゃないけど
まともな保守管理がなされているとは思えない。

だがしかし、これに関してはインドばかりを責められない。
送電線や送電設備の混沌ぶりは東南アジアにおいてもあまり違いはないようなのである。
電線って、ふだん街歩きしてるときはあんまり注目せずに見逃しちゃうけど、フと気づいてみると
ベトナムやタイでも送電線という名前の“黒いスパゲティ”がソコココで盛大にからみあっている。

【バンコク編】
バンコクって今や東南アジア屈指の大都会で街もかなりキレイだけど、電線の様子に注意を向けると
これがどうして、なかなかのヒドさだ。

たとえばこんな風景写真。別に電線の写真を撮るつもりではなかったのだが、改めて見ると
空中にある電線密度はけっこう高い。まぁ日本だって町の空中に電線が縦横無尽に
張り巡らされているという点じゃ五十歩百歩だし、この程度ならどうってことはない。
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しかし1本の電信柱にこれだけムッチャリと電線が密集して絡み合ってるとさすがに驚く。
バンコクを代表する繁華街・スクンビット通り沿いの電柱でもこんな感じなのだ。
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さらに、同じ電柱の上の方にスーッと視線を上げるとこれがまたスゴい。
こんなヤキソバみたいにからみあった電線見て、ドレがドコとつながってるかわかるのか?
もしイ課長がバンコク市内配電網の保守点検担当者だったら、これ見ただけで作業はあきらめるぞ。
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【ハノイ編】
サイゴンに着いた時はベトナム到着早々だったから、町の電線の様子まで見る余裕がなかったけど
ハノイじゃリラックスしてたから、空を見上げて配電網のスゴい状況に驚いたことも何度かあった。
ハノイの旧市街ってねぇ、街路樹が高いし、そこココに鳥カゴが吊るしてあって鳥が鳴いてたりで
頭上を眺めたくなる機会の多い街だったんだよ。

しかし街路樹や鳥カゴならいいんだけどこれが送電線となると・・・うおお・・・なかなかスゴい。
バンコクやニューデリーと十分張り合えるスパゲティ状態ではないか。
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ハノイに電力を供給しているのが何ていう会社か知らないけど、仮にそれを「ハノイ電力」だとしよう。
こういう電柱の配線接続状況をキチンと把握してる設備保守技術者がハノイ電力社内中探しても
一人もいないことは賭けてもいい。配線図?仮にそんなモノがあったとしても、すでに配線図と実態とは
1光年くらいかけ離れた状態になってると思うなーー。
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特にたまげたのはコレだ。商店の入口の軒の上にドカンと巨大変圧器が置かれてる・・というより
この商店自体が一種のミニ変電所として変圧器と一体化している。この店で買物したいと思えば
変電施設の下をモグッていかないといけないのだ。
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よく知らないけど、変圧器って電磁波とか発してるんじゃないの?下で暮らしてるオバちゃんに影響ないの?
しかもこの高さなら、ハシゴを使えば誰でも触れて、イタズラして、破壊できる。ハノイ旧市街一帯を停電させて
混乱に陥れる“停電テロ”なんて簡単だ。ただしテロリスト本人も感電死しそうだが・・。

というわけで、ハノイ旧市街の送電網の状態はまったくもってカオスで、コンフュージョンで、ラビリンスで、
ヤキソバで、スパゲティなのである。いやはや。

もっとも、ハノイの名誉のために言っとくと、ゴミゴミした旧市街じゃなく、ホテルやビジネスビルが建ち並ぶ
新市街(というのかな?あの辺は)になると、スパゲティ状の送電線なんてまるで目にしなくなる。
キチンと整備されたキレイな街並みで電柱らしきものもあまりない。電線地中化してるのかも。
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ご存知のように発展途上国・新興国では盗電という行為がわりとありふれてると言われる。
要するに電気代を払いたくない世帯主がヤミ電気工事屋に頼んで、公共の送電線に勝手に接続して
自分ンとこに電気を引き込んじゃうというアレね。

インドやタイやベトナムの送電線のアリサマを見ると、何年にもわたってそこらじゅうの家が盗電しまくり、
しまくったあげくに、あんなヤキソバ・スパゲティ状態になったのかな?とも思う。

しかし、もしそうならどんなに愚鈍な電力会社だってすぐ気づいて“盗電線”は片っ端からチョン切るだろ。
それをしないでいるということは、あの送電線カオス状態は電力会社管理の下で形成されたことになる。
アレを保守・管理するのぉ~?とても人間業とは思えぬ。インドやタイやベトナムの送電設備保守担当者は
「電気工事業界のブラックジャック」みたいな天才技師が揃ってるのか?

・・・いや待て。

思いついたぞ。電力会社が町の送電線を「ナニがナンだか誰にもわからない」というカオス状態に
しておくことで生じる明白なメリットが一つあるよ。それは

盗電されにくい
ということだ。あのメチャクチャぶりじゃヤミ電気工事屋だって手を出しづらい。

   ・・・・そうなのかなぁ~??

この問題に知見のある方は(多いとは思えないが)、ぜひご教示いただきたいのである。
 

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by tohoiwanya | 2014-06-26 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 06月 23日

大英帝国のメシ

いよいよ今月末締切仕事が佳境にさしかかってきたわけだが、そのわりに
「たぶん最後は何とかするんじゃない?オレ」って感じで危機感の希薄なイ課長です。

神田須田町歴史グルメ散歩のあとは貧困なる英国メシの話題。
去年の欧州出張で行ったロンドンは2010年の出張以来、3年ぶりということになる。

2010年に行ったときは何せ新婚旅行以来、20年ぶりのロンドンだったからねぇ。
英国激マズメシとの久しぶりの対決に相当緊張してロンドン入りしたもんだったけど、
今回は気楽だ。20年前は類人猿の食い物レベルだった英国のメシも、最近はだいぶ
改善されているようだっていうのを2010年に体験してたからね。

もっとも「カルメン」を観た木曜の夜は外食せずにホテルの自室でコンビニサンイッチドとビール。
金曜の晩飯は関係者と会食だったから、海外出張につきものの「孤独で気楽な一人外食」って機会が
すごく少なかったんだよね、ロンドンでは。
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ロンドンに着いた当日の晩飯は前回と同じ、パディントン駅ワキのGarfunkle'sに行った。
前回はここでフィッシュ&チップスを食ったが、さて今回は何にしようかなぁ~?
まぁどうせそんなに複雑な料理は知らないし、複雑な料理ほどマズくなりそうな気もしたから(笑)
一番シンプルで安いステーキを注文。あともちろんビールね。2月という厳冬期の欧州においても
イ課長は常にビールを飲むのである。
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ステーキ来た。フライドポテトをザッとばら撒き、その上にステーキをゴロンと載せただけ。
まったくもってシンプル。お味もシンプルだろうと思って食った。
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基本的にその推測は間違ってはいなかった。2010年出張の最後の晩に食ったステーキと同じで
コレといった味もついてない。でも横のレタス?に盛られたマスタードソースをつけるとなかなかイケる。
値段は忘れたけど、ステーキの中じゃ一番安かったはずで、量もバカ多くないから残さず食った。

結局、英国滞在中の一人外食って水曜の夜にこのステーキ食った時だけだったんだよね。

あと写真があるのはハルという街に行ったときのランチだ。
この時は通訳さんが一緒で、英国最後の仕事も終ってホッとしたところで「パブランチ」に初めて
トライしてみた。もっともロンドン在住の通訳さんにとっちゃ珍しくもナンともないことだが。

食ったのはまたまたおなじみフィッシュ&チップス。それともちろんビール。
出張の面談スケジュールを全部こなして、あとは鉄道でロンドンに戻るだけという気楽さ。
だんぜん真昼間からビール飲んじゃうのである。
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味もまぁなんというか・・・そこそこというか、ほどほどというか、まぁまぁだったと思うよ。
緑のドロリ煮豆?は遠慮したけど、フライとイモは大体食いつくした。別に激マズではなかった。
「うわぁ美味しい!」というほどでもなかったわけだが。

イ課長が行ったことある国で、「あそこに行ったらまたアレ食いたいな」と思う国って多い。
スペインなんかはその最たる例だし(イワシの酢漬け・・ガンバス・アル・アヒーリョ・・あああ)、
台湾に行くことがあればまた雉肉飯食いたいし、グルメ国ってイメージがあまりないドイツだって
行けば焼きソーセージでビール飲みたいとイ課長は思う。

イ課長は英国にも新婚旅行を皮切りにその後出張で実は3回行ってる。自分でも意外だが。
しかしトータル4回行っても「イギリス行ったらぜひアレ食いたい」ってものはないよなーー。
フィッシュ&チップスは2度ほど食ったけど、また食いたいってほどのシロモノでもない。でもまぁ
安いからね(笑)。
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ロンドンじゃ上の写真みたいな店も見かけた。案外こういう店で食うと美味しいのかもしれないけど、
わざわざトライしたいかと言われると・・。それよりは以前の出張ン時みたいにインドカレー食ったり、
マンチェスター行った時みたいに中華料理食う方が「美味確率」は絶対高そうだもんねぇ。



 
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by tohoiwanya | 2014-06-23 10:47 | 2013.02 欧州出張 | Comments(8)
2014年 06月 19日

神田須田町1丁目というところ

イ課長の勤め先では定期的に社員持ち回りで、フリーなテーマで社内プレゼンテーションをやるという
ちょっと変わった風習がある。社内のみんなに向かって、当番の社員が何かプレゼンするわけだ。
これはまぁプレゼンテーション能力向上にむけた練習という意味もあるんだろうな。

テーマは基本的に何でもいいのだが、大体は当番プレゼンターが自分の仕事上の成果等について発表し、
みんながその知識を共有するというのがオーソドックスなパターン。だからわりとお堅い内容の話が多い。

しかし他人の仕事の話なんて聞いてもつまんないじゃん?
だもんで、イ課長は発表当番がまわってくると、毎回柔らかめの話をしたがる。
前回はインド出張の時の写真を見せつつ、インドってこういうとこなんだっていう話をしたし、
その前は海外出張の際のホテルや鉄道切符のネット予約方法についてプレゼンした。
自分のブログ記事を適当にピックアップし、かいつまんで発表してるだけともいえるな(笑)。

さて、実は今日またもやイ課長のプレゼン当番が回ってきたので一席しゃべってきた。
ちょうど神田移転後初めてのプレゼンに順番がまわってきたのも何かの因縁だ、というわけで
「神田歴史散歩」的な話をした。弊社の業務とは1ミリグラムも関連性はない(笑)。

携帯で撮ったご近所の写真もいろいろあるし、多少は神田について調べたりもしたわけだから、
本日はその中から神田須田町1丁目関連ネタをブログでもご紹介しようと思うのである。

神田須田町には1丁目と2丁目があるんだけど、特に1丁目には戦災で焼けなかった街並みが残ってて、
そぞろ歩くだけでちょっとした「歴史散歩」という感じになる。

この辺、昔は連雀町っていう町名だったそうで、池波正太郎ファンならご存知の方も多いはず。
この旧連雀町、現神田須田町1丁目には食通で鳴らした池波正太郎が愛した老舗が軒を連ねる。

街並みはこんな感じなのである。
なんといってもこのY字路の分岐点にある六文そばが強烈なランドマークになってる。イ課長もさっそく
ココの「いかげそ天そば」を食した。400円。
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残念ながら「いかげそ天そば」の写真はない。この店、立ち食いそば屋として相当の歴史を持ってるはずで、
とにかくカウンターがびっくりするほど低い。立った状態のイ課長のズボンのベルトより低いといえば
その低さがわかってもらえるだろうか。

そりゃ確かにイ課長は図体デカいけど、それにしたって低すぎる。だからカウンターに丼を置いた状態で
蕎麦をすする客は誰もいない。丼を手で持って食うのだ。蕎麦の撮影どころではなかったのだ(笑)。

さて、六文そばで腹ごしらえしたところで、奥の方に入ってみよう。この辺からいよいよ戦前の香り漂う
エリアになる。たとえばこの「ぼたん」。創業明治30年、都選定歴史的建造物。鳥すきやき屋なのである。
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鳥すきやきってどんなんだろ?ちょっと食ってみたいよなー。
ガスを使わず、未だに炭火で食わせる店なんだとか。冬になったらぜひ食いにこよう。
 
ぼたんのちょっと向こうには「いせ源」。店のルーツは天保年間。都選定歴史的建造物。
こちらは「あんこう鍋」の専門店なんだと。いやーあんこう鍋とはオツでげすな。
むかし一度だけ友人宅でふるまってもらった記憶がある。コラーゲンが多そうな鍋だったよ。
ここも一度は食いに来たいけど、あんこう鍋は6人以上での予約がいるらしいんだよなー。
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いせ源の対面にはこんな店がある。これにも驚いた。だって「おしるこ屋」なんだもん。
竹むらという知る人ぞ知る名店。もちろん池波正太郎は知っていた。とうぜん都選定歴史的建造物。
甘味系もかなり守備範囲に含めるイ課長、この店のぜんざいもいずれ食いたいものである。
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連雀町、池波正太郎とくりゃ忘れちゃいけないのがまつや。創業明治17年。またまた都選定歴史的建造物。
非常に有名な蕎麦屋で、特にカレー南蛮が名物なんだとか。しかしネットで値段を見てたまげた。
かけそば650円、カレー南蛮1,000円、天ぷらそば2,000円っつうんだから高い。
イ課長には明らかに六文そばの方が分相応だと思われるのである。
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フと目を転じればこんな歯医者さん。
右→左向きの看板っていうだけで畏れ多いくらいの歴史を感じさせてくれる。
うーむ須田町、さすがだ。実はイ課長は神田の会社近辺で歯医者を開拓する必要に迫られている。
ここにしてみたい気もするのだが、治療内容も戦前のままだったらどうしよう(笑)。
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須田町1丁目グルメといえばもう一つ重要な店がある。松栄亭っていう洋食屋さんだ。
ここの「洋風かきあげ」というメニューの由来には夏目漱石が関係するっていうから驚く。

後に松栄亭を開くコックさんが、明治時代に東大のセンセイをやってたケーベルさんってドイツ人の屋敷で
専属コックをしてたらしい。その屋敷に、同じ東大教授仲間だった夏目漱石が幸田露伴の妹を連れて
トツゼン遊びに来た。ケーベルさん「何でもいいから、急いで何か作ってくれ」と専属コックに頼んだ。

そこで困り果てたコックが肉とタマネギをいためて小麦粉でツナギをつくってかきあげ状にして出したら
これを食った夏目漱石が「ウンマーーッ!!」と感激し、それがそのまま現在でも洋風かきあげとして
この店の伝統メニューになっている、と、そういうことらしい。
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確かに松栄亭の入口のところには夏目漱石由来の洋風かきあげがちょっと説明されてた。
しかしランチメニューには残念ながら洋風かきあげがないので、イ課長もこの店ではまだ食っていない。
なにせランチで1,000~1,500円といういいお値段の店。六文そば志向のイ課長にはちと敷居が高い。
ま、でもそのうち行ってみようではないか。神田勤務はこれからずっと続くんだし。

というわけで・・・神田須田町1丁目、歴史グルメ散歩でした。


と、まぁこんな、日頃の業務には全く役立たない話を今日してきたわけだ。
企画時期としてはタイムリーだし、みんなもまぁまぁ面白がって聞いてた(と思う)けど、
ここまで業務と無縁なヨタ話のプレゼンっていうのもいかがなものかと思ったよ、自分でも(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2014-06-19 00:03 | 日本でのオシゴト | Comments(16)
2014年 06月 16日

サイゴン市バス・ナゾのお釣り硬貨

前回の続き。
ベンタイン市場に続いてイ課長が目指したのはチョロン地区にあるビンタイ市場というところなのである。
名前が似てるけど別物。前回行ったのはベンタイン市場。これから行くのはビンタイ市場。

チョロン地区はベンタイン市場前からバスに乗って行くのが便利・・・とガイドブックには書いてあった。
しかし、どこの国でもそうだけどバスっつうのは路線がたくさんあって、慣れないガイジンがスイスイと
乗りこなすのは難しい。ましてやこっちはベトナム観光初日。だいじょぶかね?

とにかくベンタイン市場の反対側にバスターミナルというのがあるらしいから行ってみよう。
そこに行くためにはバイクだらけの広いロータリーをバイクにぶつからないよう横断せねばならない。
慣れないうちはコワい(慣れても簡単ではないが)。しかし横断せねば何もできない。決然と横断する。
こうして段々とイ課長のカラダがベトナムになじんでいくのである。

バイクにひかれずにバスターミナルになんとかたどり着いた。
ガイドブックによるとチョロン行きのバスは「1番」というわかりやすい番号らしいんだけど、1番のバスが
どこにいて、どこから乗りゃいいんだかさっぱり・・・
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・・と思っていたら、目の前に1番のバスがヌッと停車し、そこにワラワラと人が乗り込む。
え?あ、なに?これに乗るの?たぶんそうだよね?よくわからんがイ課長も乗り込む。
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意外にも(といっては失礼だが)、このバス、車内は冷房も効いてるし広告用モニターなんかもあって
日本の路線バスなんかよりよっぽど立派だ。こりゃ驚いた。あとで聞いたら、1番の路線っていうのは
利用者も多いし、なにせ「1番」だから、最新式の車両が導入されてるらしい。
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ちなみにバス代は5000ドン、つまり25円。2万ドン札を出したら硬貨を3枚をお釣りにくれた。
硬貨には5000という数字が書いてある。5000ドン硬貨ということなのであろう。それを3枚もらって
お釣りは15,000ドン。別に悩む問題でもない。
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だがこの3枚の5000ドン硬貨(なのかなぁ?)でイ課長はその後ベトナムにいる間じゅう悩むことになる。

この硬貨、一枚5000ドン分の価値を有するはずなんだけど、5000ドン分何かを買うのには使えないんだよ。
どこに行っても「これはダメ」って言って受け取りを拒否される。なぜ??
(下の写真に写ってるのがモンダイの硬貨)
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ある店で「これはバンクにいかなきゃダメだよ」って言われたから、もしかするとこれ、「バスのお釣り用」に
作られた便宜上のコインというか、一種のトークンなのかも。運転手がイチイチお釣りをお札(つまり本当のお金)で
払うのが面倒だからそういう「バスお釣り専用コイン」を用意したんじゃないかな?

とすれば、このコインは缶ビール買ったりフォーを食ったりするのには使えないけど、バスに乗るという
用途であれば使用できるのかも・・・と今になってみれば思う。チョロンから帰りのバスに乗るとき、
このナゾの硬貨を渡せばバス用として使えるのかどうか実験ができた。

しかしその時にはイ課長はこれを5000ドン硬貨と信じきってたからね。帰りのバスは別の5000ドン札で
支払っちゃったんだよ。バッカでー。結局モノを買うのには使えない(・・とはその時点では知らなかったが)
このナゾの5000ドン硬貨、というか5000ドン分のトークン?3枚が使い道もなく手元に残ってしまったのである。
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買物に使えない硬貨なら持っててもしょうがない。重いだけだし。ベトナム出国前に処分せねば。
それに5000ドン×3個で15,000ドンっつうても、75円だ。思い出すたびに悔しいというほどの金額でもない。
結局このナゾの硬貨はハノイの空港の募金箱(よくあるよね)に放り込んできたのである。

さて、バスはチョロンのバスターミナルに着いた。
チョロン地区といえばマルグリット・デュラスの「愛人-ラマン-」の舞台になった街でもあるわけだが
とりあえずイ課長が目指すのはラマンではなくビンタイ市場だ。さぁ行くぞ。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-06-16 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 06月 12日

サイゴン・ベンタイン市場

あの朝の話の続き。
しかしまぁよく話が飛ぶブログやな。少しは旅の順序どおりに書こうという了見にならんのか?
(↑どうしてもならないんだな、これが)

さて、内なる声の命ずるまま、戦争証跡博物館に行くのをやめたイ課長はサイゴンでまずドコへ行ったか?
それはベンタイン市場というところなのである。
ここは何しろホテルから徒歩1分で行ける近さだから観光のウォーミング・アップとしては
ちょうどいい。バイクひしめく広い道を渡らなくても行けるし(この時点ではまだ慣れてなかった)。

ウォーミング・アップといっても、ベンタイン市場といやぁ、サイゴンの立派な観光名所の一つ。
街の中心にある、すごく大きな市場で、食料から雑貨からあらゆるものを扱っている。
土産物を買うためにここを訪れる観光客も多い(らしい)。
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とりあえず中に入ってみよう。
イ課長もそうだったけど、普通の外人旅行者ならベンタイン市場に入るときはロータリーに面した
中央入口から入るはずだ。そうするとそこは雑貨ゾーンになってて、靴屋やカバン屋が
ズラーッと並んでいる。最もガイジンが歩きやすいところに土産物系雑貨店を集めてるあたり、
ちゃんと考えてるねー。
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しかしブダペスト中央市場でもそうだったように、イ課長は衣料・雑貨系には関心が薄い。
やっぱ食品ですよ、食い物ですよ。どこの外国でも食い物系市場は見てて飽きない。
ベンタイン市場でも食い物売り場を探してさらなる深奥に分け入る。

お?果物屋発見。いよいよ食い物ゾーンにさしかかってきたようだ。
名称のわからない巨大果物がヤマと積まれてる光景は南国ならではだよねー。
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生鮮食品は市場の中というより、外側外縁部に広がってるようだ。
いやーこういう光景を見ると本能的に嬉しくなってしまうイ課長なのである。
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肉屋。冷蔵設備なし、いわば露天陳列。
台北でもこんな光景見た記憶があるから、アジアでは珍しくない光景なのである。
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こっちも肉屋。一番奥にダラーンと吊るしてあるモノは何かの動物だと思われるが、なんだろう?
トリでないことは確かだから、ブタか?ウシか?
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魚屋も面白いねー。ウネウネ動いてる魚を売ってる。
でもね、イ課長がコドモの頃の東京の魚屋ってけっこうこれに近いものがあった。切り身が冷蔵設備に
陳列されてるんじゃなく、マル一匹の魚が夏でも板の上に並べられて、時々バシャッと水かけられたり。
“商品”のヒレがヒクヒク動いてるなんていう光景、よくあったもんなぁ。
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イ課長くらいの年代のオヤジ・オバジがベンタイン市場の「この感じ」からうける印象は、たぶん
若い日本人のソレとはかなり違うんだろうなぁ。とにかく歩いてて楽しい。

ウォーミング・アップで入ったベンタイン市場だったけど、おかげでだいぶアジアの旅気分が盛り上がってきた。
前年の10月に行ったインド出張では「アジアの混沌の中を気ままに歩く」ことがほとんど出来ずに
激しい欲求不満だったが、今やイ課長はいくらでも混沌の中を歩けるのだ。急速に嬉しくなってきたぞ。

よし市場だ。
また市場に行こう。サイゴンの市場なら「アジアの混沌を歩く」という欲望を満足させてくれるに違いない。
サイゴン近郊にはもう一つ有名な市場がある。この際、そこに行こうじゃねぇか。

無計画だったサイゴン初日の行動計画。
ベンタイン市場見学で“エンジンが暖まって”気分が乗ってきたイ課長は新たな訪問先に向かうべく、
バイクにぶつからなようにビクビクしながら広い道路を横断してバスターミナルを目指したのであった。


 
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by tohoiwanya | 2014-06-12 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 06月 10日

弊社オフィスが神田に移転

全国的に雨だったこの週末、イ課長勤務先オフィスの引越しが“気合いで”強行された。

これまで8年間、遠距離通勤に耐え続けたイ課長だが、今日からは神田通勤。
イ課長の場合、京王線から都営新宿線という極めてラクな乗り換え1回で、岩本町で降りればいい。
通勤時間は従来より30分短縮。なんと素晴らしいことであろうか。

これまで8年に及んだ新浦安通勤はツラかった・・・。
乗り換えの多さもクソ面倒だったし、片道で4種類の電車に乗るから定期も1枚じゃムリで
2枚持つ必要があった。自動改札機で出すべき定期を間違えたことも数えきれない。
だが、そんなストレスフルな通勤とも先週末でオサラバなのだ。あーうれしい。

とりあえず午前中は個人の荷物を片付け、デスク周りを再構築。
ランチタイムになれば神田でのメシ屋探しということになるわけだ。当然だが。

この辺って何せ歴史があるからねー。
落語でも神田堅大工町、神田多町、神田須田町、神田お玉が池なんていう地名が
けっこうよく出てくる。そういう場所に毎日通勤というのはちょいと嬉しいぜ。
初日に会社周辺をちょっとブラついてみただけで、いろいろ面白い発見がある。

おお。神田青果市場発祥の地とな。
昔は日本橋に魚市場(魚河岸)があり、神田のこの辺りに青果市場があった。
江戸時代には青果取引の中心地だったのである。
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へ~え・・と思いながら、その辺りから神田駅方向を眺めたらすさまじくボロい家があった。
近づいてみると・・・

な、なんと、ミルクホールときた!
神田にそういうのがあるっていう話は知ってたけど、ここにあったんだ。
ミルクホールというノレンを掲げながら、なぜか中はラーメン屋(笑)。
結局、神田勤務初日の昼メシはこのミルクホールのラーメンだったのである。
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これがそのミルクホールのラーメン。590円。
「ラーメン」というより「中華そば」、できればもっと古めかしく「支那そば」と呼びたい一品。
細麺で美味しかった。
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しかしこのミルクホールの建物のボロさときたら、ちょっとしたもんだ。
読んだ話だと、この辺って関東大震災後に建てられた復興住宅がけっこう残ってるらしくて、
このミルクホールも戦争で焼けずに残ってる復興住宅なんだろうなぁ。
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ラーメン食って会社に戻る途中、こんな看板も発見した。
すっげー、天保七年だってよ。
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実は「千両みかん」っていう有名な落語に神田須田町の「江戸で一番」の果実問屋が出てくるんだよね。
万惣っていう店で、噺家によってはそれを万屋惣衛門と言うこともある。

この万屋惣衛門、略して万惣。驚くべきことに実在の店で、つい数年前まで須田町交差点にビルを構えてた。
耐震性の問題でビル建て替えの必要に迫られてやむなく廃業して、今日行ってみたらそこはもう
取り壊されて、ホテルを建てる予定という張り紙がしてあった。ことほどさように、神田って街は
江戸落語の名残りが単に言い伝えとしてではなく、事実として残ってる街なのだ。

上に載せた万彦さんも、おそらく万惣と同じ頃からこの界隈で果実問屋として商売してたんだろう。
なにせホレ、最初に書いたようにこの辺には江戸最大の青果市場があったわけだからね。

というわけで、今日からイ課長の勤務地となる神田近辺の初日のランチ散策でした。
神田周辺なら、新浦安よりはずっと面白そうな散歩ができるのは間違いない。
今後、もし旅行ネタが枯渇しそうになるなんて事態になったら、神田ネタを投入するか(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-06-10 00:01 | 日本でのオシゴト | Comments(12)
2014年 06月 06日

ベトナム人たちが座るイス

ひょっとするとアレはベトナムだけじゃなく、ある程度東南アジア全体で使われてるのかもしれん。
なぜならイ課長はその後タイでもアレを一度だけ見かけたからだ。

しかしベトナムでは「一度見かける」どころか、毎日あまりにもたくさんのアレを目にする。
日本人が見れば多くの人は「あらま・・」と思って最初は小さな違和感を覚えるはずだ。しかし
ベトナムでアレがあまりにも普及してるから、違和感もしまいには鈍化・消滅するかもしれない。


何の話かっていうと、ベトナム人たちが座るイスのことだ。

ベトナムって、おそらく一般家庭じゃまだエアコンがほとんど普及してないはずで、
ウチの中にいるより外にいた方がまだしも涼しいんだと思う。だから昼となく夜となく、
路上でメシ食ったり仕事したり談笑してる人たちをよく見かける。彼らは当然イスに座ってる。

そういうイスとしてもっとも普及しているのがプラスチック一体成型の、4本足のヤツなのだ。
ベトナムのイス市場において、このタイプのシェアが圧倒的なのは間違いない。

しかし多くの日本人にとって樹脂製の四本足のイスといやぁ、連想するのは「風呂イス」だ。
日本人が風呂イスのイメージを持つあのイスを、ベトナム人は屋外のそこらじゅうで使ってるわけ。

たとえばこんな感じ。
ごく当たり前に、歩道や路上で風呂イスに座って仕事したり談笑したり。
驚愕の光景というほどじゃないけど、日本人としては当たり前の光景とも言いがたい。小さな違和感。
風呂イスが食卓も兼ねているあたりは違和感もやや増大する。
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こっちのバアちゃん(かどうか、よく見えないが)は小型の風呂イスを商品の置き台にしてる。
右のヤツなんてすさまじく色落ちしてて、ビンテージものの風呂イスだ。長く使ってるんだろう。
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こっちは路上の・・・たぶん自転車修理屋じゃないかと思うんだよね。
客は背もたれ付きのイスに座らせてるけど、自分は風呂イスに座って作業してる。
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こちらも背もたれ付き高級タイプ。これだとさすがに風呂イスという印象はなくなるけど、
見かける頻度としては風呂イスの方が圧倒的に高いのだ。
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とにかくベトナムの路上で見かけるイスといやぁ風呂イス。これは冷厳なる事実なのである。
サイゴンのチョロン地区に行ったときはこんな店も見かけた。プラスチック製イス専門店。
背もたれのある高級タイプから庶民的風呂イスまで幅広い品揃えだ。
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当たり前のことだが風呂イスは普通のイスに比べるとグッと低い。
眺めてるだけなら「ちょっとおかしい」で済むけど、自分が使うとなるとタイヘンなんだよこれ。

え?ベトナムの路上に座ることなんてないから大丈夫?
ところがアータ、ベトナムでは飲食店のイスも風呂イスが当たり前に使われているのだ。

ほら、これは前に載せた写真だけど、メシ屋の客はみんな風呂イスに座ってるでしょ?
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こっちの店も風呂イス。ベトナムのこういう庶民的な店でメシを食おうと思えば、
客である自分も風呂イスに座る可能性が高くなる。
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イ課長も当然「風呂イス地獄」に落とされた。忘れがたいのはこの店だよ。
ハノイの、名称不明の麺を食わせる店。
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いざメシを食おうとして風呂イスに座るとね、もうその低さにガクゼンとする(笑)。
まぁテーブルだってあまり高くないから、それなりにバランスがとれてるとも言えるけどさ。
しかし身体がデカいイ課長にはこれ、大変なんだよ。

あまりの低さに感動し、自分の写真を撮った。ほとんど俗にいう「M字開脚」状態ではないか(笑)
この店では(いずれ詳細は書くと思うけど)、この名称不明の麺がすごく美味しかったことと、
風呂イスが異常に低かったことと、値段をぼったくられたことの3つが忘れられない。
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風呂イスが海外でこういう形で、しかもここまで広く普及しているのを見たのは初めてだ。
日本では風呂イス。ベトナムではオールマイティに近い普及イス。

ひょっとすると、あのイスを見て「風呂イス」というイメージを持つのは日本人だけなのかな?
だとすると、「ベトナム人が町の至るところで風呂イスに座っててオカシい」という印象を
持つことができるのは日本人だけの“特権”といえなくもない。

キミもその“特権行使”のために、ベトナムに行って風呂イス文化を見てこないか?




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by tohoiwanya | 2014-06-06 00:36 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 06月 04日

内なる声の命ずるままに・・・

すでに散々ベトナム旅行ネタとを書いておきながら、いまさら「旅の最初の朝のこと」について
書くのもミョーな話だが、まぁ書きたいから書く。

イ課長はこのブログですでに何度も「ベトナムは楽しくてしょうがなかった」って書いた。
なんであんなにベトナムが楽しかったのか?これはその後自分でもいろいろ考えた。

日々仲良くなったりぼったくられたりしながらベトナム人と接すること、これは本当に楽しかった。
こういう「人的要素」がかなり大きなブブンを占めてるのは確かだが、もう一つ理由を挙げるなら
ベトナムでの旅の計画がズサンだったからじゃないかと思うんだよね。

2013年6月13日の夜遅く、生まれて初めてベトナムに到着し、サイゴンに泊まったイ課長。
翌14日の朝からいよいよベトナム観光が始まったわけだが、実は何のプランもなかった。
「サイゴンではまずあそこに行こう」的な計画が全然なかったんだよ。

バンコクじゃいろいろ計画があって、実際それを実行したけど、サイゴンではそういうのが皆無。
コンチネンタルマジェスティックには行きたいと思ってたけど、朝イチに行くところじゃないだろ(笑)。
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ホテルで朝食を食いながらベトナム観光のしょっぱなはどこ行こうかなぁと考えた。
ガイドブックの地図を眺めていろいろ考えてたら、戦争証跡博物館という候補が浮上してきた。
ベトナム戦争の悲惨な歴史を後世に伝えるミュージアムで、ホテルから歩いても行けそうだし、
市の中心部だからさらに続けてどこかに行くのもラクそうだ。

ふむ、まぁここにでも行ってみっかな・・ここでいいか?と自問した。
すると「ここ、よそうぜ」というイ課長の内なる声が聞こえた。

うーん、まぁ自分自身がそういう気分ならしょうがない(笑)。
戦争証跡博物館には行かないことにした。こういう結論が出た背景には一昨年の
ポーランド旅行が強く影響してるのではないかとイ課長は思う。
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あの時もちょうど同じようにワルシャワに夜到着し、翌朝から始まった観光活動では真っ先に
ワルシャワ蜂起博物館に行き、クラクフ移動後はアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所から
プワショフに至る一連のダークな旅が続いた。

あれは非常に有意義な旅だったと思う。
とはいえ同時に重い、暗い旅だったことも事実で、サイゴンでのイ課長には明らかにその反動があった。
要するに「二年続けてダーク路線はやめようぜ~?」というイ課長の内なる声が強かったということだ。
ダークな施設は去年たっぷり見たじゃん。久しぶりの東南アジアなんだし、今回はノーテンキにいこうよ。

ハノイでも似たようなことがあった。
当初はハノイから世界遺産のハロン湾一日観光っていうツアーに行こうかなぁと思ってた。
日本からは申し込まなかったけど、現地ツアーみたいなのがあるだろうから、それに申し込みゃいい。

しかし結局これもやめた。内なる声が「ハノイにいた方が面白いんじゃないか?」って言うんだもん。
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もしあのとき丸一日かけてバスでハロン湾に行ってれば、それなりに「大ネタ」にはなっただろう。
でもあの日接したいろんなベトナム人、支払いでモメた土産物屋のオバちゃん、Facebook友達になったナンさん、
マッサージ屋のフォーさんなんかとは会えなかったし、ハノイ名物ブン・チャーを食うこともなかったわけだ。

この旅行に出発する前、オヤジの体調が悪くなった。
結局、彼はこの5ヶ月後に死ぬわけだが、この時も直前まで旅行をキャンセルするかどうか迷った。
だもんでベトナムでの計画を考える余裕があまりなくて、滞在中のプランは極めてアバウトだった。
飛行機とホテルだけは取ってありますっていうだけで、その分、内なる声の発言力?が強かったのかも。
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ベトナムの後に行ったバンコクじゃ事前の計画もそれなりにあって、「あそこに行った」っていう“実績”もある。
でもベトナムじゃ基本は街を歩きまわってただけ。有名なアレを見た、なんていう旅の実績ってないし、
そもそも計画がなかったわけだから、計画通りにアレが見られた、みたいな達成感も特にない。
にもかかわらず・・というより、「だからこそ」ベトナムがやけに楽しかったのかもしれないって思うんだよ。
(いや、別にタイがつまらなかったって言ってるわけじゃないからね?(笑))

特に観光プランもなく「内なる声の命ずるまま」に本能的に行動する旅もまたやけにイイものだってことを
このトシになって教わったのがベトナムだったのかもしれん。

タイに関してはいわゆる「大ネタ」がいくつかあるけど、ベトナムに関してはそういうのがない。
あれ食ったとか、あそこでぼったくられたとか、そんなしょうもない(でも楽しかった)ネタばっかり。
これからもジャカスカご紹介していくのである。


 
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by tohoiwanya | 2014-06-04 00:04 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 06月 02日

ブリュッセル南駅周辺

活発な東南アジアネタ消化の合間をぬって、気分転換に欧州ネタ。

ブリュッセルって欧州主要都市の一つだし、観光客も多いし、イ課長も個人的に好きな街だ。
しかし全面的に治安がいい街とはいいがたいようで、以前に書いた北駅の東側なんかは
その最たるものだけど、南駅周辺というのもあまり治安がよくない場所とされている。
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イ課長は以前に南駅近くのホテルに泊まったことがある。初めてのブリュッセル出張の時だ。
確かにグラン・プラスあたりに比べると街の雰囲気はぐっと落ちる。でも「危なくて歩けない」って
ほどでもなかったし、実際危ない事態に遭遇することもなかった。

でも、その後も南駅に関してはあまりいい噂を聞かなかった。
出張で行って現地の日本人と話すると「こないだ南駅で血ィ流して倒れてる人がいましたよ」なんて
かんばしくない話を聞いたりもした。最初に行った頃よりまたさらに悪くなったのかなぁ?

この時の出張では月曜の昼に通訳さんがロンドンからブリュッセル南駅に到着予定だった。
しかも水曜日には南駅からユーロスターでロンドンに移動予定。ホテルを南駅近くにとれば
到着早々荷物を預けることも簡単だし最後にロンドンに移動する時の荷物ピックアップも楽。
街の感じはよくないけど南駅近くのホテルにとるつもりだった。

ところが、仕事の関係者から「南駅近く?あそこは治安わりィからよしとけ」と言われた。
ええ〜?最後にユーロスター乗るのに荷物もってタクシーで南駅移動は面倒なんだけど・・。
しかし、仕事の都合上この関係者の忠告を無視するのははばかられたので、素直に南駅周辺に
泊まるのはやめて、ホテルはグラン・プラス近くにした。

それでも通訳さんとの待ち合わせは南駅。これは動かせない。
月曜の昼前、南駅に行ってみた。ユーロスターに乗るので南駅に来たことはあるけど、こうして
駅の周辺を歩くのは5年ぶりくらいかなぁ?

この時は少し早めに行って、南駅近くで床屋を見つけて髪を刈ろうと思っていた。
だから床屋探しも兼ねて歩き回らざるを得なかったんだけど、確かに南駅周辺って
「なんだかなぁ・・」って雰囲気がただよう。

とにかく、まず「歩きづらい」っていう肉体的な印象が強い。
道路の石畳がピチッと整備されてなくて凹凸が激しいから、うっかりしてると転ぶ。
工事がズサンなのか、最初の石のサイズ調整がズサンなのか、いずれにしてもズサンだ。
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石そのものもデコボコだけど、地面もなんだかグニャグニャ。
ひょっとすると最初は真っ平らに作ったんだけど、その後の地盤沈下とか地殻変動によって
こんな風にウネウネした地面になっちまったってことか?歩きづらいことおびただしい。
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一番上にも載せたように、ブリュッセルを歩いてると時々タンタンを見かける。
南駅近くにもこんな看板があった。しかし、商品名も店舗名もナニもなくてタンタンだけって、
これは一体何の看板なの?よくわからんな。
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このあたり、建物の感じもちょっとアレなんだよねー。
歴史のありそうな石造りの建物があんまりなくて、普通のビルが多い。しかもボロくて荒れてる。
これだけ見ると東欧のビルかと思っちまう(東欧に失礼だが)。
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南駅自体はたぶんユーロスター乗り入れに伴って改装した様子があるけど、
駅の外を歩いてると「なんだかなぁ」という感じが漂う。人通りも少なかったね。
危ないという感じはないけど、とりあえず散歩してても面白くもナンともないのは確かだ。

まぁいい。もう駅構内に入ろう。
通訳さんと合流したら、どこかで打ち合わせしないといけないから、
打ち合わせできそうなカフェでもあるかな?と思って探してみた。


   うぐわ。
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巨大シマウマがカフェで何か食ってるぜ
いや待てこれはシマウマじゃない。「シマウマの服を着たウマ」だ。製作意図不明。

ブリュッセル南駅およびその周辺って、要するにこんな感じのところなんだよ。
別にメチャクチャひどいところではないけど、面白いとか情緒豊かといったところでも全然ない。
観光ではお勧めできない。まぁ南駅近くにはあまり観光物件もないはずだし、正気の観光客なら
わざわざ「南駅周辺散策」しようなんて思わないだろうが。

もっとも、イ課長はこんなつまらない南駅近くのサビレた床屋で髪を刈ったんだけどさ。
モノ好きにもほどがある。
  
 

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by tohoiwanya | 2014-06-02 00:15 | 2013.02 欧州出張 | Comments(10)