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2014年 11月 28日

ハノイ駅というところ

イ課長は海外に行くとマイルド鉄っちゃんになる傾向があるのは自分でも認める。
東南アジアでもそういう趣味は発揮されたわけだが、まずハノイ駅について書こう。

ベトナムの首都ハノイ、そのハノイのいわば中央駅にあたるハノイ駅。
首都にある中央駅だよ。きっと立派で大きな駅で、次々に列車が発着してベトナム各地と
ハノイを結ぶ、ベトナム鉄道インフラの中核駅・・・てなことを想像する。
だがしかし、ベトナムの鉄道インフラの現状はかなり貧弱であると言わざるを得ない。

とにかく「線路キャパシティ」が少なすぎ。シロウトが見てもこれじゃダメだと思うよ。
鉄道交通の要衝となる中核的駅って駅構内はもちろんだけど、その後ずーっとしばらくの間
線路がたくさんあって、それがあちこち枝分かれする。線路がたくさんあるからこそ、あちこちに
たくさん列車を走らせることができ、貨客輸送需要の増加に対応できる。

たとえばイ課長にとって最も親しい駅であるフランクフルト中央駅を地図で見てみる。
こんな感じで駅を出てもしばらくの間、列車は「周囲が線路だらけ」というような所を
走ることになる。駅から先の線路キャパがある程度なきゃ、列車ダイヤを増やそうとしたって
物理的な制約にぶつかっちまうわけだから、日本だって大きな駅の近辺は大体「線路だらけ」だ。
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先進国と較べるのは不公平だって?じゃ、たとえばインドのムンバイと較べてみようか?
インドってああ見えて(という言い方は失礼だが)実は隠れたる鉄道大国として有名で、
世界遺産にもなってるチャトラパティ・シヴァージ駅の地図を見るとこんな感じ。北に向かって
線路はムチャーッとたっぷりあって、輸送キャパシティはそれなにりに多いことがわかる。
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しかるにハノイ駅はどうか?まぁこの地図を見てほしい(地図は全てGoogle Map)。
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ほら。駅構内ではたくさんあった線路もアッという間にたった1本になる。たった1本やで?
上の地図は駅の北側だけど、南側も同様で、駅から出るとたちまち線路は1本しかなくなるのだ。

ハノイに来る列車も、ハノイから出発する列車も、この、たった1本の線路を使うしかない。
首都ハノイの駅に入る線路が1本だけじゃ、列車の本数もそう多くないのは当然だ。

しかもだ。地図を見ての通りハノイ駅から出た線路はいろんな道と交差するけど、これが全部平面交差。
つまり踏切だ。車やバイクでごった返す首都中央部の道路を「開かずの踏切」にするわけにも
いかないっていうんで、ただでさえ線路が1本しかないのに、列車ダイヤはすごく少ないらしい。
線路の数はたった1本。それも道路交通事情であまり使えないっていうんじゃ、あかん。

このハノイ駅、ホテルから歩いて行ける距離だから歩いた。いやしかしこの日は暑かった・・。
たった1本の線路でベトナム全土を結ぶハノイ駅。駅自体の建物はそこそこ立派なものだ。
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ちなみに、駅の北側はこんな風になってる。ほら、駅構内に何本かあった線路もこうして
たちまち1本に集まってしまうのである。これじゃぁ・・・
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駅舎の中はこんな感じ。これは待合室だな。列車を待つ人はそんなに多くない。
冷房は効いてないけど、外に比べりゃずっと涼しいんで、イ課長もここで少し休んだ。
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待合室に人が少ないのも道理、列車の数がこれしかないんだもん。
この写真を撮ったのは午前中。これ、ハノイ発予定のダイヤか、着予定のダイヤかわかんないけど
13時台から21時台までの間にたったの5本?!・・・おそるべきダイヤの少なさ。
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ホームに出て列車の写真を撮りたかったけど、閉まってるから出られなかった。
数時間に1本しか列車が出ない(来ない?)んだから、開けっ放しにしとく意味はないんだろうな。ちぇっ。
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しかし、そんな貧弱な鉄道インフラ、少ない発着本数でもキップ売場はご覧の混雑ぶり。
なんでもハノイからホーチミンまで既存の鉄道で移動しようとすると丸一日以上かかるんだって。
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キップ売場の壁を見たら、ウス汚れてるけど大きな鏡があったからセルフ記念写真。
線路キャパがどうたら、鉄道インフラがこうたら、エラそうなこと言ってても、結局
イ課長は外国の大きな駅に来るとミーハー気分に陥るようだ(笑)。
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実はハノイ駅に来たのは駅を見ること自体が目的だったわけじゃなく、別に見たい場所が
あったからなんだけど、ソコについては次回の更新でご紹介しようと思うのである。




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by tohoiwanya | 2014-11-28 00:22 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(0)
2014年 11月 25日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 30

とうとうこの定番ネタも30まで来たか。

ロンドンのホテルがまだ残ってるんだけど、先にベトナムのホテルのことを書いてしまおう。
2013年のサイゴンネタは大体主なものは書いたと思うので、最後に恒例のホテル評価。


Tan Hai Long Hotel & Spa

タンハイロンホテル&スパ・・・と読むんだと思う。他に読めないもんねぇ。
2泊94ドル。当時のレート1$=100円とすれば1泊4700円。ベトナムのホテルは総じて安かった。


立地・利便性★★★★★
サイゴンでは市内観光の移動に鉄道という選択肢はほぼないから駅近かどうかは問題にならない。
でもこのホテルは何しろベンタイン市場前のロータリーに面してるから、市場に行くのは近いし
ロータリーの向こうのバスターミナルに行くのも近いし、その他主要なサイゴン市内の見所は
(暑いのさえガマンすれば)大体歩いて行ける。利便性はまず文句ナッシングだろう。
ホテル壁面に巨大なキャノンの看板がついてるから遠くからでも大変わかりやすい(笑)。
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何しろベンタイン市場の近くだから夜遅くまで賑やかだし、周囲にはメシ屋はたくさんあるし
路上で缶ビールを売ってる露店もたくさんあるし、まぁ何をするにも困らない。
立地に関しちゃ星5つあげていいんじゃないかと思うよ。

部屋★★★★☆
そんなに広くはなかったけど、決して狭くもなくて、部屋も良かった。わりと新しくて清潔だし。
ちなみに、ベトナムではこうやって枕の前にクッションをヒシ型?に置いてるホテルが多かった。
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バスルームもキレイだったねぇ。そのうえバスタブまでついてる。
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一つだけ不思議だったのは部屋に体重計がついていたことだ。
客が体重を計りたがるというニーズに応えたものなんだろう・・なんだろうが、そもそも
そんなニーズがあるのか?(笑)
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イ課長はこれまで海外のホテルに泊まって体重を計りたいと思ったことはない。
しかしベトナムに来る旅行者の間にはそういうニーズがけっこうあるんだろうか?
この後泊まったホイアンやハノイのホテルには体重計はなかったから、もしかすると
このホテル独自の「キメ細かいサービス」ということなのかなぁ?

朝食★★★★☆
朝メシはグッドでした。
パンやジャム、ジュースみたいな洋食が基本になってるけど、オカズはベトナム・中華系。
こんな感じで揚げ春巻き、生春巻き、蒸し餃子、シュウマイその他モロモロ・・・
アジアンおかずがふんだんに用意されているのである。まずは文句ございません。
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よく見なかったけど、ドンブリで麺を食ってた人もいたから、もしかすると朝飯にフォーを
食うことも出来たのかもしれない。ベトナムのホテルらしい、ナイス朝食だと思う。

従業員★★★★★
従業員の感じもすごく良かったし、サービスもいい。
アオザイの似合うこのメガネ美人、すでにこのブログで何度か載せた写真だけど、このメガネ美人は
このホテルの人だったのである。
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2度めの(つまりチェックアウトの日の)朝食を食ってたらフロア主任みたいな、ちょっとエラそうな人が
「いつまでご滞在ですか?おお、本日お発ちで・・それは残念です」みたいな感じで上品に話しかけてきた。
連れもなく一人で朝メシを食うイ課長に気を使ってくれたのかもしれない。

チェックアウトすれば「空港ですか?タクシーをお使いで?」と聞いてきて、タクシーを呼んでくれた。
こういうところのサービスは非常にキッチリしてて安宿的なダラシなさは全くない。


というわけで、とにかくすごくいいホテルだったんだよ。
1泊4700円なわけだから、ベトナムでは首都サイゴンの中心地でも5000円出せばこのくらいのレベルの
ホテルには泊まれるってことだよな(注:去年6月の話ではあるが)。

ベンタイン市場近く、サイゴンのいわばど真ん中。
超ゴージャスというわけでは全然ないけど、イ課長みたいな貧乏性旅行者には十分なグレード。
サイゴンで便利なところに泊まりたいという旅行者には自信をもってお勧めできるホテルなのである。
 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-25 00:04 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2014年 11月 21日

モンゴロイドとコーカソイドの温度感覚の差異

またまた論文じみた標題だな(笑)。
別に大した話ではないけど、どなたも一度くらいは同じことを考えたことがあるんじゃないかなぁ?

たとえばちょうど今頃の季節。
すっかり寒くなった東京で、欧米人旅行者が半袖Tシャツ1枚で平気な顔して歩いてるの見て
見てるだけで寒くなったって経験、ない?そういうテアイは必ず欧米系で、アジア系旅行者にはいない。
これは以前からよく指摘されてて、すでにいろんな回答がある。ネットでザッと見ただけでも・・

①基礎体温が違うから説(アメリカ人の平均体温、37度くらいあるとか)
②白人は皮膚構造が東洋人と違うから説(毛穴や汗腺の数、冷たさを感じる点の数なんかが違うとか)
③上記①②のような肉体的差異に加え、居住地域という点で欧米人の方が“寒さ慣れ”してるから説

イ課長個人は何となく③が大きいんだろうなぁと思ってた。
コーカソイド=白人が居住する北米や欧州はおおむねアジアより寒冷な国が多い。
アジアにも寒い地域はあるけど、全体的に比較すりゃ圧倒的に欧米の方が寒いのは確かだ。
従って欧米人は寒さ慣れしており、アジアの寒さでも薄着でいられる・・・

・・・と、そういうもんだと思ってた。

逆もまた真なりで、高温湿潤な東南アジアの暑さに対しては、日本人はある程度慣れてるけど、
“寒さ慣れ”した欧米人には耐え難いはず。理屈で考えれば当然そうであるはずだ。

だが事実はどうも逆みたいなのである。

ハノイの、蒸し暑~~~い日の、午後1時か2時くらい。日がカンカン・暑さ真っ盛りの時間帯だ。
もうこの時はホンっトに暑くてさ、いつもなら車やバイクが行きかって横断するのもタイヘンな
ハノイ旧市街のロータリーもこの有様。「今は何かするのやめて、この暑さをやり過ごしてからにしましょうよ」って
町中の人が思ってるような感じ。それはイ課長も同じ気持ちだった。
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だもんで、イ課長もホアンキエム湖畔の木陰のベンチで少し休んだ。
だがそこで衝撃的な光景を見たのだ。衝撃のあまり、カメラを出して写真を撮った。 
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欧米人旅行者が帽子もかぶらず日向ではしゃいでる。それがポイント1。もう一つ重要なポイントは
十分“暑さ慣れ”してるはずの地元ベトナム人たちがイ課長同様、ちゃんと日陰に避難してるってことだ。
すごく暑くて日差しも強い。だから日陰に入って少し休む。アジア的には自然な行動だ。

しかるにこのコーカソイドたちはナンなのだ?
この暑さの中、よくまぁ〜お日様ギラギラの日向にいられるな・・・紫外線だって浴びまくりだぞ?
温度感覚器官のネジが2〜3本はずれてんのか?

これには驚いたというか、呆れたというか、生物学的ショックを受けたと言ってもいい。
暑さを避けて日陰にたたずむ地元のベトナム人(とイ課長)、日なたで平気にしてる欧米人旅行者。
この事実から導き出されるのは唯一つ、「寒さ慣れしてる欧米人の方が、実は暑さ耐性も強い」という結論だ。

そういうもんだったの?でも実際そうなんだからそう結論するしかないよな。
暑いから陽射しを避けよう、日陰に入ろうとするアジアの民=モンゴロイド(黄色人種)。
暑くても日差しカンカンでも、何も感じてなさそうな欧米人旅行者=コーカソイド(白人)。
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こうなると、「なぜ欧米人は冬でも薄着なのか?」という疑問に対する答えはすべて矛盾してくる。
欧米人が全体的に寒さ慣れしてるなら、逆に彼らはベトナムの暑さに体がついていかないはずだ。
もし彼らの平均体温が高いんだったら、彼らはベトナムでバタバタと熱中症でブッ倒れてていいはずだ。
しかし実際にはモンゴロイドよりコーカソイドの方が暑くても平気っぽい。

要するにコーカソイドは温度を感じる機能の幅が広いというか、タフというか、鈍感というか・・
もしかするとそんな機能、最初から備わってないのかもしれない(笑)。

これについてご存知の方、識者の方がいたらぜひ知見を賜りたいと思うのである。
今回はコーカソイドとモンゴロイドの比較だったけど、ネグロイド(黒人)だとどうなのかというのも気になる。

南にあるサイゴンと違って、ハノイは東京ほどじゃないにしても、冬はそれなりに寒いらしい。
もしかすると、冬のハノイを旅する欧米人観光客もやっぱり異様に薄着で、それを見た地元民たちを
視覚的に震え上がらせてるのかもしれないなぁ。

 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-21 00:00 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(14)
2014年 11月 19日

ブン・チャーをハノイで食う

ハノイに関して情報収集してると、ハノイ名物としてブン・チャーという麺料理が必ず紹介されてる。
ブン・チャー食いに行くならココ!みたいなブン・チャーの有名店の紹介もけっこうある。
ブン・チャー・・・知ってる?イ課長は全然知らなかった。

写真を見るとソウメンと付け汁、それになぜか焼き肉みたいなのがついてる。
美味しいらしいし、珍しいし、ハノイ名物だっつうし、イ課長は基本的に麺類が好きだし、
ハノイに行ったらぜひ食おうと思っていた。サイゴンでフォー、ホイアンでカオラウ、そしてハノイで
ブン・チャーを食えば、ちょっとした「ベトナム麺紀行」の気分だ。

ハノイに到着した日の午後、さっそく街を散歩がてらブン・チャーで遅い昼飯を、と思って店を探した。

しかしよくわかんないんだよ。ベトナム語は基本はアルファベットを使ってるけど特殊記号も多くて
さっぱりわからない上に、ブン・チャーのスペルも知らない。「Bun Cha」なのかもしれないけど、
そんな文字が書かれた看板ちーとも見つからない。食い物屋自体はすごくたくさんあるんだけどね。

こういう時はしょうがない。ガイドブックに書かれてるブン・チャーの有名店とやらに行くか。
ガイドブックの地図を見て、この辺かな?・・って場所に行ったら、何やら麺を食わせる店がある。
しかしこれ、ブン・チャー屋なのかなぁ??

「ブン・チャー?」
店の入り口にエンマ様みたいにどっしり座ったオバサンに聞いた。
オバサン、ムスッとしながらうなづいてテーブルに座れって指さすから、言われるままに座った。
前に書いた、低〜い風呂イスでM字開脚したっていうのがこの店なのだ。
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しばらくするとイ課長の前に何やら麺料理が運ばれてきた。
オイこりゃブン・チャーじゃねぇだろ?ブン・チャーっつうたらソウメンみたいにつけ汁につけて食うはず。
これは普通のドンブリに入ったアツアツ系の汁ソバじゃん。イ課長が見たって違うとわかる。
まぁいいや、腹減ってるし、このナゾのヌードルを食うか。
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憎たらしいことに、食ってみるとこれがまたウマいんだ。
中華料理に酸辣麺っていう酸味の効いた麺がある。あれほどじゃないけど、ほのかに酸っぱい。
たぶんその酸っぱさは見ての通りトマトがもたらしてるみたいで、マイルドな酸っぱさ。ウマい。
薬味の葉っぱ?を乗せると、ホノカに青苦い風味が加わってこれがまたウマい。
食いたかったものとは全然違うのにウマいじゃねぇか。ちくしょう。
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結局ガツガツと食ってしまった。
エンマおばさんに値段を聞いたら5万ドンだと。それを聞いた店員が動揺して思わずイ課長の顔を見たくらいで(笑)
これはほぼ確実にボッタクリ。おそらく正価は3〜3.5万ドンくらいじゃないかなぁ?しかしイ課長も事前に
値段を確認もせず、ムサボリ食っちゃったんだからしょうがないよな。抵抗せず払った。

結局、本当のブン・チャーにありついたのは翌日の昼だった。泊まったホテルのすぐ近くにごく小さい、
露店みたいなブン・チャー屋があったんだよ。昼間しか営業しない店みたいで、昨日は気が付かなかった。
みんなが食ってるのは間違いなくブン・チャーっぽい。よしここで食おう。

今回は事前に値段を確認したら、他の客が英語で教えてくれた。3万ドン(150円)。やっすー。
席に座って待ってると、まず超山盛りのソウメンと薬味?の野菜が運ばれてくる。ソウメンすごい量だ。
薬味野菜はモヤシと・・なんだろう?昨日の酸っぱい麺といいカオラウといい、ベトナムの麺に薬味野菜は
不可欠なんだと思われる。地元の人は「これ抜きで食えっかよ」って感じんなんだろうな。
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そしていよいよ焼き肉がたっぷり入ったつけ汁がドン。つけ汁自体はアッサリ系なんだけど、そこに
焼き肉のこってりダシが適度に溶け込んで、これがまたやけに美味しい。そこにモヤシやら葉っぱやら
野菜を加えると歯ごたえも味もまたちょっと変わって美味しい。ああやばい、美味しい。
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最初の写真にある通り、ソウメンは皿からあふれんばかりに盛られてた。年老いてメッキリ食も細くなった
イ課長としては「食いきれるかな?」と思ったけど、美味しいんでツルツルと完食。ごちそうさま。
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ベトナムという国は女が支えるという哲理に従い、この店もお母さん一人で切り盛りしてる。この女の子も
もうちょっと大きくなったら「遊んでないでお母さんのコト手伝いなさい!」って言われるんだろうな(笑)。
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ブン・チャー。ハノイ名物というだけあって、ベトナムの中部や南部じゃあまり食えないものなのかもしれない。
日本のソウメンやざるそばと違って、焼き肉で豊富な動物性タンパク質を摂取できるし、野菜も摂取できる。
栄養バランスという点じゃ優れてるし、ボリュームも満点。しかも美味しくて安いときやがった。

アナタがハノイに行く機会があれば、ブン・チャー、ぜひお試しあれ。


  
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by tohoiwanya | 2014-11-19 00:00 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(10)
2014年 11月 17日

ハノイ旧市街の魅惑のチキルーム

まずご報告したい。
先日書いたナンさんがめでたくご結婚されたようです。Facebookに二人の結婚写真が載ってた。
旅先での友達の作り方を啓蒙してくれたハノイの友人の結婚をこうして日本で知ることができて嬉しい。
もちろん、相手はあの記事の中でも触れた彼氏です。ナンさん、どうぞお幸せに。

さてだ。そのハノイ、昨年始めて行った時は2泊3日するという予定を組んでた。
その3日間、結局イ課長はほぼ一貫してハノイ旧市街をうろつきまわるガイジン旅行者として過ごした。

ハノイ旧市街の感じがすごくイイもんで、当初想定していた世界遺産・ハロン湾一日観光は早々に放擲し、
ホーチミン廟みたいなハノイ定番観光スポットめぐりもサッサと放擲。ひたすら旧市街を散策してた。
そのおかげでナンさんとも知り合うことが出来たわけだけど、とにかくハノイ旧市街って独特の雰囲気があって、
イ課長はその雰囲気が好きになった。
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前回も書いたように大通りといい、狭い路地といい、その緑の多さと濃さは本当に印象深かったよ。
ちょっと大げさにいうと旧市街全体がちょっとしたジャングルのような感じ。サイゴンも緑が少ないとは
全然思わなかったけど、ハノイ旧市街の緑の多さはことのほか印象深かったねぇ。
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下の写真の道なんてびっくりしたよ。
写真だとわかりづらいけど、路地の上が天井のごとく何かの木の枝で覆われて、そこからものすごい数の
ツルみたいなものがぶら下がってる。最初見たときはX'masの電飾用ヒモでもブラ下がってるのかと
思っちまった。不思議な光景だ。まさに町全体がちょっとしたジャングル。
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ベトナムの首都ハノイ。サイゴンと並ぶ大都市なんだけど、旧市街にはそういう「新興国の首都」的な、
ガンガン再開発を進めてますっていう雰囲気が皆無で、昔のままのベトナムが真空保存されてるような感じ。
ハノイがベトナム戦争当時の北爆でどの程度ダメージがあったのかよく知らないけど、この様子から見る限り、
少なくとも旧市街は「戦災で焼ける」っていうことがあまりなかったんじゃないかなぁ?

旧市街を路地から路地へと歩き回ってたら、とつぜん頭上から小鳥の鳴き声が降ってきた。
ん?と思って見回すと、あらら、街路樹の枝に鳥カゴがかかってる。
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この鳥カゴっていうのが一つや二つじゃない。やたらにたくさんかかってる。
たぶん自分チの前の道(の木の枝)に、自分チの鳥カゴをぶら下げてるんだと思われる。
周囲の家がみんな同じことやってるから、公道のこのあたりだけが魅惑のチキルーム化してる(笑)。
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鳥カゴの上に布があるから、夜はこの布をかぶせて、外に吊るしっぱなしなのかもしれん。
雨が降ったら家の中に入れるのかな?この路地に面した家々にとって、この路地は一種の
「共同庭」みたいな感覚で使われていることがうかがえる。

イ課長がガキだった頃、家の近所の狭~い路地を入ると、そこがちょっとした“広場”になってて、
真ん中に井戸、その周りを木造のシモタヤが囲んでる、みたいな一角があった。あれを思い出すなぁ。
あの井戸のあった広場(広くないが)も周囲の家の共有スペース・共同庭だったんだろう。
ハノイのこの一角では共同庭を兼ねた路地に周囲の家がこぞって鳥カゴをかけているというわけか・・・
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ベトナムにいると「子供の頃の昭和の記憶」が自分でも不思議なくらい喚起される。
トシとってから新興国を旅するとこういうものなのかもしれない。でも、特にベトナムでその傾向が
強かったと思うんだよなぁ。タイではそれほどでもなかった。なぜだろう?
(まぁ確かにサイゴンやハノイに較べりゃ、バンコクは遥かに大都会ではあるが)

生まれて初めて行く外国の街に入れば最初は緊張してて、だんだんリラックスする。それは普通のことだ。
でもハノイに関しては、そのリラックスの仕方が何かこう・・・単に「なじむ」っていうだけじゃなく、
ガキの頃の追体験みたいな感じを帯びてる。これはホイアンでも感じたけど、ハノイでも感じた。

緑濃い、路地の入り組んだハノイ旧市街。
そんな中を歩いてて「チチチチチ・・・」「ピピピ・・・」なんて小鳥のさえずりが頭上から聞こえてくると
ホントに不思議な気分になる。自分がいまベトナムの首都ハノイにいるのではなく、路地を入った拍子に
ガキの頃にタイムスリップしたような・・・。

日陰の涼しさと小鳥のさえずりにしばし時を忘れてたたずんだ。
「何だかハノイ・・すげーいいじゃん・・」という気分になってきたイ課長なのである。

  

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by tohoiwanya | 2014-11-17 00:01 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2014年 11月 14日

ハノイ・ノイバイ空港から市内へ

語学ネタだの、政治的安定性ネタだの、ちょっと毛色が変わった記事が連続したが
今日はごく普通の旅行記っぽく、ハノイ到着の話。

サイゴンのタンソニャット空港から市内までは車で15分くらいの距離なのに対し、
ハノイのノイバイ空港から市内までは車で50分~1時間くらいはかかる。遠いのだ。
もちろん鉄道なんてないからほとんどの旅行者はタクシーということになる。

しかし初めて行く地理不案内の町で長距離タクシー移動っていうのもいささか不安。
そこでイ課長はハノイの宿泊予定ホテルに空港ピックアップを頼んだ。料金17ドル。
こんどはトシヴドゥキと書かれることもなく迎えの人とすんなり合流できて、すんなり車へ。
雨上がりのノイバイ空港前ロータリー、大きな荷物を持った人と車でごった返してた。
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タクシー乗り場の看板が見える。ホテル送迎を頼んでない人はあそこから乗るわけか。
これ、「5人乗りタクシーは市内まで一律35万ドン、8人乗り38万ドン」って書いてあるっぽいよね。
35万ドンっつうたら17.5ドルだ。ははぁ~・・ってことは、イ課長が泊まるホテルは空港送迎料金を
タクシーの一律料金に合わせてるんだ。実際には50セントほど安い。これは非常に良心的というべきで、
ホテルの空港送迎っつうたら普通はタクシーより高いんじゃないの?
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ホテル送迎でもタクシーでも料金が同じなら、ホテルの送迎を頼んだ方がラクだよね。
イ課長が予約してるのはどうせ小さな安ホテル。タクシー運転手が知らない可能性は高いけど
初めてのガイジンが「どこそこの近くのホテルで・・あ、そこ左に曲がって」なんて指示できっこない。
ホテル送迎ならその点安心だ。

ノイバイ空港はハノイ市街から遠いだけあって、空港からしばらくの間、道の両側は何もない田園地帯。
しかし退屈はしない。ベトナム人たちのバイクの乗りザマを見てると面白い・・というか、けっこう驚く。
でもこれ、自動車専用道路じゃないのかなぁ?雨だからカッパを着たライダーが多かった。
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日本でバイクに乗るときはなるべく肌を露出を少なくすべしと言われる。寒いとか濡れるとかって理由ではなく
万一転倒した際の身体的ダメージを少なくするためで、だから革のツナギが有効なのだ。
しかし暑いベトナムでは誰もそんなことは考えない。半ズボン・スネ丸出しで乗るのは当たり前。
あんな足ムキダシでもし転倒したら・・う・う・・(←痛い想像が苦手のオトコ)

こちらもカッパ・・・って、こいつ足を車体の前に乗っけて、いわばしゃがんで運転してるでわないか!
よくそんな姿勢でスロットル握っていられるな。普通にまたいで乗るよりよっぽど難しい、っていうか危ない。
トッサの時に片足つけないから、もし転倒したら・・う、うああ・・(←苦手)
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東南アジアの交通常識、日本人的には「ひーッ!」と言いたくなるような光景も少なくない
一番恐ろしかったのは、左手に赤ん坊を抱え、右手だけでバイクを片手運転していたお母さんを見たときだ。
お母さんはヘルメットしてたけど赤ん坊は当然ノーヘル。もし転倒したら・・う・・ううう・・(←苦手)

雨が上がって時間がたつにつれ、路面は乾いてきて、カッパ姿のライダーは少なくなってきた。
道の両側には建物が増え始め、だんだんハノイ市街に入ってきたことがわかる。ハノイだハノイ・・
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初めて見るハノイの街。まず何に驚いたって、その緑の多さ・濃さだ。
大通りの両側には異様に立派な街路樹が連なる。しかも道路はサイゴンに比べると全体的に幅が狭い。
だから結果的に道が緑のトンネルみたいになってて、ハノイ独特の景観を作る。これ、美しかったよ。
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ノイバイ空港に着いた頃は雨だったし、朝までいたのが良すぎる町・ホイアンだったから、
なんとなくホイアンに「気が残る」って感じだったけど、いざ来てみると、ハノイ、なんだか良さそうじゃん。

結果的にハノイはイ課長にとって「すげぇ気に入った町」になるわけだけど、
気に入るプロセスはこれからオイオイ書いていこうと思うのである。

 
 
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by tohoiwanya | 2014-11-14 00:01 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(2)
2014年 11月 12日

タイ王制と政情安定について

トツゼン何てお堅い標題であろうか。まるで卒論のようだ(笑)。

Facebookにタイの友人が増えたおかげで、タイのニュースや写真を見る機会が増えた。
記事はタイ語だからさっぱり読めないけど、写真を眺めていろいろ想像するのは面白い。

先日、ある人がタイの(おそらく)ニュースサイトに載ってたプミポン国王の最近の写真をシェアしてた。
それを見たイ課長はちょっとショックを受けた。あのプミポン国王、こんなに弱りきってしまったか・・

1927年生まれっつうから、昨年86で死んだウチのオヤジと同年だ。プミポン国王はことし87歳。
力なく車椅子に乗ってるその写真を見ると、どうしても衰弱したオヤジを思い出してしまう。
在位68年(!)つうから、大半のタイ人はプミポン国王以外の王様なんて知らないわけだよ。

このプミポン国王夫妻、タイ国民からとにっかく絶大に支持され、絶大に敬愛されている。
街を歩いてるとプミポン国王とシリキット王妃の顔はあちこちで見かける。公的施設の名称やら
地下鉄の駅名になってたりもする。お札だってこの通り。
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名君として名高く、大学名にもなってるチュラロンコーン王以外でここまで敬愛されたタイ国王って
たぶんいないはずで、元々はお兄さんの事故死(自殺説・他殺説もあり)で転がり込んだ王位だったんだけど、
彼は自らの行動でタイ王室の権威をイッキに高め、尊敬を集めた。立派な人なのは疑いない。
(下は結婚した時の写真だと思う。若い頃のシリキット王妃かわいいね。写真はWikipedia)。
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タイで政治的混乱やらクーデターやらが起き(実際これはよく起きる)、混乱が続くと最後には
プミポン国王が登場し、ツルの一声でたちまち収束。

こういうパターンって過去に何度もあったけど、こういう政変収束スタイルを確立したのって、実は
プミポン国王自身であって、それまでのタイ国王でそんなことした人、いないらしい。要するに現在の
タイ国民の、タイ王室に対するたいへんな崇敬の念は文字通り彼が「一代で築き上げたもの」なのだ。
こうなるともう彼に代わり得る人はいない。トシとろうが衰弱しようがプミポン国王じゃないとダメ。
タイではまさに唯一無二の絶対的権威、スーパーカリスマなのである。
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5月の軍事クーデターの時もプミポン国王、体は相当弱ってたみたいだけど、そこはスーパーカリスマ。
彼がちょっとでも関与すれば「王様の絶対的権威」という“最終兵器”は有効なのだ。だから収まった。
逆に言うとタイの政治家も国民も「最後は国王が収めてくれる」ことが半ば当たり前になっちゃってる。

しかしなんと言っても12月には87歳になるというご高齢。現国王に多くを期待するのは酷ってもんだろ。

一応皇太子はいる。しかし結婚・離婚を繰返したりして、どうも評判はイマイチらしい。
むしろ娘、皇太子の妹の方が国民的人気が高いらしいんだけど、独身のままもう50代。跡継ぎがいない。
兄の皇太子は結婚・離婚を繰返しただけあって跡継ぎはいるけど人気が・・妹の方は人気があるけど
跡継ぎが・・というわけで後継者問題も波乱含みなのである。

皇太子が次の王様になったとしても、彼に父親ほどのカリスマを期待するのは、これまた酷だ。
プミポン国王という絶対的権威を失ったタイが、“消し手”のないまま、ひたすら政治的混乱の炎が
ボウボウ燃え続ける国になるリスクはけっこうあると思う。彼が次の国王を指名せずに逝去しちゃうと
結局政治家たちが決めることになるらしいけど、そのこと自体、政治的混乱間違いなしって気がするしねぇ。
次の国王を決めるなんて大事な決定を下せるのは現国王自身しかいないのだ。
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実は9月にベトナム・カンボジアと回ってタイに入る予定を組んだとき、イ課長が懸念したのは
初夏に起きた軍事クーデターの影響なんかではなく、プミポン国王の健康だった。なにせご高齢。
もし、もしもだよ?イ課長がバンコクに入った日に国王逝去・・なんてことになったら・・・

あれだけ敬愛されている国王だ。タイ中が何日も深い悲しみに沈むのは間違いない。
役所や学校は当然休み。商店やデパートも休みだろうし、レストランやマッサージ屋も休むんじゃないか?
そんな悲しみにうち沈むバンコクで何すりゃいいのさ?

楽しみにしてたタイ旅行、行ってみたら国中がお通夜状態・・・って、これは誰だって避けたい。
服喪ムードで人通りの少ないバンコクを見るのも貴重な経験だけど、やっぱ一人のガイジン旅行者としては
賑やかな通りを歩き、おいしいタイめしを食い、のんびりマッサージしてもらえるバンコクの方が嬉しい。

しかし、いずれ遠くない将来、そういう事態は来る。
一時的にタイが服喪一色になるのは仕方ない。昭和天皇の時の日本よりずーーっと悲嘆ムードは深刻だと思うよ。
でもイ課長が心配なのはむしろ喪が明けた後のタイだ。ツルの一声のヌシがいなくなったタイがどうなるのか?
デモやクーデターが頻発する「危ない国」にはなってほしくはないのだが・・。

本日の記事、タイの法規だと部分的には不敬罪にあたるのかもしれない。
(国王が死ぬ話とか、皇太子の評判イマイチとか書いてるわけだからね。タイだったら不敬罪だと思う)

タイ当局の方がもしこの記事を読んでたら、イ課長をタイ入国禁止人物リストに載せないで下さい。
 

 

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by tohoiwanya | 2014-11-12 00:04 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2014年 11月 10日

タイ人と日本人の発音モンダイ

ここんとこ、やけに語学づいてるイ課長ブログ。
コトのついでだからもうひとつ、外国語にまつわるエピソードを書いておきたい。

タイ語をちゃんと勉強した日本人はあまり多くないと思うけど、話によるとタイ語って文法を覚えるのは
そう難しくないのに、いざタイ人相手に話そうとすると通じないことが多いらしい。要するに
「覚えることはできても、実際話すのはすげー難しい」言葉らしいんだな。

その大きな理由は日本語にあまりない「声調」がタイ語においては非常に重要だからということらしい。
タイ語を話すときは声調を正確に使えないと文字通り「話にならない」ようで、なんでも「マー」という
一語だけでも発音のしかたによって3つの異なる意味になるんだと。

「箸を持って橋の端を通る」っていうのとはたぶんまたちょっと違って、たとえば「は」だけ言う場合でも
発音で意味が異なるということだと思う。日本語だと「歯」と「葉」と「刃」の発音は違わないけど、
タイ語だとこれに違いがあるような感じなんだろうな。

チャチュンサオ = จังหวัดฉะเชิงเทรา という地名がある。アルファベットで書くとChacheongsao。
ガイドブックなんかだと「チャチュンサオ」もしくは「チャチューンサオ」って書かれることが多いようで、
Wikipediaは後者。それ以外のネットのタイ情報だと前者の表記が多い。

これ、カタカナだけ見たらアナタはどう発音する?
イ課長は何となく「チュン」のところにアクセントを置いて チャ(低) チュン(高) サオ(低)と読んでた。
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バンコクのマッサージ屋で例によって施術者とヘボ英会話してたとき、イ課長は「昨日チャチュンサオに行きました」
と施術者に言った・・つもりだった。変テコリンな地名だから多少発音に難があっても相手はすぐに察してくれて、
「あら、チャチュンサオ行ったの?何見てきたの?」と言ってくれるかと思いきや、何とこれが通じない。

イエスタデイ、アイ ウェントゥ  チャチュンサオ
ハ?
チャチュンサオ
ハー?
・・チャ チュン サオッ
????? アーーー!!チャチュンサーオチャチュンサーオ

文章だと伝えづらいが(笑)、タイ人の発音だと最後の「サーオ」のところが高くなるみたいなんだよ。
もし外国人が日本で「トウ(低) キョウ(高)」って言っても「トウ(高) キョウ(低)」って言っても、どっちでも
「東京」だと分かってもらえるだろう。でもタイじゃダメ。音の高低が違うと地名ですらなかなか通じない。

実際、道を尋ねるとか、バス乗る時とか、「こんな単純なタイ語も通じないの?」っていう経験がけっこうあった。
「タラート(ตลาด=市場)」っていう短いタイ語すら通じないんだから。タラート!タラート!って繰返すけどダメ。
やっとわかってくれて「アーー!タラート!」って笑いながら言うんだけど、彼らの言う「タラート」と、
イ課長が言って通じなかった「タラート」の違いがイ課長にはよくわからない。確かに話すのは難しいと思う。
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ただ、上のチャチュンサオの時は単に「タイ語が通じなかった」という以上に面白いことがあったのだ。
なぜかっていうと、イ課長の言った「チャチュンサオ」が彼女の耳にどう聞こえたかを再現してくれたからだ。
イ課長は「チャチュンサオ」と言ったつもり。でもタイ人の耳にどう聞こえたかっていうと・・



チョチョサン


うっそ?!「蝶々さん」って聞こえたの?マジで?こりゃたまげた。

声調がほぼない日本語に慣れた日本人がチャチュンサオって言うと、タイ人には「蝶々さん」と聞こえる。
イ課長が突然マダム・バタフライの話でも始めたのか?と思えば、そりゃ相手も困惑するわなぁ。
しかしこれは面白い発見だ。日本人がカタコトのタイ語を話すと、タイ人にはすごく平板で、しかも
ボソボソ言ってるように聞こえるんだろうなとは思ってたけど、こんな風に聞こえてたとは。

アナタがチョチョサンチョチョサンっていうから、何言ってんだろうなー?と思ったけど
 チャチュンサオって言ってたのねー。チャチュンサーオっていうのよ、チャチュンサーオ

チャチュンサーオ
そう、チャチュンサーオ

マッサージしてもらいながら臨時のタイ語教室で発音を矯正されちまったぜ。

もっとも、タイ人の英語の発音だって問題がないわけではない。
同じ施術者さんと「アナタ(つまりイ課長)、日本人にしちゃ背が高いわねー」なんて話から、
日本人の身長について話してたら、彼女が「私はエイシンゲームで背の高い日本人女子を見たわ」
みたいなことを言い出した。

エイシンゲーム?
イエス、エイシンゲーム コリア

はぁ?・・・??・・韓国製のエイシン・ゲームっていう有名なゲームソフトでもあんの?
ゲームなんて全然知らないから話の続けようが・・・・あ?・・あッ!もしかして!

アナタは(ちょうど旅行中に始まった)仁川アジア大会(Asian Games)のことを言ってるね?
ジャパニングリッシュ的発音だと、多くの人は「エイジアン・ゲーム」と言うだろう。それがタイの発音だと
エイシン・ゲーム」かよ。こういうのはタイなまり英語、「タイングリッシュ」と呼ぶべきなのだろうか。
いやーむずかしーー。でも何とかわかったから会話が続いてよかったよかった。

アナタがエイシンゲームエイシンゲームっていうから、何言ってんだろうなー?と思ったよ」と
彼女の英語を再現するのは話をややこしくしそうだったのでやめておいた(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2014-11-10 00:01 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(8)
2014年 11月 07日

バンコクのスーさん

前回の続きというわけではないが、東南アジアヘボ英語コミュニケーションの例。

イ課長が東南アジアでやってもらいたがるマッサージって、ヘボ英会話で相手と仲良くなるいい機会になる。
施術者と二人だけで1時間半とか2時間すごすわけだからね。今思えばウエンディさんがまさにその前例
だったわけで、レストランの従業員とかが相手だったらそんな機会、まずない。

マッサージでグリグリされながら話をし、仲良くなった代表例がバンコクのスーさん(仮名)なのである。
彼女は昨年末の短期バンコク旅行の時に知り合った人で、本当の名前はもっと長い。しかも難しい。
この際「スーさん」で通させていただく。
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スーさんはタニヤ通りの近くにあるマッサージ屋集中エリアの、ある店の施術者。
ハデな感じのない人で、年齢は30くらいかなぁ?まだ若い。英語はイ課長よりさらにヘタで(笑)、
3歳の息子さんがいるらしい。嬉しそうにスマホで息子さんの写真を見せてくれる。かわいい。

話を聞くと、どうやら息子さんは田舎の実家に預けてて、お母さんだけがバンコクで出稼ぎっていう
ことらしい。うーむ・・そうか。初対面の相手とこんな「家庭の立ち入った事情」の話になっちゃうっていうのも
たぶんブロークンなヘボ英語だからこそで、母国語で話してればもっと「差し障りのない会話」が可能だ。
でもヘボ英語同士じゃそんな余裕はお互いにない(笑)。会話はシンプルかつストレートなのである。

英語でもコミュニケーションできない場合、彼女はスマホの翻訳アプリ?を使った。
彼女のスマホに向かって日本語で、たとえば「いたい」って言うと、画面に「เจ็บ」と表示される。
へえ!こんなのがあるの?!未だガラケーユーザーのイ課長、感心することしきりなのである。

途中から、同じ店に勤めるスーさんのイトコというのが我々のいる施術室に乱入してきて、
何かの串焼きを食いながら話に加わってきた。この辺からもうワケわからなくなってきた(笑)。

二人の話を総合すると、スーさんは普通に結婚して子供ももうけたけど、その後離婚。
そのイトコが言う(およびジェスチャーで示す)感じだと、どうもスーさんの旧亭主はいささか女癖が
ヨロシクなかったようで、その辺の事情が影響して離婚に至ったのかもしれない。

しかしまぁ率直にいろいろ話してくれるね二人とも。特にイトコの方がやたらと話好きで、
マッサージしてるスーさんの横で依然として串焼きを食いながら(笑)、給料の安さを嘆いてみせる。
「あたしたち、ノーサラリーよ。チップおんりー」なんていう。

チップ以外の給料が完全ゼロってことはないだろうけど、やっぱりチップは重要な収入源なんだろう。
このイトコ、イ課長にプレッシャーかけてるね(笑)。もちろん施術終了時にはスーさんにチップを渡した。
施術代380バーツに対してチップ100バーツ。料金の3割弱。少なくはないよね?
イトコの方にはチップはあげなかった(笑)。当たり前か。

聞けばスーさんはFacebookもやってるっていうからさっそくナンパ。
彼女のスマホを借りて自分のHNを入力させてもらい、友達申請してもらったけど、なぜかうまくいかない。
(イ課長アカウントの友達範囲設定か何かがマズかったのかも)。

日本に戻ったらこっちからアクセスするって約束して彼女の名前を書いてもらった。長くて難しい名前だけど、
それでもアルファベットだから何とかなった。帰国後に検索して友達申請。その申請はすぐ承認され、
以来スーさんとはいいねボタンを押し合う深いカンケイなのである。
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今年9月にバンコク行った時にスーさんと再会することができた。これは嬉しかったね。
事前に「近々バンコク行くよ」ってメッセージを送ったんだけど、なんと彼女はそれを読んでなかったようで
Facebook友達が突然バンコクに出現してビックリしてた。スーさん、初対面から9ヶ月の間にずいぶん
日本語が上手になってて、これにはイ課長が驚いた。

というわけで、イ課長にとってスーさんもまた立派な「バンコクの友人」なのである。
イ課長はこれまで仕事関係以外で「海外に現地人の知り合いがいる」なんて経験ほとんどなかったから、
スーさんやプラーさんのような友人と再会するという楽しみも知らなかった。実際やってみると再会は
とても嬉しいモンだということも初めて知った。もしまたバンコクに行く機会があれば、ぜひまた
スーさんにモンでもらいながら、またヘボ英会話でいろいろお話したいと思うのである。


  
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by tohoiwanya | 2014-11-07 00:19 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(6)
2014年 11月 05日

東南アジアで急に英会話がウマく・・

ウソっぽい標題だけど、イ課長個人に関して言えばけっこうマジメな話なのである。
急にウマくなるわけないんだけど、結果的にそれに近い“効果”が生じるとでもいうか・・・。

これまでイ課長は海外で現地の人と直接話をした経験って非常に少ない。
出張なら通訳さんがいる。旅行であれば通訳ナシだけど、話す相手っつうても行き先告げてキップ買うとか
レストランで注文するとか、道を尋ねるとか・・・別に話ってほどの話もしないしねぇ。

ヘナヘナのトラベル英会話がせいぜいっていう語学力なんだからこれは当然といえば当然で、
通訳ナシで親密に話したっていう例を挙げるとすればシンガポールのウェンディさんとか
インドのドライバーとか、せいぜいそんなもんじゃないかと思うわけ。
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しかし東南アジアでは1対1で親密に話をする機会っていうのが多かった。
たとえば、前にちょっと書いたサイゴンのバイクツアー。ガイドさんと二人でたっぷり2時間走り回る。

ガイドが英語オンリーということは事前にわかってた。昔だったら「英語ガイドぉ?」と思っただろう。
アウシュビッツの時みたいにグループならともかく、1対1だと英語ガイドじゃちょっと・・・

でもこの時すでにイ課長は経験的に「東南アジアなら英語でも、まぁ何とかなるべさ」という気になってた。
だから英語ガイドと1対1のバイクツアーに申し込んだわけだ。

ツアーの途中でガイドさんからこんなことを言われた。
「以前にも日本人のお客さんを乗せたけど、その人英語が話せなくて、全然コミュニケートできなかった。
 アナタとは英語で話ができてハッピーだ。アナタの英語はとてもグッド。」

もちろんこれはお世辞で、それに対するイ課長の返答なんてせいぜいこんな感じさ。
「ノウ 私の英語 全くよくない しかし あなたと会う 話す コミュニケーション 私もまた 幸せ」 
とてもじゃないけど「グッドな英語」なんておホメにあずかれるようなシロモノではないのだ(笑)。
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まぁ確かに、それでも何とか話そうとする姿勢が評価されたというブブンはあるかもしれない。
控えめな(といわれる)日本人。自分は英語がうまくないから海外に行っても英会話はムリ、
だからしゃべらない、という人も多いとされる。添乗員付きツアーとかならそれでも全然支障ないしね。
でもイ課長がここで言いたいのは「ヘタでもいいから積極的に英語で話そう」的な精神論ではない。
もっと技術的な理由で東南アジアでは現地の人と英会話がしやすいんだよ。どんな理由かっていうと、



要するに相手も英語がそんなに上手くない  ということだ(笑)。


イ課長の英語力は場所によって変わらないから、どこに行こうと話す力=スピーキングのレベルは同じだ。
しかし相手もヘタだと聞く力=ヒアリングに違いが生じる。この違いが非常に大きいと思う。

ネイティブないしそれに近い話者がペラペラ話す英語なんて、イ課長にはロクに聞き取れない。
だが相手がヘタ(語彙:少、言い回し:単純、文法:テキトウ)だと「聞き取り率」はむしろ上がる。
いや、正確には「聞き取れる」というより「内容を察しやすくなる」と言った方がいいかな。
相手の言ってることの察しがつくから、こちらはヘタ英語でそれに何とか答える。それに対して相手が
また何か言う、それがまたある程度察しがつくから、こちらはヘタ英語で何とかそれに・・・・

これを繰り返してるとコミュニケーションはけっこう双方向的になる。
英語圏より東南アジアの方が英語でコミュニケートしやすいってのもミョーな話だけど、
実際そうなんだから仕方がない。英語がヘタなイ課長だからこそ、の感覚なんだろうな。
英語がウマい人が聞けば、でたらめでブロークンな、昔の西部劇に出てきたインディアン同士の英会話みたいと
思われるのは確実なんだけど(笑)、イ課長は(おそらく相手も)その方がむしろ意思疎通しやすい。

サイゴンのガイドさんは海外航空会社勤務を目指してる人で、英語もイ課長よりずっと上手だった。
しかし彼女ぐらい上手でも、やっぱりネイティブ話者ほどは上手くない。だからかろ~うじて何とかなる。
もしあのガイドさんがネイティブの英語話者だったら、ほとんど聞き取れなくて会話も続かなかったはずだ。
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イ課長は欧米で誰かと「同じ土俵で話してる」なんて感じたことはない。でも東南アジアではやや感じる。
「ヘタな英語」というその土俵がものすごくデコボコなものであるのは認めないわけにはいかないが(笑)、
それでもけっこう楽しい。イ課長が東南アジアを楽しいと思う理由の一つは明らかにこれだと思う。

「相手もヘタだから会話になる」という感じ、イ課長は東南アジアでしか感じたことがない。
中東とかアフリカあたりだとどうなんだ?というのは非常に興味深い問題で、もし行く機会があれば
ぜひ検証してみたいと思うのである。


 
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by tohoiwanya | 2014-11-05 00:33 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(10)