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2015年 03月 30日

アムパワー水上マーケット

水上マーケットって、要するにモノ売りの船が密集した水路とか川のこと。
英語ではFloating Market、つまり「(水に)浮いた市場」という言い方をするらしい。

バンコク観光において「水上マーケット」って定番で、オプショナルツアーも多い。
ツアーで連れて行くのはたいていダムヌンサドゥアク(言えた?)水上マーケットのはずだ。

しかし少し調べてみると、ダムヌンサドゥアクってのは観光用に作られたマーケットで
客は観光客ばっかしで売ってるものの値段も高いらしい。貧乏性のイ課長向きではない(笑)。
地元の人が行くような普通の水上マーケットはないのかい?となると、これがどうも
アムパワーらしいんだよね。時間があれば行ってみたいなぁと思ってた。

ただ重要な注意事項がある。
アムパワー水上マーケットは基本的に週末のみ営業。つまり平日に行ってもガラーンとしてるらしい。
イ課長がアムパワーに来たのは金曜。平日だけど、広い意味では週末といえなくもない微妙な日。
果たしてどうだったのか?

結論から言うと「大体はガラーンとしてるけど、部分的に賑わった場所もある」って感じだったね。
水上マーケットのある一角にはたくさんの船がいろんな食い物を売ってる。
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小船のモノ売りやら飲食店やらが集まった光景っていうのは、これまた東南アジアならでは。
イ課長も何か食おうかなと思ったけど、メークロンで真っ赤なスープのラーメン食ったし、
ここでは特に何も食わなかった。
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船が集まった一角だけはお客さんも集まってワヤワヤしてる。
アムパワー水上マーケットって、モノ売りの船が集まる水路があるのは当然なんだけど、水路の両側に
長~~い通路があり、その通路に面してさらにいろんな店がある。土日はさぞ賑やかなんだろう。
地元の人に人気の水上マーケットっつうだけあって、外国人観光客らしき姿は見かけなかった。
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賑わった一角を離れて歩いていくと、すぐにガラーンとしたゾーンになる。
閉まってる店が多いし、開いてる店にしても営業してるんだかしてないんだか・・・。
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この辺も土日になると賑わうんだろうけど、今は本当に静かだ。
時々小船が通り過ぎる時だけ、水路からわずかな水音が聞こえるだけ。・・・のどかだなぁ。
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思い返せば今日はバンコクからオンボロ・タイ国鉄やら渡し船やらに乗り、さらにロトゥーやら
ソンテウやらに乗って何とかメークロン市場にたどり着き、さらにここまで足を伸ばしたわけだ。
ずーーっと緊張&興奮しどおしだったから、こうやって静かな場所で一人ぼんやりと水路を眺める時間が
とても久しぶりで貴重なものに思えてくる。
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休息も兼ねて、そんな風にしてしばらくボケーッと日陰で水路を眺めていた。
賑わったアムパワー水上マーケットをご覧になりたいなら土日に来るに限るけど、静かでのどかで
人気の少ない水上マーケッっていうのもなかなか悪くない。

ん?すこーし空が曇ってきた?雨に降られると困るから、そろそろバンコクに戻るとするか。
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帰りぎわ、ノドが乾いたから生のココナツジュース(だよね?)を飲んでみることにした。
こんな風に並んでるんだけど、実際に買うとちゃんと冷蔵庫で冷やしたものを出してくれる。
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おばさんがナタを振り回してカン!カン!カン!と見事な手際で上に六角形の刻みを入れて
パカッとフタを開けてストローを入れて渡してくれる。ちなみに、1個20バーツ。約60円だ。
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下の写真見てみ?ナタを入れる場所の目安としてあらかじめココナツに線がひいてあるけど、
彼女がナタを入れた箇所はその線と寸分の違いもない。おばちゃん、すげぇよ。
 
こういうの生まれて初めて飲んだけど、もっとコクがあってドロリとしてるのかと思ったら、
わりとサラサラした透明な液体で、ちょっとした甘みがあって、冷えてるから実に美味しい。
実の内側に白いものがくっついてるけど、これがココナツミルクになるの?(←全然わかってない)
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さて、それじゃバンコクに帰るとするか・・・。
ところでアムパワーからバンコクまでどうやって帰るの?メークロンと違ってアムパワー水上マーケットは
「絶対行こう」と思って準備したわけでもなく、急に思い立って来たという方が近い。
バンコクまでの帰り方、わかってんのか?

もちろんわかってなかった(笑)。ふふふ、しかしね、イ課長にお任せあれ。
今日一日でイ課長もタイの交通機関をいろいろ経験して、多少は見通しってものが立てられるようになった。
だからバンコクに帰る方法については秘めたる自信があったのだよ、ふふふ。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-30 00:03 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(0)
2015年 03月 26日

ソンテウに乗ってみる

さて読者諸君(まだやってる)、いまこそソンテウが何かを説明するときが来たようだ。
前号の文脈からも十分推測できるように、ソンテウとは交通機関の名称なのである。

大都会バンコクならタクシーでもバスでもトゥクトゥクでも、道路交通機関はよりどりみどり。
しかしタイの郊外・田舎ともなると四輪タクシーなんてトンと見かけなくなる。そういうタイの
“非都市エリア”において重要な交通機関が少なくとも二つあって、その一つがロトゥー。これは
メークロンに来る時にイ課長も初めて利用した乗り合いバンで、バンだから車内は密閉されており
エアコンもあって快適。幹線道路を使って町と町を結ぶ中距離路線が中心。

もう一つが問題のソンテウ。これはいわばローカルなミニバスと思えばいいんだろう(と思う)。
メークロンくらいの町でも路線の数は相当あるようで、途中にはいくつも停車ポイントがある。
モノは軽トラなんかの荷台を客車風に改造したもので、ロトゥーと違って客席部分は密閉されてない。
エアコンは当然ないし、ホコリは入るし排気ガスも吸う。その代わり数(路線数・台数)が多くて
料金は安い。そういう交通機関なわけ。フィリピンのジプニーと同じようなものなんだろうな。
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事前の情報収集でメークロンからアムパワーまでソンテウを使って行けるという話は読んでいた。
しかしどこから乗りゃいいのか?アムパワー行きソンテウをどうやって探しゃいいのか?いくらかかるのか?
仮に乗れたとしても「次がアムパワー」とどうやって知ることができるのか?わかんないことだらけ。
まぁしょうがねぇ、ここまで来たんだからとにかくトライしてみようじゃねぇか。

メークロン市場の近くに水色のソンテウがずらりと並んだ一角があった。たぶんここが乗り場だろう。
ところがどのソンテウも行き先がタイ語表示ときやがった。英語表記ゼロ。これじゃ読めましぇ~ん。
しょうがない。手近にいた一台のソンテウのドライバーに聞いてみた。「アムパワー?」
そのドライバー(女性だった)は首をふり、もっとアッチだと指をさす。

アッチって言われてもなぁ・・あっちにもソンテウはズラリと並んでるんだよ?その中のドレなの?
順ぐりに1台ずつ「アムパワー?」「アムパワー?」ってドライバーに聞くのもかったるいしなー。

そこでソンテウ乗り場の正面に露店を出してたおっちゃんに「アムパワー?」って聞いてみた。
このおっちゃんがまたイイ人でさぁ、すごくデカい声で「アムパワー!!」って叫んでアムパワー行きの
ソンテウに呼びかけてくれた。「このガイジンさんがアムパワー行きたいってよー!」というわけだ。

おっちゃんが指差す方向に歩き、そこら辺に停まってたソンテウを指差して「これ?」と聞いてみた。
するとおっちゃん「もっと向こう」って手で示す。隣のソンテウの前に行ってまた「これ?」って顔すると
おっちゃんがうなづいた。どうやらコレらしい。

ドライバーに「アムパワー?」って聞いたらうなづく。間違いない。
後部座席にまわってみるとすでに半分くらい乗客で埋まってるからさっそく乗り込む。
地元のタイ人に混じって違和感アリアリの巨大ロボット外国人。
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ほどなく発車。初めてのソンテウ乗車経験。ロトゥーの方は日本でも見かける当たり前のバンだけど、
ソンテウみたいな荷台改造&開放型の後部座席に乗るなんて経験メッタにないから何となく嬉しくなってくる。
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客席の構造上、車窓風景は車のケツの開口部から見ることになる。景色は横に流れないで遠ざかる一方。
でも初めて利用するソンテウの荷台から遠ざかるタイの田舎の風景を眺めるっていうのもなかなかオツだったよ。
ローカル交通機関に乗ってタイのローカルエリアを走る。これもまた東南アジア旅情ってもんだ。
 
さてここまでは何とかなってる。最後の問題はどこで降りればいいのか、だ。
ソンテウって停留所の標識みたいなものはないんだけど、途中で降りる客はけっこういるし、
道端に立ってる人を乗せたりもする。

つまりドライバーと地元の乗客たちはソンテウのそれぞれの停車ポイントを知ってるわけで、
アムパワーにも最寄りの停車ポイントがあるはずだけど、どのくらい走ればそこに着くのか知らないし
アムパワーが終点なのか途中停車ポイントなのかもわかってないっつうんだから話にならん。

降りる人はこのブザーを押してドライバーに連絡するらしい。
しかし車内アナウンスはないし、アムパワーがドコなのか知らないんだからいつ押しゃいいのか
わかるわけがない。素人ガイジンにとってこのブザーは役に立たない。
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こういう時は他の乗客に助けを求めるしかない。
ある停車ポイントに来たとき、わざキョロキョロして他の乗客に「アムパワー?」って聞いてみた。
すると何人かが首を振る。まだらしい。これでイ課長が「アムパワーで降りたいガイジン」であることを
他の乗客に認識させることができたはずだ。

15分くらい乗ったかなぁ?何度目かの停車ポイントで何人かが降りた。そのうちの一人がイ課長に
「アムパワー」って声をかけてくれた。やった、ここで降りればいいらしい。教えてくれてサンキュウ。
ちなみにメークロンからアムパワーまでのソンテウ代は8バーツ。これは降りた時にドライバーに支払う。
8バーツつうたら25円程度だ(当時はね)。やっすぅーー。
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こうしてイ課長は生まれて初めてのソンテウに乗ってアムパワー水上マーケットに来ることが出来た。
ソンテウ乗り場のおっちゃんとか、乗り合わせた乗客たちとか、途中で会ったタイ人たちの親切がなきゃ
絶対に来ることは出来なかっただろう。ありがとうタイの人たち。
 
アムパワー水上マーケットの様子は次回ご紹介しまっす。待て次号!(ヲイまたかよ)

  
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by tohoiwanya | 2015-03-26 00:29 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(8)
2015年 03月 23日

メークロン市場というところ その2

メークロン市場に行けばイ課長の「線路長屋好き志向」は激しく刺激されるわけだけど、
同時にまた「市場好き志向」も覚醒する。「活気あふれる東南アジアの市場」という
まさにそのイメージ通りのような市場。まぁ市場の中を列車がノシノシ通るくらいだから
その“活気”の性質はちょっと想像を絶してるブブンもあるが(笑)。

でもこういう市場で売ってるものを眺めるのはホントに面白くて飽きない。
メークロンもマハーチャイと同様、川っぺりの街だから、やっぱり魚屋さんがよく目につく。
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すげー、カニだらけ。
手前の値札を見ると370と書いてあるように見える。370バーツとしたら当時で約1100円だ。
このカニ一匹1100円は高いけど、もしかすると1kgで1100円なのか?
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八百屋さん系の店も多い。線路ギワに並べてある野菜、無造作に並べてるように見えるけど、
列車が通る時は車体の下をくぐってスルーできる高さにまでしか積んでないんだろう。
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さっき線路市場が終わって駅になるところまで行ってみたから、今度は反対側に歩いてみた。
とにかくこの線路・・というか通路、幅は線路分しかないところにもってきて買い物客と観光客が
ひしめいてるから通りぬけるのもラクじゃない。

おお、どうやらここが「線路市場」が終って普通の「線路」に戻る場所みたいだ。
市場の中はこうやって日除けテントがあるけど、外の陽射しの強さときたら・・・。
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テントを出るとこうやってただの線路が続いている。この家並みも十分に線路長屋風だけど
線路市場を見たあとだと、線路として“正常”な光景に思えてくるから恐ろしい。
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反対側、つまり線路から市場側を見るとこんな感じ。
いやー、いくら列車通行時にはテントを閉じてくれるとはいえ、ここに列車が突っ込むんだからなぁ・・
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実はこの時イ課長は迷っていた。
メークロン市場に来れば、誰しも市場の中を列車が通るサマを見たいと思う。
そういう意味でも鉄道で来るのは都合がいいんだよね。自分が乗ってきた列車がほどなく折り返して戻る時に
必然的に市場を通るから、到着からさほど時間をおかずに列車の通過が眺められる。
(下の写真、予定通り11:10に列車が到着してれば、11:30に折り返すはずだったことがわかる)
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しかしイ課長は最後だけ車で来た。そのおかげで早く来られたわけだけど、バーンレム発の列車は
大幅に遅れてたから、その列車がこの市場に到着するまでにはあと2時間くらいかかるはずだ。
それまでこの暑い市場で待ち続けるのはさすがにダルい。
 
よし、それなら足を伸ばしてもう一ヶ所行こう。それはどこかというと水上マーケットなのである。
アムパワー水上マーケットというのがメークロンから車でさほど遠くない距離にあるはずなんだよ。

そう決めるとさっそくそのための行動をおこした。この日のイ課長はやたらに即断即決のヒトだった(笑)。
アムパワー水上マーケットまで行くための行動、それは、そこまでイ課長を運んでくれるソンテウを見つける
ことだったわけだが・・。

さて読者諸君、ソンテウとは一体何であろうか?そして、そのソンテウとやらは果たして見つかったのか?
全ては次回の更新で明かされる。待て、次号(昔の少年漫画風に)。

 
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by tohoiwanya | 2015-03-23 00:16 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(10)
2015年 03月 20日

メークロン市場というところ

さてだ。それじゃいよいよメークロン市場にいってみようか。
タイ国鉄の大遅延を車移動で回避したおかげで、メークロンに着いた時はまだ午前中だった。

さて、メークロンに到着したはいいが、線路市場って一体どこにあるのだ?
鉄道ルートであれば市場を突っ切る線路を通って駅に到着するわけだから迷う心配ないけど
車で来たとなるとまず市場がドコで、その中で線路はドコなのか探さないといけない。

「こっちじゃないかなぁ?」という、例によって根拠レスな根拠に基づいて歩いていったら
なにやら市場らしきものがあるじゃん。どう考えたってここがメークロン市場だよな?
しかしずいぶん広い市場だよこれ。この市場の中のどの辺を線路が通ってるんだ?
ううう・・わっかんねぇー。
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後で考えれば、この時「メークロン駅はどこですか?」って聞いて、そっちの方向に進めば
自動的に線路も発見することができたはずだ。しかしこの時は「線路どこにあるんだ?線路センロ・・」と
線路を探すことに気をとられてそこまで考えが至らなかった。市場に来て「線路はどこですか?」って
聞くのもヘンな話だよなぁと思いながらウロウロと線路を探す。
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    おおッ!!
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雑然とした市場の地面に突如現れた2本の鉄路。
これぞ市場のド真ん中に敷かれた線路・・というより、線路を飲み込んで市場内通路にしちまうくらい
繁殖力?の強いメークロン市場、という方が正確なんだろうな。
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いやーーーーついにここまで来られたか。
あの有名な線路市場を難しい鉄道ルート使って見に行けるんだろうかと思っていたけど、最後の方を
車ルートに変更して、どうにか見に来ることが出来ました。

しかしまぁ、どうよ、このアリサマ。
知識として知ってはいても、実際にこの線路上を列車が通るとは、どうしても感覚的に信じられない。
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しかもその線路っつうのがまた・・・。
よーーーく見ると線路のつなぎ目なんてこんな感じでズレてるもんね(笑)。ここを通るのかい!!
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以前に載せた動画を見てもわかるように、メークロン市場を通過する時の列車は速度はごく遅い。
両側がギッシリ市場だからっていう安全上の理由もあるんだろうけど、この線路状況じゃ、そもそも
スピードなんて出せないよなぁ。高速で走ったりしたらたちまち脱線するんじゃないか?(笑)

店の商品と、それを売るオバちゃんたちがスキマなくびっしりと並んでるところにもってきて
すごい数の外国人観光客がカメラを持ってウロついてるから、歩くのもママならないような混雑。
風もあんまり入ってこないから、もう暑くて暑くて・・。
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ずーーーっと線路通路を歩いてると、道路に出た。あらら、あれがメークロン駅か。
本当だったらたぶん今頃この駅にノロノロ列車と共に到着する頃だったのに・・クソ。
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駅側から市場を見るとこんな感じ。もともと屋根のない線路を市場にしちゃってるわけだから、
どの店もこうやって竹竿みたいなもので日除けテントの屋根を作ってる。列車が入ってくるとみんな
これを一斉にたたんで「傘閉じ市場」と呼ばれる光景が現れるわけだ。
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うーむ・・メークロン市場に来るまでの行程を5回の続きものにしちまったから、
市場そのものはサッと終らそうと思ったけど、やっぱちょっともったいなくなってきた(笑)。
写真もたくさんあるし、メークロン市場、あと1回だけ続けさせちくり。すまんのう。

 
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by tohoiwanya | 2015-03-20 00:03 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 03月 18日

ロンドンのトホホな歩き方

さてだ。
イ課長はメークロン市場に着いたわけだけど、線路市場の様子を紹介する前に
気分転換にもう一つ違うネタをはさもう。ヨーロッパネタだ。

といっても、最近東南アジアばっかでヨーロッパって行ってない。
欧州訪問といえば一昨年の欧州出張が最後。さすがにあの出張のネタは大体書き尽くしたけど
写真を見ると「ああ、あの時ロンドンでここにも行ったんだっけ」っていうのがけっこうある。
だから本日はひとつイ課長がロンドン名所案内してくれようじゃないの。覚悟はいいか?(笑)

まずロンドン塔あたりからいくか。
ロンドン観光の定番スポットだけど、イ課長は過去2回のロンドン訪問で中に入ったことはおろか
近くに来たことすらなかった。当然見るのも初めて。ふーむ、こういうところだったんだ。
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ロンドン塔って要するに牢獄でしょ?
イギリスの歴史もの映画なんかでロンドン塔に船で収容される、なんて場面を見た記憶があるけど、
おそらくこの広大な窪地になってるところが昔はテムズ川とつながって堀になってたんだろうな。
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そんなに時間もないから中に入ろうとは最初から思ってなかった。入場料高そうだし。
入口にこんな昔風の衣装を着たオッサンがいたので望遠で盗撮。
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ロンドン塔のそばにはこれまたロンドンの象徴・タワーブリッジがある。この両者ってこんなに近かったんだ。
タワーブリッジって19世紀先端技術の粋を集めて作られた、当時の超ハイテク開閉橋だったらしいけど、
そういう先端的建造物を牢獄のすぐワキに作ったってわけか、ふーむ。
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金融街シティのあたりも歩いた。
ここにはロンドン大火記念碑・通称モニュメントっていう高い塔があるんだね。これは知らなかった。
17世紀に大火事でシティが焼け野原になった後、復興を記念して建てられたらしい。高さ62m。
なるべく大きく撮ろうとするとカメラをナナメにして撮るしかない。
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フと上を見てゾッとしたね。ぎえーーここって上まで登れるの?しかもテッペンはあんな柵だけ?
あ、あああ・・も、もうダメす。イ課長ここには絶対登れません。あの人よくコワくねぇなー。
いまこの写真を見て、ここに登ったことを想像するだけでも手のひらに汗が・・(笑)。
え?名所案内になってない?うう、うるせぇ、死んでも登らないからな。
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シティ周辺を歩いてると巨大口紅みたいな変な形のビル、ガーキンの姿があちこちからよく見える。
とにかくその外観の異様さから、今じゃすっかりロンドンを代表する建物の一つ。ロンドン塔からも
こんな感じでガーキンが見える。形が目立つからすぐわかる。
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このビル、正式名称はナントカっていうんだけど、ガーキンっていう通称しか知らない。ちなみに
ガーキンってピクルス用のキュウリのことなんだってね。いま調べて初めて知りました。
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あとここにも行ったんだよねー。シティからほど近いアーケード街・・といえばいいのか、
パリ風にいえばパサージュ。ミラノ風にいえばガレリア。歩いてたら偶然ここを通りかかって
「あ、ここはTVで見たことある場所だ」と思ったんだけど名前を思い出せない。
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実は今日になってもまだココの名前がわからない(笑)。「ロンドン アーケード街」とかで
検索したんだけど、ココらしき場所が出てこないんだよ。何て場所なの?ここ(ヲマエなぁ・・)。

この時は午前中のアポと午後のアポの間に空白の数時間が生じてしまったので、こんな風に
ロンドンをあちこちブラついたのである。このアーケード街にはレストランが多かったから
メシ食おうかなぁとも思ったんだけど、高そうだから結局入らなかった。
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というわけで、出張中ポッカリ空いた午後の時間を使ってロンドンを歩きまわった
貧乏性イ課長による、何ともしまらないロンドン名所案内でした(笑)

 
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by tohoiwanya | 2015-03-18 00:05 | 2013.02 欧州出張 | Comments(4)
2015年 03月 16日

がんばれピースアさん(仮名)

とても驚き、かつ嬉しかったことを書こう。しかしどこから話せばいいのか・・・。
発端は昨年9月の東南アジア旅行で最後に行ったバンコクなのである。

Facebookのおかげもあって、今やバンコクは「友人が何人かいる街」になってるから
昨年9月に行ったときも例のプラーさんに再会できるかな、と思ってタニヤに行ってみた。
ところが店の前にいたママさんらしき人に聞いてみるとプラーさん、今日はいないらしい。あらら。

ママさんはとにかくイスに座れとイ課長に言う。タニヤ通りって道の両側にたくさんイスがあって、
各カラオケ店のキレイどころたちが座り、道行くヤロウどもを客引きしたりしてるんだけど、
ここにイ課長も座るのぉ?!携帯でプラーさんに出勤予定を確認するからその間そこで待ってろって
ことらしい。しょうがない。あでやかなタイのお姉さまに混じってヒゲを生やした巨大ロボットも座る。
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フと隣のイスの女のコを見たら、上の写真みたいにスマホで一生懸命Facebookやってる。
することもないから「Facebook、私もやってるです」って英語で話しかけたら、自分のスマホを
ひょいとイ課長に渡してくるから、それで自分のアカウントを検索して「ほらこれ」って見せた。

彼女が「友達リクエストしていい?」って顔でイ課長を見る。もちろんOKだよ。
ものの1分くらいで新たな東南アジアFacebook友達をナンパしてしまった(笑)。

さて一方プラーさんだが、その日は運悪くパタヤの実家に戻ってたらしくて、いま車でバンコクに
帰る途中だけど、まだ時間がかかるらしい。ありゃー残念だがそれじゃあきらめるしかない。
携帯を返しながら「しょうがない、帰りますワ」とママさんに言ってイスを立った。

しかしそんなことをスンナリ許すママさんではなかった(笑)。
「ほかのコ、ほかのコいます!」と強力に勧誘してくる。まぁ確かにこのまま帰ったら
まったくのムダ足だし、たった今Facebook友達になったコともう少しお話しするか。

で、例によって「1時間ビール飲み放題600バーツ」で1時間そのコと話をした。
仮に名前をピースアさんとしよう。ピースアってタイ語で「蝶」って意味なんだけど、
実際そのコの源氏名もある昆虫の名称だったのだ。

ピースアさん(仮名)、話を聞いてみるとびっくりするほど若い。ハタチそこそこの年齢。
その上、イ課長がむかし絵本を送ったパヤオがあるタイ北部の出身と聞いてさらに驚いた。
もちろん彼女はパヤオの絵本のことなんて知らなかったけどさ(笑)。

ピースアさん、タニヤのカラオケで働きはじめたのもわりと最近みたいで、まだ日本語も拙い。
イ課長とは例によってヘボ英会話でコミュニケーションしたんだけど、勤務歴が浅いせいか
とにかく素直で水商売ズレしてなくて、大変性格のいいコという印象だった。

今回、ベトナムとカンボジアをまわってバンコクに来たんだよなんて話をすると、ピースアさん、
「私は外国に行ったことがない、ミャンマーに行ってみたい」なんて言う。タイ北部の人にとって
ミャンマーって地理的に最も身近な外国みたいだね。

そんな感じで1時間、ビールを飲みながらいろいろ話をし、ピースアさんともすっかり打ち解けて
イ課長は店を出たのである。ここまでが、今日の話のいわば第一幕。
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さて話は第二幕にうつる。
帰国後、Facebookに彼女がタイで過ごしてる楽しそうな写真が時々アップされてるのを見ると
いいねボタンを押したりしてたんだけど、去年の11月頃だったかな?明らかにタイじゃない風景をバックに
彼女がポーズとってる写真が何枚も載ってた。あれぇ?これ日本じゃないか?

写真をよーく見ると、道路標識なんかが確かに日本だ。
ってことぁナニか?ピースアさんいま日本に来てるの??2ヶ月前に「外国に行ったことがない」なんて
話してた女の子が初めての海外渡航で来日??そこでFacebookのメッセージで聞いてみた。

「こんにちは。私のことおぼえてますか?アナタはいま日本にいるですか?」
「イエス、私はいま日本にいます」
「どこに?東京?大阪?」
「OSAKA」

へぇーーー大阪にいるんだ。
写真を見ると観光旅行って感じじゃなさそうだけど、出張ってこともないはずで、
来日理由は不明。でも11月の日本ともなりゃタイから来た身にはさぞ寒いはずだ。

「いま11月、日本はあなたにとってとても寒いと私は考える」
「はい、日本はとても寒い」
「風邪をひかないように注意してください」
「ありがとう」
そんなやりとりをしたわけだけど、2週間くらい過ぎたらFacebookにはまたタイで撮った写真が
載るようになったから、ああ彼女タイに帰国したんだな、と思ってた。

その後もピースアさんとは新年祝賀メッセージを送りあったり、イ課長の誕生日にはわざわざ
日本語でお祝いメッセージくれたり(たぶん翻訳ソフトを使ったと思われる)、海外ネット友達として
緩やかな交流が続いていた。最初に思ったとおり、とても性格の良いコである。

ところが今年の1月下旬頃からだったかなぁ、また日本にいる写真が登場するようになった。
おろろ?ってことは彼女また来日したのか??なんでまたそんな高頻度で日本に?
しかも今度は長い。2月が終り3月になっても日本にいる写真を投稿してる。長期滞在だなーー。
ホテル住まいとも思えないから、大阪に友達でもいるんだろう。

ところが、ある日の写真を見て「え?」と思った。
ピースアさんが部屋の中で日本人とおぼしき男性と寄り添って写ってる写真があったからだ。
ちなみに、一緒に写ってる男性は相当のイケメンである。

こっ・・・これはもしかしてピースアさんの日本人の彼氏・・だったりするワケ??
ってことは、彼女はいまこの彼氏の家に泊まって・・つまり同棲してたりするワケ?
まままさかそれって将来の国際結婚に備えた「おためし同棲」だったり・・・きゃーーーー。

つい先日はピースアさんがその彼氏と大阪の観光名所の前でハグしてる写真が堂々と載ってた。
ここまでオープンなら「あれ、彼氏?」くらいのこと聞いても失礼にはあたらないだろう。
冷やかし半分に「日本人のカレシと同棲してんの?」とでも聞きたいところだけど「同棲」を英語で
なんて言うのか知らないから(笑)、まぁ「結婚したの?」とでも質問してみよう。

で、ヘボ英語で「あなたは大阪のジャパニーズ・ガイと結婚したですか?」と聞いてみた。
すぐに返事が来た。


   「Yes

ええ?ほ、ホントに結婚したの?
昨年9月にバンコクで話した時は外国に行ったこともないと言ってたハタチそこそこの女子が
その後半年も経ずに初海外渡航、そして国際結婚。このまま日本永住って可能性も十分あるはずだ。
いやぁぁ~すごいと思ったよ。ハタチの頃のイ課長にはそんな勇気も甲斐性も(相手も)絶無だった。

バンコクで友人になったばかりのピースアさんが半年したら「大阪の友人」ってのも不思議な気分だ。
もしかするとダンナさんとはタニヤのお店で知り合ったのかもしれないな。素直でいいコだから
店に来たお客さんに見初められ、結婚に至っても不思議はない。

しかし初めて行く外国でイッキに国際結婚っていうピースアさんの度胸にはまっこと感服つかまつるよ。
去年の9月には日本語だってまだそんなに話せなかったし、大丈夫かなぁ?イ課長が同じ立場になれば
不安でいっぱいだと思うよ。もっとも写真を見る限りピースアさんはケロリとしてるようだが(笑)。

でもハノイのナンさんの時もそうだったけど、異国の若きFacebook友達の結婚を知るのは嬉しい。
ピースアさん(仮名)の日本での幸せな結婚生活を心から願うイ課長なのである。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-16 00:58 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 03月 12日

メークロン市場に行く その5

定刻になっても来ない列車を待ってた時、となりのベンチにやはりドイツ人家族の同行ガイドをしてる
タイ人の女性がいた。鉄道ルートでのメークロン行きはガイジンだけだと難しいからってんで
現地ガイドに連れてってもらおうって魂胆か?けっ、こっちはタッタ一人で行こうってお兄ぃさんだよ。
大体だなぁ、ガイド代がもったいねぇじゃねぇか(←単なるビンボ)。
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そのガイドさんは英語も話せる人のようで、「ディレイ・・(遅延ね)」なんてイ課長に話しかけてきた。
「イエス、ディレイ・・」
「トゥー アワーズ・・ディレイ・・・」

一瞬なんのことかわからなかった。え?いまトゥー アワーズ(二時間)って言った?
二時間?にじかんも遅れるのぉ?!そっ、そんなこといつ発表されたの?!

「トゥー アワーズ?!」驚いて思わずそのタイ人女性ガイドに聞き返した。
あらアナタ知らなかったの?という顔で彼女が指さす先にあるボードを見ると・・・

このボードはいろんな意味ですごかった。思わず写真に撮ったよ。
確かに「130分遅れ」「12:20頃発車予定」と書いてある。片道1時間の単線の路線で、一体どうやったら
2時間以上の遅延を発生させることができるのか、実に不思議だ。
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しかしそれ以上に感動したのはこのボードにタイ語と英語で書かれた情報内容の的確さ、書きっぷりの
要領の良さ、そして列車の絵のウマさだ(笑)。急いで書いたんだろうけど、すごいね。

そのタイ人女性ガイドは仕方なく、ドイツ人家族連れと共に2時間待つつもりのようだった。
さぁオマエはどうするイ課長。同じようにこの暑い駅で2時間待つか?のんびりした旅のはずが、突如として
臨機応変かつ柔軟な危機対応を迫られることになった。
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発車が2時間後ってことは、メークロンに着くのは今から3時間後だ。これはダメだ。
イ課長としてはあまり遅くならずにバンコクに帰っていたい。となれば列車はあきらめるしかない、車だ。
この田舎町じゃムリっぽいが、さっき渡し舟に乗った対岸のマハーチャイはけっこう賑やかな町だったから、
アソコからならメークロン行きのロトゥー(乗り合いバン)が出てるんじゃないかなぁ?

そう考えて、それを実行に移すのにさほど時間はかからなかった。
対岸に戻ればメークロン行きの乗り合いバンがあるかどうかの確証なんてもちろんない。
いわば可能性に賭けたということになる。イチかバチか。半か丁か。
船着場に引き返し、さっき乗った渡し舟で再びマハーチャイに引き返すイ課長。なんてこったい・・・。
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マハーチャイからメークロン行きのロトゥーが出てるかどうかもわからないし、そもそもロトゥー乗り場が
(仮にあったとしても)どこなのかも知らない。わからないことだらけ。これでもし何とかなったら、
その素早い決断と臨機応変な行動をほめてやるぞイ課長。

再びマハーチャイに戻ってきた。
船着場近くのセブンイレブンの店員に「ロトゥー? フエアイズ ロトゥー?」って聞いてみた。
店員が向こうを指さした(ように見えた)から、そっちの方に歩いてみる。なんて不確かなんだ。

あ、テント小屋みたいなのが見えてきたぞ。あれがロトゥー乗り場じゃないか?
テントの下には人が何人も座ってる。これは希望が持てる。奥の机に座ってるオバさんに近づいて
「メークロン?」って聞くと、あの車に乗れ、とうなづくではないか。やった。メークロン行ける。
マハーチャイからロトゥーがあるはずというイチかバチかの賭けに勝ったのだ。心の中でガッツポーズ。
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ロトゥーって上にも書いたように一種の乗り合いバンで、中距離路線が中心らしい。
こんな風に道端のテント小屋が待合室兼乗り場になってるっていうことが多いみたいね。
ま、イ課長も詳しくは知らんのだ。何せこの時生まれて初めて乗ったんだから(笑)。
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ちなみに料金は30バーツ。約100円。安い・・と言いたいけど、結果的にムダになった
バーンレム~メークロン間のオンボロ鉄道のキップ代10バーツの3倍だ。オンボロ鉄道よりも
サーッと早く行ける車の方が高いわけだな。しかしこの際そんなことも言っておれん。
 
ロトゥーの中はこんな感じ。普通のバン。だんだん乗客が増えて「採算ライン」を超えると発車する。
車内は冷房も効いてて快適だし、スピードもオンボロ列車よりたぶんずっと早い。
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運転手はこの白シャツのおっさん。この人、自分が担当するメークロン行きの乗客が一人、二人と増えるたびに
「イエッ!!」っと大げさにガッツポーズして喜んでるのがおかしかった。
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このおっさんの運転するロトゥーに乗ってメークロンのロトゥー乗り場まで30〜40分くらいだったかなぁ?
バーンレムで真っ正直に列車を待っていれば、いずれここに来られたとしても数時間後になっていたけど
イ課長は昼前にメークロンに来られた。途中から車にしたおかげで相当時間を節約できたわけだけど、
やっぱり車の旅って早くて便利だけどつまんないね。下の写真がメークロンのロトゥー乗降場所から見た
光景だけど、何もない。実につまらん。
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こうしてイ課長は様々な艱難辛苦の果てに、何とかメークロンまで来ることが出来た。
今思い返してみても、あの時はメークロン市場そのものよりも、そこに着くまでの旅程それ自体が、
まるでスゴロクみたいな感じで(『看板発見、進む』『渡し舟で対岸に戻る』とか(笑))とにかく
面白すぎて忘れられないよ。あの道中のことは詳細に書いておきたかったのだ。

これからメークロン市場に行こうというみなさん、少なくとも片道は鉄道ルートで行くことをお勧めします。
車でピューンと行くより一兆倍は面白いです。東南アジア旅気分を満喫できます。

ま、たしかにオンボロ鉄道の旅はリスクもある。多少の遅延程度ならともかく、今回のイ課長みたいに
せっかくバーンレム駅までたどり着きながら、鉄道ルートあきらめなきゃならんなんてこともあるからね。
あーあ・・市場を踏み潰すようにして列車が通る様子を車両から見られなかったのは悔しいぜ、くそ。
もう一度バンコク行ったら、鉄道ルート再挑戦してやろうかな(笑)。

というわけで無事着いたメークロン。
市場の様子は近々詳細にご紹介します。こんな長い続きものにはならないと思うからご安心あれ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-12 00:22 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 03月 09日

メークロン市場に行く その4

魚屋や干物屋、その他モロモロの店の雑踏を抜けて歩いていくと、塔の上にヨットを乗せた
大きな建物があった。おお、あれが渡し舟の船着場に違いない。駅から徒歩せいぜい5分ってとこか。
わりとスンナリ見つかったぞ。複雑怪奇な旅程をまた一歩進んだぜ。
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さて、それじゃ渡し舟に乗るか。一応乗船券があるようだ。料金は3バーツ・・・つまり約10円。
ウォンウィエンヤイからマハーチャイまで1時間乗った鉄道のキップ代10バーツ(約30円)も安いが
この渡し舟代はさらに輪をかけて安い。今回の旅行で支払ったあらゆる交通費の中で最も安かった。
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渡し舟はこんな感じ。料金相応というか、小さいボロ船だけど、大して川幅があるわけじゃないし、
向こうに着くまでの間、沈まないでくれさえすりゃいいのだ。
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渡し舟はけっこう頻繁に出てるようで、2隻で行ったり来たりを繰返してるっぽい。
だから船着場で船が来るのを延々待つとか、そういうことはまずないと考えて大丈夫だと思う。
このボロ船、こうやってバイクに乗ったままの乗客も多かったから、一種のフェリーも兼ねているといえる。
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対岸は最初っから見えてるくらいだから、川を渡る所要時間はせいぜい5~6分ってとこじゃないかな?
しかし実に充実感にあふれた時間だったよ。いやーーーいい気分だ。
オンボロ列車の旅の前半を乗り切って、いまこうしてオンボロ渡し舟の旅。
バスや車でぴゅーんと来るだけじゃ味わえない東南アジア旅情をイ課長は満喫しておるぞ。
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てなことを考えてるうちに船は早くも対岸に着いた。
船着場からはこんな感じの廊下?が続いてる。さて、ここからバーンレムの駅まではどう行けばいいのか・・?
船着場→バーンレム駅に関しても地図がなくて道を知らなかったのだ。そうバカ遠いはずはないのだが。
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んおッ?やった。こんな看板がある。こっちに行きゃいいんだ。よし、方向さえわかれば大丈夫だ。
マハーチャイ駅を降りてから渡し舟に乗って対岸に来るまでは思いのほか順調だったなー。
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看板の矢印の方向にちんたら歩く。暑い。
フと空を見上げると(写真じゃ見えづらいが)、月が見える。ああ・・ホイアンで満月祭りに酔いしれてから
もう4日経ったんだなぁ・・・もう月もあんなに欠けたんだなぁ・・。
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テクテクと7〜8分も歩いたかな?ありました。線路です。バーンレム駅発見。難関また一つ突破。
ここまで辿りつけばこっちのモンだ。あとはメークロンまでスーパーローカル線に乗ればいいだけ。
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しかしこのバーンレム駅っつうのがまた・・・なんと言っていいのか・・・とにかくスヴァらしすぎる。
奥に一つ車両があるけど、あれは乗るべき列車じゃなくて、ただあそこに置いてあるだけ(らしい)。
もしかすると「燃えない粗大ゴミ」なのかもしれない(笑)。
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とりあえずキップを買う。料金はまた10バーツ。
駅のキップ売場はこんな感じで一応窓口らしくなってはいる。ワキの時計を見るとわかるけど、この時まだ
時刻は9時半。発車予定時刻は10時10分。のんびり待ってりゃいいや。
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こんな田舎駅からメークロンに行くモノズキもいないだろうと思ってたけど、他にも観光客が集まってきた。
なぜかドイツ人が多かったね。ドイツ野郎が二人、駅に来てキョロキョロしてたから、窓口を指差して
キップはあそこで買うんだよって教えてあげた。
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駅にはベンチがあるにはあるけど、冷房も何もない屋外、ただ屋根があって日陰ですってだけのシロモノだ。
暑くてしょうがない(例のライスパフェを食ったのはこの時)。
 
それにしても何というのどかすぎる駅だろうか。駅のホームがそのまま食堂になってて、おそらく
この食堂を経営する一家の住居にもなってるんだろう。まぁ一日4本しか列車が出ない駅だからねぇ・・。
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発車時刻の10時10分を過ぎ、20分を過ぎても列車はまだ来ない。
まぁウォンウィエンヤイ駅でも少し遅れたくらいだから、ここじゃ遅延なんて日常茶飯事なんだろう。
待ってりゃそのうち来るだろ・・と思っていたのだが、実はこれは砂糖菓子のように甘い考えだった。
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次回、イ課長は突然のピンチでイチかバチかの予定変更を迫られることになるのである。
タイ国鉄は甘くない。そしてメークロンまでの道もまたイージーではないのである。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-09 00:05 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 03月 06日

メークロン市場に行く その3

タイの、のどかでオンボロな鉄道の旅。

列車はいわゆる「電車」ではない。電化されてないからディーゼル車。けっこう頻繁に停車するんだけど、
その駅がまた超トホホなたたずまいの駅ばっかり。これなんかはまだそれでも駅らしい駅といえる。
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これもたぶん駅だと思うんだけど、民家の軒先に停車してるようにしか見えない。
しかも床は木を並べただけ。なんというショボさ加減。東南アジアローカル線の旅はこうでなくちゃ。
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こんなおんぼろローカル線でも検札はある。車掌に切符を出すと真ん中で折って、折り目のところに
チョキンとハサミを入れる。だから広げるとこんな感じで真ん中に左右対称の穴があくことになる。
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元々そんなに混んでなかったけど、バンコクから遠ざかるにつれて乗客はどんどん減っていく。
みんな大体こんな感じのリラックスポーズになってガタガタ揺れるオンボロ列車に乗ってる。
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まぁ郷に入れば郷に従えという。イ課長も現地の人に混じって裸足の足を投げ出そうか。
終点近くになると車内はガラ空きで、人気観光スポット・メークロン市場に行く外人観光客の姿も全くない。
前にも書いたように大体の観光客はこんなオンボロ列車じゃなく、早くてラクな車かバスで行くんだと思う。
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しかし海外鉄道ファン、旅のプロセス重視の人、さらにイ課長みたいに物好きな人には断然鉄道がお勧め。
何せ「波打つ線路」を走るわけだから、列車はそんなにスピード出せない。いかにも東南アジアらしい
水上家屋なんかの車窓風景を見ながらガタピシ・のんびり走るオンボロ列車の旅。いやもう最高です。
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考えてみたら、1996年に出張で東南アジア数カ国(インドネシア・タイ・フィリピン)をまわった時は
マニラのMRT、つまり都市交通をちょっと利用したくらいで、こういう純粋鉄道は1回も乗らなかった。
17年ぶりに東南アジアに来た今回の旅行でもベトナムじゃ乗らなかった。つまりこのオンボロ鉄道の旅は
イ課長が生まれて初めて東南アジアの鉄道に乗った機会と言っていいわけだ。
雑然としたボロい駅、ボロい列車、そして車窓風景。そりゃ最高だと言いたくもなるわな。

だんだん風景が田舎臭くなってきたかと思うと、時々こんな金ぴかのワット(お寺)がある。
土地代が安い郊外に新しい宗教施設を作るというのはどこの国でもよくある話だ。
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そんな車窓風景に見とれてるうちに、列車はようやく終点・マハーチャイの駅に着いた。
これで鉄道の旅はいったん終了して、次はターチーン川をわたる“船の旅”になるわけだ。

しっかしまぁ、このマハーチャイの駅も相当スゴいよこれ。
駅が市場、もしくは市場が駅。「線路市場」という領域に十分片足くらいは突っ込んでる。
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駅を出るとあたりは「東南アジアの雑踏」を絵に描いたようなワヤワヤした光景が広がっている。
東南アジアの雑踏を行く孤独な旅行者であるオレ・・というとカッコよさげだけど、実はこの時
イ課長は渡し舟乗り場までの道がわかってなくて、心は不安に閉ざされていたんだよ。
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しかしこのマハーチャイって町、川っぺりにあるだけあって魚介系の店が多いね。これはカニ屋か。
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こっちは干物屋さんかな?東南アジアに来て、イ課長は自分の「市場好き」を再認識したんだけど、
そう考えると「市場好き」とか「線路長屋好き」とか、この旅行は自己再発見の多い旅だったぜ(笑)。
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例によって後で調べたところによると、このマハーチャイという街、別名サムットサーコーンともいって
ターチーン川の河口にある漁港の街なんだってね。だから魚屋さんが多いのも当然なのだ。
昔は中国人が多く住んでたらしいけど、最近は水産加工に出稼ぎに来てるミャンマー人が多いらしい。

しかしそんな街の知識はいいのだ。当面は渡し船乗り場を発見することの方が重要だ。
たぶんコッチじゃないかなぁ?という根拠のない根拠を頼りに、町の写真を撮りながらフラフラと
東南アジアの雑踏に飲み込まれていくイ課長なのでありました(つづく)。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-06 00:08 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 03月 04日

メークロン市場に行く その2

車でパーッと行ってしまえばメークロン市場観光は「珍しい線路市場を見た」で終わる。しかし
鉄道ルートだと、心細さと不安と面白さとオドロキに満ちたその行程自体が忘れ難いものになる。
あの時のことならイ課長はいくらでも思い出せるし、いくらでも書けるよ。面白かったなぁ~。

さて、スカイトレインのウォンウィエンヤイ駅からタイ国鉄ウォンウィエンヤイ駅までの徒歩移動。一応地図はある。
途中大きな通りを渡ったりして「こっちの方にあるはず」という方向に進む。方向を間違えてはいないはずだ。

しかしわからない。まだなのか、もう通り過ぎたのかもわからない。発見しづらい駅と覚悟はしていたが・・
朝早くて人通りも少ないけど、誰かに聞こう。歩道に立ってたお兄さんに「鉄道の駅はドコデスカ?」って
聞くと指さして教えてくれた。ははぁ・・もうちょっと先なの?もうすぐ近くまで来てるはずなんだが・・・

うーーわッ!!これ?これかい?!発音しづらい上に発見しづらいウィンウィエンヤイ駅、きっとこれだよ。
確かにこれは駅の入口には見えないべさーー。小屋だべさーー。いやもう呆れるやら感動するやら・・。
さっそく駅のホームに向かうべく、この怪しげな小屋の中に入る。
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おおお、中には人がいっぱいいる。駅だよ、間違いない。
タイ国鉄のウォンウィエンヤイ駅に着きました。まず最初の関門を突破できたぞ。
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さっそくキップを買おう。ホーム中ほどにソレらしき窓口がある。次の列車が出る7:40って表示もある。
「マハーチャイ、ワン」と言うと切符はすんなり買えた。料金は10バーツ=30円。ひぃーー安すぎる。
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この国鉄ウォンウィエンヤイ駅ってのがまた・・・駅そのものが半分市場みたいで、いろんな露店がホームの上で
いろんな食い物を売ってる。朝だから、お坊さんたちの托鉢の光景もあちこちで見られる。
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こないだ紹介した、あのフワランポーン駅と比べて何という違い。異次元的な落差。
とても同じ国の、同じ鉄道会社の駅とは思えない。しかしこの圧倒的にボロくて猥雑な感じが
逆にこたえられません。東南アジア鉄道の旅、サイコウですね。
 
駅は線路が1本だけの単線ホーム。しかも行き止まり式。
今、ホームに列車がないということは、もうすぐ反対側から列車がやってくるんだろう。それ以外あり得ない。
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ってことはつまりその・・こっ・・・この線路を走ってくるわけ・・だよな?
これは廃線の跡ではない。現役の線路なのである。しかしこの線路・・・波打ってないか?(笑)
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発車時刻の7:40になった。しかしまだ列車は現れない。
まぁここはタイだ。5分や10分の遅れは珍しくないんだろうし、こっちもその辺はある程度織り込んで
時間に余裕を持たせてる。気長に待つとしましょうかね。

うおっと来た!列車が来ました。おお、おおおなんということだ。
イ課長もこれまで海外でいろいろ鉄道を利用してきたけど、列車が出現しただけでこんなに感動したことはない。
とにかく線路が波打ってるくらいだから、遠くから見てても列車が左右にユラユラ揺れてるのがわかる(笑)。
この写真だと少し左にカシイでるよね。なんたるボロさ。コレに乗るのか、うひゃひゃ・・・。
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これに乗ればとりあえずマハーチャイまでは行ける。よしよし。旅程は順調に進んでおるぞ。
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列車の内部はこんな感じ。これ・・・もしかすると日本で使われた車両の中古品じゃないかな?
ほら、つり革とか扇風機の感じなんかが何となく日本製っぽいでしょ?どこで使われてたんだろうか?
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あとで調べたら、この路線を走ってる車両はNKF型っていうらしい。このNKFっていうのは
「日本車輌+近畿車両+富士重工」の頭文字を合わせたものなんだとか。やっぱ日本製だったんだ。
 
しかし車体は手ひどくボロい。いよいよ発車すると例の波打つ線路をヨロヨロと走るから車両は上下左右に
かなり揺れるんだけど、このドア上の板なんてネジが抜けてるせいか固定されてない。車体が揺れるたびに
バッタンバッタンと騒々しい音をたてやがる。
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さて、これから約1時間、タイのおんぼろローカル線でマハーチャイまでの旅を楽しもうじゃないの。
いよいよ面白くなってきたぞ〜(つづく)。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-04 00:01 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(2)