<   2015年 06月 ( 12 )   > この月の画像一覧


2015年 06月 29日

クロントゥーイ・スラムに行ってみる

クロントゥーイ市場の次にイ課長が向かったところ。それはスラム街なのである。
バンコク最大規模の市場の近くにバンコク最大規模のクロントゥーイ・スラムという場所がある。

何だってまたスラムなんかに?とお思いなのはごもっともだ。
何せスラム。キレイなものなんて何もないはずだ。最近は治安も多少は改善された
らしいとはいえ、好きこのんで行く場所じゃないだろ。

しかし好きこのんで行きたい理由があった。
それはこのクロントゥーイ・スラムが線路長屋になっているのを知ったからだ。

アジア線路長屋。
イ課長がコレを好きなことはもう改めてご説明するまでもないだろう。
クロントゥーイにソレがあるというなら見たい。たとえそこがスラムであろうとも、だ。

考えてみれば、線路長屋ってそもそも居住環境良好とは言い難い線路ギワに住むくらいだから
住民が裕福な人たちじゃないのは十分想像できるところで、ハノイで見た線路長屋だって
ボロッちい家が連なってた。線路長屋っていうのはそこにスラムという名がつくかどうかは
別としても、貧しき人々の住むところっていう性格がつきまとうのかもしれない。

とにかく行ってみよう。場所がよくわからなかったんだけど、市場を出たら地面に線路があった。
これを辿っていけば線路長屋に行くことができるに違いない。
f0189467_13561116.jpg
 
線路の上をどんどん歩いていくと、おおお、見事なまでの線路長屋風景が見えてきたぞ。
うーーーんコレですよコレ。腹を壊してたことも忘れ、線路長屋マニア・イ課長の血が騒ぐ。
f0189467_13561079.jpg
 
しかしこの線路は今でも使われてるのかねぇ?線路の上面が錆びてないってことは、
時々使用されていると推測されるけど、フワランポーン駅に直結してる幹線の線路とは
さすがに思えないよなぁ。貨物専用線みたいな感じで使ってるのかな?
f0189467_13562000.jpg
 
上の写真の線路の先の方に黒い物体があるじゃん?これ、線路に寝てる黒犬なのだ。
「まーた線路の真ん中に駄犬がいるワ」と思って写真を撮ろうとした。すると、今まで寝てた黒犬が
急にスクッと立ってトコトコ歩き始める。
「あのイヌ、自分が撮られそうなのに気付いたのかな?」と思ったその時・・・イ課長も気づいた。
f0189467_13562099.jpg
 
ガガガガガガガガガガガ・・・!!!

後ろから何やら異様な騒音が近づいてきた。フと後ろを向いたイ課長は驚いて飛びのいたよ。
f0189467_13562517.jpg
 
ひょえーーー。線路の上をけっこうなスピードで何かが通っていった。
あのイヌはこの通過音をよく知ってるから早めに起き上がって移動していったんだな。
こっちはまさかあんな音でこんなモノが通過すると思わないから直前まで気づかなかった。
危うくはねられるとこだったじゃねぇか。あっぶねー。

しかしアレ、なんだろうなぁ?作業員らしき人間が乗ってるから保線用の作業車両だろうか?
車両っつうよりトロッコみたいだよねぇ。

アレが通過し終わると、線路長屋はまだのどかな静けさに包まれる。
ニワトリもうろついてるよ。左奥は置物のニワトリ、右手前は生きたニワトリと思われる(笑)。
f0189467_13562555.jpg
 
冒頭書いたように、ここは一応クロントゥーイ・スラムっつうくらいで、スラム街とされている。
でもムンバイで見たスラム街なんかに比べればずっとマシで、荒廃した感じはない。
夜間はともかく、昼間だったら治安の心配も少なそうだよ?イ課長は人なつこそうなジイさんから
「ハロウ」なんて挨拶までされちまった。こんなところに来るガイジンは珍しいのかもなぁ。

そりゃまぁ確かに高級住宅街とは言えないけど、貧民窟って感じでもないよ?
これだって衛星放送のアンテナだ。テレビで衛星放送見るくらいだからソコソコ文化的な
暮らしはできてるんじゃないのかなぁ?
f0189467_13562552.jpg
  
おっと、線路に面して床屋もある。うーーー今度は海外床屋マニア・イ課長の血が騒ぐぜ。
こういう床屋で刈ってもらいてぇ〜。この時は年末避寒旅行だったから出発直前に日本で
髪を刈ってきてしまったことを激しく後悔した。
f0189467_13561115.jpg
 
しばらく歩いていくと、お?この辺で線路長屋はおしまいみたいだ。
「バンコク最大のスラム」っていうほど広大には思えなかったけど、線路の両側にずーーっと
同じような家が密集して広がってるのかもしれない。
f0189467_13562977.jpg
 
クロントゥーイ・スラム。モノの本を読むと「夜は治安ヤバいところ」なんて情報もある。
しかし昼間歩いた限りじゃハノイの線路長屋と同様、危ない感じは全然ない。
観光コースじゃないからガイジンが来ることはメッタにないはずだけど、住民たちは
そんなガイジンに対してむしろ人なつこく接してくる感じすらある。

クロントゥーイの線路長屋はなかなか良かったから、次回もう一度。
線路長屋の子供たちの写真を特集でご紹介しようと思うのである。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-29 00:20 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(4)
2015年 06月 26日

クロントゥーイ市場に行ってみる

さて、深夜のプチ食中毒で打ちのめされたイ課長だが、バンコク滞在最後の日も
ちょっと観光した。それはクロントゥーイってところで、ホテル最寄り駅から
地下鉄で二駅と近いし、ゲーリー再発の恐怖におびえながらも行ってみた。

クロントゥーイで見たかったところは二カ所あって、まず一つ目は市場。
この市場、バンコクでも最大規模らしい。観光的要素はほとんどなくて地元の人たちが
仕入れに来る純粋に実務的な、イチバらしい市場なんだと思われた。

きっとバンコクに星の数ほどある食い物屋台のオバさんたちがこぞって仕入れに来る
市場なんだろう。市場好きのイ課長としては行ってみたい。たとえ腹を壊してても。

で、地下鉄のクロントゥーイ駅にやってきた。
時間が10時頃だったかなぁ?まだ朝のつづきといえる時間で、バスや車が走り回り、
トゥクトゥクが道路でワンサカ客待ちしてる。活気あるなぁ。
f0189467_16520713.jpg
 
中に入ってみると、いきなりお菓子屋さんゾーン。この石油缶みたいなのが最少販売単位なのか?
旅行者が土産として買うにはムリだ。やっぱ業務用仕入れ市場って性格が強いことが伺える。
f0189467_16515326.jpg
  
少しいくと青物ゾーンに。いかにも東南アジアの市場らしくなってきたぞ。
f0189467_16541142.jpg
  
うひょひょひょ。やっぱ東南アジア市場見学で面白いのは生鮮ゾーン、特に魚屋だよね。
日本人にもなじみのある食材がテンコ盛りだ。これはエビ。
f0189467_16514175.jpg
 
こっちはカニ。左のヤツなんてけっこう大きいよね。
f0189467_16514172.jpg
 
かと思うとこっちじゃ貝だ。右にあるサザエの子分みたいなヤツは250って書いてあるから、
1Kgで250バーツか?だとしたら750~800円/kgってとこか。
f0189467_16514173.jpg
 
甲殻類ばっかりじゃなく、鮮魚もいるでよ。これはなんだ?淡水魚っぽく見えるけど。
f0189467_16515313.jpg
  
うぉー、ダイナミックな巨大魚のナマ首。これどうすんの?カブト煮にするの?
f0189467_16515285.jpg
 
冷蔵ケースなんて使ってられっかい!って感じで肉をブラ下げまくる精肉売り場もいまやおなじみ。
いやーやっぱ東南アジアの市場はどこみても面白いのう。
f0189467_16512782.jpg
 
衣料・雑貨ゾーンに入ると生鮮売り場より少し雰囲気は落ち着いたけど、商品陳列ぶりは
やっぱりワイルド。とりあえず壁にかかった掛け時計はまぁ商品として認めるとしてもしても、だ。
下にうず高く堆積した小さいガラクタの山も商品だと言い張るつもりか?
f0189467_16512776.jpg
 
とにかくすごい人、すごい活気。さすがバンコク最大といわれる市場だけのことはあるぜ。
狭い通路をこうしてむりやりスクーターが行きかうわけだから、フラフラ歩いてると危ない。
しかも何せプチ食中毒明けのイ課長。市場内でゲーリー再発したら目もあてられんしね(笑)。
あまり長居せず、ざっと見学して次に移動することにした。
f0189467_16512742.jpg
 
さて、イ課長が次に行ったのはどこか。
市場も見たかったけど、クロントゥーイではこの後行くところもまたぜひ見たかった場所なのだ。
次回更新でたっぷりご紹介いたしませう。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-26 00:01 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(4)
2015年 06月 24日

海外でかかるビョーキってやつ

ワット・サイの時そばの呪い(というより自らの暴挙)によって腹をブチ壊されたイ課長。
そりゃ人間だから時には体調不良ということもあるけど、この時は自らが招いた災厄という
思いがあったから誰も恨めない。自分が悪い。同情の余地なし。
しかも場所は海外で状況は一人旅。同情してくれる人がいるわけでもない。悲しいねぇ。

思い起こしてみると、イ課長はこれまで海外でビョーキになったケースって意外に少なくて、
しかも風邪程度の軽いものが多い。記憶に残る海外ビョーキ歴ってこんなもん。

①新婚旅行の時、ヴェニスで風邪ひいた(ちなみに、トホ妻はその後スイスで風邪ひいた)
②2009年欧州出張の最後にブリュッセルで風邪をひき、フラフラになってブリュージュ観光
③2012年インド出張の最後にやはり風邪ひき。帰国後は「インド風邪」だってんで疫病扱い(笑)
④2013年東南アジア旅行の最後、帰りの飛行機の中で大ゲーリー大会

は冬の欧州という気象条件と、出張(旅行)中の疲れが重なった結果だろうな。
は外気と冷房との気温差にやられた可能性が高いけど、最も懸念していたゲーリーは
最後まで回避したわけだから「風邪程度で済んでよかった」といえなくもない。

しかしは完全に油断。ソムタム=パパイヤのサラダなら問題ないだろうと思ったけど、
混じってたカニ肉は盲点だった。まぁこの時も実際にはゲーリーの犯人はわかんないんだけど
あのカニ肉が限りなくクロだと思われる。ほとんどの乗客が寝ている深夜のフライトで
一人だけゲーリー大会に参加し、座席とトイレを何度も往復。苦しい&ミジメなのは当然だけど
日本まで全然眠れないっていうのも重なって、ありゃーツラかった。

さてだ。そこに今回新たに・・

⑤2013年末バンコク避寒旅行でプチ食中毒

という“病歴”が加わったことになる。
何せゲーリーだけじゃなく「上と下から」だからプチ食中毒という表現も誇張ではないのだ。
イ課長が海外でかかった病気の中じゃかなり重い部類に入る。しかも翌日は帰国する日だから
チェックアウトせにゃならん。ホテルでゆっくり休むこともできないわけか・・。

当然のことながらその夜はグッスリ快眠なんてできなかったけど、朝起きてみたらとりあえず
キモチ悪さはおさまり、空腹感もあったからホテルの朝食は食うことにした(食ったんかい!)。
f0189467_17483516.jpg
 
この日は何をするにも「急にトイレ行きたくなる恐怖」につきまとわれてたから行動は大幅に
制約された。観光する時もあまり遠くに行けず(それでも観光したんかい!)、タイ最後のメシも
食い慣れたものの方がいいと思って日本式ラーメン。せっかくタイにいるのによゥ・・。
f0189467_17483559.jpg
 
ゲーリーの時は水分補給が重要というのは知ってたし、何となく糖分が欲しかったから、その両方を
満たすためにダイエットじゃないコーラを1本買い、昼下がりのバス停のベンチに座って飲んだ。
このベンチがまた異常に低くて、小柄なタイのオバさんでも座るとこんなにヒザが深く曲がる。
f0189467_17484172.jpg
 
そこに巨大ロボットイ課長が座ればどういうことになるか、考えるまでもない。
完全にM字開脚状態でみっともないけど、他にこれといったベンチがなかったのだ。

あーあ・・バンコク滞在最終日の午後だっつうのに、こんなところでコーラ片手に休憩かよ。
体調さえマトモならもっとアチコチ行ったり見たりできるのに・・体は徐々に回復してる
実感はあったけど、キモチ的にはつくづく情けなかった。

下の写真見ると、M字開脚してるイ課長が何となくしょんぼりして見えるでしょ?
本当にしょんぼりしてたわけだから、そう見えて当然なのである(笑)。
f0189467_17484115.jpg
 
人様の話を聞くと、海外でのビョーキじゃもっと悲惨な例も(インドのハイパーゲーリーとか)
いっぱいあるみたいだし、今回のプチ食中毒くらい大したことはないといえるだろうけど、
やっぱ海外でビョーキになるのはつらいし情けない。特に腹下し系のビョーキは気をつけてれば
防げたかもしれないと思えるだけに尚更だ。みなさんもどうぞお気をつけ下さい(←殊勝)。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-24 00:02 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(6)
2015年 06月 22日

ワット・サイの「時そば」で腹がブチ壊れる

今日はいきなり落語の話から始める。
古典落語の中でも最も有名な噺の一つに「時そば」というのがある。

ご存知のように、あの噺の前半では口の上手いヤツがそば屋をやたらほめたりおだてたりする。
看板をほめ、丼をほめ、箸をほめ、ダシ、そば、具のチクワ・・と散々そば屋をホメまくり、
ホメまくったあげく最後に勘定を一文ごまかす。で、噺の後半でバカがそれをマネしようとして
コトゴトく失敗するわけだ。

その後半の部分で箸をホメようとして失敗するところはこんな感じで語られる。

おめぇンとこじゃ割り箸を使ってるねぇ、感心だねぇ。ほらよくあるじゃねぇか、割り箸じゃなくて
もう割ってある箸を使うそば屋がよゥ。あんな誰が使ったかわかんねぇような箸、気持ち悪くていけねぇ。
それがここはちゃーんと割りバシを使ってる。やっぱ食い物はキレイごとでなきゃいけねぇや。

割ってある箸なん・・おいもう割れてるね・・しかも先が濡れてるね・・うう・・ま、まぁいいや、
この方が割る手間がはぶけるってもんだぜ・・・。


この噺を聞く限りでは、江戸時代の日本では「割り箸の使い回し」というのが少なからずあったのでは
ないかと推定されるけど、実際のところはどうだったんだろうか?

さてだ。
「タイで最もショボい水上マーケット」ワット・サイに言った時の話。せっかくだから一艘だけある
船上ヌードル屋でラーメンを一杯食っていこうと思った。もう話の展開は読めましたね?(笑)
f0189467_17202336.jpg
 
商品名がわかんないから他の人が食ってるものを指さして「ボクにもひとつ」と注文する。
値段は25バーツ、当時なら80円くらいか。激安。船の上のオヤジはチャッチャッとヌードルを作り、
舟の上からイ課長に渡してくれた。おそらくタイで最も一般的なラーメン、クイッティオだと思われる。
だがしかし、その器の上に添えられた箸を見てイ課長は凍った。

・・・割ってある箸だよ。
これまで何人もが使い回し、そのたびに水(それもたぶん溜め水)でゆすいだ程度と推測される箸だ。
クイッティオなら一応「火を通した食い物」といえるはずだ。しかし箸がコレじゃあ・・・。
激ショボ水上マーケットで食う80円ラーメンにふさわしい箸といえばいえるが・・。
f0189467_17201833.jpg
 
まさかタイに来て「リアル時そば」のピンチに陥るとは想像もしてなかったぜ。
安メシ好き、屋台好きのイ課長もこの箸はさすがに躊躇する。というかハッキリ言って使いたくない。
しかしまさか手で直接食うわけにもいかん。箸の反対側、つまり太い方を使おうかとも思ったけど、
この箸でソレをやったったところで大して衛生度が増すとも思えぬ。しかしこの箸のために
せっかく注文したラーメンを食わないのはもったいないし、作ってくれた店の主人にも失礼だ。

「新しい箸、ちょうだい」と頼もうかとも考えた。
しかし下の写真に写ってる箸入れを見るとわかるように、この店ではそもそも新品の箸ってものを
用意してないっぽいんだよ。これは「タイだから」っていうより「舟だから」って理由が大きいだろうな。
小さな舟の上に鍋だのナンだといろいろ積んでるわけだから、箸を使い回しにするだけでも
ずいぶん荷物が少なくできるだろうし、ゴミも出さずに済むってもんだ。
f0189467_20553217.jpg
  
そういう点じゃ、ヌードルが入ってる器だって流水でキチンと洗ったとは到底思えない。
でも「溜め水で洗った器で食う麺」っていうのはベトナムでも経験したが、大丈夫だった。
しかし箸は・・直接口に持ってくモンだからなぁ・・気分的になぁ・・。
 
えーいもうしょうがねぇ!コトここに至ってイ課長は覚悟を決めた。腹をくくった。
ここはタイだ。郷に入りては郷に従え。この箸で食ってくれようぢゃねぇか!くぬやろう!!
江戸ッ子でいッ!割ってある箸で食べるのイヤですぅなんて、そんなヤワなお兄いさんとはなぁ、
ちょいとばかりお兄いさんのデキが違うんでいッ!!

食いましたよ、この箸で。なんという暴挙。
基本方針としては一度にすくう麺の量をなるべく多めに、一口で食う量も極力多めに。つまり箸を
使う回数自体を減らそうとした。とは言ったって、具をつまんだりするたびに結局何度も箸は使う。
まぁいい。腹ククッた以上は開き直って最後まで食ってやろうじゃねぇか。ズルズル・・・

このヌードル屋、けっこう繁盛してて、主人が舟の上で次々とラーメン作ってるのを見るのは面白い。
有名な話だけど、タイではラーメンのテイクアウトっていう注文も時々あって、そういう客には
丼ではなくビニール袋に直接スープとゆで麺と具を入れて、口をクルクルと輪ゴムで縛って渡す。
さすがプロで、その辺の手際の良さは見てて飽きない。
f0189467_17201837.jpg
 
このラーメンを食ったのがたぶん午後の1時とか2時とか、そんなもんだったと思う。
その後バンコクに戻り、夜はホテルでいつものように缶ビール飲んで寝たわけだ・・・が・・・

ワット・サイ 時そばの呪い」は深夜にやってきた。
ヤケクソ暴挙を犯した愚か者に、神はすべからく罰を与え給う。

ホテルでなかなか寝つかれず悶々としてたら、だんだんキモチ悪くなってきた。
そのキモチ悪さが「これはおかしい」というレベルに強まり、イ課長は素直にトイレに行った。
この後のことはあまり詳しく書きたくない。俗に言う「上と下から」状態で、ひどかった。

ワット・サイで「時そば」を食ったのが昼過ぎ。それから半日もたってから大ゲーリー大会というのは
潜伏期間としてはやや長過ぎる気もする。過去の例だと数時間・・早い時は1時間くらいで“来た”もんなぁ。
当然半日の間にはほかのモノもいろいろ飲み食いしてる。だから結局のところ犯人はわからないんだけど、
個人的にはやっぱワット・サイのあのヌードル(つうか、あの箸)がイ課長の腹をブチ壊した
最有力容疑者だと考えざるを得ないのである。

上述のように、江戸時代の頃は日本でも割り箸の使い回しってケースはあったのかもしれん。
当時の日本人の腹はおそらくタイ人並みにタフだったんだろう。しかし今やすっかり柔弱な腹に
なってしまった日本人。やはり東南アジアでの暴挙は慎んだ方がよろしいようで・・。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-22 00:08 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(8)
2015年 06月 19日

ワット・サイの駄犬たち

以前、ロンドンでディケンズの家をちらりと見たって話を書いたことがあるけど、
今日はチャールズ・ディケンズではなく、タイ・駄犬ズの話。
(この駄ジャレ言うために、わざわざディケンズの話から入ったのかヲマエ)

ワット・サイで感心したことといやぁ水上マーケットのショボさと、そこらじゅうにいる駄犬の多さだ。
半年前に行ったアユタヤも駄犬が多かったけど、ワット・サイの駄犬密度もまた非常に高い。

歩いてない。立ってすらいない。走ったり吠えたりなんてエネルギー消費量の多い行動は論外。
ただひたすらダラーッと地面に横になってるタイの駄犬たち。いまやこういう駄犬を見るのも
タイ旅情を高めてくれる要素の一つといっていいかもしれない(笑)。
そんな、タイで最もショボい水上マーケットの水辺にたたずむワンノブ駄犬ズ。
f0189467_16484345.jpg
 
人気のない市場内食堂?にも駄犬。テーブル(と言っていいのか・・)の上にはネコもいる。
タイの駄犬にはネコを追っかけようなんていうファイティングスピリットは皆無なのである。
f0189467_16484340.jpg
 
ここにも駄犬。
f0189467_16490480.jpg
 
あそこにも駄犬。
f0189467_16491127.jpg
 
駄犬また駄犬。とにかくホントに多い。
こういうひなびた市場みたいなトコだと野菜とか魚のクズが発生しやすいはずだし、エサには
困らないはず。ハングリー精神を失ってどんどん自堕落になっていくのかねぇ・・。
首輪してるイヌは一匹もいないけど、おそらく飼い犬だと思われるのである。
f0189467_18033499.jpg
  
この駄犬はまた・・何だってそんな線路ギワに。
そんなとこに寝なくたって、もっと寝心地が良さそうなトコがいっぱいあるだろうに。
f0189467_16491105.jpg
 
しかしさー、いくらなんでももうちょっと何とかならないのか?オマエら。
イヌとしての誇りというか、覇気というか、そういうモノを持ち合わせてないのか?
f0189467_16490452.jpg
 
だってさー、なにせ暑いしさー、動くと余計暑くなるしさー、走りまわらなくたって
たぶんエサにはありつけるしさー、え?散歩?暑いしかったるいなぁ・・(犬の心の声)
f0189467_16484364.jpg
 
ワット・サイからバンコクに戻るのに、最初はバスで帰ろうかと思った。
しかしバス停の表示見てもわかんないし、いつまでたってもバスが来ないから、結局
またあのオンボロ列車に乗ってウォンウィエンヤイまで戻ることにした。
ダイヤが少ないからワット・サイの駅で列車が来るのをけっこう長い時間待った。

すると見よ、ものすごく久しぶりに歩いて活動してるイヌを見たぞ。
後ろ足で前足をボリボリかいて、あまりカッコいいポーズではないが(笑)、
キミには駄犬ではなく、イヌという称号を贈ってやろうではないか。
f0189467_16532097.jpg
 
このイヌ、足かきポーズの写真を撮られたのが不本意だったのか、イ課長の前までトコトコ
歩いてくると、ピシッとポーズをきめて“名犬ぶり”をアピールしてくる(笑)。
わかったわかった。ちゃんとキミの名犬ポーズの写真も撮ってブログに載せてやるから。
f0189467_16531904.jpg
 
ひたすらのどかなバンコク郊外の田舎、ワット・サイ。
そんなのどかな旅のひとコマでございました。

  
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-19 00:06 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(6)
2015年 06月 17日

タイで最もショボい水上マーケット

イ課長がワット・サイに行こうと思い立ったのは、そこに水上マーケットがあるという話を
ネットで目にしたからだ。マーケットとしての規模は小さそうで、観光客が連日群がる
ダムヌンサドゥアクとか、土日はタイ人でにぎわうアムパワーとか、そういう有名どころより
うーーんとショボい水上マーケットであろうことは容易に想像がついた。

でも行ってみたかったんだよ。半年前の2013年6月、17年ぶりにタイを訪れた時から、
やっぱ大都会バンコクだけじゃなく、タイの田舎を見たいなーと思ってたところだった。
誰も知らないショボい水上マーケットなんて、田舎臭そうでいいじゃん。

そして来たワット・サイ。ワットっていうからにはお寺があるはずだ。サイ寺っていう寺が。
ワット・サイの駅を降りて、こっちに川があるはずという方向にテレテレと歩いていくと、
やがて何やらお堂らしきものが現れた。ふーむ、これがワット・サイなんだと思われる。
まぁ何というか・・・特にショボくもなく、普通のお寺っぽいよね。
f0189467_17202327.jpg
 
フと視線を右に向けると、おお見よ、ちゃんと「ワット・サイ フローティングマーケット」の看板が!
ちゃんと看板まで作ってるってことは、ワット・サイ水上マーケット、実はそれほどショボくないのか?
まぁいい。水際まで行ってみよう。
f0189467_17202312.jpg
 
 
 
   えっ・・・・?
f0189467_17201720.jpg
 
こ・・・こんだけ?ヌードル屋の船が一艘浮いてるだけで、あとはまったく舟なし?
 
イ課長の事前の予想をはるかに上回るショボさだ。
もはや水上マーケットと称すること自体はばかられるような・・いやいや、しかしさっき見た看板に
Floating Market とあった以上、ここは水上マーケットなのだ。本人?がそう言ってるんだから。
 
うーむ・・・しかし・・何度も言うがヌードル屋一艘だけですか、そうですか。
あるいはここもアムパワーみたいに、基本的に土日限定なのかも。あるいは賑わうのは早朝だけで
昼過ぎには舟がいなくなっちゃうのかも。そういう推測に基づくフォローも不可能ではない。しかしイ課長が
いま目にしてる水上マーケットがヌードル屋一艘だけであることは推測ではなく冷厳なる事実なのである。
  
このワット・サイ水上マーケットに対して「タイで最もショボい水上マーケット」という称号を贈ることを
イ課長はためらわない。ここよりショボい水上マーケットがあるっていうなら勝負しようじゃねぇか(笑)。

たった一艘あるヌードル屋以外はホント、なーーんもないよ。
いかにも南国らしい濃い緑、よどんだ水路。行き交う舟もあんまりない。
f0189467_11484577.jpg
  
おっ?新たに果物屋の舟が現れて少しは賑やかになるか?と思ったけど、この舟は明らかに
「ここで商品を積んで、どこかに売りに行く」ところだ。
f0189467_11464759.jpg
 
水路に面して市場らしきものもあるけど、ここもまったく商売してる気配がない。
店の従業員とおぼしき連中がのんびりとメシ食ってるだけ。もちろんガイジン観光客なんてイ課長だけ。
その唯一のガイジン観光客も周囲の雰囲気が伝染してだんだん眠くなってきたかも・・・(笑)。
f0189467_22200782.jpg
f0189467_11484557.jpg
 
イ課長はこの何もない水上マーケットでチンタラしながら不思議な気分になってきたよ。
自分はなんでこんな最果ての田舎みたいな風景を見てるんだ?ついさっきまで大都会バンコクに
いたはずなのに、鉄道で15分移動しただけで、こんなのんびりした風景になっちゃうの?
f0189467_11484424.jpg
 
賑やかな水上マーケットを見たいという方は普通にダムヌンサドゥアクに行くべきだ。
でも、大都会バンコクの喧噪にちょっと疲れた・・なんて時は、タイで最もショボい水上マーケット
ワット・サイの静けさに包まれるのもまたイイと思うよ。

  
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-17 00:06 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(2)
2015年 06月 15日

ワット・サイという駅

半年ぶりにウォンウィエンヤイ駅からオンボロ・ローカル鉄道で向かった先。
それはワット・サイという駅で、ウォンウィエンヤイから数えて三つめか四つめの駅。近いのだ。
しかし「次はワット・サイ〜」なんて車内アナウンスがあるわけじゃないし(あってもわからないし)
降り間違えないように万全を期しておく必要がある。

そこで検札が来たときに「私はワット・サイで降りたい。何番目の駅?」と聞いてみた。
車掌さんが「ワット・サイなら次の次だ」とか教えてくれることを期待したわけだ。
 
f0189467_15420256.jpg
 
ところがこの車掌さん英語がわからないようで、タイ語であれこれ言うばかり。
そうなると今度はイ課長がさっぱりわからない。ワット・サイって言ってんだからわかってくれよー。

イ課長が「ワット・サイ」って繰り返したから、このガイジンがワット・サイで降りたいらしいことは
周囲の乗客が先に理解したようだ。「ワット・サイに着いたら教えてやりゃいいんだろ?」みたいな感じで
他の乗客が車掌に何か言ってる。特に下の写真の背の高いオッサンはイ課長のことをジッと見てウンウンと
うなずきながら「大丈夫、オレにまかしとけ、着いたら教えてやるから」って顔する。みんなやさしいなぁ。
f0189467_15420238.jpg
 
やがて何番目かの停車駅にとまる。ワット・サイかな?
さっきのオッサンを見ると深くうなづいてる。ここに違いない。オッサンに笑顔で挨拶してオンボロ列車を降りた。
 
ポンコツ列車はイ課長を置いてすぐにヨロヨロと発車していく。
バンコク郊外の、誰も知らない小さなローカル駅に取り残されるワタシ・・・不安だけどなんか楽しい。
海外一人旅の面白さの重要な要素って、こういう“先行き不透明感”にこそあるとイ課長は思うのである。
f0189467_15420204.jpg
 
しかしまぁホントにローカルな田舎駅だ。バンコクからたかだか15分くらいでこんな所あるんだなぁ。
ローカル線っていうより「路面電車の駅」っていう感じの規模だ。12月末だっていうのに周りは
南国の緑が生い茂り、駅は完全に東南アジアの田舎風景の中に溶け込んでて、すげーいい雰囲気。
 
f0189467_15421170.jpg
 
線路状況の荒廃ぶりもまたなかなかすごい。
駅のまわりには民家もいっぱいあるんだけど、自宅のゴミを全部線路に捨ててやしないか?(笑)
f0189467_15421050.jpg
 
しかしゴミ以上に改めて驚くのは線路の波打ちっぷりだ。
このウォンウィエンヤイ〜マハーチャイ間のローカル線は半年前にも乗ったし、「波打つ線路」で
あることは知ってた。実際乗るとすごくよく揺れる。

しかし途中の駅でじっくり改めて見るとここまでスゴかったのかよ。たまげたね。
望遠で撮るとこんな感じ。線路っつうより、黒いヒモがのたうってるようにしか見えない。
f0189467_15421892.jpg
 
反対側を見るとまた驚く。こんなゴキッと飛び出したすごい凸部分があっていいのか?
ホントにここを電車が通るのか?(あとで見たけど、オンボロ列車は平気でこの凸部を通っていく)。
f0189467_15421155.jpg
 
おそらく、フワランポーン駅から出る主要幹線の線路ならここまでヒドくはないんだと思う。
しかしあのウォンウィエンヤイ駅から一時間に1本なんていうローカル線だとこのアリサマ。
そのうち線路が劣化しすぎて脱線事故くらい起きるかもしれないけど、どうせ大してスピード
出してないし周囲に建物も少ないから、大事故にはなりそうもない(笑)。
 
タイの田舎駅(といってもバンコク近郊だが)をお坊さんが歩く。
いやーーまさにタイ旅情ってやつだ。当初は「降り間違えずにちゃんと降りる」ってことばかりに
気を取られてたけど、のどかなワット・サイ駅、めちゃくちゃイイ感じじゃん。
f0189467_15421884.jpg
  
イ課長は別にこのオンボロ田舎駅を見るためにここに来たのではない。目的地があるのだ。
しかしこのワット・サイ駅の、のどかでオンボロで田舎じみた感じがあんまりイイんで、
行きと帰りで写真をいっぱい撮ってしまった。ワット・サイ駅をこんなに詳細に紹介したブログは
イ課長ブログだけであろう(笑)。いやータイのおんぼろローカル線、やっぱ最高ですね。

さて、では駅を後にして本来行きたかったところに行くことにしよう。
その詳細は次回なのである。

  
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-15 00:01 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(0)
2015年 06月 12日

ふたたびウォンウィエンヤイ駅からオンボロ列車に乗る

さて、2013年暮れのバンコク避寒旅行に話を戻そう。つまり1年半前の話だが・・(笑)。

その半年前、2013年6月の旅行で、鉄道でメークロン市場に行ったあの面白すぎた日帰り旅行
あの時出発点になったのがタイ国鉄のウォンウィエンヤイ駅という、異様に発音しづらい駅だった。
それから半年後にまた行ったバンコクで、イ課長はある場所に行きたいがために、ふたたび
あの懐かしいウォンウィエンヤイ駅に向かった。あの列車に乗る必要があったのだ。

半年ぶりのウォンウィエンヤイ駅。
初めて行ったときは場所がわかんねぇでオロオロしたけど、今回は余裕ブッこき。
スカイトレインの駅から鼻歌気分であの懐かしきオンボロ駅に向かう。

おおーーーちっとも変ってないよ、駅の入口にはまったく見えないこの入口(笑)。
懐かしいなーウォンウィエンヤイ駅。相変わらずオンボロそうで何よりだぜ。
f0189467_17534292.jpg
 
この時は近場に行く予定だったから、メークロン行ったときみたいに早起きすることもなく
テキトウな時間に駅に行き、来た列車に乗りゃいいやっていう非常にいいかげんなスタンス。
心に余裕があるから、ホームの上に並ぶ屋台や露店を観察したくなる。

とにかくこのウォンウィエンヤイ駅って、ホームの上が食い物屋やら店舗やらであふれてる。
メークロンが「線路市場」だとすれば、ここはさしずめ「ホーム市場」とでもいったところか。
雑然・混沌とした東南アジアの駅って香りがプンプンしてて、めちゃくちゃ楽しい。
前回初めて来て、すっかり気に入ってしまったのである。

これはなんだろう・・?形状・色からすると焼きバナナ?
f0189467_17541810.jpg
 
こっちは何かの串焼きっぽい。
f0189467_17542451.jpg
 
さらにこっちは・・何だろうな?揚げ物屋か?ビンで材料をゴリゴリ平らに延ばしてる。
f0189467_17542493.jpg
 
こういう店だけじゃなく、もっと本格的な食堂スタイルの店もいっぱいあるんだよ。
これなんかもそう。シンガポールで食ったみたいに、客が好きなオカズを何種類か注文し、
あとは山盛りのゴハンがつくスタイルの食堂じゃないかと思うんだよね。こういうのが何軒もある。
この駅にメシ食いに来て、列車に乗らず帰る客もけっこういるんだろうな。
f0189467_17542805.jpg
 
ホームの反対側から見るとこんな感じ。
下に写った線路がなければ誰もこれを駅のホームだとは思うまい。普通の屋台街にしか見えない。
いやー、この駅はいつ来ても雰囲気サイコウだぜ。
f0189467_17542867.jpg
 
お?ネコが寄ってきた。
ネコ知恵を働かせて、まぶしくないようにイ課長の影に入ってグウタラしてやがる。
てめぇ~・・完全にオレを日除け代わりにしてるな?つまりトホ妻と同類ってことだな?(笑)
f0189467_17542466.jpg
 
てなこと言ってると、おおお来ました来ました。おなじみのおんぼろディーゼル車。
相変わらず波打つ線路をヨタヨタやってくる姿は何度見ても嬉しくて泣けてくるぜ。
f0189467_17541866.jpg
 
懐かしいオンボロ車両に乗り込む。
おいおい、ホームのないガワ、乗り降りする人のいないガワのドアまで開いてるぞ。閉めろって。
f0189467_17535349.jpg
 
開いてる理由はすぐわかった。壊れててドアが閉まらないのだ(笑)。
閉まらない以上、列車が動き始めてもドアは開きっぱなし。あーもう何たるポンコツさ加減。
走行中にドアが開きっぱなしなんて、日本的基準で考えればとんでもなく危険な車両だけど、
ここタイでは誰も気にしない。イ課長もこの路線のボロさに関してはだいぶ慣れたからあまり気にしない。
f0189467_17540513.jpg
 
しかし半年前に乗ったときは一応ドアが開いたり閉まったりしてたけどなー?
この時乗った車両が半年前に乗ったものと同じ車両かどうかはわからないけど、
半年前の車両よりだいぶ状態が劣化しているのは確かなようだ。

ドアが閉まらなくなってるくらいだから他にも不具合はヤマのようにあるんだろう。
このペースでポンコツ化が進行すれば、いずれ遠くない将来この車両は老衰で死ぬ(笑)。
海外鉄道ファンでまだコレに乗ったことがない方は、ぜひ車両の存命中に乗っていただきたい。

さて、この愛すべきオンボロ・ポンコツ列車に乗って、イ課長はドコに行こうというのであろうか?
話は次回に続くのである。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-12 00:13 | 2013.12バンコク旅行 | Comments(6)
2015年 06月 09日

ホテル予約サイトを比較してみたら

実はイ課長は今年も9月に海外に行く計画を練っている。いろいろ下調べもしてる。
そこであるコトに気付いたから、それについて書いておきたい。

このブログをお読みの方々は、自分が海外旅行をする際、どうやってホテルを探してるんだろうか?
もちろんホテルが事前に決まってるパッケージツアーじゃなく、自由旅行で行く場合、要するに
「自力でホテルを探す必要がある」場合に、だ。

むかーし書いたことがあるけど、イ課長は出張でも旅行でももっぱらBooking.comを愛用している。
何せ利用実績が長いから安心感がある。2007年の最初の欧州出張以来使い続けてるから、もう
ご愛用足かけ8年。ここを使って予約したホテルの数は数えきれない。
(ちなみに、国内出張で泊まりの時は大体「じゃらん」を利用している)

ホテル予約サイトは他にもある。Agodaっていうのは何度か覗いたことはあるけど使ったことはない。
ExpediaHotels.comあたりになると覗いてみたこともこれまでなかった。

しかし今回、たまたまBooking.comとAgodaで同じホテルを比較する機会があり、それが契機となって
4つのホテル予約サイトを比較してみる気になった。その結果をご紹介しようと思う。
念のために言っておくが、イ課長はどこかのサイトの回し者というわけではないからね?(笑)

もっとも最近書いたホテル評価、バンコクのホテルマンハッタンに実験材料になってもらおう。
お盆の頃にバンコク旅行して、8月15日の晩に一泊するという同一条件で、4サイトを比較してみる。
ちなみに、どの予約サイトも「最安値保証」と書いてあることは言うまでもないのである。

まずイ課長が愛用しているBooking.com。結果はこうなった。
f0189467_22050424.jpg
 
ふーむ、スーペリアが6881円か。2013年に泊まったときは5000円くらいだったと思うけど、これは宿泊料が
値上がりしたっつうより、円安の影響が大きいと考えるべきだろう。ではAgodaはどうだ?結果はこう。
f0189467_22045842.jpg
 
ほう、スーペリア6,235円。Booking.comより600円以上安いじゃん。
次々いくぞ。Hotels.comはどうだ?
f0189467_22051579.jpg
 
ありゃーー。こちらはぐっとお高くなって7000円超かい?サイトによって違いがあるんだねぇ。
それじゃ最後、Expediaで調べてみると・・・
f0189467_22051016.jpg
 
ほー。ExpediaとHotels.comは完全に同じ金額じゃん。
同じホテル、同じ日程で4つの予約サイトで調べた結果を整理すると以下のようになる。

Booking.com 6,881円
Agoda    6,235円
Hotels.com   7,209円
Expedia   7,209円

・・・と、ここまでの比較なら誰だってAgodaが一番安いからAgodaにしようと思うはずだ。
他にも何カ所か、同じホテルで比べてみたけど、Agodaが一番安いというケースが確かに多い。
だが待ってほしい。よーーーく見てほしいのはBooking.comとAgodaの価格表示のココのところとだ。
f0189467_23192236.jpg
f0189467_22045892.jpg
 
ちょっ、ちょっと待て。片や税サービス料込みで、片や別計算なの?そうなの?
しかし17%って大きいぜ?じゃAgodaの表示金額にに1.17かけるとどうなるかっていうと・・・

6,235×1.17=7,295円

えーーー。Booking.comよりずっと高いんじゃん。Hotels.comやExpediaよりも高いよ。えええー?
そう。実はホテル予約サイトの表示にはこういう違いがあったのだ。Booking.comしか知らなかったイ課長、
今回あちこち比較してみてこんな差があるということを初めて知った。

しかしこれは誰だって引っかかる・・・いや引っかかるという言い方が失礼だとしても、誤解を招きやすい。
税・サービス料で17%もある場合、価格表示にそれを含めるか含めないかでけっこうな金額差になるからね。

ちなみにHotels.comとExpediaはどうか?この二つはある意味Agoda以上に問題がある。
f0189467_22051506.jpg
f0189467_22051060.jpg
上のHotels.comは「含んでないけど、それが何%かは明示せず」という形になってる。これ不親切だろ。
下のExpediaに至っては税・サービス料の扱いがどうなってるかの表示自体が一切ない。さらに不親切だと思う。
でもまったく同じ金額ってことから考えて、Expediaもやっぱ税・サービス料は含んでないと推測されるよねぇ。

Agodaの場合、さぁ予約しようと思って手続きを進めていくと、途中で税・サービス料込みの金額が表示される。
当然、最初に見た金額より急に高くなる。イ課長みたいな愚かなソコツ者はそもそも最初に大きく表示された
金額しか見てないから、急に金額が高くなると驚く。

Hotels.comとExpediaは予約画面まで試してないけど、おそらく同じように予約画面のどこかで
税・サービス料がオンされた金額が表示されるはずだ。まさか自分で計算しなきゃいけないってことぁないよな?
オンされるのが何%なのか書かれてないんだから、実際のところ計算しようがないわけだし。

税・サービス料を乗せて考えると4サイトの料金はこういうことになる。

Booking.com 6,881円
Agoda    7,295円
Hotels.com   7,209円(×1.17)=8,434円
Expedia   7,209円(たぶん×1.17)=8,434円

なーんだ。結局、一番安いのはイ課長が長年使い続けてるBooking.comではないか。

利用者にとっちゃ、税金やサービス料等々を含んだ最終支払金額がバンと表示されるサイトの方が
わかりやすいのは当然だ。そういう点ではやはりBooking.comが一番使いやすいと評価できる。
Agodaだと(「含まず」という小さい字に気付いたとしても)自分で計算しないといけないし、残り2サイトは
何%加算されるのかもよくわからんときた。何度もいうけどこれは不親切ってもんだろ。
例にとったバンコクのホテルの場合、税・サービス料が17%だから、特に差が大きくなる。

もちろん、これはBooking.comが世界中どのホテルで比べても常に一番安いことを保証するものではない。
今回の実験ではたまたまこうなったけどけど、他のホテルで実験すれば別の結果もあり得る。しかし表示金額に
よけいな加算を必要とせず、わかりやすく表示されてるのがBooking.comであることは間違いない。

ただしBooking.comにも「わかりやすさ」という点で改善の余地はある。最大の問題は同じホテルに連泊する場合、
宿泊料金表示が「連泊の合計料金で表示される」ということだ。連泊数が多くなるほど表示金額も増える。
慣れたといえば慣れたけど、1泊平均料金はいくらかっていうのを併記してくれると助かるんだけどなぁ。

ま、それでもね、総合的にみれば「表示された価格が実際の宿泊金額と同じ」という決定的な点において
Booking.comが最もわかりやすく、使いやすいのは明白だと思うわけですよ。はい。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-09 00:06 | 出張・旅行あれこれ | Comments(12)
2015年 06月 07日

こんどは箱根の温泉旅館に泊まることに

5月の中旬に熱海の温泉旅館に泊まったばっかだというのに、その2週間後の5月末、
こんどは箱根の温泉旅館に2泊。イ課長はそのために1日会社を休んだのである(笑)。
f0189467_10290294.jpg
 
ご存じのように箱根は大涌谷の火山活動が活発化っていうんで騒がれていた。
それでもまぁ大丈夫だろうと出発した金曜日の朝に口永良部島が大噴火で避難騒ぎ。
さらに土曜の夜には関東でけっこう強い地震。ヤバい雰囲気がさらに高まったんだけど
全員無事に戻ってこられて何よりでござんした。

今回は利用した乗り物がバラエティに富んだ旅行だったね。
新宿から箱根湯本まではロマンスカーで行ったんだけど、展望車っていうのに初めて乗ったよ。
先頭ではなく最後尾だったけど、ふーむ、こういう風に見えるんだ。なかなかキモチいいもんだね。
2階が運転席になってる構造上、展望車の何列かは天井がちょっと低くて網棚がないのである。
f0189467_10285734.jpg
 
湯本からはご存じ箱根登山鉄道。この登山鉄道、当然のことながら行きは急な登りが続くわけだけど、
最も勾配が急なところがどのくらい急か知ってる?先頭の運転席と最後尾の運転席の“標高差”が
2両編成だと2.4m、3両編成だと3.6mあるんだと。つまり1両で1.2mナナメになってるわけ。すげー。
(下の写真は途中にあるスイッチバックでのすれ違い)
f0189467_12460105.jpg
 
翌日はバスに乗って箱根園というところに行った。
ここから駒ヶ岳ロープウェイに乗って山頂へ。
f0189467_10285788.jpg
 
富士山はちょっと雲がかかってたけど、天気が良かったから眺望はキレイだったねー。
駒ヶ岳山頂って初めて来たけど、天気さえよければこんなに眺望抜群なトコだったんだ。
ただしロープウェイ代は片道7分、往復14分で1080円とられる。安くはない。
f0189467_10291018.jpg
 
下界に降りてきたら今度は芦ノ湖遊覧船で箱根関所へ。
f0189467_10291037.jpg
 
さらに、おなじみ芦ノ湖海賊船にも乗った。
海賊船のデッキは東南アジア系とおぼしき団体客で大盛況だったよ。とにかく今回久しぶりに箱根に行って
外国人観光客の多さには改めて驚いた。場所によっては明らかに日本人より外国人の方が多かったりする。
昔の箱根じゃガイジンなんて大して見なかったけどなぁ・・隔世の感があるのう。
f0189467_10313214.jpg
 
ついでだから、やっぱメシの写真を載せておこう。
熱海の旅館は西洋風コース料理みたいに1品ずつ仲居さん持ってくるという方式だったけど、
ここは最初にぜんぶどかーーーんと並べちゃう方式だから写真も1枚ですむ。これが一泊目の晩飯ね。
f0189467_10291104.jpg
 
こうやって最初に全部並べられると、食ってるガワも「まだあと刺身と天ぷらと・・う、そうか、まだ
魚の照り焼きも手つかずじゃねぇか・・」って感じで、自分の腹具合と料理の残り具合を見ながらがんばって
食うことになる。いやもう腹パンパンっす。え?ゴハン?(おヒツはあったけど)とても無理っす。
ちなみに、これは2回めの朝食。晩飯との差があまり感じられない豪華さ。
f0189467_10291129.jpg
 
今回は実はイ課長ファミリーの旅行で、イ課長母や叔母などの高齢者も同行した。
一昨年にオヤジが死に、昨年は母が交通事故。ここ数年、イ課長家もいろいろあったからねぇ。
とりあえずオフクロのケガが大方治ったらみんなで温泉でも行こうか・・って話は以前からしてたのだ。
ちなみにスポンサーはイ課長母。「お金残してもしょうがないんだから使う!」という使命感に燃えて、
大変な意気込みだった(笑)。

そうはいっても80代のお年寄りご婦人が二人いるツアーだからね。バカ息子としても気も使う。
イ課長はツアコン状態で船やバスや電車の時刻表確認で走り回るワ、高齢者の荷物を持ってやるワ、
おまけにおフクロが「これで全員分買いなさい!」と押し付けてくる金で切符購入や各種支払いに奔走するワで
率直に言って疲れましたでごんす。いやはや・・。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-06-07 00:43 | 国内出張・旅行 | Comments(10)