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2015年 11月 30日

バンコク・ドンムアン空港というところ

国内出張ネタばっかなのもナンだから(日帰り出張があと2回あるんだが)、海外の話に戻そう。

イ課長にとって生まれて初めての海外出張といやぁ。懐かしき1996年のアジア4か国出張。
あの時バンコクは二番目の訪問地で、ジャカルタからシンガポール経由で行ったもんだった。
シンガポール・チャンギ空港は1981年開業らしいけど、96年当時もすごく立派でキレイでピカピカで、
すっかり感心したせいか、その後降り立ったドンムアン空港に関しちゃ「普通の空港」程度の記憶しかない。

2012年インド出張でバンコク乗り継ぎした時、もうバンコクの国際空港はスワンナプーム新空港になってた。
2013年にハノイからカタール航空でバンコク入りしたときも到着はスワンナプーム新空港。
2013年末の短期避寒旅行でバンコク行った時もタイ航空利用だったから往復ともスワンナプーム新空港。
新しく国際空港ができれば、新しい空港の方ばかり利用することになるのは当然といえば当然だ。

だから2014年9月にタイ・エアアジアXでドンムアンに降り立った時はイ課長にとって「18年ぶりの
ドンムアン空港到着」だったわけで、ちょっと懐かしかったね。
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この空港、調べてみるとなかなか数奇な運命を辿ってて面白い。
ここはイ課長が利用した1996年当時はもちろん、今世紀初めまで「バンコクの国際空港」としての
地位を保ってたけど、2006年にスワンナプーム新空港が開港したらもはや用無しの身。
旅客便の定期運航は完全になくなったようで、せいぜい貨物便とかチャーター便が使う程度。
定年を迎えて仕事を辞め、自宅でボケッとしてるオッサン状態。

ところが新しくできたスワンナプーム空港がトラブル連発で、航空会社側がキレた。
「こんなヘボな新空港もうやだ!ドンムアン空港もう一度使わせろバカタレ!」と政府に文句を言い、
ドンムアン空港は2007年になんと再開港。定年退職したものの、若手だけじゃ会社が大変だから
嘱託社員として急遽職場復帰を要請されたオッサン状態。

と思ってたら2011年に例の大洪水。ドンムアン空港も水浸しで使い物にならなくなり、その年の10月に
再び閉鎖に至る。だがしかし、洪水がひいた翌年の3月には再び復活。いろいろ大変っすね。
嘱託社員として会社に復帰したものの、ほどなく持病が再発してまた離脱し、半年の療養生活を経て
再復帰したオッサン状態。

第一線引退 ⇒ 再開港 ⇒ 洪水で閉鎖 ⇒ 再々開港 という波乱万丈のジンセイ。
現在、ドンムアン空港はエアアジアとかノックエアとか、タイ系LCCが使う空港として重要な役割を
果たしている。ノックエアってタイの有力LCCの一つで、機首にクチバシを描いた飛行機で有名。
こんな感じでけっこう笑える。
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2014年の旅行じゃドンムアン空港到着が15時半頃。サイゴン行きまで約4時間ヒマをつぶす必要が
あったんだけど、例によって買い物には関心ないので空港内の店でチキンバーガー&缶ビールで一休み。
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マックもあったんだけど、ビールがないからなぁと思って入らなかったのである。
ドンムアン空港のマックに置かれたドナルド氏はタイ風にワイの恰好してることで有名だけど、
タイ国内の他のマックでも彼はこのポーズだったかなぁ?
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ドンムアン空港は一口で言えば「スワンナプームみたいにピカピカじゃないけど、必要十分な設備は
揃ってる空港」って感じかな。18年前よりはけっこうキレイになったなぁって印象で、再開港前に
改装したのかもしれない。ちなみに、空港内喫煙室はこんな感じでけっこう広い。
空港内で働くオバちゃんたちが大声でおしゃべりしながらタバコ吸ってた。
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メシ食って一服したら、もうすることもないから、iPodで落語聞きながら空港の外を眺めて過ごす。
この日のドンムアンは夕方になるにつれ、雨が降りそうなあやしい雲行きになってきたんだけど、
結局サイゴン行きが出るまで雨が降らずにいてくれたのは幸いだった。
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この時の「18年ぶりのドンムアン空港」では上にも書いたように乗り継ぎだけだったので
空港の外に出ることはなかった。

しかし翌年の2015年、つまりこないだ9月の旅行でもイ課長はチェンマイからバンコクまで
エアアジアを使ったので「1年ぶりのドンムアン」に降り立った。今度は乗り継ぎじゃないから
ドンムアンからホテルまで移動する必要がある。

1996年出張の時以来、今度は「19年ぶりのドンムアン→市内移動」ということになるわけだ。
イ課長は19年前と同じくタクシーを使うことしか考えてなかったんだけど、他にもいくつか
選択肢があるにはあって、一応次回更新でそのことについても説明しておこうと思うのである。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-30 00:02 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(8)
2015年 11月 28日

国内出張ナイト&デイ【浜松編】

コール・ポーターの名曲みたいな標題だ。

大阪での仕事は昼過ぎに終わり、次の浜松での仕事は翌日の16時からという効率の悪さ。
どうせ浜松は「のぞみ」は停車しないし、時間はたっぷりあるんだし、ちんたらと「こだま」の
自由席で行くことにした。新大阪から浜松までこだまで行くとほぼ2時間かかる。
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4時前には浜松のホテルにチェックイン。
メールチェックして、一つ二つ返事を書いて、あとはビール飲んで寝るというお約束の展開。
目が覚めたらもう8時過ぎてやがる。

浜松餃子の有名店「むつぎく」は9時で閉まっちゃうんだね。
しょうがないから他の店を探したら、近くの居酒屋にこんなノボリがあったから入った。
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はい、2年ぶりに食う浜松餃子。むつぎくじゃなくても美味しい。
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しかし一人前490円、二人前980円って餃子としては高くないか?(写真は2人前10個)
ビールは一杯だけにして、あとはコンビニで缶ビール買ってホテルで飲んだ。国内出張でも
イ課長の貧乏性は変わらないのである。

問題は翌日だ。
たまたま「12時チェックアウト」っていう宿泊プランがとれたから、朝食のあとは(ちなみに、
写真はないけどこのホテルの朝食はけっこう良かった)部屋で相変わらずメールチェクやら
ネット遊びやら二度寝やらでチンタラと過ごす。

しかし、予想されたことではあるが、12時から4時まで時間をつぶす作業は疲れた。
まず浜松城公園というところに徒歩で行ってみた。駅からだと徒歩で15分くらいかな。
前日からガラリ変わってこの日はめちゃくちゃ天気が良かったけど、風が強くて寒かった。
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紅葉見物できるかと思ったけど、浜松城の周りには普通の枯葉ばっかで紅葉なし(笑)。
今回初めて知ったけど、この浜松城天守閣ってずーっと失われていたのを昭和33年に作ったもので、
「元はもっと大きかったと思われる」なんて説明があるくらいだから、正確な復元というわけでもない。
「とにかく天守閣がなきゃ」ってことで作ったんだろうけど、名古屋城と一緒で評価に困る。
歴史的には徳川家康がいた“出世城”ってことなんだけど、城郭建築としての歴史的意義となるとなぁ・・。
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天守閣からの眺めは素晴らしいというほどじゃないけど、まぁまぁだった(入場料200円)。 
天気が良かったから雲がかかった富士山もよく見えたよ(やや左より)。
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しかしまだまだ時間はある。再び駅まで歩いて戻って昼飯。また浜松餃子。定食で760円。
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まだまだ時間はある。ドトールでコーヒー飲みつつパソコン開いてちょっとメール。
昨日の今ごろはもう大阪で仕事終わって新幹線乗ってたのに、今日の仕事はまだ始まってない。
ムダな時間ばっかり多くて、疲れて、だんだん眠くなってきた(笑)。

コーヒー飲んでもまだ時間はある。帰りの新幹線の時間をチェックし(浜松に泊る新幹線は
こだまとひかり合わせても1時間に3本しかない!)、土産物屋で帰りに買うものの目星をつけ、
さらに本屋で立ち読みで時間をつぶし、ようやくタクシーに乗って目的地に。

しかし着いてもアポの時間まで少し間があるからまたヒマつぶし。ほとほと疲れたぜ。
何もない浜松の郊外。そろそろ4時だからもうお日様も横から照らしてる。
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ようやく仕事が終わり、タクシーで浜松に戻り、事前に見当をつけておいた土産物と
缶ビールをダッシュで買い、18時11分発のひかりに乗ったら幸いなことに座れた。
(静岡あたりからだともう座れない人も出てた、本数が少ないからひかりは混むのだ)
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ひかりでも浜松から東京までは約1.5時間(こだまだと2時間かかる)。
iPod・缶ビール・バタピーという「新幹線3点セット」と共に東京に戻ってきたんだけど、
実際には写真以外に缶ビールはもう2本あって(笑)、3本飲み干して爆睡してたら終点の東京駅で
車掌に起こされるというブザマな醜態を演じてしまったのでありました。やれやれ。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-28 23:24 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2015年 11月 26日

国内出張ナイト【甲子園編】

26日~27日で行くはずだった一泊出張。諸事情あって25日夜に大阪で前泊することになった。
することになったはいいけど、場所は大阪。前に書いたようにホテルは払底してる。

探してみたら甲子園球場ワキのホテルが6000円台で空いてた。いや~甲子園球場ですか。
まさかそんな場所に泊まることになろうとは・・と最初は思ったけど、阪神電車に乗れば梅田まで
15分くらいみたいだし、もうこの際贅沢言っておれんし、そこを予約した。

会社を少し早めに出て、新幹線に乗る。
新幹線の友といえば、缶ビール、バタピー、そしてiPodに決まっているのである。
新大阪に着くまでの間、「ばらの騎士」の2幕と3幕をウトウトしながら聞いた。
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JRで大阪に着いたら、そのまま梅田から阪神電車に乗る。
阪神電車といえば当然阪神タイガースなのである。大阪に来た気分になってきたぜ。
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で、本日夜の8時40分頃に甲子園ホテル夕立荘というところに無事チェックイン。

この夕立荘って、高校野球のたんびにどこかの高校の球児が泊まる宿として知られてるらしい。
調べたところでは、今年は早稲田実業が泊まる予定だったんだけど、例の清宮くんフィーバーで
球場から徒歩圏のホテルだと警備がかえってタイヘンだっていうんで、何と他の高校と宿舎を
交換したんだと。まぁそのくらい球場から近いホテルなわけだ。

チェックインしてすぐ、メシを食いに外に出る。何せもう9時近く。どこか店やってるかなぁ?
ホテルを出ればすぐに甲子園球場が見える。この球場見るのはたぶん大学時代に大阪一人旅の時に
高校野球見に来たとき以来のはずだから、軽く30年以上の時間が経過しているわけだよなぁ。
甲子園よ、年老いたオレを笑ってくれ、ふっ。
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昔は甲子園っていやぁ球場外をぐるーーっとツタがからまってたはずだけど、ツタ、あんまりないねぇ?
単に寒くてツタが枯れてるだけなのかな?

幸い、ホテル近く(つまり球場近く)にららぽーとがあり、その中にお好み焼き屋があったから入った。
こないだの堺宿泊じゃ大阪らしいメシなんて食わなかったから今回はお好み焼き(ここは兵庫県だけど)。
海外であれ国内であれ、泊りがけ出張のお約束、一人メシのわびしい時間が流れていくのである。
(正確には下の食い物はイカ豚モダン焼きというモノなのである)
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こうして甲子園での国内出張ナイトはふけていくのでありました。
もし順調にいったら、明日、国内出張ナイト【浜松編】でまたお会いしましょう。
それではみなさん、おやすみなさい(寝床で読む本がなーーい!!!)。

 

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by tohoiwanya | 2015-11-26 00:04 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2015年 11月 24日

サイゴン・夜のバイクツアー その3

サイゴンの2区。

昼間マジェスティック・ホテルから眺めるとこんな感じだ。ホントに何もない。
そういう意味じゃサイゴンって街の中心部から川ひとつ隔てただけの所に手つかずの超広大な開発余地を
保有してるといえるわけで、都心部の土地余力という点じゃすごいポテンシャルだと思う。

夜のバイクツアーでわざわざこんな所に来た理由は行けばすぐわかる。
対岸から見るサイゴンの夜景がきれいなんだよ実に。そういうロマンチックな場所だけあって、
2区の川っぺりは夜になるとすごい数のカップルで賑わう。カップルが乗ってきたバイクがズラーーッと並び、
カップルもまた数珠つなぎにズラーーッとたたずむ。まさにカップル天国エリア。

ここでまたしばし休憩して夜景鑑賞タイム。
高層ビルが増えるサイゴン。個々のビルの夜のライトアップもけっこう凝ってるから夜景はキレイだ。
しかしイ課長は周囲のカップルの多さにとにかく驚いたよ。夜景をバックに写真を撮るスペースを
確保するのもカップルのいないところを探さないといけない。
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この後は、たたでさえ未開発の2区の中でも真っ暗で道路の整備状況もあまりよくないエリアを走る。
途中、道の凹凸にハマッてバイクがよろめいた時はさすがにビビッたぜ。ズエンさんが運転しながら
「あーごめんごめん!」と明るく謝る(笑)。

行きはトンネルを通ってきたけど帰りは橋を通って川の対岸へ。賑やかなサイゴンに戻ったところで
二度目の路上屋台スナックタイム。これがまた最初のヤツ以上にナゾの食い物で、デザート系では
あるんだけど、なんだろうなぁ?
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「これ何?」ってズエンさんに聞くと説明してくれるんだけど、その説明がわからない(笑)。
少し甘くて、ツルツルした玉ッコロがいっぱい入ってて、感じとしてはタピオカに近そうだけど
よくわからない。これまた食い物の名称、店の正確な場所ともに永久にナゾだ。
しかしこの店もまた地元民に大人気のようで、ひっきりなしに客がコレを飲みに(食いに?)くる。
自分だけだったら絶対こんな店でこんなモノを食える機会はなかっただろう。
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最後はイ課長が泊まるホテルの前までバイクで送ってくれてツアー終了。
Google Mapでバイクツアーの大体のルートを示すとこんな感じだと思う(細部はテキトウ)、。
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料金の30$を払おうとしたら、ズエンさんが恥ずかしそうに言った。
「1時間遅れてご迷惑かけたから、20$に割引きするように言われてるんです」

おお、なんと遠慮深いというか良心的というか。イ課長が「なんのなんの、ノープロブレムです」と言って
30$渡したのは言うまでもない。元気で明るいズエンさんとはその後Facebookで友達になったのも
これまた言うまでもないのである。
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屋台のナゾの食い物とか、開発未着手の2区から見た夜景とか、普通の市内観光ツアーじゃできない
体験ができるという点じゃ期待を裏切らないツアーで、普通の名所見物だけじゃなぁ・・という方には
お勧めできる。値段も30$とそれほど高くないし。

問題はやっぱ安全性だよね。事故の確率は低いのは確かだろうけど、ゼロでないのも確かだ。
イ課長だって「絶対大丈夫」なんてもちろん請け合えない。この辺はもう腹をくくるというか、
結局のところエイヤ!でリスクテイクするしかない。

道路交通事情が日本と全然違うから時には後ろの席で「ぎゃあ」と言いたくなることもあった。
たとえばバイクが間断なくバカスカ通ってる道を横切って向こうに行きたい時、日本だったら
信号のある交差点を探すだろうけど、ベトナムではバイクの川に自分のバイクの鼻先突っ込んで
流れをとめてムリヤリ横断しちゃう。「・・ウ・・・!!」と声にならない悲鳴をあげたくなったけど
サイゴンじゃみんなやってるんだよ、このくらいは(笑)。

イ課長はサイゴンでもハノイでもほとんど徒歩に依存した観光しかしてこなかったから、こうやって
行動範囲が広がると新鮮だった。特にハノイじゃ乗り物って一切乗らなかったもんなぁ。
ハノイでもこんなツアーがあったら(それ以前に、もしまたハノイに行けたらという条件つきだが)、
またやってみたいなぁという気になったのは事実なのである。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-24 00:31 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 11月 22日

サイゴン・夜のバイクツアー その2

ズエンさん(仮名)持参のヘルメットをかぶり、いよいよ出発。
日本でバイク二人乗りっていうと、後ろの人がライダーのお腹に手をまわしてつかまるけど、
東南アジアではそういうスタイルの二人乗りはまずない。

イ課長は片手でズエンさんの腰につかまり、片手はバイクの後ろを持つように指示された。
「両手つかまり」に比べるとちょっと不安定だけど、あり得ないポーズというわけではない。
片手は前、片手は後ろだから乗ってる間じゅう上半身は少しヒネった状態になる。

車やバイクのヘッドライトが流れる夜のサイゴンの道路をバイクで疾走。
いやーー・・新鮮なアングルだ。夜のサイゴンなんて歩道からしか見たことないからねぇ。
(下の写真はイメージです)
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運転するズエンさんが大声を出して後ろのイ課長に話しかけてきた。
風をビュウビュウ受けながらバイクの上で大声で叫びあう会話はこの後ずっと続くことになる(笑)。

ズ「あなたバイクに乗るのは初めてー?」
イ「(日本では昔乗ってたけど、まぁサイゴンじゃ初めてだから)・・イエース」
ズ「どんな気分?」
イ「あー・・私は風を快く感じます」
ズ「でも、ちょっと怖い?」
イ「あはははは。イエス、ちょっと怖いですぅー」

前に別の記事で書いたことがあるけど、このツアーは英語によるガイド。一対一だから
こちらも英語で応対しなきゃならないんだけど、幸い彼女はたいへん心の広い人で、イ課長の
ヘナヘナ英語にもちゃんと相手してくれた。

ズエンさんはアオザイツアーの社員ではなく、バイクツアーのガイドの仕事も実はバイト。本当は
中東系某エアラインのCAになるために勉強中なんだと。ううむ20代前半にして何とシッカリしたキャリアプラン。
単に「スチュワーデスになりたいです」じゃなく、入社したい航空会社まで明確っていうんだからスゴい。
イ課長が同じ年頃だった頃なんて、ただ生物として食って生きてるだけだった気がするのだが。

ズエンさんのバイクはチョロン方面に向かう。
夜のサイゴンを疾走(というほどのスピードじゃないが)してる視点での写真をお目にかけたいところだけど、
イ課長だって体をヒネりながらつかまってるわけだから、写真撮る余裕なんて全くない。
 
20分くらい走ったかな?バイクはある路上の店のそばで泊る。ここで一休みってことらしい。
「すっごく人気のある店なの」ってズエンさんが説明してくれたけど、確かに客がいっぱいいて
そこらじゅうの路上に座って何か食ってる。

この店で食わせるのはこういうモノ。炭火の上の網に粉をとかしたやつを丸く伸ばして
クレープ状に焼いて、中に何かを包む。何を包むのかよくわからない(笑)。野菜のようで、
この写真を見ると青ネギが見えるけど、ネギ以外にもナニか包まれてる。
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出来上がりは下の写真みたいな感じ。開いて中身は確認しなかった。
ザルの上にバナナ?の葉、その上に食い物というたたずまいがすでに南国ムード100%。
小腹が減った時のごく軽い食い物って感じで、パクパク食ってしまいました。
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ズエンさんが「写真、写真」っていうんで店のニイちゃんと記念写真。まだ若い店主だよね。
地元の若者に人気のある店らしいけど、食い物の名称および店の正確な場所は永遠のナゾ(笑)。
ガイジンだけじゃまず行けないような、サイゴンのこういう庶民的な場所に連れてってもらえるっていうのも
このツアーのセールスポイントなのである。
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ふたたびバイクに。
賑やかなネオン街があったり、暗い倉庫街(工場街?)みたいなところを抜けたりしながら、やがて
川っぺりの気持ちのいい道路をずーっと走る。あとで地図で確認すると、これまでと逆に北東に向かって
サイゴン川に向かって走ってたことになる。

ズ「このあと、私たちは2区に行くわよ」
イ「2区?」
ズ「イエス、2区。川の向こうで、トンネルを通って行くわ」

ははぁ〜、もしかすると川の向こうって、前年にマジェスティック・ホテルのテラスから見た、
サイゴン川対岸の未開発エリアのことか?またずいぶん変わったところに行くんだなーー。
ちなみにサイゴンって1区、2区・・っていう風に市内が番号でさらに区分けされてて、こういうところ
ちょっとパリみたいだよね。これも旧宗主国であるフランスの影響なのかもしれない。

というわけで、このあとバイクはサイゴン川の下のトンネルをくぐって2区に向かうわけだけど、
長くなったので例によって続きはまた次回に。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-22 12:58 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 11月 20日

サイゴン・夜のバイクツアー その1

来週の出張は前泊して2泊出張ってことになったし、12月も大阪、神戸に日帰り出張がある。
国内出張の話はおいおい書くとして、2014年東南アジア旅行ネタに戻ろう。

イ課長はこれまで東南アジアの道路交通機関をいろいろ利用してきた。このブログにも過去に
タクシーとかトゥクトゥクとかソンテウとかロトゥーとかバスとかに乗った話を書いてる。
しかしバイクタクシーというのは一度も使ったことがない。ベトナムでもタイでもカンボジアでも
ごくありふれた、廉価な交通機関なのに使用経験ゼロ。なぜか?

これはもう「危なくてオッカナいから」という理由に尽きる。
イ課長は大昔、自分で50cc原付バイク、さらに250cc中型自動二輪に乗っていた経験がある。
自分で乗ってたわけだから、バイクがそう簡単にコロコロ転倒する乗り物でないことは知ってる。

だが自分で乗ってたからこそ「条件が悪ければバイクは転倒する乗り物である」ことも知ってるのだ。
乗ってる人間がむき出しだから、大してスピード出てない「おっとっと、ガチャ!」程度の転倒でも
コケればケガをする。特に半袖短パンみたいな肌露出状態で転倒すりゃケガはひどくなる。
バイクマニアが革のツナギを着るのは転倒時のケガを少しでも軽くする安全上の理由が大きいのだ。
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だから東南アジアのバイクは見てるだけでオッカナい。
短パン・ノーヘルで三人乗りなんて見てるだけでオッカナい。東南アジアでは女性が後ろに乗る時
両方の足をそろえてバイクの片側に出す、いわゆる「横座り」で乗る人がすごく多いんだけど、あれなんて
足出してないガワに転倒したら後頭部強打は間違いない。それなのにノーヘルだったりするんだぜ?ひー。

従って東南アジアでバイクタクシーは使わない。というより怖くて使えない。
暑いからこっちはTシャツ短パンにサンダル程度のスタイルだ。万一転倒したら絶対無傷では
済まない。アブナいコワい。それだったら徒歩で行きますよええ。そんな怖がりのイ課長が、
なぜ夜のサイゴン・バイクツアーなんぞに申し込んだのか?(笑)
 
このサイトにあるような、ちょっと変わった現地オプショナルツアーを一度試してみたかったのだ。
サイゴンで、数時間程度の短いツアーで、値段が手ごろで、夜でもOK(つまり昼間は自由)っていう
条件に合うツアーとなると、そんなに選択肢はなかったんだよね。

で、アオザイツアーズというところのツアーに申し込んでみた。
ガイド兼運転手の説明を聞きながら夜のサイゴンをバイクで2.5時間走り回り、地元の人じゃないと
入りづらい屋台スナックも食えるというツアー。値段は30ドル。普通の典型的観光コースとは違って
面白そうじゃん。というわけで、バイクはコワいけど申し込んだのだ。

ここはガイド兼運転手が全員アオザイを着た女性だそうで、女性の運転なら安全かなという期待が
あったことも確かだ(ええ、確かにね、アオザイ女性に対する期待もありましたですよ)。
アオザイツアーズのHPにある申込みフォームに記入したら予約確認のメールが届いた。イ課長が泊る
ホテルに6時に迎えに来てくれるらしい(30$は当日ガイドさんに支払う)。
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昼間徒歩観光したあと、夕方いったんホテルに戻ってシャワーで汗を流してひと休み。
指定の6時ちょい前にホテルのロビーでガイドさんがバイクに乗って現れるのを待った。

6時を5分過ぎた。現れない。渋滞で引っかかってんのかな?

6時を10分を過ぎた。まだ現れない。んん?ちょっとヘンじゃないか?

アオザイツアーズから来た英語の予約確認メールを印刷して持ってたのが幸いだった。
それをホテルのフロントにいたお姉さんに見せて「まだ来ないんだけど・・」って言ったら
わざわざ電話で問い合わせてくれた。親切だなぁ。ずいぶん長い間電話で確認してくれた結果、
以下のことが判明した。

①イ課長を担当する予定だったガイドさんのバイクが急に故障してダメになった。
②急遽代役を探して派遣するけど、ツアーのスタートが1時間遅れてしまう。

ははーそういうことですか。向こうが忘れてるわけじゃないとわかればとりあえず安心だ。
いったん部屋に戻り、7時にもう一度ロビーに降りたら今度はちゃんとガイドさんが来てた。
ズエンさん(仮名)というお嬢さんで、彼女は「代役ですぐ行ってくれ」と呼び出し食らって大急ぎで
来たわけだ。1時間遅れたけど、アオザイツアーズとしてはがんばってフォローしてくれたといえる。
(下の写真がズエンさん(仮名))
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というわけで、これからズエンさんのバイクの後ろにまたがって普通の定番観光コースとはひと味違う
夜のサイゴンを体験することになるんだけど、話は当然次回に続くのである。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-20 00:05 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 11月 18日

爆泊の荒波に翻弄される

来週、また一泊出張になってしまった。忙しくなってきたよゥ・・。

来週の木曜は大阪で10時から、金曜は浜松で夕方(16時)から仕事。
26日は超早起きして大阪に行くことになるが、まぁそれはいい。問題は大阪の仕事が終わった後だ。
東京に戻って来るのはバカバカしいし高くつく。どこかに一泊することになるわけだが・・・。

泊るとすりゃ大阪か浜松のどっちかだよな、フツーに考えれば。
金曜の浜松のアポは夕方4時だから、木曜は大阪に泊って翌朝チェックアウトぎりぎりまで
ホテルでちんたら過ごし、大阪で昼飯食ってから午後ゆっくり浜松行きたいところだ。
(下の写真は本文と何の関係もない、姫路の昼寝ネコ軍団)。
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ところがギッチョン。

怒濤のように押し寄せる外国人観光客は今や日本のビジネスホテル事情をも激変させてしまった。
爆買いならぬ“爆泊”の波の影響で、東京とか大阪のビジネスホテルはいまや極めてとりづらくなって
たまに空いてるやつも宿泊料はバカな高騰。

数年前なら大阪市内のアパホテルなんて7,000円くらいが普通だったのに、いまや1.5万円程度がザラ。
4人部屋二段ベッド、共用バスルームなんていう聞いたこともない(本来であれば)超安ホテルでも
立地が都心部だと1万円超っつうんだから呆れ返るじゃねぇか。
 
大阪は東京より状況がヒドくて、今や日本一ホテルがとりづらいという評判すらあるらしい。
大阪市内の便利な場所で、規定宿泊費内のホテルを数日前にとるなんて今やまったく不可能。
カプセルホテルとかラブホテルとか簡易宿泊所とか、いくら何でもそれは・・ってトコしか残ってない。
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先日の出張でイ課長が梅田やなんばではなく、わざわざ南海電車に乗って堺東という市外のホテルに
泊った理由の一つもそのため。それでも規定内に収まらなかったから200円自己負担しなきゃならん。

道頓堀のグリコ看板の前なんて、グリコポーズで記念写真を撮るアジア系旅行者だらけだったもんなぁ。
数年前には考えられなかったような、大量の外国人旅行者が大阪に押し寄せ、そのおかげで
出張サラリーマンは大阪の泊まるところ探しで大弱りだ。
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東京出張に来るサラリーマンもかなり困ってるみたいだけど、大阪出張するイ課長も困った。
来週26日の夜も本来なら大阪に泊まりたかったのに、どう頑張ってもムリっぽい。

大阪が無理となれば、浜松行く途中の京都あたりに泊るか?
ムリ無理。11月下旬〜12月初めの京都は紅葉見物めあての日本人だけでもホテルは激混みなのを
知ってるのだ。2010年の京都出張ン時は苦労したもん。今やそこに外国人も加わってるわけだから
大阪以上に大変かも。2010年当時はそれでも何とかホテル泊れたけどなぁ(下はその時の写真)。
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大阪もダメ、京都もダメ。だが調べてみると名古屋や浜松のホテルはけっこう空きもあるし、
価格相場も異常ではない。外国人旅行者たちの「爆泊の波」は東京・大阪を席巻してるけど、
愛知県および静岡西部エリアではまださほどでもないようだ。

しかし静岡県東部はけっこうキテるよ?もう。
先日、弔いの手伝いで静岡県某市で泊まったって書いたでしょ?

ホテル探しの時「田舎町のわりにホテルの空きが少ないなぁ」と思ったんだけど、これも爆泊の影響。
富士山静岡空港ってのが出来て(日本人の多くはそんな空港知らない)、富士山観光したい中国人が
チャーター便で押し寄せてるんだと。そのせいで小さな町の数軒しかないホテルがやたら混んでる。

この「爆泊の波」、来年以降も続くに違いない。っていうか、事情はさらに悪化するのかも。
「ターミナル駅から数駅はなれた小さな駅の、飲み屋街ウラのホテルに5,800円で泊まる」なんて
ノドカな出張は、東京や大阪に関してはもはや昔話になってしまったのである。

とりあえず当面の問題は26日に泊まるトコだ。まぁ結局浜松に泊まることになるだろうけどね。
浜松泊まりかぁ・・トホ妻が足を手術した2013年にも泊まって浜松餃子食ったなぁ。
しかし冒頭書いたように今回のアポは16時だぜ?ビジネスホテルなんて10時か11時には
チェックアウトだ。その後5時間くらいヒマをつぶす必要がある。何してりゃいいのさ??

この季節だから浜松城で紅葉見物・・・っつうてもなぁ、1時間もありゃ終わっちゃうだろ。
そのあとゆっくり浜松餃子食ったって、まだ何時間も残ってるわけで・・・。

当日浜松の映画館で何をやってるか、調べておくべきかも。
爆泊の影響で、国内出張もいろいろ準備しておくことが増えて困るぜ(笑)。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-18 00:07 | 国内出張・旅行 | Comments(6)
2015年 11月 16日

バタバタするイ課長

ちょいと大変な週後半であった。

姫路市⇒泉南市の一泊出張してたその夜、トホ妻の親戚で不幸があった。
トホ妻家のいわば本家筋で、イ課長もいろいろお世話になった伯父上が他界。
トホ妻はもちろんだがイ課長も行かねば。

従って、週後半のイ課長の行動はこういうことになった。

水曜は東京→姫路で仕事→大阪経由→堺のホテルで一泊
木曜は堺→泉南で仕事→大阪経由→夜に東京戻り
金曜は普通通り自宅→会社往復
土曜は自宅→静岡県某市へ。納棺から通夜まで一式手伝い→某市ホテルで一泊
日曜は某市で告別式&初七日(一緒にやる)、斎場その他一式手伝い→夜に東京戻り

水曜以降、新幹線ばっかり乗ってたような感じ。
明日から一週間仕事かと思うとさすがにげんなりだぜ。
月曜は午後半休とろうかと考え中(笑)。

あちこち行ったり泊ったりしたことで書きたい話もあるんだけど、
それは少し元気回復してから書きます。今日はもうビール飲んで寝るっす。

・・なんてグチこぼすだけの更新ってのも愛想のない話なので、
大阪を移動中に、なんば近くで見かけた面妖なビルの写真でも貼っとこう。
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ずいぶん変てこりんなビルだった。
何なんだろうか?これ。

 

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by tohoiwanya | 2015-11-16 00:38 | 国内出張・旅行 | Comments(0)
2015年 11月 11日

関西出張

国内出張の話を書くのはずいぶん久しぶりだよなぁ・・・

今回の出張、第一目的地は姫路。姫路って町には実は生まれて初めてきた。
駅を降りると、早くも「この町にはなぁ、世界遺産の姫路城があるんだぜ」というムードが
駅構内に漂っている。とにかく「姫路城はコッチ」ということだけは案内しなければ
ならないという意気込みが感じられる。
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駅を出て北側のロータリーに出る。うおおおお。
こりゃたまげた。駅の出口を出ると、どどーーーんと姫路城が真正面に見えるではないか。
姫路城だぜ参ったか、っていう見え方をするように道路や駅出口を設計したのは明らかだ。
(下の写真は望遠で撮ってる。実際にはさすがにここまで近くは見えない)
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アポまで時間があったから、中は見学しないけど城の近くまで行ってみた。
後で乗った地元のタクシーの運転手さんの話がいろいろ面白い。
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「長い間修復のあと3月にグランドオープンして、こないだ200万人めが来たらしいですよ」
「修復がどのくらいだったかって?5年半(さすがに詳しい)」
「左に小さいのがあるでしょ?天守閣の屋根も元はああいう色だったんですよね。
 天守閣もいずれ汚れてああいう色になっちゃう、白く見えるのは今のうちってんで
 いまは混んでるみたいですねぇ」

なるほどねぇ・・・いやー勉強になるなぁ。

しかし残念ながら姫路でゆっくりなどしてられないのだ。
仕事を終えるとイ課長はまた新幹線に飛び乗り、大阪まで戻ってきた。
もちろん、ひと仕事終えたんだからビールくらい飲むぜくぬやろう。
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大阪もけっこう久しぶりだよなーー。
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繁華街でゆっくりお好み焼きでも食いたかったけど、またまた残念ながらその時間はない。
でも久しぶりに道頓堀のグリコ看板だけは拝んでいこうか。
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その後イ課長はなんばから南海電車というのに乗り(南海に乗るのは生まれて初めてじゃないか?)
今はなぜか堺東という駅にたどりつき、駅近くのホテルでこれを書いているのであった。
明日は泉南市という、これまた生まれて初めて行く土地に仕事で行って、夜には
東京に戻る予定なのでありました。やれやれ。

 

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by tohoiwanya | 2015-11-11 22:56 | 国内出張・旅行 | Comments(6)
2015年 11月 09日

ベトナム社会主義アート展

ベトナムの小ネタを続けよう。

ご存知のようにベトナムという国は社会主義国である。

でもサイゴンの街を歩いてて、そういうことを意識する機会ってそんなに多くない。
そこらじゅう赤旗がハタメいてるわけでもないし、市民がそろいの人民服着てるわけでもない。
モノは豊富で商業活動はさかんでボッタクリもさかん(笑)。普通の資本主義国と何も変わらない。

しかし、ああこういうトコはいかにも社会主義的だなぁと思わせるモノもある。
イ課長が強くそれを感じたのはサイゴンの街で目にする一種の広告看板だ。これがいかにも
「社会主義アート」って感じで、いろいろ見て比較するとけっこう面白いんだコレが。

何をもって社会主義アート的だと感じるか?これは人によって違うだろうけどイ課長に言わせりゃ
まず描かれたモデルだよね。社会主義アートにおいては常に絶対的に主役は労働者なのである。
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それと、当然のことながら看板のテーマが商品宣伝等ではなく、ある種の国民的スローガンとか
「ナントカ○○周年」みたいな国をあげての祝賀モノとか、要するに「国の宣伝」だよね、必ず。

そういう社会主義アート感覚にあふれた看板はサイゴンの街でけっこう見かけた。
下の看板に書かれてるけど、ベトナムの独立って、日本が戦争に負けたすぐ後、
1945年の9月2日だったらしい。だから今年は独立70周年ってことで、イ課長が行った
去年9月は独立69周年記念日のちょっと後だったということになる。

下の写真がまさに独立69周年祝賀看板。男性が先頭でタイコ?をたたいて、その後に
楽しそうな女性たちが続く。バックは発展する産業と科学技術。ベトナムよいとこ一度はおいで。
産業さかんで姉ちゃんはキレイなのだよ、同士諸君。
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下の看板では労働者とか兵士とかに加えて医者が描かれているのが興味深い。
要するにインテリの代表ってことだよね。農民、労働者、兵士、そしてインテリも一緒になって
ベトナムを発展させましょうってことだろうな。インテリを殺しまくったポル・ポト体制とベトナムは
同じ社会(共産)主義でもこういうところがコンポン的に異なるのだよ同士諸君。
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どの絵も人物の色の塗り方は(たぶん印刷しやすいように)単色を平面的にベタッと塗ってるけど、
顔のハイライト(光の当たってる面)を部分的に白くして、うまく立体感を出してるあたり、
いかにも「安定した手慣れた画法」って感じだ。

これは・・・なんだろう?たぶん何かのスローガンだよね。
建国の父・ホーチミンを背景に、手前に労働者とか兵士とかが並んでるのは「いかにも」だけど
その中に一人、僧侶らしき人物が交じってるのがこれまた興味深い。社会主義国ではあっても
宗教関係者(ま、主に仏教だろうな)もまた同士の一人なのだってことなんだろう。
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こっちは66周年・・・独立じゃないな。なんのアニバーサリーだろう?
とにかく去年の11月6日で「ナニカの66周年」だったのだ。喜ばしいではないか同士諸君。
この絵の右側にいる三人の人物をよーく見ておいていただきたい。
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おお何と。あの三人は左右反転して別の看板にも登場しておる(笑)。
これ、同じ元絵を使っているのは明らかだ。メガネくんのシャツの色変えたり、手前の女性に
花を描き加えたりしてゴマカしてる・・などと細かいこと言うな!ブルジョア主義のイヌめ。
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下の写真も「○周年記念」のたぐいじゃなく、何かのスローガンを訴えてると思われる。
もちろんそこには偉大なるホーチミンの横顔があるわけだけど、イ課長の興味はやはり
右に描かれたモデルたちの方に向く。
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さっきと同様「インテリ代表」としての医者に加え、おジイさんとかノンラー+アオザイ姿の女性とか、
モデルの幅が広い。そのくせ「稲穂を持った農民」みたいな典型的農民の姿はない。その代わり
ネクタイ姿のホワイトカラー労働者が描かれてるあたり、ベトナムの「労働者イメージ」も徐々に
変わりつつあるんだろうな。ベトナム社会主義アートの新しい潮流といえる(かなぁ?)。

最初は何となく写真撮ってたんだけど、そのうち「あ、この看板だけでブログ記事になるな」と
思い直し、あちこちで社会主義アートの写真を撮ってきた。その写真を使って一年後の今こうして
予定通りブログ記事一つ書いたんだから、イ課長はとても計画性が高いと思わんか?同士諸君(笑)。

  
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by tohoiwanya | 2015-11-09 00:11 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)