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2016年 04月 29日

バーンマイ百年市場 その1

日本は黄金週間突入。皆様いかがお過ごしでしょうか。
G.W.は地元の祭りを見るのが一番楽しい府中市民。イ課長もどこにも出かけず、こうして
真っ昼間からブログ更新にいそしんでおります。

さて、今日こそ百年市場の続きを書こう。もう一週間くらい前の続きになってしまったが。
いろんな人に「タラート、タラート」と繰り返してたどり着くことができたバーンマイ百年市場。
ところで、百年市場ってそもそもナンなのか?

厳密な定義があるのかどうか知らないけど(たぶんない)、要するに「100年前からあったような
ド古~いオンボロ市場を若者向け・観光客向けに再生し、地域観光拠点として売り出した市場」
というものらしい。歴史的建物を生かした地域おこしって感じに近いのではないかと思われる。
 
最初にどこかの町がそういうことをやったら、このアイディアが当たったんだな。
あちこちの町が同じコンセプトで、地元の古い市場を「百年市場」としてPRするようになった。
その中でも、これから行くチャチュンサオのバーンマイ百年市場は有名なものらしい。
イ課長は市場見るの好きだし、バンコクから鉄道で行くのにちょうどいい距離だし、
行ってみようと思ったわけだ。

ちなみに、百年市場はタイ語では「タラート ローイピー」と言うらしい。
タラートが市場であることはご承知の通り。ということは「ローイピー」が百年って意味のはずで、
調べたらローイが「百」という数詞らしい。ってことはつまりピーが「年」ということか。
このブログを読んでる読者はイ課長と同じスピードでタイ語を覚えていく(笑)。

さて中に入ってみよう。
おおーーーー、けっこうお客で賑わってるじゃないか。
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建物は木造で、百年経ってるかどうかはともかく確かに古い。歴史的建造物というほど立派ではないし
格調も低いけど(笑)、ややオンボロじみたこの雰囲気がまた百年市場のウリってことなんだろうな。
赤いチョウチンがぶら下がってるあたりはちょっと中国風。
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通路に面して木製の開き戸がズラッと並んだ様子は、前年に見たアムパワー水上マーケット
思い出させる。昔の市場じゃよくあるスタイルだったんだろうな。これも中国建築の影響じゃないかって
気がするんだが・・。
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こんな、モロ中国風のお寺もある。漢字バリバリ。
タイを民族歴史学的にみると、「元々このあたりにいた人たち」に対して「北方(中国)から来た人たち」が
後から混じったみたいで、そういう意味では後から来た人たちは「中国系タイ人」ってことになるんだろうけど
現在はもう混じっちゃってそんな区分は不可能らしい。
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あちこち写真を撮りながらズンズンと市場の奥へ、奥へと進んできたら、人気のない一角に出た。
ん?ここで行き止まり?
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いや違う。向こう側が水路に面してるんだ。ちょうど船に乗ってきた観光客が到着したところ。
ふーむなるほど。こうして見るとこの市場、かつては普通の市場としてだけじゃなく、水上マーケット的な
性格も持っていたと推測できる。
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水路の向こうはもうこんな感じで、商店ではなく一般民家っぽい。
いやーーー家の前に水路があり、玄関から階段下りていくと小舟がつないであるなんて、
めちゃくちゃイイたたずまいじゃねぇか。
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ん?あっちには水路を渡る橋がある。しかも橋の向こうも市場が続いてるっぽいじゃん。
おおお、バーンマイ百年市場は水路ンとこで終わりじゃなく、まだ続くのか、よし行ってみよう。
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バーンマイ百年市場、地元タイ人観光客で大賑わいだ。バンコクあたりから来た人が多いんだろうな。
逆に外人観光客はほとんどいない。まぁ中国人とか日本人だとパッと見、区別しづらいわけだけど、
とりあえず欧米人観光客がまったくいないのは確かだ。ガイジンというより地元民向け観光地ということか。

そんな賑わいに混じってフラフラ歩き回り、商品を眺め、写真を撮る国籍不明の怪しい巨大ロボット。
百年市場は写真もいっぱいあるから、その2に続けよう。今度はちゃんと続けて書きます、ハイ(笑)。
 
  
 

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by tohoiwanya | 2016-04-29 13:17 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2016年 04月 27日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 38

ホテル評価があと二つ残ってたから最後にたまらないようにやっちゃおう。
(ヲマエ、“次回百年市場をご紹介”って予告してから何回裏切ってる?)

この旅行三つ目のホテル評価はシェムリアップで3泊したココ。
昼間は観光、夜は外食で、このホテルの中で過ごした時間はそんなに長くなかったけど
とにっかく非常にいいホテルだった。そのせいかホテルで撮った写真も多い。

Angkor Pearl Hotel

立地・利便性★★★☆☆
このホテルで強いて難点を挙げるとすれば、町の中心部からほんのちょっと離れてるってことかな。
たとえばパブ・ストリートまで晩メシを食いに行こうとすると、十数分くらい歩く。バンコクまでの
国境越えバス乗る時もゴロゴロをひきずって行くのはちょっとオックウな距離で、トゥクトゥクを使った。
 
まぁイ課長は歩くのはあまり苦にしないし、缶ビールやお菓子を売ってる雑貨屋(コンビニとはとても言えん)
くらいなら近くにあったから、不便ってほどじゃないけど、パブ・ストリートやナイトマーケットでの夜遊びを
目一杯楽しみたいって人にはちょっと不便かな。でもチャンとしたホテルだから、ここに泊まってると言えば
オプショナルツアーの送迎等はまったく問題なかった。


部屋★★★★★
部屋はすごく良かった。広いしキレイだし、イ課長にはちょっともったいないくらい。
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水回りもこんな感じ。バスタブなしでシャワースペースだけではあるけど、東南アジアじゃ
バスタブがないことで不満を感じることはまずない。
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窓からみる夕暮れの空もキレイだったし、部屋は文句なし。★5ついっちゃうぜ。
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朝食★★★★★
このホテルで特筆大書すべきは朝食だ。すごく良くて、食うのが楽しみだったよ。
ビュッフェ形式なんだけど、けっこう日替わりメニューが多くて飽きない。実に素晴らしい。
最初の日はこんな感じで、左下のお粥+ゆで卵が嬉しかったなぁ。野菜も豊富にある。
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次の日、お粥はなくなってて、その代わり昨日はなかったカボチャのスープみたいなのがある。
これがまたやけに美味しい。おかわりしちまったぜ。
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出発の日の朝、昨日のカボチャスープは連続してあって、さらに初めてみるトーストサンドイッチ
みたいなのがある。バラエティに富んでるねぇ。とにかく毎日何かメニュー構成が変わってる。
ここなら一週間連泊しても、毎日朝食が楽しみだと思うよ。当然★5つだ。
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朝食の良さにすっかり感激したイ課長、調子に乗って朝食レストランにいた女性従業員を
撮らせてもらった。恥ずかしそうにして緊張してるけど、とってもカワイイお嬢さんでした。
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従業員★★★★★
上のお嬢さん以外にもこのホテルでは従業員に関していろいろ思い出がある。
到着当日、部屋まで案内してくれたお兄さんと少年の衣装がこれまた民族調でカッコいいから
ここでも写真を撮らせてもらった。
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例によって「写真送ろうか?Facebookやってる?」って聞くと、右のお兄さんがやってるって言う。
いつものように写真をネタにして東南アジアFacebookフレンドがまた一人増えたのである。
プノンペンの義兄弟ルイといい、このイケメン兄さんといい、カンボジアではなぜか男性の友人が増えた。

このイケメン兄さんとはす仲良くなって、その後も時々立ち話したりした。
「ボクは日本に一人友達がいるんだ。彼はドラマーなんだぜ」なんて言う。もしかすると
今頃「日本人の友達がいるよ、ヒゲはやした巨大ロボットなんだぜ」なんて言ってるのかな(笑)。

冒頭に書いたように、このホテルからだとバンコク行きバスの出るナタカン社まで、徒歩で
ゴロゴロをころがして行くのはちょっと厳しい。「トゥクトゥクで行きたいんだけど・・」って相談したら
イケメン兄さん、さっそく手配してくれて、料金1ドルって価格交渉までしてくれた。サンキュウ。
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これだけグッドなホテルで3泊76.5ドル、一泊約25ドル、約3000円っつうんだから嬉しくなる。
とにかく非常にいいホテルで大お勧め。キモチ的には秘密にしておきたいくらい(笑)。
トリップアドバイザーでの評価も高いらしいけど、それは当然だと思う。

ちなみに、このイケメン兄さん、ホテル勤務の傍ら、トゥクトゥクドライバーの副業にも手を
広げたらしい。「オマエの友達がシェムリアップ来るならドライバーやるよ」なんてメッセージで
言ってた。もしシェムリアップでトゥクトゥクをチャーターしたい、しかもドライバーはイケメンがいい
・・なんてゼイタクなご希望がある方はイ課長にご連絡を(笑)。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-27 00:15 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2016年 04月 25日

タイ文字の読み方にぶったまげる

こうなったからには「タイ語難しすぎ」って話をもう一つ続けちゃうぞ。
これは昨年タイに行った時の経験。
(ヲイ、百年市場はどうなったのだ?百年市場わッ!?)

ご存知のようにタイ語の文字って複雑怪奇なグニュグニュ文字だ。
ガイジンには読めっこないし、書くなんて芸当はさらに不可能。従って、イ課長もこれまで
「話す」ことは多少トライしたけど、タイ語の読み書きなんてハナからあきらめてた。

それでもニンゲン慣れというのは恐ろしいもんで、何度かタイに行ってタイ語に接してるうちに
一つだけタイ語の文字を判読できるようになってきたのだ。それはこれ。


      บาท


何かの切符とか買うと、料金のアラビア数字のあとにこの3文字が必ず書かれている。
ははぁ~・・・ってことは、この3文字が「バーツ」という単語に違いない。
数字のあとに続く3文字ってのは推測しやすいよね。
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最初の はアルファベット小文字の u に似てるし、3文字めは n に似てる。真ん中のやつは
小文字の r を左右逆にしたような感じだ・・・ふむ、これならイ課長にだって書けそうだ。

この書き方でタイ人がちゃんと読んでくれるかどうか、実験したくなった。
そこでマッサージ屋に入った時、「私は一つだけタイ語が書ける!」と施術者のお姉さんに力強く宣言して
サッソウと上の3文字を紙に書いてみせた。

そのお姉さん、イ課長の書いたタイ語を見てちゃんと「バーツ!」と読むではないか。素晴らしい。
イ課長がタイ人との文字コミュニケーションに初めて成功した記念すべき瞬間。ヘレン・ケラーが井戸の水に触れて
初めて「うおら・・・うおら・・」と言った時のような感動だ(やや大げさ)。

そのお姉さん、親切心で3文字の個々の読み方をイ課長に教えようとしてくれた。
「バーツ」を日本語で3文字に分解したら、「ば  あ(ー) つ」って読み方になるよな。
英語3文字だったらさしずめBATって感じだろうから、バラして読めば「ビー、エー、ティー」。
ドイツ語だったら「ベー アー テー」だ。さて、ではタイ語ではこの3文字をどう読むのか?

その読み方を聞いた時、イ課長はあまりの難しさに耳を疑い、驚きすぎてとても覚えられなかった。
つうか、それ、ホントに「文字の読み方」なの?ワザと難しく言ってからかってない?とすら思った。
とにかく「ば あ つ」とか、「ビー エー ティー」とか、そういうんじゃないの。もっとずっと長い。
どのくらい長いかって?要するに一度や二度聞いただけじゃとても覚えられないくらい長いんだよ。

「あの時、あのお姉さんは何て言ったのか?」をその後いろいろ調べてみた。
おそらく下のように言ったんじゃないかと思うんだよね。もしかすると間違ってるかもしれんが。

ぼーばぃまーぃ あー とーたはーん

「バーツ」って単語より、それを構成する文字の読み方の方が長いっつうんだから呆れるじゃねぇか。
だがタイ語の文字について調べていくうちに、タイ文字には恐るべき暗黒の深淵があることがわかってきた。

 บาท の真ん中の  は母音で、これは「あー」って音みたいだ。
「バーツ」という単語を構成する3文字の真ん中が「あー」というのはすごくよくわかる。
問題は1文字めと3文字めの子音で、 がボーバィマーイ、  がトータハーンって読むらしい。
なんで文字一つの読み方がそんなに長いのだ?タイ語。

さらに恐ろしいことに、子音の長い読み方には全部意味(!)があるみたいなんだよ。
ボーバィマーィは「木の葉のボー」、トータハーンは「兵隊のトー」なんていう意味が。
タイ語の子音一覧を見ると、子音すべてに長い読み方があり、意味の“和訳”がついてる。たとえば・・・
: ドーチャダー(冠のドー)」
: コークワーィ(水牛のコー)」
: トーモントー(モントー夫人のトー)」 ・・・モントー夫人ってナニさ?教えてくれ、タイ語!

英語で、たとえば IKACHO という単語のスペルを口頭で説明しようとする時、よくこんな言い方をする。

I for Indiana, K for Kansas, A for Arizona・・・(インディアナのI、カンザスのK、アリゾナのA・・)

タイ語じゃこういう言い方が、「言い方」としてではなく文字の「読み方」になってるっていうんだから
もう驚きのあまり腰が抜けるってもんだ。
このやり方を「ばあつ」という日本語の3文字に当てはめると、こんな読み方になるってことだよな。

ばあつ: ばんそうこうのば、あー、つきのわぐまのつ

単語を覚えるより子音の読み方(と、その意味)を覚える方が難しいって、いったいドウいうことヨ?

タイ語には子音が42あるらしい。
だから、同じ「トー」でも「モントー夫人のトー」「亀のトー」「兵隊のトー」みたいに区別する必要が生じて
「○○の○○」って読み方になったと推測されるが、それにしたって・・難しいにもホドがあるぞ、タイ語。

外国語を勉強する場合、普通はまずその言語の文字+読み方を覚えることから始めるはずだ。
日本語だったら「あいうえお」、英語だったら「A、B、C」・・たぶんどんな外国語の勉強でも
最初はソコからスタートすると思うんだよ。タイ語だってそのはずだ。
つまりだ、「ホーノックフーク(フクロウのホー)」だの「ポーサムパォ(ジャンク船のポー)」なんて読み方をだよ?
微妙に異なるグニュグニュ文字とセットで42個(プラス母音)覚えるところから始めないといけないわけだ。それって・・・
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イ課長はここ数年でタイに何度か行った。行けば「タイ語が少しでもわかればなぁ」と思うこともある。
初歩だけでも勉強しておけば有用なんじゃないかと思ったこともあったが・・・

しかしね、あっしは悟りやした。残された生涯すべて捧げてもあっしにゃタイ語はムリでござんす。
あんな難しい文字と読み方を42個覚えるだけでも手に余るのに、それでやっと「子音を覚えただけ」って・・・
その先、さらに単語だの文法だのナントカ記号だの勉強しようって頃にはとっくに骨になってやすよ。
もうこの際、読み書きはスッパリあきらめてスピーキングに注力してぇと思いやす、へぇ。たとえ
「タラート」すらなかなか通じないヘタクソでも、あっしに残された道はそれしかねぇようで・・・。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-25 00:08 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 04月 22日

タイ語の発声について考える

百年市場の様子をご紹介しますと予告しておきながら、まるで違う話を書きたくなったから書く。
例によって不実極まりない執筆態度。ごめんなさい。

前回「タラート」が通じなかったってことを書いたわけだけど、「タイ語が通じない」という問題を
もう少し掘り下げたくなったから書くのである。

タイ古式マッサージ店にお勤めだったスーさんの話を以前に書いた
スーさんに再会したのは例の「落とした金を探しに北バスターミナル⇒炎天下死の徒歩行軍」の日で、
ゲロゲロになってホテルに戻って少し休息し、夕方になって元気回復してから再び出撃したわけだ。
スーさんというのはもちろん仮名で、本名はもっと長くて難しい。話の都合上、ここでは彼女の本名を
スリウォーン・ラチャワットさん(仮名)」とでもしておこう。

スリウォーン・ラチャワットさんがいる店は知ってる。しかし店に入ってボーッとしてるだけじゃ会えない。
自分はスーさんにマッサージしてもらいたい、つまりご指名がある客であることを明確に伝える必要がある。
要するに彼女の名前を言わないといけないわけだ。
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スリウォーン・ラチャワット・・いかにも通じなさそうだ(笑)。
「タラート」すら通じないイ課長がこんな難しい名前言ってもタイ人にわかってもらうのはムリだろーー。
だが、店の人たちにとってスーさんは同じ職場の同僚だ。同僚の名前ならさすがに大丈夫じゃないの?という
気もする。人名の方がかえって通じやすいということはあり得るよね。

店に入ると、オレンジ色のポロシャツを着た女性従業員が一人、普通のお客だと思って近づいてきた。
スマンがこのままアナタの施術を受けるわけにはいかんのだ。ご指名があるの。スーさんにやってもらいたいの。
「あのー、私はミス・スリウォーン・ラチャワットさんにお会いしたい」と英語で言ってみた。


「・・・ア?」

やっぱり通じない・・・あああああ。
同じオレンジ色のシャツ着てるんだから、このお姉さんにとってスーさんは確実に同僚のはずなのにぃぃぃ。

「ミス・スリウォーン・ラチャワット」
「すりうぉん らちゃわっと」
「スーリーウォーーン」

いろいろ言ってみるけどダメ。ウソだろーヲイ。スーさんの名前以外、イ課長に言えることはないよ。
ところが幸い、「タラート連呼」と同じように何度も繰り返してたらトツゼン相手が察してくれた。

アーー!スリウォーン!スリウォーン!
「い・・イエース、ミス・スリウォーン」

例によってイ課長の「スリウォーン」と現地の人の「スリウォーン」の違いがイ課長にはよくわからないけど(笑)
とにかく意図は通じた。このガイジンが何を言いたいか、いったんわかったらトタンにみんなでワァワァいって
「スリウォーンは?」「スリウォーンどこ?」と探してくれる。親切だなぁ。下の写真がスリウォーンを察してくれた
女性スタッフで、彼女のおかげでスーさんと再会できたのである。あの時はありがとうね。
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それにしても問題はタイ語だ。しゃべるの難しすぎ。地名が通じないのだって困るけど、人名でもダメなのかい?
外国人が日本で「タナッカサン」「タナカサーン」はたまた「ターナーカーサーン」と、どんな風に言おうが、
「田中さん」だってことは通じるだろ。ましてやスリウォーン・ラチャワット(仮名)なんて複雑な人名なら
他の単語と聞き違えることはありえないはずで、しかも職場の同僚の名前。なのにやっぱり通じないのぉ?

しかし、この時イ課長はちょっと思い当たったことがある。
この時「スリウォーンはどこ?」「スリウォーンは?」って探してくれたのは、ほぼ全員女性だった。
彼女たちのタイ語の発声にちょっとした特徴を感じたんだよね。発音ではなくて発声に。

タイ航空に乗ったことがある人なら、女性乗務員のタイ語機内アナウンスを必ず聞いたはずだ。
冒頭の「サワディカー」から始まって最後の「コーックンカー」で終わるあれ、ちょっと独特の発声だと思わない?
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このマッサージ屋さんでも同じことを感じたわけ。声の出し方が特徴的なんだよ。どう特徴的かっていうと、
要するに「太い声」じゃないの。声帯をフルに振動させる発声じゃなくて、ちょっと鼻にかかったような
柔らかい発声。しかも声のトーンは高めだから、日本人がネコの鳴き声をマネした時の感じに近くなる。

そういう声で「スリウォーンは?」「スリウォーン」とタイ女性たちが言ってるのを聞いてたら、
タイ航空の機内アナウンスと似てるな、と思ったわけ。男性が話す場合もわりと声は高めって印象で
低くてドスの効いた声でしゃべるタイ人なんてあまり記憶にない。

イ課長はよく知らないけど、ある言語に特有の発声ってあると思うんだよね。
東アジアでは日本語と韓国語の発声は似てて、ともにボソボソタイプ。しかし中国語は声の出し方からして全然違う。
タイ語の発声は分類的には中国語に近いと思うけど、あれほどうるさくない(笑)。ネコの鳴きマネを
連想するくらいだから、全体に高めのトーンでフニャ~っとした感じの発声になる。

イ課長のこの説が言語発声学的(と言えばいいのか)に正しいかどうかはわからない。
ただ、この「タイ語特有の発声はネコの鳴き真似にちょっと近い説」がもし正しいとするとだよ?
イ課長はそもそも持って生まれた声がタイ語に向いてないのかもしれない。

傾向として背のデカい男は声帯も長くなるから低音になる可能性が高くなる。バス歌手には長身の人が多い。
御多分に漏れずイ課長も声はかなり低くて、大学生の頃からデスラー総統と言われていた(笑)。
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イ課長のタイ語が現地の人になかなか通じないのは、発音とか声調とかの問題じゃなく、
きっとタイ語向きの発声とはカケ離れた、この“デスラー声”のせいなのだよ、ヤマトの諸君。
(↑自分がヘタなせいだとは認めたくないらしい)


  
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by tohoiwanya | 2016-04-22 23:33 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2016年 04月 21日

タラート、たらーと、タラ〜ト!

いきなりヘンなこと聞くけど「あの時使ったあの外国語は死ぬまで忘れないだろう」っていうの、ない?
イ課長にはいくつかある。たとえば・・・

①ヴォレイ キアマーレ イル スヴィッツェラ
(スイスに国際電話をかけたいでごんす という意味のイタリア語。25年前使用)

②エスタノーチェ ハビタシオン リブレ?
(今晩、部屋空いてるでごんすか? という意味のスペイン語 約20年前使用)

③プシャプラッシャム
(ごめんなさい という意味のポーランド語 2012年使用 これについては前に書いた

この一言が通じなかったら大変なことになるとか、その一言が通じてすごく嬉しかったとか、
外国での特殊なシチュエーションで使った「必死のひとこと」って頭に焼きつくらしい。

さてだ。以上が前フリで、前回の話を続ける。
フワランポーン駅を大きく遅れて出発した列車はタイののどかな田園風景をひたすら東に走り、
予定より大きく遅れてチャチュンサオ駅に到着した。終点だけあって降りる人数がすごい。
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目的地のバーンマイ百年市場は駅からちょっと離れてる。トゥクトゥクかなぁと思ってたんだけど、駅前には
トゥクトゥクなんていない。代わりにソンテウがたくさん停まってて、タイ人たちが目的のソンテウに
スイスイと乗り込んでいく。ってことは、この中から百年市場行きソンテウを探し出さんといかんわけやな?
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「市場」という意味のタイ語は事前に調べておいた。「タラート」だ。
ソンテウ乗り場にいるおっちゃんに聞いてみよう。「私は市場に行きたい。どのソンテウに乗るべきか?」と、
タラート以外は英語で聞いてみた。

「・・ア?」

案の定通じない(笑)。
英語ナシで「タラート」だけ繰り返してみる。「タラートゥ」「タラ〜ト」とかいろいろ言ってみるけどダメ。
「タラート」なんてシンプルな一般名詞も通じないのぉ?発音難しすぎるぞタイ語。わかってくれタラート!

アーーー!タラーート!
何度も繰り返してたら、おっちゃんがやっとわかってくれた。こういう時のタイ人(に限らないだろうが)は
「ガイジンの言ってるワケわかんねぇ言葉をちゃんと察してやった自分ってエラい」という満足感に満ちた
笑顔になる。このおっちゃん、あっちのソンテウに乗れって指さすからそっちの方に行ってみた。

ははぁ~、確かにこっちにもソンテウ乗り場がある。今停まってるコレに乗ればいいのかな?
しょうがない、今度は青シャツのおっちゃんに聞いてみよう。
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ここでも「タラート!タラート!」って繰り返したら、何回目かにわかってくれた。
発音(というか声調)が難しいタイ語、ガイジンがあてずっぽで言ってみても、イッパツで正しい声調どおりで
ある可能性は極めて低いようで、とにかく何度も言うしかない。

これに乗れって言うから乗ろうとしたら・・あらら、ソンテウはもうパンパンの満員じゃん。
しょうがないから外に飛び出したステップに乗って手すりにしがみつく。
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車からハミ出してステップに乗るっていうのもなかなかオツなもんだ。ちょいとばかり地元民になった気分。
ただし後ろを振り返るとこんな感じだから落ちたら後続車にひかれるが。
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しかしまだ難関は残っている。
このソンテウが百年市場を通るものだとしても、その市場がある停留所でちゃんと降りる必要がある。
ってことはソレらしきところに停まったら乗客の誰かにまたまた「タラート?」って聞くのかよ~。
ある停留所でけっこうな数の乗客が降りようとしてたから、オバさんに聞いてみた。「タラート?」

不思議なことに、この時の「タラート」はイッパツでわかってもらえた。語尾あげの疑問形だったからかな?
ついでにソンテウ代も聞いた。駅からタラートまで7バーツ。22~23円くらいってとこか。安いねぇ。

それにしても・・だ。
「タラート」なんて短い単語、抑揚を変えて言うっつうたってバリエーションはそう多くない(はずだ)。
なのに何で通じないの?スペインやポーランドだって現地語がここまで通じなかったことはないと思うのだが・・。

しかし将来イ課長が大モウロクじじいになっても「タラート」というタイ語だけは忘れないだろう。
冒頭に挙げた例と違って特に切迫した状況でもないし、その一言が通じて特に幸せだったわけでもない(笑)。
ただ、あまりに何度も繰り返し使用したために頭に焼き付いてしまった。さらに言えば、この記事を読んだ
アナタも「タラート」というタイ語だけは・・・ほら、もう覚えたでしょ?(笑)
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こうして辿りつくことができたバーンマイ百年市場。その名の通り、古~い風情を残す水辺の市場で、
観光を兼ねてバンコクから買い物に来る客も多いらしい。さぁイ課長も入ってみようじゃねぇか。

内部の様子は次回たっぷりご紹介しようと思うのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-21 00:02 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 04月 19日

フワランポーン駅からタイ国鉄に乗る②

さて、臨時の記事をはさんで、本来書くはずだった話を書こう。

前回記事で列車に乗り込むところまで書いた。
これが「世界の車窓から」であれば、次は走る列車から見た車窓風景のご紹介ってところだよな。
だが本日の記事はなかなかそういう展開にならない。
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発車時刻の10時10分になった。しかし列車が走り出す様子はない。
車内ではいろんな物売りのオバさんが次々と入れ代わり立ち代わり現れて飲み物とか軽食なんかを売りに来る。
この人たちは列車が走り始めても車内を巡回し続けるのかね?
(出発後は物売りオバさんの数が減ったから、たぶん彼女たちは“列車所属”ではなく“駅所属”なんだと思う)
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イ課長が座った席の反対側には当初、こんな感じのスペースがあった。水飲み場ってことかな?
しかしこのよくわからないスペースはこの後スゴいことになるのだ。
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イ課長の前にはタイ軍の兵士とおぼしきイケメン男性が座った。ずっと携帯電話で話をしてる。
それはいいんだけどさ、もう10時10分過ぎたぜ?発車しねぇのかよ?
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さっきのイケメン兵士、こんどはホームに降りて電話し始めた。おいおい、そんなことしてる間に
発車しちゃったらどうするんだよ。もしかすると「何分遅れでーす」ってタイ語のアナウンスがあって、
それまではタイ人乗客はみんなダラダラしてるってことなのかもしれない。しかしイ課長は
事情がわからないから、いつ発車するかわからない列車に乗り続けてるしかない。
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10時22分。定刻から12分たっても出発しない。いつ出発するのかもわからない。
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出発時刻をトックに過ぎているにもかかわらず、あたりはのんびりムードが支配している。
ま、この程度のことはタイ国鉄じゃ当たり前なんだろうな。去年メークロン市場に行こうとして
「130分遅延」で鉄道ルートをあきらめた経験のあるイ課長だ。驚きゃしねぇぜ。
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それに、こうやっていつまでも発車しない列車の窓からフワランポーン駅ののんびりした風景を見るのが
けっこう楽しいんだコレが。掃除のオジサンも平気で線路を横切ってテクテク。暑くてのどかな時間だけが
無為に過ぎていく。イ課長もアクビくらいしかすることがない・・なんて言ってるうちに発車時刻を30分過ぎたぞ。
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やがて電車はガタンと音をたてて動き始めた。
時計を見ると10時49分。39分遅れってことだ。タイ国鉄にとって定刻より39分遅れくらいは
「だいたい定刻」の範囲に含まれるのかもしれない(笑)。

フワランポーン駅がのろのろと遠ざかっていく。
10時10分の列車に乗るために、たぶん9時ちょっと過ぎには駅に着いてたと思うけど、まさかこの駅に
1時間半以上滞在することになるたぁ思わなかったぜ。
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発車するとすぐに車掌による検札がある。
実はこのタイ国鉄の制服というのが、やたらピシッとしてカッコいいというので評判らしい。
去年ウォンウィエンヤイからマハーチャイまでローカル線に乗った時の検札は太ったオッサンで、
カッコいいもヘチマもなかったけど、フワランポーン駅発の主要路線の車掌ともなるとごらんのように
評判通りピシッとした制服の着こなしでスタイル良くて、確かにカッコいい。
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ところで、さっきイ課長の横にあった水飲み場らしきスペース。
出発の頃にはこんなアリサマに。大量のコップや野菜があるから、何か飲食商売の荷物を運ぶ途中
なんだろうけど、とにかくすごい荷物の量で、もはやここで水を飲むなんて絶対に不可能だ。
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こんな大量の荷物やカッコいい車掌やイ課長をはじめとする多くの乗客とカオスを乗せて、
列車はのんびりと東へ。やっと車窓風景になった。東南アジア鉄道の旅。いやーやっぱサイコウですね。
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こうして、列車はどうにかチャチュンサオに到着するんだけど(当然40分遅れくらいで、だが)、
駅に着いてからの様子はまた次回ということで。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-19 00:06 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 04月 18日

Cheer up! KUMAMOTO!

熊本県というのはイ課長にとって長く未踏の県の一つだった。

中年過ぎても九州は博多と与論島しか行ったことがないというテイタラクだったんだけど、
2008年の夏に何度か九州に出張することになり、佐賀、長崎、そして熊本がイッキに
「行ったことある県」になった。
このブログを書き始める動機になった3ヶ月連続海外出張の直前で、今調べたらたぶん2008年の
9月の初めだったと思う。イ課長ブログ開始の3週間前くらいだ。

もっとも熊本県に行ったっつうても福岡県に近い端っこの方で、住所が玉名郡ナントカ町。
確か博多から九州自動車道を通る高速バスか何かで行ったんじゃなかったかなぁ?

高速バスの後は確か同行者の運転するレンタカーで移動したと思う。
で、訪問先の企業に行ったわけだけど、9月の初めだから暑くて、夏草ボウボウの平原以外
何もないところだったねぇ。
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仕事の面談の内容はよく覚えてない(笑)。
鮮明に覚えてるのは、そのレンタカーを運転してた同行者が「うまいラーメンがあるんですよ
食っていきましょう!」って言って、田舎道を通って道路沿いのラーメン屋に連れていかれた
ことだ。ちょうどお昼頃だったと思う。

このラーメンが抜群に美味かった。あれが熊本ラーメンというのかどうかよくわからないけど
とにかく美味くて、もう一杯食いたいくらいだった。あれは忘れられないよ。
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そのあとレンタカーで再び福岡県内に戻って大牟田まで送ってもらい、そこからは鉄道で
福岡に戻った(と思う)。
イ課長の唯一の“熊本体験”は福岡県のヘリに近いところに行き、実質的には猛烈にウマい
ラーメン食ったということだけと言っていい(笑)。

そんな熊本県にも個人的知り合いが二人いる。

一人はもう30年来の知り合いで、今も年賀状のやりとりをしてる。当然住所を知ってる。
その住所っていうのがニュースでも報道されるくらい被害があった町で、死者も出てる。
頼むから本人・家族ともに無事でいてくれ。

もう一人はネット友達で、帝国初期の頃からの知人。こちらは住所は知らないけど携帯メールの
アドレスは知ってる。メールを送ってみたけどアドレスを変更したようでメールが届かない。
ううう・・無事でいてくれ。

とにかく余震・余震の連続で大変な状況だ。身体が無事であっても家が壊れたとか、避難生活を
強いられてるとか、最低でも電気やガスが停まって大変、なんて状況である可能性はかなり高い。

しかしそれはイ課長の知人に限った話じゃない。
熊本・大分はじめ九州のみなさん、心配するくらいのことしかできなくて申し訳ないですが、
どうかがんばって、苦境を乗り切って下さい。

本来はフワランポーン駅からタイ国鉄に乗った前回の話の続きを書くはずだったんだけど、
こんな話を臨時で書かせて頂きました。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-18 00:18 | 国内出張・旅行 | Comments(0)
2016年 04月 15日

フワランポーン駅からタイ国鉄に乗る①

この旅行でバンコク滞在は3泊4日の予定。つまり到着日と出発日を除けばフルに使えるのは
中二日だけ。そのうちの一日は「落とした金の捜索+炎天下徒歩行軍」という自虐的な内容で
ほとんど終わっちまったわけだ。

だがな、イ課長だっていつまでも縮み志向ってわけじゃねぇぜ。
落とした金はスッパリあきらめたし、バンコク活動資金だってちゃんとATMから引きづり出した。
フルに使える日としては最後になる明日、明日はガッチリ観光活動してやるぜくぬやろう。

というわけで、翌日朝、イ課長はマナジリを決してメトロに乗り、フワランポーン駅に向かった。
この駅は前年にも来た。フランクフルト駅をモデルにしたと言われる立派なドームのある駅は
前にもこのブログでもご紹介したよね。
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だが今日はただ駅を見に来たんじゃねぇんだ。この駅からタイ国鉄乗っちゃうぞくぬやろう。
切符だってガンガン買ってくれようじゃねぇかくぬやろう。前日の自虐&縮み志向の反動で、
この日は何をするにも必要以上に挑戦的だったのである。
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切符売場は上の写真みたいな感じで、やけにすいてた。
行きたかったのはチャチュンサオというところだ。電光掲示板で電車を確認・・・と思ったが
おお何てこった。タイ語の電光掲示板じゃさっぱりわからんではないか。
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・・と慌てることはない。ちゃんと英語と交互に表示される。
10時10分発、6番線のチャチュンサオ・ジャンクション行きに乗ればよいのである。どの電車も
遅延なしで“実際の出発”も同時刻、つまり定刻通りってことか。なかなか優秀ではないか、タイ国鉄。
・・と言いたいところだが、この「遅延なし・定刻どおり出発」はマタークあてにならんことを
イ課長はほどなく知ることになる(笑)。
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ちなみに切符はこんな感じ。3等車という最下級車両で、バンコクから1時間35分。
それで運賃は13バーツ、せいぜい45円くらいだっつうんだから、安いにもホドがある。
庶民の足・タイ国鉄、えらいぞ。
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切符はゲットしたから大いばりでホームの方に行ってみよう。
前回ここに来たとき、この駅からオンボロ列車に乗ってタイの田舎に行ってみたいなぁと強く思った。
今回はそれを実行するために来たのだ。何となくウキウキしてくる。やっとタイに来た観光客らしい
気分になってきたぜ。
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6番線っていうとここだ。ちゃんとチャチュンサオ行き10:10と書いてある。わかりやすい。
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乗るのはこの列車らしい。フワランポーン駅はヨーロッパの駅によくある行き止まり式の構造で
チャチュンサオに行く時はこの機関車は一番ケツに付くことになるわけだ。戻る時のために
連結してるのか?と思ったけど、後で切り離したようだった。そりゃそうだよな、機関車は重いし。
タイ国鉄は電化区間が少ない(つうか、たぶんほとんどない)から当然ディーゼル機関車なのである。
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それよりも、上の写真の天井ドームにご注目いただきたい。
白い霧みたいなのが吹き出してるのがわかるでしょ?気付いた時は「何だこりゃ?」と思ったけど、
たぶんこれって一種の“冷房”だと思う。密閉空間じゃないから普通のエアコンじゃ涼しくないけど
こうやって霧を吹き出すと、その下は多少涼しくなるんだろうな。さすが、バンコクで一番立派な
駅だけのことはある。オープンエアでも冷房付きとは。
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6番線をテクテク歩いて自分の乗る3等車を探す。ふむ、これらしい。
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タイ国鉄に乗ること自体はこれが初めてじゃない。前年にメークロン市場に行く時に乗ってる。
しかし「タイの東京駅」とでも言うべきフワランポーン駅から列車に乗るのは初めてなわけで、
ちょっと不安もあったんだけど、切符を買って発車ホームで行き先を確認し、自分の乗るクラスの
客車を発見し、自由席で座席を確保するところまでは非常に順調じゃん。

そして定刻通りに列車は動き始め・・・てくれるほどタイ国鉄は甘くない。
このあとしばーーーらくの間、イ課長はこの席からフワランポーン駅の風景を眺め続けることになる。
まぁそれはそれで、のどかで楽しかったから、その辺の話は次回だ。

 
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by tohoiwanya | 2016-04-15 00:04 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2016年 04月 13日

暑くてどうでもよくなるイ課長

去年の夏、あまりにも暑くてこんなバカ記事を書いた。

この「暑かった大賞」候補の⑦に2014年のバンコク徒歩観光を挙げている。
その徒歩観光というのは、北バスターミナルから乗った路線バスをプラスメーンで降り、
鯉が泳ぐ廃墟」を見た後から実質的にスタートしたといえる。

あの辺って、スカイトレインからもメトロからもすげー離れた場所で、不便なトコなんだよねぇ。
カンカン照りのバンコク、さてこの後どうしようか?こういう暑さの中を無計画に歩き回ればどうなるか
何度も経験してるのに、未だに学習してない。それに、この時は落とした金は見つからないってことが
はっきりした後だったから、何となく節約気分でタクシーを使おうって気にならなかったんだよね。

地図を見るとカオサン通りというところがわりと近い。行ってみっか。
バックパッカーの聖地として有名な場所で、たしかに夜はネオン街になって面白いのかもしれないけど、
昼間来ても特に面白くねぇなぁ。暑いもんだから、早くも気分はどうでもいいモードに入りつつある。
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カオサン通りのあとはいよいよ目的地なし。「コッチの方向に歩けばいつかは中華街に出て、いずれ
フワランポーン駅の方に出るはず」というバクゼンとした方向性だけで歩いた。その方向感覚自体は
それほど狂ってないけど、どのくらいの距離かを確認しないで歩くイ課長は狂っている。
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あ・・・あちぃ・・暑すぎる。節約でタクシーはダメとしても、せめてバスに乗ろう。
バス停でみんな日陰に入ってバス待ってる。コーカソイドと違うアジア人らしい姿に好感が持てる(笑)。
だが乗ったと思ったら、乗り間違いと言われ、たちまち降ろされのは前回書いた通り。
ってこたぁつまりナニか?結局歩けってことかよ?・・ハァハァ・・。

しょうがないからさらに歩く。あ・・・あぢぃ。だんだん頭もボンヤリしてきた。
ナントカ運河の橋を渡る。いま地図で確認すると、鯉の廃墟からカオサン通りを抜けてこの運河まで
約2kmってとこかなぁ(途中200mくらいバス乗ったが)。大した距離じゃないけど、何せ暑くて・・・
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するとだ。
何やら巨大なヤマの上に金色のお寺らしきものが見える場所に来た。あ、これ、見たことある。
白い岩山の上に建てられた金色のお寺だろ?ガイドブックに載ってた。
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その時は名称を思い出せなかったけど、ここ、ワット・サケットっていうお寺で、別名「黄金の丘」。
(おそらく人工の)山の上に建てられた寺で、さしたる標高じゃないんだけど、平坦なバンコク市街だと
図抜けて高く見える(下の写真はタイスマイル www.thaismile.jp/から拝借)。
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愚かなるイ課長はさらにムボウにもこの山に登ろうという気になった。
炎天下・死の行軍に続く灼熱の山登り。完全に狂っておる。正気に戻れイ課長。
ちなみに頂上までの階段は344段あるらしい。
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それをひたすら登る。
暑くなければ344段くらい大したことはない。もっと高い大聖堂の塔だって金毘羅様だって登ったお兄ぃさんだ。
しかし何しろクソ暑く、登る前から半脱水症状気味だからね。あーだんだんモウロウとしてきた。

やっと頂上到着。ぜぇはぁ。
周りに高い場所がないから眺めはすごくいいんだけど、暑くて汗ダラダラでクタクタで
それどころじゃない。目の中に汗は入ってきても景色は入ってこないのである(笑)。
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一応寺の中にも入ってみる。この緑のガラスで出来たみたいな仏像はエメラルド仏ってヤツだな。
バンコクの王宮(ワット・プラケオ)にあるヤツが一番有名なはずだが、ここにも三つあるんだ。
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たしかワット・サケットのどこかには有名な地獄絵図の壁画があるんじゃなかったかな?以前に
ガイドブックで読んで、ちょっと見てみたいなと思った記憶があるのだが、・・・しかし、あまりの暑さに
イ課長は完全にドウでもよくなってきた。地獄絵図?いま自分がリアル灼熱地獄にいるんだから、いいよ、もう・・

フラフラとワット・サケットを下り、自分の体力の限界を悟ったイ課長は素直に四輪タクシーをつかまえ、
フワランポーン駅まで連れてってもらったのである。もっと早くそうすりゃ良かったのに。

フワランポーン駅からは冷房の効いたメトロでスクンビットまで戻り、ヨロヨロとホテルに戻った。
とりあえず汗でびしょ濡れになったTシャツを脱いで干したわけだけど、ご覧の通り、
シャツが乾くと塩がたくさん採れた。今日も東南アジアで製塩業に励んじまったぜ(笑)。
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というわけで、またまたバンコクの暑さに完膚なきまでにやられたイ課長なのでありました。
東南アジア観光ではこんな具合に汗ダクダクになるのは当たり前っちゃー当たり前ではあるけど、
賢明なるみなさんは暑い国でこんな愚かな徒歩観光はやめましょうね。

そういや、タイは確か今日からソンクラーン(旧正月)のはずだ。
4月というのはタイやカンボジア、ラオスあたりが一番暑い時期。
タイでソンクラーン見物してるみなさん、くれぐれも熱中症にはお気を付け下さい。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-13 00:12 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 04月 11日

バンコクの路線バスに乗ってみる

さてだ。
なくした金は予想通り発見されなかったが、とりあえずヤレることはヤった。
タイ人の親切に触れて多少心も軽くなった。モーチット・バスターミナルを後にするわけだが、
前にも書いたようにここはド不便な場所。もう昼を回ったし、今からどこか観光ってわけにもいかん。

しかしイ課長だってバカではない(バカだが)。
せっかく不便なバスターミナルまで行くついで、どこか寄り道できる場所はないか事前に調べた。
その場所というのが、例の廃墟の池を鯉が泳ぐあそこだ。あの廃墟、調べたところでは市内の
プラスメーンという場所にあるようで、市の中心部からは遠いがバスターミナルはそれほど遠くない。
たぶんプラスメーンまで行く路線バスがあるはずだ。

落としたお金の捜索が終わったあと、例の親切かつ太ったオバちゃん職員に聞いてみた。

「私はこの後プラスメーンに行きたい。私は何番のバスに乗るべきであるか?」
「どこ?」
プラスメーン
「は?」
ぷらすめーーん
「・・・??・・・あーー!プラスメーン!!それなら●番のバスに乗りなさい。あっちから出てるわ」

例によって地名すら通じない「イ課長タイ語」をわかってもらい、乗るべきバスを教えてもらえた。
あのおばちゃん職員には何から何まで世話になった。

路線バスだまりの方に行ってみたら、おばちゃんが教えてくれた番号のバスが確かにある。
よし乗っちゃえ。ほどなくバスはたった一人の乗客・イ課長を乗せて走り始めたわけだけど、
たちまち渋滞にハマッてノロノロ運転。
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実はイ課長はバンコクの路線バス乗るのは、この時が初めてだったんだよ。
スカイトレインやメトロと違ってバスは路線がやたら多くて、サッパリわかんないんだよね。
下はあるバス停の写真だけど、ここに停まる路線がいま数えたら24もある。わかるわけねぇだろ!
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世界の大都市は大体どこも地下鉄<路面電車<バスの順で乗りこなす難易度は高くなる。
バンコクの場合、渋滞も激しいし車内に冷房もない(空調つきバスもあるらしいが)。車体は古くて
エンジン音はゼーゼーうるさい。快適な乗り心地とは言い難いが初めてだから面白くてあちこち観察したくなる。
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まず目につくのは車掌が持ってる筒だ。これで乗車券発券と金銭を管理するわけだな。
この方式はチャオプラヤ・エクスプレスと全く同じで、筒の大きさや形状も完全に同じじゃないかな?
バスでも船でもこういうところは一緒なんだねぇ。
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少しずつ乗客が増えると、この車掌さんが筒を振ってガチャガチャ音をたてながら乗車賃を集め始める。
(このガチャガチャ音が「はい乗車券買ってない人はー?」という合図代わりなのも船と同じ)
イ課長は当然「プラスメーン」と言って乗車券を買ったわけだ(こんどは通じた)。
写真を見るとバス代は6.5バーツって書いてあるけど、0.5バーツなんてお釣りもらったっけかなぁ?
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相変わらず道路は渋滞しててバスはノロノロとしか進まない。
まぁしゃあない。どうせ今日はもう寄り道しながらチンタラとホテルに戻るしかないわけだから
のんびりとバンコクの渋滞に身をゆだねましょうかね。
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・・と、こう書くと、意外とスンナリ乗りこなしたみたいで、バンコク路線バス、何ほどのことやあらんって
感じにみえるけど、やはり甘くはないのである。プラスメーンまでのバス乗車に成功したのは
あの太ったおばさん職員の手厚いサポートのおかげだったことをほどなくイ課長は知る。

この寄り道の途中、イ課長はあまりの暑さで歩くのがイヤになり、スクンビットまでバスで帰ろうとした。
今度は誰のサポートもうけず、自力で乗る路線バス。ま、路線番号さえわかりゃ何とかなるだろ。
ガイドブックを確認し、ナントカ大通りのバス停から正しい番号のバスに乗った・・つもりだった。

ところが車内で例の筒を持った女性の車掌さんからキップを買おうとしたら、何と降りろと言われた。
 
「あーらやだ、あなた違うバス乗ったわ。同じ番号でもこの色で番号が書かれたバス乗っちゃだめ。
 スクンビット行かないのよ。いいの、大丈夫。お金いらないから次で降りなさーい」

・・は?マジですか?番号が何色で書かれてるかでいろいろ違うワケ?そんなヴァカな。
そんな複雑な事情、ガイジンにわかりっこねぇじゃん。

というわけで、自らの力で正しいバスを選んだと思ったけど、ものの1分くらいで玉砕(笑)。
バンコクの路線バスはガイジンには難しいのである。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-11 00:07 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)