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2016年 12月 30日

2016年終了時点での集計

今年最後の更新は毎年恒例のコレ。
と言っても、今年は英国に行っただけだから大して増えていないのだが。

まぁ集計してみよう。昨年から英国7泊が加わった結果、海外宿泊数はこうなった。
昨年から7泊加わってトータル236泊。
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海外出張が101泊から増えてないから、当然のことながら毎年出張比率は下がってる。
それでもまだ4割超あるのか。ガンガン旅行してさらに出張比率を下げよう。

死ぬまでに海外で1年=365泊という意味のない目標達成にはまだあと約130泊。
うーーむ・・簡単ではない。10泊の旅行をあと13回。定年になったら頑張って
あちこち行きまくってやるからな、くぬやろう(笑)。

前に書いたみたいに引退して「ビザなし滞在期限いっぱい滞在」が可能になれば
海外滞在日数は一気に増えるという期待が持てる。タイなら30日、ベトナムでも15日
滞在できるからね。両方いっぺんにやればイッキに45日。ひと月半、全てのシガラミから
解放されて東南アジアでまったり。あーすてき。待ち遠しい。もういくつ寝るとお定年♫

定年願望はおいといて(笑)、国別比較に移ろう。
今年は英国に行っただけだから、ヨコ軸の国の数は増えないで英国だけプラス7。
結果はこうなった。
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宿泊日数で昨年は8位だった英国がイッキに5位にランクアップ。
やっぱ一つの国に7泊するとぐっと順位が上がるな。オーストリアやフランスも
抜いたわけだから、けっこう滞在したんだなぁイギリスに。

相変わらず不動のトップはドイツだけど、もし旅行日数だけに限ってグラフ作れば
ドイツの順位はガクンと下がるはずだ。・・と思ったので、旅行だけでもう一つ
グラフを作ってみたらこうなった。
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ほほーーーースペインがトップでドイツは6位転落。
スペインって90年代に初めて行って、あまりにイイんで数年後にまた行った。2度目は
二週間休暇とったもんなぁ。考えてみりゃ二週間ずーっと同じ国に滞在したなんて、
スペインだけだ。そりゃ宿泊日数も長くなるわけだ。

とりあえずもう海外出張日数は増えないと思うから、あとはイ課長の自由意志による
海外渡航ということになるわけだ。スペインもまた行きたいなぁ。仕事以外でゆっくり
ドイツにも行きたいぜ。

てな具合で毎年やってる集計だが、年々「早く来い定年」の論調が強まってるな(笑)。
ま、とにかく健康に気をつけて残りもうちょっと、頑張りますですよ。

一年間、アホブログにおつきあい頂きありがとうございました。
皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-30 00:18 | 出張・旅行あれこれ | Comments(4)
2016年 12月 28日

英国喫煙事情 2016年版

年内更新はコレ入れてあと2回くらいか・・というわけで英国のこんな話を書いておく。
最後の更新は「例の統計」になるはずだし(笑)。

英国については2010年出張での経験を元に、2011年に喫煙事情の話を書いている。
ロンドンオリンピックの2年前ってことだ。

あれから5年以上。2016年の英国喫煙事情は前回と変わっていたか?
実は「けっこう変わったな」という印象があるんだコレが。端的に言えば「街に灰皿が増え、
道に落ちてる吸い殻は減った
」といえる。

2010年に来たときはパブの前の歩道なんて吸い殻のジュウタンかってくらい吸い殻だらけだったけど、
今回はそういうヒドい場所は見かけなかった。そういう意味じゃこぎれいになってた。

2010年にイ課長が最後に路上喫煙し、吸い殻を道端に捨てた犯罪現場であるパディントン駅前。
その同じ場所にもいくつか灰皿が置かれてた。前はここも灰皿ナシ、吸い殻だらけだったけどなぁ。
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イ課長が思うに、2010年頃ってパブなんかが禁煙化してから間がなくて「とにかく吸っちゃダメ」ことが
前面に出てたけど、街は吸い殻だらけでバッチい。「オリンピックもあるんだし、もうちょっと
何とかしようぜ」ってんで灰皿を増やした・・・んじゃないかなぁ?という気がする。想像だけどね。

ただ、英国の吸い殻収集の主役を担うのは灰皿より、街中にある灰皿併設型ゴミ箱の存在が大きいと思う。
ロンドンの場合、黒いゴミ箱をよく見かけるけど(考えてみたらゴミ箱も以前は少なかったよなぁ)
そのゴミ箱がかなりの割合で「灰皿併設ハイブリッド型」になっているのだ。こんな感じ。
写真右の穴が吸い殻用で、ちゃんとタバコをモミ消す部分が樹脂ではなく金属になってる。
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同じようなハイブリッドゴミ箱はロンドン以外の街でもよく見た。ただしデザインはみんな異なる。
これはボートン・オン・ザ・ウォーター(コッツウォルズ地方にある小さな町)で見たタイプ。
灰皿がテッペンにあるのはいいけど、風が吹いたらたちまちそこら中に飛んじゃうじゃん。これって
「上でモミ消し、吸い殻自体はゴミ箱」に入れるのが正しいんじゃないの?(イ課長はそうした)
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これは例の南西鉄道で行ったプールの街で見かけたハイブリッドゴミ箱。
たぶん「ここでモミ消せ」「ここに捨てろ」って書いてあるんだと思われる。
ただし「ここに捨て」てない人もいるようだが(笑)。
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これはカンタベリーにあったハイブリッドゴミ箱。
やっぱさっきみたいな「風が吹いたら吸い殻飛びます」方式より、こっちの方がいいよねぇ。
モミ消し用の小さい穴までついてるあたり、親切設計といえるのかもしれん。
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こちらはピーターバラの街にあったハイブリッドゴミ箱。
こちらも吸い殻投入の穴だけじゃなく、ご親切にモミ消し用のギザギザのスジがついてる。
それらがゴミ箱の端っこのところに配置されてて、なかなかスタイリッシュだ。缶やビンを
リサイクルする別の投入口もあるね。
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ストーンヘンジのビジターセンターにもこんな灰皿併設型ゴミ箱があった。
モミ消し用の小さい穴、吸い殻投入用の大きい穴を組み合わせた金属灰皿が立派な木製ゴミ箱に
くっついてて、なかなか重厚?でお金かかってそう。入場料収入でタップリ儲かってるのであろう(笑)。
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最後を飾るのはテムズ河畔、ロンドンのナショナルシアター前にあった金属製のハイブリッドゴミ箱。
こんな感じで吸い殻用の穴が横に並んでて、これまたスタイリッシュなデザインといえるだろうけど
モミ消し用の小穴やギザギザがないというのは英国的にいうとやや不親切なのかな?
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別にゴミ箱の写真を撮りに英国に行ったわけではないのだが(笑)、行く先々で異なるデザインの
ハイブリッドゴミ箱があると「お?これは初めて見るな」と思ってついカメラを向けてしまう。

ただし、英国はホテルの中はどこも全面禁煙だと思う。これは2010年の時からそうだったはず。
今回泊まったホテルも部屋に灰皿なんてなかったし、ヨソのホテルでもみんな玄関前の路上で
タバコ吸ってた。言い方を変えれば、多くのホテルが入口ワキの路上に灰皿を置いてるわけで、
それはイ課長たちが泊まったホテルもそうだった(下の写真はキングス・クロス駅ね)。
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というわけで英国喫煙事情、2010年に比べると明らかに町中の灰皿設置は増え、道に落ちてる
吸い殻は減ったと感じられたわけなのでした。喫煙事情という点ではこれはけっこう大きな変化だ。
ま、もっともタバコ嫌いの方にすれば灰皿も吸い殻も、ついでに喫煙者もすべてこの世から
消えてなくなるべき存在であることは間違いない。はい、すみません・・。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-28 00:19 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 12月 26日

プーシーの丘に登る

ルアンパバーンの話に戻る。
とっても良かった町・ルアンパバーンのネタはまだまだ残ってるんだよ。
ルアンパバーンの町の中心に「プーシーの丘」という小高い山がある。大した高さじゃないが。
それでもここは町じゃおそらく一番標高の高いところで、ここからの眺望はまことによろしい。
ルアンパバーンに来たらこの丘に登る人は多いだろうが、イ課長も登ったよ。
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登る方法は階段しかない。幸い足腰はまだ達者なイ課長にとっちゃどうってことないぜ。
足の心配より「ああ、ここ登るとまた汗ダクだ・・」ってことの方を考えてた。確か階段の
登り口でいくらか入場料を払ったはずだけど、いくらだかメモしとかなかった(バカ高くはない)。
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はーい着きました頂上です。展望台ってほどご立派なものはないけど、一応せまい平地になってて、
小さなお堂や祠があった。ここもまた何らかの宗教的意味がある場所なんだと思われる。
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ここからの眺めは本当にキレイで、多少は風も感じられるっていうのも嬉しい。いつまでも
ダラダラと景色を眺め続けていたくなる。下の写真が町の南東方向。この道路を二日後に
死の行軍で歩くことになるたぁ思わなかったぜ。例のコワい橋も見えるね。
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こっち側に来るとメコン川が見える。
夕陽が落ちる頃にここに来ると夕焼けがさぞかし美しいだろうけど、西の方向は曇り空。
しかしこうして見るとホントにラオスって山が多くて、日本と同じ山岳国だってことがわかる。
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カンボジアのプノン・バケンでどこまでも続く樹海の光景を見た時は感動したもんだった。
「人間なんかではなく、この密林こそが東南アジアの支配者なのだ」なんて思いにとらわれた。
しかしその一年後、ラオスで見る風景の印象はだいぶ違う。コンモリと緑に覆われた山々が
コンモリと連なってるあたり、なんか日本の山岳風景に似てるなぁ・・と思っちゃう。
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そのせいだろうけど、何となく風景もやわらかく、やさしい感じがする。
大自然があります。そこに人も住んでます。いろいろあるけど仲良くやってます、みたいな
のどかな共存感がある。これこそ「タマサート」というものなのだろうか。

西の空は曇ってるけど、こっちはまだ日がさしてる。ルアンパバーン空港も見えるよ。
この写真は「ここどこクイズ」に出したよね。すぐ当てられたけど(笑)。
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あー・・西の方はホントに曇って暗くなってきた。ひょっとすると雨が降るのかなぁ?
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しかし反対に目を転じれば山肌にあたる日射しはまだ明るい。小さく見える金色のお寺が
東南アジア旅情を感じさせるぜ。もしあの寺がなきゃ日本の風景に見える(笑)。
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うーん・・プーシーの丘はいいねー。ルアンパバーンに来たらここはお勧めポイントだよ。
景色を見る以外することがないだけに、ここに来ると日本にいる時の雑事から本当に切り離され
あらゆるシガラミを忘れ、「ああ東南アジアにいるんだなぁ・・」という旅情をしみじみと味わえる。
みんなでワイワイ行くより一人で来てしばし時を忘れ、日本にいる時の汚れた雑念邪想も忘れ、
のんびりしたラオスの時間に身を委ねることをお勧めしたいのである。

こうしてしばし思索にふけったあとの時間の過ごし方は人それぞれ。
イ課長の場合、前にも書いたようにヴィエンチャン空港で見かけた日本人女性旅行者とバッタリ会い、
階段で話しかけ、下山したあと一緒にビールを飲んでしばし歓談したわけだ。頂上では雑念邪想を
忘れてしばし清浄な気分に浸ったかと思ったら、階段降りる途中でたちまち女性をナンパ(笑)。
ま、イ課長の場合はこんなもんなのである。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-26 00:18 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 12月 23日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 41

今日はルアンパバーンのホテル評価を一つはさもう。ここには3泊したことになる。
 
Villa Meuang Lao

ヴィラ ムアン ラオ というホテル。
3泊で105ドルだったから、一泊35ドル。今なら4,000円くらいってとこか?
田舎町ではあっても観光客ひしめくルアンパバーンはホテル相場も決して安くない。
「マトモそうな安ホテル」だとこのくらいはするみたい。もちろん、もっと高いところは
ワンサとある。

立地・利便性★★★★☆
ルアンパバーンって小さな町だし、鉄道駅なんてものもないし、ほとんどのホテルは町の中心部から
徒歩圏だし、逆に空港からはどのホテルも同じくらい遠くて、タクシーかトゥクトゥク使用が前提。
要するに立地の良し悪しなんてホテルによって大きな差はないわけだけど、それでもこのホテルの
立地は観光には非常に便利だったと思うんだよ(下の写真は外観)。
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ワット・マイのすぐ裏手。名物の朝市のすぐ近く。もちろんメインストリートのシーサワンウォン通りも
近いわけだから、托鉢やナイトマーケットを見にいくのも非常に便利。川の方に出れば雑貨屋さんもあり、
例の野趣あふれる屋台街にも近い。差がつきづらい要素ではあるけど、十分★4つはあげられる。

部屋★★★★☆
部屋はまぁまぁ良かったと思う。この値段でこの部屋ならやっぱ★4つあげていいだろ。
そこそこ広かったし、エアコン付きだし、静かだったし、コレといった不満はなかった。
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バスルームはバスタブなしのシャワーのみ。まぁこれは予想されたことだ。
できればシャワールームの仕切りが欲しかったけど、これも大きな問題ではない。
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この部屋で特筆すべき設備を挙げるとすれば天井の羽根式扇風機だ。
昔の風呂屋の脱衣場によくあったけど、あんなヤワなもんじゃない。デカくてパワフルで、
しかも天井自体がそう高くないから扇風機の位置も低くて、風力を倍加させる。
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回すと部屋中のもの全てが風にあおられたよ。こんなスゴい天井扇風機初めて見た。
汗で濡れてハンガーにかけといたTシャツなんかも風のおかげでよく乾いたと思うけど、
部屋中強風が渦巻く状態というのも落ち着かなくて、結局あまり使わなかった(笑)。
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朝食★★★☆☆
チョイスの幅は狭くて、卵料理何かとパンとフルーツって感じだったと思う。
あとはコーヒーとジュース。ジュースは安物。でも何といってもまだ涼しい朝の日を浴びて
屋外のテーブルで食うというそのシチュエーションが素晴らしかった。気持ちよかったねー。
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従業員★☆☆☆☆
これだよ問題は。おおむねグッドなホテルなのにこの項目だけ★が一つなのは十分な理由がある。

ナイトマーケットをひやかして、ホテルに戻ってきた時のことだ。夜の8時半頃じゃなかったかな?
朝食用に置いてある外のテーブルに男性が一人座っていた。きっと外で涼んでるんだろう。
イ課長は中に入ってカギをもらおうとして扉を開けようとしたら・・ありゃ?開かない・・。

そこ閉まっててヒトがいないんですよ」と、その男性が日本語で言った。あら日本人なんだ。
彼も部屋に戻ろうとしてフロントに預けたカギを受け取れず、ずっと待ってんだと。

ヲイ冗談じゃねぇ。カギを預けたフロントが扉にカギかけてトンズラってどういうことだ。
これじゃ宿泊者は部屋に入れず、完全な閉め出しじゃねぇか。

隣のホテルに頼んで電話してもらったりして「閉め出された」ことを伝えようとしたけど
結局連絡とれず。えれぇ苦労したよこの時は。結局、40分後くらいにアルバイトらしい
フロント兄ちゃんが「メシ買いに行ってたんだよ」とか言って戻ってきた。ばっかやろう。

このホテルに泊る時はカギをホテルのフロントに預けず、自分で保管した方がいい。
アルバイトの兄ちゃんはいいかげんな野郎だ。このホテルの従業員全部がヒドいわけではなく、
空港までのトゥクトゥク手配なんかは(おそらく)オーナーがやってくれて問題なかった。
バイトのあの野郎だけが問題なんだよ。あいつさえいなきゃ気分のいいホテルだったのになぁ。

その日本人男性とは翌日も顔をあわせて「昨夜はひどい目に遭いましたね」と話をした。
Booking.comでこのホテルのレビューを見ると、イ課長と同じこと書いてる人がいるから
これはあの時のあの人に間違いない。お名前は聞かずにきたけど、イ課長と同じく熟年男性一人旅。
彼はイ課長より前に閉め出されてたわけだから外で待ってた時間もかなり長かったはずだ。
いやーあの時は大変でしたなぁ、お互い・・。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-23 00:01 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 12月 21日

Tシャツから東南アジアの産業進化を考える

イ課長は東南アジアに行くとよく自分用にTシャツを買う。
これは土産物というより、旅行中に着るシャツという意味合いが強い。日本から大量の衣料を
持参するわけじゃないしと、わざボロを着てって現地で捨てちゃうなんてことも多いから
マトモなシャツを現地調達する必要があるのだ。

東南アジアでイ課長が好むTシャツが現地のビール銘柄であることもすでにおなじみ。
ベトナムでは333、カンボジアではアンコール・ビア、ラオスではビアラオ、タイに行きゃ
シンハーかチャンビア柄のTシャツを買う。
 
こうしてあちこちの国でTシャツ買ってると、国ごとの品質差がけっこうある。
イ課長の場合、特にサイズが問題だ。巨大ロボットだから買う時は必ず「XLある?」と聞き、
XLサイズを買うんだけど、ホテルにもどって試着してみるとまるっきり小さいことがある。
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以前サイゴンで買った333Tシャツも小さくてトホ妻にあげたけど、ルアンパバーンの
ナイトマーケットで2枚買ったビアラオ柄Tシャツのうちの1枚も小さかったねぇ。黒とブルー
2枚買ったけどブルーの方はXLどころかLより小さかったんじゃないか?
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ほら、Tシャツのスソがズボンのベルトあたり。つまりヘソのちょっと下くらいまでしかない。
全然XLじゃないじゃんよーーー。小さすぎるからこれも帰国後はトホ妻行き。それでも旅行中は
着るものがないからこういうチビTシャツも着ざるを得ないのである。ちょっと恥ずかしい。
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もう1枚の黒い方はタイで着たんだけど、1回着たら早くもソデの縫製がほころびてやんの。
まだ一度も洗濯してねぇのにコレかよヲイ。しょうもねぇTシャツだなー。
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その点、タイで買ったTシャツはいつもそこそこの品質は保ってる。
サイズもちゃんとXLにふさわしい大きさで洗濯もしてないのにホコロビるなんてこともない。
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このTシャツ品質差。一人当たりGDPの高い国、平たく言えば豊かな国ほど、売るTシャツの
品質も高いように思える(タイは相対的には豊か)。でも2014年にシェムリアップで買った
アンコール・ビア柄のTシャツはしっかりしてて2年たった今でも時々着る。カンボジアはタイより
かなり貧しいはずだが・・。
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この国による品質差。その国の産業化の度合いの差が反映されてるのかもしれん。
Tシャツみたいな縫製産業、あるいは靴の製造業みたいな、比較的ローテクで人による加工を
必要とする産業って人件費の安い国に集まる。

日本も明治~戦前までは繊維製品って輸出の花形だった。タイも昔はそうだったはずだ。
しかし今やタイはそこを通過してもっと工業化が進み、そういう産業はベトナムやカンボジア、
あるいはバングラデシュみたいな、さらに人件費の安い国にどんどん移動してる。
ただ、ラオスはまだそこまでの産業化にも至ってないって気がするんだよね。

まぁイ課長が東南アジアで買ったTシャツが全部「その国製」だという保証は全くない。
タイで買ったTシャツがカンボジアで縫製されたものだったなんて可能性は十分ある。
でも結局のところ「発注国側の要求品質レベル」が高いと、他国製でも縫製やサイズといった
品質管理がキチンとしてるということになる。東南アジア製日本ブランドも同じことだが。
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産業化の進展に比例して、いずれベトナムのTシャツ品質要求レベルも高まり、
サイズ管理もキチンとしたものになるかもしれん。カンボジアもそうなる可能性はある。

しかしラオスはどうかなぁ〜〜?
個人的な願望を率直に言えば、ラオスは産業化なんてしなくていいから、今のまま
素朴で静かであってほしいと思う。たとえTシャツが小さくてすぐホコロビても。
ま、こんなのは旅行者の勝手な思いで、ラオスだって今後徐々に産業化していくんだろうが。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-21 00:27 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 12月 19日

出家するということ

ロンドンからまた話は東南アジアに戻る。2015年の旅行ネタはまだまだ残ってるのだ。

ラオスもタイも仏教国だから町を歩いてるとお坊さんを見かけることは多い。
同じように坊主頭で、衣の色も似てる。パッと見ただけじゃどっちの国のお坊さんか区別がつかない。
だけど、両国のお坊さんにはビミョ~な違いがあるように思うんだよなぁ。
(下の写真、上段がラオスで後段がタイのお坊さん。僧衣の色も同じだ)
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どちらの国でもお坊さんをよく見かける理由は「数が多いから」に他ならない。理の当然。
それもそのはず、タイでもラオスでも「男は一度出家することがイイ」とされているらしい。

つまり普通の学生やサラリーマンでも一度は出家して僧籍に身を置き、また還俗するわけ。
出家期間はごく短くて、ひと月とか半月とかでも全然問題ないらしい。10月に亡くなった
タイのプミポン国王も出家経験がある。下がネットで拾った出家中のプミポン国王。この時は
15日間やったんだとか。国王が普通のお坊さんと同じように裸足で托鉢。立派な人だなぁ。
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仮にイ課長がラオス人もしくはタイ人で、一か月出家したとする。それはイ課長自身はもちろんだけど
特にオフクロに対する大変な功徳につながるらしい。そもそも女性は出家できないから、タイやラオスでは
「自分の息子が出家する」ことは女性にとってはアリガタイ宗教的栄誉と捉えられるようだ。

・・・と、この辺まではお坊さんが多い背景も、出家に対する考え方もタイとラオスとは似てる。
どっちの国も上座部仏教(俗にいう小乗仏教)だから、大乗仏教がキホンの日本とは若干違うのも
同じだ。でも両方の国を旅行したイ課長としてはさっき言ったように基本は似ててもビミョーに
違う部分があるようにも思うんだよね。特に思ったのは何かっつうと・・・

ラオスのお坊さんはやけにコドモが目立つ。タイのお坊さんの方が年齢イッてる。 ということだ。
どっちの国もお坊さんは多いが、その年齢層には差があるように見える。つうか、明らかに違うよ。
なぜラオスのお坊さんのコドモ比率が高いのか?イ課長なりに理由を考えてみた。
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こう言っちゃナンだが、タイに比べりゃラオスは圧倒的に貧しい。貧しい国の男の子が
「食うに困らない」ようになるためには出家するか、軍隊に入るのが早道なんじゃないか?

ラオスのコドモ修行僧たちはきっと「軍隊に入れる年齢にならない子供たちが出家した」って
ことじゃないの?僧になれば本人は食うに困らない上に、家族にとっても“口減らし”になるからね。
ラオスには失礼だがそんな想像をした。

しかし、調べてみるとちょいとばかり事情が違うらしい。

ラオスにコドモの出家僧が多い理由には多分に「学校がわり」っていう側面がありそうなんだよ。
むろんラオスにだって普通の学校はある。だが中には貧しくて学校行けない子もいる(と思う)。
そういう子が勉強したいと思った時、出家というのが有効な解決策になるみたいなんだよね。
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ラオスで男の子が出家すると、修行のかたわら一種の仏教学校みたいなところに入れるらしい。
そこではホトケの教えも学ぶけど、それ以外の国語やら歴史やら外国語やらの“普通の教科”も
勉強できるんだと。出家すればタダ(かどうかは未確認だが)で学校に行けて衣食住も保証される。
となれば、貧しい家の男の子(およびそういう子を持つ貧しい親)は「よし、出家だ」ってなるよねぇ。
ある意味、国の義務教育の一部をお寺が担ってるような形。

イ課長はターゲットにならなかったけど、ルアンパバーンじゃ外国人観光客が若いお坊さんの
英語の練習相手としてよく話しかけられるらしい。こういうところからもラオスの少年修行僧たちは
海外への興味や向学心が強い青年たちであることが伺える。
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そう考えるとタイのお坊さんの年齢がイッてる理由もなんとなく想像がついてくる。
タイにもおそらく仏教学校のようなものはあるんだろうし、そこで学ぶ子供もそれなりにいるはずだ。
でも、普通の小学校・中学校に通うコドモの方が圧倒的に多いのは間違いないはずで、さっき言ったように
男性が短期出家するとしても青年期以降が多いんだと思う(プミポン国王が短期出家したのも
30歳の時だったらしい)。必然的にお坊さんの年齢も高めになるはずだ。

タイでは「コドモの僧」を見かけることは少なく、逆にラオスではやたらに見る。
「なんでこんな差があるんだろ?」と思ってたんだけど、いろいろ調べてみるとどうやら
そういうことじゃないかと思われるのである。もし間違ってたらゴメンネ(ヲイ!)。


 
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by tohoiwanya | 2016-12-19 00:29 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 12月 16日

ロンドン交通博物館というところ

東南アジアにはさまって、時々出てくる英国旅行ネタ。
といっても、長編は書きづらいから単発でイケるネタとなるとコレあたりか。

英国旅行の最後の金曜(木曜のEU離脱国民投票結果が出た、あの金曜だ)は遠出する計画が
なかったから、グリニッジまで行き、そこからテムズ川を船で市内中心部に戻ってきた。
その日の夜はミュージカル鑑賞の予定があって、その前に一度ホテルに戻ろうと思ってたけど
それにしたってまだ時間がありすぎだろ。どこか寄っていこうか?

というわけで、近くて手頃なところというのでロンドン交通博物館に行ってみたわけだ。
コヴェント・ガーデンの近くにある博物館なのである。
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チケット売り場で「二枚」って言ったら「1回?」と聞かれた。そりゃ1回券だよ。明日はもう
日本に帰るんだから。1回券は17ポンド、二人で34ポンドだった。

入口に向かいながら頭ン中で計算してみた。17ポンド?
EU離脱が決まったあとポンドは急落したけど、イ課長が日本で換金した時は1ポンド160円くらい。
ってことは160×17=2,700円?!二枚買ったわけだから二人で5,000円以上ってことかい?!!

いやこれにはたまげた。日本でも入場料の高い展覧会あるけど、こんなに高いのは少ないだろ。
しかもココの場合通常展示でこの値段ってことだから、これはもう驚くべき高さだ。

展示内容はまぁそれなりに面白い。
何せ世界で最初の地下鉄、真っ赤なダブルデッカー、真っ黒なロンドンタクシーと、ロンドンなら
交通関連の展示物にはコト欠かないからね。
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古い列車の展示は中に入れる。当時の服装をしたマネキン人形が置かれている。
アガサ・クリスティの「パディントン発4時50分」なんて(読んだことない)、こんな感じだったのかな?
時代的にちょっと違うか・・。
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ロンドンの地下鉄建設の歴史なんかは特に興味深い。
ロンドンにはこんだけいろんな長距離鉄道のターミナル駅があり、これらを結ぶ都市鉄道を
地下鉄にしたわけだ。
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東京の場合、ターミナル駅を結ぶ役目は主に山手線が負っている。そのおかげで、たとえば
東京駅から新宿駅に行く場合も同じJRの切符のまま行くことができる。ロンドンの場合は
ドコに行くにも地下鉄に乗り換えなければならない。

しかし都市鉄道を地下鉄にしたおかげでロンドンの都心には鉄道のガードってものがない。
だからロンドンでは二階建てバスが走れるわけだ。イ課長の勤務先近くにある神田の中央線の
ガードは制限高3.9mしかない。東京に二階建ての路線バスが走れない大きな理由はそういう
制限高の低いガードが都心部にいくつもあることなのだ。
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てな感じで、展示内容はそれなりに興味深い。しかし入場料に見合うかといわれると・・・。
入場者には地元の子供(それも団体)が多く、一種の社会科見学として来場してると思われる。
子供の中にはウマも混じってたが(笑)、観光客らしき外国人は見かけなかったなぁ。
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英国ではナショナルギャラリーや大英博物館なんかの入場料がタダっていうのは有名な話。
しかしタダじゃないミュージアム系の入場料はベラボウに高いんだね。以前、ハンプトンコートに
行った時も「うわ、高けぇ」と思ったけど、交通博物館の入場料の高さはアレをはるかに上回る。
展示物を見てる間も「二人で5,000円以上」と思い出すたびに、これは夢ではないかと思った。
なんとなくボーゼンとしてるでしょ(笑)。
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国立施設はタダ、それ以外の市営とか私営だとバカ高っていう原則なのかもしれない。
でもマンチェスターのMOSI(科学産業博物館)はタダだったぞ。あれは国立なのかな?
とりあえずロンドン観光では国立のミュージアムに行きましょう。実際、イ課長たちが行った
ナショナル・ポートレート・ギャラリーは無料だったし。

ロンドン交通博物館。乗り物好きなら興味深い博物館で、そういう点じゃイ課長だって乗り物好きだ。
しかし17ポンド払う価値があるかといわれると微妙。これが600円くらいの入場料なら心おきなく
「お勧め」と言えるんだが。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-16 00:18 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(6)
2016年 12月 14日

モン族の民芸品マーケット

前回、カヤン族の話を書いたけど、タイ・ラオス・ミャンマーあたりの国境が近接する山岳地帯には
他にもいろんな少数民族が住んでる。むかし「黄金の三角地帯」なんて言われたあたりだよね。
実際、チェンマイ発のオプショナルツアーには首長族だけじゃなく、いろんな少数民族の村の
見学ツアーがあったよ。

首長族見学は見送ったイ課長だが、タイ北部の少数山岳民族に対する関心は少しばかりある。
そこで行ってみることにしたのが「モン族のマーケット」なのである。チェンマイ市内には
モン族の民芸品を売る店が集まった一角があるらしい。そこなら抵抗感なく気楽に見に行ける。

モン族っていうのもタイ北部山岳地帯の少数民族の一つ。
クリント・イーストウッド最後の監督&主演作「グラン・トリノ」という映画にも出てくる。
ミャンマー、タイ、ベトナムあたりの北部山岳地帯にいる一族らしい。

写真を見ると、とにかくすごくキレイな刺繍をほどこした民族衣装を着てる。おそらく
「モン族のマーケット」でもそういう刺繍の民芸品がいっぱい売られてるんだろう。

モン族のマーケットはチェンマイの中心的市場であるワロロット市場の近くの、わかりづらい
場所にヒソッとある。地図で場所を特定するのはちょっと苦労した。

行ってみると・・・う・・これがそう?
小さな広場にテントの民芸品屋さんが密集して出店してるっていう感じのマーケットだが、
もう開店してんの?それとも準備中?なんかこう・・くたびれた生活感が漂ってる感じだねぇ。
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商品はまるで問屋のようにたくさん積み重ねて売られてる。やっぱり刺繍ものが多いようだ。
しかしやけにお客は少なく、店番らしい人もあまりいない。
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こっちじゃ店番のおばさんが寝とる(笑)。
ルアンパバーンのナイトマーケットみたいな感じを想像してきたんだけど、漂う雰囲気は
あれよりもかなり淀んだ感じだ。「ほら安いよ」的な呼び込みも、挨拶もゼロ。
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こういうムードだと、何となくこっちも積極的に買い物しようって気になりづらい。
夜だともう少し活気が出てくるんだろうか?商品の堆積量だけはすごいけど・・・。
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ははー・・こっちじゃ道ばたでおばさんたちが刺繍してる。
ってことは、彼女たちもモン族であり、ここで売られてるものは彼女たちの手づくり刺繍の
民芸品なんだろうなぁ。だとしたら安くはないはずだが、いくらくらいなんだろう?
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商品に値札がついてないってことは東南アジアじゃ珍しくないけど、このモン族のマーケットは
コッチ側から気軽に「これいくら?」って声かけづらいんだよ、何となく。商品自体は
非常に凝った刺繍がほどこされた、見事なものに見えるんだが。
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で、結局イ課長はこのマーケットでは何も買わずに帰ってきたのである。
ルアンパバーンのナイトマーケットで感じたひそやかな優しさみたいな心地良さは正直、ない。
なんかこう・・・このマーケットには「利権ビジネス」的な、ある種ダークな部分が潜んでいるような
感じがした。ここもまたタイの観光業者がからんでるのかなぁ?どうもモヤモヤが残る。

カヤン族とか、モン族とか、初めてきたチェンマイで北部山岳民族にちょっと接してみたいという
気持ちはあったんだけど、その思いは結局モヤモヤしたまま終わってしまった。タイにおける
少数民族の立場ってどんなんだ?と思って図書館も探したけど、そういう本って少ないんだよねぇ。

・・だから未だにモヤモヤしたままなのである、イ課長は。
前回記事や今回の書きぶりにも何となくモヤモヤした感じが残って、サッパリした読後感とは
ほど遠いかもしれぬ。まことに相すまぬ。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-14 00:09 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 12月 12日

カヤン族について

カヤン族という少数民族の名前を聞いたことがある方はいるだろうか?
イ課長全然知らなかった。では「カレン族」という名称だと?

イ課長は後者の方は聞いたことはあるような気はするけど、「気がする」程度だから
結局わからない。この名称からどういう少数民族なのか説明しろって言われてもムリだ。
しかし、この写真を見れば「あ!!これ!!」とほとんどの人が思うんじゃなかろうか。
(写真はWikipediaから拝借)


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女性が首に真鍮のワッカを付て首を長くする不思議な風習の写真を見た人は多いはずだ。
この風習を持つ、俗に「首長族」といわれるのがカヤン族なのである。その出自は
よくわかってなくて、カレン族の支族という見方もあるようだ。だからモノによっては
首長族=カレン族と書いたものもある。

この首長族の方々、元々ミャンマー・タイ国境の山岳地帯に住んでた人たちで、本来は
「タイ人」というより「ミャンマー人」というべき人たちらしい。しかしミャンマーでは
カレン族(カヤンじゃないよ)による反政府闘争っていうのがあって、それと同一視された
カヤン族の人たちは政府に弾圧され、難民みたいな形でタイに逃げ込んだらしい。
(この辺の記述には不正確な部分があるかもしれない)

だからタイ北部にはミャンマーから来たカヤン族がいる。(おそらく)難民として。
そういう難民の生活を一種の「民俗村」として観光化し、土産物とかを売って生活の糧に
している施設がチェンマイ近郊にあるということを知った。
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最初はぜひそこに行きたいと思っていた。
子供の頃に本で見た首長族。その実物。この目でぜひ見たい。単純にそう思った。
現地オプショナルツアーにも「首長族の村見学ツアー」みたいなのはけっこうある。
そういうのに参加すればいいわけだ。

しかし、その民俗村のことをいろいろ調べるにつれて迷いが出て来た。

そういう民俗村って、彼らが元々住んでた村ってわけじゃなく、タイの観光業者が建設し、
そこにカヤン族を住まわせて運営してるらしいんだよね。入場料も安くはないようだ。
(たぶん)難民で、タイで職を得るのも(たぶん)難しい彼らに(そしてタイの観光業者に)とって
観光客が落とすお金が貴重な収入なんだから当然といえば当然だが。

民俗村では彼らは刺繍とか織物とかの民芸品を売ってるらしい。
しかしソコに来た観光客の最大の目的は首に真鍮の輪を付けた首長族の女性の写真を
撮ることなわけで、いわば「撮影料」として民芸品を買って行く。女性たちは観光客の
カメラに向かって、ちゃんとカメラ目線で写真に収まる毎日・・・。

これではまるで人間動物園ではないか!という批判が当然出てくる。
そう言われると返す言葉もない。イ課長だってもし民族村に行けば首長族の女性の写真を
撮りたいわけで、自分が人間動物園を鑑賞するだけのロクでもない観光客に思えてくる。

一方で、だからこそ民俗村でお金を使うことが彼らの生活の足しになるじゃん?という
思いもあった。安くない入場料を払い、民芸品を買ってあげれば難民として苦しい立場にある
彼らの生活をサポートすることになるのでは?

これは難しい選択だった。
迷いに迷った挙げ句、結局「首長族の村見学ツアー」に参加するのは見送ったんだよね。
その決定が良かったのか、悪かったのかは未だにわからない。
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ちなみに、あの首長族の女性だが、ああいう奇妙な姿にしてる理由は諸説ある。
①昔、女性がトラに首を噛まれて殺されたから首の保護のために真鍮の輪をつけてる説。
②性欲タギッた他の部族の男たちに襲われても、あの奇妙な姿で相手はビビる。
 結果的にカヤン族としての“純血性”が保たれる説。
③純粋に、ああいう首の長い姿が美しいという審美眼を持ってるから説。

どれが本当かはこれまたわからない。カヤン族の若い女性には輪をつけない人もいるとか。

ちなみに(その2)、俗に「首長族」っていうけど、正確にはロクロ首的に「首が伸びた」っていうより
真鍮の輪っかの重みで鎖骨や胸骨が極端に押し下げられ、逆にアゴは持ち上げられ、そういう状態が
長く続いてああいう姿になるらしい。だからあの輪っかをはずせば肩が徐々に上がってきて
フツーの体型に戻るんだとか。はずしたがらない女性も多いらしいが。

もしイ課長が再度チェンマイに行くことがあれば、今度こそ迷うだろう。
市内のお寺やドイ・ステープは今回見た。もし再びチェンマイに行けば、今度こそ首長族の村を
見たいという気持ちが湧くだろう。果たして自分は人間動物園という批判もあるそこに行くのか?

今のところ自分でもわからないのである。
(本日の記事、冒頭のWikipediaの写真以外は首長族の写真がないわけなので、内容に関係ない
 チェンマイ・ネコ写真でご勘弁を)


 

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by tohoiwanya | 2016-12-12 00:10 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 12月 09日

チェンマイの平面仏教美術たち

タイとラオスとじゃ経済力そのものも月とスッポンくらいの格差があるけど、そういう格差は
仏教寺院を見ても感じる。ヴィエンチャンやルアンパバーンで見たお寺も日本人から見りゃ十分
金ピカだったけど、タイに来ると「さらに金ピカ」だと思った。
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補修や手入れの度合いが違うんじゃないかな?仏像だけじゃなく、お寺自体の装飾もタイの方が
ラオスよりキラキラ度は高い。チェンマイのキラキラ寺院を見てると「ラオスのお寺はああ見えて
実はけっこう地味だったんだなぁ」と思ったよ。

本日はそんなタイのお寺に描かれた(あるいは彫られた)平面美術についてまとめてご紹介したい。
お寺の壁とかにレリーフが彫られてたり絵が描かれてるのはラオスでも見たけど、古都チェンマイの
ソレはけっこうインパクトがあった。特に本日ご紹介する後半の絵のインパクトはすごかったね(笑)。

まぁまずは穏当なところからご紹介するか。たとえばこんな絵はいかが?
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こういうヨロイを着た人の絵がけっこうあったねぇ。
これは誰なんだろう?ヨロイを着てるってことは毘沙門天?(まさかぁ)

こっちもやはりヨロイ着用だが・・・これは・・女性か?オトコには見えんが。
マツゲを強調した目の感じはちょっと少女漫画的で、まぁこれはこれで面白い。
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ドイ・ステープにはこんなレリーフ調のヤツもあったな。
手が上下2セット・4本あって、チャクラム(輪ッカ円盤状の武器)らしきものを持ってるってことは
これはヴィシュヌ神かもしれないけど、よくわからん。
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こういうのは大体お堂の扉とか、外側壁面とか、そういうところで見かけた平面美術だ。
まぁ日本のお寺じゃ見かけないモチーフではあるけど、それほど強い違和感は感じない。
東南アジア的な仏教美術として、とりあえずフツーの気持ちで鑑賞できる。

しかしお堂の中に入り、内部壁面に描かれた絵を見ると「なんだこりゃ感」がグッと高まる。
こんな絵が薄暗いお堂の壁に描かれてりゃ、そりゃ驚くって。
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何ですかこれは。何やらすごい。
真ん中でボワーッと後光を放ってるのはお釈迦様だろうなぁ。後ろにいるのはたぶん
弟子集団と想像される。しかし弟子はなぜ全員マユゲがないの?それが気になってしょうがない。

こちらもマユゲなしの(たぶん)弟子軍団。異様だ。
しかしマユゲなしも問題だが、この絵のタッチ・色調だけでも十分衝撃的だったよ。
どうやって描いてるのか知らないけど、この絵の感じを見てイ課長がすぐ連想したのは
お風呂屋さんのペンキ絵。まさかこれもペンキで・・いやさすがにそれはないと思うが。
しかもハッキリ言って絵はあまり上手くない。
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これらの絵、たぶん「ブッダ物語」における何かの有名な場面を描いているんだろう。
しかしさー、もうちょっとこう・・描きようってモンがあったのでは?と思わずにいられない。
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これらの絵が持つ強烈な違和感に比べりゃ、さっきのヨロイの絵やレリーフは格調高いよ(笑)。
ラオスじゃこんなペンキっぽい仏教画、見なかったぜ?これってタイ風なの?下の絵なんてさぁ、
背を向けてるのはたぶんお釈迦サマだろう。つまり仏教。それにひざまづいてる顔の多い方々は
明らかにヒンズー教のカミさまじゃないか?ブラフマーとか(彼はたしか顔が4つくらいある)
もうワケわからん。いずれにしても長時間ジッと見とれるって感じの絵じゃないよねぇ。
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これはお釈迦様入滅の図か。
この絵では手前の弟子たち、マユゲがあるように見受けられる一方で鼻がない人物が散見される(笑)。
そりゃさぁ、これも有り難い仏教画ではあると思うよ?思うけど、イ課長がもしどこかの
お寺の住職だとしたら、こういう絵を自分の寺の壁に描きたくはないなー。
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ちなみに、本日載せたカラーの絵は複数のお寺で見たのだ。あちこちにあるんだよこういう絵が。
このわかりやす過ぎる構図や派手な色彩感覚、インドの宗教画に近い。昔載せたガネーシャの絵
色はド派手だったもんなぁ(でもこのタイの壁画よりはずっと絵が上手だったと思う)。

イ課長の帰国後、これら一連の仏教画?の写真を見たトホ妻は「ぎゃあ」と言って逃げ出した。
まぁ正直言ってイ課長も「う・・・」と思うところはあったけど、目をそむけてはならん。
これを写真に撮ればブログ記事1回分書けると思って頑張って直視してきたのである(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-09 00:20 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)