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2017年 04月 12日

乳海撹拌・トンデモ余話

いきなり変なネタですんません。
東南アジアから英国ネタに戻る前に、ちょっと中休みでインドの話を。

去年の秋だったか、イ課長はたまたま神保町の古本屋でインド神話に関する本を買った。
(とんぼの本で、ビジュル豊富な上に安かった)

インド出張でガネーシャの頭が象である理由をシンさんに教わったくらいだから、イ課長だって
インド神話に多少は触れたことがあるけど、この本のおかげでさらにインド神話知識は増えた。
本日はその中からイ課長が最も衝撃をうけた話をご紹介したい。いや実はその話ってのがさ、
以前にこのブログで書いた、ある記事と深~く密接に関係してるのだ。

本日のネタと密接に関係する過去記事って、実は例の乳海撹拌なのだ。
お読みでない(ないし忘れた)読者はお手数ですが、こちらであらすじをご確認いただきたい。
あの中で、神々とアスラの間で秘薬アムリタの争奪戦が起き、一度はアスラに奪われたけど
ヴィシュヌ神が絶世の美女に変身し、色仕掛けでうまく取り返したと書いた。で、神々だけで
アムリタ飲んでめでたしめでたし・・だがそこにはトンでもない余話があったんですねー。

問題はヴィシュヌが変身したっていう絶世の美女だ。美女としての名前はモーヒニー。
アムリタを取り戻したことでモーヒニーはみごとミッション・インポッシブルを完遂したわけで、
思えばこの時すぐ元の姿に戻っていれば何も問題は起きなかった。しかしヴィシュヌはなぜか
ミッションが終了しても美女モーヒニーの姿のままでいたみたいなんだよ。
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するとあろうことかあるまいことか。
シヴァ神が絶世の美女モーヒニーを見て一目ぼれ&激しく欲情してしまった。ハァハァいいながら
「やらせろ」とモーヒニーに迫る。

「おめーバカか?オレはヴィシュヌだよ!おいシヴァ、てめーなにオレ見てコーフンしてんだ?
 このサカリ犬!脳ミソ海綿体のエロザル!!北極行ってメスのオットセイとでもヤッてろ!!」

・・・と、イ課長がヴィシュヌの立場ならそういう主旨のことをもっと口汚く言うだろう。

だがあろうことかあるまいことか。
ヴィシュヌはなぜかモーヒニーになったままシヴァと交尾したっつうからタマゲるじゃねぇか。
ってことはヴィシュヌの方にも多少は「その気」があったってことになるが、このケースの場合、
「その気」が同性愛なのか異性愛なのか、判断に苦しむ。
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驚くのはまだ早い。
何と、ヴィシュヌはその時の交尾でみごと懐妊し、赤ん坊生んだっつうんだから、もはや
どういう風に呆れたらいいのかわからん(笑)。ヴィシュヌは絶世の美女に変身した時、
内臓器官も変身させて卵巣とか子宮とかを形成させたと考えるしかない。

だいたいヴィシュヌって乳海から出てきた美女・ラクシュミーを奥さんにしたばっかだぜ?
アムリタ争奪戦はおそらくその後だ。ってことはヴィシュヌは新婚の妻がいる身でありながら
女に変身し、ヨソの男とヤっちまい、懐妊したことになる。新婚早々不倫して、妻より先に自分が
妊娠する亭主の気持ちを想像するのはイ課長には不可能だ。
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確かに多くの神話において神々はヤリたがる連中ってことになってて、ギリシャ神話なんかでも
ヤリまくってる。好色ゼウスは両刀使いで美少年ともヤッてたはずで、男色だって十分アリだ。
特にインドは昔から性力信仰(シャクティズム)が盛んだったはずだから、このくらいで
ビビッてはいけないのかもしれないが。

ところでヴィシュヌとシヴァの交尾によって生まれたその子、どうなったか?
両親はヒンズー教におけるトップ2の神様なわけだから、インド神話の世界観においては
これ以上望みようがないくらい超神聖な遺伝子を持ったコドモってことになる。

その子供の名はアイヤッパン。別名ハリハラプトラ。え?聞いたことない?それもそのはず。
このアイヤッパンはインド南部ケララ州あたりじゃ信仰が盛んだけど、北インドではシヴァの息子として
“認知”されてないんだと。奥さんのアカから生まれ、シヴァの遺伝子なんてヒトカケラも入ってない
ガネーシャがシヴァの息子として(さらにその姿で)人気が高いのとはえらい違い。

超スーパー神聖な血を持ってるのにアイヤッパンの人気が地域限定で全インド的になれない理由って、
やっぱ“不品行すぎる両親”を持ったことが影響してるんじゃないかなぁ?
以前書いた乳海撹拌にはこういう「いくら何でもそれは」というような余話があったのでした。
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なお、本日使用した画像は全部ディーピカー・パードゥコーンというインドの女優さんざます。
たまたま彼女がある映画(神話とは関係ないようだ)でモーヒニーという役を演じてたもんで、
「モーヒニー」で画像検索したら引っかかったのだ。世界の最も美しい顔100に毎年選ばれるくらいの、
現代版絶世の美女を“参考画像”として使用させていただきました。


 

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by tohoiwanya | 2017-04-12 00:09 | 日本での私生活 | Comments(0)
2017年 04月 07日

すごすぎるワット・ムアン 【地獄編2】

とても一回じゃ紹介しきれない、目くるめくタイの地獄ワンダーランド。

前回記事でご覧に入れた写真でも十分想像がつくように、タイの地獄寺における阿鼻叫喚の
地獄絵図の造形はやたら素朴・・といえば聞こえはいいけど、早い話コドモが作る粘土細工に
ハデなペンキで着色したような感じなんだよね。塑造作成の技巧レベルはハッキリ言ってヘタ。

これはワット・ムアンの地獄造形請負業者が特にヘタなわけではない。
イ課長がネットで見た地獄寺の展示って全部こんな感じなんだよ。このトホホなペンキ着色人形こそ
タイ地獄寺の真髄なのである(あ、本日も一応小さなお子様などは閲覧注意画像です)。

まぁ確かにトゲの生えた木を登る亡者をやたらリアルに作られたら残酷で正視できん。
このくらい戯画化されてるからこそ楽しく?見て回れるともいえわけだが。
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これって日本の地獄に付きものの「ハリの山」に似てるから、もしかすると仏教に由来するのかも
しれないけど、タイではトゲの木に登りながら目玉をトリに食われるという悲惨なオプション付き。
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巨大釘抜き(日本ではこれを文字通りエンマともいう)で舌を抜かれる女亡者。
この地獄イメージも日本と共通だね。
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ほほう、これがたぶんタイ風の閻魔様なんだな。ここで亡者が裁かれて・・
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たとえばこうやってノコギリで胴を切られたりオノで頭を割られたり・・
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よくわからんグリグリ串刺しの刑とかになる。生前の功徳が足りないとこうなるんだよ、という
一種の教育的展示といえるだろうが、なぜタイの地獄の亡者はかくのごとくベロが長くなるのか、
そっちの方が気になる。
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こっちは地獄の釜ゆでと血の池地獄のミックス版とでもいうか。血の鍋地獄。ここでも鍋でグラグラ
煮られながら、なおかつヤリで刺されるという悲惨なオプション付き(笑)。
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こっちじゃ口の中にヤリがぐさーーッ。
驚くべきは刺された二人がキチッと足をまっすぐ揃えているところで、まるで体操選手のようだ。
仰向けで口にヤリ刺されると自然とこういう姿勢になるのか?刺されたことがないのでわからない。
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おおおっ、チョン切られた自分の首を持つ切られた本人。これはむかーし書いたドニさんそのもの
ではないか。タイ風ドニさんはやはり舌が長いのである。
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タイじゃ首を切られたあとこうやって他の動物の頭をくっつけられるという地獄の刑罰?が
あるのかもしれない。こういうのは日本ではあんまり見たことないなぁ。
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獣頭人身、とにかくものすごくたくさんいる。基本的にガネーシャと同じだからこのくらいなら
タイして悲痛な刑罰とも思えないが・・。
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いやそうでもないらしい。魚頭人身にさせられた亡者はこうやってオニに釣られるみたいだ。
釣られるのってやっぱツラいことなのかな?血だけはハデに飛び散ってるが(笑)。
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鳥頭人身になると内蔵をトリに食われるようだ。ある種の共食い。立体造形技術はともかく、
こういう地獄の刑罰バリエーションというか、イマジネーションは大変豊かだと思う。
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エビ頭もいます。割かれてます。まぁこんな立派なイセエビ?ならタテ半分に割かれても仕方ない。
チーズでも乗せて焼かれるのかもしれん。ある学説によると、エビという生き物には痛覚があるそうで、
だとしたらさぞかし痛いだろうなー。
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・・・といった具合に、ワット・ムアンの地獄ワンダーランドはまさに筆舌に尽くし難い
スヴァらしき造形描写で見る者を感動させてくれる。写真はまだ一杯あるけどとても紹介しきれん。
しかしタイの地獄寺を一度は見たいと思って、バンコクからロトゥーやらバイクタクシーやらに乗り、
はるばるここまで来たイ課長は強い満足感に酔いしれていたよ(笑)。
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地獄見物のあとは冷えたコーラで喉を潤して一休み。さて、待ってもらってるバイクタクシーに
乗って帰るとするか。フと振り返ると、例の巨大すぎる大仏が地獄エリアをやさしく見下ろしてる。
いやーめちゃくちゃ面白かったよワット・ムアン。はるばる来たかいがあったぜ。
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マトモな観光客ならまず行かない超不便なところにある、すごすぎる寺ワット・ムアン。
しかしアナタの身体の中に多少なりともモノズキ、珍奇好みの血が流れていれば
この寺には惹かれるものがあるはずだ。おや?行きたくなってきましたか?(笑)


 

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by tohoiwanya | 2017-04-07 00:38 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(6)
2017年 04月 05日

すごすぎるワット・ムアン 【地獄編】

一部の好事家の間では有名な「タイの地獄寺」ってご存知?

これねぇ・・何と説明したらいいのか・・。
要するに「生きてる間に功徳を積まないと死んでこんなオソロシい地獄に堕ちるよ」ってことを
極めて即物的に表現した展示物・・とでも言えばいいのか。タイにはそういう地獄を展示したお寺が
けっこうあちこちにあるのだ。大分類としては「立体系」と「壁画系」に分けられる。

しかし同じ見るなら、断然立体系ですよオクサン。とにかくこれがもうアータ・・・。
立体版地獄寺として特に有名なのがワット・パイロンウアってお寺で、これはかの有名な奇書
「奇界遺産」にも紹介されている。しかしさっきもいったように地獄寺は他にもたくさんある。

イ課長が訪れたこのワット・ムアンもまた地獄寺としちゃ、ちったぁ知られた存在なのである。
一度は行きたいと思っていたタイの地獄寺。シルバー御殿と巨大すぎる大仏というスゴすぎ物件を
見た上にさらに地獄めぐりが出来る珍物件の宝庫ワット・ムアン。珍物件観光のクライマックスは
当然めくるめく地獄めぐりだぜ。さあ行こうぜ、ごーとぅーへる。

巨大すぎる大仏を背にして、やや右前方の方に歩いて行くと何やら不穏な立像たちが見える。
ついにタイの地獄寺で地獄めぐりが出来るんだ。ああワクワクを抑えられない・・。
あ、ご存知ない方のためにご注意しておきますけど、これからお見せする一連の地獄画像、
大人ならアレを見て失笑する人はいても真剣に怖いと思う人はまずいないだろうと思う。しかし
小さなお子様などには一応閲覧注意画像としておきます。血だけはハデだから(笑)。
 
む?象に乗った誰かをみんなが拝んでる。ふーむ・・でもこれは地獄じゃないだろ?
何かの歴史絵巻の立体版っぽいね。このワット・ムアン、地獄寺と一口に言っても“展示”には
「地獄エリア」「歴史エリア」等々、いろいろあるようで、広大にして複雑なのである。
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これもそう。うぎゃーっていう残酷場面を描いてはいるけど、これは戦争場面っぽい。
やはりこの辺は歴史エリアなのだろうと推測される。もっとも、人形たちの造形レベルが
ヒジョーにアレなもんだから、どんな残酷場面もコミカルに見えちゃって・・(笑)。
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・・と油断してたら、いきなり赤ん坊を炙り焼きにするオッサン登場。
ナンですかこれは。これも歴史絵巻ですか、それともこの辺から地獄に入るんですか。
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・・と思うと。こっちじゃセクシー美女たちが手招き。ナンなんだ一体。
美女たちの前に箱があり、小さなスリットがあることから推測して、これはおそらく
「お賽銭ちょうだい、うふん」という誘惑と推定される。美女にお金を要求されるというのも
男にとってはある意味地獄かもしれんが(笑)、周囲との関連がまったく不明だ。
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だぁーーーーッ!!
うわ何ですか。脅かさないでください。私ただの観光客ですってばタイ語わかりませんってば。
そんなコワい顔して怒られても・・。
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どうもこの辺りは「宗教者エリア」なのではないかと推定される。
いろんなポーズをとったお坊さん達が並んでる。しかしまぁ・・さっきシルバー御殿で見た
剥製かと見まごう精巧なお坊さん像と比べて何という造形レベルの差・・・
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うがーーーーッ!! 
いや、ですから私ただの観光客ですってば。あいきゃんのっとあんだすたん たいらんげーじ。
そんなスゴいポーズで叫ばれてもイミがわかりません。
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うぉっと出ました。この異様なる巨大立像。地獄寺のシンボルともいえる「ピー」の登場だぜ。
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ピーって、まぁ「お化け」とでも訳すしかないんだろうなぁ。
仏教とは違う土着的な信仰における一種の霊的な存在で、ベトナムでも幽霊ないし精霊を
ピーっていうらしいから、東南アジアにおいてピーはポピュラーな存在みたいなんだよね。
日本でいえば「座敷わらし」とか「河童」みたいなものかな。タイの地獄寺においては
このベロをべろーーんと伸ばしたピーはなくてはならないシンボルなのである。

この男女ピーカップル。腰に布巻いてるけど、真下から見上げるとちゃんとあるべきものが
ついてる(笑)。タイ人のおばさんが足元から見あげてキャハキャハいって大笑いしてた。
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おお、ななな何ですかこれは。女二人で男一人を取り合い?地獄に堕ちても三角関係?
しかしさっきのピーもそうだが、タイでは地獄に堕ちるとベロが長くなるのか?
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こっちじゃ亡者どもが火に炙られてます。炙られてるからちゃんと黒くコゲてます。
その上にさらにヤリで刺されというデュアル刑罰、地獄の二重苦。しかし亡者さんたち、
黒くコゲても刺されればちゃんと赤い血が流れるんだからいつまでもミズミズしいです。
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さぁいよいよ本格的地獄エリアに入ってきたみたいだぜ。
何といってもこれが見たくてここまで来たんだ、文句あっかくぬやろう。たくさん写真も撮ったから
じっくりとご紹介してやろうじゃねぇか、タイ人が想像&造形した阿鼻叫喚の地獄絵図ってやつを。

もっとも、これまで見ただけでもその地獄絵図とやらがどういうカンジのものかは
大体ご想像がつくと思うが(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2017-04-05 00:25 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2017年 04月 03日

すごすぎるワット・ムアン 【巨大すぎる大仏編】

タイの田舎の、ド不便な場所にあるワット・ムアン。
そんなお寺が参拝客を引きつける理由があるとすれば、なんといってもこの巨大すぎる大仏だ。

これはホントーーーにデカいんだよ。「デカい」以外に形容しようがないブツなのだ。
バイクタクシーの運転手が途中でこの大仏を指さして「ホラ見えたあれだ」って教えてくれたけど、
教えてもらった地点からお寺に到着するまでけっこう時間がかかった。周りに何もないから
すごく遠くからでもすごく大きく見えるのだ(下の写真はタイ国政府観光庁から拝借)。
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ワット・ムアンに3つある珍妙物件の中でも、“途方もなさ”では随一のこの巨大すぎる大仏。
調べたところでは高さ93m、幅62m。ちなみに東大寺の大仏が台座を入れて高さが約18mだぜ?
奈良の大仏を5つ重ねた高さっつうんだから腰が抜ける。もちろんタイ最大。恐れ入りやした。
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まさにスゴすぎ物件と言うにふさわしいスゴすぎさ加減。これは見たくなるでしょ~? 
深く感動しながらどんどん近づいていく。ほら、巨大さが伝わってきた?え?わかんない?
まぁバックが真っ青な空だけで比較対象物がないからなぁ。
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これならどうだ?まだダメ?
いい方法がある。この超巨大大仏、座禅座りした自分の右足のスネのあたりに右手を置いて、
ダラッと手を垂らしてるじゃん?彼の右手に注目していただきたい。
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さらに近づく。この右手ね。この巨大そうな右手がどのくらい巨大なのかというと・・・
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このくらい巨大なのだ。ここに来た参拝者はみんなこの右手のツメを触って有り難い
ご利益をいただくわけで、そのための台まである。一種のパワースポットなのである。
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このスゴすぎ物件を見に、はるばるここまで来たんだ。イ課長もご利益をいただこう。
しかし事前に説明されなきゃ、これが巨大すぎる大仏の指のツメだとわかる人なんて
世界に一人もいないよな。
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この角度から見た大仏さまの姿はこんな感じ。一体何の前衛建築ですか。
全身金色だけど金箔貼ったわけじゃなく、おそらく金色の塗装だな、これは。
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せっかく来たんだ。大仏を一周してみよう(そんなことする人は誰もいなかった)。
右ヒジにはちゃんとツッカイ棒がカマしてあります。これをはずしたら大仏様の右腕は
自重で肩からモゲて崩落するのかもしれない(笑)。
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これが背中。いやもう何と言っていいんだか・・・。
なぜか小窓が二つある。何のためにある窓か?そんなことはもうどうでもいいよ。
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左側までまわってきた。さっきあのホトケ様の右手の指のツメを触ったのが、なんだか
遠い昔のことのように思える(笑)。
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そのあたりからホトケ様の顔を見上げるとこんな感じに見える。うーーーむ・・・。
相変わらず望遠で撮った写真じゃ伝わらないと思うけど、とにかく「参りました」と言うしか
ないような、ヒュージでトレメンダスな大仏様なのである。
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ちょっと離れたところから。うーむ・・・ここまでスゴすぎるとウナるしかない。
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フツーの観光客ならまず行かない、不便なところにあるタイ最大のスゴすぎる大仏。
いやー感動いたしましたですよ。由緒ある格調高きお寺じゃ絶対味わえない種類の感動だ(笑)。
スゴすぎるデカさでアッと言わせることだけを追求した、まさにスゴすぎスピリットの精華。
素晴らしいではないか。巨大すぎる大仏を見られてイ課長の気分も高揚してきたぞ。

さぁそしていよいよ次回はワット・ムアンが誇る珍物件その3をご紹介するぞ。
ついに真打ち登場。イ課長が最も見たかったものがこの「その3」なのだ。
この時はイ課長もけっこうワクワクしたよ。というわけで、待て次号。


 

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by tohoiwanya | 2017-04-03 00:05 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2017年 03月 31日

すごすぎるワット・ムアン 【シルバー御殿編】

さて。
ワット・ムアンを観光名所として紹介したガイドブックなんて、たぶん一冊もないはずだ。
アーントーンって町自体、マイナーな地方都市。そこさらにバイクタクシーに乗らなきゃならんような
不便な場所にある寺にイ課長は何を見に来たのか?まずそれを説明しなければならない。
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理由は単純で、この寺に「何やら珍妙でスゴすぎるもの」が3つあるからだ。
スゴすぎ珍奇物件が3つある寺。3つともフツーの意味での観光価値が高いとは言い難い。
かなりモノズキな旅行者でなきゃ、見に行こうなんて気は起こさないだろう。

確かにイ課長はいささかモノズキだと自分でも思う。それでもスゴすぎ物件が1つだけなら
わざわざ見に行くのは面倒だと考える程度の正気はある。だが1箇所に3つある・・3つも?
不便な場所かもしれないけど、そこで一度に三つ見られるなら「見物効率」が高いんじゃないか?
お得じゃないか?・・と、そんな気になってしまう程度のバカでもあるのだよ、イ課長は。

これからその3つのスゴすぎ珍奇物件を順を追って紹介する。これを見れば多くの読み手は
「こんなモノ見るためにわざわざ行ったのかこのバカは」と思うだろうが、そんなことを心配する
書き手ではない。アホらしくもトホウもないスゴすぎ物件、たっぷり見せてやろうじゃねぇか。

とりあえず、まず入り口に最も近いシルバー御殿から行ってみよう。
これは3つあるスゴすぎ物件の中では最も「マトモ度」が高いといっていい。正式名称は何か
あるんだろうけど知らないので、ここでは便宜上シルバー御殿と書かせていただく。
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これがそうらしい。さっそく中に入ってみると・・・うーーわーーー・・・。
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タイのお寺が金ピカ・キラキラなのは知ってるけど、ここはなぜか銀にこだわっている。
どこもかしこも銀。もちろん、本物の純粋な銀を使ってるかどうかはわからない。
もしかするとアルミとかステンレスも混じってるのかもしれん。

壁や天井はぜんぶ鏡だぜ。こういう仕掛けは「部屋がどこまでも続いている」的な
錯覚を与える効果がある。ちょっと迷路みたいだよ。シャンデリヤも何だかすげーなー。
アジアにある仏教のお堂だよな?ここは。
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これがご本尊らしい。当然、全身銀色のシルバーブッダ。
しかし周囲もシルバーだらけだから、うっかりするとご本尊を見落としそうだ。
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そのご本尊の足元にはキティ時計。よくわかりません。わかりませんが、これがタイなのです。
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周囲にはズラッと、やたらにリアルなお坊さんの像が並ぶ。これはブロンズ製かなぁ。
ここに限らずタイのお寺ではよくコレを見る。かつて実在したエラいお坊さんをこうやって
像として残してるんだと思うけど、どれも顔や身体がものすごくリアルなんだよね。
これは金属色だからいいけど、本物っぽく彩色されたりするとお坊さんの剥製かと思っちまう。
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だがそれでも、このシルバー御殿は「マトモ度」が非常に高い方なのだ。たとえキティ時計があろうと。
ワット・ムアンで最初に見るモノとしてはちょうどいいウォーミングアップになる。シルバー御殿を
入口近くに持ってきたのはそういう配慮かも(笑)。せっかくだから天井に映った自分を記念撮影だぜ。
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さて、次のスゴすぎ物件行こうか。
このシルバー御殿を見るだけのためだったらこんな不便なところまで来やしない。シルバー御殿はこのお寺の
「スゴすぎ物件番付」でいえばせいぜい前頭クラス。だがここからはスゴいぜ?スゴすぎ物件の「スゴ度」は
いよいよスゴくなっていくのだ。覚悟はいいか?

次のスゴすぎ物件はとにかくベラボウに大きいはずだから、もう見えるんじゃ・・?

うおおおっと!みみみ見えました。見えてまいりました。
ワット・ムアンのスゴすぎ物件その2。さぁ近くからたっぷり見てくれようじゃねぇか。
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というわけで、次回に続くのである。何せ大ネタだから長編なのである。


 

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by tohoiwanya | 2017-03-31 00:08 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2017年 02月 22日

タイのドライタイム

以前、インド出張でビールの入手に苦労し、その上ドライデーなんてものが存在したことで
悲惨なビール生活を送ったという話を書いたことがある。

ドライデーって別にインドだけの専売特許というわけでもなくて、タイでも選挙の時とかは
酒類販売が禁止されるってことをANAの機内落語放送で立川志の輔師匠が言ってた(笑)。
要するにタイでも酒が買えない時はあるらしい。

でもイ課長は過去にタイでビールを買った回数は数えきれないけど、そんな事態には一度も
遭遇したことはない。ビールは重くてまとめ買いできないから日に2度、3度と買うことも
あったけど、コンビニ行きゃいつでも買えた。
(下の写真はバンコクのある午後の買い物一式。ビール以外にもいろいろあるから重くて・・)
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ところがだよ。
チェンマイ滞在中、コンビニでいつものように缶ビールを買おうとしてイ課長は驚いた。
ビールが並んだ冷蔵庫のところにこんな断り書きがあったからだ。
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ええ~?14時から17時までは缶ビール買えないだとぉ?
日単位のドライデーじゃなく、時間単位のドライタイムってか?こんなの知らねぇぞ?!
てっきり最近できた規制だと思って後で調べたら、実はずっと前からあるみたいなんだよ。
マジっすか?

にわかには信じ難いこのジジツ。
午後の最も暑い14時から17時、過去にタイでビール買うことが一度もなかったなんてトーテー
考えられない。ちょうど昼間の観光から戻ってホテルで一休みってことが多い時間帯だしね。
その帰りがけにビールを買うのは毎日のことと言っていい。絶対買ってたはずなんだが。

実はザル法?いや、そうでもないみたいなんだコレが。酒の販売店は売上データを当局に
調べられることもあるらしくて、そのデータには販売時刻も記録されてる。もし禁止時間に
売ったことがバレたら大変だから店側も厳格にやってるらしいんだよね。そうだとすると、
過去一度も引っかからなかったことがますます信じ難いんだが・・。
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昔からあったそうだけど、イ課長は2015年に初めて知ったタイのドライタイム規制。
もちろんチェンマイだけじゃなくバンコクのコンビニでも同じ規制が適用されている。
そりゃそうだよなぁ。
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運命の皮肉というやつか、はたまた残酷な神の配剤か。
ドライタイム規制があることを知らずにいた間は一度も引っかからなかったイ課長が、
この規制の存在を知ったとたん、バンコクで引っかかってしまった(笑)。
寝酒用のビールが足りないな、と思って夜遅くコンビニ行ったらちょうど0時回った直後。
例の張り紙を見てスゴスゴ引き返しましたよ。

今後タイに行ったらこのドライタイム規制には注意せんといかん。
しかし何度もいうけど東南アジアじゃ「日々是ビール買い」のような毎日を送るイ課長が
タイのドライタイム規制に気づかなかったことがドウしても信じられない。

暑いタイに行けば誰しも冷えたシンハーやチャーンをぐいっと飲みたいだろうから、
その楽しみのためにも、タイではドライタイムにご留意いただきたいのである。
しかしさぁ・・深夜の販売ストップはわからぬでもないけど、午後の3時間だけ
酒の販売を禁止する意味って何かあるんだろうか?


 

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by tohoiwanya | 2017-02-22 00:10 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 06月 03日

全国民ストップモーションの時間

タイでは毎日朝8時と夕方18時、公共施設などでタイ国歌が流れる。
コレが流れてる間はみんなキチッと静止・直立して国王に敬意を表さなければならない。
遅刻しそうな人だろうがジョギング中の人だろうが、とにかく静止・直立なのだ、この時だけは。

外国人からすると「ホンマですか?」と聞き返したくなる、このタイのキマリ。
これはマジなのである。これを怠ると、ヘタしたら不敬罪で逮捕されるっていうんだから、
タイにおいて「8時と18時はピタッと静止」というのは鉄のオキテと言っていい。

・・という話は何かで読んで、知識としてはだいぶ前から知ってた。
しかし不思議とその場に居合わせたことがないんだよ。タイの滞在日数、通算すればけっこう多いのに。
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この鉄則がいつから適用されたのか知らないけど、イ課長が1996年に初めて出張でタイに行った時は
一度も遭遇しなかった。1週間もバンコクにいたのに、だよ?朝8時はまだホテルにいたかもしれないけど、
18時はそこらを歩いてたはずだけどなぁ?ひょっとすると1996年当時はそういうキマリがなかったの?

しかし2013年以降だってタイには何度か行ってて、幾度となく8時と18時を通過してる。
この頃には「ストップモーションのオキテ」は絶対確実に存在していたはずなのに、不思議と
一斉静止現場に遭遇したことがない。

朝8時っていうと、ちょうど電車とか車に乗ったりしてる時間だからかなぁ?
夕方18時だと観光から帰ってマッサージ屋とかにいる可能性が高い時間だが・・でもマッサージ中、
18時になったら施術者のオバさんが突然直立・静止したって経験はないから(笑)、お店の中は
公共の場とみなされず、鉄のオキテの適用範囲外なのだろうと推測される。

だが、そんなイ課長もついに「タイ全国民ストップモーション」を経験することができたんだよ。
場所はチェンマイのサンデーマーケットの路上、日時は2015年9月20日の日曜日。夕方だったから、
今にして思えば「18時の回」、つまりその日二度目のストップモーションだったわけだ。
過去に一度も経験したことがなかったから、そんな鉄のオキテの存在も実はほとんど忘れかけてた。
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サンデーマーケットだからあたりは音楽やら話し声やらで騒々しい。(たぶん)何かのアナウンスがあって
次に何かの音楽がかかっても、イ課長はちょっとの間マッタク気付かずにそのまま歩いてた。

・・あれ?・・なんでこの人たち立ち止まってんの?。
おおおッ!!これが噂に聞く全国民ストップモーション!国歌の時間か!やったーついに体験できた。
いやーちょっとした感激だ。嬉しくて一枚だけ写真を撮ってしまった。
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静止してる時間は短い。1分にも満たない。
しかし地元タイ人はもとより、外人観光客もみんなちゃんと静止してる。慣れてるじゃん。

タイにおけるこの「一日2回の全国民ストップモーション」、けっこう“タイ名物”化してて、
動画もいろいろ紹介されてる。短いヤツを二つ貼っておこう。



 
 
動画だと、国歌演奏が始まっても気づかずに歩いてる人もいるけど、そういうテアイは外国人と思われる。
だとすると、イ課長が過去このストップモーションを経験しなかった理由に新たな可能性がでてくる。
要するに国歌が流れ周囲は静止してるのにイ課長が気付かなかっただけかもしれないって可能性だ。
何せ1分弱の出来事。騒々しいバンコクの町中で音楽がかかっても気にとめず、静止してる人のワキを
「ジャマだなぁ」なんて思いつつスリ抜けて歩いてた、なんてことはあり得る。もしそうだとしたら、
不敬罪で捕まらなくてよかったなぁ・・。
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でもタイ人にとっちゃ朝と夕方のストップモーションはカンペキに体にしみこんでるに違いない。
これが5分10分だと話は変わるだろうけど、なにせ1分弱。それに国歌を聞きながら直立・静止して
敬意を表するのが当然なくらい、いまのプミポン国王が人望を集めているのもまた事実。タイ人にとっては
鉄のオキテっていうより、国と国王への敬愛を示すごく自然な習慣と言っていいんだろう。

しかし外国人にとっちゃ、ちょっと面白い体験だよ。こういう言い方は不謹慎だけど。
こんどタイに行く機会があれば、人の多い駅とかショッピングモールとかにワザと8時か18時を狙って行って、
大規模ストップモーションを体験してみたいなぁ、などと思っているイ課長なのである。


 
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by tohoiwanya | 2016-06-03 00:05 | 2015.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 02月 19日

東南アジアのタバコパッケージ考察

2014年の2月にこんな記事を書いた(リンク先には閲覧注意の写真があるから、ご注意ください)。

シンガポールやタイのタバコのパッケージはグロい。なかんずく、タイのタバコのグロさ加減ときたら
ホント気持ち悪くて、ポケットに入れておくのもイヤだという気にさせる。イ課長はここ数年で
何度かタイに行ったけど、タバコだけは現地で買わず、他の国(もしくは日本)で買っていく。

あの記事では同じ東南アジアでもベトナムのパッケージは非常にソフトだということにも触れた。
こんな感じだったもんね。グロ画像なんてなく、日本と同じ警告文だけ。ちなみに、WHOは
加盟国にタバコのパッケージ面積の何%以上を喫煙リスク表示に使え、みたいな勧告を出してるらしい。
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このCRAVENっていうタバコをダナン空港の売店で買った時のことはよく覚えてた。
だから、翌年またベトナムに行った時、また同じ銘柄のタバコを買った。値段は2.1万ドン。
約110円ってとこか(メモ残しとくもんやのう)。上の写真だと3万ドン(150円くらい)って
シールが貼ってあるってことは、町で買うより空港で買う方が高いってことか?

まぁ値段の問題はいい。
それより、CRAVENのパッケージを見たイ課長はちょっと驚いたんだよ。なぜなら・・


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おおお。1年の間にベトナムも「キモ悪パッケージ」路線に方向転換したのかよ。
まぁ「キモ悪」って言っても、不健康そうなオッサンがタバコを手にゲホゲホッ!・・っていう絵だから
タイやシンガポールに比べればずぅーーっとマイルドなグロではあるが、それでも「画像つき」の
パッケージになったとはなぁ。この1年の間に変わったってことだよな。

ベトナムの後行ったカンボジア。ここではどうだったか?
そもそもカンボジアに国産タバコなんてものがあるのかどうかも行くまでわからなかったんだけど、
プノンペンの独立記念塔をデザインした、明らかにカンボジア製と思われるタバコがあったから
ためしに買ってみた。価格は0.5$。約60円か(メモ残しとくもんやのう)。
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喫煙者に対する警告内容は文字だけ。日本と同じレベル、あるいは2013年当時のベトナムと
同じレベルと言ってもいいだろう。周辺国に比べればグロさなんてまーったくなし。
ベトナムは穏健派→グロ派に転向したけど、カンボジアはずっと穏健派のままということか。

東南アジア、タバコパッケージ検証の旅は続く(笑)。

その翌年、つまり昨年行ったラオスではどうだったか?
ラオスでは、比較的軽そうなタバコでブルーのパッケージのヤツを買ったんだけど、
それはこんな感じ。価格は1万キープ=約150円だ(メモばんざい)。
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なんと、警告文すらないではないか。
このパッケージをよく見ると下の方にハングル文字が見える。「ビアラオ以外はこれといった
大手製造業がない」と言われるラオスだから、これが韓国からの輸入タバコという可能性は十分ある。
ラオスにしちゃ(というのは失礼だが)パッケージデザインもやけにアカ抜けてるし。

しかし、たとえば日本製のマイルドセブンだって、タイで販売する時は例のグロ・パッケージになる。
つまり輸入タバコであっても当該国での販売に際しては当該国の規定に従う必要があるはずで、
ラオスには喫煙の健康リスク表示規定自体がないのではないかと推測されるんだよ。

・・と、こう見てくるとだよ?ある種の法則が成り立たないか?
「東南アジアでは経済的に発展し、豊かになるとタバコのパッケージがグロくなる」という法則が、だよ。
ためしにタバコのパッケージのグロさのレベルと、その国のGDPを比べてみようか?


 タ イ   → たぶんずっと前から超激グロ   → GDP 404.82(10億$)
シンガポール → たぶんずっと前から激グロ    → GDP 307.87(同上)
 ベトナム → 数年前にややゆるいグロ派に転向 → GDP 185.90(同上)
カンボジア → 警告文だけで、全然グロくない  → GDP 16.55(同上)
 ラオス   → 警告文すらなし。ゆるゆる    → GDP 11.68(同上)


ほらぁ〜〜〜。
タバコパッケージのグロ度と、その国のGDP総額は見事なほどの相関関係にあるではないか。
(ま、一人当たりGDPで比較するとここまでキチンとは並ばないのだが)

GDP総額がある程度になるとタバコパッケージがグロくなる。
これを「GDP・タバコグロ化の法則」と名付けよう(笑)。国が経済的に成熟してくると
「国民の健康」とか「WHOの勧告」なんかに配慮する余裕ができるってことなのかもしれない。
しかし国も国民も貧しいと、そんな余裕はないと。

この法則が正しいとすれば、だ。
カンボジアやラオスのタバコのパッケージがグロ化するまでにはまだ時間がかかるだろうな。
GDPという点じゃミャンマー(63.14(10億$))の方がグロ化に近いはず、と思って
「ミャンマー タバコ」で検索してみると、おお、ホントにもうグロ派みたいだ。
それならGDP総額ならシンガポールより多いマレーシアは絶対にグロ派のはず、と思って
調べてみたらやっぱりそうだ。

ただ、「GDP・タバコグロ化の法則」はかなり当たってそうだけど、適用できるのは東南アジアだけ。
ドイツなんて、ずっとずぅーーっと豊かな国だけどパッケージはグロくなかった。
もちろん日本もそうだし、アメリカだってこんなグロパッケージはなかったもんなぁ。

とりあえず東南アジア限定の法則ということで・・・(笑)。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-02-19 00:05 | 出張・旅行あれこれ | Comments(4)
2015年 02月 02日

ベトナムのバイク文化考察

こないだシゴトでちょっと調べたんだけど、アジアの主な国の人口1000人あたりのバイク保有数を見ると、
台湾って何と600台を越えてて、ほぼ「国民1.5人に1台」という信じ難いバイク保有率なのだ。

一人当たりのGDPじゃ台湾よりグッと下がるベトナムだけど、バイク保有率はやはりスゴい。
1000人あたり保有台数が400台をはるかに超えてる。もちろん台湾やベトナムのバイク保有率は
日本なんかより遥かに遥かに多いのだ(日本は1000人あたり100台いかない)。

こういうバイクだらけの国って、独特のライディングスタイルやライディンググッズがある。
台湾ライダーズスタイルもなかなか面白かったけど、ベトナムもまた面白かった。加えて、たぶん
その国独特のバイク規制もあるはずで、結果とし日本じゃ見られないバイク文化が生まれる。
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たとえばマスク。この独特のライディンググッズは台湾で見て「こんなのするんだ」と思ったけど
ベトナムでも多い。おそらく排気ガス防止ってことなんだろうけど効果あるのかなぁ?
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ベトナムじゃヘルメットもちょっと変わってる。
日本みたいにフルフェイス型をかぶってる人は皆無で、みーーんなハーフタイプ(帽子型とでもいうか)
なんだけど、これは乗ってるバイクの多くが125ccクラスの小型自動二輪であることを考えれば
まぁある意味妥当とも言える(日本ではハーフタイプは小型のみかぶっていいことになってる)。
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ただ、イ課長はベトナム人がかぶるヘルメットを見て時々「ん?」と思うことがあった。
後頭部がグリッと上にエグれた、ヘンな形のヘルメットをかぶってる人が散見されたからだ。
 
なんであんな形してるんだろう?・・・しばらくわからなかった。
しかし下の写真を見ればイ課長の疑問(真ん中の人)と、その答え(右の人)がイッキにわかるはずだ。
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これ、後ろに結んだ髪を出すためのエグれなんだ!つまりこれは女性専用ヘルメットってことだ。
これは驚いたねぇ。こういうのは初めて見た。

しかし女性が髪を結ぶ位置はマチマチだ。首の後ろで結んで背中にたらす人もいれば、後頭部の
高い位置でポニーテールにする人もいる。もっと驚いたのはそういう「ポニーテール用」のヘルメットも
あるんだよ。ほら、ヘルメットの後頭部の上の方に穴が開いてるでしょ?これには感心した。
女性のヘアスタイルに応じてヘルメットの形状がいろいろあるなんて、日本じゃありえないよ。
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ことほどさようにライディンググッズに関してもいろいろ面白い発見があるけど、「乗り方」という点じゃ
日本人がまず驚くのはやっぱり3人乗りだ。これは台湾にもなかった。聞いた話だとベトナムではバイクに
「3人まで乗っていい」みたいで、別に法律違反というわけではないんだと思う。

だから3人乗りは当たり前のように見かけるし、当事者たちにも罪の意識は感じられない(笑)。
ただ3人乗りの場合の「3人め」はほとんどの場合コドモで、ひょっとすると「3人乗りの場合
最低一人は○歳未満でなければならない」なんていう規定があるのかもしれない。
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しかも社会主義国的厳格さというべきか、4人乗りっていうのは全く見かけなかった。
え?そんなの当たり前だろうって?なんのなんの、いずれご紹介するけど、去年プノンペンでは
5人乗りを見かけたからね(笑)。その点、ベトナムでは「3人まで」っていう規定がそれなりに
ちゃんと遵守されてることが伺える。

ただ、二人・三人乗りの乗り方を見てるとイ課長としてはちょっと不安になる。
後ろの人が前の人にあんまりシッカリつかまってないんだもん。下の写真なんて、後ろの人は
両手で看板持ってるはずだから運転手に全然つかまってない。大丈夫かぁ?
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これもそう。後ろの子供は二人とも運転してるお母さんにつかまってる様子があまりない。
基本的に後部座席に乗ってる人は「座ってるだけ」っていうことが多くて、バイクの姿勢が不安定に
なった時は危ないような気がするんだけどなぁ・・後ろが子供だと余計にそう思う。
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「危ないなぁ」と思うことも多々あったけど、さっきも言ったように走ってるバイクは圧倒的多数が
125cc前後の小型バイクだから、50~60kmなんてスピード出すことは車格からも考えても道路事情から考えても
不可能。仮に3人乗り状態で転倒したとしても、死亡事故は意外に少ないのかもしれないんだけどね。

まぁそうは言ってもケガだってしないにこしたことはない。
ベトナムライダーズのみなさん、くれぐれも安全運転してね。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-02 00:22 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(6)
2014年 08月 14日

巨大数の国・ベトナム

「次回、最終回でアユタヤネタをもう一つ」と前回言っておきながら、厚顔無恥にもベトナムネタ。
相変わらず不実な書き手・イ課長なのである。まぁ世間はお盆休みでもあるし、アユタヤネタも
一休みしてベトナム小ネタをはさもうというわけなのだよ。

さて、これまでの旅行記でもさんざん出てきたけど、ベトナムの通貨は「ドン」だ。
しかし、この「ドンで支払う」という行為が外国人旅行者にとっては簡単ではない。
 
たぶんベトナムでは以前にひどいインフレがあったんだろうな。
これまでの記事でもおわかりのように、とにかくドンの交換レートって極端なんだよ。
1ドンは大体0.005円・・・って言われても、算数を苦手としたイ課長にはサッと飲み込めない。
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ベトナム滞在中にヒトケタ、フタケタのドンを払う機会なんて絶無で、最低でも4ケタ、つまり千ドン単位から。
だから1ドン何円なんて覚えても意味ないんだよね。逆に換算すると1円≒200ドンなわけだけど、ドンの表示価格を
いちいち200で割るのも面倒。で、結局イ課長は以下のようなやり方で通した。

 
  ゼロを二つとって半額にする

たとえばメシ食って8万ドンという請求が来たとする。
「エイティサウザンド」」なんて巨大数を言われると、最初は反射的にドキッとする。
でも8万からゼロを二つとれば800。それを半分にしたら・・ああ、400円か。てな具合に
この方法で計算はわりとすぐ慣れた。でも感覚的に慣れるのはちょっと時間がかかったね。

ドルやユーロに染まった欧米人であればなおさらだろうな。なにせ1$≒20,000ドンなんだから。
10$の食事すれば請求は20万ドン。そりゃまぁやっぱりアタマではわかっているだろうけど
トゥーハンドレッドサウザンドなんて言われりゃ、アメリカ人だって最初はドキッとするだろ。
まぁそういう「巨大数の世界」を旅するのも、それはそれで面白いんだけどね。

ベトナムじゃ「ウンびゃくウンじゅうドン」なんて“端数”は事実上存在してないわけだから
ベトナム人のガワもガイジンに英語で値段を言う時は「フィフティーン」(=1.5万ドン)とか
「スリーハンドレッド」(30万ドン)みたいに「サウザンド」を省略するケースが多かったね。
たしかに欧米人にとっちゃこの方がまだしも感覚的に把握しやすいかもしれない。

硬貨もあるみたいだけど、実際には紙幣しか受け取ってもらえないベトナム。
そのベトナム観光初日にあちこち行ったら、たちまちいろんな紙幣が集まった。
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日本だと紙幣って千円、五千円、一万円の3種類だ(除・二千円札)。
それがベトナムじゃ2000ドンから500000ドンまでで8種類。加えて一番上の写真の1000ドン札があるから
そうなると9種類だ。顔はぜーーんぶホーチミン。そういやインドの紙幣はぜーんぶガンジーだったなぁ。

ただでさえウン万、ウン十万というすごい単位に対応しなきゃならないうえに紙幣の種類がヤタラに多く、
しかも紙幣の顔は全部同じ(笑)。これは難しい。たとえば「24万8千ドン」と言われて1,240円、と計算は
すぐにできても、財布ン中にブ厚くたまった9種類の紙幣から24万8千ドン分のお札を探す作業はすぐにはできない。
そこでつい50万ドンとか、デカい紙幣で払っちゃうわけだけど、そうするとお釣りとしてさらに紙幣をもらい、
紙幣の山はますますブ厚くなっていく・・・

海外行くと往々にして細かいお金の大量在庫が発生する。
たとえば米国だとドル以下の5¢、10¢、25¢等々の硬貨がたまる。紙幣で払ってるうちに釣り銭の硬貨がたまるわけだ。
ベトナムも事情は同じなんだけど、硬貨がほとんど流通してないベトナムでは貯まっていく少額貨幣も
コインじゃなく紙幣になっちまうわけだ。

さて、このドン紙幣。
日本のお札の「透かし」とはちょっと違うんだけど、やはりシースルー機能がついている。
お札の右の部分。穴みたいに見えるけど、これが透かしなのだ。
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なかなかうまく写真が撮れなかったんだけど、白いもの(自分の足)をバックにするとなんとか撮れた。
ほら、数字の透かしが入ってるでしょ?
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缶ビール1本買っても1.5万ドン(=75円・・・安いなぁ)なんて価格のベトナム。
ベトナムを旅してるとウン十万、時にはウン百万なんていう巨大数と親しくならざるを得ない。
まぁそれでも一日、二日と滞在してるうちに何となくそういう単位にも慣れてくるんだけどね。
金銭感覚がベトナムになじむわけだ。

しかしイ課長の場合、ベトナムの次にタイに行ったじゃん?
それはすなわち現地通貨1000(ドン)=5円の世界から、1000(バーツ)=3千円の世界に
移動したことを意味する。感覚の切り替えにはけっこうアタマの筋力を使ったのである。


 

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by tohoiwanya | 2014-08-14 00:06 | 2013.06 東南アジア旅行 | Comments(4)