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2015年 11月 18日

爆泊の荒波に翻弄される

来週、また一泊出張になってしまった。忙しくなってきたよゥ・・。

来週の木曜は大阪で10時から、金曜は浜松で夕方(16時)から仕事。
26日は超早起きして大阪に行くことになるが、まぁそれはいい。問題は大阪の仕事が終わった後だ。
東京に戻って来るのはバカバカしいし高くつく。どこかに一泊することになるわけだが・・・。

泊るとすりゃ大阪か浜松のどっちかだよな、フツーに考えれば。
金曜の浜松のアポは夕方4時だから、木曜は大阪に泊って翌朝チェックアウトぎりぎりまで
ホテルでちんたら過ごし、大阪で昼飯食ってから午後ゆっくり浜松行きたいところだ。
(下の写真は本文と何の関係もない、姫路の昼寝ネコ軍団)。
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ところがギッチョン。

怒濤のように押し寄せる外国人観光客は今や日本のビジネスホテル事情をも激変させてしまった。
爆買いならぬ“爆泊”の波の影響で、東京とか大阪のビジネスホテルはいまや極めてとりづらくなって
たまに空いてるやつも宿泊料はバカな高騰。

数年前なら大阪市内のアパホテルなんて7,000円くらいが普通だったのに、いまや1.5万円程度がザラ。
4人部屋二段ベッド、共用バスルームなんていう聞いたこともない(本来であれば)超安ホテルでも
立地が都心部だと1万円超っつうんだから呆れ返るじゃねぇか。
 
大阪は東京より状況がヒドくて、今や日本一ホテルがとりづらいという評判すらあるらしい。
大阪市内の便利な場所で、規定宿泊費内のホテルを数日前にとるなんて今やまったく不可能。
カプセルホテルとかラブホテルとか簡易宿泊所とか、いくら何でもそれは・・ってトコしか残ってない。
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先日の出張でイ課長が梅田やなんばではなく、わざわざ南海電車に乗って堺東という市外のホテルに
泊った理由の一つもそのため。それでも規定内に収まらなかったから200円自己負担しなきゃならん。

道頓堀のグリコ看板の前なんて、グリコポーズで記念写真を撮るアジア系旅行者だらけだったもんなぁ。
数年前には考えられなかったような、大量の外国人旅行者が大阪に押し寄せ、そのおかげで
出張サラリーマンは大阪の泊まるところ探しで大弱りだ。
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東京出張に来るサラリーマンもかなり困ってるみたいだけど、大阪出張するイ課長も困った。
来週26日の夜も本来なら大阪に泊まりたかったのに、どう頑張ってもムリっぽい。

大阪が無理となれば、浜松行く途中の京都あたりに泊るか?
ムリ無理。11月下旬〜12月初めの京都は紅葉見物めあての日本人だけでもホテルは激混みなのを
知ってるのだ。2010年の京都出張ン時は苦労したもん。今やそこに外国人も加わってるわけだから
大阪以上に大変かも。2010年当時はそれでも何とかホテル泊れたけどなぁ(下はその時の写真)。
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大阪もダメ、京都もダメ。だが調べてみると名古屋や浜松のホテルはけっこう空きもあるし、
価格相場も異常ではない。外国人旅行者たちの「爆泊の波」は東京・大阪を席巻してるけど、
愛知県および静岡西部エリアではまださほどでもないようだ。

しかし静岡県東部はけっこうキテるよ?もう。
先日、弔いの手伝いで静岡県某市で泊まったって書いたでしょ?

ホテル探しの時「田舎町のわりにホテルの空きが少ないなぁ」と思ったんだけど、これも爆泊の影響。
富士山静岡空港ってのが出来て(日本人の多くはそんな空港知らない)、富士山観光したい中国人が
チャーター便で押し寄せてるんだと。そのせいで小さな町の数軒しかないホテルがやたら混んでる。

この「爆泊の波」、来年以降も続くに違いない。っていうか、事情はさらに悪化するのかも。
「ターミナル駅から数駅はなれた小さな駅の、飲み屋街ウラのホテルに5,800円で泊まる」なんて
ノドカな出張は、東京や大阪に関してはもはや昔話になってしまったのである。

とりあえず当面の問題は26日に泊まるトコだ。まぁ結局浜松に泊まることになるだろうけどね。
浜松泊まりかぁ・・トホ妻が足を手術した2013年にも泊まって浜松餃子食ったなぁ。
しかし冒頭書いたように今回のアポは16時だぜ?ビジネスホテルなんて10時か11時には
チェックアウトだ。その後5時間くらいヒマをつぶす必要がある。何してりゃいいのさ??

この季節だから浜松城で紅葉見物・・・っつうてもなぁ、1時間もありゃ終わっちゃうだろ。
そのあとゆっくり浜松餃子食ったって、まだ何時間も残ってるわけで・・・。

当日浜松の映画館で何をやってるか、調べておくべきかも。
爆泊の影響で、国内出張もいろいろ準備しておくことが増えて困るぜ(笑)。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-18 00:07 | 国内出張・旅行 | Comments(6)
2015年 07月 19日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 35

さて、バンコク短期避寒旅行ネタも大体書いたかな・・という気分になってくると
最後に登場するのがおなじみのホテル評価。このシリーズも35まで来たか・・・。
死ぬまでに100くらいまで書けたらええのう。よぼよぼ。

さて、この時バンコクで3泊したホテル。それはここなのである。


S33 Compact Sukhumvit Hotel

35回めのホテル評価で取り上げるのが33ホテルというわけか。

最初にあるS33というのは「ソイ33」、つまりスクンビット通りと交わる33番めの通り(soi)にある
ホテルってことで、奇数番号なら大通りの北側、偶数なら南側になる。スクンビット周辺には同じように
数字を冠したホテルがいくつかあって、慣れてくるとその数字である程度場所を推測できる。
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立地・利便性★★★★☆
地下鉄の駅、スカイトレインの駅、ともに歩いて10分くらいかな。
相対的には涼しい12月末のバンコクじゃさほど苦にならなかったけど、暑い時期だったら
駅までの距離そのものより、歩いてる間の暑さがこたえたかもしれない。しかし地下鉄と
スカイトレインの両方に歩いて行けるっていうのはとにかく便利だし、イ課長もそれを狙って
半年前と同じくスクンビット・アソーク交差点周辺のホテルを探したのだ。

近くにはコンビニもあったし、レストランもいっぱいあった(入らなかったが)。
そういう点でも便利な場所だったと思う。
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ただ、立地条件は人の好みもあるからねぇ。
ソイ33にはおそらく日本人向けと思われるカラオケバーもあったし、不健全間違いなしと思われる
マッサージ屋もあった。そういう店の前でハデめのおネェさまたちが「客、こないかなぁ」って顔して
スマホいじってたり道行く人を眺めてたりするわけだ(勧誘されることはなかった)。

1996年に初めて来た時経験したポン引き波状攻撃に比べりゃ、この程度は全然ドウってことないけど、
それはイ課長にとっての話で、人によっては「ちょっとなぁ・・」と思う人もいるかもしれない。
駅までちょっと距離があるという点と、周囲の環境等々を勘案すればまぁ星4つってところだろ。


部屋★★★★☆
良かったと思うよ。星4.5あげてもいいくらいだ。
イ課長一人旅の例にもれず、部屋代は一泊約1700バーツ、5000+数百円くらいと安め。
(もちろん当時のレート。円安の今なら軽く6000円は超える)
部屋に入ってすぐ「あ、意外とイイじゃん♪」と思った。照明が暗めなせいか、やけにシックで
落ち着いた部屋に見える。
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バスルームもこんな感じでキレイ。バスタブはないけど、バンコクじゃあんまり使わないしねぇ。
シャワールームがあれば十分だと思うのである。
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窓からはこんな風にホテルの中庭が見える。写真右寄りの明るいところが入口なのである。
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道路に面してないから夜も静かだったし、お湯もちゃんと出たし、部屋に関しちゃホント問題なし。
そりゃまぁ広い部屋とは言えないけど、5000円ちょいでこのグレードなら文句はないよ。
強いて難点を上げれば部屋が暗くてベッドで本を読めなかったことくらいか。


朝食★★★☆☆
ただ朝メシがねぇ・・・粗末だったわけではない。そのことは強調しておきたい。
ジュースとコーヒー、パン、ベーコンやソーセージといった定番のおかず、卵料理は
目玉焼とかスクランブルとか選べる。まぁごく普通のレベルのホテル朝食と言っていい。
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でもねぇ、なぜかアッという間に飽きたんだよ。
ここに3泊したイ課長はこの朝食も3回(プチ食中毒の翌朝含め)食ったわけなんだけど、
すでに2回目の時点で飽きてた(笑)。
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要するにパンも飲み物もオカズも、種類や量は不満のないレベルで揃ってるんだけど、取り立てて
美味しいものがないって感じなんだよね。ジュースでもオカズでもデザートでも、何か一つくらい
「あ、これすごく美味しい」ってのがあると翌日もまたアレ食おうって気になるけど、そういうのがない。
3泊だからどうってことなかったけど一週間滞在だったらウンザリしたかもなー。


でも総合的には値段のわりにいいホテルだったと思う。
朝メシに飽きたら外で食えば(あるいは前日に何か買っておけば)いいわけだし、部屋がそこそこ
広くて夜も静かだったという点は大変ヨロシイ。

最後の日、ホテルに預けた荷物を受け取り、空港までのタクシーを呼んでくれと頼んだ。
それが12月30日の夜だ。年末のせいかなかなかタクシーがつかまらなかったみたいなんだけど、
男性ホテルマンが道路に出て一生懸命タクシー呼んでくれた。従業員サービスもなかなかグッド。

スクンビット周辺で高くないホテルを・・という方には十分おすすめできると思うのである。

 
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by tohoiwanya | 2015-07-19 00:01 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(6)
2015年 06月 09日

ホテル予約サイトを比較してみたら

実はイ課長は今年も9月に海外に行く計画を練っている。いろいろ下調べもしてる。
そこであるコトに気付いたから、それについて書いておきたい。

このブログをお読みの方々は、自分が海外旅行をする際、どうやってホテルを探してるんだろうか?
もちろんホテルが事前に決まってるパッケージツアーじゃなく、自由旅行で行く場合、要するに
「自力でホテルを探す必要がある」場合に、だ。

むかーし書いたことがあるけど、イ課長は出張でも旅行でももっぱらBooking.comを愛用している。
何せ利用実績が長いから安心感がある。2007年の最初の欧州出張以来使い続けてるから、もう
ご愛用足かけ8年。ここを使って予約したホテルの数は数えきれない。
(ちなみに、国内出張で泊まりの時は大体「じゃらん」を利用している)

ホテル予約サイトは他にもある。Agodaっていうのは何度か覗いたことはあるけど使ったことはない。
ExpediaHotels.comあたりになると覗いてみたこともこれまでなかった。

しかし今回、たまたまBooking.comとAgodaで同じホテルを比較する機会があり、それが契機となって
4つのホテル予約サイトを比較してみる気になった。その結果をご紹介しようと思う。
念のために言っておくが、イ課長はどこかのサイトの回し者というわけではないからね?(笑)

もっとも最近書いたホテル評価、バンコクのホテルマンハッタンに実験材料になってもらおう。
お盆の頃にバンコク旅行して、8月15日の晩に一泊するという同一条件で、4サイトを比較してみる。
ちなみに、どの予約サイトも「最安値保証」と書いてあることは言うまでもないのである。

まずイ課長が愛用しているBooking.com。結果はこうなった。
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ふーむ、スーペリアが6881円か。2013年に泊まったときは5000円くらいだったと思うけど、これは宿泊料が
値上がりしたっつうより、円安の影響が大きいと考えるべきだろう。ではAgodaはどうだ?結果はこう。
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ほう、スーペリア6,235円。Booking.comより600円以上安いじゃん。
次々いくぞ。Hotels.comはどうだ?
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ありゃーー。こちらはぐっとお高くなって7000円超かい?サイトによって違いがあるんだねぇ。
それじゃ最後、Expediaで調べてみると・・・
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ほー。ExpediaとHotels.comは完全に同じ金額じゃん。
同じホテル、同じ日程で4つの予約サイトで調べた結果を整理すると以下のようになる。

Booking.com 6,881円
Agoda    6,235円
Hotels.com   7,209円
Expedia   7,209円

・・・と、ここまでの比較なら誰だってAgodaが一番安いからAgodaにしようと思うはずだ。
他にも何カ所か、同じホテルで比べてみたけど、Agodaが一番安いというケースが確かに多い。
だが待ってほしい。よーーーく見てほしいのはBooking.comとAgodaの価格表示のココのところとだ。
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ちょっ、ちょっと待て。片や税サービス料込みで、片や別計算なの?そうなの?
しかし17%って大きいぜ?じゃAgodaの表示金額にに1.17かけるとどうなるかっていうと・・・

6,235×1.17=7,295円

えーーー。Booking.comよりずっと高いんじゃん。Hotels.comやExpediaよりも高いよ。えええー?
そう。実はホテル予約サイトの表示にはこういう違いがあったのだ。Booking.comしか知らなかったイ課長、
今回あちこち比較してみてこんな差があるということを初めて知った。

しかしこれは誰だって引っかかる・・・いや引っかかるという言い方が失礼だとしても、誤解を招きやすい。
税・サービス料で17%もある場合、価格表示にそれを含めるか含めないかでけっこうな金額差になるからね。

ちなみにHotels.comとExpediaはどうか?この二つはある意味Agoda以上に問題がある。
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上のHotels.comは「含んでないけど、それが何%かは明示せず」という形になってる。これ不親切だろ。
下のExpediaに至っては税・サービス料の扱いがどうなってるかの表示自体が一切ない。さらに不親切だと思う。
でもまったく同じ金額ってことから考えて、Expediaもやっぱ税・サービス料は含んでないと推測されるよねぇ。

Agodaの場合、さぁ予約しようと思って手続きを進めていくと、途中で税・サービス料込みの金額が表示される。
当然、最初に見た金額より急に高くなる。イ課長みたいな愚かなソコツ者はそもそも最初に大きく表示された
金額しか見てないから、急に金額が高くなると驚く。

Hotels.comとExpediaは予約画面まで試してないけど、おそらく同じように予約画面のどこかで
税・サービス料がオンされた金額が表示されるはずだ。まさか自分で計算しなきゃいけないってことぁないよな?
オンされるのが何%なのか書かれてないんだから、実際のところ計算しようがないわけだし。

税・サービス料を乗せて考えると4サイトの料金はこういうことになる。

Booking.com 6,881円
Agoda    7,295円
Hotels.com   7,209円(×1.17)=8,434円
Expedia   7,209円(たぶん×1.17)=8,434円

なーんだ。結局、一番安いのはイ課長が長年使い続けてるBooking.comではないか。

利用者にとっちゃ、税金やサービス料等々を含んだ最終支払金額がバンと表示されるサイトの方が
わかりやすいのは当然だ。そういう点ではやはりBooking.comが一番使いやすいと評価できる。
Agodaだと(「含まず」という小さい字に気付いたとしても)自分で計算しないといけないし、残り2サイトは
何%加算されるのかもよくわからんときた。何度もいうけどこれは不親切ってもんだろ。
例にとったバンコクのホテルの場合、税・サービス料が17%だから、特に差が大きくなる。

もちろん、これはBooking.comが世界中どのホテルで比べても常に一番安いことを保証するものではない。
今回の実験ではたまたまこうなったけどけど、他のホテルで実験すれば別の結果もあり得る。しかし表示金額に
よけいな加算を必要とせず、わかりやすく表示されてるのがBooking.comであることは間違いない。

ただしBooking.comにも「わかりやすさ」という点で改善の余地はある。最大の問題は同じホテルに連泊する場合、
宿泊料金表示が「連泊の合計料金で表示される」ということだ。連泊数が多くなるほど表示金額も増える。
慣れたといえば慣れたけど、1泊平均料金はいくらかっていうのを併記してくれると助かるんだけどなぁ。

ま、それでもね、総合的にみれば「表示された価格が実際の宿泊金額と同じ」という決定的な点において
Booking.comが最もわかりやすく、使いやすいのは明白だと思うわけですよ。はい。

 
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by tohoiwanya | 2015-06-09 00:06 | 出張・旅行あれこれ | Comments(12)
2015年 04月 09日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 34

さて、それでは2013年6月東南アジア旅行ネタの(たぶん)最後を飾ってバンコクのホテルだ。

バンコク中心部には「地下鉄とスカイトレインの両方の駅がある」繁華街が2カ所あって、
一つはイ課長が1996年出張で歩きまわって多少は土地カンのある(地下鉄の駅だと)シーロム。
もう一つが全く未知の(同じく地下鉄の駅でいうと)スクンビットだ。

このどちらかの繁華街に宿をとれば、スカイトレインと地下鉄の両方にいきなり乗れるから便利。
ちなみに、シーロムにはゴーゴーバー・エリアとして有名なパッポン通りがあり、スクンビット
には同じく大ゴーゴーバー地帯のソイ・カウボーイがある。ゴーゴーバーでは大差はない(笑)。

で、結局イ課長はまだ全然行ったことがなかったスクンビットのこのホテルをとってみたのだ。

Manhattan Hotel

バンコクにあるのに、なぜかマンハッタン・ホテル。なぜこういう名前なのかは不明。
スクンビットのソイ15をちょっと入ったところにある。大通りに面してはいないけど、
構えはなかなか立派げなホテルだった。


立地・利便性★★★★☆
スカイトレインや地下鉄の駅まで歩いて3〜4分ってところか。
周囲はTerminal21みたいな巨大ショッピングモール、ファーストフード、安食堂、コンビニ、
さらにTシャツやらニセモノ腕時計やら売る屋台に至るまでゴチャゴチャあってすごく賑やか。
観光移動、買い物、食事、缶ビール調達等々あらゆる点で便利な場所だった。
スクンビットってこの時初めて来たけど、すげー賑やかなエリアなんだね。
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それでも星5つじゃないのはなぜか?
前にも書いたけど、このホテル、そのスジで有名な「援交カフェ」のすぐ近くだったんだよ。
夜になるとそこらに立ってる夜のオネエサマたちから「オニーサン、ハナサナイ?」なんて
声をかけられながらホテルに帰ることになる。その点を考慮して星4つ。ま、イ課長は17年前に
シーロム周辺でポン引きの海を泳いだお兄ぃさんだから別に驚かないが。


部屋★★★★☆
部屋は良かったよ。思ったより広くて、設備もしっかり。
このホテル、全体的にやや古めで、共有部分も部屋も全体的にピカピカの新品という感じは
ないんだけど、貧乏性の巨大ロボット1台が泊まるには十分すぎるくらい。
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バスルームもちゃんとバスタブつき。ま、南国タイじゃ外出から戻るたびに頻繁にシャワーを
浴びるからバスタブはなくてもいいんだけど、なきゃイヤという人もいるだろう。
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一つだけ困ったのは、空調メンテナンスか何かでエアコンの効かない午後があったことだ。
確かメークロン市場観光からクタクタになって戻ってきた日だったと思うけど、あの時は
さすがに困って冷房の効いたショッピングモールに避難した。


朝食★★★★☆
せっかく朝食つきで泊ったのに、1泊目はアユタヤ観光、2泊目はメークロン市場行きでともに
早起きしたから、朝メシは3泊目しか食わなかった。すごくもったいないことをした。
朝食はビュッフェ形式で、品数もけっこうあってなかなか良かったよ。洋食系中心だったけど
チャーハンやお粥があるあたりはアジア的というべきか。
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従業員の態度★★★★★
実はこのホテルにもちょっと忘れ難いおじさんがいるのだ。

17年前、出張でバンコクに来てシーロム近くのホテルにチェックインした時、中学生くらいの
男の子のボーイが部屋まで荷物を運んでくれた。こりゃチップをあげないとマズいだろうけど、
こっちは空港で初めてバーツを両替し、タクシーで初めてバーツを使った直後で、硬貨や紙幣も
ロクにわかってない。

しょうがないから適当なコインを渡したら、どうもそれは50バーツだったみたいで、あとで
現地駐在オジサンから「そりゃ、君、やりすぎだよ」と言われてイタく反省したことがある。

マンハッタンホテルでもおじさんが部屋まで荷物を運んでくれた。あわわ、またチップあげなきゃ。
といっても17年ぶりのタイバーツだからさっぱりわからん。とりあえず「やりすぎ」でもいいから
ひとつだけあった硬貨(今にして思えばたぶん10バーツ)を彼に渡した。

彼は一瞬そのコインを見て「これは小さすぎるお金ですからお返しします」みたいなことを言って
イ課長に返してきた。げげ!しかし空港で両替したばっかだからあとはデカい札しか持ってないよ。

「ごめん、これしか小銭を持ってないんだ」と言うと、彼は「いいんです、いいんです」と言って
去っていった。後でツラツラ確認してみたら、どうも50バーツ硬貨って今はない(か、流通してない)
みたいなんだよね。硬貨じゃなく、50バーツくらいの金額を紙幣であげるべきだったんだ。
またチップで失敗しちまったぜ。あのおじさんには悪いことをした。

しかし神はイ課長に名誉挽回のチャンスをくれたのだ。
バンコク最後の夜、ホテルに戻って荷物をピックアップしてタクシーを呼んでもらったんだけど、
その時荷物を玄関まで持ってきてくれたのがあのおじさんだったんだよ。すぐわかった。

玄関でタクシーを待つ間、彼に話しかけてみた。「私を覚えてますか?」
おじさん、こちらを見ずに、かすかに笑って「イエス」と答える。

「3日前、私はチップをミステイクした。でも今は大丈夫」そう言って彼の手にお札を握らせた。
よく覚えてないけど複数枚のお札、合計すると100バーツ近くの金額だったと思う。
彼はそのお札を見もせずに、スマートにスッとポケットに入れて「サンキュウ」とお礼を言う。
最後に握手しておじさんと別れてタクシーに乗った。

こうして胸のツカエがひとつ取れたような気分になって空港に向かったイ課長なのでありました。

 
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by tohoiwanya | 2015-04-09 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 09日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 33

2013年の東南アジア旅行でイ課長は4つのホテルに投宿した。ベトナム3つ、タイ1つ。
まだ二つしかご紹介してないから本日は三つめのホテルについて書こう。ベトナムのホテルは
どれも安くて快適だったという印象が強い。本日ご紹介するハノイのこのホテルもまさにそうだった。

Hanoi Grand Hotel

ハノイグランドホテル。
名前だけだと、北京における北京飯店みたいに「その街一番の格式と伝統を誇る高級ホテル」ぽいけど
イ課長がプライベートで泊まるんだからもちろんそんなことはない。
ハノイ旧市街の一角にある小さな安ホテルなんだけど、ココがまた良くてさぁ・・・
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立地・利便性★★★★☆
ハノイ旧市街のゴチャゴチャした一角の、しかも大通りじゃなくそこから折れた細い道に面してるから
場所はわかりづらい。イ課長は到着してしばらくこのホテルと道路の位置関係が飲み込めなかった。

公共交通機関があんまりなくて(路線バスもサイゴンほどは見なかった。道が細いせいかな?)
観光は全て徒歩だったから交通利便性は評価しようがないけど、大まかに言えばホアンキエム湖と
ハノイ駅のほぼ真ん中。徒歩観光拠点としてはいい位置と言っていい。

ハノイの代表的繁華街だからメシ屋、土産物屋は周囲にいくらもある。缶ビールだって簡単に買える。
例のブン・チャー屋さんはホテルのすぐワキ。利便性に関して問題はない。


部屋★★★★☆
部屋は良かったねー。思った以上に広かったし、キレイだし、備品もいろいろあった。
これで値段が何と一泊22ドル、当時なら約2,200円だよ?2,200円で、ベトナムの首都で、
これだけの部屋に泊まれるのだ。
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東南アジアのホテルは全般的に安いけど(バンコクはそこそこ高いが)、ベトナムのホテルもまた
例外ではない。コストパフォーマンスは非常に高いと思うのだ。
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この、壁が丸くなってる小部屋が実はバスルーム。やけにモダンな設計。
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強いて難点を挙げるとすれば、朝食を食い終わって部屋に戻るとなぜか冷房が止まってたことくらいか。
どうも朝のある時間で館内の冷房の“元栓”を一斉に切るんじゃないかと思われる。だからエアコンを
つけようと思ってもつかない。もっとも、フロントに頼みに行くと動かしてくれたけどね。


バスルーム★★★★☆
丸い壁のバスルームの中はこんな感じ。
バスタブはなくてシャワーのみだけど、暑いベトナムじゃあんまり風呂入ろうって気にもならない。
外出から戻ってくるたびに何度もシャワーを浴びるわけで、バスタブの必要度は高くない。
冬の欧州じゃないんだし。
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朝食★★★★☆
ホイアンのホテルと同様に、ここもビュッフェ形式じゃなく、何種類かあるメニューからの選択方式。
イ課長はベーコンと卵、あとコーヒーという感じのセットにした。

まずコーヒー。ベトナムコーヒーじゃなくて普通のコーヒー。
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そして南国らしくフルーツが出る。写真撮る前にバナナ食うなっていうの。
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メインはこんな感じ。このベーコンはナイフで切るのも、噛み切るのもけっこう大変なものだった(笑)。
さらに目玉焼きと、例によって旧フランス植民地らしい美味しいフランスパンが1本。
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豪華というわけでもないし、選択肢豊富というわけでもないけど、いかにもベトナムの
(おそらく)親族経営の小さなホテルの朝食っていう感じだった。なにも不満はございません。


従業員サービス★★★★★
イ課長をして、このホテルを好きだと言わせしむる最大の要因は従業員、特にこのコの存在だ。
明るくて、気が利いて、ハキハキしてて、もうとにかくいいコなんだよ。フォンさん(仮名)という。
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初日にチェックインして部屋に荷物を置き、さて「初ハノイ」を散策してみっかっていうんでフロントに
カギを預けて外出しようとした。ただ、さっき言ったようにホテルと道路の位置関係をまだ飲み込んで
なかったから、この辺りの地図が欲しいと思って「地図はありますか?」って言いかけた。

ところが彼女はちーゃんと地図を用意してて、ホテルの位置をグリグリとボールペンで印をつけたくれる。
なんて気が利くんだ。それを見てイ課長が「ホテルがここ・・・ってことは、この道路があの道?」みたいに
位置を確認すると「イエス、あの道が地図のコレ、コレをこっち行くとレイクよ」と一生懸命教えてくれる。

よし何とかなるだろと思ってイ課長が「オーケイ、サンキュウ」って礼を言って出かけようとすると、
彼女はまるで出来の悪い弟を諭す賢いお姉さんのように、心配そうに眉を八の字にしてこう言った。

バット、ビーケアフル、ビーケアフル(でも気をつけてね、気をつけてね)、何かトラブルにあったら
 すぐホテルに電話くださいね


うわーなんていいコなんだろう。
これまで海外のホテルにあちこち泊まった。「初めてこの町に来た、何もわかってない外人です」って立場で
チェックインしたこともたくさんあるけど、そんな外人客をこんなに心配してくれる従業員に会ったことない。

ハノイがベトナムのほかの街に比べて特に治安が悪いはずはないし、道路を横断する時の危険度に関しても
道路幅の広いサイゴンに比べりゃ、むしろ少しはマシじゃないかと思う。それでも彼女にしてみりゃ、
「ハノイ素人」丸出しの間抜けヅラした外人(つまりイ課長)が到着早々トラブルに遭遇したら・・って
心配だったんだろうな。実際、そんな目にあった外人客が過去にいたのかもしれない。

とにかくすごく親身で、フレンドリーで、笑顔を絶やさずチャーミング。
フォンさんの多大な貢献によって、ハノイグランドホテルはイ課長にとってハノイ最高の宿なのである。

  

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by tohoiwanya | 2015-02-09 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 01月 31日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 32

ホテル評価を続けたくなった。ベトナムの、ホイアンで泊まった宿。
ロンドンと比べると、ベトナムのホテルがいかに安くて快適だったかご理解いただけるはずだ。


An Hoi Hotel

ホイアンにあるアンホイホテル。とてもわかりやすくて、とても間違えやすい(笑)。
 
ベトナムの人気観光地だけあってホテルの数はかなり多かった。
上は高級リゾートっぽいのから安ホテルまでグレードの幅もけっこうありそうだったけど
イ課長は例によって「安いけど快適そうで便利」というあたりを重視して選んだ。


立地・利便性★★★★☆
ホイアンって小さい町だから、観光利便性という点だったらどのホテルに泊まっても問題ない。
町の観光は徒歩で十分。このホテルはやや町のはずれに近いけど、やっぱりドコ行くにも徒歩でOK。
そういう意味じゃホイアンで「立地が悪くて観光に不便」なんてホテルを探す方が難しいと思う。

ただ、前にも書いたようにホイアンってダナン空港から車で1時間近くかかる。
これをどうするかが問題で、イ課長はホテルの空港ピックアップを頼んだ。料金は15ドル。
空港送迎も大体どこのホテルもやってるはずだから、空港からホイアンに行き、空港に帰る
なんていう旅行者だったらホテルの送迎を頼むのが安心だと思う。
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前にも書いたトシヴゥドゥキはこのホテルがやらかしたスペル間違いだった。快適な宿と一緒に
ブログネタまで提供してくれるんだから、素晴らしいホテルだ(笑)。


部屋・共有部分★★★★☆
これは好みもあると思うけど、イ課長は部屋を一目みて「うひょーー」と内心で声をあげたね。
一人旅には十分な広さのある部屋、立派なダブルベッド。豪華というわけでは全然ないけど、
シンプルでありながら清潔感がある。これはいい部屋だと思ったよ。
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反対側から見るとこんな感じ。格子のはまった窓の外は陽光がサンサンと降り注ぐけど
部屋の中はちょっと暗くて、静かで、涼しい(写ってないけどエアコンがある)。
南の国の快適なホテルって感じじゃないの。
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ベッドに寝っころがって天井を見ると扇風機が回ってる。
これが羽クルクル式の扇風機だったら文句なく星5つあげちゃうところだ(笑)。
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建物そのものは新しくない。階段や廊下の手すりなんかを見てもむしろクラシックな感じだけど
キチンとリフォームされてるからボロさや汚さは全く感じない。
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バスルーム★★★☆☆
このホテルで強いて難点を挙げるとすればバスルームかな。
シャワー室とトイレが同一だから、シャワーを浴びるとトイレの床もびしょびしょになる。
(そのために、ちゃんとトイレ用のサンダルが用意されている)
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ま、イ課長はこれもあんまり気にならなかった。むしろこういう構造であるからこそ
ホイアンの実験を敢行できたわけで、これまた今となっちゃホントに懐かしいよ。


朝食★★★★☆

朝メシは卵料理と飲み物を選ぶ方式だったと思う。
イ課長が選んだのはオムレツと、ベトナムコーヒー。

ベトナムコーヒーって有名だけど、実はイ課長はどういうものかよく知らなかった。
コップの上から専用器具を使ってドリップするんだけど、コップの底にコンデンスミルクが
入ってるって知らなくて、ブラックコーヒーが終盤急激に甘くなったんで慌てた(笑)。
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パンとオムレツはこんな感じ。
旧フランス植民地だったベトナムではフランスパンが美味しいことは定評があるみたいで、
こんな立派なフランスパンが1本まるまる出た。
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ビュッフェ形式の豪華な朝食じゃないけど、ベトナム旅情たっぷりの朝食でイ課長としては
ゴキゲンだったのである。テーブルの敷物なんかも東南アジア気分だよねぇ〜。


従業員サービス★★★★☆

デリーのヒルトンみたいにやたらニコヤカでフレンドリーもなく、かと言って以前泊まった
ロンドンのホテルみたいに事務的で冷たくもなく、カジュアルで好感の持てる接客態度だった。
1泊だけのイ課長に「Too short・・」って怒ったのがここのお姉さんでアオザイが似合う女性だった。

彼女の写真を撮らせてもらおうかな、と思ったらチェックアウトの時にはいなかったから
若い男性従業員に写真撮らせてって頼んだら大喜びでポーズをとってくれた。もしかすると
あのお姉さんの弟かな?
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なかなかいいホテルでしょ?
さて、このアンホイホテル、一泊おいくらだと思う?


答えは25ドル。当時だったらほぼ2,500円。安いよねぇ。前回書いたロンドンのホテルのほぼ5分の1。
そりゃロンドンとホイアンを比較してもしょうがないのは重々承知してるけどさぁ・・。

イ課長はたまたま満月祭りの夜に泊まったけど、普段と同じ値段だったのかなぁ?
お祭りじゃなかったら(あるいはシーズンオフなら)もっと安いのかもしれない。

ゴージャスなホテルライフを楽しみたい方にはホイアンにもそれなりのホテルがある(と思う)から
そういう所に泊まるべきだろう。でもなるべく安くて快適なホテルがイイという方(大体の人はコレに
属すると思うが)なら自信をもってお勧めできるアンホイホテルなのでありました。



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by tohoiwanya | 2015-01-31 23:37 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2015年 01月 29日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 31

ううーー・・仕事の方でいろいろ問題があってあんまり腰を据えたネタを書く気分になれぬ。
こういう時は定番ネタ。ホテル評価がたまってるから書こう。一番古いのは2013年の2月、
ロンドンのホテル。もうすぐまる2年経過じゃん。サッサと書け。

Days Inn Hyde Park

デイズインってホテルチェーンのはずだけど、これまで泊まったことはないと思う。
前回と同じようにパディントン駅近くのB&B密集地帯にホテルをとりたくて(何せ便利だし)、
ネットで散々探した末に結局ここにした。どうせロンドン。利便性を優先し、それ以外のことには
ある程度は目をつぶる覚悟だったが・・・

立地・利便性★★★★☆
まぁ最優先事項だったわけだし、これに関しては十分星4つあげてもいいだろ。
ヒースロー・エクスプレスの出るパディントン駅まで徒歩5分くらいかな?前回泊まったホテルより
さらにちょっとだけ駅に近い。

周辺はレストランやパブ、缶ビールを買える食料品店等々大体そろってるし、アナタが何か特別な
ナイトライフでも求めない限り何も困らない。下はパディントン駅の地下鉄出口から見た風景。
道路渡って、この真ん中の道を少し行った先の左側にホテルがある。
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部屋★★☆☆☆
チェックイン手続きして、部屋に入った瞬間の印象は鮮烈だった。
どういう印象かというと、「せまーーーッ!!」という印象だ(笑)。
出張前半を過ごしたブリュッセルのホテルも決して広いとは言えなかったけど、あそこと比べても
圧倒的に狭い。何せ部屋の幅がベッドの長さ+30cmくらいしかないんだから、ほら。
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ベッド側からドアを撮るとこんな感じ。狭すぎて、広角レンズでも部屋の全貌を捉えきれない(笑)。
梅田とか名駅周辺あたりの激安ビジネスホテル並みの部屋。そりゃ確かに利便性以外は
目をつぶる覚悟だったけどさぁ・・・
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しかもこの部屋、こんなに狭いくせになぜか廊下から部屋に入るまでの間に「次の間」がある。
存在理由は不明。廊下から入るにはまず「外扉」を開き、90度曲がって「内扉」を開く。
次の間自体もすごく狭いから、ゴロゴロスーツケースを出し入れしづらかったよ。
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バスルーム★★★☆☆
部屋がこんなだから、バスルームも推して知るべしというところだ。
当然バスタブなんてない。シャワーのみ。バスルーム全体も広くない。しかしその辺のコトは
部屋を見た時点で十分予想できてたから、その分衝撃は少なくて済んだ(笑)。
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備品・サービス等★★☆☆
実はこの出張では持参したノートPCの無線アダプタがダメになり、ブリュッセルではネットに
つなげられなかった。しかしこのホテルでは無線と有線と両方あったからケーブルを使って
ネットにつなげられたのは幸いだった。

もっとも「どうやって有線でネットにつなげるの?」って聞いたら、インド系の従業員が
「引き出しにケーブルがある」って言うんだけど、ない。しょうがないから「ケーブルないよ」って言うと
フロントから持ってきてくれた。サービスがいいような、ダメなような・・・
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インスタントコーヒーと電気ポットくらいは用意されてたけど、結局使わなかったなぁ。
インドや東南アジアみたいに、ボトル入りの水が備えてあればともかく、わざわざ外で
水を買ってきてまで飲みたいというわけでもないし・・。英国の水道水ってどうなんだろ?


朝食★★★☆☆
朝メシは大したことない。パンと、ハムみたいな冷たいオカズ類。あとはゆで卵くらいか。
炒り卵とか茹でソーセージみたいな温かいオカズはなし。
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ただ前回のホテルと同様、生グレープフルーツが食い放題だったのは積極的に評価できる部分だ。
ロンドンのホテルってグレープフルーツ食い放題が当たり前なのかね?グレープフルーツに加えて
バナナとヨーグルトも食って、やけにヘルシーな朝食じゃねぇか。
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これで3泊230£。当時で大体3.6万円くらいかなぁ。1泊1.2万円もとるんだぜ?
ロンドンのホテルのコストパフォーマンスなんて最初から期待してないとはいえ、やっぱ高い。 

というわけで、まぁあまり積極的にはお勧めはできないホテルだ。
しかしパディントン駅周辺のB&Bって、どこも大体こんなレベルだろうと思うんだよね。
ホテル検索サイトでこの辺りのホテルを見ると、どこも「狭い」とか「きたない」とか、
悪いユーザーレビューがテンコ盛り(笑)。その中でもまぁ少しはマシな方かな、と思われたから
ココを予約したわけだ。

前回泊まったホテルとは歩いて1~2分の距離。ただ、そこはもう満室だったんだよね。
あそこだってそう素晴らしくはなかったけど、ココよりはまだ良かったかなぁ・・。

 
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by tohoiwanya | 2015-01-29 00:12 | 2013.02 欧州出張 | Comments(2)
2014年 11月 25日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 30

とうとうこの定番ネタも30まで来たか。

ロンドンのホテルがまだ残ってるんだけど、先にベトナムのホテルのことを書いてしまおう。
2013年のサイゴンネタは大体主なものは書いたと思うので、最後に恒例のホテル評価。


Tan Hai Long Hotel & Spa

タンハイロンホテル&スパ・・・と読むんだと思う。他に読めないもんねぇ。
2泊94ドル。当時のレート1$=100円とすれば1泊4700円。ベトナムのホテルは総じて安かった。


立地・利便性★★★★★
サイゴンでは市内観光の移動に鉄道という選択肢はほぼないから駅近かどうかは問題にならない。
でもこのホテルは何しろベンタイン市場前のロータリーに面してるから、市場に行くのは近いし
ロータリーの向こうのバスターミナルに行くのも近いし、その他主要なサイゴン市内の見所は
(暑いのさえガマンすれば)大体歩いて行ける。利便性はまず文句ナッシングだろう。
ホテル壁面に巨大なキャノンの看板がついてるから遠くからでも大変わかりやすい(笑)。
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何しろベンタイン市場の近くだから夜遅くまで賑やかだし、周囲にはメシ屋はたくさんあるし
路上で缶ビールを売ってる露店もたくさんあるし、まぁ何をするにも困らない。
立地に関しちゃ星5つあげていいんじゃないかと思うよ。

部屋★★★★☆
そんなに広くはなかったけど、決して狭くもなくて、部屋も良かった。わりと新しくて清潔だし。
ちなみに、ベトナムではこうやって枕の前にクッションをヒシ型?に置いてるホテルが多かった。
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バスルームもキレイだったねぇ。そのうえバスタブまでついてる。
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一つだけ不思議だったのは部屋に体重計がついていたことだ。
客が体重を計りたがるというニーズに応えたものなんだろう・・なんだろうが、そもそも
そんなニーズがあるのか?(笑)
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イ課長はこれまで海外のホテルに泊まって体重を計りたいと思ったことはない。
しかしベトナムに来る旅行者の間にはそういうニーズがけっこうあるんだろうか?
この後泊まったホイアンやハノイのホテルには体重計はなかったから、もしかすると
このホテル独自の「キメ細かいサービス」ということなのかなぁ?

朝食★★★★☆
朝メシはグッドでした。
パンやジャム、ジュースみたいな洋食が基本になってるけど、オカズはベトナム・中華系。
こんな感じで揚げ春巻き、生春巻き、蒸し餃子、シュウマイその他モロモロ・・・
アジアンおかずがふんだんに用意されているのである。まずは文句ございません。
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よく見なかったけど、ドンブリで麺を食ってた人もいたから、もしかすると朝飯にフォーを
食うことも出来たのかもしれない。ベトナムのホテルらしい、ナイス朝食だと思う。

従業員★★★★★
従業員の感じもすごく良かったし、サービスもいい。
アオザイの似合うこのメガネ美人、すでにこのブログで何度か載せた写真だけど、このメガネ美人は
このホテルの人だったのである。
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2度めの(つまりチェックアウトの日の)朝食を食ってたらフロア主任みたいな、ちょっとエラそうな人が
「いつまでご滞在ですか?おお、本日お発ちで・・それは残念です」みたいな感じで上品に話しかけてきた。
連れもなく一人で朝メシを食うイ課長に気を使ってくれたのかもしれない。

チェックアウトすれば「空港ですか?タクシーをお使いで?」と聞いてきて、タクシーを呼んでくれた。
こういうところのサービスは非常にキッチリしてて安宿的なダラシなさは全くない。


というわけで、とにかくすごくいいホテルだったんだよ。
1泊4700円なわけだから、ベトナムでは首都サイゴンの中心地でも5000円出せばこのくらいのレベルの
ホテルには泊まれるってことだよな(注:去年6月の話ではあるが)。

ベンタイン市場近く、サイゴンのいわばど真ん中。
超ゴージャスというわけでは全然ないけど、イ課長みたいな貧乏性旅行者には十分なグレード。
サイゴンで便利なところに泊まりたいという旅行者には自信をもってお勧めできるホテルなのである。
 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-25 00:04 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 10月 24日

イ課長ミシュラン・ホテル評価 29

東南アジアネタが続いたから、箸やすめ?ということで久しぶりのホテル評価。
インド出張のホテルで止まってたから、去年2月の欧州出張のうちからブリュッセルのホテル。

欧州ネタも久しぶりだなぁ・・っつうか、1年8ヶ月も前に泊まったホテルじゃん。
そのうちネタ在庫が腐って発酵しはじめるぞ、イ課長、わかってんのか。


Aris Grand Place Hotel

たぶん アリス グラン・プラス ホテル  と読むんだと思う。

立地・利便性★★★★★
ブリュッセルからは南駅発のユーロスターでロンドンに移動する予定だったから、当初は南駅近くのホテルを予約。
しかし「治安わりぃからそこはやめな」というエラい人からのご託宣があり、急遽こちらを予約しなおした。
ここはもう立地という点じゃほぼ文句なし。何せグラン・プラスから徒歩30秒くらいだもん。以前に書いたパサージュ
ギャラリー・サンチュベールの入口ワキだから周囲は賑やか。でも夜は静かで、立地は文句なし。
(下の写真、正面奥にある5階建ての建物がそう。写真右がパサージュの入り口)
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電車移動の場合はブリュッセル中央駅まで歩いて3~4分くらいかな、これまた超便利。
観光客が集まる(冬で多くはなかったが)グラン・プラスのすぐ近くだから、もちろん治安も問題ナッシング。
まぁ星5つあげていいロケーションだと思うよ。強いて難点をあげれば、ユーロスターに乗る南駅に行くのに
タクシー使わなきゃならなかったことくらいか。でもタクシー乗り場は近かった。

部屋★★★☆☆
このホテル、一泊約80ユーロ。当時のレートで・・9000円くらいかな(当時のレート忘れた)。
まぁ欧州の大都市のホテルで1万円以下で(今のレートなら1万超えるが)この部屋なら値段相応ってとこか。
ちょっと屋根裏部屋っぽい構造だよね。この時はイ課長より2日遅れて通訳さんも同じホテルに泊まった
わけだけど(もちろん別の部屋に、だぞ?)、女性が泊まっても問題ないレベルのホテルだろう。
立派、豪華、広いという感じでは全然ないけど、安宿然としてるわけでもない。まぁこんなもんだべさ。
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一応バスタブもついてるしね。この時のブリュッセルは何せ寒かったから、シャワーだけじゃなく
バスタブで温まれるのは嬉しかった・・と言いたいところだけど、このバスタブにお湯をためて
入浴したかどうか、あまり覚えてないのである(←バカ)。
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朝食★★★☆☆
朝食は比較的質素。でもまぁ、これもまたこんなもんだろうっていう範囲だと思う。
ハムとソーセージ、あとはパン。珍しいのはピエロギ風のケチャップ水餃子?がついてたことだ。
へぇ、と思って食ってみたけど、特に美味しいというほどのものでもなかった。フツー。
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このホテルでもっとも珍しかったのは「ゆで卵製造機」を初めて見たことだ。
カゴに卵が積まれてるんだけどそれらは全部「生」で、この機械のお湯の中に放り込んで茹でる。
手前にタイマーがあって、「半熟」とか「固ゆで」とか好みによって茹で時間が違ったはずだ。
時間がかかるのかと思ったらけっこうすぐ出来た。なかなか高性能のマシンなのである。

最初に見たときはお湯が張ってあるヘンな機械ってだけで、使用目的がわからなかった。
しかしイ課長の偉大なる洞察力はこれを「ゆで卵製造機」と見抜き、ちゃんと固ゆで卵を作って食った。
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一度こんなことがあった。
日本人っぽい東洋人のオジサン(イ課長よりやや年上っぽかった)が食堂に一人で朝食を食いに来た。
客はこのオジサンとイ課長の二人だけだったと思う。イ課長がすでにモグモグと食ってるワキで、彼は
パンやら飲み物やらを自分のお盆に載せてたんだけど、そのとき、彼が積まれた卵の中から無造作に
ヒョイと一つ手に取ってお盆の上に加えたように見えた。

「ん?あのオジサン、いま、卵ゆでてないよな・・?」 
よく見てたわけじゃないけど、彼がこの機械を使っていた様子はなかった。
ひょっとすると、あの生卵のヤマを「茹で卵のヤマ」と信じて疑わぬまま、1個持ってったのでは?

一応教えるべきだろうか?日本人っぽいから日本語で言ってみるか?
どうしようか迷っているうちに、彼は何の疑問も感じずにその卵をテーブルにコンッと打ちつけた。

あとは皆さまご想像通りの展開になった。
カラの中からはドロリと生卵が流れ出し、彼はあわててそれをすくって飲み込んだ。
まぁ生卵とゆで卵と栄養価は違わないし、消化プロセスに多少差はあるだろうが大きな問題ではない。
もちろん本人はちょっと恥ずかしかっただろうけど、イ課長はそれに気づかなかったフリをする程度の
良識を備えた人間なのである。

というわけで、ホテル評価だか、ゆで卵製造機の評価だかよくわからない記事になったが(笑)、
とにかく立地はいいし、部屋もまぁまぁだし、ブリュッセルであまり高くなく、しかしそこそこの
ホテルに泊まりたいという人にはお勧めできると思う。

もちろんこの記事を読んだアナタなら、ゆで卵製造機で恥ずかしい思いをすることもないのである。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-10-24 00:01 | 2013.02 欧州出張 | Comments(8)
2014年 05月 28日

サイゴン マジェスティック・ホテル

サイゴンのホテルシリーズ第二弾。
本日の記事はちょいと文学青年っぽくなりそうだが、ご容赦いただきたい。

サイゴンのマジェスティック・ホテルにはぜひ行きたかった。
それは二人のノンフィクション作家の本を読んだからだ。この二人がマジェスティック・ホテルからの
眺めについて書いた文章がどちらも非常に印象深いんだよね。

一つは近藤紘一が書いた「サイゴンのいちばん長い日」。
近藤さんはサンケイ新聞のサイゴン特派員で、サイゴン陥落の日も国外に出ず取材を続けた。
彼がその後書いた「サイゴンから来た妻と娘」は何かの賞もとったはずで、ご存知の方もいるはず。

近藤さんはサイゴン駐在中に知り合ったベトナム人女性と再婚するんだけど、最初の奥さんは日本人で、
夫婦二人でフランスに留学することになった。その途中でサイゴンに立ち寄り、マジェスティック・ホテルの
テラスレストランで食事をするんだけど、その時のことを回想する彼の文章は美しい。

さえぎるものもない窓の向こうの広がりは、今と同じように光とのどかな色彩にあふれている。
(中略)あの夏の朝、私は幸福だった。かたわらには前の妻がおり、そして私たちの目の前には、
二年間の外国での自由な時間があった。


だがフランスに着いてしばらくすると近藤さんの奥さんは病気になり、やがて亡くなる。

妻の死後一年余りして、風の吹き回しで再びこのサイゴンに戻った時、妻と共に川向こうの風景を眺めたあの
夏の朝は、やはり、自分とこの土地との将来の結びつきを予告する宿命的なひとときであったのか、と思った。


近藤さんは再婚したベトナム人の奥さん(と、その連れ子の娘さん)とやがて日本で暮らすんだけど
不幸にも若くしてガンで亡くなった。彼の死を悼む人は未だに多い。

彼の死後だいぶ経ってサイゴンを訪れた沢木耕太郎は、今は亡き近藤さんのことを思いながら
同じようにマジェスティック・ホテルに泊まる。なぜなら・・・

私は、近藤さんがそのようにまで言う、マジェスティックからの風景をどうしても見てみたかった。
そこで、ホーチミンに行くと決めたとき、まずマジェスティックに予約を入れたのだ。



私はそのミス・サイゴンを呑みながらサイゴン河に映るネオンのゆらめきに見入っていた。(中略)
暗い夜の中に、わずかな華やぎを見せているこのマジェスティックからの風景には、見ている者の心に
静かに深く沁み入ってくるものがあった。


沢木耕太郎にならってイ課長の気持を表現するとこうなる。

近藤紘一と沢木耕太郎という二人の作家がそのようにまで言う、マジェスティックからの風景を
イ課長はどうしても見てみたかった。そこで、サイゴンに行くと決めたとき、マジェスティックホテルの
テラスバーに必ず行こうと思ったのだ。

マジェスティック・ホテルは前回書いたコンチネンタル・ホテルから歩いて行ける。
中に入ると・・・うおお、さすがは由緒ある高級ホテル、内装はすごく豪華だ。
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しかしイ課長の関心はホテルロビーの豪華さにあるのではない。テラスバーだ。
エレベーターに乗って5階だか6階だかの「ブリーズ・スカイ・バー」を目指す。



           ・・・・・おおッ・・
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このテラスからの眺望は確かに素晴らしかった。
「何かものすごいモノが眺められる」というわけでは全然ないんだけど、視界の広がりがすごい。

このホテル、ちょうどサイゴン川が大きく蛇行している、その“アウト側”の川べりに建っている。
だから「こっちにグーッと近づいてきた川が、また向こうにグーッと遠ざかっていく」という眺望になる。
あの感じはとても普通の写真じゃ伝わらないから、ムリヤリ二つの写真をパノラマ風にくっつけてみた。
これで多少は感じをつかんでいただけるだろうか。
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イ課長は沢木耕太郎のようにミス・サイゴンではなく、ビールを注文した。
さっきの雨でまだイスが少し濡れてたけど構うこっちゃない。一番川寄りの席に座ってビールを飲んだ。

川の向こうはまだほとんど開発されてなくて、立て看板がいくつかある以外は南国の緑が広がる。
その前に川があり、船が通る。ただそれだけの風景なんだけど、その広々した感じには誰もが
「うわぁ」と声を上げたくなるはずだ。近藤さんみたいに生まれて初めての外国渡航でこの眺望を見たら
宿命的と思いたくもなるかもなぁ。

「あの夏の朝、私は幸福だった」と彼は書いた。
2013年6月の初夏の夕暮れ、イ課長もマジェスティック・ホテルのテラスで・・まぁ「幸福」とまでは
言えないにせよ、しみじみと一人旅の旅情をかみしめたよ。
昨日の夜遅くサイゴンに到着したばかりで、この日は実質的にはベトナムの旅の初日みたいなもの。
サイゴン川を往来する船を見ながら、自分はいまベトナムの空気を吸ってるんだなぁ・・と思った。

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ゆーーっくりと大型船がサイゴン川を航行していく。
夕立後の空もゆーーーっくり薄暗くなって、サイゴンは今まさに夕方から夜に変わろうとしている。
そんなスローな変化をいつまでもこのテラスから眺めていたかった。
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近藤紘一の著書「サイゴンのいちばん長い日」と「サイゴンから来た妻と娘」、そして
沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」の計3冊はイ課長のベトナムの旅に少なからぬ影響を与えた。
しかしこのマジェスティック・ホテルでのひとときは「少なからぬ影響」どころこじゃないな。
モロ、100%影響そのもの(笑)。

ちなみに、マジェスティック・ホテルのテラスバーで飲んだビール。1杯が16.5万ドン=830円くらい。
沢木耕太郎も同じこと書いてるけど、このマジェスティック・ホテルで飲んだビールはイ課長にとって
サイゴンに来て以来最も高額な支払いだったのである。
 



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by tohoiwanya | 2014-05-28 00:35 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)