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2017年 03月 13日

謎ではなくなったミステリー・サークルの謎

何十年前だったかなぁ?(いま調べたら1980年代だと)
ミステリー・サークルっていうのが騒がれたことがある。畑ン中に忽然と出現した
ミョーに幾何学的な跡。まるでナスカの地上絵。たとえばこんなの(写真はWikipediaから拝借)。
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「あれは宇宙人が仲間の宇宙船に向けた送った信号だ」「空飛ぶ円盤の発着跡」その他モロモロ
様々に荒唐無稽な解釈がなされたけど、何年かあとに「あれはボクたちがふざけて作った」と告白する
者が出た。その話はけっこうニュースになってイ課長も昔読んだ記憶がある。

なんでこんな話を始めたのか?
実はイ課長は当時からずーーっと、ミステリーサークルってのは米国の農村地帯で起きたことだと
思ってたんだよ。宇宙人だのUFOだのって話ってほとんどはアメリカから来るじゃん?だから当然
ミステリーサークルも「アメリカもの」なんだと思ってた。ところがこれって英国発祥なんだってね。

英国の田舎をバスや鉄道に乗ってると、畑(牧草地?)をトラクターで突っ切った跡、つまりワダチが
ずーーーっと並んでる風景をものすごく頻繁に見る。空からじゃなくて列車の窓から見てもほんとに
クッキリはっきり目立って見えるんだよ。
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あんなにクッキリ轍が残るんだったら、あれで絵を描こうと思うヤツも出てくるよなぁきっと。
そういや昔ミステリー・サークルなんてのもあったっけなぁ・・でもあれはアメリカか・・。
てなことをずっとボンヤリ考えてたわけ。列車の窓から轍を見ながらね(笑)。

今やミステリー・サークルは宇宙人が作ったなんて言うヤツは1人もいない。謎なんてない。
しかし英国の車窓風景で散々あのワダチを見てるうちにイ課長は徐々に不思議に思い始めた。
だもんで列車の窓から何枚かワダチの写真まで撮ったのである。高速で走る車窓から狙い通りの
写真を撮るのは難しい。
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謎その1:なぜ畑の中にあんなワダチを作る必要があるのか?
あのワダチついてる畑は麦畑っぽく見える。
もしそうなら、あのワダチはトラクターでせっかく育った麦を踏んづけて通った跡ってことになる。
もし田んぼの稲をトラクターで踏んづけてワダチをつけたら「うわあ何てもったいないことを」と思う。
これはイ課長でなくたって、アジアの稲作民族ならおそらくみんなそう思うはずだ。その作物が何であれ、
ソレがせっかく育っている畑になんであんなワダチをつける必要がある?

仮説① あれは畑の中を移動したり、向こう側に行ったりするためにいわば作業用の“通路”で、
    トラクターは同じワダチの上を通って何度も行ったり来たりしている
仮説② 理由なんてない。一面の畑に跡をつけてみたいだけである。

Wikipediaの写真をもそうだけど、ワダチは一定の間隔をおいて規則的に形成されてるように見える。
何本も作物を踏んづけて通路を作るとなるとる仮説①はちょっと根拠が弱くなる。ってことは
②か?でも他にコレといった理由が思いつかないのだ。
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謎その2:あのワダチはなぜ英国にだけあるのか?

イ課長は過去に欧州のいろんな国で鉄道に乗り、その国の田園風景も散々眺めた。
しかし畑のワダチをこんなに頻繁に見たのはたぶん英国だけだと思うんだよ。もし他の国に
同様にたくさんあれば「あれ何だろうなぁ?」と絶対に思ったはずだ。なぜ英国だけに?

仮説① 英国で栽培されるある作物はああやってワダチでスキマをつくるとよく育つ。ないしそれに類した
    作物を育てる上での何らかの必要性によるものである。
仮説② 英国人は一面の畑に轍をつけたがる衝動を抑えることができない変わった人種なのである。

①はどうにも信じ難い。となるとやっぱ②か?英国の農業従事者は畑の作物を一部ムダにしてでも
ワダチをつけたいのか?あるいはそういうのが流行ってる?あるいは古来からの英国農業独特の習慣?
うーむ・・どれにしても信じ難いが。
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ただ、ミステリー・サークルが英国で生まれた理由は何となく理解できたよ。
理由は不明だが、英国の農民はトラクターで畑によくスジを描く。中にはスジだけで飽き足らず
世間をアッといわせる絵を描きたいと思ったヤツも出て、それがミステリー・サークルになった
・・・と考えればね。

最後の仮説はロジックとしては一応スジが通っている。しかしホントにそうなのなぁ?
英国の畑についてるワダチについて知見をお持ちの方がいたら(そんな人いるのだろうか)
ぜひその形成理由をご教示いただきたいのである。

  

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by tohoiwanya | 2017-03-13 00:22 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 03月 18日

“東京方式”は世界の孤児だったの?

今日はいきなり変な話について書く。

同じ日本でも東京と大阪じゃこんなに違うという例でよく挙がるのがエスカレーターの追い越し車線。

エスカレーターを階段のように歩いて昇る人は右側を歩き、左側が立ったまま。これが東京方式で、
大阪方式はその逆っていうのは有名な話だ。そういう違いがあることは重々承知しているイ課長だけど、
今でも関西に出張するとうっかり間違えて右側を昇ろうとしてしまうことがある。ちなみに、中間にある
名古屋は「東京方式」だったような気がするんだよなぁ。

これが海外だとどうかというのは詳しく検証したことなかったけど、「大阪方式」の方が多いという
話は聞いたことがある。自分が撮った写真でよく覚えてたのは2007年出張のプラハで撮った
早すぎるエスカレーター。みんなキチンと右側に立ってて、左側が追い越し車線であることが明白。
つまり大阪方式ってことだ。
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海外の地下鉄の駅とかでエスカレーターの写真・・そう多くはないけど他にも撮ってるはずだ。
そこで、過去の写真フォルダの中を探してみた。

まずこれ。2012年東欧・北欧旅行の時の、ヘルシンキの地下鉄エレベーター。
これも明らかに右側が静止車線で、追い越し用に左側の車線を空けている。これまた大阪方式ということだ。
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他にも探したらあった。2010年台湾旅行の時の写真。
これも追い越し車線として左側を空けてるよね。大阪方式がまたひとつ増えた。
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台北の場合、特筆すべきは下の写真みたいにエスカレーターの各段を左右に分ける表示があったことだ。
このエスカレーターは左右“2車線”ですよってことが強調されてて、その上で追い越し車線は左になってる。
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次の写真は2011年ウィーン旅行の時に日帰りで行ったブダペストの地下鉄。
うーん・・これは判然としないな。そもそも「片側を空ける」という考え方自体が存在しないのかもしれん。
ブダペストは東京・大阪どちら方式なのか分類不能。
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これは2010年出張の時のロンドンの地下鉄。この写真はブログにも載せた。
これもやや微妙だ。上の方の人は右側に立ってるから左側が追い越し車線のようにも思えるけど、
手前でエスカレーターを昇ってるオバさんは真ん中通ってる。ただ、ネットで追加的に調査してみると
ロンドンもどうやら「大阪方式」らしいんだよね。
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プラハ、台北、ヘルシンキ、ロンドンが大阪方式。ブダペストは分類不能。東京方式の街はなし。
圧倒的に大阪方式優勢というところで、話はバンコクに飛ぶ。

バンコクの場合「習慣的にこうなっている」というより、ちゃんと「こっちは追い越す人」「こっちは立つ人」と
表示がしてあったからこれまた明白だ。どういう表示かというと・・。
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うーーーむむむ。バンコクもまた大阪方式ではないか。

日本の高速道路等では「追い越し車線は、より“中央分離帯に近い方”」すなわち走行車線より必ず右側だ。
東京エスカレーターの「追い越しは右」は車と同じであり、イ課長は何となく交通ルールがそのままエスカレーターに
浸透したんだろうなぁと思ってた。もしそうなら、国内的には大阪方式が変わり者ということになる。

だが、もしそうだとすると日本と同じ「車は左通行」のルールを持つ英国が大阪方式っていうのは妙だ。
実はタイも日本や英国と同様、車は左側通行なんだけど、上の写真に見るようにエスカレーターは大阪方式。
データが少ないけど、車が左側通行の国でもエスカレーターでは大阪方式が優勢と推測できる。

つまりだよ?
イ課長が撮った写真で見る限り、西欧(ロンドン)も東欧(プラハ)も北欧(ヘルシンキ)も大阪方式。
東アジア(台北)も東南アジア(バンコク)も大阪方式だ。少ないデータではあるが、導き出される結論は
世界的には大阪方式が圧倒的多数派であり、東京方式は“世界の孤児”っぽいということだ(笑)。

うーむ、そうなると今度はなぜ東京が世界的にも珍しい(んだろう、きっと)方式なのか?という疑問が湧く。
東京の場合、バンコクみたいに「立つ人は右」「歩く人は左」なんて表示による誘導は見たことないし、
台北みたいにこのエスカレーターは2車線です、なんていう表示も見たことない。それでもずっと前から
現行方式が当たり前になってる。自然発生的にたまたまそうなったんだろうけど、なぜ東京だけが・・?

近年、東京の地下鉄あたりじゃ「エスカレーターを歩くのやめよう」という呼びかけも始まっている。
だがイ課長はセッカチだから、東京でも海外でも一人の時はエスカレーターはたいてい追い越し車線を歩く。

しかしイ課長が撮った写真の中で東京方式の採用例がイッコもなかったとは意外。
とりあえずこんど海外に行ったら、その国のエスカレーターを少し注意して見てこようと思うのである。

 

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by tohoiwanya | 2016-03-18 00:04 | 出張・旅行あれこれ | Comments(6)
2016年 03月 09日

バンコクの学校制服に関する考察

カンボジアネタをちょっと離れて、去年の旅行で見たタイの小ネタで気分転換。
ま、同じ東南アジアネタであることには変わりないが(笑)。

タイの他の町、たとえばチェンマイなんかじゃ見た記憶ないんだけど、大都会バンコクでは
制服姿の生徒・学生をよく見かける。バンコクでは小学、中学はもちろん、高校、さらに大学でも
制服ないしそれに準じた服装規定というのがあるみたいなのだ。

これは王宮で見かけた中学生たち・・か、それとも高校生かな?
こんな感じで大体どこの学校も上は白ブラウスかワイシャツ、下は黒スカートかズボンというスタイル。
暑い国だから「冬服」なんてものは存在しないはずで、一年中この恰好なんだと思われる。
まぁこのあたりは日本の中学・高校あたりの夏の制服と大きな違いは感じない。
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しかしバンコクならではの制服ってのもある。代表的なのが女子大生だ。
バンコクでは(あるいはタイでは?)大学生に制服(か服装規定)があって、バンコクの女子大生のソレは
けっこう露出度が高くてセクシーだっていうんで有名なのだ。上が白、下が黒っていう配色はジミだけど、
かなりミニスカっていうことが多い。
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この短いスカート丈を大学が決めたとは考えづらいから、着る本人の自由度がかなりあると思うんだよね。
暑い国だから、肌を出した服を着たいと思うのはある意味当然で、台湾あたりでもミニスカや
ショートパンツの女性は多かった。ただ、それが「女子大生の制服である」ってところがどうも
オトコの妄想をカキ立てるようで(笑)、タイじゃ女子大生ファッション専門誌まであるらしい。

実際、バンコクでスカイトレインなんかに乗ると、ミニスカ制服を着たお姉さんをよく見かける。
確かに露出度高めだけど、足が長くてスタイルいい人が着るとなかなかカッコいいと思うよ。
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しかし、わからないこともある。
同じスタイルなんだけどスカートがやけに長いお姉さんもまたよく見かけるんだよ。
大学による服装規定の違いなのか?あるいはさっき言った「着る本人の自由度」の差ってことか?
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大学ごとにスカート丈の上限・下限が決まってて、お堅い大学だとその範囲が狭いってことなのかもしれん。
しかしそれにしたってずいぶん極端な差だぜ?大体、スカート長いとすげー暑いだろ。着るガワだって
涼しいミニスカにしたいだろうに。あるいは長いのは高校生、短いのは大学生ということなのかなぁ?
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女子大生の制服に若干のナゾは残るが、まぁいいとしよう。問題は男子だ。
バンコクじゃ制服姿の男子生徒も時々見かける。男子となると同性だけに、イ課長の見る目もかなり
“当事者意識”が強くなる(笑)。

たとえば王宮で見かけたガキどもの制服。
小学校高学年くらいってところかな?こういうのは別に違和感ない。コドモだからね。
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下の写真の左に写ってる男の子は体格から考えてもうちょっと大きそうだ。中2~中3くらいかな?
実はこのあたりからイ課長的はかなり違和感を感じる。こういう短パン制服って子供のうちはいいけど、
大きくなるにつれて急速に似合わなくなる気がするんだよね。ま、慣れの問題ではあるんだろうが。
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極めつけはやはりスカイトレインの駅で見かけたこの兄ちゃん。
背もかなり高くて顔も大人びてたから、明らかに高校生以上。そういう大きい兄ちゃんの短パン制服姿って、
日本の長ズボン制服に慣れた目にはすごくヘンに見える。イ課長がもし高校生だったらゼッタイ着たくない。
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女子大生のミニスカ同様、暑いんだから男子高校生が短パンなのは自然な成り行き・・いやいやいや。
「中学以上は長ズボン制服」という日本の風習に慣れたイ課長としてはですね、やっぱ率直に申し上げて
高校生の白ソックスの短パン姿はヤダよ。イ課長に言わせると、男子生徒のこういう短パン制服姿って
小学=○、中学=△、高校=× という順序で、年齢が高くなるほどその評価は急激に下がる。

さて、そうなると、バンコクの男子大学生の制服はどうなのか?という次の疑問が当然出てくる。

これが実はよくわかんないんだよ。あまり見た記憶がない。
女子大生に制服がある以上、男子学生も白ワイシャツ+黒ズボン、みたいな制服があるはずだけど
あまりにも当たり前の服装すぎて目にとまらないのかもしれん。女子大生の方には専門誌まであるのに、
男子学生の服装に関する情報ってほとんどないんだよ。タイには男子学生がいないのか?(笑)

こんどバンコク行く機会があれば、チュラロンコン大学とかタマサート大学とか、バンコ市内の有名大学を
ぜひ見学してみたいもんだ。上に挙げた大学はタイでも頭脳優秀な学生が集まる名門として知られてる。
服装規定もお堅い可能性が高い。そういうお堅い大学の女子大生のスカートの丈がどうなのかも
気になるけど、それ以上に気になるのは男子学生たちが一体何を着てるか、だよ。

まさか大学生までワイシャツ+短パン+白ソックスってことはないよなぁ?いくら何でも・・。

 
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by tohoiwanya | 2016-03-09 00:18 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 02月 19日

東南アジアのタバコパッケージ考察

2014年の2月にこんな記事を書いた(リンク先には閲覧注意の写真があるから、ご注意ください)。

シンガポールやタイのタバコのパッケージはグロい。なかんずく、タイのタバコのグロさ加減ときたら
ホント気持ち悪くて、ポケットに入れておくのもイヤだという気にさせる。イ課長はここ数年で
何度かタイに行ったけど、タバコだけは現地で買わず、他の国(もしくは日本)で買っていく。

あの記事では同じ東南アジアでもベトナムのパッケージは非常にソフトだということにも触れた。
こんな感じだったもんね。グロ画像なんてなく、日本と同じ警告文だけ。ちなみに、WHOは
加盟国にタバコのパッケージ面積の何%以上を喫煙リスク表示に使え、みたいな勧告を出してるらしい。
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このCRAVENっていうタバコをダナン空港の売店で買った時のことはよく覚えてた。
だから、翌年またベトナムに行った時、また同じ銘柄のタバコを買った。値段は2.1万ドン。
約110円ってとこか(メモ残しとくもんやのう)。上の写真だと3万ドン(150円くらい)って
シールが貼ってあるってことは、町で買うより空港で買う方が高いってことか?

まぁ値段の問題はいい。
それより、CRAVENのパッケージを見たイ課長はちょっと驚いたんだよ。なぜなら・・


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おおお。1年の間にベトナムも「キモ悪パッケージ」路線に方向転換したのかよ。
まぁ「キモ悪」って言っても、不健康そうなオッサンがタバコを手にゲホゲホッ!・・っていう絵だから
タイやシンガポールに比べればずぅーーっとマイルドなグロではあるが、それでも「画像つき」の
パッケージになったとはなぁ。この1年の間に変わったってことだよな。

ベトナムの後行ったカンボジア。ここではどうだったか?
そもそもカンボジアに国産タバコなんてものがあるのかどうかも行くまでわからなかったんだけど、
プノンペンの独立記念塔をデザインした、明らかにカンボジア製と思われるタバコがあったから
ためしに買ってみた。価格は0.5$。約60円か(メモ残しとくもんやのう)。
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喫煙者に対する警告内容は文字だけ。日本と同じレベル、あるいは2013年当時のベトナムと
同じレベルと言ってもいいだろう。周辺国に比べればグロさなんてまーったくなし。
ベトナムは穏健派→グロ派に転向したけど、カンボジアはずっと穏健派のままということか。

東南アジア、タバコパッケージ検証の旅は続く(笑)。

その翌年、つまり昨年行ったラオスではどうだったか?
ラオスでは、比較的軽そうなタバコでブルーのパッケージのヤツを買ったんだけど、
それはこんな感じ。価格は1万キープ=約150円だ(メモばんざい)。
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なんと、警告文すらないではないか。
このパッケージをよく見ると下の方にハングル文字が見える。「ビアラオ以外はこれといった
大手製造業がない」と言われるラオスだから、これが韓国からの輸入タバコという可能性は十分ある。
ラオスにしちゃ(というのは失礼だが)パッケージデザインもやけにアカ抜けてるし。

しかし、たとえば日本製のマイルドセブンだって、タイで販売する時は例のグロ・パッケージになる。
つまり輸入タバコであっても当該国での販売に際しては当該国の規定に従う必要があるはずで、
ラオスには喫煙の健康リスク表示規定自体がないのではないかと推測されるんだよ。

・・と、こう見てくるとだよ?ある種の法則が成り立たないか?
「東南アジアでは経済的に発展し、豊かになるとタバコのパッケージがグロくなる」という法則が、だよ。
ためしにタバコのパッケージのグロさのレベルと、その国のGDPを比べてみようか?


 タ イ   → たぶんずっと前から超激グロ   → GDP 404.82(10億$)
シンガポール → たぶんずっと前から激グロ    → GDP 307.87(同上)
 ベトナム → 数年前にややゆるいグロ派に転向 → GDP 185.90(同上)
カンボジア → 警告文だけで、全然グロくない  → GDP 16.55(同上)
 ラオス   → 警告文すらなし。ゆるゆる    → GDP 11.68(同上)


ほらぁ〜〜〜。
タバコパッケージのグロ度と、その国のGDP総額は見事なほどの相関関係にあるではないか。
(ま、一人当たりGDPで比較するとここまでキチンとは並ばないのだが)

GDP総額がある程度になるとタバコパッケージがグロくなる。
これを「GDP・タバコグロ化の法則」と名付けよう(笑)。国が経済的に成熟してくると
「国民の健康」とか「WHOの勧告」なんかに配慮する余裕ができるってことなのかもしれない。
しかし国も国民も貧しいと、そんな余裕はないと。

この法則が正しいとすれば、だ。
カンボジアやラオスのタバコのパッケージがグロ化するまでにはまだ時間がかかるだろうな。
GDPという点じゃミャンマー(63.14(10億$))の方がグロ化に近いはず、と思って
「ミャンマー タバコ」で検索してみると、おお、ホントにもうグロ派みたいだ。
それならGDP総額ならシンガポールより多いマレーシアは絶対にグロ派のはず、と思って
調べてみたらやっぱりそうだ。

ただ、「GDP・タバコグロ化の法則」はかなり当たってそうだけど、適用できるのは東南アジアだけ。
ドイツなんて、ずっとずぅーーっと豊かな国だけどパッケージはグロくなかった。
もちろん日本もそうだし、アメリカだってこんなグロパッケージはなかったもんなぁ。

とりあえず東南アジア限定の法則ということで・・・(笑)。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-02-19 00:05 | 出張・旅行あれこれ | Comments(4)
2014年 11月 21日

モンゴロイドとコーカソイドの温度感覚の差異

またまた論文じみた標題だな(笑)。
別に大した話ではないけど、どなたも一度くらいは同じことを考えたことがあるんじゃないかなぁ?

たとえばちょうど今頃の季節。
すっかり寒くなった東京で、欧米人旅行者が半袖Tシャツ1枚で平気な顔して歩いてるの見て
見てるだけで寒くなったって経験、ない?そういうテアイは必ず欧米系で、アジア系旅行者にはいない。
これは以前からよく指摘されてて、すでにいろんな回答がある。ネットでザッと見ただけでも・・

①基礎体温が違うから説(アメリカ人の平均体温、37度くらいあるとか)
②白人は皮膚構造が東洋人と違うから説(毛穴や汗腺の数、冷たさを感じる点の数なんかが違うとか)
③上記①②のような肉体的差異に加え、居住地域という点で欧米人の方が“寒さ慣れ”してるから説

イ課長個人は何となく③が大きいんだろうなぁと思ってた。
コーカソイド=白人が居住する北米や欧州はおおむねアジアより寒冷な国が多い。
アジアにも寒い地域はあるけど、全体的に比較すりゃ圧倒的に欧米の方が寒いのは確かだ。
従って欧米人は寒さ慣れしており、アジアの寒さでも薄着でいられる・・・

・・・と、そういうもんだと思ってた。

逆もまた真なりで、高温湿潤な東南アジアの暑さに対しては、日本人はある程度慣れてるけど、
“寒さ慣れ”した欧米人には耐え難いはず。理屈で考えれば当然そうであるはずだ。

だが事実はどうも逆みたいなのである。

ハノイの、蒸し暑~~~い日の、午後1時か2時くらい。日がカンカン・暑さ真っ盛りの時間帯だ。
もうこの時はホンっトに暑くてさ、いつもなら車やバイクが行きかって横断するのもタイヘンな
ハノイ旧市街のロータリーもこの有様。「今は何かするのやめて、この暑さをやり過ごしてからにしましょうよ」って
町中の人が思ってるような感じ。それはイ課長も同じ気持ちだった。
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だもんで、イ課長もホアンキエム湖畔の木陰のベンチで少し休んだ。
だがそこで衝撃的な光景を見たのだ。衝撃のあまり、カメラを出して写真を撮った。 
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欧米人旅行者が帽子もかぶらず日向ではしゃいでる。それがポイント1。もう一つ重要なポイントは
十分“暑さ慣れ”してるはずの地元ベトナム人たちがイ課長同様、ちゃんと日陰に避難してるってことだ。
すごく暑くて日差しも強い。だから日陰に入って少し休む。アジア的には自然な行動だ。

しかるにこのコーカソイドたちはナンなのだ?
この暑さの中、よくまぁ〜お日様ギラギラの日向にいられるな・・・紫外線だって浴びまくりだぞ?
温度感覚器官のネジが2〜3本はずれてんのか?

これには驚いたというか、呆れたというか、生物学的ショックを受けたと言ってもいい。
暑さを避けて日陰にたたずむ地元のベトナム人(とイ課長)、日なたで平気にしてる欧米人旅行者。
この事実から導き出されるのは唯一つ、「寒さ慣れしてる欧米人の方が、実は暑さ耐性も強い」という結論だ。

そういうもんだったの?でも実際そうなんだからそう結論するしかないよな。
暑いから陽射しを避けよう、日陰に入ろうとするアジアの民=モンゴロイド(黄色人種)。
暑くても日差しカンカンでも、何も感じてなさそうな欧米人旅行者=コーカソイド(白人)。
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こうなると、「なぜ欧米人は冬でも薄着なのか?」という疑問に対する答えはすべて矛盾してくる。
欧米人が全体的に寒さ慣れしてるなら、逆に彼らはベトナムの暑さに体がついていかないはずだ。
もし彼らの平均体温が高いんだったら、彼らはベトナムでバタバタと熱中症でブッ倒れてていいはずだ。
しかし実際にはモンゴロイドよりコーカソイドの方が暑くても平気っぽい。

要するにコーカソイドは温度を感じる機能の幅が広いというか、タフというか、鈍感というか・・
もしかするとそんな機能、最初から備わってないのかもしれない(笑)。

これについてご存知の方、識者の方がいたらぜひ知見を賜りたいと思うのである。
今回はコーカソイドとモンゴロイドの比較だったけど、ネグロイド(黒人)だとどうなのかというのも気になる。

南にあるサイゴンと違って、ハノイは東京ほどじゃないにしても、冬はそれなりに寒いらしい。
もしかすると、冬のハノイを旅する欧米人観光客もやっぱり異様に薄着で、それを見た地元民たちを
視覚的に震え上がらせてるのかもしれないなぁ。

 
 

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by tohoiwanya | 2014-11-21 00:00 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(14)
2014年 06月 26日

東南アジア送電設備事情

非喫煙者にとっては何の興味もない海外喫煙事情の話を過去何度が書いたけど、今日はとうとう
ほぼ全ての人にとって何の興味もない送電設備事情ときやがった。でも書きたいから書くのだ。

以前、インドのチャンドニー・チョーク小冒険の記事を書いたとき、インドの下町の送電線のアリサマが
スゴいということを書いた。実際、あの時見た送電線のメチャクチャさ加減ときたら、とてもじゃないけど
まともな保守管理がなされているとは思えない。

だがしかし、これに関してはインドばかりを責められない。
送電線や送電設備の混沌ぶりは東南アジアにおいてもあまり違いはないようなのである。
電線って、ふだん街歩きしてるときはあんまり注目せずに見逃しちゃうけど、フと気づいてみると
ベトナムやタイでも送電線という名前の“黒いスパゲティ”がソコココで盛大にからみあっている。

【バンコク編】
バンコクって今や東南アジア屈指の大都会で街もかなりキレイだけど、電線の様子に注意を向けると
これがどうして、なかなかのヒドさだ。

たとえばこんな風景写真。別に電線の写真を撮るつもりではなかったのだが、改めて見ると
空中にある電線密度はけっこう高い。まぁ日本だって町の空中に電線が縦横無尽に
張り巡らされているという点じゃ五十歩百歩だし、この程度ならどうってことはない。
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しかし1本の電信柱にこれだけムッチャリと電線が密集して絡み合ってるとさすがに驚く。
バンコクを代表する繁華街・スクンビット通り沿いの電柱でもこんな感じなのだ。
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さらに、同じ電柱の上の方にスーッと視線を上げるとこれがまたスゴい。
こんなヤキソバみたいにからみあった電線見て、ドレがドコとつながってるかわかるのか?
もしイ課長がバンコク市内配電網の保守点検担当者だったら、これ見ただけで作業はあきらめるぞ。
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【ハノイ編】
サイゴンに着いた時はベトナム到着早々だったから、町の電線の様子まで見る余裕がなかったけど
ハノイじゃリラックスしてたから、空を見上げて配電網のスゴい状況に驚いたことも何度かあった。
ハノイの旧市街ってねぇ、街路樹が高いし、そこココに鳥カゴが吊るしてあって鳥が鳴いてたりで
頭上を眺めたくなる機会の多い街だったんだよ。

しかし街路樹や鳥カゴならいいんだけどこれが送電線となると・・・うおお・・・なかなかスゴい。
バンコクやニューデリーと十分張り合えるスパゲティ状態ではないか。
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ハノイに電力を供給しているのが何ていう会社か知らないけど、仮にそれを「ハノイ電力」だとしよう。
こういう電柱の配線接続状況をキチンと把握してる設備保守技術者がハノイ電力社内中探しても
一人もいないことは賭けてもいい。配線図?仮にそんなモノがあったとしても、すでに配線図と実態とは
1光年くらいかけ離れた状態になってると思うなーー。
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特にたまげたのはコレだ。商店の入口の軒の上にドカンと巨大変圧器が置かれてる・・というより
この商店自体が一種のミニ変電所として変圧器と一体化している。この店で買物したいと思えば
変電施設の下をモグッていかないといけないのだ。
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よく知らないけど、変圧器って電磁波とか発してるんじゃないの?下で暮らしてるオバちゃんに影響ないの?
しかもこの高さなら、ハシゴを使えば誰でも触れて、イタズラして、破壊できる。ハノイ旧市街一帯を停電させて
混乱に陥れる“停電テロ”なんて簡単だ。ただしテロリスト本人も感電死しそうだが・・。

というわけで、ハノイ旧市街の送電網の状態はまったくもってカオスで、コンフュージョンで、ラビリンスで、
ヤキソバで、スパゲティなのである。いやはや。

もっとも、ハノイの名誉のために言っとくと、ゴミゴミした旧市街じゃなく、ホテルやビジネスビルが建ち並ぶ
新市街(というのかな?あの辺は)になると、スパゲティ状の送電線なんてまるで目にしなくなる。
キチンと整備されたキレイな街並みで電柱らしきものもあまりない。電線地中化してるのかも。
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ご存知のように発展途上国・新興国では盗電という行為がわりとありふれてると言われる。
要するに電気代を払いたくない世帯主がヤミ電気工事屋に頼んで、公共の送電線に勝手に接続して
自分ンとこに電気を引き込んじゃうというアレね。

インドやタイやベトナムの送電線のアリサマを見ると、何年にもわたってそこらじゅうの家が盗電しまくり、
しまくったあげくに、あんなヤキソバ・スパゲティ状態になったのかな?とも思う。

しかし、もしそうならどんなに愚鈍な電力会社だってすぐ気づいて“盗電線”は片っ端からチョン切るだろ。
それをしないでいるということは、あの送電線カオス状態は電力会社管理の下で形成されたことになる。
アレを保守・管理するのぉ~?とても人間業とは思えぬ。インドやタイやベトナムの送電設備保守担当者は
「電気工事業界のブラックジャック」みたいな天才技師が揃ってるのか?

・・・いや待て。

思いついたぞ。電力会社が町の送電線を「ナニがナンだか誰にもわからない」というカオス状態に
しておくことで生じる明白なメリットが一つあるよ。それは

盗電されにくい
ということだ。あのメチャクチャぶりじゃヤミ電気工事屋だって手を出しづらい。

   ・・・・そうなのかなぁ~??

この問題に知見のある方は(多いとは思えないが)、ぜひご教示いただきたいのである。
 

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by tohoiwanya | 2014-06-26 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 06月 16日

サイゴン市バス・ナゾのお釣り硬貨

前回の続き。
ベンタイン市場に続いてイ課長が目指したのはチョロン地区にあるビンタイ市場というところなのである。
名前が似てるけど別物。前回行ったのはベンタイン市場。これから行くのはビンタイ市場。

チョロン地区はベンタイン市場前からバスに乗って行くのが便利・・・とガイドブックには書いてあった。
しかし、どこの国でもそうだけどバスっつうのは路線がたくさんあって、慣れないガイジンがスイスイと
乗りこなすのは難しい。ましてやこっちはベトナム観光初日。だいじょぶかね?

とにかくベンタイン市場の反対側にバスターミナルというのがあるらしいから行ってみよう。
そこに行くためにはバイクだらけの広いロータリーをバイクにぶつからないよう横断せねばならない。
慣れないうちはコワい(慣れても簡単ではないが)。しかし横断せねば何もできない。決然と横断する。
こうして段々とイ課長のカラダがベトナムになじんでいくのである。

バイクにひかれずにバスターミナルになんとかたどり着いた。
ガイドブックによるとチョロン行きのバスは「1番」というわかりやすい番号らしいんだけど、1番のバスが
どこにいて、どこから乗りゃいいんだかさっぱり・・・
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・・と思っていたら、目の前に1番のバスがヌッと停車し、そこにワラワラと人が乗り込む。
え?あ、なに?これに乗るの?たぶんそうだよね?よくわからんがイ課長も乗り込む。
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意外にも(といっては失礼だが)、このバス、車内は冷房も効いてるし広告用モニターなんかもあって
日本の路線バスなんかよりよっぽど立派だ。こりゃ驚いた。あとで聞いたら、1番の路線っていうのは
利用者も多いし、なにせ「1番」だから、最新式の車両が導入されてるらしい。
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ちなみにバス代は5000ドン、つまり25円。2万ドン札を出したら硬貨を3枚をお釣りにくれた。
硬貨には5000という数字が書いてある。5000ドン硬貨ということなのであろう。それを3枚もらって
お釣りは15,000ドン。別に悩む問題でもない。
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だがこの3枚の5000ドン硬貨(なのかなぁ?)でイ課長はその後ベトナムにいる間じゅう悩むことになる。

この硬貨、一枚5000ドン分の価値を有するはずなんだけど、5000ドン分何かを買うのには使えないんだよ。
どこに行っても「これはダメ」って言って受け取りを拒否される。なぜ??
(下の写真に写ってるのがモンダイの硬貨)
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ある店で「これはバンクにいかなきゃダメだよ」って言われたから、もしかするとこれ、「バスのお釣り用」に
作られた便宜上のコインというか、一種のトークンなのかも。運転手がイチイチお釣りをお札(つまり本当のお金)で
払うのが面倒だからそういう「バスお釣り専用コイン」を用意したんじゃないかな?

とすれば、このコインは缶ビール買ったりフォーを食ったりするのには使えないけど、バスに乗るという
用途であれば使用できるのかも・・・と今になってみれば思う。チョロンから帰りのバスに乗るとき、
このナゾの硬貨を渡せばバス用として使えるのかどうか実験ができた。

しかしその時にはイ課長はこれを5000ドン硬貨と信じきってたからね。帰りのバスは別の5000ドン札で
支払っちゃったんだよ。バッカでー。結局モノを買うのには使えない(・・とはその時点では知らなかったが)
このナゾの5000ドン硬貨、というか5000ドン分のトークン?3枚が使い道もなく手元に残ってしまったのである。
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買物に使えない硬貨なら持っててもしょうがない。重いだけだし。ベトナム出国前に処分せねば。
それに5000ドン×3個で15,000ドンっつうても、75円だ。思い出すたびに悔しいというほどの金額でもない。
結局このナゾの硬貨はハノイの空港の募金箱(よくあるよね)に放り込んできたのである。

さて、バスはチョロンのバスターミナルに着いた。
チョロン地区といえばマルグリット・デュラスの「愛人-ラマン-」の舞台になった街でもあるわけだが
とりあえずイ課長が目指すのはラマンではなくビンタイ市場だ。さぁ行くぞ。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-06-16 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 06月 06日

ベトナム人たちが座るイス

ひょっとするとアレはベトナムだけじゃなく、ある程度東南アジア全体で使われてるのかもしれん。
なぜならイ課長はその後タイでもアレを一度だけ見かけたからだ。

しかしベトナムでは「一度見かける」どころか、毎日あまりにもたくさんのアレを目にする。
日本人が見れば多くの人は「あらま・・」と思って最初は小さな違和感を覚えるはずだ。しかし
ベトナムでアレがあまりにも普及してるから、違和感もしまいには鈍化・消滅するかもしれない。


何の話かっていうと、ベトナム人たちが座るイスのことだ。

ベトナムって、おそらく一般家庭じゃまだエアコンがほとんど普及してないはずで、
ウチの中にいるより外にいた方がまだしも涼しいんだと思う。だから昼となく夜となく、
路上でメシ食ったり仕事したり談笑してる人たちをよく見かける。彼らは当然イスに座ってる。

そういうイスとしてもっとも普及しているのがプラスチック一体成型の、4本足のヤツなのだ。
ベトナムのイス市場において、このタイプのシェアが圧倒的なのは間違いない。

しかし多くの日本人にとって樹脂製の四本足のイスといやぁ、連想するのは「風呂イス」だ。
日本人が風呂イスのイメージを持つあのイスを、ベトナム人は屋外のそこらじゅうで使ってるわけ。

たとえばこんな感じ。
ごく当たり前に、歩道や路上で風呂イスに座って仕事したり談笑したり。
驚愕の光景というほどじゃないけど、日本人としては当たり前の光景とも言いがたい。小さな違和感。
風呂イスが食卓も兼ねているあたりは違和感もやや増大する。
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こっちのバアちゃん(かどうか、よく見えないが)は小型の風呂イスを商品の置き台にしてる。
右のヤツなんてすさまじく色落ちしてて、ビンテージものの風呂イスだ。長く使ってるんだろう。
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こっちは路上の・・・たぶん自転車修理屋じゃないかと思うんだよね。
客は背もたれ付きのイスに座らせてるけど、自分は風呂イスに座って作業してる。
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こちらも背もたれ付き高級タイプ。これだとさすがに風呂イスという印象はなくなるけど、
見かける頻度としては風呂イスの方が圧倒的に高いのだ。
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とにかくベトナムの路上で見かけるイスといやぁ風呂イス。これは冷厳なる事実なのである。
サイゴンのチョロン地区に行ったときはこんな店も見かけた。プラスチック製イス専門店。
背もたれのある高級タイプから庶民的風呂イスまで幅広い品揃えだ。
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当たり前のことだが風呂イスは普通のイスに比べるとグッと低い。
眺めてるだけなら「ちょっとおかしい」で済むけど、自分が使うとなるとタイヘンなんだよこれ。

え?ベトナムの路上に座ることなんてないから大丈夫?
ところがアータ、ベトナムでは飲食店のイスも風呂イスが当たり前に使われているのだ。

ほら、これは前に載せた写真だけど、メシ屋の客はみんな風呂イスに座ってるでしょ?
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こっちの店も風呂イス。ベトナムのこういう庶民的な店でメシを食おうと思えば、
客である自分も風呂イスに座る可能性が高くなる。
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イ課長も当然「風呂イス地獄」に落とされた。忘れがたいのはこの店だよ。
ハノイの、名称不明の麺を食わせる店。
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いざメシを食おうとして風呂イスに座るとね、もうその低さにガクゼンとする(笑)。
まぁテーブルだってあまり高くないから、それなりにバランスがとれてるとも言えるけどさ。
しかし身体がデカいイ課長にはこれ、大変なんだよ。

あまりの低さに感動し、自分の写真を撮った。ほとんど俗にいう「M字開脚」状態ではないか(笑)
この店では(いずれ詳細は書くと思うけど)、この名称不明の麺がすごく美味しかったことと、
風呂イスが異常に低かったことと、値段をぼったくられたことの3つが忘れられない。
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風呂イスが海外でこういう形で、しかもここまで広く普及しているのを見たのは初めてだ。
日本では風呂イス。ベトナムではオールマイティに近い普及イス。

ひょっとすると、あのイスを見て「風呂イス」というイメージを持つのは日本人だけなのかな?
だとすると、「ベトナム人が町の至るところで風呂イスに座っててオカシい」という印象を
持つことができるのは日本人だけの“特権”といえなくもない。

キミもその“特権行使”のために、ベトナムに行って風呂イス文化を見てこないか?




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by tohoiwanya | 2014-06-06 00:36 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 05月 21日

ブリュッセル・・・大丈夫か?

思い出したように欧州ネタをはさむ。

昨年2月の出張で行ったことで、ブリュッセルには5回目の訪問ってことになる。
前にも書いたように、イ課長はブリュッセルという街をけっこう気に入ってるんだよ。
ただねぇ、この時の出張ではブリュッセルのことがちょっと心配になった。
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昨年2月っていうとユーロ危機の最悪期は過ぎてたけど、まだまだ欧州経済は好景気とはほど遠い状況。
その影響なのか、ブリュッセルがやけに元気ないなぁと思ったんだよね。

まず最初にガッカリしたのはグラン・プラスのライトアップがなかったことだ。
ライトアップされた時のグラン・プラスはもう陶然とする美しさで、今回も夜ここを歩いたけど、
今回はなんとびっくりライトアップなし、街灯のみ。ちょっと・・・いや、だいぶガッカリだよこれには。
電気代をケチッたってことなのかい?ライトアップされたときの美しさを知ってるだけに、こういう
薄暗いグラン・プラス見てると「衰退するベルギー」「欧州の没落」といった言葉が思い浮かんじゃうぜ。
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ライトアップがなくなっただけじゃなく、グラン・プラス周辺もなんか人が少なくて寂しい。
このギャルリー・サンチュベールにしたって、昔は夜でも観光客がゾロゾロいたもんだったけど、
今回行ってみたらこの閑散ぶり。しかも薄暗いときた。おいブリュッセルぅ、どうしちゃったんだ?
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景気が悪いせいなのか、それとも何か別の理由があるのかわからないんだけど、とにかく
「やけにシケた街になっちまったなぁ」と思わずにいられないんだよ。

イ課長としてはやっぱり「経済落ち込み&景気悪化 → 要するにみんなおカネがない」という
単純な結論が正しいのかな?という気がする。実は今回ブリュッセルでこんなこともあったんだよ。

イ課長と通訳さんが切符を買って地下鉄に乗ろうとした。
ブリュッセル・メトロの改札はカードを差込口に入れると正面の扉がガタンと左右に開く。
まぁその辺はこっちもすでに慣れてる。軽やかにカードをいれ、入場が印字されたカードをつまみ抜き、
正面の扉を通って中に・・・・

すると突然(おそらく)現地人から話しかけられた。
何を言ってるのかは当然わからん。表情や口調から察すると、何かに困ってて、教えてほしいといった
様子に見えた。たとえば切符の買い方がわからないから教えてください、みたいな。

しかし改札通過直前に聞かないでほしいなー。しかもコトバもさっぱりわからん。他の人に聞いてよ。
「あー・・・きゃのっとあんだすたん、そーりー」と言って改札を抜けようと・・・抜け・・・あれ?



あーッ!呼び止められてる間に改札機の扉がしまっちゃったじゃん!!
こうなるともうダメ。いくらコジあけようとしても開かない。もう一度カードを改札機に入れても開かない。
ヲイ!冗談じゃねぇよ!あいつのせいでせっかく買った切符がムダになっちゃうじゃねぇか!
なんで改札通ろうとするときに急に呼び止めるんだよーーーッ!!イ課長ジタバタ。

すると、別のオジサンが来て通訳さんにナニやらささやいた。それを聞いた通訳さんが言う。
「アタシが入場するときにイ課長さんがひっついて一緒に通ればよい、と言ってます」

おお、なるほど。その手があったか。
なんだか不正乗車じみたやり方だけど、こっちはちゃんと正規の切符を買ってるんだからヤマシくない!
通訳さんのうしろにぴったりつき、彼女が改札を抜けるときにヤッと一緒に抜けた。やれやれ。
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しかしさっき呼び止めたニイちゃんは一体なんだったんだ?ナニを聞きたかったのだ?
そこで「さっきのニイちゃんが言ってたこと、聞こえた?」と通訳さんに聞いてみた。
通訳さんは冷静にこう答えた。

「おそらく、イ課長さんにくっついて改札通らせてくれないかって言ってたんだと思います」

ひーーー。なんてこった。
ってこたぁナニかい?地下鉄の切符代にもコト欠いてるから、不正無賃乗車に協力してくれってか?
ブリュッセルじゃもう何度もメトロに乗ったけど、こんな経験初めてだなぁ・・。

「しかしまぁ、あのオジさんも『一緒にくっついて改札通れ』なんて、よく親切に教えてくれたよねぇ」
イ課長がそう言うと、通訳さんはまた冷静にこう答えた。

「チップがほしかったからじゃないですかね?」



・・・な ん だ か なぁ ~。

だとすると、昨今のブリュッセルのメトロときたら「誰かにひっついて無賃乗車しようとするヤカラ」だの
「そういうヤカラのせいで困ってる人を助けてチップほしがるヤカラ」だのがフラフラしてるわけか?ガラ悪いなー。
(もちろん、そのオジサンにはチップなんてあげなかったが)

ブリュッセルって確かにドコもカシコも治安がいい街とはいえない。ヤバいエリアもある。
しかし、少なくとも地下鉄に乗って無賃乗車だチップだなんて、これまでは全然考えたこともなかったぞ。
この街にはすっかり慣れた気分でいたところにこれ。ちょっと驚いた。
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ライトアップのない、薄暗いグラン・プラス・・
深夜でもないのに人気の少ないギャルリー・サンチュベール・・
そして無賃乗車協力要請(これは間違いない)やチップ欲しさの親切(これは確証はない)が横行するメトロ・・・

ヲイ、ほんと、大丈夫なのかよ?ブリュッセル。
これまで何度もこの街に来たけど、ブリュッセルのことをこんなに「シケた街」と感じたのは初めてだぞ。
街もヒトも「お金に困ってる」的ムードが感じられる。

もっとも、イ課長がそう感じたのは昨年2月。あれからもう1年数ヶ月が経過した。
その後の欧州経済、けっこう回復してるんだよね。スペインとかポルトガルとかの「ダメダメ債務国」を見ても
2013年後半あたりから回復が顕著で、今年の第一四半期のポルトガルのGDPなんてアータ、日本より
高い3%っていうんだから驚くじゃないの(たまたま仕事上の必要があって先日調べたところなのだ(笑))。
もっとも、ベルギー経済がどうかと言われるとよく知らないのだが・・。

まぁとにかくさぁ、一応EU本部の置かれた街、いわばEUの顔だろ?ブリュッセル。
あんまりショボくれた姿、カネに窮した様子をさらすなよブリュッセル。みっともねぇじゃねぇか。
グラン・プラスのライトアップも、まぁあれは季節の悪い2月だからやってなかったっていうことであって、
観光シーズンの春~夏にはちゃんと再開させてるんだよな?そうだよな?ブリュッセル。

頼むぜまったく。
イ課長はオマエのことけっこう気に入ってるんだから、あんまりショボい姿見せてがっかりさせるな。
 

 

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by tohoiwanya | 2014-05-21 10:46 | 2013.02 欧州出張 | Comments(8)
2014年 02月 26日

煙草パッケージ・きもワル写真集

また突然ヘンなこと書きたくなっちゃったから、書かせちくり。
インドネタもちゃんと書きます(←言い訳っぽい)。タージ・マハルも近々たっぷり書きます!
でも今日はヘンな話。ちょっとグロい話でもあるからご注意いただきたい。


ご存知のようにイ課長は現在もタバコを吸う。

海外に行けば、海外でタバコを買うこともある。珍しいから何の気なしにパッケージの写真を撮る。
そういうのがたまると、それはそれでなかなか興味深い研究対象になるんだよ。

これまでの経験では東南アジアが断トツで、それを頂点として
東南アジア>インド>欧州≒日本 という順番になるんじゃないかと思う。

何の順番かって?むろん味や値段じゃない。煙草のパッケージにある警告の強烈さが、だ。

昨今は世界のどこでタバコを買っても「タバコ吸うと肺ガンなるぞ、テメェ」とか
「病気の覚悟した上で吸いな、バカタレ」みたいな、要するに喫煙に伴う健康リスクを説明する文句が
印刷されている。ちなみに、いまイ課長が持ってる日本のタバコに書かれた文句はこうだ。

喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。 疫学的な推計によるとウンヌンカンヌン・・・

しかし、これはおそらく世界で最もソフトな部類のワーニングじゃないかと思うんだよ
世界には「それでも吸うんだな?いいんだな?!」「死ぬ気で吸えよおんどりゃ!!」と言わんばかりの、
キョーレツな警告がほどこされた煙草パッケージもあるのだ。

とりあえず「日本並みにユルい」ところからご紹介していこう。まずドイツ。
ひじょうに軽いタバコなので、ドイツに出張するといつもこのR1っていうのを買う。
ドイツ語が読めないけど、警告文冒頭に「ラウヒェン」っていう単語があるから、おそらく日本のタバコと同様に
「喫煙はあなたの健康を害する恐れがあるウンヌン」って書かれてると推測される。
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ポーランドでも同じ銘柄があったから買った。
ポーランド語になるとサッパリわからないけど、まぁドイツ語と同じような意味なんだろうな。
単語が二つしかないから「吸いすぎ 注意」といったシンプルな警告なのかもしれない。
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こういった欧州タバコのパッケージを見ると、おおむね日本と大差ないといえるよね。
そりゃまぁ警告文の「調子の強さ」に違いはあるのかもしれないけど、要するに文章表現上の違いであって
「健康リスクを知らせる文言を煙草のパッケージにいれる」という考え方は日欧とも同じだ。

ところが、これがインドになると「警告度合い」がワンランクアップして、画像が加わってくる。
絵をいれるっていうのは識字率が低い地域もあることを考慮したパッケージデザインなのかもしれない。
「喫煙は殺す」っていう表現もシンプル&ストレートで大変けっこう。
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だが、「禁煙奨励画像」の内容という点じゃ、インドもまだまだユルいのだ。
以前載せたシンガポールのタバコ。あのグロさに比べれば、インドの「肺男」の絵なんて超ソフトコアだぜ。



(前に載せたときも書いたけど、閲覧注意ね)



 

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いやキモチ悪いったらない。
しかしこの程度のグロさでは済まない国もあるんだよ。世界は広い。
インド出張に行くとき、乗り換えで降りたバンコクのスワンナプーム空港の売店で、イ課長は
信じ難いものを見てしまったのだ。

どんなものかといえば、要するにシンガポールのグロ路線を、もっと、もぉーーーっとグロくしたパッケージ。
こんなタバコが普通に売られていることに驚き、思わず写真を撮った。



一応、その写真を掲載する。



しかし、シンガポール以上に閲覧注意。気の弱い人はササーーッとスクロールして
イッキに下にとんでしまうことをお勧めする。










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いやもうビックリした。タイのタバコのパッケージって、ここまでスーパーグロだったのかい!
しかし間違いないんだよ。グロいんだよ。この翌年、イ課長はベトナムとタイを旅した。そして
バンコクのコンビニでこの超グロいパッケージのタバコが当たり前に売られているのを見たのだ。

上の方で 東南アジア>インド>欧州≒日本 と書いた意味がわかったでしょう?
東南アジアの煙草パッケージはかなりグロい。エグい。日本や欧州みたいにヤワな警告文じゃないのだ。
「これでも吸うんやな?!こうなってもええんやな?」というメッセージ性たっぷりのグロさ。
明らかに死体の胸を開いたと思われる画像までパッケージになってるっていうんだから、ぶったまげるぜ。

2012年のインド出張の時、このタイの煙草パッケージをイ課長はタイの空港で見た。だから、翌年の
ベトナム・タイ旅行でも、さすがにタイでは煙草を買いたくなかった(笑)。しかしベトナムはどうだろうか?
ダナン空港で待ってるときに、売店で現地産(と思われる)タバコを一つ買ってみた。

あらまぁ。日本や欧州と同じ、ごく穏当な警告文だけだよ(読めないけど)。
シンガポールやタイと比べてなんという違い。同じ東南アジアでもこれだけ差があるわけだ。
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イ課長の推測ではシンガポールやタイには「タバコ業界」ってものがないんじゃないか?特に国が小さい
シンガポールにタバコメーカーやたばこ栽培農家がないのは間違いない。だから政府としても思いっきり
「それでも吸うか?」路線を突っ走れるんじゃない?仮に、このパッケージのせいでタバコが売れなくなって、
税収が落ちても、喫煙者減少による医療費削減効果の方がメリットは大きいと胸を張って言えるし。

それに対し、ベトナムは日本と同様、自国内に煙草メーカーがあり、たばこ栽培農家もそれなりに
いるんじゃないかと思うんだよなー。国内の特定業界の商品を政府としてアカラサマに買いづらく
させるわけにはいかないのでは?それに「たばこ産業に従事する人民」だけを苦しめるような施策は
社会主義国としてとりづらいって気もするよね。同じ労働者、同じ農民なんだからさ。

大まかに東南アジアが断トツって上の方で書いたけど、仔細に比較すると、煙草パッケージのグロさは
国ごとに大きな差があるようだ。現段階ではタイ>シンガポール>ベトナム≒日本という感じだけど、
ではラオスやカンボジア、ミャンマーあたりの周辺国はどうなのか?これは興味深いテーマだ。
東南アジアと欧州の間にあるインドが、グロさの点でも両者の中間くらいというのも非常に面白い。

今年の海外旅行、また東南アジア行きたいなぁ、なんてバクゼンと考えてるところなんだけど、
もしベトナム&タイ以外の国に行くなら、現地の煙草パッケージ検証は欠かせないな(笑)。




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by tohoiwanya | 2014-02-26 00:04 | 出張・旅行あれこれ | Comments(10)