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2017年 11月 29日

ミャンマーのタバコについて考える

はぁ〜〜〜・・・今日大阪から帰ってきたと思ったら、あさっての木曜にまた大阪に行くことに
なってしまったワタス・・同情して下さい・・マッチを買って下さい・・。

まぁいい。気を取り直してブログを書こう(疲れたが)。
昔、こんな記事を書いた。けっこう長く取り上げ続けているテーマだ。
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東南アジアのタバコのパッケージは口腔ガンやら壊疽やらの写真をドンと載せた超グロ路線から
「健康に害があるヨ」という警告文のみ、さらに警告文すらないユルユル路線まで、その差は
極めて広く、その国のGDP総額とタバコパッケージのグロ度は密接に連動する、という話だ。

さて、ミャンマーのタバコパッケージはどうなのか?
実はミャンマーのタバコが「グロ派らしい」というのは行く前から知ってた。しかも
タイのタバコも超激グロだろ?訪問する2カ国のタバコが揃ってグロ派って、やだなぁ。

気の弱いイ課長は「今回は現地でタバコ買うのヤダな」と思い、日本から持参した。東南アジアじゃ
日本みたいに軽いタバコ売ってなさそうだったしね。しかし一応どんなパッケージか見ておきたい。
ヤンゴンでタバコを並べた店があったので写真を撮った。こんな感じ。

    あ、一応閲覧注意ね。気の弱い方はサッとスクロールして下さい。



  
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うぐぐぐ・・グロい。これは口腔ガンの写真か?。
タイのタバコの、解剖写真かよっていう超激グロに比べればまだしも・・という気もするが、
グロタバコに慣れてない日本人にしてみりゃ十分グロい。

ここでまた各国GDPとタバコパッケージのグロ度を表にして比較したい気もするが、
今回は割愛する。実はミャンマーのタバコに関してはパッケージ以外のモンダイについて
ちょっと書きたいことがあるのだ。


まず素朴な疑問として聞きたい。仏教のお坊さんって、タバコ吸っていいの?


イ課長はよく知らないのだ。宗教上の戒律で吸っちゃいけないのか?単なる個人差で
吸ったり吸わなかったりするのか?あるいは宗派によって違うのか?全然知らない。
ただ、イ課長は「タバコ吸ってるお坊さん」って日本じゃあまり見た記憶がない。
神父さんや牧師さんがタバコ吸うのも見た記憶がない。戒律ドウコウはともかく、
「聖職者とタバコ」ってイ課長の中では結びつかないモノなんだよね。

何が言いたいか、もう大体おわかりだと思うけど、実はイ課長はミャンマー旅行中に
「タバコを吸う僧侶」というのを目撃したんですね。場所はヤンゴンからバガンに向かう
夜行バスのトイレ休憩中。幹線道路沿いのサービスエリアみたいなところだった。

夜行バスの休憩だから深夜だ。それでもサービスエリアはたくさんのバスが停まってて
行き交う人も多く、レストランも大賑わいだった。でもイ課長は腹へってなかったので
時間まであたりをブラブラしていたら、目撃してしまったのだ。
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別に「人目をはばかる」という様子もなく、リラックスして喫煙するミャンマー僧侶。
しかしイ課長としてはけっこうビックリして写真まで撮っちまったわけだ。
東南アジアの上座部仏教って戒律がけっこう厳しいんじゃないの?当然、妻帯もしないし、
飲酒や喫煙もダメなんじゃないの?

前にちょっと書いたけど、ミャンマーでは出家者は金銭に触れてはならぬという戒律が
あるらしい。そんなミャンマーで、お坊さんがタバコ吸っていいとは思えないけどなー。
ミャンマーにも戒律を破る生臭坊主はいると、単にそういうことなのか?それとも、
禁煙という戒律自体がそもそも存在しないのか?ちなみに、ミャンマーの他の場所では
タバコ吸う僧侶って見なかった。この時だけ。

お坊さんとタバコの関係は戒律上(もしくは宗派上?)どういう風になっているのか?
もし識者の方がこのブログをお読みだったら、ご教示いただきたいと思うのである。

 

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by tohoiwanya | 2017-11-29 00:42 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2017年 11月 20日

シュエダゴン・パゴダというところ

シュエダゴン・パゴダつうたら、誰もが認めるヤンゴン最大の観光スポット。
日本にいる時見た写真では夜でも参拝客がワンサカいた。

それがまぁ〜・・すいてること。
雨季でオフシーズンのミャンマーはホントすいてるね。外人観光客も少なくて、おそらく
参拝者の7割くらいは地元の人だったんじゃないかな?欧米人なんてほとんどいない。
みんなどうしちゃったの?ガイジンさんたちはみんなここは昼間見て、夜はさっきの
BBQストリートでビール飲んで騒いでんのか?
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すいてるのは大変結構だけど、雨季ならではの問題もやはりある。
ご覧のように夕方も雨が降ったからパゴダの床も雨で濡れてる。一応滑り止めマットが
敷いてあるけど、いい角度から写真撮りたい、などと思ってマットから離れて歩くと
濡れた床がけっこう滑る。こっちはハダシだからその辺はお風呂屋の濡れたタイルと同じだ。
雨のあとのシュエダゴン・パゴダは慎重に歩きましょう。
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しかし雨季であれ乾季であれ、ここは夜見に来るのがお勧めだと思うなぁ。
昼間見てないイ課長がそう言うのも不誠実な話だが(笑)、夜の方が涼しいのは確実だし、
ライトアップされた金の仏塔群はウットリの美しさ。ズラーッと続くロウソクの炎も
夜見ると一段と映える。
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シュエダゴン・パゴダといえば、何といっても真ん中にある金の仏塔がシンボルなんだけど、
周りに小さなお堂がたくさんあって、それぞれ参拝者がお参りしてる。お堂の集合体でもある。
こんなゴールデン・ブッダ軍団もいる。ま、東南アジアじゃよくあるやつだ。
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こっちは黄金系と美白系の混合集団。だんだんミャンマーっぽくなってきたぞ。
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おおぅ、大小さまざまな美白仏軍団。これだけ密集させてギッシリ置く意味があるのか?
しかも横向きに置かれた仏サマも混じってる。なぜ横向きに?
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こっちには寝釈迦もある。やはり黄金系ではなく美白系。寝釈迦の足元にいるのは
人形の参拝者で、写真左下にいるのが生きた人間の参拝者。まぎらわしい。
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これは・・生きた人間のお坊さんだよな?タイによくある超精巧蝋人形ってことは
ないよな?いろいろまぎらわしくて困るぜ。
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シュエダゴン・パゴダもやはり生まれた曜日別の参拝コーナーがある。
だいぶグルグル探しまわったけど、発見しました木曜コーナー。ワタクシこれから一週間
ミャンマーを旅しますので、旅の安全よろしくお願いしますです。
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ちなみに、この中心にある巨大仏塔のテッペンには卒倒するほどの量の宝石が
格納されているそうで、資料によると「76カラットのダイヤ、さらに5,451個のダイヤと
1,383個のルビーや翡翠」ということだそうで・・・スゴすぎる。
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シュエダゴン・パゴダ頂上の宝石群を狙うルパン三世、それを阻止せんとする銭形警部。
エキゾチックなヤンゴンの街を舞台に繰り広げられる痛快娯楽アクション巨編・・・

・・というのを誰か作ってくれんかなぁ・・・。

 

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by tohoiwanya | 2017-11-20 00:24 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(4)
2017年 10月 20日

ヤンゴンは実に不思議な町だった4

さぁミャンマーの話に戻ろう。

ミャンマーでは女性の剃髪出家者(現地語ではティラシンというらしい)を見かける。
特にヤンゴンではものすごくよく見かけた。必ずピンクの僧衣をまとって托鉢して歩いてる。
平均年齢層は非常に若くて、コドモの女子僧も多い。
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仏教圏では女性の僧、尼僧というのは少なくない。日本にだっている。
でもヤンゴンに着いて最初の散歩で小さな女の子が頭丸めてゾロゾロ歩いてるのを見れば
やっぱ最初はちょっと驚く。日本じゃ小中学生の女子僧なんてまず見ないからねぇ。

大人の女性出家者に連れられて、お経の文句?を唄いながら行列して歩いてたりする。
かと思うと2~3人くらいの小グループでも托鉢。イ課長が昼飯食ってた屋台のカレー屋にも
小さな女子僧がオドオドっ・・とした感じで来てた。するとお店の人が少額紙幣をあげるわけ。
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若年女子出家者が多いのはミャンマーの特徴なのかもしれない。調べたところではこの女子僧たち、
守らなきゃいけない戒律の数は男性僧侶よりぐっと少ないそうで、男性僧侶のための料理みたいな
世俗的サポートもするし、お金を扱うこともできる(男性僧侶が金に触れるのは禁忌らしい)。 
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となると、ラオスの少年僧と同じような想像が湧いてくる。
ミャンマーにだって貧しくて娘を学校に行かせられない家はあるだろう。そういう親にとって
娘を出家させるのは衣食住と教育(普通の学校教育とはちょっと違うだろうが)を得る
保証という側面があるのかもしれない。
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でも、こういう小さな女の子の出家姿って、けなげでかわいいよね。
「まだホトケのことよくわかんないけど、一生懸命やってます」って感じにみえて
応援したくなる。しっかり勉強して立派なオトナになるんだよ。
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例のボージョー・アウンサンマーケットで二度目の日本語会話を終えて出てきた時のこと。
歩道橋を渡ろうとして階段をのぼったら灰皿があった。一服すっかと思ってタバコを吸い始めたら、
向こうから女子僧のグループが歩道橋をわたってきた。タバコ吸いながらぼんやり見てると
その中の一人の女の子がイ課長を珍しそう〜に何度もチラチラ見る。

「あのコ、ガイジンに興味シンシンなんだな」と思ってイ課長もその子を見る。
向こうは向こうで「あのガイジンさん、アタシのこと見てる」と思って、イ課長を見て笑う。

ヤンゴンにおける典型的な「トモダチ電波相互発信状態」といえる。
お互いに視線を合わせ、クスクス笑顔を交わし、その子はイ課長の前を通り過ぎていった。

しかしそこは「再会する町・ヤンゴン」。例によって話は続きがある。
まだタバコを吸い終わらないうちに、なぜかそのコだけが早足で戻ってきた。忘れ物でもした?
当然、彼女は一人でイ課長の前を再び通ることになる。

こっちに気づいて「あ、さっきのガイジンさん」って感じでキャハッと笑う顔がとてもかわいい。
こっちも「あ、あのコまた来た」と思って笑う。日本製巨大ロボットとミャンマー女子僧の間に
通いあうトモダチ電波。せっかく電波をトバしあった仲だ。この際記念写真を撮るか。
そのコのあとを追い、階段を下りたところで「一緒に写真撮らない?」と誘った。
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写真じゃキョトンとした顔でカメラ見てるけど、「ほらこんな風に撮れた」ってモニター見せると
またキャハッと声をあげて笑う。そういう笑顔が本当にかわいい。
  
「チェーズーティンバーデー(ありがとう)」と御礼を言って別れた。
別れた後もまたこっちを振り返り、バイバイッと元気に手を振ってイ課長に挨拶してくれる。
いやーーほんとイイ子だなー。日本でいえば小学校3~4年生くらいだろうか。
ガイジンに興味シンシンの、知的好奇心にあふれた子なんだろう。

「電波が行き交う町・ヤンゴン」、そして「再会する町・ヤンゴン」ならではの、
かわいいミャンマー女子出家者とのツーショット。すでに一度ご覧に入れたけど、
ミャンマーで撮った人物写真の中でもこれはイ課長お気に入りの一枚なのである。

年齢的にあの子がスマホを持ってるとは思えなかったので、メアド等は聞かなかった。
この写真を彼女に送ってあげられないのが残念だよ・・。

 

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by tohoiwanya | 2017-10-20 00:09 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2017年 09月 27日

ミャンマーの美しき習慣

不思議な町ヤンゴンシリーズは一休みしてミャンマー文化の話。

ミャンマーを歩いてると道端に素焼きの壺が置いてあるのを時々見かける。
壺の上には何かでフタがかぶせてあり、コップが置かれていることが多い。これは何か?
何となく「水飲んでいいヨ」という雰囲気が漂う光景だが・・・。
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これ、まさにその通り「水をご自由に」の壺なのだ。
暑いからノド乾いたでしょ?ほらこの水をどうぞ、と不特定多数の人に向けて置かれた壺。
これ、美しい習慣だと思うなぁ。
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暑いという点じゃ東南アジアはどこ行ったって暑い。
でもこうやって全ての人が利用可能な壺を置いて「水どうぞ」なんて習慣があるのは
ミャンマーだけだろ。ミャンマー人は当たり前のようにひょいとコップにくんで飲んでた。

この「水どうぞ壺」は大抵の場合素焼きの壺だ。
ご存知のように素焼きの壺に水を入れると、中の水がわずかぁ~~にシミシミ滲出してくる。
しみだしてきた水は蒸発する。その際、気化熱で壺および中の水が多少冷える。
冷たいというほどじゃなくても、多少は冷える。生あったかい水よりは美味しいわな。
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こういう習慣がミャンマーに普及してるのは、「暑い」ことに加えてやっぱ仏教の影響もあるらしい。
特に誰と相手を定めず水をふるまえば喉が渇いた旅人は感謝するだろう。これもまた立派な功徳。
そういう功徳を生前に積んでおくことが大事なのだ。
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でも同じように暑くて、敬虔な仏教国であるタイやラオスじゃこういう習慣はおそらくない。
ミャンマーだけ。おもしろい国だよなぁ。ちなみに、水を充填するのは誰かというと、実は
「そこらの近所の人」がやってるらしい。おカミのお達しで設置したんじゃなく、庶民レベルで
なんとなく自然発生し、普及したんだと思われる。何度もいうが美しい習慣だと思う。

壺に載せるフタにもいろいろあって面白い。
こういう編み笠みたいなのをかぶせると壺が擬人化されるみたいでかわいい。
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ヤンゴンあたりの都市部だとやっぱ都会化されてるせいか、素焼きの壺じゃなくこんな風に
プラスチックの巨大ボトルだ。ここまで持ってくるの重かっただろうなぁ。
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マンダレー・ヒルのてっぺんにも「水どうぞ壺」はある。
さすがマンダレーの象徴的仏教施設だけあって、すげーたくさんある。
これなら喉の乾いた大集団が参拝してきても水が行き渡りそうだ。
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ミャンマー人の、この美しい習慣。
素焼きの壺の中でかすかに冷えた「功徳の水」はことのほか美味しく思えるらしい。
拙者も飲んでみたい・・・がしかし・・惰弱なる我が胃腸を思うと自重せざるを得ぬ。

ミャンマー人のやさしき心を象徴する水を味わえず、まことに残念でござった。

 

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by tohoiwanya | 2017-09-27 00:22 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(4)
2017年 09月 13日

ロヒンギャ問題に関する私見

順を追ってこんどはバンコクからヤンゴンへのフライトの話を書こうと思ったけど、予定変更。
楽しかるべき旅行記を書く筆もとまってしまうような、最近のミャンマー情勢のヤバさ。

例のロヒンギャ問題ですよ。
イ課長が帰国した直後、8月25日からロヒンギャ武装勢力とミャンマー治安部隊との間で
戦闘が始まったらしくて、そこからはもう状況は悪化の一方。ついに国連安保理が
ロヒンギャ問題で緊急会合っつうんだからいまや北朝鮮並みじゃん。

実際見たわけじゃないし、ロヒンギャや人権団体側の言い分と、ミャンマー政府側の言い分と
どっちが正しいかは正直わからん。でもねー・・。まぁ素朴な目で見てミャンマー政府の立場は
かなりヤバいと思うわけよ。

「過激派が悪いんだ」「いや政府軍が悪いんだ」的な責任のなすりつけ合いって時々あるけど、
こういうのって大体の場合政府側がテロリストのせいにしてることが多い(ような気がする)。
もし政府側がいうようにぜんぶロヒンギャ側がやってることだとしたら、ロヒンギャ過激派が
ロヒンギャの村を焼いてることになる。それはいささか信じ難いよ。

ただねぇ、ロヒンギャにイスラム教徒が多く、仏教国のミャンマー政府が軍のイスラム迫害を
容認してる的な、宗教対立的な捉え方もどうかと思うワケ。イスラム諸国による対ミャンマー
抗議にはどうもそういうブブンが感じられるんだけど・・。
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ミャンマー国民の圧倒的多数は仏教徒。それは確か。
一方ロヒンギャはどうも「欧州におけるロマ」みたいな位置付けなんじゃないかって気がする。
元々バングラデシュからミャンマーに流れてきた人たち(難民?)という見方もあって、たぶん
正式なミャンマー国籍持ったロヒンギャなんていないんだと想像される。

要するに普通のミャンマー人から見りゃロヒンギャは不法移民だ。
「彼らもミャンマー国民の一員だ」なんて思うミャンマー人も、これまたいないと想像される。
問題は宗教の違いより、ミャンマー国民としての正当性の方だと思うんだよね。

もしミャンマーで圧倒的多数を占める仏教徒がイスラム教徒を排撃してるなら、首都ヤンゴンに
あんなにモスクがあるはずないもん。ヤンゴン中心部にはモスクが意外なほどあったんだよ。
イ課長が泊まったホテルのすぐ近くにも複数あった。
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ヤンゴンにはインド系住民がけっこう多くて、インド人街もある。イ課長の宿泊ホテルも
インド人街の一角だったはずで、歩いてるとモスクでのお祈りも見たし、ヒンズー寺院も見たし
キリスト教の教会も見た。ヤンゴンじゃ異なる宗教がフツーに共存してた。
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夜になってスーレー・パゴダまでタクシーで戻ってきた時のこと。
ライトアップされたパゴダを見ながら歩いてたら、突然アザーン(皆さんイスラム教のお祈りの
時間ですよーー♪っていう、唄うような呼びかけアナウンス)が聞こえてきてギョッとした。

なんと、スーレー・パゴダのすぐ反対側にモスクがあったんだ。へええ!!
金の仏塔とイスラム教モスクとが道路一つ隔てて共存。けっこう珍しいんじゃないか?
イ課長は輝く仏塔を目にし、アザーンを耳にしながらけっこう感動してたよ。ヤンゴンじゃ
異なる宗教がこんなに自然に共存してるんだぁ・・と思った。
(写真左、塔の上に緑の照明の窓があるのがモスク)
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こういうモスクに集まるイスラム教徒のミャンマー人たちはみんなミャンマー国籍を持ち、
ミャンマーで生活してるミャンマー人たちだろう。だから異なる宗教でも対立なんてない。
ロヒンギャ問題も本質は宗教の違いじゃなく、ミャンマーに住む法的正当性にあると思うんだが。

むろん「不法移民なら迫害していい」わけではない。でも、もし不法移民の中に武装集団がいて
彼らが国内で破壊活動始めたら、そりゃ政府だってそれなりに断固たる措置をとるだろフツー。
それがナニ教徒であったとしても。

「それなら過激派を捜索して逮捕すりゃいい話だ。それを何だって女コドモまで迫害するのだ?
 明らかに非人道的だ、やりすぎだ」・・というなら全くその通りだと思う。イ課長も同感だ。
しかし「イスラム迫害だ、異教徒弾圧だ」という捉え方にはどうにも同調できないんだよなぁ。
もしそうならヤンゴンのあんな“異宗教混在”の光景、ミャンマーじゃあり得ねぇはずだろ?

ま、これはあくまでイ課長の個人的な私見。異論をお持ちの方もいるでしょう。しかしそんな
一個人の私見なんかとは別の次元でミャンマー政府を見る世界の目は刻々と厳しさを増している。
ただそれが「仏教徒によるイスラム弾圧への抗議」的な性格を帯びてるようで釈然としない。

一人のミャンマー旅行経験者レベルでそう感じるわけですよ、イ課長は。

  

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by tohoiwanya | 2017-09-13 00:10 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
2017年 06月 11日

イーリー大聖堂というところ【その3】

イーリーは意外なくらい(と言っては失礼だが)ステンドグラスが見事な大聖堂だった。
薄暗いゴシック大聖堂の中にいて、色鮮やかなステンドグラスごしに外光が入ってくるサマは
本場フランスであろうが英国であろうが、やっぱり美しい。
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人間の顔の描き方がちゃんと立体的に見えるように陰影がついてたりしてわりとリアル。
そんなに古い時代のステンドグラスじゃないはずで、大聖堂自体より後に作られたものかも。
カンタベリー大聖堂じゃディズニー調ステンドグラスにタマゲたけど、あれに比べるとずいぶんと
オーソドックスな絵柄に見える。
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実はこの時イ課長は暗い室内でストロボなしでも手ブレしないカシオの威力に感心しながら撮ってた。
この長大なステンドグラスの真ん中の列の中段あたりにユダの「裏切りの接吻」の場面がある。
下の写真じゃ遠すぎてとても識別できんが。
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試しにズームでグーッと寄って撮ってみる。ふーむ手ブレしないねぇ。
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今度は左の列にあった洗礼者ヨハネとキリストをさらにズームで寄って撮ってみる。
おお、それでも手ブレしない。大したもんだ。手ブレ補正機能を重視して買ったデジカメだが、
期待しただけの威力は発揮してくれる。
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お?また何やら変わった図柄が・・飛行機じゃん。軍用機っぽい。
何でまた大聖堂のステンドグラスに軍用機なんぞが・・・??
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こっちはモロ軍人さんじゃねぇか。右手にもったヘルメットや風防からみて
空軍のパイロットだと推定される。軍人が軍服着て大聖堂のステンドグラスって・・・。
パイロットの聖人なの?日露戦争の広瀬中佐みたいに(いくら何でも古すぎる)軍神なのか?
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うわーーこの辺のステンドグラスは「ミリタリー関連図柄」ばっかだよ。こりゃ驚いた。
こんなの初めて見たぜ。特定の誰かっていうより、イギリス軍全体を象徴してる感じだね。
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ひー。こっちじゃ夜空を飛ぶ爆撃機と、それを照らすサーチライトときたもんだ。
まさに激しい戦闘の真っ最中です。しかしここは軍事博物館ではありません。レッキとした
大聖堂のステンドグラスなのです。
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これを見たイ課長は2012年のポーランドのウォヴィッチで見た聖体祭を思い出した。
あのパレードも宗教的儀式のはずなんだけど、兵隊さんたち(の扮装をした市民?)も
一緒に行進してた。

ポーランドって散々ドイツやロシアに蹂躙され、戦火をくぐった国だけど、英国だって
ウィリアム征服王の昔から(っつうか、もっと遥か前から)ブレア首相時代のイラク出兵に
至るまで、呆れるくらいしょっちゅう戦争ばっかしてた国だ。そういう国だからこそ
神を讃えるのと同じように軍人さんも讃えようっていう気持ちがあるのかもなぁ・・。

カンタベリー大聖堂の「聖人エリザベス女王&エジンバラ公」大理石像にも驚いたが
イーリーの「ミリタリー・ステンドグラス」にもたまげたぜ。英国国教会ってところは
ずいぶん世俗的?な宗教装飾を取り入れてるんだねぇ。

最初のうちは普通に「キレイだなぁ」と思って鑑賞してたけど、最後はちょいとばかり
ビックリ図柄も用意されてるイーリー大聖堂のステンドグラスというわけでございました。
 
 

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by tohoiwanya | 2017-06-11 01:35 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2017年 04月 12日

乳海撹拌・トンデモ余話

いきなり変なネタですんません。
東南アジアから英国ネタに戻る前に、ちょっと中休みでインドの話を。

去年の秋だったか、イ課長はたまたま神保町の古本屋でインド神話に関する本を買った。
(とんぼの本で、ビジュル豊富な上に安かった)

インド出張でガネーシャの頭が象である理由をシンさんに教わったくらいだから、イ課長だって
インド神話に多少は触れたことがあるけど、この本のおかげでさらにインド神話知識は増えた。
本日はその中からイ課長が最も衝撃をうけた話をご紹介したい。いや実はその話ってのがさ、
以前にこのブログで書いた、ある記事と深~く密接に関係してるのだ。

本日のネタと密接に関係する過去記事って、実は例の乳海撹拌なのだ。
お読みでない(ないし忘れた)読者はお手数ですが、こちらであらすじをご確認いただきたい。
あの中で、神々とアスラの間で秘薬アムリタの争奪戦が起き、一度はアスラに奪われたけど
ヴィシュヌ神が絶世の美女に変身し、色仕掛けでうまく取り返したと書いた。で、神々だけで
アムリタ飲んでめでたしめでたし・・だがそこにはトンでもない余話があったんですねー。

問題はヴィシュヌが変身したっていう絶世の美女だ。美女としての名前はモーヒニー。
アムリタを取り戻したことでモーヒニーはみごとミッション・インポッシブルを完遂したわけで、
思えばこの時すぐ元の姿に戻っていれば何も問題は起きなかった。しかしヴィシュヌはなぜか
ミッションが終了しても美女モーヒニーの姿のままでいたみたいなんだよ。
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するとあろうことかあるまいことか。
シヴァ神が絶世の美女モーヒニーを見て一目ぼれ&激しく欲情してしまった。ハァハァいいながら
「やらせろ」とモーヒニーに迫る。

「おめーバカか?オレはヴィシュヌだよ!おいシヴァ、てめーなにオレ見てコーフンしてんだ?
 このサカリ犬!脳ミソ海綿体のエロザル!!北極行ってメスのオットセイとでもヤッてろ!!」

・・・と、イ課長がヴィシュヌの立場ならそういう主旨のことをもっと口汚く言うだろう。

だがあろうことかあるまいことか。
ヴィシュヌはなぜかモーヒニーになったままシヴァと交尾したっつうからタマゲるじゃねぇか。
ってことはヴィシュヌの方にも多少は「その気」があったってことになるが、このケースの場合、
「その気」が同性愛なのか異性愛なのか、判断に苦しむ。
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驚くのはまだ早い。
何と、ヴィシュヌはその時の交尾でみごと懐妊し、赤ん坊生んだっつうんだから、もはや
どういう風に呆れたらいいのかわからん(笑)。ヴィシュヌは絶世の美女に変身した時、
内臓器官も変身させて卵巣とか子宮とかを形成させたと考えるしかない。

だいたいヴィシュヌって乳海から出てきた美女・ラクシュミーを奥さんにしたばっかだぜ?
アムリタ争奪戦はおそらくその後だ。ってことはヴィシュヌは新婚の妻がいる身でありながら
女に変身し、ヨソの男とヤっちまい、懐妊したことになる。新婚早々不倫して、妻より先に自分が
妊娠する亭主の気持ちを想像するのはイ課長には不可能だ。
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確かに多くの神話において神々はヤリたがる連中ってことになってて、ギリシャ神話なんかでも
ヤリまくってる。好色ゼウスは両刀使いで美少年ともヤッてたはずで、男色だって十分アリだ。
特にインドは昔から性力信仰(シャクティズム)が盛んだったはずだから、このくらいで
ビビッてはいけないのかもしれないが。

ところでヴィシュヌとシヴァの交尾によって生まれたその子、どうなったか?
両親はヒンズー教におけるトップ2の神様なわけだから、インド神話の世界観においては
これ以上望みようがないくらい超神聖な遺伝子を持ったコドモってことになる。

その子供の名はアイヤッパン。別名ハリハラプトラ。え?聞いたことない?それもそのはず。
このアイヤッパンはインド南部ケララ州あたりじゃ信仰が盛んだけど、北インドではシヴァの息子として
“認知”されてないんだと。奥さんのアカから生まれ、シヴァの遺伝子なんてヒトカケラも入ってない
ガネーシャがシヴァの息子として(さらにその姿で)人気が高いのとはえらい違い。

超スーパー神聖な血を持ってるのにアイヤッパンの人気が地域限定で全インド的になれない理由って、
やっぱ“不品行すぎる両親”を持ったことが影響してるんじゃないかなぁ?
以前書いた乳海撹拌にはこういう「いくら何でもそれは」というような余話があったのでした。
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なお、本日使用した画像は全部ディーピカー・パードゥコーンというインドの女優さんざます。
たまたま彼女がある映画(神話とは関係ないようだ)でモーヒニーという役を演じてたもんで、
「モーヒニー」で画像検索したら引っかかったのだ。世界の最も美しい顔100に毎年選ばれるくらいの、
現代版絶世の美女を“参考画像”として使用させていただきました。


 

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by tohoiwanya | 2017-04-12 00:09 | 日本での私生活 | Comments(0)
2017年 01月 16日

ドイステープというところ その1

ドイステープというお寺(なんだろうな、一応)の中心は実は四角い“広場”になってる。
この広場を囲むように建物があり、広場の中心には黄金の仏塔。広場だから屋根はないわけで、
雨が降れば濡れる。入り口で参拝者は全員靴を脱いだから、雨の日はハダシで濡れた床を
歩いてお参りすることになる。そういう時、傘はさすんだろうか?
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この日はクソ暑い好天だったから、ハダシで床を歩くのはむしろ気持ちいい。
とりあえずこの仏塔を囲む広場をぐるっと一周してみましょうかね。

お、さっそくゴールデンブッダ軍団。その前には緑色のエメラルドブッダ様。
ホトケ様といい、背面の装飾といい、早くもキンピカキラキラ攻撃の火ぶたが切られました。
なーにイ課長だってこれまでに金ピカブッダは散々見た。このくらいどうってことないぜ。
 
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こっちにもまた何やら・・。
東南アジアで、こういう風に「そこらじゅうにいるホトケ様」を見るたびに思うんだけど、
一番エラいご本尊様ってのはドレなんだい?日本だと、寺の本堂にある一番デカい仏様が
ご本尊だということになるが、こうたくさんいると・・・。
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ここにもホトケ集団。どうでもいいが正面向いてる仏様の、その表情は何とかならんか?
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とにかくそこらじゅうホトケだらけで、ドイステープのご本尊がドレなのかわからぬ。
下の写真は大きさから考えても、その数の多さから考えても相撲でいえばせいぜい「前頭」くらいの
地位と思われる。どこかに「横綱」がいるんじゃないの?と思ってしまうけど、こういうホトケ軍団
全体でドイステープの宗教パワーを形成しているということなのかもしれない。
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しかし何たって天下のドイステープ。地元のタイ人たちは熱心にお参りしてます。
ここでも「全員がお参りするコレ」っていう“的”があるわけじゃなく、参拝者によって
お祈りする対象のホトケ様は異なる。
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うむ?何だコレは。
みんながオタマで液体をすくって火の壷に入れているようだが・・・
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こりゃ油だ。この火の壷の下に大きな「油溜まり」があって、太い芯が沈めてある。
ここに油を注げば火が絶えないということで、きっと何かのご利益があるのであろう。
とりあえず珍しいからイ課長もやってみた。油の中にもお賽銭が沈んでら。
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しかしドイステープといえばやっぱコレ。あちこちからこの金ピカ仏塔を眺めてしまう。
ドイステープを紹介する写真には鉄板でこの仏塔だもんなぁ。
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アップで見ると、まぁーーすごいね、金箔がハゲたところなんて一カ所もない。
というか、これは何かに金箔を貼ったというより、元々金色をした板金を加工してこういう
形に組み立てたように見える。細かい飾りの装飾がスゴいワ。
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とにかく理屈を越えて圧倒する絢爛豪華金ピカパワー、堪能させていただきました。
ドイステープ、こういうところなのである。しかしせっかくここまで来たら、ぜひ
もう一カ所行くべき所があるので、それは次回ご紹介しよう。


 

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by tohoiwanya | 2017-01-16 00:14 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 12月 19日

出家するということ

ロンドンからまた話は東南アジアに戻る。2015年の旅行ネタはまだまだ残ってるのだ。

ラオスもタイも仏教国だから町を歩いてるとお坊さんを見かけることは多い。
同じように坊主頭で、衣の色も似てる。パッと見ただけじゃどっちの国のお坊さんか区別がつかない。
だけど、両国のお坊さんにはビミョ~な違いがあるように思うんだよなぁ。
(下の写真、上段がラオスで後段がタイのお坊さん。僧衣の色も同じだ)
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どちらの国でもお坊さんをよく見かける理由は「数が多いから」に他ならない。理の当然。
それもそのはず、タイでもラオスでも「男は一度出家することがイイ」とされているらしい。

つまり普通の学生やサラリーマンでも一度は出家して僧籍に身を置き、また還俗するわけ。
出家期間はごく短くて、ひと月とか半月とかでも全然問題ないらしい。10月に亡くなった
タイのプミポン国王も出家経験がある。下がネットで拾った出家中のプミポン国王。この時は
15日間やったんだとか。国王が普通のお坊さんと同じように裸足で托鉢。立派な人だなぁ。
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仮にイ課長がラオス人もしくはタイ人で、一か月出家したとする。それはイ課長自身はもちろんだけど
特にオフクロに対する大変な功徳につながるらしい。そもそも女性は出家できないから、タイやラオスでは
「自分の息子が出家する」ことは女性にとってはアリガタイ宗教的栄誉と捉えられるようだ。

・・・と、この辺まではお坊さんが多い背景も、出家に対する考え方もタイとラオスとは似てる。
どっちの国も上座部仏教(俗にいう小乗仏教)だから、大乗仏教がキホンの日本とは若干違うのも
同じだ。でも両方の国を旅行したイ課長としてはさっき言ったように基本は似ててもビミョーに
違う部分があるようにも思うんだよね。特に思ったのは何かっつうと・・・

ラオスのお坊さんはやけにコドモが目立つ。タイのお坊さんの方が年齢イッてる。 ということだ。
どっちの国もお坊さんは多いが、その年齢層には差があるように見える。つうか、明らかに違うよ。
なぜラオスのお坊さんのコドモ比率が高いのか?イ課長なりに理由を考えてみた。
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こう言っちゃナンだが、タイに比べりゃラオスは圧倒的に貧しい。貧しい国の男の子が
「食うに困らない」ようになるためには出家するか、軍隊に入るのが早道なんじゃないか?

ラオスのコドモ修行僧たちはきっと「軍隊に入れる年齢にならない子供たちが出家した」って
ことじゃないの?僧になれば本人は食うに困らない上に、家族にとっても“口減らし”になるからね。
ラオスには失礼だがそんな想像をした。

しかし、調べてみるとちょいとばかり事情が違うらしい。

ラオスにコドモの出家僧が多い理由には多分に「学校がわり」っていう側面がありそうなんだよ。
むろんラオスにだって普通の学校はある。だが中には貧しくて学校行けない子もいる(と思う)。
そういう子が勉強したいと思った時、出家というのが有効な解決策になるみたいなんだよね。
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ラオスで男の子が出家すると、修行のかたわら一種の仏教学校みたいなところに入れるらしい。
そこではホトケの教えも学ぶけど、それ以外の国語やら歴史やら外国語やらの“普通の教科”も
勉強できるんだと。出家すればタダ(かどうかは未確認だが)で学校に行けて衣食住も保証される。
となれば、貧しい家の男の子(およびそういう子を持つ貧しい親)は「よし、出家だ」ってなるよねぇ。
ある意味、国の義務教育の一部をお寺が担ってるような形。

イ課長はターゲットにならなかったけど、ルアンパバーンじゃ外国人観光客が若いお坊さんの
英語の練習相手としてよく話しかけられるらしい。こういうところからもラオスの少年修行僧たちは
海外への興味や向学心が強い青年たちであることが伺える。
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そう考えるとタイのお坊さんの年齢がイッてる理由もなんとなく想像がついてくる。
タイにもおそらく仏教学校のようなものはあるんだろうし、そこで学ぶ子供もそれなりにいるはずだ。
でも、普通の小学校・中学校に通うコドモの方が圧倒的に多いのは間違いないはずで、さっき言ったように
男性が短期出家するとしても青年期以降が多いんだと思う(プミポン国王が短期出家したのも
30歳の時だったらしい)。必然的にお坊さんの年齢も高めになるはずだ。

タイでは「コドモの僧」を見かけることは少なく、逆にラオスではやたらに見る。
「なんでこんな差があるんだろ?」と思ってたんだけど、いろいろ調べてみるとどうやら
そういうことじゃないかと思われるのである。もし間違ってたらゴメンネ(ヲイ!)。


 
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by tohoiwanya | 2016-12-19 00:29 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 12月 09日

チェンマイの平面仏教美術たち

タイとラオスとじゃ経済力そのものも月とスッポンくらいの格差があるけど、そういう格差は
仏教寺院を見ても感じる。ヴィエンチャンやルアンパバーンで見たお寺も日本人から見りゃ十分
金ピカだったけど、タイに来ると「さらに金ピカ」だと思った。
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補修や手入れの度合いが違うんじゃないかな?仏像だけじゃなく、お寺自体の装飾もタイの方が
ラオスよりキラキラ度は高い。チェンマイのキラキラ寺院を見てると「ラオスのお寺はああ見えて
実はけっこう地味だったんだなぁ」と思ったよ。

本日はそんなタイのお寺に描かれた(あるいは彫られた)平面美術についてまとめてご紹介したい。
お寺の壁とかにレリーフが彫られてたり絵が描かれてるのはラオスでも見たけど、古都チェンマイの
ソレはけっこうインパクトがあった。特に本日ご紹介する後半の絵のインパクトはすごかったね(笑)。

まぁまずは穏当なところからご紹介するか。たとえばこんな絵はいかが?
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こういうヨロイを着た人の絵がけっこうあったねぇ。
これは誰なんだろう?ヨロイを着てるってことは毘沙門天?(まさかぁ)

こっちもやはりヨロイ着用だが・・・これは・・女性か?オトコには見えんが。
マツゲを強調した目の感じはちょっと少女漫画的で、まぁこれはこれで面白い。
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ドイ・ステープにはこんなレリーフ調のヤツもあったな。
手が上下2セット・4本あって、チャクラム(輪ッカ円盤状の武器)らしきものを持ってるってことは
これはヴィシュヌ神かもしれないけど、よくわからん。
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こういうのは大体お堂の扉とか、外側壁面とか、そういうところで見かけた平面美術だ。
まぁ日本のお寺じゃ見かけないモチーフではあるけど、それほど強い違和感は感じない。
東南アジア的な仏教美術として、とりあえずフツーの気持ちで鑑賞できる。

しかしお堂の中に入り、内部壁面に描かれた絵を見ると「なんだこりゃ感」がグッと高まる。
こんな絵が薄暗いお堂の壁に描かれてりゃ、そりゃ驚くって。
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何ですかこれは。何やらすごい。
真ん中でボワーッと後光を放ってるのはお釈迦様だろうなぁ。後ろにいるのはたぶん
弟子集団と想像される。しかし弟子はなぜ全員マユゲがないの?それが気になってしょうがない。

こちらもマユゲなしの(たぶん)弟子軍団。異様だ。
しかしマユゲなしも問題だが、この絵のタッチ・色調だけでも十分衝撃的だったよ。
どうやって描いてるのか知らないけど、この絵の感じを見てイ課長がすぐ連想したのは
お風呂屋さんのペンキ絵。まさかこれもペンキで・・いやさすがにそれはないと思うが。
しかもハッキリ言って絵はあまり上手くない。
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これらの絵、たぶん「ブッダ物語」における何かの有名な場面を描いているんだろう。
しかしさー、もうちょっとこう・・描きようってモンがあったのでは?と思わずにいられない。
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これらの絵が持つ強烈な違和感に比べりゃ、さっきのヨロイの絵やレリーフは格調高いよ(笑)。
ラオスじゃこんなペンキっぽい仏教画、見なかったぜ?これってタイ風なの?下の絵なんてさぁ、
背を向けてるのはたぶんお釈迦サマだろう。つまり仏教。それにひざまづいてる顔の多い方々は
明らかにヒンズー教のカミさまじゃないか?ブラフマーとか(彼はたしか顔が4つくらいある)
もうワケわからん。いずれにしても長時間ジッと見とれるって感じの絵じゃないよねぇ。
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これはお釈迦様入滅の図か。
この絵では手前の弟子たち、マユゲがあるように見受けられる一方で鼻がない人物が散見される(笑)。
そりゃさぁ、これも有り難い仏教画ではあると思うよ?思うけど、イ課長がもしどこかの
お寺の住職だとしたら、こういう絵を自分の寺の壁に描きたくはないなー。
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ちなみに、本日載せたカラーの絵は複数のお寺で見たのだ。あちこちにあるんだよこういう絵が。
このわかりやす過ぎる構図や派手な色彩感覚、インドの宗教画に近い。昔載せたガネーシャの絵
色はド派手だったもんなぁ(でもこのタイの壁画よりはずっと絵が上手だったと思う)。

イ課長の帰国後、これら一連の仏教画?の写真を見たトホ妻は「ぎゃあ」と言って逃げ出した。
まぁ正直言ってイ課長も「う・・・」と思うところはあったけど、目をそむけてはならん。
これを写真に撮ればブログ記事1回分書けると思って頑張って直視してきたのである(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-09 00:20 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)