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2015年 04月 03日

バンコクのウィークエンドマーケット

イ課長ブログの記事カテゴリは基本的に「いつの、どの旅行(or出張)」という分け方になっている。
カテゴリによって(つまり出張or旅行によって)ブログ記事数に多い・少ないがあるのは当然で、
行動に制約の多い出張より自由な旅行の方が記事=ネタの数が多くなりやすいのも当然だ。

これまで一つのカテゴリで一番記事数が多かったっていうのは「2011ウィーン旅行」で、その数82。
しかし「これまで」「多かった」という表現からもわかるように、これはすでに過去の記録になってて、
「2013東南アジア旅行」カテゴリに属する記事は今日で93個め。よく書いたねぇ。

しかしこの結果に驚きはない。久しぶりに行った東南アジアはとにかく面白かったからねぇ。
あれ以来、イ課長はすっかり東南アジアづいちゃって、欧州にはトンと行かなくなってしまった。
まぁ東南アジアの方が旅行コストが圧倒的に安いから行きやすいっていう理由も大きいわけだが。

そんな2013年6月のベトナム・タイ旅行もさすがに残りネタも少なくなってきた。
2015年4月になってようやくこのカテゴリの終わりが見えたか(笑)。

旅行の最終日の土曜、つまりその日の夜には空港に行かなきゃいけないっていう土曜日。
イ課長はこの日は特に予定を入れてなくて、一種の「予備日」として空けといたんだよね。
バンコクでの二日間はアユタヤ観光やメークロン行きで早起きが続いたけど、この日は朝寝坊して
ホテルの朝食を初めてゆっくり食った。さて、予備日はドコ行こうか。

そこで浮上したのがウィークエンドマーケットなのである。発音しづらい名前の公園で土日だけ
開催されるそうで、大変なにぎわいらしい。ふむ、ここにでも行ってみっか。
それではチャトゥチャク・パーク(言えた?)のウィーケンドマーケットに行ってみましょう。
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ガイドブックにも載ってるくらい有名なウィークエンドマーケットだけあってすごい人出だ。
外国人観光客の姿もちらほら。

しかし、例によって買物に対する情熱を持ち合わせてないイ課長だからこういうところでは
「ふーん・・」と冷淡に眺める程度。旅行最後の日なんだから、こういうマーケットに来たら
ちったぁ張り切って土産物を買い揃えようくらいの了見にはならんのか?
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イ課長が市場とかマーケットとかに行くと大抵そうであるように、ここでも関心の対象は
衣料品や雑貨ではなく食品になる。普通の市場とは違ってここは魚屋や肉屋みたいな
生鮮食品の店はない。ちょっとつまんない。

その代わり集まる買い物客目当ての屋台は多かったね。これは何かの串焼きだろうか?
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ホテルの朝食をゆっくり食った後だったからまだ腹は減ってない。
でも暑くてノドが乾いたから何か飲みたいな。冷たい飲み物を売る屋台もたくさん出てる。
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結局イ課長が選んだのはこれ。生オレンジジュース。
大が60バーツ(約180円)で小が30バーツ(同90円)。果汁100%だけあって安くはないけど、
とりあえず小の方を飲んでみよう。
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これがまた冷えてて異様においしい。
ほとんど息もつかぬようストローでイッキ飲みしてしまった。やっぱ暑いからノド渇くね。
タイ観光では必ず水を携帯しましょう。
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このウィークエンドマーケット、買物目当てで行けば面白いはず。しかし買物に興味がないイ課長は
このマーケットの多国籍的雰囲気の方が気になった。たとえばこんな風に、明らかにタイ人ではない
太っちょがパエリャを売ってたりするんだよね。彼はタイ在住のスペイン人なんだろうか?
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かと思うとこっちじゃチャイナドレス(かな?)のご婦人がスマホに夢中。
まぁバンコクにはチャイナタウンもあるくらいで、タイじゃ中国系という人は珍しくもないが。
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こっちじゃなぜかタイ人と思われる男性がウエスタンルックでバンジョー弾いてる。
どうもこのウィークエンドマーケットって、ややフリーマーケット的な性格もあるみたいで、バンコク中の
いろんな趣味人が自分の趣味の店を出し、同好の士がそこに集まるっていう側面もありそうだ。
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マーケットを抜けて、チャトゥチャクパークを抜けて地下鉄の駅まで戻った。
来たときは雨が降りそうな曇り空だったけど、いまは青空が広がってて、暑いけど気持がよかった。
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楽しかったベトナム・タイ旅行最終日。名残惜しかったよ。
実際にはこの後フワランポーン駅に行ったり、マッサージ行ったり、初めてゴーゴーバー行ったりと
いろいろ活動したんだけど、その辺のことはすでに書いた。

・・・何か書き残したネタ、あったかなぁ?
なければ、次回更新ではバンコクの宿泊ホテル評価になるはずだけど・・・。

 
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by tohoiwanya | 2015-04-03 22:59 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 03月 30日

アムパワー水上マーケット

水上マーケットって、要するにモノ売りの船が密集した水路とか川のこと。
英語ではFloating Market、つまり「(水に)浮いた市場」という言い方をするらしい。

バンコク観光において「水上マーケット」って定番で、オプショナルツアーも多い。
ツアーで連れて行くのはたいていダムヌンサドゥアク(言えた?)水上マーケットのはずだ。

しかし少し調べてみると、ダムヌンサドゥアクってのは観光用に作られたマーケットで
客は観光客ばっかしで売ってるものの値段も高いらしい。貧乏性のイ課長向きではない(笑)。
地元の人が行くような普通の水上マーケットはないのかい?となると、これがどうも
アムパワーらしいんだよね。時間があれば行ってみたいなぁと思ってた。

ただ重要な注意事項がある。
アムパワー水上マーケットは基本的に週末のみ営業。つまり平日に行ってもガラーンとしてるらしい。
イ課長がアムパワーに来たのは金曜。平日だけど、広い意味では週末といえなくもない微妙な日。
果たしてどうだったのか?

結論から言うと「大体はガラーンとしてるけど、部分的に賑わった場所もある」って感じだったね。
水上マーケットのある一角にはたくさんの船がいろんな食い物を売ってる。
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小船のモノ売りやら飲食店やらが集まった光景っていうのは、これまた東南アジアならでは。
イ課長も何か食おうかなと思ったけど、メークロンで真っ赤なスープのラーメン食ったし、
ここでは特に何も食わなかった。
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船が集まった一角だけはお客さんも集まってワヤワヤしてる。
アムパワー水上マーケットって、モノ売りの船が集まる水路があるのは当然なんだけど、水路の両側に
長~~い通路があり、その通路に面してさらにいろんな店がある。土日はさぞ賑やかなんだろう。
地元の人に人気の水上マーケットっつうだけあって、外国人観光客らしき姿は見かけなかった。
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賑わった一角を離れて歩いていくと、すぐにガラーンとしたゾーンになる。
閉まってる店が多いし、開いてる店にしても営業してるんだかしてないんだか・・・。
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この辺も土日になると賑わうんだろうけど、今は本当に静かだ。
時々小船が通り過ぎる時だけ、水路からわずかな水音が聞こえるだけ。・・・のどかだなぁ。
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思い返せば今日はバンコクからオンボロ・タイ国鉄やら渡し船やらに乗り、さらにロトゥーやら
ソンテウやらに乗って何とかメークロン市場にたどり着き、さらにここまで足を伸ばしたわけだ。
ずーーっと緊張&興奮しどおしだったから、こうやって静かな場所で一人ぼんやりと水路を眺める時間が
とても久しぶりで貴重なものに思えてくる。
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休息も兼ねて、そんな風にしてしばらくボケーッと日陰で水路を眺めていた。
賑わったアムパワー水上マーケットをご覧になりたいなら土日に来るに限るけど、静かでのどかで
人気の少ない水上マーケッっていうのもなかなか悪くない。

ん?すこーし空が曇ってきた?雨に降られると困るから、そろそろバンコクに戻るとするか。
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帰りぎわ、ノドが乾いたから生のココナツジュース(だよね?)を飲んでみることにした。
こんな風に並んでるんだけど、実際に買うとちゃんと冷蔵庫で冷やしたものを出してくれる。
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おばさんがナタを振り回してカン!カン!カン!と見事な手際で上に六角形の刻みを入れて
パカッとフタを開けてストローを入れて渡してくれる。ちなみに、1個20バーツ。約60円だ。
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下の写真見てみ?ナタを入れる場所の目安としてあらかじめココナツに線がひいてあるけど、
彼女がナタを入れた箇所はその線と寸分の違いもない。おばちゃん、すげぇよ。
 
こういうの生まれて初めて飲んだけど、もっとコクがあってドロリとしてるのかと思ったら、
わりとサラサラした透明な液体で、ちょっとした甘みがあって、冷えてるから実に美味しい。
実の内側に白いものがくっついてるけど、これがココナツミルクになるの?(←全然わかってない)
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さて、それじゃバンコクに帰るとするか・・・。
ところでアムパワーからバンコクまでどうやって帰るの?メークロンと違ってアムパワー水上マーケットは
「絶対行こう」と思って準備したわけでもなく、急に思い立って来たという方が近い。
バンコクまでの帰り方、わかってんのか?

もちろんわかってなかった(笑)。ふふふ、しかしね、イ課長にお任せあれ。
今日一日でイ課長もタイの交通機関をいろいろ経験して、多少は見通しってものが立てられるようになった。
だからバンコクに帰る方法については秘めたる自信があったのだよ、ふふふ。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-30 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2015年 03月 23日

メークロン市場というところ その2

メークロン市場に行けばイ課長の「線路長屋好き志向」は激しく刺激されるわけだけど、
同時にまた「市場好き志向」も覚醒する。「活気あふれる東南アジアの市場」という
まさにそのイメージ通りのような市場。まぁ市場の中を列車がノシノシ通るくらいだから
その“活気”の性質はちょっと想像を絶してるブブンもあるが(笑)。

でもこういう市場で売ってるものを眺めるのはホントに面白くて飽きない。
メークロンもマハーチャイと同様、川っぺりの街だから、やっぱり魚屋さんがよく目につく。
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すげー、カニだらけ。
手前の値札を見ると370と書いてあるように見える。370バーツとしたら当時で約1100円だ。
このカニ一匹1100円は高いけど、もしかすると1kgで1100円なのか?
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八百屋さん系の店も多い。線路ギワに並べてある野菜、無造作に並べてるように見えるけど、
列車が通る時は車体の下をくぐってスルーできる高さにまでしか積んでないんだろう。
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さっき線路市場が終わって駅になるところまで行ってみたから、今度は反対側に歩いてみた。
とにかくこの線路・・というか通路、幅は線路分しかないところにもってきて買い物客と観光客が
ひしめいてるから通りぬけるのもラクじゃない。

おお、どうやらここが「線路市場」が終って普通の「線路」に戻る場所みたいだ。
市場の中はこうやって日除けテントがあるけど、外の陽射しの強さときたら・・・。
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テントを出るとこうやってただの線路が続いている。この家並みも十分に線路長屋風だけど
線路市場を見たあとだと、線路として“正常”な光景に思えてくるから恐ろしい。
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反対側、つまり線路から市場側を見るとこんな感じ。
いやー、いくら列車通行時にはテントを閉じてくれるとはいえ、ここに列車が突っ込むんだからなぁ・・
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実はこの時イ課長は迷っていた。
メークロン市場に来れば、誰しも市場の中を列車が通るサマを見たいと思う。
そういう意味でも鉄道で来るのは都合がいいんだよね。自分が乗ってきた列車がほどなく折り返して戻る時に
必然的に市場を通るから、到着からさほど時間をおかずに列車の通過が眺められる。
(下の写真、予定通り11:10に列車が到着してれば、11:30に折り返すはずだったことがわかる)
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しかしイ課長は最後だけ車で来た。そのおかげで早く来られたわけだけど、バーンレム発の列車は
大幅に遅れてたから、その列車がこの市場に到着するまでにはあと2時間くらいかかるはずだ。
それまでこの暑い市場で待ち続けるのはさすがにダルい。
 
よし、それなら足を伸ばしてもう一ヶ所行こう。それはどこかというと水上マーケットなのである。
アムパワー水上マーケットというのがメークロンから車でさほど遠くない距離にあるはずなんだよ。

そう決めるとさっそくそのための行動をおこした。この日のイ課長はやたらに即断即決のヒトだった(笑)。
アムパワー水上マーケットまで行くための行動、それは、そこまでイ課長を運んでくれるソンテウを見つける
ことだったわけだが・・。

さて読者諸君、ソンテウとは一体何であろうか?そして、そのソンテウとやらは果たして見つかったのか?
全ては次回の更新で明かされる。待て、次号(昔の少年漫画風に)。

 
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by tohoiwanya | 2015-03-23 00:16 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2015年 03月 20日

メークロン市場というところ

さてだ。それじゃいよいよメークロン市場にいってみようか。
タイ国鉄の大遅延を車移動で回避したおかげで、メークロンに着いた時はまだ午前中だった。

さて、メークロンに到着したはいいが、線路市場って一体どこにあるのだ?
鉄道ルートであれば市場を突っ切る線路を通って駅に到着するわけだから迷う心配ないけど
車で来たとなるとまず市場がドコで、その中で線路はドコなのか探さないといけない。

「こっちじゃないかなぁ?」という、例によって根拠レスな根拠に基づいて歩いていったら
なにやら市場らしきものがあるじゃん。どう考えたってここがメークロン市場だよな?
しかしずいぶん広い市場だよこれ。この市場の中のどの辺を線路が通ってるんだ?
ううう・・わっかんねぇー。
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後で考えれば、この時「メークロン駅はどこですか?」って聞いて、そっちの方向に進めば
自動的に線路も発見することができたはずだ。しかしこの時は「線路どこにあるんだ?線路センロ・・」と
線路を探すことに気をとられてそこまで考えが至らなかった。市場に来て「線路はどこですか?」って
聞くのもヘンな話だよなぁと思いながらウロウロと線路を探す。
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    おおッ!!
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雑然とした市場の地面に突如現れた2本の鉄路。
これぞ市場のド真ん中に敷かれた線路・・というより、線路を飲み込んで市場内通路にしちまうくらい
繁殖力?の強いメークロン市場、という方が正確なんだろうな。
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いやーーーーついにここまで来られたか。
あの有名な線路市場を難しい鉄道ルート使って見に行けるんだろうかと思っていたけど、最後の方を
車ルートに変更して、どうにか見に来ることが出来ました。

しかしまぁ、どうよ、このアリサマ。
知識として知ってはいても、実際にこの線路上を列車が通るとは、どうしても感覚的に信じられない。
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しかもその線路っつうのがまた・・・。
よーーーく見ると線路のつなぎ目なんてこんな感じでズレてるもんね(笑)。ここを通るのかい!!
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以前に載せた動画を見てもわかるように、メークロン市場を通過する時の列車は速度はごく遅い。
両側がギッシリ市場だからっていう安全上の理由もあるんだろうけど、この線路状況じゃ、そもそも
スピードなんて出せないよなぁ。高速で走ったりしたらたちまち脱線するんじゃないか?(笑)

店の商品と、それを売るオバちゃんたちがスキマなくびっしりと並んでるところにもってきて
すごい数の外国人観光客がカメラを持ってウロついてるから、歩くのもママならないような混雑。
風もあんまり入ってこないから、もう暑くて暑くて・・。
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ずーーーっと線路通路を歩いてると、道路に出た。あらら、あれがメークロン駅か。
本当だったらたぶん今頃この駅にノロノロ列車と共に到着する頃だったのに・・クソ。
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駅側から市場を見るとこんな感じ。もともと屋根のない線路を市場にしちゃってるわけだから、
どの店もこうやって竹竿みたいなもので日除けテントの屋根を作ってる。列車が入ってくるとみんな
これを一斉にたたんで「傘閉じ市場」と呼ばれる光景が現れるわけだ。
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うーむ・・メークロン市場に来るまでの行程を5回の続きものにしちまったから、
市場そのものはサッと終らそうと思ったけど、やっぱちょっともったいなくなってきた(笑)。
写真もたくさんあるし、メークロン市場、あと1回だけ続けさせちくり。すまんのう。

 
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by tohoiwanya | 2015-03-20 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 06日

メークロン市場に行く その3

タイの、のどかでオンボロな鉄道の旅。

列車はいわゆる「電車」ではない。電化されてないからディーゼル車。けっこう頻繁に停車するんだけど、
その駅がまた超トホホなたたずまいの駅ばっかり。これなんかはまだそれでも駅らしい駅といえる。
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これもたぶん駅だと思うんだけど、民家の軒先に停車してるようにしか見えない。
しかも床は木を並べただけ。なんというショボさ加減。東南アジアローカル線の旅はこうでなくちゃ。
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こんなおんぼろローカル線でも検札はある。車掌に切符を出すと真ん中で折って、折り目のところに
チョキンとハサミを入れる。だから広げるとこんな感じで真ん中に左右対称の穴があくことになる。
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元々そんなに混んでなかったけど、バンコクから遠ざかるにつれて乗客はどんどん減っていく。
みんな大体こんな感じのリラックスポーズになってガタガタ揺れるオンボロ列車に乗ってる。
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まぁ郷に入れば郷に従えという。イ課長も現地の人に混じって裸足の足を投げ出そうか。
終点近くになると車内はガラ空きで、人気観光スポット・メークロン市場に行く外人観光客の姿も全くない。
前にも書いたように大体の観光客はこんなオンボロ列車じゃなく、早くてラクな車かバスで行くんだと思う。
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しかし海外鉄道ファン、旅のプロセス重視の人、さらにイ課長みたいに物好きな人には断然鉄道がお勧め。
何せ「波打つ線路」を走るわけだから、列車はそんなにスピード出せない。いかにも東南アジアらしい
水上家屋なんかの車窓風景を見ながらガタピシ・のんびり走るオンボロ列車の旅。いやもう最高です。
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考えてみたら、1996年に出張で東南アジア数カ国(インドネシア・タイ・フィリピン)をまわった時は
マニラのMRT、つまり都市交通をちょっと利用したくらいで、こういう純粋鉄道は1回も乗らなかった。
17年ぶりに東南アジアに来た今回の旅行でもベトナムじゃ乗らなかった。つまりこのオンボロ鉄道の旅は
イ課長が生まれて初めて東南アジアの鉄道に乗った機会と言っていいわけだ。
雑然としたボロい駅、ボロい列車、そして車窓風景。そりゃ最高だと言いたくもなるわな。

だんだん風景が田舎臭くなってきたかと思うと、時々こんな金ぴかのワット(お寺)がある。
土地代が安い郊外に新しい宗教施設を作るというのはどこの国でもよくある話だ。
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そんな車窓風景に見とれてるうちに、列車はようやく終点・マハーチャイの駅に着いた。
これで鉄道の旅はいったん終了して、次はターチーン川をわたる“船の旅”になるわけだ。

しっかしまぁ、このマハーチャイの駅も相当スゴいよこれ。
駅が市場、もしくは市場が駅。「線路市場」という領域に十分片足くらいは突っ込んでる。
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駅を出るとあたりは「東南アジアの雑踏」を絵に描いたようなワヤワヤした光景が広がっている。
東南アジアの雑踏を行く孤独な旅行者であるオレ・・というとカッコよさげだけど、実はこの時
イ課長は渡し舟乗り場までの道がわかってなくて、心は不安に閉ざされていたんだよ。
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しかしこのマハーチャイって町、川っぺりにあるだけあって魚介系の店が多いね。これはカニ屋か。
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こっちは干物屋さんかな?東南アジアに来て、イ課長は自分の「市場好き」を再認識したんだけど、
そう考えると「市場好き」とか「線路長屋好き」とか、この旅行は自己再発見の多い旅だったぜ(笑)。
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例によって後で調べたところによると、このマハーチャイという街、別名サムットサーコーンともいって
ターチーン川の河口にある漁港の街なんだってね。だから魚屋さんが多いのも当然なのだ。
昔は中国人が多く住んでたらしいけど、最近は水産加工に出稼ぎに来てるミャンマー人が多いらしい。

しかしそんな街の知識はいいのだ。当面は渡し船乗り場を発見することの方が重要だ。
たぶんコッチじゃないかなぁ?という根拠のない根拠を頼りに、町の写真を撮りながらフラフラと
東南アジアの雑踏に飲み込まれていくイ課長なのでありました(つづく)。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-03-06 00:08 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 02日

メークロン市場に行く その1

さぁ~て、それではいよいよ2013年6月のベトナム・タイ旅行における超大ネタ、
メークロン市場訪問記に着手しようじゃねぇか。

これは確実に続きものになる。メークロン市場そのものも面白いんだけど、そこに行くまでの
道のりがまさに東南アジアの旅の醍醐味って感じで面白くてしょうがなかったんだよ。

まずメークロン市場について簡単に説明しておきたい。
その信じ難い立地条件のためにタイの衝撃的観光スポットとしてすっかり有名になったメークロン市場。
いわく「線路市場」「傘閉じ市場」「世界で最も危険な市場」・・キャッチフレーズも多い。
下の市場の写真、線路が写ってるけど、わかる?
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これは線路の遺構なのではない。現役の線路なのだ。この線路を実際に列車が通るのだ。それによって
冗談としか思えないような、あり得べからざる光景が現出するわけで、まぁこの動画でもご覧頂きたい。
メークロン市場に関しちゃたくさんの動画がアップされている。
 

イ課長がメークロン市場の存在を初めて知ったのは、たぶん2010年だったと思う。
ちょうど台湾の十分で線路長屋を堪能したあとで、世界にはもっとスサマジい場所があるんだってのを
たまたま知ったのだ。初めて動画でそのサマを見たときはそりゃーイ課長もブッたまげたさ。

すでにカミングアウト?したように、イ課長は線路長屋というのが本能的に好きらしい。
17年ぶりにタイに行くことになり、メークロン市場がバンコクから日帰り圏にあることを知ってからは、
仕事も忘れてここに行くための情報収集に没頭した(笑)。

オプショナルツアーも多いから、メークロン市場に行く観光客の大半は車かバスで行くはずだ。
その方が早いし確実なのは間違いない。しかしイ課長は少なくとも行きだけは何が何でも鉄道で行きたかった。
なぜなら車より鉄道で行く方が圧倒的に面白そうだったからだ。その旅程をザッと整理すると・・・

①まずホテル近くの駅からスカイトレインに乗ってバンコクの西の方まで行く。ここまでは簡単。
②そこから歩いて、超発音しづらい&超発見しづらいタイ国鉄のオンボロ駅をなんとか発見する。
③そのオンボロ駅からオンボロ鉄道に乗ってターチーン川手前の終点まで行く。この先はない。なぜなら
 鉄橋がないからで、鉄橋がなければ鉄道は川の向こうには行けない。
④じゃ、どうするのか?ターチーン川を渡し船で渡河するのである。
⑤対岸に着いたら超オンボロ始発駅に行き、超オンボロ鉄道でメークロンまで行く。

この最後の「超オンボロ鉄道」こそ市場の真ん中を突っ切るあの列車に他ならないのだ。

旅程はやたら面倒で難しそうだけど、めちゃくちゃ面白そうではないか!渡し舟だよ?渡し舟。
そして最後はモーゼの海割れのように市場に突入・・なななな何て面白そうなんだ!!
往路は何としても鉄道+渡し舟で行く。こんな面白そうなルートを捨てて車でパーッと行っちゃうなんてつまらぬ!

苦労してタイ国鉄の鉄道ダイヤをネットで調べた。まず発音&発見しづらいウォンウィエンヤイ駅(言えた?)から
川の手前のマハーチャイ駅までの路線だ。ふむ、大体1時間に1本ってところか。所要時間もほぼ1時間だ。
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対岸のバーンレム駅からメークロンまでのダイヤはこう。1日に4本っつうんだから恐るべき本数の少なさだ。
ともに2013年6月のダイヤである(まぁこの本数だし、現在も大して変わってるとは思えないが)。
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これだけ本数が少ないとバーンレム駅10:10発、メークロン着11:10の列車以外に選択肢はない。
問題はマハーチャイからバーンレムまでの渡河+乗り換えだ。どのくらいかかるんだ?安全策をとって1時間の余裕を
もたせるとすると、マハーチャイに9時頃には着いていたい。ってことはウォンウィエンヤイ駅7:40発の電車に乗らにゃ。

さらにホテル最寄駅からのスカイトレイン乗車時間、発見しづらいウォンウィエンヤイ駅が見つからないリスク等々を
慎重に検討し、イ課長は6時半にホテルを出ることにした。当然朝メシ抜きである。
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2013年6月28日。メークロンまでの長く険しい旅の始まりは早朝のスカイトレイン・アソーク駅から始まった。
平日だけど、朝早いせいか乗客もマバラ。
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アソーク駅からウォンウィエンヤイ駅まで乗り換え含めて11駅。20分くらいだったかなぁ。ま、ここまでは何の心配も
リスクもない都市交通による移動。ここまではいい。ここからが徐々に難しくなってくる。

国鉄のウォンウィエンヤイ駅まで歩いて移動しないといけない。地図だと徒歩10~15分くらいと推定された。
問題は歩く距離ではない。この駅を発見できるかどうかだ。事前に調べた感じじゃとにかく「駅に見えない駅」で
すんなり見つけられる自信が全くなかった。しかし最初っからつまづくようじゃ先が思いやられる。
発見しづらい駅を発見すべく、決然と歩き始めるイ課長なのであった(当然つづく)。


 

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by tohoiwanya | 2015-03-02 00:09 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 10月 15日

ホイアンの朝

ホイアンには一泊しかしなかった。
従って夢のように美しいホイアンの夜も、陽光燦々たるホイアンの朝も一度しか見てない。

「今日チェックアウトするんだ」って言ったら、泊まったホテルのお姉さんからも
「Too short・・(短すぎる)」って怒られ?たけど、イ課長自身、ホイアンがあまりにもイイから
「ああもっとこの町にいたいな」という気分になったのは事実だ。
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しかし一泊だけで良かったのかもしれないと今となっては思う。
神がセットしてくれたかのごとく美しかった昨夜の満月祭りの記憶は「あれは夢だったんじゃないか?」と
思えるくらいの方がいいのかもしれない。

朝食前にまた市場に行ってみることにした。
市場は早朝の方が活気があるはずだし、例の豆売りのおばちゃんがいるかな・・と思ったからね。

ランタンに彩られた夜のホイアンも美しかったけど、抜けるような青空の下、ヤシの木が立ち並ぶ
ホイアンの町もまた東南アジア旅情にあふれてる。ああもうベトナム最高じゃん。
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うっひゃーー。朝の市場は予想通り活気にあふれてる。たちまち嬉しくなってしまうイ課長。
市場の向こうはすぐ川だから、おそらく今朝とれた魚を船から仕入れて並べてるんだろうな。
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肉屋ゾーンも活気に満ちてて、カメラを持ってウロウロしてるガイジンなんてイ課長しかいない。
こういう店で働いてるのはほぼ全員が女性。こういう風景をみてると、前にも書いたように
ベトナムという国は女が支えるということを実感する。
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この朝の市場で豆を買ってボラれ、そのショックをひきづりながら昨日仲良しになったカオラウ屋の
おばちゃんと挨拶を交わしたわけだ。前にも書いたけど、イ課長はホイアンに昨日到着したばかり。
その町にもう知り合いのおばちゃんがいて挨拶を交わせる。そういうことがムショウに嬉しいし、
あのおばちゃんともう会えないかと思うとすごく悲しい。

朝のホイアン散策を終え、ホテルに戻ってちょっと遅めの朝メシを食った。
ダナン空港に11時頃行くと考えると、ホテルを出るまでに残された時間はそんなにない。

名残惜しいから、残った時間はホテルの近くをぶらぶら散歩。
すばらしい快晴。暑かったけど、いい気分だった。
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昨日の昼過ぎに着いて、昼下がり、夕方、夜、そしていま朝のホイアン。
しかしそこを流れるゆったりと静かな時間は変わらないね。

良すぎる町・ホイアン。
もう一度行きたいという気持はもちろんある。しかし、もし死ぬまで行く機会がなくても
ホイアンにおける夢のごとき記憶は消えない。再度確認しなくても大丈夫なのだ(笑)。

・・・と、これまで数回にわたってホイアンの良さをホメちぎってきた。
もしこの記事を読んで「自分もホイアンに行きたい」と思った方がいたら、もちろん大お勧めだ。
ただイ課長の場合、すでに書いたようにホイアンではやたらと幸運に恵まれていたことも事実なのだ。

①たまたま一番月がデカく見えるスーパームーンの満月祭りの夜にあたり、天気もよかった。
②たまたまナントカフェスティバル期間中だったので、あらゆる入場料がタダだった。


という二つの幸運があったことはすでに書いた。しかしもっと重要な問題があって、

③たまたま行ったのが6月で、1~8月はホイアンは乾季にあたる  ということだ。

9月から12月くらいにかけてはホイアンは雨季に入る。特に今頃、10・11月は雨季マッサカリ。
雨季で雨がザバザバ降るとなると時期的に観光には向かない。しかし事態はそれをはるかに越えている。

ホイアンは雨季になると、毎年のように洪水になるらしいんだよ。いったん洪水となると町はこんな具合で
世界遺産の町は完全に「世界遺産の川」と化す。移動手段は舟だけ。もはや観光に適するとか適さないとかの
問題ではないのだ(写真はロイターのサイトから拝借)。
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まぁホイアンの人にとっちゃ洪水なんて毎年のこと。商魂たくましく観光客を船に乗せて「洪水クルーズ」で
稼いでるらしいんだけどね(笑)。しかし初めてホイアンに行こうっていう方は雨季、特に10~11月は
避けた方が良さそうだ。ナンも知らず、たまたま乾季に行ったイ課長は幸運だったのだ。

ホイアンの売りは世界遺産にもなっている歴史保存地区の木造古民家。しかし、その木造家屋も毎年のように
洪水でビシャビシャにされてるわけだから、傷みも進んでいるらしい。このままじゃホイアンという町が
いずれなくなってしまう、なんて心配する声まであるらしい。


美しき、そして忘れがたき、ベトナム中部の世界遺産の町ホイアン。


なくなる前に見ておくべきだと思いますよ~~~? ふふふ。


 
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by tohoiwanya | 2014-10-15 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2014年 07月 10日

ビンタイ市場へ行く

さて、話が途中のままになっていたが(いつものことだが)、サイゴンの市バスに乗ったイ課長が
チョロンのバスターミナルに着いたところから書こう。

チョロンって、早い話がサイゴンの中華街みたいなところなんだと思う。
前の記事の最後にも書いたように、このあたりは「愛人・ラマン」の舞台にもなったところ。
しかしバスを降りたイ課長が目にしたのはそんなブンガク的な雰囲気なんてこれっぱかしもない、
忙しそうに人やバイクが荷車がガンガン行き交う、活気あふれる町の風景。
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うーむ嬉しくなってきたぞ。
こういう混沌の中に身を投じるという胸躍る快感。やっぱ東南アジアの旅はこれっきゃねぇぜ。

チョロンの町のこの感じ、マジェスティックホテルの記事でも引用した「一号線を北上せよ」の著者、
沢木耕太郎もアッという間に引き込まれたようで、ちょっと彼の記述を引用させていただく。

降りたとたん、私は「ぶっ飛んで」しまった。実際、その場に降り立って、あたりを眺め渡した私は、
つい言葉に出してしまったのだ。「これはぶっ飛びましたね」と。
眼の前にはチョロンのシンボルともいえるビンタイ市場がある。その通りの前には車、バイク、
シクロ、自転車、馬車とありとあらゆる乗り物が凄まじい騒音をあげて行き交っている。

(中略)私は熱に浮かされたように市場を歩き続けた。

ビンタイ市場というのはこれ。バスターミナルからは歩いてすぐ。
その市場前ときたらもうナンというのか、ヒトやバイクや荷車で一種の混乱状態といっていい。
通りぬけるだけでも一苦労だけど、なんとか通りぬけて市場の中に入ってみる。
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すると市場の中もヒトやバイクや荷車で・・・ということはさすがにない(笑)。
読んだところによると、前に書いたベンタイン市場はサイゴンの中心に位置して観光客も多いから、
値段もやや高いのに対し、こちらビンタイ市場は完全に「地元向け」だからやや安いらしい。

値段はよくわからないけど、このビンタイ市場でまず何に驚くって、商品の陳列ぶりだ。
靴屋であれば店にあらん限りの靴、帽子屋であればあらん限りの帽子を並べてるって感じで、
こういうところは小売というより卸店としての性格が強そうだね。「地元向け」だからというより、
大口顧客中心だから安いのかもしれない。
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しかし例によってイ課長の志向は「雑貨より食品」なのである。食い物。ベンタイン市場と同じように
食い物系の店は市場の周辺を取り巻くように配置されてるようで、そっちに行ってみたら・・・

・・いやはや、この時は沢木耕太郎じゃないけど、イ課長も「ぶっ飛んだ」よ。
とにかくもうその通路たるや、「むちゃくちゃ」という言葉以外で表現しようもないムチャクチャぶり。
そりゃ確かにここは市場の建物の中ではない。外の通路だ。しかしそれにしたって・・・

この狭い通路をバイクがワンサカ両面通行で走ってて、なおかつ歩行者もワンサカいる。
ヒトとバイクがぐちゃぐちゃに渋滞した状態が常態ということなのだろう。とてもじゃないけど
落ち着いて店の写真撮る余裕なんてない。
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この辺り、青果物の店が多いみたいで、道にも野菜クズとかがけっこう落ちてるんだけど、
一応そういうものが交差点?の真ん中に集められてる。中央分離帯も兼ねてるのかも(笑)。
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これは・・・八百屋・・というより「玉ネギ系根菜専門店」って感じに見えるよね。
そこらにある店はみんなボロくて、小さくて、しかも扱い商品が非常に細分化されている。
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ひーータツノオトシゴざます。これ、たしか乾物屋で撮った写真だと思う。
しかしこれ、食うんざますか?どうやって食うんざますか?水でもどしてスープの具?
ヒトやバイクがギャンギャン行き交う中だから、こうやって商品の写真一枚撮るのも一苦労だ。
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ちなみに、これだけヒトやバイクがメチャクチャに交じって各自が勝手に歩行・走行してても
バイクは基本的にスピード出してないから大きなケガの心配はない。それと、スリやカッパライが
いそうな雰囲気もなかったなぁ。みんな商売に忙しくてそれどころじゃない。
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いやーー楽しい。楽しいよ。いちばたのしいッ!!

沢木耕太郎はビンタイ市場で「熱に浮かされたように歩き続けた」って書いてたけど
イ課長はイ課長で、ビンタイ市場でしばし恍惚と立ちすくんで「東南アジアの混沌」を味わった。

「楽しくてしょうがなかった」と何度も書いたベトナムの旅。
特別なことしてるわけじゃないんだけど、なんだかもうムショウに楽しかったベトナムの旅。
そういう気分になり始めたのはたぶん到着翌日の、このビンタイ市場あたりからだったんだよね。




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by tohoiwanya | 2014-07-10 00:09 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2014年 06月 12日

サイゴン・ベンタイン市場

あの朝の話の続き。
しかしまぁよく話が飛ぶブログやな。少しは旅の順序どおりに書こうという了見にならんのか?
(↑どうしてもならないんだな、これが)

さて、内なる声の命ずるまま、戦争証跡博物館に行くのをやめたイ課長はサイゴンでまずドコへ行ったか?
それはベンタイン市場というところなのである。
ここは何しろホテルから徒歩1分で行ける近さだから観光のウォーミング・アップとしては
ちょうどいい。バイクひしめく広い道を渡らなくても行けるし(この時点ではまだ慣れてなかった)。

ウォーミング・アップといっても、ベンタイン市場といやぁ、サイゴンの立派な観光名所の一つ。
街の中心にある、すごく大きな市場で、食料から雑貨からあらゆるものを扱っている。
土産物を買うためにここを訪れる観光客も多い(らしい)。
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とりあえず中に入ってみよう。
イ課長もそうだったけど、普通の外人旅行者ならベンタイン市場に入るときはロータリーに面した
中央入口から入るはずだ。そうするとそこは雑貨ゾーンになってて、靴屋やカバン屋が
ズラーッと並んでいる。最もガイジンが歩きやすいところに土産物系雑貨店を集めてるあたり、
ちゃんと考えてるねー。
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しかしブダペスト中央市場でもそうだったように、イ課長は衣料・雑貨系には関心が薄い。
やっぱ食品ですよ、食い物ですよ。どこの外国でも食い物系市場は見てて飽きない。
ベンタイン市場でも食い物売り場を探してさらなる深奥に分け入る。

お?果物屋発見。いよいよ食い物ゾーンにさしかかってきたようだ。
名称のわからない巨大果物がヤマと積まれてる光景は南国ならではだよねー。
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生鮮食品は市場の中というより、外側外縁部に広がってるようだ。
いやーこういう光景を見ると本能的に嬉しくなってしまうイ課長なのである。
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肉屋。冷蔵設備なし、いわば露天陳列。
台北でもこんな光景見た記憶があるから、アジアでは珍しくない光景なのである。
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こっちも肉屋。一番奥にダラーンと吊るしてあるモノは何かの動物だと思われるが、なんだろう?
トリでないことは確かだから、ブタか?ウシか?
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魚屋も面白いねー。ウネウネ動いてる魚を売ってる。
でもね、イ課長がコドモの頃の東京の魚屋ってけっこうこれに近いものがあった。切り身が冷蔵設備に
陳列されてるんじゃなく、マル一匹の魚が夏でも板の上に並べられて、時々バシャッと水かけられたり。
“商品”のヒレがヒクヒク動いてるなんていう光景、よくあったもんなぁ。
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イ課長くらいの年代のオヤジ・オバジがベンタイン市場の「この感じ」からうける印象は、たぶん
若い日本人のソレとはかなり違うんだろうなぁ。とにかく歩いてて楽しい。

ウォーミング・アップで入ったベンタイン市場だったけど、おかげでだいぶアジアの旅気分が盛り上がってきた。
前年の10月に行ったインド出張では「アジアの混沌の中を気ままに歩く」ことがほとんど出来ずに
激しい欲求不満だったが、今やイ課長はいくらでも混沌の中を歩けるのだ。急速に嬉しくなってきたぞ。

よし市場だ。
また市場に行こう。サイゴンの市場なら「アジアの混沌を歩く」という欲望を満足させてくれるに違いない。
サイゴン近郊にはもう一つ有名な市場がある。この際、そこに行こうじゃねぇか。

無計画だったサイゴン初日の行動計画。
ベンタイン市場見学で“エンジンが暖まって”気分が乗ってきたイ課長は新たな訪問先に向かうべく、
バイクにぶつからなようにビクビクしながら広い道路を横断してバスターミナルを目指したのであった。


 
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by tohoiwanya | 2014-06-12 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 04月 06日

ムンバイ繊維問屋街というところ

すでに何度も書いたように、インド出張中はホテルか、移動の車か、(訪問先の)会社か、このドレかに
常に隔離されてるという状態に近くて、ゴミゴミした混沌の中を歩く機会は本当に少なかった。

せっかくインドに8泊9日間滞在したっていうのに、「あそこはゴチャゴチャしてて面白かった」と言えるのは
前に書いたチャンドニー・チョークと、これから書くムンバイ繊維問屋街の二つくらい。
そういう点じゃホント欲求不満のたまる出張だったぜ。

繊維問屋街っていうのは最初から出張スケジュールに組まれてたわけじゃなくて、例の「ナゾの朝食」を
ごちそうになった商店主を急に訪問することになり、そのまま「アンタ、もしよかったらオレの店を
見に行くかい?」ということになって、それはぜひ、ということになって急遽実現したのだ。

その商店主っていうのはいろんな生地の輸入&卸売みたいなことをやってる人で、彼の店は
ムンバイの繊維問屋街にある。繊維問屋街・・ふ~む、東京でいえば日本橋横山町・馬喰町みたいな
感じのところなのかな?きっとゴチャゴチャしてるんだろう。面白そうじゃないか。

通訳さんと一緒に彼の車で店まで行った。
しかし、あるところまで来ると「ここから先は車は入れないから歩く」といって徒歩。
すでにあたりは異様にゴチャゴチャして、何十年も前から使われ続けてるようなオンボロ建物がひしめいてる。
うひゃひゃひゃ。これぞアジアの混沌って感じのゴチャゴチャエリアに徒歩で潜入。嬉しくなっちまうぜ。
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商店主は混沌の奥の、さらなる奥にどんどん歩を進めてイ課長たちを連れて行く。
数分歩いただけだけど、もう「ここから1人で車まで戻りなさい」と言われてもムリだ。断言できる(笑)。
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やがて彼の店に辿りついていろいろ話をした。
彼の自宅はムンバイでもすごくいい立地の、おそらく高級住宅街というところにあったし、召使いも
何人も使っていたから、貿易&卸売業で着実に財を築いていることが伺える。

2階を見てみるか?と言われて案内されてちょっとびっくり。絨緞が敷いてある。
ここに来た商談客はイスじゃなく、靴を脱いでこの絨緞に座して商談にあたるらしい。アジアだなぁ。
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この感慨は彼の店を出て繊維問屋の小さな店が連なるエリアを歩いてさらに強まった。
そのエリアってこういう風に廊下の両側に小さな間口の繊維問屋がズラリと並んでるところで、
繊維問屋街の心臓部といえるかな。
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ここの何が面白いって、全ての問屋が白いカバーのマットレスを敷いて商談スペースにしてる。
さっきの商店主の店と同じだ。インド綿をはじめ、高級絹織物等々、特に天然繊維分野では
繊維大国として知られるインドだが、この国の繊維業界ではイスに座る商談スタイルは全く普及していない。
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こちらはイ課長を案内してくれた店主の友達のお店。やっぱり白いカバーのマットレス敷きだ。
ここでいろいろインド繊維取引の状況について話を聞いたんだけど、実に興味深くて勉強になった。
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こういう問屋には縫製工場なんかが比較的小ロットで生地を買いに来ることが多いらしい。
取引された生地は荷車とかに積まれて、おそらく買った人の自分の車まで運んでいくんだと思われる。
この問屋街を歩いてると「オラオラどいたどいた!」って感じで生地のロールを積んだ荷車が忙しく行きかう。
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この繊維問屋街、迷路みたいな複雑さから考えてガイジンがフラリと来て見学できるところではない。
現地の人に案内してもらわなきゃサッパリわからないわけで、そういう意味じゃイ課長はすごく貴重な経験を
させてもらったと思うよ。インドで繊維ビジネスしてる駐在員とかでもない限り、こんな繊維問屋街の深奥に
入る機会のある日本人なんてメッタにないと思う。
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思えば、昭和の時代の秋葉原電気街とか、アメ横なんかもけっこうこれに近い雰囲気が残ってたもんだ。
秋葉原なんて小さな間口でモーターだのコンデンサだのの専門店が軒を連ねててね。イ課長のトシになると
ムンバイの繊維問屋街を歩くと、子供の頃に見たそういう光景を思い出して、ますます嬉しくなる。

混沌と活気と猥雑さに満ちたムンバイ繊維問屋街。
このブログを読んで「面白そうだな、行ってみたいな」と思った方がいても、アナタ1人で行くのはムリ。
イ課長だってもう一度行けと言われても絶対ムリだ。まぁ行くのはあきらめて下さい。

へへへ・・・でもイ課長は行ったんだぜ。いいだろう~~(←最低ヤロー)。


 

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by tohoiwanya | 2014-04-06 00:01 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)