タグ:建築 ( 60 ) タグの人気記事


2016年 06月 10日

何はともあれパトゥーサイ

ワッタイ空港からホテルまではスムーズに着いた。
Mr. トシヴドゥキ」なんてスペルミスもなく(笑)、すんなりドライバーを発見、車に乗り、ホテルに着いた。
前年泊まったシェムリアップのホテルでは空港送迎はトゥクトゥクだったけど、ヴィエンチャンでは
立派な四輪車だったんで軽く驚いた。
f0189467_14502016.jpg
 
ホテルでチェックインを済ませ、一休みしたらさっそく市内観光に出撃。
ヴィエンチャンには一泊しかしないから寸暇を惜しむのである。もっとも見どころの少なさで有名?な
ヴィエンチャンだから、どこに行こうか迷うほど選択肢が豊富ではない。

そんなヴィエンチャンの数少ない観光スポットとして必ず紹介される両横綱みたいな存在が二つあって、
その一つがパトゥーサイ、もう一つがタート・ルアン。この際二ついっぺんに制覇してくれようじゃねぇか。
外は暑いがさぁ行くぞ。今日もはりきって製塩業に励むぞ(笑)。

まずはホテルからもほど近いパトゥーサイからだ。勝利の門とか凱旋門とか訳される。
パリの凱旋門と同じように広い大通りの真ん中にデンと建ってるから(道路は左右に分かれる)、
遠くからでも容易に発見できる。ヴィエンチャンの背骨といえるランサン通りに出て視線をヒョイと
左に向けただけで、ほら、あったーーー。
f0189467_14502081.jpg
 
パリの凱旋門を手本にして作られたと言われるだけあって(ほれ、ラオスは旧フランス植民地だし)、
なかなか堂々とした門なのは確か。しかし門に見とれる観光客の姿はほとんどない。

この門、登れる。パトゥーサイを制覇したと言うためには外観を見るだけじゃなく上に登りたいところだ。
ただし登るにはチケットがいる。3000キープ。まぁ50円弱ってところか。
f0189467_14503067.jpg
 
階段を上っててっぺんに向かう。ここも外人観光客は少なくて、むしろ地方から来たラオス人が
首都ヴィエンチャンに来て、ここを観光してるって感じに見えるなぁ。
f0189467_14511760.jpg
 
はい登頂完了。歩いてきたランサン通りの南西側を見てみましょう。いやぁ~こうして高い所から見ると
ヴィエンチャンってなにもない、平べったい町だなぁ〜・・・車の数も少ないよね。
f0189467_14503051.jpg
 
はい反対の北東側。世界で最も静かな首都なんて言われるだけあって、街の中心部でも車やバイクの数が
少ないねぇー。サイゴンだったら昼となく夜となく道路中がバイクで埋め尽くされてるだろうに。
当然、交通渋滞なんてものもない。ラオスって予想していた以上にノドカな国っぽい。
f0189467_14503096.jpg
f0189467_14511067.jpg
 
おお、凱旋門の窓の柵までこうしてホトケ様仕様になっていたとは。凝ってるねー。
さすが敬虔な仏教国。
f0189467_14511634.jpg
 
サイゴンやハノイに大聖堂があるベトナムと違って、ラオスにはああいう誰にでも目につくコロニアル建築
みたいなモノってあまりない。っていうか、ちょっと読んだ話だとフランスはインドシナの植民地経営に際して
カンボジアやラオスの“現地業務”はベトナム人にやらせた部分が大きかったとも言われてる。
現地法人で雇った現地人社員を使って、隣りの国に作った現地子会社を運営させるようなもんか。
f0189467_14511004.jpg
 
こうしてイ課長のヴィエンチャン観光はとりあえずパトゥーサイから幕を開けた。
この後「両横綱」のもう一方も制覇しに行くわけだが、それについてはまた次回に。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2016-06-10 00:13 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 02月 09日

サイゴン・コロニアル建築散歩【その2】

サイゴン大聖堂のすぐ隣りにある、もう一つの有名建築物。
それは中央郵便局なのである。サイゴン中央郵便局といやぁ、まさにフレンチ・コロニアル建築の
代表的存在で、コロニアル建築っていうとよく例に挙がる。ウィーンの郵便貯金局もそうだったけど、
郵便局みたいな公共建築物って作る方もリキが入るんだねぇ。

外観はこんな感じ。
人民委員会庁舎みたいに高い三角屋根がついてるわけでもないし、入口には大きな時計もあるし
一見するとそれほどデコラティブじゃなくて、実用本位のデザインのようにも見える。
f0189467_14024644.jpg
 
いやそうでもないな(笑)。中央の彫刻なんて凝りにコッてるよ。
こうやって目の黒目の部分をクリ抜くと、そこがカゲになって「黒目の大理石像」って感じになるよね。
f0189467_14032051.jpg
 
さて、中に入ってみよう。内部に入れなかったサイゴン大聖堂と違って、ここは現役の郵便局だから
中に入れるんだけど、地元の郵便局利用者より外国人観光客の方が圧倒的に多い(笑)。
しかしこりゃ確かに立派な建物だなーー。長~いカマボコアーチからの採光もあって室内は明るい。
奥に建国の父ホーチミン像があるけど。あれは間違いなく1975年の戦争終結後に掲げられたもんだな。
f0189467_14023708.jpg
 
しかしそれ以外の装飾はかなり建築当時のままをキープしてるんじゃないかと思うんだよね。
たとえばこれ。20世紀初め頃のサイゴン市内の地図じゃないか?今となっては古地図だが。
地図右寄り、太い川がぐーっとカーブしてるあたりの外側がマジェスティック・ホテルだ。
f0189467_14023731.jpg
 
さらに同じ頃とみられるメコンデルタ地方の地図もある。
しかし地図もノスタルジックだが、その手前にある照明塔やガラスの照明がアール・ヌーボー調で
実に「時代がついてる」って感じだ。歴史を感じさせるねぇ。
f0189467_14045973.jpg
 
さらに驚くのはこの木製のボックス。
今はATMの機械が置かれてるみたいだけど、昔は間違いなく電話ボックスだったはず。
カウンターで「どこそこに電話をかけたいんだが・・」って頼むと、交換の人が呼び出して
「2番のボックスでお話し下さい」みたいな感じで案内するんだよね。昔のフランス映画なんかに
よくそんなシーンがあったよ。
f0189467_14024624.jpg
 
てなことに感心しながら内部を見学してたら、やっぱりスコールがザバッと降り始めた。
雨宿りと見学を兼ねた観光客がさらにドッと入ってきて、内部はすごい人ゴミだったよ。
f0189467_14054930.jpg
 
これだけ観光客が多い建物だから、郵便局内にはちゃんと土産物屋まである。
イ課長も特に買い物があったわけじゃないけど、雨がやむまでブラブラしてみた。
f0189467_14025360.jpg
 
この土産物屋の女性店員、全員赤いアオザイを着てて、それがすごくキレイだった。
あーこの赤いアオザイを着た女性の写真撮りたいなぁ(・・って、もう撮ってるじゃん)。
f0189467_14025229.jpg
 
そこで近くにいた女性店員二人に頼んでにっこり写真を撮らせてもらった。
写真を送ってあげたいからメールアドレスを教えてもらい、最終的にこの左側の女性とは
Facebookのお友達にもなったのである。前に美女図鑑にも載せたよね。
f0189467_23533832.jpg
 
コロニアル建築という点でも、赤いアオザイ美女という点でも、見るべきものが多い(笑)
サイゴン中央郵便局だったのである。

さて、スコールもやんだし、腹も減ったし、またぶらぶら徒歩観光に戻りましょうかね。
中央郵便局を後にして、ふたたびサイゴンの街にくり出すイ課長なのでありました。
 
 
[PR]

by tohoiwanya | 2016-02-09 00:55 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 02月 07日

サイゴン・コロニアル建築散歩【その1】

さて、髪をうんと短く刈り、サッパリしたイ課長。

頭も軽く、足取りも軽く、お気楽観光モードでレロイ通りを国立劇場の方に向かって歩いた。
イ課長が目指していたのはサイゴン大聖堂なのである。どのガイドブックにも必ず紹介されてる
サイゴン名所の一つなんだけど、イ課長は見たことがなかった。写真を見ると二つ尖塔があって
ゴシック聖堂っぽい。ごくマイルドな教会建築ヲタク・イ課長としては見てみたかったんだよね。

レロイ通りからドンコイ通りのあたりはコロニアル様式の代表的建物が多い。
この人民委員会庁舎も壮麗なコロニアル建築で有名だ。夜はライトアップされるらしいけど
さぞキレイだろうなー。ベトナム戦争終結まではサイゴン市庁舎として使われてた建物なんだと。
f0189467_11382167.jpg
  
それにしてもこの建物、戦争で壊されなくて良かったねぇ。
基本的にサイゴン陥落は無血開城だったから、古い建物も意外にキチンと残ってるって感じる。
建築遺産の破壊という点じゃ日本の戦災の方が深刻だったのかもしれん。

人民委員会庁舎を左に見て歩くと正面にはすぐ国立劇場が見えてくる。
以前にご紹介したように、ここもヨーロッパ的意匠が散りばめられた立派な建物だ。
f0189467_11382107.jpg
 
そして、これまた以前にご紹介したコンチネンタル・ホテル。
その向こうにはもうサイゴン大聖堂の高い尖塔が見える。ほらね。
庁舎、劇場、ホテル、教会とフランス植民地当時の支配者側にとって重要な建物がこの一角に
密集してるわけで、ちょいとばかりフレンチ・コロニアル建築博物館的なエリアといえる。
f0189467_11382110.jpg
 
さて、サイゴン大聖堂だ。
大理石でつくる本場フランスのゴシック教会と違ってレンガ造みたいだから外観が茶色だけど、
形としてはゴシックだろうなぁ。タテ長三角の屋根を持った尖塔二本。シャルトル大聖堂なんかと
近い外観だね。
f0189467_11383134.jpg
 
ガッカリしたことに、この時は中に入れなかった。
教会って、常に信者のために門は開かれてるんじゃないのぉ~??ちえーーッ。
f0189467_11422189.jpg
 
しょうがないから大聖堂のまわりを歩いて外観を眺める。
熱帯を象徴するヤシの葉っぱと高い尖塔をもつ大聖堂って、新鮮な組み合わせだよねぇ。
f0189467_11383179.jpg
 
サイドはこんな感じ。ちゃんと十字架型に交差廊があり、その先端にバラ窓らしきものがあるから、
やっぱりゴシック様式だよな、でもさすがにフライングバットレス(飛び梁)までは導入してない。
このくらいの高さだったら不要なのかも。
f0189467_11383173.jpg
 
これ、おそらくラテン語で何か有難い言葉が書かれてると思われる。
まぁキリスト教の大聖堂なんだから、サイゴンでもラテン語使ったってまぁいいよ。
f0189467_11383611.jpg
 
しかしこれには驚く。中国語だよな?これ。
ラテン語と中国語が併用されたゴシック教会なんて初めて見た。まぁ日本人にとっては
意味を推測するという点ではラテン語より好都合ではあるが。
f0189467_11383677.jpg
 
このあたりから少しずつ空が暗くなってきた。ひと雨くるかな?
どこかで雨宿りする必要が生じた時、教会に入れないのは困るけど、なーにご安心あれ。
サイゴン大聖堂のすぐワキには、これまたサイゴン・コロニアル建築を代表する
超有名な建物があるから、そろそろそっちに移ろうではないか(つづく)。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2016-02-07 00:05 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2014年 03月 20日

タージ・マハルというところ その4

さて、タージ・マハルの裏のテラス。

ここは日陰で涼しいし、何より眼前にヤムナー川の広大な流れが広がってて、見晴らしがいい。
暗くて暑くて人ゴミだらけだった内部からここに出てくるとみんなホッとするようで、インド人の多くは
ここに座り込んで休憩してた(ただし飲み食いしてる人たちはいなかった。おそらく飲食禁止)。
f0189467_23014025.jpg
イ課長もここでちょっと休むことにした。
水牛がヤムナー川で水飲んでるよ。なんか「悠久のインド」って感じの風景だよねぇ。
f0189467_015542.jpg
反対側を見るとさっきまでいたアグラ城が見える。うーん・・つい1時間前は
あそこからタージ・マハルを見てたんだよなぁ。
f0189467_01281633.jpg
さて、このタージ・マハルの裏のテラスに出ると、ある重要な発見ができる。
それは前回記事の末尾に書いた「シャー・ジャハーンが思い描いた理想」に関わるものだ。

いま彼は愛妻ムムターズ・マハルと並んで永遠の眠りについている。
だがスーパー建築道楽皇帝シャー・ジャハーンが望んでいたのはそんなみみっちいことではなかった。

彼の構想としては、ヤムナー川の対岸にもう一つ同じ形の霊廟を黒大理石で作りたかったといわれている。
つまり白いタージ・マハルの川向こうに、今度は「自分用」に「黒いタージ・マハル」を作り、
その二つを橋で結ぼうと思ってたらしいんだよ。

白と黒の二つのタージ・マハルがヤムナー川をはさんで建つ・・・あまりにも壮大すぎる彼の建築構想は
結局実現することはなかった。何せ白いタージ・マハルだけで国庫は傾いたといわれるんだから。

そんな話を聞いたことがあったから、「あの辺に黒いタージ・マハルを建てようとしてたのかなぁ?」などと
思いながらイ課長は川の対岸を眺めた。するとだ・・・

これは何だ?これは白いタージ・マハルのほぼ左右中心線上から撮った写真だけど、
対岸にあるこの平らなところも正確に同じ中心線から左右対称に広がっているように見える。
f0189467_01281632.jpg
これは明らかに「黒いタージ・マハル」の基礎工事の後だ。そうに違いない。
でなきゃ川の対岸、同じ中心線上に左右対称の土地造成がなされるなんて考えられない。

黒いタージ・マハル構想は本当だったんだ。これにはけっこう驚いたね。
この話を初めてテレビで知ったときは「そんな言い伝えもあるんだ」程度にしか思ってなかったけど
実際にプロジェクトは動き始めてたんだ。基礎工事だけとはいえチャンとその名残りがあるんだもん。
いやーすごいよシャー・ジャハーン。キミは本当に「黒いタージ・マハル」を作ろうとしてたのか。

それにしても、シャー・ジャハーンが帝位にあったのは1600年代半ば、日本でいえば江戸時代初期か。
その頃の基礎工事の跡がそのまま残ってるっていうのもすごい話だ。
周囲に広がるダダッ広い原野を見る限り意図的に保存したとは考えづらい。単純に残ってるんだろう。

あの造成工事の跡はまさに「シャー・ジャハーンの夢の跡」なんだなぁ・・・
彼がいま白いタージ・マハルに妻の棺と共に眠ることが理想ではなかっただろうと思う理由はここにある。

しかし、もう一つ黒いタージ・マハルまで作ろうってのは、さすがに建築道楽が過ぎるよキミ(笑)。
“白い方”を建てたというだけで歴史に名を残したシャー・ジャハーン。黒いタージ・マハル構想が頓挫して
「女房の墓」に一緒に葬られたのは意に反してたかもしれないけど、愛妻の隣で眠るのも悪くないと思うよ?
f0189467_10373706.jpg
てな具合に、シャー・ジャハーンやムムターズ・マハルのことをホンのちょっと知っておくと
タージ・マハル観光はいっそう感慨深いものになる。
中でもこの「黒いタージ・マハルの造成工事跡」が残ってたのには驚いたねぇ。

さて、タージ・マハルの表から裏までたっぷり拝見させていただいたし、そろそろ戻るか。
表側にまわり、行きに通った真ん中の通路ではなく、外側の通路を歩いて帰ることにした。
f0189467_01303575.jpg
ずーーーっと出口の方に向かって歩き、「ここを曲がったらもうタージ・マハルが見えない」という地点で
最後にもう一度振り返ってタージ・マハルを見た(写真がナナメってるが)。
f0189467_01281684.jpg
いやー堪能させていただきました。インドに来たかいがありました。
さすがは「世界の観光地タージ・マハル」だと思ったよ。実物の持つチカラに圧倒されたましたですよ。
おそらくもう見ることはないだろうが、これからもその輝きを失わないでくれ、タージ・マハル。

かくして、インド出張における「ついで観光」の唯一最大のクライマックスは無事終ったのでありました。
タージ・マハルだけで「その4」まで書いちまったぜ。毎度話が長くてすまんのう。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2014-03-20 12:12 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
2014年 03月 18日

タージ・マハルというところ その3

タージ・マハルの“本堂”の真ん中には門と同じように凹んだ半球ドーム天井の入口がある。
あの門の半球ドームもデカかったが、この本堂の入口ドームは輪をかけてデカい(と思う)。
f0189467_02143894.jpg
遠くから見るとそのデカさがよくわかる。入場の列を作ってる人間がほとんどアリンコの
行列みたいに見えるでしょ?圧倒的にデカいんだよ。
f0189467_02170184.jpg
タージ・マハルは内部も見学できるんだけど、唯一の入口がここ。
イ課長もシンさんと一緒に入ることにした。アリンコの列に加わったというわけだ。

その前に準備。内部に入るのにクツを脱ぐ必要はないけど、渡される袋を靴にかぶせる必要がある。
この日、イ課長はサンダル履いてたんだけど、やはりかぶせる。
f0189467_02175492.jpg
ガイドのシンさんも同様に靴に袋をかぶせた。
中に入る前にシンさんが壁の紋様の前でポーズをとってくれたので1枚。
f0189467_0125361.jpg
それにしても近くから見るとタージ・マハルってびっくりするほど華麗な装飾に満ちてて、
その凝りかたがスゴい。これも描いたんじゃなく、色のついた何かを欲しい形に切っていちいち
大理石に貼ってるよね。こういうの象嵌細工っていうのか?
f0189467_02143897.jpg
さらにたまげたのは入り口の格子戸?だ。
編み目模様みたいになってるから、日本人的感覚だと木で組んで格子にしたんだろうと思ってしまう。
しかし、これ、明らかに石だよ!!こういう格子戸まで白大理石でトータル・コーディネートされてる。
大きな大理石の板に1個1個、ハチの巣型の穴を開けた(というか彫った)ってことだ。ひーーー。
f0189467_02143708.jpg
観光客たちはタージ・マハルの中を早く見たくて、あんまり入り口の格子戸なんて見てないけど、
大昔にインドの石工たち(当然一人ではあるまい)がひたすら石をコチコチ彫ってこの石の格子戸を
作ったかと思うと、イ課長は目眩いがしそうだったぜ。
f0189467_02143815.jpg
さて、いよいよタージ・マハルの中に入るわけだが、内部は撮影禁止なので写真はない。
一応イ課長が簡単に説明しよう。

中に入ると中央にシャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの棺が見えるようになってる。
(もっとも、本物はもっと地下?にあるらしくて、見られるのはレプリカみたいだが)
立派なお墓を作ってくださいねと言って死んだ女房と、その遺言のレベルをはるかに超えて
世界に二つとない墓を作っちまった亭主の棺が並んでいるというわけだ。

外が明るいわりにタージ・マハルの内部はコレといった照明もなく、わりと暗い。
おそらく中も巨大な空間に華麗な装飾がワンサとあるんだろうけど、ハッキリ言ってよく見えない。
それにとにかく中は風もなくて暑いうえに観光客がワンワンいてますます暑い。
二人の棺以外に特に見るべきものもない(と思う)し、ここはサッサと外に出て涼もうよ。

というわけで外に出た。
入る時は全員正面側の入り口から入るけど、出口は裏側、つまりヤムナー川に面したガワから出る。
ここは日陰になってて涼しいし、見晴らしもよくて、中にいるよりココにいる方がずっと気持ちいい。
f0189467_02143884.jpg
ここでイ課長は一つの結論に達したことになる。
タージ・マハルは中から見るより外から見るに限るという結論だ(笑)。

この裏側のテラスから間近に見るタージ・マハルの装飾には改めて驚かされるよ。
出口のワクがこうやってビッシリと(おそらくコーランの文句が)アラビア文字?で飾られてるのは
まぁ予想の範囲だとしても、だね・・・。
f0189467_02143841.jpg
またまたぶったまげたのはこの天井の半球アーチだよ。
よく見てごらん?この半球天井、ただキレイに白大理石を貼りあわせたっていうだけじゃなく、
ちゃんと1個1個浮き彫りの模様があって、それがキチンと組み合わされて全体の模様を構成している。
f0189467_02143895.jpg
いやもうなんという凝りかた。
さっきの石の格子戸といい、このドーム天井の浮き彫りといい、スゴすぎる。
こういうのはタージ・マハルを正面から撮った典型的観光写真だけじゃわからない部分で、
間近から実物を見てこその驚きだ。やっぱり実物のチカラというのはすごいのだ。

内部は暗くてよく見えないけど、外観については驚きが尽きないタージ・マハル。
さっき、その内部にムムターズ・マハルとシャー・ジャハーンの棺が並んで安置されてる、と書いた。
そう聞くと何となくこの夫婦は「あるべきところにある」「二人も喜んでいるだろう」と思うよね?
だがシャー・ジャハーンにとってはタージ・マハルの中に愛妻ムムターズ・マハルと並んで眠ることが
本当の理想の姿ではなかったと思われる。

何せタージ・マハルにはけっこう感動しちまったイ課長だからね。
シャー・ジャハーンの理想については次回説明しようと思うのである(まだ続くのかい!)。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2014-03-18 00:03 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
2014年 03月 15日

タージ・マハルというところ その2 sanpo

「世界で最も美しい建造物10選」みたいな企画をやると、タージ・マハルは必ず入る。
その時使われるタージ・マハルの写真のほとんどはこんな風に真正面から撮ったもののはずだ。
そんな、タージ・マハルといえばこれ、というような写真をドンとのせよう。

f0189467_16580792.jpg
このタージ・マハルっていう建物、トコトン左右対称性を追求して作られてる。
だから建物の左右中心線上に立って眺めた時、最も美しく見えるんだよ。

いやーーーしかしスゴいね。たしかに美しいよ、タージ・マハルの実物は。
f0189467_16580728.jpg
実際には例の巨大な門をくぐってからタージ・マハルに近づくまでにはけっこう距離がある。
正面に長く続く池のワキを歩いていくわけだけど、その途中で何度も何度も建物正面にまわり、
同じような写真にしかならないとわかっているのに、やっぱり写真を撮らずにいられない。
f0189467_16580856.jpg
率直に言って、この時イ課長はけっこう感動していた。
写真ではイヤッてほど見た建物だけど、確かに実物を見られるというのは得がたい経験だね。

タージ・マハルって建物としてそのフォルムは素晴らしく美しい。それは間違いない。
もっとも、建物の見た目の素晴らしさっていう点だけでいえば、世界にはすばらしい建造物が他にもある。
でも実際にその前に立つと、タージ・マハルだけが持つある決定的な要素が存在していることに気づくんだよ。
その決定的要素って何かっつうと、



タージ・マハルの背景が完全に空だけである、ということだ。
f0189467_00041818.jpg
世界中にあるお城であれ大聖堂であれナンであれ、有名な史跡建築物の多くは後ろに山とか、他の建物とか、
森とか、とにかく何かあるもんだ。見るガワも建物と後ろの風景とを“合算”して捉えて、
それが調和してると美しく感じる(んじゃないか?)。

しかしタージ・マハルの後ろには空間しかない。要するにタージ・マハルしかないのだ。
そんな感じであることは写真でも知ってたけど、実際に行ってみると、この「それしかない」という視覚効果はすごい。
f0189467_16580850.jpg
タージ・マハルを評して「遠くから見ると近く見え、近づくにつれて小さく見える」とか何とか、
そんなような言葉を聞いたことがあるけど、そういう効果って「後ろに空しかない」という、稀有な条件が
あってこそ、と思うんだよね。実物のタージ・マハルってかなり大きい。その大きさに驚嘆しつつ、一方で
広大な空を背景に「それだけがポツン存在する」という印象とが混ざって、そんな風に思えるんだろう。

タージ・マハルの背後には広いヤムナー川が流れてる。だからこの建物のうしろに他の建物が建ったり、
高い木が生えたりすることはあり得ないのだ。そこまで計算して(たぶんしたんだろうなぁ)
建設地をここにしたのなら、さすがは建築道楽皇帝シャー・ジャハーンだ。もしタージ・マハルの後ろに
木だのビルだの煙突だのがニョキニョキあれば、とてもこんな幻想的な光景にはならないだろう。

さっきも言ったように門からタージ・マハルまではけっこう歩く。早足で歩けば5分くらいかなぁ?
でもここに来りゃ誰だって立ち止まり、建物に見とれ、写真を撮りながら歩くから時間がかかる。
イ課長も15分はかかったと思うけど、まさに陶酔の15分間。もっとゆっくり歩きたかったくらいだ。
f0189467_16580832.jpg
いよいよタージ・マハルに近づいて、建物が大きく見え始めると、こんどはその重量感みたいなものが
ずーんと伝わってくる。これがまたすごい。
f0189467_16580869.jpg
空だけを背景にした白亜のイスラム建築っていうだけで、何となく夢の中の光景のような
幻想的イメージがあるけど、近づけばそこにあるのは間違いなく重くて厚い白大理石で建てられた
重厚そのものの建造物に他ならない。うーーむ・・・スヴァらしい。
f0189467_16580838.jpg
いやー実際にタージ・マハルの実物を見たときはイ課長けっこう感動しちゃったからねぇ。
本日はやたらに感覚的な文章ばっかりで申し訳ないが、とにかくこういう状態だったわけよ、当日のワタクシは。

せっかく写真もいっぱいあるんだし、次回は引き続きタージ・マハルの細部や内部について
続けて書かせていただこうではないか。まだまだ続くで。タージ・マハル。


 

[PR]

by tohoiwanya | 2014-03-15 00:15 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)
2014年 03月 13日

タージ・マハルというところ その1

さぁいよいよタージ・マハルに行くぞ。今日は本当に行くぞ(笑)。

ムガール帝国の年代記に「その偉容と美しさは天上の七つの楽園をも凌ぐ」と記され、
17世紀フランスの旅行家が「タージ・マハルに比べたらエジプトのピラミッドなんて石を積みあげただけの山」
なんて評した、あのタージ・マハルの実物を自分の目で見る時が来たのだ。

インド出張のスケジュールを組んだとき、先にデリー、土日をはさんでムンバイという順番にしたのも
デリーでの仕事を終え、土曜1日かけてタージ・マハルを観光し、日曜にデリーを後にするという
美しいスケジュールを思い描いていたことが少なからず影響している。

そのデリーで、駐在の人と会食した時に「土曜にタージ・マハルに行くつもりです」と言ったら、
「タージ・マハルは私も見ましたが・・あれは一度実物をご覧になるべきです」と
その美しさを褒め称えていた(出張中に観光するとはケシカランと怒られるかと心配してたんだが)。

写真や動画であればタージ・マハルを見たことない人ってまずいない。イ課長だってたくさん見てる。
しかし、やはり実物にまさるものはないはず。実物の力に期待しようではないか。

アグラ城から移動してきた車はタージ・マハルの駐車場みたいなところに止まった。
ここから先は車では行けない。こんなノリモノに乗り換える必要がある。これ、電動カーなのである。
実はタージ・マハルって、あの美しい白大理石が大気汚染で劣化してることが問題になってて、
ガソリン車は近づけないキマリになってるんだよね。
f0189467_01281150.jpg
しかしさぁ、この電動カーに乗る距離なんて大したことはないんだよ?歩いても行けるくらいの距離だ。
こんな狭い範囲をガソリン車乗り入れ禁止にして、大気汚染防止効果があるとは思えないんだけどなー。
f0189467_01281188.jpg
アグラ城同様、タージ・マハルの入場料や、この電動カーの切符代等については不明である。
シンさんがいたからイ課長は何もしなかったわけで、こういう点、ガイド付きツアーは非常に便利だけど、
イ課長のいつもの旅スタイルとはいささか違うことは否定できない。ちなみに、タージ・マハルの入場料は
インド人と外国人とじゃ入場料に相当の差があるらしくて、当然外国人の方が高い。

電動カーを降りると、そこから先は徒歩になる。
さぁいよいよタージ・マハルの間近に来た・・・はずだけど、よくわからないのである。
f0189467_01281137.jpg
おおっ、門だ。これは写真で見たことがある。タージ・マハルのいわば入口にあたる門のはずだ。
この門はアグラ城なんかと同じ色だから、たぶん赤砂岩で出来てるんだろうな。
f0189467_01281176.jpg
この門のあたりでも専属カメラマンが「ここに立て」だのナンだの、イ課長のデジカメを奪って
あれこれ言う。うるせぇぞ、落ち着いて観光させろテメエ。

タージ・マハルという、あまりに有名な建物の門だから、どうしても観光客は「この先にあるもの」の方に
気が向いちゃうけど、これ、すっごく巨大で立派な門だよ。圧倒されちゃう。
f0189467_01281154.jpg
こういう、内側に凹んだ半球型ドームってイスラム建築によくあるよね。イランのナントカモスクもこういう風に
凹んだドームがあったはずで、こういうところもペルシャ風なのだろうか。

内部もすごい。天井の部分、色が同じで見えづらいけど、赤い天井に赤い浮き彫りの模様が
一面に施されている。うーむ、なんだかゴシック教会の天井みたいではないか。
f0189467_01281138.jpg
しかし、しょせんイ課長も「普通の観光客」だ。
巨大な門に見とれていても、やっぱり「この先にあるもの」の方に気持ちが向いてしまうのは致し方ない。
もうタージ・マハルのすぐそばまで来てるはずなんだし・・・。


              おおおおおおおーーーっ!!

f0189467_01325878.jpg
門の向こうに、ついに見えた白く輝くタージ・マハル。

さぁついにイ課長はこの場所に来た。写真もいっぱい撮った。
次回、この極美の世界遺産をたっぷりとご覧に入れよう。


 
[PR]

by tohoiwanya | 2014-03-13 00:37 | 2012.10 インド出張 | Comments(0)
2014年 01月 21日

ヘルシンキ建築ネタ二つ

二日連続でヘルシンキネタ更新。
本日はヘルシンキの建築物を二つご紹介しよう。

①ヘルシンキ大聖堂
純白に緑のドーム屋根が美しい建物だ。これは市のあちこちからも、海からもよく見えて、
ヘルシンキを象徴する建物といえば、コレだよね。

確かにこれはキレイな建物なんだけど、この日はそれ以上に空の青さが素晴らしかった。
見てよこの青空。ブルーをバックにした純白の大聖堂はいやがうえにも美しい。
f0189467_23582313.jpg
前に書いた生神女就寝大聖堂とはだいぶ建物の感じが違うけど、アッチが東方正教系の
大聖堂だったのに対し、このヘルシンキ大聖堂はフィンランド福音ルター派教会なんだと。
「ルター派」っていうからには、教義的にはプロテスタントに含まれるのかな?よくわからない。

正面は完全にギリシャ神殿を模したネオ・クラシック=新古典様式だけど、丸いドーム部分は
・・これはルネサンス様式っていうのかなぁ?
f0189467_23582368.jpg
まぁとにかくヘルシンキで一番有名な建物であることは間違いない。
イ課長としてはとにかく目に痛いほどの青空の下の、目に痛いほど真っ白な大聖堂という記憶が
強烈に残ってるよ。
f0189467_23582315.jpg

②テンペリアウキオ教会
「スオメンリンナ」ですら口ごもっていたアナタ、今日は「テンペリアウキオ」ですよー(笑)。
つくづく、フィンランド語の語感って面白いよねーー。

テンペリアウキオ教会。その名が示すとおり教会なんだけど、ヘルシンキ市内の観光名所でもある。
でもゴシック大聖堂とか、バロック教会とか、そういう歴史的・様式的な意味での名所なのではない。
極めて斬新な現代建築として有名なのである。

ナニがすごいってアナタ、巨大な岩山の内部をくり抜いて教会にしちまったらしいんだよ。
だから教会の内側から壁を見ると、そこはくり抜いた岩の断面をそのまま目にすることが出来るわけだ。
ちょっと見てみたいじゃん?市電に乗って行ってみた。

おおおおおーーーーーーーーー
f0189467_23582381.jpg
おおおおーーーすんげぇぇーーーーー
f0189467_23582339.jpg
ドーム天井と岩の壁面とをつなぐドーナツ状の天窓から外光がたっぷり入ってきて、中は意外なほど明るい。
なんだか素晴らしいではないか。

周囲が岩肌のせいか、柱が1本もないせいか、このテンペリアウキオ教会は優れた音響効果でも有名で
よくコンサートも開かれるらしい。立派なパイプオルガンもある。
ここでバッハのオルガン曲なんて聞いたらけっこうイイかも。
f0189467_23582476.jpg
この日は混声合唱の練習をやってたね。もっとも、シロウトの耳じゃ
普通の教会と岩の教会とで聞こえ方・響き方に違いがあるのかなんて、よくわからないが。
f0189467_23582331.jpg
しかし、周囲がゴツゴツの岩肌でできた教会という視覚的インパクトはシロウト目にも十分わかる。
見てて飽きなかったね。岩って断熱効果が高いはずだから、冬は暖かいのかもしれない。
f0189467_23582346.jpg
岩のスゴさばっかりに目がいっちゃうけど、ここはコンサートホールではなく、あくまで教会だ。
他の国の教会にあるように、寄付ロウソク立てがあるから、2ユーロばかり寄付してロウソクをつけた。
左端の、まだたっぷり残ってる新しいヤツがイ課長ロウソクなのである。
f0189467_23582396.jpg
ヘルシンキのテンペリアウキオ教会。
中央駅から市電に乗ってせいぜい5分。歩いてもそんなに遠くない。入場料なし。
市内の観光スポットの一つとして紹介されるだけあって、内部は一見の価値がある。
ヘルシンキに行くことがあったら、ちょいと覗いてみてはいかが?

最後のところはちょっとガイドブック風のエンディングでした(笑)。


  

[PR]

by tohoiwanya | 2014-01-21 00:02 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2013年 10月 11日

ワルシャワ・文化科学宮殿

「ワルシャワといやぁ、やっぱコレ」というタテモノとなると、そりゃもうコレしかないでしょう。
ワルシャワ中央駅のすぐとなりにある、ワルシャワのランドマーク、文化科学宮殿。
スターリン時代にソ連が“子分”のポーランドに寄贈したもので、完成は1955年なんだと。

最初にショパン空港から中央駅に来たとき。そしてクラクフからワルシャワに戻ってきたとき。
ナニはさておき、この建物を見上げて「ああワルシャワに来たなぁ」という気分になったもんだ。
f0189467_23525512.jpg

まったく、惚れ惚れするほどガチガチのスターリン・ゴシック。インパクトある外観だよなー。
日本ではもちろんだが、西ヨーロッパでもこんな建物にお目にかかることはないから
イ課長としてはぜひ実物を見てみたかった。

・・と思いながら、さきほどWikipediaを調べて初めて知ったんだけどさ・・・

「スターリン様式」と「スターリン・ゴシック」って、意味が異なる言葉だったんだ!知らんかった!
「スターリン様式」の中でも特に重厚な高層建築を「スターリンゴシック」っていうみたいで、
スターリン・ゴシックとされる建築物って、モスクワ市内の7箇所と、ワルシャワのコレと、
世界に8棟だけみたいなんだよ(スターリン様式ということなら、もっとたくさんある)。
すげー貴重な機会だったわけだ。いやーこんなブログでも書いてると勉強になるなぁ(笑)。
f0189467_23595543.jpg

もっともソ連から寄贈されたっていう経緯もあって、この建物、ワルシャワ市民には不評。
「スターリンの墓石」なんて芳しくないアダ名をつけられ、さらにこんなジョークまであるらしい。

「どこに行くんだい?」
「文化科学宮殿さ。あそこに行けばあの宮殿を見なくて済むからね」


まぁソ連支配のイヤな記憶を持つワルシャワ市民としては、そう言いたくなる気持ちもわかる。
しかしここまで特徴的で立派な建物。イ課長はけっこう好き・・というか、眺めずにはいられないよね。

近くに行って見ると、「社会主義でござんすよ!」という感じの意匠が今となってはちょっとレア。
こういう労働者の巨大石像なんかもその一つだ。左手に持つのは削岩機か?
f0189467_23555777.jpg

隣にあるこの女性労働者の像が特にスゴい。よくアール・デコ建築なんかにくっついてるような
フニャラけた妖精ちゃんなんかとは大違いのたくましさ。右手に持ってるものは何だろう?
いずれにせよ社会主義国家を支える女性労働者たるもの、このくらいじゃなきゃダメなのである。
f0189467_23565928.jpg

この文化科学宮殿の前の広場、開催直前だったサッカー欧州選手権のイベント広場みたいに
なってて、コンサートやら何やらで夜まで賑やかだった。ちょっとうるさかったけどね(笑)。
f0189467_23553947.jpg

それでも夕方から夜にかけての文化科学宮殿は夕焼けをバックにシルエットになったり、
ライトアップされたりで、いろんな表情が見えて美しかったなぁ。
f0189467_23515854.jpg

f0189467_23521617.jpg

モスクワにある7棟(ちなみに、その7つのビルはセブン・シスターズと称されるんだとか)と、
ワルシャワ文化科学宮殿と、(Wikipediaによれば)世界に8つしかないスターリン・ゴシック。
モスクワ以外で見られる唯一のスターリン・ゴシックっていうことになる。
f0189467_23523216.jpg

ワルシャワ市民には不評かもしれないけど、この建物はぜひ残しておいて欲しいなぁと
深く願うイ課長なのである。

 
[PR]

by tohoiwanya | 2013-10-11 00:03 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(0)
2013年 03月 14日

エッフェル塔、お前ってやつは

パリを代表する観光物件をエッフェル塔と凱旋門とすれば、イ課長は明らかに前者だけを偏愛している。
2009年のパリ旅行の時、イ課長は実物のエッフェル塔の美しさに感服し、昼間見たり、夜見たり、散々見た。
2011年11月出張でも決定的夕景写真を撮ったりした以外に、何度も見に行ったのである。

ラップ街29番地のアパートを見た後は、そのままシャン・ド・マルス公園に歩いて昼間のエッフェル塔を眺めた。
うーーんむ・・・美しい。いま自分は本当にパリにいるんだと実感するヒトトキだ。
f0189467_22114030.jpg

ちなみに、こういう日曜日のエッフェル塔前はガイジン観光客目当ての、寄付を装ったタカリが多い。
イ課長にもブスな女のタカリが一人寄ってきて、フランス語で何かいいながら掌をだして金を催促する。
無視して歩いていこうとしたら、こっちの袖をつかんで引き止めやがる。失礼なブスだな。
過去の経験からいっても、フランスの「寄付のフリしたタカリ」はこういうところ、非常にしつこい。

イ課長もムッとしたから袖を振り払って言い返した。
「私から何か経済的援助を得たいのなら、きちんと日本語で主旨を説明しなさい日本語で!
・・・と、日本語で、しかもわざと大きめの声に出して言った。
この女タカリ、もちろんこちらの日本語がわかろうはずもないけど、イ課長の全身の雰囲気で(笑)
強い拒否を感じ取ったようで、「けっ」てな顔して離れていった。ふん、あっちいけ、クソブス。

こういう時、相手が女でも、あまり攻撃的に対応すると、おそらく仲間の男性タカリを呼ぶだろうから
強硬にやればいいというわけでもないけど、このくらいは言ってやりたいよ。
パリのタカリの間に「日本人はドケチだ」という評判をひろげるべく、皆さんもエッフェル塔前のような
観光スポットではビタ一文払わず、頑張ってタカリを拒絶しましょう。

もうちょっと歩くと、何かの平和モニュメント?みたいなものの前に豪華な制服を着た騎馬警官がいた。
何のイベントだ?さっぱりわからないけど、写真を撮らせていただいた。
f0189467_22143747.jpg

それにしてもこの平和モニュメント(なのかなぁ?)、各国語で「平和」という文字が書かれているのはいいとして、
この日本語の「平和」の下手さ加減はどうだ。イ課長が書いたってもうちょっとバランスのいい字を書くぞ?(笑)
たぶん日本人が書いたんじゃないんだろうが、ちょっとなぁ・・・。
f0189467_2215523.jpg
 

同じ日曜日の夜、飽きもせずにイ課長はもう一度、夜のエッフェル塔を見に行った。
ライトアップに輝くエッフェル塔って、もう本当にパリならではの、誘惑的光景だとつくづく思うんだよ。
ちょっと時間があったから、オーステルリッツ駅からRER(近郊鉄道、メトロとは別)に乗って見に行ったのだ。

駅を降りて地上に出て、フと後ろを仰ぎ見るともうこんな風に光り輝くエッフェル塔が見える。ああキレイ。
やっぱコレだぜ。ライトアップに輝くエッフェル塔。パリといやぁこれ。これに尽きる。
f0189467_22155818.jpg

どんどんエッフェル塔のマタの下に向かって歩く。
ライトアップされたエッフェル塔を遠くから見たことは何度もあるけど、真下から見たことはなかった。
この機会にぜひ見てみようではないか。
f0189467_22161962.jpg

だいぶマタの下に近づいてきた。もう少しで真下だ。
なんだか女性のスカートを下から覗こうとしている痴漢のような気分になってきた(笑)。
f0189467_22163614.jpg

おおお、ついに来ました夜のエッフェル塔の真下。
いや~、同じ光景を昼間見たことはあるけど、塔全体が光り輝く夜はまた一段と不思議な光景だ。
東京タワーでもスカイツリーでも絶対に得られない、エッフェル塔ならではのアングルだよね。
f0189467_22173162.jpg

そして、夜7時(6時だったかな?)、一時間ごとに見られる5分間だけの、おなじみキラキラタイム。
この時は準備万端、一番よく見えるアングルでカメラを構えて待機していた。
まさに塔全体が輝く5分間。ああキレイ。ミーハーになりきって楽しみましょう。
f0189467_22175130.jpg

行きはRERで来たけど、帰りはメトロで帰ることにした。
ビラケム橋を渡り、以前にご紹介した、夜のエッフェル塔ベストショット地点を通ってメトロの駅に向かう。
エッフェル塔を振り返ると、写真を撮らずにはいられない。前回見た時と同じなのに(笑)。
f0189467_22181422.jpg

あーーーちくしょう。やっぱ見とれちまうぜ、このやろう。

エッフェル塔、まったくキミは大したヤツだよ。
イ課長は2度のパリ訪問で昼夜合わせてキミのことはもうタップリ見た。
でも、もし将来またパリに来ることがあったら、やっぱりキミに会いに行っちゃうんだろう。
たとえ、そこにタカリが多いとわかっていても・・・。

 

[PR]

by tohoiwanya | 2013-03-14 00:06 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)