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2017年 07月 31日

テムズ川をくだってみよう

英国銀婚旅行ネタはまだ少し残ってるけど、今日の記事でいったんお休みかな。
何せ今週金曜の夜には出発だ。あまり落ち着いてジックリ書いていられないし。
旅行前最後のロンドンネタということで、サービスで写真をいっぱいつけちゃおう。

さてだ。
往路はDLRに乗って行ったグリニッジ。復路も同じ方法で戻ることはもちろんできる。
しかしイ課長は復路は断然船でロンドン中心部まで戻りたかった。テムズ川からロンドンの街を
眺めるなんていいじゃん。乗り物好きのイ課長はさっそく「船で戻る案」を強力に推進。
乗り物はどうでもいいトホ妻は黙ってついてきた(笑)。

グリニッジの船乗り場は川っぺりの、例のトンネルの出入口近くにある。
切符売り場はこんな感じ。さっそく二枚購入しましょう。
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ここで重要な情報を一つ。イ課長たちは一週間市内交通乗り放題のトラベルカードを持ってったけど、
このリバークルーズでトラベルカードを提示すると割引のメリットがある。8£のところが5.35£。
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2/3の料金になるってことだ。日本円にして一人400円以上おトク。無視できないメリットである。
もっとも物価の高いロンドンじゃ400円なんて瞬時に雲散霧消してしまうが(笑)。
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トホ妻は室内デッキの方に座ったけど、写真を撮りたいイ課長は屋外の、船最後尾のところに陣取った。
さぁ出発でござんす。グリニッジの町がだんだん小さくなっていくでござんす。
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この日はとにかく天気が良かったからテムズ川くだりも大変気分がいい。
しばらく川を進むと橋の下をくぐる。ん?待てよ、この特徴ある橋の形は・・・
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じゃーん。タワーブリッジでございました。ロンドンを象徴する風景の一つだ。
今タワーブリッジの下をくぐったってことはだよ?目を左に転じれば・・・
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じゃーん。ロンドン塔でございますね。ロンドン出張の時にこの辺まで来たけど中には入らなかった。
しかしこうやってロンドンおなじみの光景をテムズ川から眺めるのは気分がええのう。
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このあたりからはもうロンドン名所が次から次とやってくる。
この辺はもう金融街シティだ。ウォーキートーキー・ビルやらガーキンやら、
ヘンな形のビルがひしめく。
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かと思えばこんどは巡洋艦ベルファスト。ここに軍用艦が係留されてることは知ってた。
調べてみたらこの船、現在は戦争博物館の分館っていう扱いになってるんだってね。へぇーー。
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ロンドン中心部に入ると橋の下をくぐることが増えてくる。さすが大都会。
これはナニ橋だっけ?2010年出張の時、地下鉄が停まってたんで寒さに震えながら
この橋のワキを歩いたのを覚えてるよ。今日はポカポカ陽気であの時とは大違いだ。
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じゃーん。セントポール大聖堂です。ロンドンの真ん中を流れるテムズ川なわけだから、
そこを船で下れば両側にロンドン名所が散らばってるのは当然だが、それにしても次々と
いろいろ見えてくるから乗っててぜんぜん飽きない。
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あーあの超タテ長三角形のビルも有名だし、その手前の地球儀みたいなビルも
見たことある。しかし名前を調べるのが面倒だ(笑)。もうそろそろ終点も近い。
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お、細い橋がある。歩行者専用ミレニアム橋だ。ってことはそのワキにある巨大煙突の建物が
元火力発電所、現在のテート・モダンか。この辺も昔歩いたなぁ。
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最後にウォータールー橋の下をくぐり、ナントカってところが終点(調べろって)。
この船着き場は地下鉄のチャリング・クロス駅なんかと近いから、船を降りたあとも便利。
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いやー天気もよくて、大変楽しかったざますよテムズ川リバークルーズ。
もしアナタがグリニッジに行くことがあったら、行きか帰りか、どっちかはテムズ川を船で行くことを
お勧めしたい。

ちなみに、イ課長がデッキ最後尾で「おおっ」「あれは」なんて思いながら張り切って写真撮ってる間、
トホ妻はずーっと室内デッキ席に座ってたようだ。たぶん居眠りしていたのではないかと思われる。
せっかくこんな楽しい乗り物に乗って、寝てるんだからなぁ・・・。

 

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by tohoiwanya | 2017-07-31 00:10 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 03月 07日

トンレサップ湖というところ【その3】

トンレサップ湖の水上集落には何でもある。

ちょっとした休憩所・・休憩舟みたいなとこで休む時間があったんだけど、これなんて水上観光客用の
水上パーキングエリアとでもいうか、あるいは「水の駅」とでもいうのか・・水上集落には
観光客用にこういう施設まであるのだ。

なぜかワニがいっぱい飼われてる。
これって“地元”、つまりトンレサップ湖にいるワニってことなんだろうか?。
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パーキングエリアだから土産物屋みたいなものもあった。まぁそれは別に驚かない。
するとどうよ。さっきのワニ園の(かどうかわかんないけど)ワニが干物になってるではないか。
こ、こ、これ、どうすんの?干物を焼いて食う・・いやまさか。漢方薬の原料か?干物だけあって
ちゃんと“開き”になってるところが素晴らしいというか、情けないというか・・。
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うがっ。こっちには女の子のヘビ使い・・ってのはヘンか・・・ヘビ少女・・・もっとヘンか・・とにかく
ヘビと少女がいる。ここは水上爬虫類園でもあったのか。「ヘビと少女」の写真モデルになって、
モデル料をもらおうということなのだろうか?もっともこのコ、特にお金をせびる様子もないから、
ほんとにモデルだとしたら、イマイチ商売に身が入ってない(笑)。
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爬虫類たちはこの辺にしといて・・・、この水上パーキングエリアは水上集落の中にあるわけだから、
「湖の上で暮らす人々」の様子が垣間見られて面白い。生活としては豊かとは言えそうもないけど、かと言って
カンボジアの平均と比べて貧しいとも思えない。水上でそれなりに「フツーの生活」を送ってる様子だ。
これは水上食料品店かな。平らな木の床の下にドラム缶をカマして浮いてる様子がよくわかる。
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子供たちは朝になると親が運転するボートに乗って水上学校に通学するらしい。学校が終わると
また親がボートでお迎え。外に遊びに行きたくても、舟をこげなきゃウチにいるしかないわけで・・・
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・・というわけでもなさそうだ。
小さいうちからタライ舟みたいなものをあやつってちょっとそこらに行くくらいのことはできるようだ。
まぁ広い校庭でサッカーやって遊ぶというわけにはいかないだろうけど、どんな環境でもコドモは
楽しみを見つける。とりあえずここで生活してりゃ泳ぎが上手くなるのは確実だし、仮にこのタライ舟が
転覆したって家まで泳いで帰るくらいのことは造作ないんだろう。
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以前に載せた、ヘビを見せびらかしにきた子供たちと会ったのもこの時だった。
同じ観光客相手のコドモビジネスでも、遺跡のそばで「絵葉書買って~」なんてやってるのに比べると、
元気いっぱいで好感がもてる。水から顔を出した子供なんて、どうしても写真を撮りたくなるのを
向こうも承知だ。「なんかちょうだい~!」攻勢でしっかり小遣いを巻き上げられちまったぜ(笑)。
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しかしどこの国でもこういう「ヒトビトの生活の様子」って見てて飽きないよね。
水上生活を送る人たちの日常を眺めるのは楽しかった。
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このトンレサップ湖に行くのはやっぱ雨季がいいんだろうなぁ。
乾季でもそれなりに大きい湖ではあるけど、やっぱガバッと巨大化した雨季の湖を見る方が
東南アジア最大の淡水湖を堪能した気分になれる。
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シェムリアップに来れば見るべき遺跡はワンサとある。イ課長だってホンの一部しか見てない。
ひたすら遺跡見学に酔いしれるというのも悪くないけど、せっかくトンレサップ湖畔の町に来たわけだから
しばし心地よい湖上の風に吹かれながら水上生活見学ツアーというのもお勧めざますよ。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-03-07 06:27 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(6)
2016年 03月 04日

トンレサップ湖というところ【その2】

トンレサップ湖についちゃぁ、二日前に乗った飛行機でイ課長はすでに驚いたことがあった。
雨期だから、湖もかなりデカくなってるくらいのことは想像していたのだが・・・。

イ課長が見たのは一本の道路も一軒の家もなく、水びたしの草っ原が果てしなく続く光景だったのだ。
首都の空港を離陸してまだ数分程度のはずだぜ?それがいきなり、こんな人跡未踏の湿原になっちゃうの?!

雨期にメコン川の水がトンレサップ川を逆流するって書いたけど、あれは我々が普通に考える“逆流”
すなわち「流れの向きが変わる」んじゃなく、プノンペン近郊からトンレサップ湖までの広大なエリアが
半洪水のビシャビシャ状態でつながることなんだと悟った。プノンペンからトンレサップ湖までの
広大なエリアは、ある意味「メコン川の遊水地」の役割を担ってるわけだ。
 
でも、これって今後のカンボジアの発展を考える上じゃ大きな問題だよなぁ。
平坦な土地で水も豊富、そのうえ首都にも近いとくりゃ、大工業団地でも作って外資系企業誘致、
経済発展・雇用創出・・と、そういう夢を描きたくなる。なにせ土地は広大にあるんだし。
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しかしその土地は使えないんだよ。雨季ンなりゃ洪水で水浸しなんだから。
プノンペン郊外~トンレサップ湖にかけてはそういう「使えない水辺の土地資源」がバク大に
存在してるわけだ。すごくもったいないけど・・でもどうしようもないよなー。うーーーーむ。
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雨期と乾期で広がったり縮まったりするトンレサップ湖。一年かけて1回鼓動する心臓みたいだ。
梅雨になると琵琶湖が広がって滋賀県全部が水びたしになるようなもんなんだろうな、きっと。
想像を絶してるとはこのことだ。

さて、イ課長たちを乗せた舟はそんなトンレサップ湖を進み始めたわけだ。
はじめは水路みたいな感じのところを進んでたけど、徐々に幅が広がって湖らしくなってきた。
行きかう舟はすごく多い。

あはは、水の上でも交通標識はちゃんとあるんだね。道路標識ならぬ、水路標識ってやつか。
しかしこの標識だって、乾期になると草っ原に刺さった無用の標識になるんだろうなぁ。
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だんだんと水上生活ゾーンに入ってくる。水辺に立てられた家は高床式だけど、フローティング・ハウスは
船がぶつかっても大丈夫なように周囲に古タイヤをつけてるからすぐわかる。これは・・水上のお寺か?
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こっちには水上の教会。何でもあるんやのう、ホント。
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これは水上の学校かな?水上の家から舟で水上の学校に通うわけだ。これまた想像がつかない生活だ。
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・・・と、ここでイ課長はギョッとして、ガイドさんに質問した。
だって、あの学校の壁に書かれた文字は明らかにカンボジア語じゃなくベトナム語なんだもん。
VIET NAM っていう文字まで書かれてるじゃん。

実はこのトンレサップ湖で水上生活してる人ってベトナム人が多いんだって。こりゃびっくりだ。
彼らはベトナム戦争当時カンボジアに逃れてきた人たち、早い話ベトナム難民らしいんだよね。
そういう難民たちをカンボジア政府は湖に住まわせ、結果として「カンボジア最大の湖の上に
ベトナム人による水上生活の町」が出来たらしい。そうだったのかーー、こりゃ驚いた。

難民に与える土地はないよ、湖の上なら住んでいいよ、っていうのは、ベトナム難民に対する態度として
ちょいと冷たいんじゃないか?という気もする。しかし今やトンレサップ湖の水上生活は観光資源だし、
淡水魚を獲る漁業という面でもメリットは大きいはず。で、逆にカンボジア国内じゃ「湖の利権が
ベトナム人にとられちまった」って悔しまぎれの批判もあるらしい。この両国、ホント複雑やのう。

水上の住宅、水上の商店、水上の教会、さすが水上の町というだけあって水上に何でもある。
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イ課長が不思議だったのは、実は電気だったんだよね。
ほら、こうやって水上住宅には普通に扇風機もある。当然電気で動くはずだ。しかしどの家(舟)にも
地上から電線が引っ張られてきてる様子はない。
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乾季になると縮小するトンレサップ湖だから、水上生活者の町も乾季になると水位が深い真ん中に集中し、
雨季で湖が広がると散らばる。そんな移動住居なわけだから、確かに電線なんて引くのは難しいだろうが
じゃ、どうやって電気使ってんだ?それぞれの舟でレシプロ発電機でも動かしてるのか?それとも、
どこかに大型水上発電所があり、各世帯には湖底ケーブルを使って送電・・んなわけないか。

やがて舟は湖の真ん中に近いところまできた。
こうなるともう、周囲に陸地はまったく見えない。海にいるみたいだ。
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この時は天気がよくて、日差しのガワに腕なんか出しておくとすぐ日焼けしそうな感じだったんだけど、
こうして広大な湖の真ん中にいると、湖面をわたるほのかな風がちょっと涼しくて、気分よかったよ。
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トンレサップ湖水上生活見学ツアー。もう1回書く。
次回は水上生活の舟の上の様子をもう少し詳しくご紹介するっす。

 
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by tohoiwanya | 2016-03-04 09:39 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 03月 02日

トンレサップ湖というところ【その1】

さて、それではカンボジア観光の話に戻そう。
アンコール・ワットだのアンコール・トムだの、ずいぶん読んだ気がするだろうけど、あれは
まだ観光の一日目(笑)。イ課長は二日目もあるツアーに申し込んだんだけど、その話をする前に
まずトンレサップ湖の説明をしておく必要がある。

カンボジアの地図を見るとトンレサップ湖という大きな湖がある。
アンコール遺跡観光の拠点・シェムリアップの町はこのトンレサップ湖から近いのだ。
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このトンレサップ湖。カンボジアに行く前のイ課長はその存在すら知らなかった。
しかしちょっと調べてみたら、だんだん「ここ、行ってみたいな」という気になってきた。
トンレサップ湖って、日本人が普通に考える湖とはだーーいぶ違って、面白そうなんだよねぇ。
どう面白そうかっていうと・・

①カンボジア最大の湖であるだけじゃなく、東南アジアで最大の淡水湖である。
②乾季はけっこうショボくなるんだけど、雨季になると湖の面積はイッキに6倍以上拡大する。
 当然、シェムリアップの町と湖までの距離も雨季と乾季じゃ全然違う。上のGoogle Mapの地図は
 一体どの時期の湖岸なんだろうか?(雨季だと町と湖はもっと近いと思う)
③面積増減の理由は単に雨がたくさん降るからだけじゃなくて、雨季の時はメコン川の水が
 プノンペンにあるトンレサップ川との合流地点を通って逆流して流れ込むから。要するに
 トンレサップ湖って一種の遊水池の機能を果たしてるわけだ。
④巨大な湖だけに、一説には約100万人にのぼる水上生活者がいて、水上の住宅があり、 
 水上の店舗があり、水上の学校、水上の教会・・・実質的に「水上の町」がある。そらすげぇ。
⑤そして、イ課長がシェムリアップを訪問するのは9月、雨期まっさかりである。


ほらー、行きたくなるでしょう?(笑)
遺跡も見たいが、雨季で巨大化したトンレサップ湖や水上生活もぜひ見たいぞ。
そこで、トンレサップ湖を見られるオプショナルツアーがないか探し、イ課長が選んだのは
こういうツアーだった。

午前中はムードたっぷりの廃墟、ベンメリア遺跡を観光。
            ↓
シェムリアップに戻ってきて昼食。
            ↓
午後はトンレサップ湖を舟で遊覧し、水上生活の一端を見学。

午前中のベンメリア遺跡っていうのはかなり遠くにあって、例の遺跡共通入場券の対象外。
これも非常に好都合で、中二日しか観光できないのにムダな三日通し券を買わなくて済む。

というわけで、シェムリアップでの観光二日目。また見学した順番とは逆に、まず
トンレサップ湖から書き始めよう。雨季でバカ拡大した巨大淡水湖、全てが舟の上にある水上生活、
どんな感じなのであろうか?

昼食後に車でトンレサップ湖に向かう。湖が広がった分、湖岸はグッと街に接近したことになる。
実際、プノンペンからシェムリアップに飛行機で移動した時、もう高度もだいぶ下がって着陸態勢に
なったのに、窓の下はまだ湖しか見えなくて驚いたもんだ。雨季は街と湖が近いのだ。

車が湖が近づくと車窓風景がだんだんヤバくなってくる。
だって、湖が氾濫して道路沿いにある家の庭先までチャプチャプと水が来てるんだもん。
車からだからうまく写真が撮れてなくて申し訳ないけど、このへんの家は庭がもう池になってる。
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このあたりの家にとっちゃ、「ウチの前が池になる」なんて、きっと毎年恒例のことなんだろう
でも日本人が見るとやっぱ「うわ、湖あふれて床下浸水じゃん」と思っちゃう。
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ほどなく着いた船乗り場。
ここから船でトンレサップ湖の水上生活エリアまで行くわけだ。乾季になればこのあたりは
一面の草原になってるんだろうな。いやーしかし空が広いのう。
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そしていよいよ船・・いや、舟に乗り込む。一応エンジン付きだけどごく小さな舟だったよ。
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うわーーー。何だこりゃあ。船乗り場が水没してるではないか(笑)。
これも雨季の水位上昇のせいかい?しかしこの船乗り場が「乾季用」だとすれば、もっと
湖の中心に近い場所にあるはずなんだが・・。何のためにコレがあるのかよくわからぬ。
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こうしてイ課長を含むツアー参加者数名を乗せて舟はトンレサップ湖の広い湖面に向けて
動き出したわけだが、例によって長くなったから続きは次回だ。はははは。

 
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by tohoiwanya | 2016-03-02 00:06 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2015年 05月 21日

チャオプラヤ・エクスプレスに乗る

話はまたバンコクに戻る。熱海いったりバンコクいったり忙しい(笑)。

ワット・ポーを見学終えた頃には午後もだいぶまわって、イ課長はすでに相当歩き疲れていた。
フワランポーン駅から途中あちこち寄りながらチャオプラヤ川まできたわけだからね。
帰路はスラーッと船でサパーン・タクシンの橋まで下り、そこから冷房の効いたスカイトレインで帰ろう。
なにせ半年前に来たばかりのバンコク。愚かなるイ課長にも多少は土地カンが形成されてる。

バンコクの真ん中を蛇行して流れるチャオプラヤ川にはすごくたくさんの船が行き交っている。
その中でチャオプラヤ・エクスプレスという路線バスならぬ「路線船」があって、その名のとおり
各駅とか急行とか、運行タイプも多様。スカイトレインや地下鉄の駅が近くにないワット・ポーや
王宮を観光するとしたらタクシーかバスか船ってことになるけど、船だけは渋滞がない。これ重要。
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鉄道の便が悪い観光エリアだけあって、みんな大体同じことを考えるらしい。
船着き場に行ってみるとなんだかもうすっげぇ混み方で、ほとんどは外国人観光客と思われる。

さっきも言ったように各駅、快速、急行・・・運航形態がいろいろあるから、自分の降りたい場所に
停まる船かどうかを確認する必要があって、これは船にはためく旗の色で判別する。慣れないと難しい。
船はわりと頻繁に来るんだけど、各駅のつもりで間違えて急行に乗っちゃうとヤバいことになるから
ガイジンとしては慎重になる。名鉄の名古屋駅みたいだ(あそこも非地元民にはどえりゃあ難しい)。

船乗り場に立つと向こう岸に「暁の寺」、ワット・アルンがよく見える。ちょっと逆光ぎみだけど
美しいシルエットだよねーー。ここも一度近くから見てみたいなぁ。
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船はすげー混んでて、デッキまで乗客でぎっしり。切符は船着き場で買えるみたいなんだけど、イ課長は
何も買わぬまま船に乗った。そうするとお金と切符の入った筒を振ってヂャラヂャラ・・と音をたてて
注意を引く車掌さんというか“船掌さん”が来るから、自分の降りたい船着き場を言って切符を買える。
しかし船内がやけに混んでるから“船掌さん”の写真も撮れんではないか。
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川の上から見るワット・アルン・・・さっきと特に変わり映えはしないが(笑)、水の上から眺めるとそれだけで
なんとなく涼しくなった気分になれる。「川舟に揺られる」というにはいささかエンジン音がうるさいけど
タクシーや地下鉄と違って「水の都に来た」という気分になれるのは間違いない。
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“船頭助手”みたいなお兄ちゃんがいた。まだ高校生くらいで、自分自身で船を運転はできないけど、親方の下で
助手をしながら修行し、いずれは自分も船頭になろうって若者じゃないかと思う。なかなかのイケメン。
船が停留所に着く時&出る時に見せるこの兄ちゃんの働きぶりはなかなか軽快だ。

船が減速して船着き場に近づくと、自分も船べりに立って準備。
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船が桟橋に着く寸前、真っ先にひょいと桟橋に飛び乗って・・
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あらよッとモヤイ綱を結んで乗客を誘導。
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乗客の乗り降りが終わるとすぐ出船を促し、最後に自分がひょいと船に飛び乗る。
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ぐずぐずしてると飛び移りそこなって川にドボンと落ちそうだけど、そこはイナセな船頭助手。そんなヘマはしないのである。
彼は常に笛を携帯して、停船したとか出船OKとか、それぞれ異なる音程で笛を吹いて操舵手に合図するんだよね。
船と桟橋の間をヒョイヒョイと身軽に飛び移りながら笛を吹いて操舵手に合図するサマがなかなかカッコいい。

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てな感じで船頭助手に感心してるうちに船はサパーン・タクシンの船着き場に着いた。目印は大きな橋。
この橋にはスカイトレインも通ってるから、いうなればスカイトレインとチャオプラヤ・エクスプレスの
乗り換え地点と言っていいだろう。ここままで来れば帰るのはラクだ。
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冒頭に書いたように、愚かなるイ課長もバンコクには多少は慣れたからね。
今日は地下鉄、チャオプラヤ・エクスプレス、そしてスカイトレインと公共交通機関だけを使って
ワットトライミット〜チャイナタウン〜ワット・ポーと、なかなか充実した観光だったではないか。
こういうところは半年前のバンコク経験が生きてるよな。はっはっは。

もっともこの時、イ課長は間違えて本来降りる橋の、一つ手前の橋の停留所で船をおりてしまい、
次の船が来るまでサビレた船着き場でボンヤリ待つというおマヌーな失態を演じている。
多少バンコクに慣れたところで、愚か者が急に利口になるわけではないのだよワトソン君。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-05-21 00:15 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(0)
2015年 03月 12日

メークロン市場に行く その5

定刻になっても来ない列車を待ってた時、となりのベンチにやはりドイツ人家族の同行ガイドをしてる
タイ人の女性がいた。鉄道ルートでのメークロン行きはガイジンだけだと難しいからってんで
現地ガイドに連れてってもらおうって魂胆か?けっ、こっちはタッタ一人で行こうってお兄ぃさんだよ。
大体だなぁ、ガイド代がもったいねぇじゃねぇか(←単なるビンボ)。
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そのガイドさんは英語も話せる人のようで、「ディレイ・・(遅延ね)」なんてイ課長に話しかけてきた。
「イエス、ディレイ・・」
「トゥー アワーズ・・ディレイ・・・」

一瞬なんのことかわからなかった。え?いまトゥー アワーズ(二時間)って言った?
二時間?にじかんも遅れるのぉ?!そっ、そんなこといつ発表されたの?!

「トゥー アワーズ?!」驚いて思わずそのタイ人女性ガイドに聞き返した。
あらアナタ知らなかったの?という顔で彼女が指さす先にあるボードを見ると・・・

このボードはいろんな意味ですごかった。思わず写真に撮ったよ。
確かに「130分遅れ」「12:20頃発車予定」と書いてある。片道1時間の単線の路線で、一体どうやったら
2時間以上の遅延を発生させることができるのか、実に不思議だ。
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しかしそれ以上に感動したのはこのボードにタイ語と英語で書かれた情報内容の的確さ、書きっぷりの
要領の良さ、そして列車の絵のウマさだ(笑)。急いで書いたんだろうけど、すごいね。

そのタイ人女性ガイドは仕方なく、ドイツ人家族連れと共に2時間待つつもりのようだった。
さぁオマエはどうするイ課長。同じようにこの暑い駅で2時間待つか?のんびりした旅のはずが、突如として
臨機応変かつ柔軟な危機対応を迫られることになった。
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発車が2時間後ってことは、メークロンに着くのは今から3時間後だ。これはダメだ。
イ課長としてはあまり遅くならずにバンコクに帰っていたい。となれば列車はあきらめるしかない、車だ。
この田舎町じゃムリっぽいが、さっき渡し舟に乗った対岸のマハーチャイはけっこう賑やかな町だったから、
アソコからならメークロン行きのロトゥー(乗り合いバン)が出てるんじゃないかなぁ?

そう考えて、それを実行に移すのにさほど時間はかからなかった。
対岸に戻ればメークロン行きの乗り合いバンがあるかどうかの確証なんてもちろんない。
いわば可能性に賭けたということになる。イチかバチか。半か丁か。
船着場に引き返し、さっき乗った渡し舟で再びマハーチャイに引き返すイ課長。なんてこったい・・・。
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マハーチャイからメークロン行きのロトゥーが出てるかどうかもわからないし、そもそもロトゥー乗り場が
(仮にあったとしても)どこなのかも知らない。わからないことだらけ。これでもし何とかなったら、
その素早い決断と臨機応変な行動をほめてやるぞイ課長。

再びマハーチャイに戻ってきた。
船着場近くのセブンイレブンの店員に「ロトゥー? フエアイズ ロトゥー?」って聞いてみた。
店員が向こうを指さした(ように見えた)から、そっちの方に歩いてみる。なんて不確かなんだ。

あ、テント小屋みたいなのが見えてきたぞ。あれがロトゥー乗り場じゃないか?
テントの下には人が何人も座ってる。これは希望が持てる。奥の机に座ってるオバさんに近づいて
「メークロン?」って聞くと、あの車に乗れ、とうなづくではないか。やった。メークロン行ける。
マハーチャイからロトゥーがあるはずというイチかバチかの賭けに勝ったのだ。心の中でガッツポーズ。
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ロトゥーって上にも書いたように一種の乗り合いバンで、中距離路線が中心らしい。
こんな風に道端のテント小屋が待合室兼乗り場になってるっていうことが多いみたいね。
ま、イ課長も詳しくは知らんのだ。何せこの時生まれて初めて乗ったんだから(笑)。
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ちなみに料金は30バーツ。約100円。安い・・と言いたいけど、結果的にムダになった
バーンレム~メークロン間のオンボロ鉄道のキップ代10バーツの3倍だ。オンボロ鉄道よりも
サーッと早く行ける車の方が高いわけだな。しかしこの際そんなことも言っておれん。
 
ロトゥーの中はこんな感じ。普通のバン。だんだん乗客が増えて「採算ライン」を超えると発車する。
車内は冷房も効いてて快適だし、スピードもオンボロ列車よりたぶんずっと早い。
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運転手はこの白シャツのおっさん。この人、自分が担当するメークロン行きの乗客が一人、二人と増えるたびに
「イエッ!!」っと大げさにガッツポーズして喜んでるのがおかしかった。
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このおっさんの運転するロトゥーに乗ってメークロンのロトゥー乗り場まで30〜40分くらいだったかなぁ?
バーンレムで真っ正直に列車を待っていれば、いずれここに来られたとしても数時間後になっていたけど
イ課長は昼前にメークロンに来られた。途中から車にしたおかげで相当時間を節約できたわけだけど、
やっぱり車の旅って早くて便利だけどつまんないね。下の写真がメークロンのロトゥー乗降場所から見た
光景だけど、何もない。実につまらん。
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こうしてイ課長は様々な艱難辛苦の果てに、何とかメークロンまで来ることが出来た。
今思い返してみても、あの時はメークロン市場そのものよりも、そこに着くまでの旅程それ自体が、
まるでスゴロクみたいな感じで(『看板発見、進む』『渡し舟で対岸に戻る』とか(笑))とにかく
面白すぎて忘れられないよ。あの道中のことは詳細に書いておきたかったのだ。

これからメークロン市場に行こうというみなさん、少なくとも片道は鉄道ルートで行くことをお勧めします。
車でピューンと行くより一兆倍は面白いです。東南アジア旅気分を満喫できます。

ま、たしかにオンボロ鉄道の旅はリスクもある。多少の遅延程度ならともかく、今回のイ課長みたいに
せっかくバーンレム駅までたどり着きながら、鉄道ルートあきらめなきゃならんなんてこともあるからね。
あーあ・・市場を踏み潰すようにして列車が通る様子を車両から見られなかったのは悔しいぜ、くそ。
もう一度バンコク行ったら、鉄道ルート再挑戦してやろうかな(笑)。

というわけで無事着いたメークロン。
市場の様子は近々詳細にご紹介します。こんな長い続きものにはならないと思うからご安心あれ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-12 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 09日

メークロン市場に行く その4

魚屋や干物屋、その他モロモロの店の雑踏を抜けて歩いていくと、塔の上にヨットを乗せた
大きな建物があった。おお、あれが渡し舟の船着場に違いない。駅から徒歩せいぜい5分ってとこか。
わりとスンナリ見つかったぞ。複雑怪奇な旅程をまた一歩進んだぜ。
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さて、それじゃ渡し舟に乗るか。一応乗船券があるようだ。料金は3バーツ・・・つまり約10円。
ウォンウィエンヤイからマハーチャイまで1時間乗った鉄道のキップ代10バーツ(約30円)も安いが
この渡し舟代はさらに輪をかけて安い。今回の旅行で支払ったあらゆる交通費の中で最も安かった。
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渡し舟はこんな感じ。料金相応というか、小さいボロ船だけど、大して川幅があるわけじゃないし、
向こうに着くまでの間、沈まないでくれさえすりゃいいのだ。
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渡し舟はけっこう頻繁に出てるようで、2隻で行ったり来たりを繰返してるっぽい。
だから船着場で船が来るのを延々待つとか、そういうことはまずないと考えて大丈夫だと思う。
このボロ船、こうやってバイクに乗ったままの乗客も多かったから、一種のフェリーも兼ねているといえる。
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対岸は最初っから見えてるくらいだから、川を渡る所要時間はせいぜい5~6分ってとこじゃないかな?
しかし実に充実感にあふれた時間だったよ。いやーーーいい気分だ。
オンボロ列車の旅の前半を乗り切って、いまこうしてオンボロ渡し舟の旅。
バスや車でぴゅーんと来るだけじゃ味わえない東南アジア旅情をイ課長は満喫しておるぞ。
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てなことを考えてるうちに船は早くも対岸に着いた。
船着場からはこんな感じの廊下?が続いてる。さて、ここからバーンレムの駅まではどう行けばいいのか・・?
船着場→バーンレム駅に関しても地図がなくて道を知らなかったのだ。そうバカ遠いはずはないのだが。
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んおッ?やった。こんな看板がある。こっちに行きゃいいんだ。よし、方向さえわかれば大丈夫だ。
マハーチャイ駅を降りてから渡し舟に乗って対岸に来るまでは思いのほか順調だったなー。
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看板の矢印の方向にちんたら歩く。暑い。
フと空を見上げると(写真じゃ見えづらいが)、月が見える。ああ・・ホイアンで満月祭りに酔いしれてから
もう4日経ったんだなぁ・・・もう月もあんなに欠けたんだなぁ・・。
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テクテクと7〜8分も歩いたかな?ありました。線路です。バーンレム駅発見。難関また一つ突破。
ここまで辿りつけばこっちのモンだ。あとはメークロンまでスーパーローカル線に乗ればいいだけ。
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しかしこのバーンレム駅っつうのがまた・・・なんと言っていいのか・・・とにかくスヴァらしすぎる。
奥に一つ車両があるけど、あれは乗るべき列車じゃなくて、ただあそこに置いてあるだけ(らしい)。
もしかすると「燃えない粗大ゴミ」なのかもしれない(笑)。
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とりあえずキップを買う。料金はまた10バーツ。
駅のキップ売場はこんな感じで一応窓口らしくなってはいる。ワキの時計を見るとわかるけど、この時まだ
時刻は9時半。発車予定時刻は10時10分。のんびり待ってりゃいいや。
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こんな田舎駅からメークロンに行くモノズキもいないだろうと思ってたけど、他にも観光客が集まってきた。
なぜかドイツ人が多かったね。ドイツ野郎が二人、駅に来てキョロキョロしてたから、窓口を指差して
キップはあそこで買うんだよって教えてあげた。
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駅にはベンチがあるにはあるけど、冷房も何もない屋外、ただ屋根があって日陰ですってだけのシロモノだ。
暑くてしょうがない(例のライスパフェを食ったのはこの時)。
 
それにしても何というのどかすぎる駅だろうか。駅のホームがそのまま食堂になってて、おそらく
この食堂を経営する一家の住居にもなってるんだろう。まぁ一日4本しか列車が出ない駅だからねぇ・・。
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発車時刻の10時10分を過ぎ、20分を過ぎても列車はまだ来ない。
まぁウォンウィエンヤイ駅でも少し遅れたくらいだから、ここじゃ遅延なんて日常茶飯事なんだろう。
待ってりゃそのうち来るだろ・・と思っていたのだが、実はこれは砂糖菓子のように甘い考えだった。
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次回、イ課長は突然のピンチでイチかバチかの予定変更を迫られることになるのである。
タイ国鉄は甘くない。そしてメークロンまでの道もまたイージーではないのである。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-09 00:05 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 01月 09日

スオメンリンナ要塞をゆく その1

生神女就寝大聖堂から港にふらふらと降りてきたイ課長。
さて次はどこに行こうかなぁ~と考えてたんだけど、この港からスオメンリンナに渡る遊覧船が出てて、
観光客たちがゾロゾロ乗ってる。それならイ課長も彼らに混じって行ってみようってんで乗った。
何の計画もない観光というのはかくのごとく気楽なのである。
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スオメンリンナ。名前だけじゃナンのことかわからない(笑)。
これって、ヘルシンキ沖に浮かぶ複数の島を軍事要塞化したもので、18世紀に作られた。
要するに昔の軍事施設で、ちゃんと世界遺産にもなっているのである。
もちろん現在は軍事基地なんかじゃなく、風光明媚な海上公園みたいになってる。

フィンランドって国、実は独立してからまだ100年経ってなくて(独立したのは1917年のことなのだ)、
それまではスウェーデンの子分になったり、ロシアに支配されたりで意外に苦難の歴史がある。
このスオメンリンナも元々はスウェーデンの子分だった当時にロシアの侵攻を防御する目的で
作られたらしい。

船に乗ってる時はホントに嬉しかったなぁ。
明るい青空の下で遊覧フェリーに乗って気楽な観光。つい数日前までいたポーランドにおける
ダーク・ツーリズムじゃ想像もできなかった爽快感。ホントに気分よかったんだよ、この時は。
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はい着きました。船に乗ってる時間は15分くらいってとこかな。
市電や地下鉄利用のために買った市内一日乗車券がこのフェリーでも使えるから便利この上ない。
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着くと、あとはみなさん地図を片手に島内散策。とりあえずイ課長が目指したのはどこかというと
実は潜水艦なのだ。この島には使われなくなったフィンランド海軍の潜水艦「ヴェシッコ号」が
展示されてるらしくて、内部も見学できるらしい。潜水艦の中なんて生まれてから入ったことがない。
ぜひ内部を見てみたいと思ってたんだよ。

しばらく歩くと、おお、ありました。ヴェシッコ号。
潜水艦としては廃艦状態だったものを、軍事博物館の一部として展示してるらしい。
しかし、展示っつうより、どちらかというと単に「置きっ放し」という状態に近い気もするが(笑)。
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さっそく内部に入る。入場料だか撮影料だかで何ユーロか払うんだけど、金額は覚えてない(←バカ)。

おおおーーーーー。
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おおおおーーーーー。映画「Uボート」を思い出すよなぁ。
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見てよこのメカメカしい感じ。いかにも古くさい潜水艦って感じするよねーー。
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これがヴェシッコ号の全貌(だと思われる)。
しかしまぁ、フィンランドくんだりに来て、生まれて初めて潜水艦の内部を見学することになるたぁ
夢にも思わなかったぜ。
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スオメンリンナにはもっとチャンとした(というのも失礼な言い方だが)軍事博物館みたいなものも
あるらしいんだけど、イ課長としてはもうそういうのはポーランドで十分見た気分だったからパス。
でも、軍事博物館付属施設であるこの潜水艦だけはちょっと見てみたかったんだよね。

さて、念願?の潜水艦も見たことだし、もうちょいと軍事要塞だったスオメンリンナのあちこちを
歩き回ってみようかね(つづく)。


 

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by tohoiwanya | 2014-01-09 00:01 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(2)
2011年 09月 21日

ドナウ川・船の旅 -その2-

ヴァッハウ渓谷。
「渓谷」っつうくらいだから、川の両側は平野ではなく山が迫ってて、驚くべきことに
このヴァッハウ渓谷っていうのは世界遺産に指定されているんだよね。
世界遺産に指定された渓谷を我々はいま遊覧船に乗って下っているわけだ。
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一説によると、ドナウ川で遊覧船に乗る価値のあるほどの眺望が楽しめるところって、
このヴァッハウ渓谷くらいしかないらしい。

川の両側には古城とか、田舎町の教会の尖塔とか、次々と現れてくる。
むかし、ドイツのネッカー川の遊覧船に乗ったことがあるけど、あれと同じような感じで
船上からの眺望はたしかに美しい。
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ちなみにこの遊覧船、観光ポイントになると解説をアナウンスしてくれる。
アナウンス言語はドイツ語、英語、そして日本語なのである。
昔、ドイツ古城街道の遊覧バスに乗ったときも日本語のアナウンスがあって驚いたっけ。
ドイツ・オーストリア(に限らないんだろうが)って日本人観光客が多いんだねぇ。
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やがて船はヴィレンドルフという場所に差しかかる。
「ヴィレンドルフ」と聞いて「え?もしかして…」と思った方は考古学ファンかも。
あの有名な先史時代の遺物「ヴィレンドルフのヴィーナス」が発掘されたのはココなのだ。

多産と豊穣を象徴する、巨乳・巨尻・巨腹が強調されすぎた女性像。
考古学的価値はよくわかんないけど、ものすごく有名なのは確かだ。
「ヴィレンドルフのヴィーナス」っていう上手いあだ名が効いた、とも考えられるね。
(下の写真はWikipediaから拝借したヴィレンドルフのヴィーナス像)
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ふーむ…考古学史上にその名を残すアレは、ここで取れたのかぁ。
何の変哲もない田舎町にしか見えないが、元々ココには古代遺跡があったらしいね。

せっかくだからズームをうんと効かせてヴィレンドルフの村を撮ってみる。
クリーム色の建物にWillendorfって書いてあるのはいいとして、棒の先に国旗をつけた
この長〜〜い飾りは何だろう?同じものをいくつか見かけたよ。
まさか鯉のぼりってこともないだろうし(笑)。
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船の上は相変わらずオーストリアガキ軍団で騒がしい。
しかししばらく観察してると、彼らの中にも真性オチャラケからちょっとネクラまで
だんだんキャラクターの差がわかってきて面白い。

たとえばこの左端の男のコ。
他の連中がひっきりなしにワイワイしゃべってるのに、このコだけは無口で、おそらく
学級委員タイプの、頭はイイけど仲間にはとけ込めないタイプらしいとトホ妻と推測した。
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やがて、我々はこの男のコに「ユリスモール」というあだ名をつけた。
(萩尾望都の古典的名作漫画をご存知の方でなければわかってもらえないのだが)
他の男子たちがみんな丸首Tシャツ姿なのに、ユリスモールだけ前ボタンのついたシャツを
着てるというあたりが、また実にソレらしい。
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結局、このユリスモールたちはSPITZというところでゾロゾロと下船していった。
急に船が静かになった(笑)。

SPITZの次が、イ課長&トホ妻たちの降りるデュルンシュタインの船着き場。
メルクを出てから1時間強のドナウ川の船の旅。いやー気持ちよかった。
ほどなくデュルンシュタインのシンボル(なのかな?)の水色の尖塔が見えてきた。
そろそろイ課長たちも降りる準備をしようか。
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ここからドナウ河畔の田舎町、デュルンシュタイン観光が始まるのである。
続きはまだまだあるのである(笑)。




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by tohoiwanya | 2011-09-21 01:07 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)
2011年 09月 17日

ドナウ川・船の旅

魅惑の土曜出勤に酔いしれているイ課長ですこんにちは。

リアル生活の方じゃ、11月下旬の海外出張がいよいよ現実化しはじめて、すでに
通訳さん探しなど、海外出張前恒例の「ああまたかよ」的な多忙モードに入っている。
おまけに、書き出すとキリがないくらいのメンドウがイワシの群れのように襲ってきて
イ課長は暗い。

まぁいい。出張準備の暗い日々についてはいずれゆっくり書く機会があるだろう(笑)。
メルク修道院~ドナウ河クルーズ観光はけっこう大ネタだから、ハナシはまだまだ続くのである。

豪華バロック宗教建築を満喫し…というより、バロック宗教建築の過剰装飾にかなり辟易して
メルク修道院を出たイ課長&トホ妻。さて、次はドナウ河だ。観光船だ。

目的地のデュルンハイムまで約1時間の船の旅。
しかしこの観光船、そんなに頻発してるわけじゃない。意外に便数は少ない。
1時間に1便どころか、1日に5~6便しかないんだよ。

イ課長たちは11:00メルク発の船(たぶんこれが一番早い)に乗ったけど、これを逃すと
次の船は13:50だから、約3時間も空いちまう。11:00の船は逃せない。

メルク修道院から船乗り場までは…15分くらい歩いたかなぁ?少し余裕をもって早めに行きましょう。

ここで、今朝ウィーン西駅で買った「ヴァッハウ・コンビチケット」のうちの船の分の切符を
実際の乗船券と引き換える。それはチケット売場でやるわけだけど、イ課長たちの前にいた
二人の男性客がやけに時間をかけてやけに大量の乗船券を買ってるから少し待たされる。

この大量乗船券購入の理由はほどなくわかるわけだが…。

船乗り場はこんな感じ。質素だよね。
川自体もやけにショボく見えるけど、これ実はドナウ川の支流にすぎなくて、
ちょっと先にもっとご立派な本流があるわけだ。
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そろそろ出発だな、という頃、ワイワイとやけに大勢のガキんちょが乗船してきた。
感じとしては、まぁオーストリアの中学生くらいか。20~30人はいたんじゃないか?
さっきの乗船券大量購入はコレだったのか。あれは引率の先生だったんだな。

せっかく静かだった遊覧船の屋上デッキもヤツらが乗ってきて、たちまち騒々しくなる(笑)。
しかし、このくらい(推定・15歳程度)のガキは万国共通でうるさいのう。
イ課長がザンクト・シュテファンで会ったかわいい小学生たちも、あと数年もするとこうなるのだろうか。
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…なんて言ってるうちに、いよいよ船は出発。
さっきまでいたメルク修道院がキレイに見えるワ。
どんな角度で写真を撮ろうとしても、ガキがアングルに入るのは避けられない(笑)。
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やがて、船はドナウ川の本流へ。天気がよくて気持ちいいのーー。
実際、この日半袖シャツから露出したイ課長の腕は一日で相当やけたのである。
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しかもだ。出発早々、このガキどもの一人がやらかしてくれたんだよねー。
屋上デッキにのぼる階段のところでビシャッ!と水をまき散らすような音がするから
何かと思って見たら、信じ難いことに、ガキ軍団の一人の女子が噴水のような勢いで
階段で嘔吐してるではないか。おいおいおいおい。

いやしかし、ああいう嘔吐って日本じゃあまり見ないよ。
苦しそうに「おえッ…」と吐くんじゃなく、口に含んでた牛乳を噴き出すかのように、
勢いよくビシャッ!と吐いてた。ずいぶん勇壮な船酔いもあったもんだ。
というか、出発直後にもう船酔いって、ナンボ何でも早すぎないか?
大体、ドナウ川の遊覧船ごときで船酔いするもんなんだろうか?

しかしまぁ、しばらくしたら彼女は船にあったモップみたいなもんで自分で掃除してたから、
一応「吐きっぱなし」ということはなかった。ふむ。行儀がいいとは到底言い難いが、
自分の後始末は自分でするという程度のシツケはちゃんとなされているようだ。

ちなみに、下の写真に「噴水」の犯人の女子が写ってるけど(笑)。あれだけ派手に吐いたと
思ったら、あとは船酔いの様子もなくキャアキャア騒いで元気ってのがまたよくわからん。
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…と、イ課長&トホ妻、一般観光客、噴水女子を含むオーストリアガキ軍団たちを乗せ、
ドナウ遊覧船は美しきヴァッハウ渓谷を下っていくのでありました。
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次回、船からの眺めをたっぷりご紹介しようではないか。
ついでに、オーストリアガキ軍団の生態も(笑)。




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by tohoiwanya | 2011-09-17 12:41 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)