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2015年 11月 22日

サイゴン・夜のバイクツアー その2

ズエンさん(仮名)持参のヘルメットをかぶり、いよいよ出発。
日本でバイク二人乗りっていうと、後ろの人がライダーのお腹に手をまわしてつかまるけど、
東南アジアではそういうスタイルの二人乗りはまずない。

イ課長は片手でズエンさんの腰につかまり、片手はバイクの後ろを持つように指示された。
「両手つかまり」に比べるとちょっと不安定だけど、あり得ないポーズというわけではない。
片手は前、片手は後ろだから乗ってる間じゅう上半身は少しヒネった状態になる。

車やバイクのヘッドライトが流れる夜のサイゴンの道路をバイクで疾走。
いやーー・・新鮮なアングルだ。夜のサイゴンなんて歩道からしか見たことないからねぇ。
(下の写真はイメージです)
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運転するズエンさんが大声を出して後ろのイ課長に話しかけてきた。
風をビュウビュウ受けながらバイクの上で大声で叫びあう会話はこの後ずっと続くことになる(笑)。

ズ「あなたバイクに乗るのは初めてー?」
イ「(日本では昔乗ってたけど、まぁサイゴンじゃ初めてだから)・・イエース」
ズ「どんな気分?」
イ「あー・・私は風を快く感じます」
ズ「でも、ちょっと怖い?」
イ「あはははは。イエス、ちょっと怖いですぅー」

前に別の記事で書いたことがあるけど、このツアーは英語によるガイド。一対一だから
こちらも英語で応対しなきゃならないんだけど、幸い彼女はたいへん心の広い人で、イ課長の
ヘナヘナ英語にもちゃんと相手してくれた。

ズエンさんはアオザイツアーの社員ではなく、バイクツアーのガイドの仕事も実はバイト。本当は
中東系某エアラインのCAになるために勉強中なんだと。ううむ20代前半にして何とシッカリしたキャリアプラン。
単に「スチュワーデスになりたいです」じゃなく、入社したい航空会社まで明確っていうんだからスゴい。
イ課長が同じ年頃だった頃なんて、ただ生物として食って生きてるだけだった気がするのだが。

ズエンさんのバイクはチョロン方面に向かう。
夜のサイゴンを疾走(というほどのスピードじゃないが)してる視点での写真をお目にかけたいところだけど、
イ課長だって体をヒネりながらつかまってるわけだから、写真撮る余裕なんて全くない。
 
20分くらい走ったかな?バイクはある路上の店のそばで泊る。ここで一休みってことらしい。
「すっごく人気のある店なの」ってズエンさんが説明してくれたけど、確かに客がいっぱいいて
そこらじゅうの路上に座って何か食ってる。

この店で食わせるのはこういうモノ。炭火の上の網に粉をとかしたやつを丸く伸ばして
クレープ状に焼いて、中に何かを包む。何を包むのかよくわからない(笑)。野菜のようで、
この写真を見ると青ネギが見えるけど、ネギ以外にもナニか包まれてる。
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出来上がりは下の写真みたいな感じ。開いて中身は確認しなかった。
ザルの上にバナナ?の葉、その上に食い物というたたずまいがすでに南国ムード100%。
小腹が減った時のごく軽い食い物って感じで、パクパク食ってしまいました。
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ズエンさんが「写真、写真」っていうんで店のニイちゃんと記念写真。まだ若い店主だよね。
地元の若者に人気のある店らしいけど、食い物の名称および店の正確な場所は永遠のナゾ(笑)。
ガイジンだけじゃまず行けないような、サイゴンのこういう庶民的な場所に連れてってもらえるっていうのも
このツアーのセールスポイントなのである。
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ふたたびバイクに。
賑やかなネオン街があったり、暗い倉庫街(工場街?)みたいなところを抜けたりしながら、やがて
川っぺりの気持ちのいい道路をずーっと走る。あとで地図で確認すると、これまでと逆に北東に向かって
サイゴン川に向かって走ってたことになる。

ズ「このあと、私たちは2区に行くわよ」
イ「2区?」
ズ「イエス、2区。川の向こうで、トンネルを通って行くわ」

ははぁ〜、もしかすると川の向こうって、前年にマジェスティック・ホテルのテラスから見た、
サイゴン川対岸の未開発エリアのことか?またずいぶん変わったところに行くんだなーー。
ちなみにサイゴンって1区、2区・・っていう風に市内が番号でさらに区分けされてて、こういうところ
ちょっとパリみたいだよね。これも旧宗主国であるフランスの影響なのかもしれない。

というわけで、このあとバイクはサイゴン川の下のトンネルをくぐって2区に向かうわけだけど、
長くなったので例によって続きはまた次回に。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-22 12:58 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 11月 20日

サイゴン・夜のバイクツアー その1

来週の出張は前泊して2泊出張ってことになったし、12月も大阪、神戸に日帰り出張がある。
国内出張の話はおいおい書くとして、2014年東南アジア旅行ネタに戻ろう。

イ課長はこれまで東南アジアの道路交通機関をいろいろ利用してきた。このブログにも過去に
タクシーとかトゥクトゥクとかソンテウとかロトゥーとかバスとかに乗った話を書いてる。
しかしバイクタクシーというのは一度も使ったことがない。ベトナムでもタイでもカンボジアでも
ごくありふれた、廉価な交通機関なのに使用経験ゼロ。なぜか?

これはもう「危なくてオッカナいから」という理由に尽きる。
イ課長は大昔、自分で50cc原付バイク、さらに250cc中型自動二輪に乗っていた経験がある。
自分で乗ってたわけだから、バイクがそう簡単にコロコロ転倒する乗り物でないことは知ってる。

だが自分で乗ってたからこそ「条件が悪ければバイクは転倒する乗り物である」ことも知ってるのだ。
乗ってる人間がむき出しだから、大してスピード出てない「おっとっと、ガチャ!」程度の転倒でも
コケればケガをする。特に半袖短パンみたいな肌露出状態で転倒すりゃケガはひどくなる。
バイクマニアが革のツナギを着るのは転倒時のケガを少しでも軽くする安全上の理由が大きいのだ。
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だから東南アジアのバイクは見てるだけでオッカナい。
短パン・ノーヘルで三人乗りなんて見てるだけでオッカナい。東南アジアでは女性が後ろに乗る時
両方の足をそろえてバイクの片側に出す、いわゆる「横座り」で乗る人がすごく多いんだけど、あれなんて
足出してないガワに転倒したら後頭部強打は間違いない。それなのにノーヘルだったりするんだぜ?ひー。

従って東南アジアでバイクタクシーは使わない。というより怖くて使えない。
暑いからこっちはTシャツ短パンにサンダル程度のスタイルだ。万一転倒したら絶対無傷では
済まない。アブナいコワい。それだったら徒歩で行きますよええ。そんな怖がりのイ課長が、
なぜ夜のサイゴン・バイクツアーなんぞに申し込んだのか?(笑)
 
このサイトにあるような、ちょっと変わった現地オプショナルツアーを一度試してみたかったのだ。
サイゴンで、数時間程度の短いツアーで、値段が手ごろで、夜でもOK(つまり昼間は自由)っていう
条件に合うツアーとなると、そんなに選択肢はなかったんだよね。

で、アオザイツアーズというところのツアーに申し込んでみた。
ガイド兼運転手の説明を聞きながら夜のサイゴンをバイクで2.5時間走り回り、地元の人じゃないと
入りづらい屋台スナックも食えるというツアー。値段は30ドル。普通の典型的観光コースとは違って
面白そうじゃん。というわけで、バイクはコワいけど申し込んだのだ。

ここはガイド兼運転手が全員アオザイを着た女性だそうで、女性の運転なら安全かなという期待が
あったことも確かだ(ええ、確かにね、アオザイ女性に対する期待もありましたですよ)。
アオザイツアーズのHPにある申込みフォームに記入したら予約確認のメールが届いた。イ課長が泊る
ホテルに6時に迎えに来てくれるらしい(30$は当日ガイドさんに支払う)。
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昼間徒歩観光したあと、夕方いったんホテルに戻ってシャワーで汗を流してひと休み。
指定の6時ちょい前にホテルのロビーでガイドさんがバイクに乗って現れるのを待った。

6時を5分過ぎた。現れない。渋滞で引っかかってんのかな?

6時を10分を過ぎた。まだ現れない。んん?ちょっとヘンじゃないか?

アオザイツアーズから来た英語の予約確認メールを印刷して持ってたのが幸いだった。
それをホテルのフロントにいたお姉さんに見せて「まだ来ないんだけど・・」って言ったら
わざわざ電話で問い合わせてくれた。親切だなぁ。ずいぶん長い間電話で確認してくれた結果、
以下のことが判明した。

①イ課長を担当する予定だったガイドさんのバイクが急に故障してダメになった。
②急遽代役を探して派遣するけど、ツアーのスタートが1時間遅れてしまう。

ははーそういうことですか。向こうが忘れてるわけじゃないとわかればとりあえず安心だ。
いったん部屋に戻り、7時にもう一度ロビーに降りたら今度はちゃんとガイドさんが来てた。
ズエンさん(仮名)というお嬢さんで、彼女は「代役ですぐ行ってくれ」と呼び出し食らって大急ぎで
来たわけだ。1時間遅れたけど、アオザイツアーズとしてはがんばってフォローしてくれたといえる。
(下の写真がズエンさん(仮名))
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というわけで、これからズエンさんのバイクの後ろにまたがって普通の定番観光コースとはひと味違う
夜のサイゴンを体験することになるんだけど、話は当然次回に続くのである。

 
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by tohoiwanya | 2015-11-20 00:05 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 10月 12日

プノンペン・道路交通事情

プノンペンについちゃもうちょっと書きたいことが残ってるのでプノンペンネタを続ける。

サイゴンやハノイほどじゃないけど、プノンペンの町もバイクはすごく多い。
特に市内中心部の一般道路あたりは「車よりバイクの台数の方が多い」って感じなんだけど、それでも
下の写真みたいに空港に向かう幹線道路になると、こんどは車の台数がグッとふえる。
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バイク事情に関しちゃベトナムはけっこうスゴいものがあったけど、カンボジアも負けてない。
ルイのフェラーリ号で空港に行くまでの間にいろいろ観察し、写真も撮ったのでご紹介しよう。

少なくとも運転者に関して言えばヘルメット装着率はすごく高い。しかし後ろや前に乗せた
同乗者がヘルメットしてる例はマレで、規制が「後ろの同乗者はかぶらなくてイイ」ことに
なってるんじゃないかと推定される。危ないなぁ~・・
しかしベトナムで「バイクに3人くらい乗り、運転者以外は全員ノーヘル」って光景は
すでに見慣れてしまったから、危ないとは思うけど驚きは少ない。
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後ろに乗った人が運転者にガシッとつかまらないっていうのもベトナムなんかと同じ。これはたぶん
東南アジア共通なんだろうけど、これも見てると危なっかしいんだよなぁ。後ろが小さい子供なんかだと
ちょっとしたヨロメキや振動で振り落とされないかとヒヤヒヤする。

これもそう。リアシートに板を乗せ(板はゴムで固定してあるっぽい)、その上に野菜を乗せてる。
しかし野菜がヒモか何かで固定されている様子はない。このバイクがちょっと何かの凸凹にはまって
がくん!とゆれたりしたら、運転手は無事でも後ろの野菜は確実に道路にブチまけられるはずだ。
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うぉっと、サイゴンでも3人乗りは当たり前でしたが、プノンペンでは4人乗りの出現です。
同乗者人数ならベトナムに負けないぞというところでしょうか。そのうえ全員ノーヘルです。
赤ん坊までいます。怖いです。みなさんマネするのはよしましょう(しないよな)。
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うぉおおっと4人程度で驚いてもらっちゃ困るぜ。そこどけそこどけ5人乗りバイクのお通りだい。
軽々と記録更新です。こちらも全員ノーヘルです。おーまいがーっ。
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幸いにして6人乗りを見ることはなかった(笑)。
 
道路沿いにはこんなバイク修理屋(後ろにあるのがたぶんバイク用タイヤだと思う)がよく目につく。
バイクがこれだけあって、タイヤは安物が多いとしたらパンクはけっこう頻繁に起きるだろう。
前日に行った市場でもタイヤをズラリと並べた店を何軒も見かけたけど、バイクの修理、特にパンクの
修理ってそれなりに商売になるんだと思うよ。しかしこの女のコたちがパンク修理するのかね?
女性メカニックってこと?かっちょええやん。
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さらにこんな写真も撮ったのでご紹介しよう。プノンペンのガソリンスタンドの価格表。
ディーゼル用(つまり軽油だと思われる)が5,050リエル、(たぶん)レギュラーが5,250リエルで
(おそらく)ハイオクが5,450リエルと書いてあるんだと思われる。当然リッター単価だろう。
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興味があったのでちょっと計算してみた。「1,000リエルが25セント」という換算でいうと・・

軽油     約126円/L
レギュラー  約131円/L
ハイオク   約136円/L


ふーーむ。これがプノンペンにおけるガソリン相場ということか(2014年9月時点)。

日本のガソリン相場を知らないんだけど(←車持ってない男)、ちょっと調べてみると、
2015年10月12日集計の東京のガソリン代がレギュラーで126.2円/Lだと。ってことは
昨年9月のプノンペンと今年10月の日本のガソリン価格は同じ・・つうか、プノンペンの方が
ほんのちょびっと高いじゃん。一年の時間差はあるけどさ。

しかし日本とカンボジアでガソリン代に差がない、むしろアッチが少し高いって大変なことだよ。
例によって「缶ビール換算」で申し訳ないけど、プノンペンじゃガソリン1リットルのお金があれば
アンコール・ビア350ml缶を1.7本買える。

日本でビール350ml缶1.7本分っつうたら、300円近いんじゃないか?カンボジア人は「対ビール価格感覚」で
そのくらい高いガソリンを買ってることになる。まぁ日本もカンボジアも石油は100%輸入だから、
国の貧富にかかわらず結局同じような価格になっちゃうのかもしれないけど、カンボジア人にとっての
ガソリンって、日本で考えるソレより相対的にずっと高価なはずだ。

トゥール・スレン見学中にルイがイ課長を待ってた理由の一つもガソリン代だと思う。
市内を「流して」高いガソリンを消費し、いるかいないかわからない客をつかまえようとするより、
博物館の外でジッとイ課長(という確実な客)を待ってる方が費用対効果が高いんだよきっと。

こうしてプノンペンの道路風景を眺めていると、走ってるバイクはルイのフェラーリ号牽引バイクと同様
100ccくらいの小型ばっかりでボロいのも多い。カンボジアは東南アジアの中でも一人当たりGDPが
ミャンマーやラオスと並んで最も低い部類に属してるし、リッチな乗り物なんてあまり見かけない。
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でもさ、それはそれで「オレたちゃ貧しいけど今日も頑張って生活してるぜ」っていう感じが
伝わってきて、見てると楽しい。それもコレも平和だからこそ、だよなぁ・・・。

・・とはいえ・・だ。

とにかくくれぐれも安全運転してくれよな。プノンペン・ライダーたちよ。
家族5人がノーヘルで乗った状態で転倒なんかしてみろ。ヘタすりゃ一家全滅じゃねぇか。
もう見てるだけでオッカナくてしょうがないんだよ、イ課長は。

 
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by tohoiwanya | 2015-10-12 00:19 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 08月 15日

トゥクトゥク野郎・ルイ その4

さて翌日。早めにホテルをチェックアウトし、玄関ワキのテラスみたいなところで一服しながら
ルイが来るのを待ってたら、ヤツはまた時間よりちょっと早めに来た。
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「グッモーニン」
朝の挨拶を交わし、朝の握手。いっぱしのダチ公気分である。
まだ時間はあるからルイに椅子を勧め、よもやま話をした。

「お前は日本のドコに住んでるんだい?」
「東京」
「トーキョーかぁ・・ビッグシティだよなぁ、お前のファミリーは?」
「妻がひとり、子供はいません。あなたのファミリーは?」
「カミさんと息子が二人さ。見るかい?」そう言ってスマホで家族の写真を見せてくれる。
「おおかわいい息子たち。あなたは何才ですか?」
「オレ?35歳さ」

げげげ。こりゃ驚いた。(去年だと)逆算すると1979年生まれってことかい?
1979年っつうたらベトナム軍がカンボジアに侵攻してポル・ポトを敗走させた年じゃん。
その後もポル・ポトはタイ国境にこもってさらに内戦は続くわけだが・・その年に生まれたのかよ。

彼のご両親は結婚・出産適齢期の頃にちょうどポル・ポト恐怖支配の下で暮らしてたんだ。
プノンペンを追い出され、農村で強制労働を強いられたなんて経験をしているかもしれない。
ルイにしたって子供の頃はずーっと内戦が続いてたわけで、彼が中学生くらいの時にようやく
カンボジア内戦が終了したことになる。うーーむ・・。

まぁあんまり暗い話をほじくるのはやめとこう。そろそろ時間だ。空港行こうぜ。
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空港まではけっこう広い通りがずーーっと続いてて、交通量も多い。
その中を真っ赤なフェラーリ号がノロノロと進む(笑)。車はもちろんだけど、普通のバイクにも
どんどん追い抜かれる。重い客車+イ課長+イ課長の荷物を引っ張ってるんだからしょうがないのだ。
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トゥクトゥクだから当然冷房はないし、道路のホコリや排気ガスを避ける方法もない。
まぁイ課長はなんとかガマンできるよ。どうせ空港行くまでなんだから。しかし一日中
この状態が続く運転手にとっちゃ、キツい仕事だよなー。
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道路はけっこう渋滞してて、30分くらい走ったかなぁ?やっと空港に着いた。
それなりに立派な国際空港だし、トゥクトゥクなんかが乗り入れられるんだろうかと思ったけど、
ちゃんとトゥクトゥク専用入口みたいなのがあって、ターミナルビルの前までつけてくれた。
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今やすっかり友達気分になったルイとイ課長。最後に空港で肩を組んでツーショット記念写真(笑)。
「私はシェムリアップからあなたに写真を送るでしょう」と言って握手して別れた。
あーあ、イ課長のバカ面付き写真ですまんのう。
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おっとっと。一つ忘れてた。ここまでの記事を読めばおわかりのように、カンボジアじゃ米ドルが
一般的に普及してて、現地通貨レアルを使う機会って少ない。この後行く観光地シェムリアップじゃ、
さらにドルが普及してるはずで、レアルなんて持ってても使うかどうか・・。

そこでベトナムからの入国時に両替したレアルをルイにあげちゃうことにした。
1ドル弱くらいあるはずだ。昨日は8ドルだ9ドルだって値切ったけど、ここで現地通貨を足して
ヤツの要求額通り10ドルに近づけてあげるなんて、イ課長やさしいじゃないか。

シェムリアップからメールで上のツーショット写真をルイに送った。
すぐに返事が来て、そこにはこう書かれていた。

お前のことを日本の兄弟と呼んでもいいか?

だははは!調子のいいヤロウだな~(笑)。年齢的にはイ課長がアニキで、ルイが弟分って感じか。
まぁいいよ。こっちもルイのことを「プノンペンの弟分」と呼ばせてもらうから。

というわけで、今やイ課長はプノンペンに弟分を持つ身なのである。
またプノンペンに行くことがあるかどうかわからないけど、もし行くときは事前に知らせれば張り切って
空港に迎えに来てくれるに違いない。

ルイとはFacebookでもつながってて、東京とプノンペンでお互いに「きょうでぇ」の元気な様子を確認できる。
ブログ更新のお知らせも毎回書いてるから、ルイは自分のことが「日本の兄貴」のブログに書かれてることも、
そこに自分の写真が載ってることも知ってる。つい先日も
「ヘイ、ブラザー、一体なに書いてんのさ?」
「私は今あなたのことを私のブログに書いています」
「オレ日本語読めないよ」
「でも私はクメール語が書けません」なんてアホなメッセージのやりとりをしたばかり。

ちなみに、ルイはその後バイクを買い替えたようで、赤いおんぼろフェラーリ号は今や過去のもの。
送ってきた写真によると、今やこんなかっちょええバイクでプノンペンを走り回っているようだ。
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プノンペンにはたった一泊しかしなかった。
しかしそんな異国の街に友人ができるというのは、何度経験しても楽しいものなのである。
というわけで、ルイとイ課長の「プノンペン・義兄弟の契り」の一席はこれにて(笑)。
お長くなりました。
 
 
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by tohoiwanya | 2015-08-15 00:23 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 08月 13日

トゥクトゥク野郎・ルイ その3

さて、専属ドライバー・ルイのトゥクトゥクでホテルに戻った。
しかし商売熱心なルイだから、ここでもまた営業が始まるんだよ。

「お前、明日はどこ行くのさ?」
「あした?明日は、私は空港に行くでしょう」
「おっしゃ。空港までオレが連れてったる。フライトは何時だ?」
「えーとぉ・・・●時●分発です」

もうこの頃にはイ課長も「プノンペン滞在中は全てこいつの後ろに乗るとすっか」という気になってた。
重い荷物持ってトゥクトゥク探す手間が省けるしね。しかし価格交渉はしないとな。ここまでは
ルイの言い値をおおむね受け入れてたけど、そうそう甘い顔を続けるわけにもいかないぜ?

「空港までいくらですか?」
「10ドルだな。だって空港はすごく遠いんだぜ?片道10ドル」
イ課長はわざと大げさに顔をしかめて「ええええ〜?8ドルにしてください」と言ってみる。
「ノーー!バカ言うなよ、空港は遠いんだってば。10ドル!」
「私は今日あなたのトゥクトゥクに何度も乗りました。明日も乗ります。私はあなたにとって
 グッドカスタマー(いいお客)でしょう?あなたはグッドカスタマーに小さなディスカウントを
 与えるべきです。8ドル!オーケイ?イエイ!」そう言って握手を求めて手を差しだす。

一瞬つられてルイが握手しそうになったけど、ヤツは必死に思いとどまった(笑)。
「だめだめ!10ドル!いいだろ?な?オーケイ?イエイ!」と今度はヤツの方から手を差し出す。

こういう時、ついつられて握手しそうになるんだよ(握手したら交渉妥結のサインなのは万国共通)。
しかしイ課長も必死に思いとどまる。

「それでは9ドル。ナインダラー。オーケイ?イエイ!!」再び手を差し出すイ課長。
ちっきしょう〜って顔しながらもルイが握手してきた。9ドルで交渉妥結。せこい客だ(笑)。
(下の写真はフェラーリ号の後部座席から振り返って撮ったプノンペン風景)
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あとで調べたら、ホテルから空港まではホテルからトゥール・スレン往復よりちょっと遠いっぽい。
もしトゥール・スレン往復8ドルという価格が妥当なら、空港まで片道10ドルというルイの言い値は
それほどボッタクリではなかったことになる。

実はこの時、イ課長はルイとの価格交渉がちょっと楽しかった。
トゥクトゥクに乗るのは事前の価格交渉が面倒で、そもそもあんまり乗らないんだけど、
この時のルイとの価格交渉はなぜか楽しいと思ったんだよ。
(下の写真もフェラーリ号乗車中のショット。ミラーに小さくルイが写ってるね)
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ホテルから空港までの時間を逆算し、あした迎えに来てもらう時間を決めた。
しかし別れる前にちょっとやっておくことがある。

「あなたはメールアドレスを持っていますか?」とイ課長が尋ねた。
「ん?ああ、あるよ。これあげるよ」と言って名刺をくれた。メールアドレスも書いてある。
「オーケイ。私はこのアドレスにさっき撮ったあなたの写真を送るであろう」

この時ルイの顔はパッと嬉しさで輝いたね。すごくわかりやすかった(笑)。
まさかイ課長がそんなこと言ってくるとは予想してなかったみたいだ。おそらくこの時から
ルイはイ課長のことを「いいヤツじゃねぇか、おめぇ」と感じ始めたんじゃないかと思う。

「ほんと?ほんとに?じゃ、ここに送ってくれよ」
「オーケイ。私はのちほど写真を送るであろう」

こう言ってその日は別れた。
ホテルの部屋からさっそく前回載せた「愛機の前のルイの勇姿」の写真を送ったらすぐに
英語で返事が来て「イイ写真だ!」って喜んでる。
現地で撮った写真をすぐにモデルさんに送ってあげるとすごく喜ぶ。その喜ぶ様子を
現地にいるうちに知ることができるというのもまた嬉しいもんだ。

このあたりからルイとイ課長の話はだんだんと“友情物語”じみてくる(笑)。
翌日はヤツに空港まで送ってもらうわけだけど、続きはまた例によって次回。

 

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by tohoiwanya | 2015-08-13 01:04 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 08月 11日

トゥクトゥク野郎・ルイ その2

東南アジアの国って時間にはけっこうルーズってイメージあるけど、そこは向こうもプロ。
ホテルにチェックインして部屋で少し休み、約束の2時にホテルの前に出てみると、すでにルイは
トゥクトゥクを停めて待っていた。なかなか仕事にはマジメな兄ちゃんのようである。

ホテルからトゥール・スレンまで、再びルイの背中を見ながらドライブ。
乗った距離はバスを降りてからホテルまでの距離より少し短いくらいだったはずで、もし最初の
乗車賃5ドルが正当なら、今回片道4ドル往復8ドルというのもおおむね正当と考えていいだろう。 
(下の写真、なんだありゃ?と思って撮ったのが実はカンボジア独立記念塔)
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トゥール・スレン見学中はルイに入り口ワキで待っててもらうことにした。
この辺って同じような感じの「客待ちトゥクトゥクだまり」が出来てて、トゥクトゥクだらけだ。
戻ってきた時に発見できるように車体の特徴をよーく覚えておいた。真っ赤な車体なのである。
仮に「(色だけ)フェラーリ号」とでもしておこう(笑)。
 
トゥール・スレン見学の様子はまた別途詳細に書く。
見学してる間、ルイには2時間くらい待ってもらった。彼らにすれば無駄にガソリン使って
町を流して客探すより、こうやって待機してる方が効率いいんだと思う。

外に出たらすぐルイの赤いフェラーリ号が見つかった。
専属ドライバーなんだから、この際コイツからひとつブログネタを提供してもらうとするか。
「トゥクトゥクの写真撮っていい?」と聞いて彼の商売道具の写真を撮らせてもらったから
ここでカンボジアのトゥクトゥクがどんなものか詳細にご紹介しよう。

カンボジアのトゥクトゥクはタイのそれとはかなり異なる。
タイのトゥクトゥクが「オート三輪」なのに対し、カンボジアのトゥクトゥクは二輪のオートバイが
後ろの客車(これも当然二輪)を引っ張る構造なのである。だから合計すると四輪ってことになる。
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客車はこんな感じ。大人4人は十分、子供が混じれば6人は乗れるかもしれない。
しかし実際乗ってみると、フェラーリ号はノロい(笑)。さほど大きくもないこのバイクで
ただでさえ重い客車を引っ張り、さらに大人を何人も乗せるのは馬力的に相当苦しいはずだよ。
どのくらいの排気量なのかなぁ?
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そんなイ課長の疑問を察したように、ルイが大声で言った。
「ワンハンドレッド シーシー!!」

ひえーー100cc?日本の小型自動二輪の上限(125cc)より少ないではないか。
ルイの話だとこの客車自体が何百kgだかあるそうで(正確な数値は忘れた)、さらに人間を乗せて
100ccという小排気量のバイクで引っ張るんじゃ、そりゃあノロくもなるわなぁ。

ここンところがバイクと客車をつなぐジョイント部分ということになる。
曲がり角を曲がれるように、このジョイントを中心に水平回転可動式になってると推定される。
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フェラーリ号の心臓部はこんな感じ。相当年季が入ってるよコレ。
ルイの座るシートは破れて中のアンがはみ出してるし、バッテリーは露出した状態でくっついてる。
酷使されてるんだろうなぁ、がんばれよ。
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メーターを見ると120km/hまで数字があるけど、そんなスピード絶対出ないって(笑)。
客車にイ課長一人を乗せた状態で出るスピードがせいぜい40〜50km/hくらいのはずで、
太った白人男性が4人くらい乗り込んだりしたら重すぎて動かなくなるんじゃないか?
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今まで背中の写真しかなかったけど、ここでフェラーリ号をバックにしたルイの勇姿を1枚。
いつも野球帽をかぶってるのがトレードマークみたいだ。
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「他にはどこか行かないか?パレスに行かないか?」
「いや、私はホテルに戻ります」

何せこの日は朝5時半頃に起きて、サイゴン6時半発の国境越えバスに乗ってきた身。
さすがに疲れてたし、見たかったトゥール・スレンは見たわけだから、少し休みたかった。
というわけで、今や完全に専属ドライバーとなったルイのフェラーリ号で再びホテルへ。

そろそろお日様が西に傾く時刻。初めてきたプノンペンの町をこうしてトゥクトゥクの座席から
眺めるっていうのもなかなかオツだ。バイクに乗ってる人が多いのはベトナムと同じだけど、
その数はサイゴンなんかに比べればずっと少ない。
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こうしてホテルまでルイに送ってもらったわけだけど、彼との付き合いはなぜかさらに続くことになる。
しかし長くなったから続きはまたまた次回だ。

 
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by tohoiwanya | 2015-08-11 00:01 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(0)
2015年 08月 09日

トゥクトゥク野郎・ルイ その1

何となく「気分はカンボジア」だから、順序を無視してプノンペンに到着したところから書こう。
となれば、まず最初に書くべきはルイ(仮名)のことだ。

国境越えバスでプノンペンに到着するまでのことはすでに書いた。
あの続き記事の最後で「自分がプノンペンのどこにいるのかもわからず、途方に暮れた」ということも
すでに書いた。その、途方に暮れたところからルイとイ課長の物語は始まるのである(笑)。
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自分のいる場所がわからないんだから、タクシーか何かでホテルまで連れてってもらうしかない。
プノンペンの町じゃ四輪タクシーってまずないんだよね。全部トゥクトゥク。

トゥクトゥク探さないとなぁ・・だりぃなぁ・・そう思ってたイ課長に「ヘイ、トゥクトゥク?」と
声をかけてきたのがルイ(仮名)で、ルイはプノンペンのトゥクトゥクドライバーなのである。

行きたいホテルはここだって紙を見せたら「アイノウ、アイノウ(オレ、知ってるよ)」と請け合う。
いくらだって聞いたら5ドル。現在地がわからない以上、距離的に遠いのか近いのかもわからないわけで
価格交渉のしようもない。しょうがねぇ、とりあえずホテルまではコイツの言い値で行くしかあんめぇ。

ルイ(当時はまだ名前を知らなかったが)の背中越しに見るプノンペンの街。
いやぁ~・・とうとう来てしまったぜカンボジア・プノンペン。
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ベトナム戦争が終わったのが1975年。当時イ課長は高校生かな。カンボジア内戦が終わるのは
そこからさらに18年後の1993年までかかるわけで、93年つうたら、イ課長はもう結婚してたよ。
例の明石さんが代表を勤めた国連のカンボジア暫定統治機構の元で選挙が行われ、ようやくマトモな
カンボジア政府ができたのがその年。それまではカンボジアなんてもう完全に激ヤバ危険国で、
観光客としてこの国を訪問することなんて到底考えられなかった。いやぁ~感慨深いのう・・。
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トゥクトゥク乗車地点の位置がわからなかったわけだから、その後通った道がどこなのかも
サッパリわからないけど、ルイのトゥクトゥクはほどなく正しいホテルまでイ課長を届けてくれた。
5ドル払ってホテルに入ろうとすると、すかさずルイの営業がはじまる。

「お前はこの後どこに行くんだ?トゥール・スレン?キリング・フィールド?」
「あー・・・私はトゥール・スレンに行きたいと考えています」
「トゥール・スレン?おっしゃ、オレが連れてったる。何時に迎えに来りゃいい?1時?1時半?」

なかなか積極的な営業攻勢。一度つかんだ客をずっと乗せ続ければ効率がいいってわけだな。
イ課長にしても、トゥール・スレン往復にはどうせトゥクトゥクを探さないといけないわけだから
コイツを本日の専属ドライバーにしちまうっていうのも確かに一つの手だ。

「トゥール・スレンまで何ドルですか?」
「往復で8ドルだな。お前が見学してる間待っててやるよ」

この際「専属トゥクトゥク」ってのを経験してみるかという気になった。
行きと帰りでトゥクトゥクを探す手間が二度省けるってメリットもあるしな。

「オーケー。往復8ドル。2時にここに迎えに来てください」
「イエーイ♩ オウケーイ」

ホテルまで運んでもらうだけのつもりだったトゥクトゥクドライバー、ルイとの付き合いはこうして
“延長”されることになったわけだけど、彼との付き合いの続きは次回更新で。

 
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by tohoiwanya | 2015-08-09 00:22 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2015年 04月 01日

ロトゥーに乗ってバンコクへ

バンコクからメークロンまでは鉄道と渡し舟とロトゥーに乗ってたどり着いた。
メークロンからアムパワー水上マーケットまではソンテウに乗ってたどり着いた。
さて、アムパワーからバンコクまではどうやって帰るか?なーに大丈夫だって。
アムパワーからバンコクまで行くロトゥーが絶対あるって。

アムパワーに来る時にソンテウを降りた場所。
あの道路にいけばロトゥー・ステーション(そんな言葉ないが)のテントが絶対ある。賭けてもいい。
マハーチャイからメークロンに行くロトゥーがあるくらいなんだから、アムパワーから首都に行く
ロトゥーがないわけないじゃん。

ほーーらあった。ばっちり。
午前中、マハーチャイに戻ってロトゥーを探したときは「そんなの、あるかなぁ?」と不安だったけど
この時は自信があった。いまやイ課長も「ロトゥー乗り」としてちったぁ様子がわかってきた。
半日で長足の進歩を遂げておるではないか。
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テントにビクトリーモニュメントって英語があるけど、これはバンコク市内にある戦勝記念塔のこと。
戦勝記念塔周辺ってバンコクと周辺の町を結ぶロトゥーの一大発着拠点らしい。

机に陣取ったおばさん(なぜかロトゥー乗り場のボスはおばちゃんってことが多いねぇ)の所に行って
「バンコク」って言ったら慣れた手つきでサッとこんな紙片をくれた。これがまぁキップがわりか。
料金は80バーツ、約250円。バンコクまで一気に戻るわけだから、午前中に乗ったマハーチャイ~
メークロン間30バーツよりずっと距離は長いわけで、まぁこんなもんだろう。ロトゥーやソンテウって
乗り合い&定価制だから自分だけ料金ボラれるリスクは低いはずで、そういう点でも気楽だ。
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しかも前に書いたようにバンで密閉された車内だからエアコンつき。これが大きい。
暑い中歩きまわって汗ダクになったから、帰りは涼しい車で乗り換えナシでバンコクまで帰れるってのは
体力的に助かる。そういう意味じゃメークロン市場観光するなら「往路鉄道、帰路ロトゥー」ってのが
面白さとラクさのバランスという点で良いのではないかと思いますです、はい。

ところが、タイ国鉄同様、タイのロトゥーも甘くなかった(笑)。
なんだか知らないけどすっげー渋滞だったんだよ。バンコクに向かう幹線道路の段階ですでに
道路はギッチリ。だぁ~・・この調子じゃ一体いつになったらバンコクに着くことやら。
この日は金曜だったんだけど、週末の午後~夕方が渋滞しやすいのはどの国も同じか。
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途中で道路は少しすいたけど、バンコク市内の高速道路に入るとまたまた大渋滞。
だぁ~・・・アムパワーから1時間もあればピューッと帰ってこられるかなー?なんて例によって
砂糖菓子のように甘いこと考えてたけど、戦勝記念塔までたっぷり2時間以上かかったはずだ。

これはロトゥーを降りてから周辺状況を撮った写真だけど、まぁ見てほしい、このドツボ渋滞ぶりを。
写真手前の方で白いバンが何台もフン詰まってるけど、これ、たぶん全部ロトゥーだと思う。
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まぁバンコクといやぁ、世界の渋滞都市の中でもちったぁ知られた存在だ。
こんな渋滞は珍しくもないんだろうけど、かくのごとく車移動は渋滞リスクがつきまとうわけだ。
もっとも鉄道移動でも大遅延リスクがつきまとうのは経験済みなわけで、まぁ要するに
車であれ鉄道であれ、タイは甘くないということか(笑)。

結局ビクトリーモニュメント・戦勝記念塔に戻ってこられたのは4時過ぎだったと思う。
戦勝記念塔ってコレね。何のタタカイに勝った記念か、以前に何かで読んだけど忘れた(笑)。
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この戦勝記念塔の周りはパリの凱旋門みたいな感じで大きなロータリーになってるんだけど、
こうやってロータリーに沿って大~きく迂回する歩道橋が作られてるから、そこをテクテク歩いて
スカイトレインの駅に向かう。スカイトレインに乗ればホテル最寄り駅まで1本でいける。
歩道橋に植栽がからまって花が咲いてるなんて、いかにも南国気分。
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まだ夕方だし、この後ホテルに戻ったら缶ビールでも飲んで一休みして、晩飯食って、そのあと
疲れた体をマッサージしてもらって、その後ソイカウボーイのゴーゴーバーにでも行ってみて・・と、
この時点ではイ課長はいろいろ今夜のプランを考えていた。

しかし実際には「缶ビール飲んで一休み」のあと何かしたって記憶が少ない。なぜかというと
ほとんど寝てたからだ(笑)。思えば今日の観光活動は早朝6時半にスカイトレインに乗るところから始まって
メークロン~アムパワーと周ってきたんだもんなぁ。旅情満喫、極めて充実した一日だったとはいえ、
そりゃね、イ課長も疲れましたですよ、さすがに。

 

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by tohoiwanya | 2015-04-01 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 26日

ソンテウに乗ってみる

さて読者諸君(まだやってる)、いまこそソンテウが何かを説明するときが来たようだ。
前号の文脈からも十分推測できるように、ソンテウとは交通機関の名称なのである。

大都会バンコクならタクシーでもバスでもトゥクトゥクでも、道路交通機関はよりどりみどり。
しかしタイの郊外・田舎ともなると四輪タクシーなんてトンと見かけなくなる。そういうタイの
“非都市エリア”において重要な交通機関が少なくとも二つあって、その一つがロトゥー。これは
メークロンに来る時にイ課長も初めて利用した乗り合いバンで、バンだから車内は密閉されており
エアコンもあって快適。幹線道路を使って町と町を結ぶ中距離路線が中心。

もう一つが問題のソンテウ。これはいわばローカルなミニバスと思えばいいんだろう(と思う)。
メークロンくらいの町でも路線の数は相当あるようで、途中にはいくつも停車ポイントがある。
モノは軽トラなんかの荷台を客車風に改造したもので、ロトゥーと違って客席部分は密閉されてない。
エアコンは当然ないし、ホコリは入るし排気ガスも吸う。その代わり数(路線数・台数)が多くて
料金は安い。そういう交通機関なわけ。フィリピンのジプニーと同じようなものなんだろうな。
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事前の情報収集でメークロンからアムパワーまでソンテウを使って行けるという話は読んでいた。
しかしどこから乗りゃいいのか?アムパワー行きソンテウをどうやって探しゃいいのか?いくらかかるのか?
仮に乗れたとしても「次がアムパワー」とどうやって知ることができるのか?わかんないことだらけ。
まぁしょうがねぇ、ここまで来たんだからとにかくトライしてみようじゃねぇか。

メークロン市場の近くに水色のソンテウがずらりと並んだ一角があった。たぶんここが乗り場だろう。
ところがどのソンテウも行き先がタイ語表示ときやがった。英語表記ゼロ。これじゃ読めましぇ~ん。
しょうがない。手近にいた一台のソンテウのドライバーに聞いてみた。「アムパワー?」
そのドライバー(女性だった)は首をふり、もっとアッチだと指をさす。

アッチって言われてもなぁ・・あっちにもソンテウはズラリと並んでるんだよ?その中のドレなの?
順ぐりに1台ずつ「アムパワー?」「アムパワー?」ってドライバーに聞くのもかったるいしなー。

そこでソンテウ乗り場の正面に露店を出してたおっちゃんに「アムパワー?」って聞いてみた。
このおっちゃんがまたイイ人でさぁ、すごくデカい声で「アムパワー!!」って叫んでアムパワー行きの
ソンテウに呼びかけてくれた。「このガイジンさんがアムパワー行きたいってよー!」というわけだ。

おっちゃんが指差す方向に歩き、そこら辺に停まってたソンテウを指差して「これ?」と聞いてみた。
するとおっちゃん「もっと向こう」って手で示す。隣のソンテウの前に行ってまた「これ?」って顔すると
おっちゃんがうなづいた。どうやらコレらしい。

ドライバーに「アムパワー?」って聞いたらうなづく。間違いない。
後部座席にまわってみるとすでに半分くらい乗客で埋まってるからさっそく乗り込む。
地元のタイ人に混じって違和感アリアリの巨大ロボット外国人。
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ほどなく発車。初めてのソンテウ乗車経験。ロトゥーの方は日本でも見かける当たり前のバンだけど、
ソンテウみたいな荷台改造&開放型の後部座席に乗るなんて経験メッタにないから何となく嬉しくなってくる。
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客席の構造上、車窓風景は車のケツの開口部から見ることになる。景色は横に流れないで遠ざかる一方。
でも初めて利用するソンテウの荷台から遠ざかるタイの田舎の風景を眺めるっていうのもなかなかオツだったよ。
ローカル交通機関に乗ってタイのローカルエリアを走る。これもまた東南アジア旅情ってもんだ。
 
さてここまでは何とかなってる。最後の問題はどこで降りればいいのか、だ。
ソンテウって停留所の標識みたいなものはないんだけど、途中で降りる客はけっこういるし、
道端に立ってる人を乗せたりもする。

つまりドライバーと地元の乗客たちはソンテウのそれぞれの停車ポイントを知ってるわけで、
アムパワーにも最寄りの停車ポイントがあるはずだけど、どのくらい走ればそこに着くのか知らないし
アムパワーが終点なのか途中停車ポイントなのかもわかってないっつうんだから話にならん。

降りる人はこのブザーを押してドライバーに連絡するらしい。
しかし車内アナウンスはないし、アムパワーがドコなのか知らないんだからいつ押しゃいいのか
わかるわけがない。素人ガイジンにとってこのブザーは役に立たない。
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こういう時は他の乗客に助けを求めるしかない。
ある停車ポイントに来たとき、わざキョロキョロして他の乗客に「アムパワー?」って聞いてみた。
すると何人かが首を振る。まだらしい。これでイ課長が「アムパワーで降りたいガイジン」であることを
他の乗客に認識させることができたはずだ。

15分くらい乗ったかなぁ?何度目かの停車ポイントで何人かが降りた。そのうちの一人がイ課長に
「アムパワー」って声をかけてくれた。やった、ここで降りればいいらしい。教えてくれてサンキュウ。
ちなみにメークロンからアムパワーまでのソンテウ代は8バーツ。これは降りた時にドライバーに支払う。
8バーツつうたら25円程度だ(当時はね)。やっすぅーー。
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こうしてイ課長は生まれて初めてのソンテウに乗ってアムパワー水上マーケットに来ることが出来た。
ソンテウ乗り場のおっちゃんとか、乗り合わせた乗客たちとか、途中で会ったタイ人たちの親切がなきゃ
絶対に来ることは出来なかっただろう。ありがとうタイの人たち。
 
アムパワー水上マーケットの様子は次回ご紹介しまっす。待て次号!(ヲイまたかよ)

  
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by tohoiwanya | 2015-03-26 00:29 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2015年 03月 12日

メークロン市場に行く その5

定刻になっても来ない列車を待ってた時、となりのベンチにやはりドイツ人家族の同行ガイドをしてる
タイ人の女性がいた。鉄道ルートでのメークロン行きはガイジンだけだと難しいからってんで
現地ガイドに連れてってもらおうって魂胆か?けっ、こっちはタッタ一人で行こうってお兄ぃさんだよ。
大体だなぁ、ガイド代がもったいねぇじゃねぇか(←単なるビンボ)。
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そのガイドさんは英語も話せる人のようで、「ディレイ・・(遅延ね)」なんてイ課長に話しかけてきた。
「イエス、ディレイ・・」
「トゥー アワーズ・・ディレイ・・・」

一瞬なんのことかわからなかった。え?いまトゥー アワーズ(二時間)って言った?
二時間?にじかんも遅れるのぉ?!そっ、そんなこといつ発表されたの?!

「トゥー アワーズ?!」驚いて思わずそのタイ人女性ガイドに聞き返した。
あらアナタ知らなかったの?という顔で彼女が指さす先にあるボードを見ると・・・

このボードはいろんな意味ですごかった。思わず写真に撮ったよ。
確かに「130分遅れ」「12:20頃発車予定」と書いてある。片道1時間の単線の路線で、一体どうやったら
2時間以上の遅延を発生させることができるのか、実に不思議だ。
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しかしそれ以上に感動したのはこのボードにタイ語と英語で書かれた情報内容の的確さ、書きっぷりの
要領の良さ、そして列車の絵のウマさだ(笑)。急いで書いたんだろうけど、すごいね。

そのタイ人女性ガイドは仕方なく、ドイツ人家族連れと共に2時間待つつもりのようだった。
さぁオマエはどうするイ課長。同じようにこの暑い駅で2時間待つか?のんびりした旅のはずが、突如として
臨機応変かつ柔軟な危機対応を迫られることになった。
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発車が2時間後ってことは、メークロンに着くのは今から3時間後だ。これはダメだ。
イ課長としてはあまり遅くならずにバンコクに帰っていたい。となれば列車はあきらめるしかない、車だ。
この田舎町じゃムリっぽいが、さっき渡し舟に乗った対岸のマハーチャイはけっこう賑やかな町だったから、
アソコからならメークロン行きのロトゥー(乗り合いバン)が出てるんじゃないかなぁ?

そう考えて、それを実行に移すのにさほど時間はかからなかった。
対岸に戻ればメークロン行きの乗り合いバンがあるかどうかの確証なんてもちろんない。
いわば可能性に賭けたということになる。イチかバチか。半か丁か。
船着場に引き返し、さっき乗った渡し舟で再びマハーチャイに引き返すイ課長。なんてこったい・・・。
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マハーチャイからメークロン行きのロトゥーが出てるかどうかもわからないし、そもそもロトゥー乗り場が
(仮にあったとしても)どこなのかも知らない。わからないことだらけ。これでもし何とかなったら、
その素早い決断と臨機応変な行動をほめてやるぞイ課長。

再びマハーチャイに戻ってきた。
船着場近くのセブンイレブンの店員に「ロトゥー? フエアイズ ロトゥー?」って聞いてみた。
店員が向こうを指さした(ように見えた)から、そっちの方に歩いてみる。なんて不確かなんだ。

あ、テント小屋みたいなのが見えてきたぞ。あれがロトゥー乗り場じゃないか?
テントの下には人が何人も座ってる。これは希望が持てる。奥の机に座ってるオバさんに近づいて
「メークロン?」って聞くと、あの車に乗れ、とうなづくではないか。やった。メークロン行ける。
マハーチャイからロトゥーがあるはずというイチかバチかの賭けに勝ったのだ。心の中でガッツポーズ。
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ロトゥーって上にも書いたように一種の乗り合いバンで、中距離路線が中心らしい。
こんな風に道端のテント小屋が待合室兼乗り場になってるっていうことが多いみたいね。
ま、イ課長も詳しくは知らんのだ。何せこの時生まれて初めて乗ったんだから(笑)。
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ちなみに料金は30バーツ。約100円。安い・・と言いたいけど、結果的にムダになった
バーンレム~メークロン間のオンボロ鉄道のキップ代10バーツの3倍だ。オンボロ鉄道よりも
サーッと早く行ける車の方が高いわけだな。しかしこの際そんなことも言っておれん。
 
ロトゥーの中はこんな感じ。普通のバン。だんだん乗客が増えて「採算ライン」を超えると発車する。
車内は冷房も効いてて快適だし、スピードもオンボロ列車よりたぶんずっと早い。
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運転手はこの白シャツのおっさん。この人、自分が担当するメークロン行きの乗客が一人、二人と増えるたびに
「イエッ!!」っと大げさにガッツポーズして喜んでるのがおかしかった。
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このおっさんの運転するロトゥーに乗ってメークロンのロトゥー乗り場まで30〜40分くらいだったかなぁ?
バーンレムで真っ正直に列車を待っていれば、いずれここに来られたとしても数時間後になっていたけど
イ課長は昼前にメークロンに来られた。途中から車にしたおかげで相当時間を節約できたわけだけど、
やっぱり車の旅って早くて便利だけどつまんないね。下の写真がメークロンのロトゥー乗降場所から見た
光景だけど、何もない。実につまらん。
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こうしてイ課長は様々な艱難辛苦の果てに、何とかメークロンまで来ることが出来た。
今思い返してみても、あの時はメークロン市場そのものよりも、そこに着くまでの旅程それ自体が、
まるでスゴロクみたいな感じで(『看板発見、進む』『渡し舟で対岸に戻る』とか(笑))とにかく
面白すぎて忘れられないよ。あの道中のことは詳細に書いておきたかったのだ。

これからメークロン市場に行こうというみなさん、少なくとも片道は鉄道ルートで行くことをお勧めします。
車でピューンと行くより一兆倍は面白いです。東南アジア旅気分を満喫できます。

ま、たしかにオンボロ鉄道の旅はリスクもある。多少の遅延程度ならともかく、今回のイ課長みたいに
せっかくバーンレム駅までたどり着きながら、鉄道ルートあきらめなきゃならんなんてこともあるからね。
あーあ・・市場を踏み潰すようにして列車が通る様子を車両から見られなかったのは悔しいぜ、くそ。
もう一度バンコク行ったら、鉄道ルート再挑戦してやろうかな(笑)。

というわけで無事着いたメークロン。
市場の様子は近々詳細にご紹介します。こんな長い続きものにはならないと思うからご安心あれ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2015-03-12 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)