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2015年 04月 17日

バンコク四都物語 1

以前、シンガポール出張の時に「三都物語」っていう記事を書いたことがある。
シンガポールにある中華街、アラブ人街、インド人街という三つの異国感あふれる街に行った話だ。

それがバンコクでは四都物語となる。シンガポールより一都多い。
バンコク四都物語。まず最初はどこの国の街かというと・・・


チャイナタウン
世界中どこにでもある中華街。日本にもあるくらいだからバンコクにだってある。ところが
バンコクの中華街ってスカイトレインや地下鉄だとちょっと行きづらくて、イ課長はこれまで
全然行ったことがなかった。

以前に書いたワット・トライミット。あそこはフワランポーン駅からちょっと歩くと行ける。
そしてワット・トライミットからさらにちょっと歩くとチャイナタウンに行けるのである。

ワット・トライミットに行く途中、すでにチャイナてんこ盛りの門がお出迎えしてくれる。
だんだんチャイナタウンっぽくなってきた。
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ワット・トライミットでありがたい黄金仏を見たあと、さらに西北西方面に向かって歩き続ける。
うひゃーー漢字の派手な看板だらけ、バンコクだか香港だかわかんなくなってきたぞ。
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金行っていう看板が目立つけど、これ、文字通りゴールド=金製品の店らしい。
ゴールドの鎖やら何やらがゴチャマンと展示されてる。よく知らないんだけど、中国じゃ年末年始に
金って珍重されるの?どの店も中国系らしいお客さんですごく混んでた。
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まぁ当然のことながらイ課長は金製品には何の興味もない。
しかしバンコクのチャイナタウンの町並みは大変興味深い。たぶん横浜とか長崎の中華街よりも
かなり広いんじゃないかな?こんな中国風のお寺まである。
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まぁタイには先祖は中国出身でそのままタイ人として同化しちゃった人って多いらしいから
要するに「中国系タイ人」がすごく多い国みたいなんだよね。立派な中華街があっても不思議はない。
この辺はバンコクの街の中でもいわば歴史のある地区らしい。

漢字とタイ語が混じった看板だらけ。ヘンな感じやのう・・。
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てなこと思いながら歩いてると、何やら騒々しい音楽をかけ、拡声器で何やら騒々しく
訴えてる車がやってきた。なんだこりゃ?
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どうもイ課長の想像ではこれ、「タイの右翼」なんじゃないかって気がするんだよね(笑)。
かかってる音楽の感じがやけに勇壮だし、さっぱり読めない主張を車の側面に貼ってるあたりも
右翼っぽいテイストが感じられる。国粋主義者の趣味嗜好ってけっこう万国共通なのかも。
「世界の右翼」なんて写真集、誰か作らないかな?

ちょうどこの時期、2013年の暮れのバンコクじゃタクシン派と反タクシン派の抗争が激化して、
デモとか集会とかがあちこちで開かれてた。もしかするとそのカンケイかなぁ?とも思ったんだけど、
よくわからない。タイ語に関しちゃ文盲なんだからしょうがないが。

こうして中華街をずーーーっと突っ切って歩き続けると、その向こうに「別の国の町」が
現れるはずなんだけど、それについては次回ということで。

 
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by tohoiwanya | 2015-04-17 23:46 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(4)
2015年 03月 18日

ロンドンのトホホな歩き方

さてだ。
イ課長はメークロン市場に着いたわけだけど、線路市場の様子を紹介する前に
気分転換にもう一つ違うネタをはさもう。ヨーロッパネタだ。

といっても、最近東南アジアばっかでヨーロッパって行ってない。
欧州訪問といえば一昨年の欧州出張が最後。さすがにあの出張のネタは大体書き尽くしたけど
写真を見ると「ああ、あの時ロンドンでここにも行ったんだっけ」っていうのがけっこうある。
だから本日はひとつイ課長がロンドン名所案内してくれようじゃないの。覚悟はいいか?(笑)

まずロンドン塔あたりからいくか。
ロンドン観光の定番スポットだけど、イ課長は過去2回のロンドン訪問で中に入ったことはおろか
近くに来たことすらなかった。当然見るのも初めて。ふーむ、こういうところだったんだ。
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ロンドン塔って要するに牢獄でしょ?
イギリスの歴史もの映画なんかでロンドン塔に船で収容される、なんて場面を見た記憶があるけど、
おそらくこの広大な窪地になってるところが昔はテムズ川とつながって堀になってたんだろうな。
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そんなに時間もないから中に入ろうとは最初から思ってなかった。入場料高そうだし。
入口にこんな昔風の衣装を着たオッサンがいたので望遠で盗撮。
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ロンドン塔のそばにはこれまたロンドンの象徴・タワーブリッジがある。この両者ってこんなに近かったんだ。
タワーブリッジって19世紀先端技術の粋を集めて作られた、当時の超ハイテク開閉橋だったらしいけど、
そういう先端的建造物を牢獄のすぐワキに作ったってわけか、ふーむ。
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金融街シティのあたりも歩いた。
ここにはロンドン大火記念碑・通称モニュメントっていう高い塔があるんだね。これは知らなかった。
17世紀に大火事でシティが焼け野原になった後、復興を記念して建てられたらしい。高さ62m。
なるべく大きく撮ろうとするとカメラをナナメにして撮るしかない。
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フと上を見てゾッとしたね。ぎえーーここって上まで登れるの?しかもテッペンはあんな柵だけ?
あ、あああ・・も、もうダメす。イ課長ここには絶対登れません。あの人よくコワくねぇなー。
いまこの写真を見て、ここに登ったことを想像するだけでも手のひらに汗が・・(笑)。
え?名所案内になってない?うう、うるせぇ、死んでも登らないからな。
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シティ周辺を歩いてると巨大口紅みたいな変な形のビル、ガーキンの姿があちこちからよく見える。
とにかくその外観の異様さから、今じゃすっかりロンドンを代表する建物の一つ。ロンドン塔からも
こんな感じでガーキンが見える。形が目立つからすぐわかる。
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このビル、正式名称はナントカっていうんだけど、ガーキンっていう通称しか知らない。ちなみに
ガーキンってピクルス用のキュウリのことなんだってね。いま調べて初めて知りました。
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あとここにも行ったんだよねー。シティからほど近いアーケード街・・といえばいいのか、
パリ風にいえばパサージュ。ミラノ風にいえばガレリア。歩いてたら偶然ここを通りかかって
「あ、ここはTVで見たことある場所だ」と思ったんだけど名前を思い出せない。
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実は今日になってもまだココの名前がわからない(笑)。「ロンドン アーケード街」とかで
検索したんだけど、ココらしき場所が出てこないんだよ。何て場所なの?ここ(ヲマエなぁ・・)。

この時は午前中のアポと午後のアポの間に空白の数時間が生じてしまったので、こんな風に
ロンドンをあちこちブラついたのである。このアーケード街にはレストランが多かったから
メシ食おうかなぁとも思ったんだけど、高そうだから結局入らなかった。
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というわけで、出張中ポッカリ空いた午後の時間を使ってロンドンを歩きまわった
貧乏性イ課長による、何ともしまらないロンドン名所案内でした(笑)

 
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by tohoiwanya | 2015-03-18 00:05 | 2013.02 欧州出張 | Comments(4)
2015年 02月 18日

ハノイを去る日

すっかり気に入った街・ハノイを離れる日はちょいとばかり悲しかった。

「もっとこの街にいたいなぁ・・」っていう気分はホイアンを離れる朝も感じたことで、あの時は
「ハノイなんか行く予定にしなきゃ良かったかも」なんて思ったもんだったけど、いざそのハノイを
離れる段になると、やっぱり同じように「もっとハノイにいたいなぁ・・」と思っちまうんだから
人間とは何と勝手なイキモノであろうか(笑)。

ハノイを去るということは、同時にベトナムも去ることになる。
5泊しただけだったけど、もうこの時には完全に「オレはベトナムを気に入ったぜ」って気分だったから
そのベトナムから離れるということも加わって、ハノイを去る日は二重に残念だった。

とはいえ、感傷にばかりに浸っちゃおれん。
バンコク移動の飛行機は夕方で、午後まで自由時間があったから、この日も線路長屋を見たり
女性博物館を見たり、ナンさんに別れの挨拶に行ったり、コーカソイドの温度感覚に驚いたり、
それなりにあちこち歩き回っていたわけだけどさ。
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クソ暑い中を散々歩き回ってさすがに疲れたし、何か冷たいものでも飲んで休もう。
ホアンキエム湖北のゴチャゴチャした一角を歩いてて、すいたカフェレストランがあったから入った。

「ドリンクだけでもいい?」って聞いたらいいよっていうから、マンゴージュースを頼んだ。
39,000ドン。約200円ってところか。ハノイ旧市街のこじゃれたカフェレストランだけあって、
ホイアンの川っぺりで飲んださとうきびジュースと比べるとぐっと高い(あっちは50円)。

ホイアンでさとうきびジュースを飲んだ時もしみじみとベトナム旅情に浸ったもんだったけど、
いまこうしてハノイでマンゴージュースを飲みながら、同じような気分になってきた。
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初めて来たベトナム。
サイゴンから始まってホイアン、ハノイ・・・良かったなぁ。特にホイアンとハノイは居心地よかった。

何でなんだろうなぁ?いろいろ考えてみた。
この前書いたみたいに街の様子はサイゴンとハノイじゃけっこう違うと思うし、街の真ん中に
小さな湖があって、そこからすぐ路地だらけの旧市街がつづくっていう感じがイ課長の嗜好に
合致したっていうのは確かだ。
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「自分がガキの頃の、昭和の時代の東京にいるような・・」的な懐かしさもかなり影響してると思う。
他の国でそんなこと考えたことないし、サイゴンにいる時はそんなこと考えなかったけど、
ホイアンがあまりにレトロでノスタルジックで良かったもんだから、あの気分を引きずったまま
ハノイでも同じような懐かしさを感じたんだろうな、きっと。
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しかし結局のところは、ベトナムで、特にハノイで何人も顔見知りが出来たこと、コレだろうな。
サイゴンに着いた時はまだ「初ベトナム」で多少緊張してたけど、ホイアンから調子が出始めて
ハノイでは街を見るのと同じくらい、人と接し、人と知り合うのが楽しかった。

初めてFacebook友達になったナンさんとか、正直堂のおっちゃんとか、COM食堂のおばちゃんとか、
風俗マッサージの店だと最初は思ったフォーさんとか、チャーミングなフォンさんとか、
たった2泊で、こんなに具体的に何人もの顔見知りを思い出せる旅ってのもあまり記憶にない。
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しかしそんなハノイともお別れなのだ。ちょっとしんみり。
濃密で楽しかったベトナムの旅を思い出してるうちに、冷たいマンゴージュースのグラスは
すっかり汗をかいて濡れきた。
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店内に流れる単調なベトナムポップス(かなぁ?)を聞きながら、定年後にこの街に長期滞在して
顔見知りの人たちと挨拶を交わしながらのんびり過ごすのもいいなぁ、なんてちょっと考えちゃったよ。

さて、もうそろそろ時間もなくなってきた。行かなきゃ。
荷物を預けたホテルに戻ってノイバイ空港まで送ってもらって17年ぶりのバンコクに移動だ。
残ったマンゴージュースを飲み干し、ハノイに、そしてベトナムに別れを告げるイ課長なのであった。
(結局、ガマンできずに翌年またサイゴンを再訪するわけだが・・・)
 
 
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by tohoiwanya | 2015-02-18 00:05 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 15日

ハノイ旧市街を歩く

またハノイ?と思うかもしれないけど、気に入っちゃったんだから仕方がない。
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同じ旧フランス植民地とはいえ、サイゴンとハノイじゃ街の感じが多少異なる。
サイゴンは植民地時代からベトナムの中心だし、街も東洋のパリと言われただけあって、
中心地は道路が直角に交わっておおむね碁盤の目状に都市整備されている。
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それに比べるとハノイの旧市街、ホアンキエム湖の北あたりは縦横ナナメに細い道が入り組んで
地図見てるとヨーロッパの中世都市みたい。欧米人観光客には自転車で観光してる人もいたけど、
イ課長はこういう入り組んだ細い道をひたすら歩きまわり続けたわけだ。
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道を歩いてると、ある路地の両側に食材を売る店が固まった場所に出くわす。いわばミニ市場とでもいうか。
こういう場所では例によって売る方も買う方も活躍してるのは女性で、男なんてイ課長以外ほとんどいない。
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冷蔵ショーケースなんてもちろんない、肉も魚も商品むき出し。
南の暑い国のわりになぜかハエが全然いないから、バッチいという感じは全然ないけど
この暑さじゃ肉は長時間陳列させておけないんじゃないか?おばさん、大丈夫?
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そのままテキトウに歩いてると、またちょっと感じの違う一角に入った。
ここは・・人形や飾りがあるから、ひょっとすると一種の仏具屋通りみたいな感じなんだろうか。
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モロ中国風な人形。たぶん仏具屋なんだろうな。
そういえば、同じベトナム人でも、南はカンボジアなんかに近い、いわゆる「東南アジア的」な
顔立ちの人が多いのに対し、北は中国的な顔の人が多いっていう話をどこかで読んだ。
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フと上を見上げると、うわぁ何だこりゃ。
この一番上の部屋には厚みというものがなくて、舞台の書き割りみたいに見える。
どうなってんだ?
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ヨコから見るとこんな感じ。なんつー薄っぺらい部屋だ。こんな部屋にヒトが住めるのか?
なんでこんな薄っぺらい部屋をムリヤリ作ったのか、その理由はさっぱりわからない。
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目を下に転じると、うぉっと、路上床屋がある。
いやー残念だなー。海外床屋フェチのイ課長だが、まだ路上床屋っていうのは経験がない。
しかし二日前にホイアンで切ったばかりじゃしょうがない。あきらめた。路上営業とはいえ、
ちゃんとドッカからコンセントを伸ばしてるから電気バリカンとかも使えるに違いない。
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こんな風に行き当たりばったりハノイを歩き回った大きな理由の一つは、ハノイに
公共交通機関が少ないからだ。市電や地下鉄なんてもちろんなくて、せいぜいバス。
しかし路線がさっぱりわからないし、大体こんなゴチャゴチャした路地はバスなんて
走ってない。そんなこともあって地元の人は移動にはもっぱらバイクを使うわけだ。

だからガイジン旅行者としては「アレに乗ってコレを見に行こう」っていう観光はしづらい。
どうしても行きたい場所があればバイクタクシーってことになるんだろうけど、イ課長は
このゴチャゴチャしたハノイの路地がたいそう気に入っちゃったから、もっぱら歩いた。

歩いて細かくあちこち見たことで、ハノイ旧市街の面白さを体感できたってところもあると思う。
今日ご紹介したような街のちょっとした風景も車で移動してたらまず気がつかないような
ある意味どうでもいいような場所ばっかりだけど、こういうのを眺めながら歩いてると、
自分の身体がこのゴチャゴチャした街に同化していくような気分になってくる。
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ホアンキエム湖の北にはバックパッカー向けの安宿がグチャッと固まった一角がある。
「ハノイが気に入っちゃって、この街にトグロ巻いてます」って感じの欧米人旅行者が
すいたカフェでのんびりしてたりする。

そういう彼らがちょっと羨ましかった、イ課長は。

 
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by tohoiwanya | 2015-02-15 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 12月 17日

ハノイの夜

新興国を旅してると夜の娯楽が少ない。
インドが典型的だったし(それ以前にほとんどホテルから出なかったし)、シンガポールだってコレといって
夜の娯楽なんてなかった(ナイトサファリぃ?あんまり興味ないなー)。昔行ったジャカルタなんかもそうで、
晩メシ食ったらもうすることがない。缶ビール買ってホテルで飲んで寝るだけ。欧米の大都市みたいに
夜はオペラだミュージカルだコンサートだというわけにはいかない。

「夜はメシ食ったら特にやることがない」という“新興国・夜の法則”はベトナムにもあてはまる。
ハノイだと水上人形劇シアターの夜の公演があったみたいだけど、これも特に興味がわかなかった。
COM食堂でメシ食ったら、あとは缶ビール買ってホテルで飲んで寝る・・・

・・・なんてスンナリ引き下がらないぞ。夜のハノイをぶらぶら散歩してみようじゃねぇか。
ホイアンみたいなお祭りというわけにはいかないが、南国の夏の夜をブラつくっていいじゃん。
こういうところは、連れのないオッサンの孤独な一人旅であるがゆえの気楽さともいえるわけで、
ご婦人一人だとなかなかそうもいかないよね。

街には街路灯もあるけど、全体的に暗い。道行くバイクの多さは相変わらずだけど、サイゴンに比べて
全体的に道幅が狭いせいか、道路を横断するのも比較的ラクだ(つまり、依然として少し難しいわけだが)。
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地図を見て、フとハノイ大聖堂に行ってみようかという気になった。旧市街の中にある。
どうせすることもないんだし、ふらふらと散歩気分で行ってみようではないか。

これこれ。うーむ・・・まったくライトアップもされぬまま闇夜の中にそびえ建っておる。
なんとなくマガマガしき暗黒大王がひそむ暗黒大聖堂という感じで、ハッキリ言って不気味(笑)。
とても観光名所には見えましぇん(昼間見るとそれなりに風格あるけどね)。
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この大聖堂前がちょっとした広場になってて、近所の子が自転車で遊んでる。
晩飯の後、こうして夜は屋外で涼むっていうことが日本にもあった。ガキが集まって花火やったりとか。
エアコンのない時代は「暑い夜は屋外で過ごす」ってことが珍しくなかった。
ハノイの夜を見てるとそんな昔の風景を思い出す。
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これ、「町中がジャングル」って感じのハノイの中にあって、植物のツルがブラ下がってる例の道だと思う。
しかし夜歩くと不気味なことこの上ない(笑)。すごい道だね。あんまり人気もなくて、女性の一人歩きは
さすがにお勧めできない・・とはいえ、ハノイで危ない思いなんて一度もしなかったけどね。
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表通りに出た。地元の人たちで夜になっても店は賑わってる。ナニ屋だろう?
みんな(よく見えないけど位置的に見て確実に)風呂イスに座って歩道で飲み食い。いい雰囲気だ。
「何でぇ、みんな集まってるじゃねぇか」「なんだおい、素通りはねぇだろ、ちょっと寄ってけやい」
なんていう古典落語の長屋的雰囲気が漂ってる感じ。ああ・・あの中に混じりたい・・。
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何となくハノイの夜が気に入ったから、翌日の夜も散歩した。今日はホアンキエム湖の方に行ってみっか。
特に何かがあるわけじゃないけど、何となく今夜も地元の人たちに混じって南国の夜を屋外で涼んで過ごしたい。

夜のホアンキエム湖は暗かった(笑)。湖面に夜景が映ってキレイではあるけど、その夜景自体がそれほど
スゴいものじゃないからね。でも町の中心にこういう湖があるっていいなぁ。
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湖の北に小さなロータリーがあって、サイゴンにおけるベンタイン市場前のロータリーと同じように
みんながバイクで集まって走り回ったりタムロったりしてる。南国の夜って感じだねぇ・・。
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うわー、夜のハノイに突然現れる風船売り。誰を相手に売るんだ?観光客か?
しかし観光客が旅先で風船買うかぁ?
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ところが驚くべきことにこれが売れてるんだよ。地元の子供たち向けに売ってんだな。
ナイトツーリング?でバイクに乗ってる親子が、バイクに乗ったまま買ってる。のどかでいいなぁ・・。
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サイゴン、ホイアンと渡り歩いて今こうしてハノイ。
何かすごい見所があるわけでは全然ないんだけど、夜の散歩が楽しい。イ課長がベトナム滞在中に感じ続けた
「自分が子供の頃の東京」を歩いてるような感じがハノイの夜にも濃厚にある。

もうこの頃にはイ課長もすっかりベトナムに体がなじみきってたから、新興国の大都市ではありながらも
小さい頃に自分が過ごした場所のようなハノイの雰囲気がすっかり気に入っちまったのである。


 
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by tohoiwanya | 2014-12-17 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 11月 17日

ハノイ旧市街の魅惑のチキルーム

まずご報告したい。
先日書いたナンさんがめでたくご結婚されたようです。Facebookに二人の結婚写真が載ってた。
旅先での友達の作り方を啓蒙してくれたハノイの友人の結婚をこうして日本で知ることができて嬉しい。
もちろん、相手はあの記事の中でも触れた彼氏です。ナンさん、どうぞお幸せに。

さてだ。そのハノイ、昨年始めて行った時は2泊3日するという予定を組んでた。
その3日間、結局イ課長はほぼ一貫してハノイ旧市街をうろつきまわるガイジン旅行者として過ごした。

ハノイ旧市街の感じがすごくイイもんで、当初想定していた世界遺産・ハロン湾一日観光は早々に放擲し、
ホーチミン廟みたいなハノイ定番観光スポットめぐりもサッサと放擲。ひたすら旧市街を散策してた。
そのおかげでナンさんとも知り合うことが出来たわけだけど、とにかくハノイ旧市街って独特の雰囲気があって、
イ課長はその雰囲気が好きになった。
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前回も書いたように大通りといい、狭い路地といい、その緑の多さと濃さは本当に印象深かったよ。
ちょっと大げさにいうと旧市街全体がちょっとしたジャングルのような感じ。サイゴンも緑が少ないとは
全然思わなかったけど、ハノイ旧市街の緑の多さはことのほか印象深かったねぇ。
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下の写真の道なんてびっくりしたよ。
写真だとわかりづらいけど、路地の上が天井のごとく何かの木の枝で覆われて、そこからものすごい数の
ツルみたいなものがぶら下がってる。最初見たときはX'masの電飾用ヒモでもブラ下がってるのかと
思っちまった。不思議な光景だ。まさに町全体がちょっとしたジャングル。
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ベトナムの首都ハノイ。サイゴンと並ぶ大都市なんだけど、旧市街にはそういう「新興国の首都」的な、
ガンガン再開発を進めてますっていう雰囲気が皆無で、昔のままのベトナムが真空保存されてるような感じ。
ハノイがベトナム戦争当時の北爆でどの程度ダメージがあったのかよく知らないけど、この様子から見る限り、
少なくとも旧市街は「戦災で焼ける」っていうことがあまりなかったんじゃないかなぁ?

旧市街を路地から路地へと歩き回ってたら、とつぜん頭上から小鳥の鳴き声が降ってきた。
ん?と思って見回すと、あらら、街路樹の枝に鳥カゴがかかってる。
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この鳥カゴっていうのが一つや二つじゃない。やたらにたくさんかかってる。
たぶん自分チの前の道(の木の枝)に、自分チの鳥カゴをぶら下げてるんだと思われる。
周囲の家がみんな同じことやってるから、公道のこのあたりだけが魅惑のチキルーム化してる(笑)。
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鳥カゴの上に布があるから、夜はこの布をかぶせて、外に吊るしっぱなしなのかもしれん。
雨が降ったら家の中に入れるのかな?この路地に面した家々にとって、この路地は一種の
「共同庭」みたいな感覚で使われていることがうかがえる。

イ課長がガキだった頃、家の近所の狭~い路地を入ると、そこがちょっとした“広場”になってて、
真ん中に井戸、その周りを木造のシモタヤが囲んでる、みたいな一角があった。あれを思い出すなぁ。
あの井戸のあった広場(広くないが)も周囲の家の共有スペース・共同庭だったんだろう。
ハノイのこの一角では共同庭を兼ねた路地に周囲の家がこぞって鳥カゴをかけているというわけか・・・
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ベトナムにいると「子供の頃の昭和の記憶」が自分でも不思議なくらい喚起される。
トシとってから新興国を旅するとこういうものなのかもしれない。でも、特にベトナムでその傾向が
強かったと思うんだよなぁ。タイではそれほどでもなかった。なぜだろう?
(まぁ確かにサイゴンやハノイに較べりゃ、バンコクは遥かに大都会ではあるが)

生まれて初めて行く外国の街に入れば最初は緊張してて、だんだんリラックスする。それは普通のことだ。
でもハノイに関しては、そのリラックスの仕方が何かこう・・・単に「なじむ」っていうだけじゃなく、
ガキの頃の追体験みたいな感じを帯びてる。これはホイアンでも感じたけど、ハノイでも感じた。

緑濃い、路地の入り組んだハノイ旧市街。
そんな中を歩いてて「チチチチチ・・・」「ピピピ・・・」なんて小鳥のさえずりが頭上から聞こえてくると
ホントに不思議な気分になる。自分がいまベトナムの首都ハノイにいるのではなく、路地を入った拍子に
ガキの頃にタイムスリップしたような・・・。

日陰の涼しさと小鳥のさえずりにしばし時を忘れてたたずんだ。
「何だかハノイ・・すげーいいじゃん・・」という気分になってきたイ課長なのである。

  

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by tohoiwanya | 2014-11-17 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 08月 24日

サイゴンの夜

サイゴンって大都会だけど、パリやニューヨークみたいにナイトクラブだオペラだ観劇だ、というほどには
夜の娯楽があるわけじゃない。でも、だからってみんな早寝して夜の町は静かかというと、そんなことも
全然ないわけで、イ課長が泊まったベンタイン市場周辺は夜遅くまで活気にあふれてた。
少なくともフランクフルトの夜と較べれば1万倍は賑やだかと思う(笑)。
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サイゴン二日目の夜、同時にそれは「サイゴンで過ごす最後の夜」でもあったわけだが、この夜のメシは
またもやフォーを食った。昼メシはフォーガー(鶏肉フォー)を食ったから、夜はフォーボー(牛肉フォー)。
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一応普通のレストランだから、昼間の店よりは高いだろうなと思ってたけど、やっぱり高くて、フォー代5万ドンに
加えてもう少しとられた。「もう少し」っていうのは、ドンブリの向こうに移ってる長い揚げパンみたいなヤツの分で、
黙って出してきたから、日本のおしんこと同じようなサービスかと思って食うと金をとられる。要注意なのである。

メシを食い終わってもホテルに戻るのが何となくもったいなくて、賑わいの耐えない市場周辺をブラブラ。
前にも書いたけど、この辺りにはマレーシアから来てた観光客が多かったねぇ。女性のスカーフでわかる。
ハノイやホイアンじゃマレーシア人って全然見なかったけど、この一角だけはやたらに多かった。なぜだ?
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テント食堂もにぎわってるよ。さっきのフォー屋より、こっちで何か食った方がよかったかも。
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大通りを歩いてベンタイン市場前のロータリーの中央、いわば“中州”部分に行ってみよう。
夜になっても相変わらずサイゴンの道路を横断するのは相当の交通量の中を決然と渡る必要がある。
バイクや車や自転車がグチャグチャに行きかう道路を、ガイジン観光客たちが決然と横断。
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ロータリーの中洲も何だか人がワラワラといっぱいいたねぇ。
おそらくサイゴンもまだ一般家庭へのエアコン普及はそれほどじゃないはずで、夜も家ン中は暑い。
寝るには早いし、外の方が涼しいし、まぁ外にいようかっていう雰囲気の人たちが多かったと思う。
特にナニをするわけでもない夜の屋外滞在。「目的性の低い活気」とでも表現すべきか。

典型的なのがバイクだろうな、やっぱ。
どこに行くわけでもなく「ちょっとそこら辺を走ろうか」っていう感じでダラダラとバイクをころがしてる。
もしかするとベンタイン市場前のロータリーをぐるぐる回ってるだけっていう人もいるんじゃないかな?

で、ちょいとバイクを止めてボケー。どこかに行こうっていう目的はなさそうなんだよ。
そこらを走って、時々バイク止めてボケーッとして、遅くなったら帰る、みたいな夜のドライブデートが
サイゴンのカップルの間ではわりと日常的なんじゃないかな?
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こっちはカップルじゃなくギャル二人がボケー。
もしかするとこれが有名な「ホンダガール(バイクに乗って援助交際相手をみつける女子)」なのだろうか。
こんな感じでボケーッとするために駐車したバイクで中州の周囲は取り囲まれている。
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けっこう夜遅いのに、子供を遊ばせたり、おしゃべりしたり、何か食ったり、ただボーッと座り続けたり・・
昼間に較べればやや涼しい、生ぬるいサイゴンの夜風に吹かれながら「目的性の低い屋外活動」で
夜を過ごす地元民をぼんやりと眺めるのは楽しかった。イ課長自身ベトナムでは具体的観光計画を
何も持たず、目的性の低い旅行だったんだけど、それがうまくシンクロしたのかもしれない。
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「なんか ベトナム いいよなぁ・・」と、、滞在二日目の夜にしてすでにそんな気分になり始めていた。
この気分はこの後、ホイアン、ハノイとまわるにつれてますます強くなるわけだが。

サイゴンのベンタイン市場前。何をするでもなく、どこに行くでもなく、しかし何となくイイ気分で
ベトナム人に混じってぼんやりし続けたサイゴンの夜だったのでありました。


 
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by tohoiwanya | 2014-08-24 00:14 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 05月 21日

ブリュッセル・・・大丈夫か?

思い出したように欧州ネタをはさむ。

昨年2月の出張で行ったことで、ブリュッセルには5回目の訪問ってことになる。
前にも書いたように、イ課長はブリュッセルという街をけっこう気に入ってるんだよ。
ただねぇ、この時の出張ではブリュッセルのことがちょっと心配になった。
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昨年2月っていうとユーロ危機の最悪期は過ぎてたけど、まだまだ欧州経済は好景気とはほど遠い状況。
その影響なのか、ブリュッセルがやけに元気ないなぁと思ったんだよね。

まず最初にガッカリしたのはグラン・プラスのライトアップがなかったことだ。
ライトアップされた時のグラン・プラスはもう陶然とする美しさで、今回も夜ここを歩いたけど、
今回はなんとびっくりライトアップなし、街灯のみ。ちょっと・・・いや、だいぶガッカリだよこれには。
電気代をケチッたってことなのかい?ライトアップされたときの美しさを知ってるだけに、こういう
薄暗いグラン・プラス見てると「衰退するベルギー」「欧州の没落」といった言葉が思い浮かんじゃうぜ。
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ライトアップがなくなっただけじゃなく、グラン・プラス周辺もなんか人が少なくて寂しい。
このギャルリー・サンチュベールにしたって、昔は夜でも観光客がゾロゾロいたもんだったけど、
今回行ってみたらこの閑散ぶり。しかも薄暗いときた。おいブリュッセルぅ、どうしちゃったんだ?
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景気が悪いせいなのか、それとも何か別の理由があるのかわからないんだけど、とにかく
「やけにシケた街になっちまったなぁ」と思わずにいられないんだよ。

イ課長としてはやっぱり「経済落ち込み&景気悪化 → 要するにみんなおカネがない」という
単純な結論が正しいのかな?という気がする。実は今回ブリュッセルでこんなこともあったんだよ。

イ課長と通訳さんが切符を買って地下鉄に乗ろうとした。
ブリュッセル・メトロの改札はカードを差込口に入れると正面の扉がガタンと左右に開く。
まぁその辺はこっちもすでに慣れてる。軽やかにカードをいれ、入場が印字されたカードをつまみ抜き、
正面の扉を通って中に・・・・

すると突然(おそらく)現地人から話しかけられた。
何を言ってるのかは当然わからん。表情や口調から察すると、何かに困ってて、教えてほしいといった
様子に見えた。たとえば切符の買い方がわからないから教えてください、みたいな。

しかし改札通過直前に聞かないでほしいなー。しかもコトバもさっぱりわからん。他の人に聞いてよ。
「あー・・・きゃのっとあんだすたん、そーりー」と言って改札を抜けようと・・・抜け・・・あれ?



あーッ!呼び止められてる間に改札機の扉がしまっちゃったじゃん!!
こうなるともうダメ。いくらコジあけようとしても開かない。もう一度カードを改札機に入れても開かない。
ヲイ!冗談じゃねぇよ!あいつのせいでせっかく買った切符がムダになっちゃうじゃねぇか!
なんで改札通ろうとするときに急に呼び止めるんだよーーーッ!!イ課長ジタバタ。

すると、別のオジサンが来て通訳さんにナニやらささやいた。それを聞いた通訳さんが言う。
「アタシが入場するときにイ課長さんがひっついて一緒に通ればよい、と言ってます」

おお、なるほど。その手があったか。
なんだか不正乗車じみたやり方だけど、こっちはちゃんと正規の切符を買ってるんだからヤマシくない!
通訳さんのうしろにぴったりつき、彼女が改札を抜けるときにヤッと一緒に抜けた。やれやれ。
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しかしさっき呼び止めたニイちゃんは一体なんだったんだ?ナニを聞きたかったのだ?
そこで「さっきのニイちゃんが言ってたこと、聞こえた?」と通訳さんに聞いてみた。
通訳さんは冷静にこう答えた。

「おそらく、イ課長さんにくっついて改札通らせてくれないかって言ってたんだと思います」

ひーーー。なんてこった。
ってこたぁナニかい?地下鉄の切符代にもコト欠いてるから、不正無賃乗車に協力してくれってか?
ブリュッセルじゃもう何度もメトロに乗ったけど、こんな経験初めてだなぁ・・。

「しかしまぁ、あのオジさんも『一緒にくっついて改札通れ』なんて、よく親切に教えてくれたよねぇ」
イ課長がそう言うと、通訳さんはまた冷静にこう答えた。

「チップがほしかったからじゃないですかね?」



・・・な ん だ か なぁ ~。

だとすると、昨今のブリュッセルのメトロときたら「誰かにひっついて無賃乗車しようとするヤカラ」だの
「そういうヤカラのせいで困ってる人を助けてチップほしがるヤカラ」だのがフラフラしてるわけか?ガラ悪いなー。
(もちろん、そのオジサンにはチップなんてあげなかったが)

ブリュッセルって確かにドコもカシコも治安がいい街とはいえない。ヤバいエリアもある。
しかし、少なくとも地下鉄に乗って無賃乗車だチップだなんて、これまでは全然考えたこともなかったぞ。
この街にはすっかり慣れた気分でいたところにこれ。ちょっと驚いた。
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ライトアップのない、薄暗いグラン・プラス・・
深夜でもないのに人気の少ないギャルリー・サンチュベール・・
そして無賃乗車協力要請(これは間違いない)やチップ欲しさの親切(これは確証はない)が横行するメトロ・・・

ヲイ、ほんと、大丈夫なのかよ?ブリュッセル。
これまで何度もこの街に来たけど、ブリュッセルのことをこんなに「シケた街」と感じたのは初めてだぞ。
街もヒトも「お金に困ってる」的ムードが感じられる。

もっとも、イ課長がそう感じたのは昨年2月。あれからもう1年数ヶ月が経過した。
その後の欧州経済、けっこう回復してるんだよね。スペインとかポルトガルとかの「ダメダメ債務国」を見ても
2013年後半あたりから回復が顕著で、今年の第一四半期のポルトガルのGDPなんてアータ、日本より
高い3%っていうんだから驚くじゃないの(たまたま仕事上の必要があって先日調べたところなのだ(笑))。
もっとも、ベルギー経済がどうかと言われるとよく知らないのだが・・。

まぁとにかくさぁ、一応EU本部の置かれた街、いわばEUの顔だろ?ブリュッセル。
あんまりショボくれた姿、カネに窮した様子をさらすなよブリュッセル。みっともねぇじゃねぇか。
グラン・プラスのライトアップも、まぁあれは季節の悪い2月だからやってなかったっていうことであって、
観光シーズンの春~夏にはちゃんと再開させてるんだよな?そうだよな?ブリュッセル。

頼むぜまったく。
イ課長はオマエのことけっこう気に入ってるんだから、あんまりショボい姿見せてがっかりさせるな。
 

 

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by tohoiwanya | 2014-05-21 10:46 | 2013.02 欧州出張 | Comments(8)
2014年 04月 30日

ブリュッセルと小便について

ひどい標題でブリュッセルに対しては申し訳ないと思う。
しかし他に思いつかなかったのだ。スマヌ。

インドネタもだいたい書いたし、昨年2月の欧州出張ネタ消化に(今頃ソレかよ)注力しないと
いけないんだけど、何せ忙しくて腰を落ち着けてブログを書けない。せっかくの休日なのに
イ課長は今日も休日出勤してきたのだバカヤロウ。

こういう時は小ネタでいくか。小ネタだから小便というわけでもないのだが。

新宿に「しょんべん横丁」っていう場所があった。
いや、今でもあるのかもしれないけど、今じゃさすがにこういう呼び方はしてないはずで、
その場所がどこなのか、正確にはイ課長も知らない(西口の狭い通りのことかな?)

ブリュッセルにも小便横丁とでもいうしかない場所がある。
もちろん、ブリュッセルだけあって、小便小僧の近くにある。
なにが小便横丁かっていうと、とにかく「巨大小便小僧のチョコだらけ」だからだ。

ちょうど小便小僧の像からグラン・プラスの方に向かう細い道で、ここは道の両側に
観光客向けの土産物屋やチョコ屋がびっしりと並んでいる。そこを歩くと・・だよ?

はいこちらにチョコ製の巨大小便小僧。
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はいこっちにもありますチョコ製巨大小便小僧。
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こっちのチョコ製小便小僧は放尿しながらワッフル食ってやがる。なんて行儀の悪い。
オシッコしながらモノ食うな!
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ぐわー、こっちじゃドはでな色に塗られた小便小僧大集団。
もうとにかくこの通りを歩いてるとこんな調子で小便小僧ばっかり目につく。
イ課長が「小便横丁」と名付けたくなる気持ちもわかるでしょ?
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小便小僧が世界的に有名だから、というわけじゃないだろうけど、ブリュッセルにいると
小便についていろいろ考えさせられる。

前にブリュッセルで撮った「立ち小便専用トイレ」の写真を載せたことがある。
アレを使えば、確かに「トイレでオシッコしている」ことになるんだろうけど、背中がガラあきで
心理的には立ち小便してるのと全く変わらない。こういうの、他の国じゃ見たことないんだよなぁ。

今回の出張でもブリュッセルではあの「立ち小便専用トイレ」(言葉として矛盾してるが)を見かけた。
これは2009年に見たものと形状的に同じに見える。これが普及型なのかもしれない。
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しかし、こういうのだけじゃない。下の写真みたいなのもある。
この時は利用者がいたのだが、失礼して撮らせていただいた。こういう感じだ。
これは上のタイプに比べればまわりに多少の囲いがあって、まだしも「人目にさらされてる」という
プレッシャーは軽減されるけど、何せ人通りの多い広場の一角。イ課長としては使いたくないなぁ。
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ブリュッセルという街はいろいろ小便について考えさせられる街のようだ。
何せ小便小僧にあやかって、小便少女の像まである街だし(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-04-30 01:04 | 2013.02 欧州出張 | Comments(8)
2014年 04月 15日

デリーとムンバイどっちがいい?

2012年出張でイ課長が宿泊したのはデリーとムンバイ。
日本で言えば東京と大阪。インドが誇る二大都市。
ただ、広いインドの北と南にあるだけあって、この二つの街はだいぶ感じが違う。

「デリーとムンバイ、どっちがよかった?」「どっちがお勧め?」という質問を帰国後に何回か聞かれた。
しかし、これをイ課長に聞かないでほしい。

以前に交通機関の話で書いたことがあるけど、ムンバイという街の地形は非常に特殊だ。
世界的大都市でありながら、中心市街は半島の先ッポに集中してるからヨコに広がる余地がない。
いまやムンバイの開発の中心は余地の少ない先端部じゃなく、北の“太いエリア”で、空港も北の方にある。
狭い半島先端部に空港なんて作れっこないのである。だが街として面白そうなブブンは先端部に集まっている。
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当然、イ課長は先端部にホテルをとろうと思い、実際予約した。明らかにそっちの方が面白そうなんだもん。、
しかし現地駐在から「そんなホテル聞いたことないけど、大丈夫か?」「先端部は渋滞がひどいぞ?」と言われて、
太いエリアのホテルを予約しなおした。何せ仕事。個人的オモシロさより安全性が優先されるのだ。くそー。

しかし仕事では何度も先端部にある会社だの業界団体だのに行った。
上の地図の「マーヒム」っていう地名のあたりに大~きな湖(あるいは海水湖?)があるでしょ?
その先端部分に長い橋で有料道路が出来ている。太いエリアから先端部の方に車で移動するときは
この橋を通ることが多かった。その方がまだしも渋滞のヒドさの程度が低いからなんだろうな。
とはいえ、その有料道路の入口付近は大渋滞なのだが(笑)。
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車の窓から眺めるだけとはいえ、ムンバイの、半島の先端部は面白そうだったなぁ。
湖の対岸にはこんな風にいかにも新興国の大都会らしい超高層ビルがニョキニョキと建ってる。
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ムンバイは何となく昔の東京の感じに近い。土地が狭いから建物は必然的に上に伸びる。
いかにも古い(ボロい)高層集合住宅がそこかしこにあるあたり、一昔前の東京っぽかったよ、ホント。
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これもまた素晴らしく古い。っつうか、ボロい高層集合住宅だ。
こんな高層集合住宅(ま、高層ってほどの高さでもないが)、デリーじゃ見かけなかった。
デリーとムンバイの地理的条件の差が街の景観にも大きな影響を与えているんだと思う。
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デリーは普通の平野の中にある大都市だから、四方八方に拡大する土地には困らない。
だから、高層建築もあまりない。土地がいっぱいあるんだから、高いビルを建てて高度利用しようなんて
ニーズも低いんだろうな。これ、ホテルから眺めたデリーの風景だけど、高層建築ってないでしょ?
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高層建築が少ない一方で、ムンバイより緑は多い街だと思う。
それもこれも土地余力の有無の差ってことなんだろうなぁ。デリーはちょっとした公園都市みたいな感じ。
(公園都市というのはホメすぎな気もするが(笑))。
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ガイジンが東京と大阪の両方に行けば、それなりの違いを感じるのかもしれないけど、
デリーとムンバイという二大都市の違いはかなり顕著だ。ま、なにせ広大なインド、この二つの都市じゃ
公用語も違うくらいだから、街の見た目からして違うのは当然と言えば当然だ。

しかしだよ、冒頭の質問に戻るけど「デリーとムンバイ、どっちが良かった?」なんてわかんねぇって。
現地じゃ歩いて街の見物することすらロクに出来ず、欲求不満を募らせたイ課長にこういう無神経な
質問するヤツは豚に食われればいいのである。イ課長だって「断然コッチの方が面白いよ」と言えるくらい、
あちこち行きたかったよクソ。

半島先端部にホテルを取って、街をぶらぶら歩きながら観光するならムンバイ。
車かバスという移動手段があって、見どころをあちこち回って観光するならデリー。
・・・とまぁ、この程度のことくらいしか言えないよなぁ。

あーあ、ムンバイではデリーにおけるチャンドニー・チョーク程度の小冒険すらしてない。
もうちょっと自分の足で歩かなきゃ、街の面白さなんてよくわかんねぇよクソ。
(↑隔離状態だったことがよほどくやしかったらしい)


 

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by tohoiwanya | 2014-04-15 00:24 | 2012.10 インド出張 | Comments(4)