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2017年 02月 27日

カンタベリーに行ってみよう

だんだん英国ネタの出現頻度が高まってきた。タイのネタがあと少し残ってるけど、
それが終わればあとは全部英国ネタになるから、そろそろ英国の長編ネタに取りかかろう。
というわけで、カンタベリーの話なのである。

カンタベリー。地名だけはご存知の方が多いはずだ。まず有名な大聖堂がある。
英国国教会で一番格の高い、いわば総本山で、そこの一番エラい人がカンタベリー大司教。
有名な中世文学「カンタベリー物語」なんていうのもあった。

・・と、イ課長がカンタベリーについて知ってることといえばこの程度(笑)。とにかく中世から
大聖堂を中心に栄えたいわば門前町で、今も中世の面影を残す町らしい。一応「マイルドな
ゴシック建築オタク」のイ課長だから、何はともあれカンタベリー大聖堂は見たかった。
カンタベリー訪問はトホ妻も異論なしだったから二人で行ったのである。

元々ゴシック教会建築って、極めて特化した目的のために発達した一種の“異常建築”だけど
写真なんかで見ると英国ゴシックってその“異常度”がフランスなんかより一段と高そうなんだよね。
中世の香り残す町・カンタベリーで英国随一と言われる大聖堂を拝ませてもらおうじゃないの。

というわけで、イ課長&トホ妻はビクトリア駅から8:34発のカンタベリー行き列車に乗った。
カンタベリー西駅着予定は10:19だから、ロンドンから1時間45分の英国・鉄道の旅。
切符予約ではホトホト苦労したけど乗ってる分には快適(笑)。
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で、着きました西駅。カンタベリーには東駅と西駅とがあって、どっちも町の中心から少し離れてる。
ロンドンからカンタベリーに行く列車は東西どっちの駅に行くのも同じくらい本数があり、
ロンドンに戻る列車もやはり同じくらい本数がある。要するにどっちでもいいのだ。
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西駅を出てしばらく歩くと、おおおっ、早くも中世ムードたっぷりの門が旅行者を迎えてくれる。
門の中は現在は道路になってるけど、この狭さだから1車線分しか幅がなくて、反対車線は門を
ウネッと迂回してる。昔は人間と、せいぜい馬車くらいしか通らなかった門だろうからねぇ。
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町の中心、すなわち大聖堂がある方向に歩くにつれ、人通りも増えて賑やかになる。
観光客だらけというわけではなく、地元の人たちもくり出すショッピング街って感じだ。
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うおーーいい感じの風景。
フランスのノルマンディー地方なんかと同じく、英国南部にもこういう木組みの家が多いんだね。
窓からシェイクスピアがひょいと顔をのぞかせてもおかしくない中世ムード。
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これは1575年からある家みたいで(小さくて読みづらいが)エリザベスさんのGUEST CHAMBERSって
書いてあるから、当時はおそらく巡礼者用の旅籠だったに違いない。こういう旅籠に同宿した巡礼者が
お互いに持ち寄った話を集めたものって設定で「カンタベリー物語」は書かれてる(読んでないが)。
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おっとー見えてきました。路地の向こうに見えるツンツン尖り建造物。
あれこそ名高きカンタベリー大聖堂に違いない。ホントに町の中心にあるんだね。
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うーーーむ・・・何ともご立派かつ壮大なお姿。
ここに来るまでは古い木組みの家が並ぶ狭い道で、いかにも中世風の面影があったけど、
この大聖堂の周りはかなり広い敷地が整備されているようだ。
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さて、それではいよいよカンタベリー大聖堂の中に入ってみましょうかね。
ここんとこ東南アジア旅行が続いたから、久しぶりの欧州ゴシック大聖堂見学だ。
というわけで、当然のごとく次回につづくのである。

 
 

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by tohoiwanya | 2017-02-27 00:02 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(4)
2017年 01月 20日

ビクトリア駅 【ロンドンの駅シリーズ:5】

例によって東南アジアネタの間に突然はさまる英国ネタ。
いやーしかしこれはすごく懐かしい企画だ(笑)。

2010年秋の欧州出張でロンドン主要ターミナル駅を4カ所利用したから、翌2011年に
このシリーズ名で「4」まで書いた。しかしロンドンのターミナル駅はこの4つだけじゃない。
昨年の旅行ではまだ書いてなかった駅を利用したから、今回追加というわけだ。
6年ぶり復活のロンドンの駅シリーズ。それはロンドン・ビクトリア駅でございます。
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ビクトリア駅は鉄道のターミナル駅なのはもちろんだけど、駅の近くに巨大な
バスターミナルもある。だからバスで行ったコッツウォルズやストーンヘンジの
現地ツアーの集合場所でもあったけど、本日はカンタベリーに行くためにここから
列車に乗った時のことを主に書こう。

この駅からは主にロンドンから南の方に行く列車が出る。カンタベリーも一応
ロンドンから見れば南東だから、この駅ということになる。名前からして当然だが
ビクトリア女王の時代に作られた駅で開業は1860年(東京駅は1914年)。まさに
ホームズやワトソン君の時代からあったんだよ。

この時もヘボ地下鉄の遅れが怖くてすごく早くホテルを出て、駅で時間がかなり余った。
どら、せっかくだから駅舎の外観でも見にいってみっか。

ほほーーさすがはビクトリア駅。レンガじゃなく石造りの立派な建物だ。
後で知ったんだけど、このビクトリア駅には立派な駅舎が二つあって、下の写真は
上に名前が彫ってあるようにサザン・レイルウェイ社が作った。
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その隣、写真の奥にチラッと写ってるのがもう一つの壮大なレンガ造りの駅舎で、
これは別の鉄道会社が作ったらしい。いろいろフクザツなのだ。

駅の中はこんな感じ。欧州によくある行き止まり式ホームで、駅構内は別に
鉄道会社別に分かれてるなんてことはない。平日の朝だから通勤客が多くて活気がある。
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反対側を見るとこんな感じ。
窓があるレンガの壁もおそらくビクトリア時代に作られた駅舎内側の壁のはずで、
昔は切符売場なんかの機能はぜんぶ駅舎、そこから出るともうホームしかない
という構造だったんじゃないかと推測される。
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ビクトリア時代に比べれば今は駅の利用者も飛躍的に増えただろうから、現在は
こうして大屋根の下に切符売場はもちろん、飲食店や物販店等の店もいっぱい並んでる。
まだ時間はたっぷりあるし、イ課長たちもここで朝メシ食うとするか。
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というわけで、ある店でパンとコーヒーを買ってベンチで食った(上の店ね)。
ロンドン滞在中、日帰り鉄道の旅に行く日の朝飯っていうとこのパターンが多かったが、
イ課長が食うのは常にこのタイプのレーズンロール(食いかけですまぬ)。
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思い起こせば26年前の新婚旅行。夜のガトウィック空港に着き、そこから
薄暗い列車で到着したロンドンの駅がこのビクトリア駅だった。ここから雨がそぼ降る
夜のロンドンを見て「あーオレはとうとうヨーロッパに来たんだ」と感動したっけなぁ。
いわばイ課長が人生で初めて降り立ったヨーロッパの駅なんだよ、ここは。

そんな懐かしいビクトリア駅を「ロンドンの駅シリーズ」に新たに加えることができて
ちょっと嬉しいイ課長なのである。


 

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by tohoiwanya | 2017-01-20 00:07 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2016年 10月 23日

ロンドン地下鉄からの物体X

せっかくだからロンドン地下鉄ネタを続けよう。
前回記事じゃロンドン地下鉄のことをアバズレと書いたけど、本日の記事を読めば
「それでも乗りたいロンドン地下鉄」と思っていただけるかもしれない(笑)。ただし本日の記事は
数あるロンドン旅行ネタの中でも特にバカバカしい話だということをご了承いただきたい。

標題に「ロンドン地下鉄からの物体X」って書いたけど、イ課長が経験した範囲では物体Xが
出現するのはセントラル線のみ。ベイカールー線やセントラル線、ディストリクト線等には
出現しないはずなのである。

なぜセントラル線だけ物体Xが出現するかというと、理由はイチにもニにも車両の窓構造にある。
たぶんロンドン地下鉄で一番多い車体は下の写真のタイプのはずで、天井がカマボコドーム状に
湾曲してるけど、窓ガラスは垂直平面というもの。カマボコ天井ドームがけっこう低いという
特徴を除けば、日本の地下鉄と劇的な違いはない。
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ところが(イ課長が乗った範囲では)セントラル線だけは窓ガラスそのものも湾曲して
上の方まで続いてるんだよ。つまり他の路線と違ってセントラル線では窓一枚の面積が大きく、
それが曲がった形で天井ドームの一部を構成している。この「窓が曲がってる」ということが重要なのだ。

ご存知のように地下鉄走行中、トンネル内は暗いから窓ガラスには明るい車内の様子が映る。
これが平らな窓ガラスなら問題ないんだけど、ぐぃーんと湾曲したガラスに物体が映ると、
原理的には凹面鏡にモノを映すのと同じことでヘンな映り方をする。どうなるかって?

こういう感じになるのだ。
立った状態で窓を見ると、自分の足のヒザのあたりでつながった、もう一本のサカサマ足がある。
足と足がつながった足。いくら凹面鏡のせいとわかっててもその異様な光景に目が釘付けだ。
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セントラル線では立った状態でガラスに映る自分の顔を見ることは難しい。
特にイ課長みたいに背が大きくて視線が上の方にある人間だと、角度的にどうしても「足しか見えない」
ということになる。周囲の人も足しか映らないから、結果的に「足だけが林立する地下鉄」という
異様な光景が窓ガラスに現出する。
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座席後ろの窓の場合、さらに異様だ。座ってる人はみんな頭部がびよーーーーんとつながった状態で
逆さまにもう一人同じ人が乗っかってるわけだからね。この現象に気付いてからというもの、もう
セントラル線に乗るたびにこの「びよーーーん」が気になって気になって・・・(笑)。
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何度かセントラル線に乗り、この「物体X」にすっかり魅了?されたある日、たまたま我々は
空いた車両に座る機会があった。前には誰もいないから向こうのガラスに自分の顔が映る。セントラル線で
初めて窓に映る自分の顔を見たことになる。しかしそれもまた凹面鏡の原理からは逃れられないわけで・・・
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オデコでつながる謎の物体X。出来の悪いヒョウタンみたいではないか。
セントラル線に乗れば誰でもこうやって「自分の物体X」を撮ることができるはずだけど、
こんな落花生みたいな物体Xを出現させられるのは、例によって散髪直後で坊主刈りに近かった
イ課長じゃなきゃムリだぜ、はっはっは(⇦バカ)。

英国人はこれ見て違和感ないのかね?まぁすっかり慣れちゃったってことなんだろうけどさ。
しかし物体Xをここまで面白がって写真撮るガイジンもあまりいないだろうなぁ。
 
こういう湾曲した窓ガラスを持った車両がロンドン地下鉄でどの程度使われてるのかわからない。
しかしセントラル線なら確実にある。ロンドンでセントラル線(路線図では赤)に乗る機会があったら、
ぜひアナタも「自分自身の物体X」の写真を撮って楽しんで頂きたいと思うのである(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-23 00:11 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 10月 20日

やっぱりダメだな、ロンドン地下鉄

東南アジアネタの間に時々はさむロンドン小ネタ。
今回はロンドンの地下鉄のダメさ加減について書こう。

ロンドンの地下鉄運行がいかにダメであるかについては2010年出張の時にたっぷり書いた
ところがその後、2013年出張の時に乗ったらけっこうマトモに走ってて、これは2012年の
オリンピックに合わせて大修復した効果が持続してるのではないか?みたいなことも書いた

さて2016年、リオ・オリンピックの年に乗ったロンドン地下鉄はどうだったか?
結論から言えば「4年前のオリンピック効果はすっかり失われ、元のアバズレ地下鉄に戻った」と
言わざるを得ない。ベーカーストリート駅にホームズの絵なんて描いてもダメダメなのである(笑)。
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今回、宿泊ホテルはパディントン駅とベイズウォーター駅、両方から徒歩圏というところにした。
パディントン駅はヒースロー空港との往復で必ず使うわけで、そこまで徒歩で行ける方が便利だし、
パディントン駅周辺は過去の出張でも泊まってるから多少は土地カンがある。

パディントンって位置づけ的には東京の池袋みたいな感じなんじゃないかと個人的には思う。
街の北西にある大ターミナル駅で、中心部に出る時は環状線(東京なら山手線、ロンドンならサークル線)で
グルッと周っていくこともできるし、ナナメに突っ切っていく(東京なら有楽町線や丸の内線、
ロンドンならベイカールー線とか)こともできる。とにかく交通の便はイイところで、そのことは
過去の出張滞在でも十分わかってた。

ところがだよ・・・。
ロンドンに着いてまず何に驚いたって、4月から8月まで肝心のベイカールー線パディントン駅が
ずーーっと閉鎖していると知ったことだ。
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上のタトエで言えば、池袋にホテルをとったけど、いざ行ってみたら有楽町線の池袋駅は当分閉鎖ですと
言われたのと同じ。ベイカールー線は駅の入口からも近くて、一番使いやすい路線なのに・・・
あまりと言えばあまりの仕打ち。ロンドン地下鉄・・やっぱりお前はそういう地下鉄だったんだな。
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ナナメ路線が使えないとなると、都心部に出るには主に環状線を使うしかない。
ところが、この頼りの環状線がまた怪しい。これまたちょうど我々が滞在する20日~26日にかけて
サークル線は「計画的閉鎖」ときやがった。実際、駅に行ってみたら動いてないとか、行きは動いてたのに
帰り停まってるなんてことがけっこうあって、ホトホト泣かされたぜ。
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到着翌日の日曜の早朝、そのサークル線に乗ろうとした時は別の意味で驚かされた。
だって駅が閉まってんだもん。ところがこれは「計画的閉鎖」のせいではない。西行きの始発電車が
7時09分!!そんな遅いの?!そりゃ確かに日曜はお休みだけど、始発電車が7時09分って・・・
日曜に早朝勤務のある人とか、一体どうしてるんだ?
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この時はビクトリア駅に行く必要があった。「地下鉄、何があるかわかんないから早めに出よう」ってんで
安全策をとって早起きしてホテルを出たのに、結局7時過ぎまで駅で呆然と待つハメに。
ビクトリア駅に着いた時には朝メシを食う時間も残ってなかった。まったくもう・・
(ま、途中で我々が乗り換えを一度間違えたせいもあるのだが(笑))
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ビクトリア駅以外にも、滞在中はウォータールー駅だのキングス・クロス駅だの、日帰り旅行出発駅まで
朝早く地下鉄に乗ることが毎日のように続いたけど、肝心の地下鉄がこんな状態だからホントに困った。
旅の2/3を消化する頃までは朝といい夜といい、常に「地下鉄ストレス」で苦しめられたと言っていい。
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ところが、ある日画期的な解決策が見つかった。
確か木曜日だったと思う。ベイズウィーター駅から地下鉄に乗ろうとしたらサークル線とディストリクト線
両方とも動いてねぇときた。2本の地下鉄が通ってる駅から地下鉄に乗れないサイアクの事態に。
途方に暮れてたら駅員が「アッチの駅に行け」みたいなことを言う。

あっちに駅なんてあんの?と思って歩いたら、案外近い所にもう一つ地下鉄の駅があることがわかった。
これはセントラル線のQueenswayという駅で、あとで確認したらホテルからの距離はベイズウォーター駅と
変わらないくらいの近さ。ひええ。ホテル最寄駅はパディントンかベイズウォーターの2駅だけだと
思い込んでたが(ホテルでもそう言われた)、もうひと駅あったの?事前によく調べとかんとダメやのー。
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しかもこのセントラル線、他のアバズレ路線と違ってやけにマジメに運行してるんだコレが。
遅れや運休なんて一度もなし。駅に行けば電車が来るという当たり前のことが当たり前に実行されてる。
それを知って以降、サークルやディストリクトなんていう不良路線どもとはスッパリ手を切り、
まじめなセントラル線のQueensway駅をひたすら利用することにしたのである。

2014年の記事では「いずれ元のアバズレ女に戻るんじゃねぇか?」みたいなことを書いたけど、
その懸念は当たった。2016年のロンドン地下鉄は見事なほど超アバズレ女に戻っていた。
ま、ロンドン地下鉄が東京みたいに連日全路線フツーに運行なんてことになったら、それはそれで
ちょいとばかり「ロンドン旅情」が失われたかなぁって気もするけどね(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-20 00:10 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2016年 08月 31日

英国トラブル・ガイド 【リファンド請求編②】

ガキの頃に見たジャングルもの映画につきものの恐怖シーンと言えば、うっかり足を踏み入れた人間を
ズブズブ飲み込む恐ろしい底なし沼。最後に必ず泥の上に手が出て、それが沈んでいくんだよね。

その底なし沼並みにタチが悪い南西鉄道トラブル。不運なガイジン旅行者がうっかりソコに足を踏み入れたら
もう自力では出られない。コトここに至ってイ課長は「お客様個人の力」でドウコウすることを完全にあきらめ、
VI●Aに対応を頼むことにした。これは時間がかかる方法らしいがしょうがない。何せ相手はひと月以上前の
メールにやっと返信した気になって「ところであなたの名前なんだっけ?」などとスッとぼけたこと
聞いてくるトリの南西鉄道だ。トリを相手に英語でリファンドを実行させる力はイ課長には、ない。
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●ISAが作ってくれた英文の決済証明を先方に添付で二度送ったところまでは前回話した。
二度目の送付が7月12日。しかしそれに対する返答は当然なし。ま、これは十分予想されたことだ。
彼女が近い将来、あのリファンド請求メールを読んだとしても、その頃にはソレが何の件だったか
ふたたび忘れているに違いない。

しょうがないから再度V●SAに事情を説明し、「一利用者からのメールじゃいくら送ってもラチがあかない。
この際、VI●Aから直接クレームを入れてほしい」とお願いしたのが3連休明けの7月19日。
今回初めて知ったけどクレジットカード会社からのクレームって、以下のような流れになるらしい。

①基本的にリファンド請求の期限は利用日から120日以内。今回の件の場合、6月1日が利用日だから、
 期限は9月末。だから7月19日の時点ですでに120日のうちの49日はムダにしたことになる。
②VIS●からクレーム通知が南西鉄道に行き、そこから45日以内に相手から異議申し立てがなければ
 リファンドは成立するらしい。クレームは7月下旬に送られてるはずで、リファンドが成立するか、
 しないか白黒つくのは9月中旬頃になるのではないかと思われる。
③ちなみに、本来キャンセルされているべき55.8£の請求、1回は支払を止めてもらったけど、2回止めるのはムリ。
 つまり8月にはイ課長口座から引き落とされる。上記②が成立すれば後で戻されるんだって。

●ISAとしては、リファンド請求が正当なものであることを証拠だてる補強資料を用意することになる。
それはまさに南西鉄道とイ課長の間で交わされた一連の英文メールだ。それを全部送ってくれと言われた。
そこでイ課長とミス・サウスウエストとの全メールを送信日時のヘッダー等も含めてWordに貼り付け、
美しき往復書簡集に編纂しなおしてみたらA4で12枚(笑)。しょうがない。それを送りましたよ。
(こんな写真も撮ったんだっけ。英国のリス)
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こうしてV●SAによるリファンド請求にお任せした今、イ課長としてやることはなくなった。
現在の状況としては「リファンドが成立するか、しないか中途半端な待ち状態」ということになる。

ミス・サウスウエストがVI●Aからのリファンド請求を見て、相変わらず「知ーーらないッ」と何も返事しなければ
45日なんてアッという間に過ぎる。どうせ彼女のPCの中はご存知の通りの(いや、もちろん見たことないどさ(笑))
グチャグチャ状況なわけだから、イ課長とのやりとりをもう一度順を追って確認なんて出来ないだろ、きっと。

そうやって放置プレイされてる間に45日間経過して時間切れ、払い戻し決定・・・と、いうのがイ課長にとっては
望ましいシナリオだ。しかしカネの話になったとたん南西鉄道がガゼン闘志むきだしで抵抗してくる可能性だって
ないとは言えない。そうなればVI●Aだって強制徴収はできないからリファンド不成立。

するとどうなるか?VIS●がダメならまた「お客様ご自身で交渉していただく」ことになるらしい。
一人の外人利用者が南西鉄道と交渉するってことは、放っておかれるというのとほぼ同義であることは十分学んだ。
要するに、もしそうなったら最後、もうリファンドされずイ課長の泣き寝入りってことだ。

こういう経験をした以上、イ課長としてはこの場を借りて言っておかなければならない。

ナショナルレールの他の鉄道会社は知らないが、とにかく南西鉄道には注意した方がいい。
南西鉄道の切符予約でトラブルが生じたら、アナタが先方と交渉し、メールベースで問題を解決できる可能性は
ニュートリノより小さい。カード会社を通じたクレーム処理という方法を早めに検討した方がいいと思うのである。

南西鉄道って、サザンプトンとかポーツマスとか、その名の通りロンドンから南西方面を営業エリアにしてる。
ソッチ方面に鉄道で行きたければ南西鉄道を使わざるを得ない(んだと思う)。イ課長にできることは、
アナタが南西鉄道で切符を予約する時にトラブルが起きないよう祈ることだけだよ。

英国トラブル大長編の最後に、現地で実際に南西鉄道に乗った時に車内トイレのフタにあった注意書きを
ご紹介したいと思う。なかなか印象深い文言だったので写真に撮っておいたのだ。
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このトイレには・・
 おしめ、生理用ナプキン、ペーパータオル、ガム、古くなった電話機、未払いの請求書、
 ジャンクメール、あなたの昔のセーター、希望、夢、あるいは金魚
                        ・・・などを流さないで下さい
 
イ課長が送ったきり返事がないリファンド請求メール、ひょっとするとミス・サウスウエストは
面倒になってトイレに流しちゃったのかもなぁ・・。


 
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by tohoiwanya | 2016-08-31 00:19 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(10)
2016年 08月 29日

英国トラブル・ガイド 【リファンド請求編①】

さてだ。英国旅行からは無事帰ってきても、南西鉄道の払い戻し問題はこれからだ。
「キャンセルしたよ」と言っておきながらヘーキな顔でクレジットカードに請求してきた南西鉄道。
これまでの英国トラブル経緯から考えて、リファンド請求がスンナリいくわけないのは確実だが
それでも払い戻しはさせねばならぬ。
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まず日本の●ISAに電話して事情を説明し、二つある南西鉄道請求のうち1回目の方の支払ストップを要請。
さらに南西鉄道とのメールのやりとり(の一部)をV●SAに送り、本来キャンセルされているべき
支払いであることを確認してもらった。するとVI●AからPayment Certification(決済証明)という
ごタイソウな英文の書類がPDFで送られてきた。これを添付して南西鉄道にリファンド請求するんだと。

「そのリファンドの請求はVIS●から南西鉄道にイクわけですか?」
「いえ、それはお客さまご自身でやっていただくことに・・・」

またイ課長が英語でやるのォ?・・・・もうウンザリし過ぎてうめき声も出んワ・・・。
南西鉄道担当者との楽しい英語文通再開だ。担当者の名前、メールアドレスは前回の文通でわかってる。
ここでは担当者の名前を仮にミス・サウスウエストとしておこう。

親愛なるミス・サウスウエスト
私は6月6日のメールでアナタにNo.○○○のトランザクションを完全にキャンセルするよう依頼しました。
アナタは6月8日のメールで「キャンセルしたことを確認できる」と返事してきました。
しかし請求がなされています。添付した●ISAの決済証明を確認のうえ、私の1回目の予約に対する
請求55.8£をリファンドされたし。確認の返信を乞う。


このメールを送ったのが7月8日金曜日の話だ。
しかし例によって返事はなし。土日をはさんだせいかも・・と好意的に解釈してさらに待ったが
月曜になっても返事なし。また再度送らないとダメか・・と思い始めた7月12日の火曜日、ついに
ミス・サウスウエストから返信。冒頭は返事が遅れたお詫びと言い訳だった(宛名以外は原文ママ)

Dear Mr Ikacho
Thank you for your email of 03 June 2016. I am sorry for the delay in responding.
Due to an increased amount of correspondence, we have been unable to reply as
quickly as normal.
I will get this investigated for you. I will need some more details however.
Please can you confirm

 (以下、予約時のフルネーム、メールアドレス、金額、予約の日付等々、情報要求項目が並ぶが省略)

「返事遅れてごめん。対応業務多すぎて遅くなっちゃったの。あなたの件について調査するから
以下の項目について教えてくんない?」ということのようだが、ねぇ・・・ミス・サウスウエスト、
かつてイ課長と何度も文通したことをアナタ忘れたの? まぁクレームメールはすごく多そうだから
個々のクレーム相手をいちいち覚えてられなくても仕方ないとしよう。しかしDear Mr Ikacho と宛名を書き
現にメールを送ってる相手の名前やメールアドレスを改めてもう一度イチから教えてもらいたいの?

だがソレどころじゃなかった。もう一度読もうとしてメールの冒頭部分を目にしたイ課長は
さらなる驚愕と衝撃でほとんど腰が抜けたのだ。冒頭部分を再掲するが・・・

Thank you for your email of 03 June 2016 (2016年6月3日のメールありがとう)

はぁ?

はぁぁ?!


ろくがつみっか?!
アナタ一体いつのメールに返信してんの?!いま7月12日だよ?
6月3日って・・・まだ英国に行く前の、トラブル最初期のメールじゃん。その件は完全にキャンセルしたと
6月8日に書いて送ってきたのはミス・サウスウエスト、アナタ自身なんだよ?それも忘れたの?
そんなことよりコッチが7月8日に送ったリファンド請求はどうなっ・・・この様子じゃまだ読んでねぇな。

イ課長の頭にはミス・サウスウエストが使ってるパソコンの中身がイメージされてきたよ。
そこには世界中からクレームメールがチョモランマのように山積し、既読と未読がマダラになり、
どれが解決済みでどれが未解決なのか、コレはアレの続きで、これは新規のクレームなんてことが
まったく把握できてないんだろう。すごい。英国ダメシステムという暗黒の深淵は想像を絶して暗く、深い。
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南西鉄道の社員ってトリなのだろうか?・・・などと、そのダメさ加減に感心ばかりもしておれん。
どんなに信じがたいことでも向こうが質問してる以上、回答してやろうじゃねぇか。そこで下記のような
返事を書いた。「これが読まれるのは来月になるのかもなぁ・・・」と思いながらね(笑)。

親愛なるミス・サウスウエスト
あなたからのメールを受け取って私は驚きました。
あなたは7月8日に
私が送った添付書類付きリファンド請求メールをまだ読んでいないのですか?
6月3日のメールではなく、VI●Aからの書類を添付した7月8日のメールをアナタはすぐに読むべきです。
このメールにもう一度同じ書類を添付します。そしてリファンドを実行してください。早急な返信乞う。

(以下、フルネームやメアド等々、詳細情報要求に対する回答だが省略)

ミス・サウスウエストからの返信?もちろんありません。当然予想されたことだよね。
彼女はきっとサザンプトンにある南西鉄道本社のデスクで「あーもう知ーーらないッ!!」と叫んで
PCをシャットダウンしてパブにビールでも飲みに行ってしまったのであろう(笑)。

だがこのまま返信なしで放置されればイ課長は泣き寝入りだ。そうはさせるか、くぬやろう。
そこでまた続きは次回ということになる。もう書く方も疲れてきたぜ。


 
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by tohoiwanya | 2016-08-29 00:10 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 08月 26日

英国トラブル・ガイド 【ナショナル・レール編②】

南東じゃないの?いや南西だってば、と、なぜか「東西問題」でモメる南西鉄道への問い合わせ。
「南西鉄道で間違いなってヴァ!」というイ課長のメールに対し、南西から二日後に返事が来た。
今度の返事はさすがにイ課長が東と西をとり違えてるとは思ってないようだったけど、相手は依然として
あなたの予約は南東鉄道を通じてなされた」みたいなことが書いてある。あああ??

向こうがどうしてもそう言い張るなら、考えられる可能性は一つしかない。
南西鉄道のWebサイトに行く前にやった南東鉄道の予約が“影響”したってことだ。信じがたいが。
日本でいえばJR東日本サイトで東北新幹線を予約し、次にJR東海のサイトで東海道新幹線を
予約したらエラー。理由は東海道新幹線の予約が「JR東日本を通じてなされたから」・・不可能だろ!!

だが素晴らしき英国の電脳システムではその不可能が可能になるらしい。
とにかくもうケンカしてる時間はないし、西か東かが問題の本質ではない。
重要なのは乗りたい列車に乗るための切符を予約し、それを発券するコードをもらうことなのだ。
そこでまた英語メール。あーもうウンザリしすぎてヘドがでそう。

○月○日、私はまず南東鉄道でロンドン~カンタベリーの切符を予約した。これは成功した。
次に南西鉄道のサイトでロンドン~プール間の切符を予約した。するとエラーが起きたのである。
ロンドン~プール間の切符をもう一度ネット予約するのは難しいことではない。そこであなたに頼みたい。
予約コード○○を与えられた前回の私のトランザクションを完全にキャンセルし、私のクレジットカードに
請求がこないようにして欲しい。それが確認できれば、私は切符をふたたび予約するであろう。


また中一日おいて南西鉄道から返信。

あなたの前回の予約はキャンセルしたことを私は確認できる。
もうこれ以上は行かない
(請求されない、という意味なんだと思う)。

はぁはぁはぁ・・もうこの時は出発までそんなに日数はなかった。
とにかく相手の言うことを信用してもう一度ロンドン~プール間の切符を南西鉄道で予約したら、
こんどは問題なく切符ピックアップ用のコレクション・コードが記されたメールが来た。
(例によって記事内容にあった写真がないので英国のトリシリーズ)
f0189467_23503366.jpg
 
このトラブル事例から導き出される結論は何か?
英国ナショナル・レールの予約に際して、異なる鉄道会社のサイトに連続してアクセスして予約すると
何かの理由で2社目の予約が「1社め扱い」になる・・かもしれないということだ。どうにも信じがたいが
向こうがしつこく「南東鉄道ウンヌン」と言い続けてることから考えるとそう結論するしかない。

この不可思議なトラブル。原因がわからないんだから、防止対策だってサッパリわからない。
ただ、旅行日程が決まってるならやっぱり切符予約は早めすべきだということは言える。とにかく
いったん「トラブル・オブ・ブリテン」が始まったら最後、相手の対応はゾウガメのように遅い。 
f0189467_23503322.jpg
 
しかもだよ?このトラブルにはすごい続きがあるのだ。
この南西鉄道、最初の予約はキャンセルしたとか言っておきながら、結局そのまま請求してきやがった。
1回しか乗ってない南西鉄道から2回分の請求が来たってことだ。もういいかげんにしろイギリスじん。
こんどはリファンド(払い戻し)請求かよー。

このリファンドのゴタゴタがまたスゴいんだワ。これが英国共通の問題なのか、南西鉄道固有の、
あるいは対応した担当者の「個体差」の問題なのかわからんが、まぁとにかく呆れたよホントに。
英国切符予約トラブルに終点はない。話はまだ続くのである。すべて南西鉄道が悪いのである。


 
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by tohoiwanya | 2016-08-26 00:04 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(8)
2016年 08月 24日

英国トラブル・ガイド 【ナショナル・レール編①】

読んでおもろい他人のトラブル
書いてげんなり自分のトラブル
みなさまお待ちかね、英国切符予約トラブル第三弾の時間がやってまいりました。

出発前にあった一連の切符予約トラブルについて書き終わらないと、のどかな観光の話に移ろうって
気になれないよね。他人のトラブルネタなんて読んで楽しい話とは言い難いが(そうでもないか?(笑))
何といっても、これから英国に行く罪のない旅行者のために注意喚起はしておかねばならぬ。
英国切符予約トラブルの最後を飾る大ネタ、いってくれようじゃねぇか。

すでにトラベルカード編ヒースローエクスプレス編で2度経験した英国切符予約トラブル。
だがこれから書くナショナルレール編が深刻度としては最も高く、とても1回では書ききれない。
従って、続きものになることを最初におことわりしておかねばならぬ。

コトの起こりは2016年の6月1日。
イ課長は例のナショナルレール総合検索サイトでまずロンドン~カンタベリー間の切符購入に着手した。
乗りたい列車を指定するとサウスイースタン鉄道(以下、南東鉄道)のサイトに転送され、そこで予約。
これは何の問題もなく済み、コレクション・コードを記したメールがすぐに南東鉄道から届いた。一丁あがり。
次はロンドン~プール間の往復をサウスウエスタン鉄道(以下、南西鉄道)で軽やかに予約だ。

この部分が実は今回のトラブルの重要なポイント。
まず南東鉄道の切符を予約、引き続き南西鉄道の切符予約に着手。この「引き続き」というところが
問題を孕んでたみたいなんだよね。技術的原因はまったく不明なんだけど、後の展開から考えると
南東⇒南西と予約行為を連続したことがトラブルに結びついたんじゃないかと思われるのだ。

例によってまず総合検索サイトの方で列車の時刻を確認し、乗りたい列車を指定。すると自動的に
南西鉄道のサイトに転送されるから、そこでホホイのホイで同じ列車を予約、クレジットカードの
決済もすませ、最後にOKボタンをぽちっとクリックしたら以下の画面が表示された。

Error Occurs.
If your transaction was successful you should receive a confirmation email shortly.
If you do not receive an email please try again, alternatively contact us by
emailing websupport@●●●.co.uk
  Customer Number: 12345
  Transaction Number: 12SFN03SEJ


うおッ?!
ちょっ、ちょっと待て。最後のドン詰まりにきて「エラーが起きました」たぁどういうこった?
「成功してれば確認メールが届く。届かなければもう一度やれ」と書かれてる。メールは届いてないぜ?
じゃ、もう一度予約すんの?でも下には顧客ナンバーとトランザクションナンバーも書かれてるじゃん。
これ、イ課長の予約に対する固有のナンバーだろ?このナンバーが発行されてるってことは注文は
“通ってる”ってことなんじゃないの?(本日の記事にあった写真がないので英国のトリでもご覧下さい)
f0189467_23475685.jpg
 
確認メールというのは一向に届かない。ってことはやっぱ注文は通ってないと考えるべきなのだろうか?
もう一度予約しろっていうなら話は簡単だよ。しかしそうすると二重予約になっちまうんじゃないの?

しょうがない。また英語でお問い合わせだよ・・・げんなり。
表示にあったwebsupport@●●●.co.ukというアドレス宛てに英語メールを書く。
オタクのサイトで切符を予約したらエラーが出た。だが予約No.とトランザクションNo.は表示された。
 このナンバーは無効なのか?
有効なのか?私はもう一回予約し直すべきか?」といった趣旨のメールだ。

するとどうなったと思う?過去の英国トラブルガイドをお読みの方ならもう大体予想がつくよね。
さよう、問い合わせに対する返事は来ないのである(笑)。二日待って同じ宛先に同じメールを再送。
その間、カード会社に電話して確認したら、南西鉄道からシッカリ「照会」(これは正式な請求とは違って、
カード決済前の確認みたいなモンらしい)は来てる。金額は55.8ポンド。当時のレートなら約9000円。
いずれ請求される可能性は高いし、「まぁいいや」で済ませられる金額ではない。

しかし問い合わせを何度送っても返事がないってのはVisit Britain の時と全く同じパターンだ。
そこで、イ課長は南西鉄道本社サイトを捜してみた。すると・・・・おおあったあった。本社サイトに
「お客様の声」窓口があるから、そこにクレームを送りなおした。(また英国のトリでもご覧下さい)
f0189467_23475631.jpg
 
中一日おいて本社から返事が来た。英国の切符予約で発生する「トラブル・オブ・ブリテン」では本社の
お客様の声窓口に掛け合った方が早いね。この辺「トラベルカード編」の教訓が生きてる。
だが、この時は返信が来たことで事態はさらに複雑化したのである。なぜかというと、
南西鉄道からの返事にはこんなことが書いてあったからだ。

あなたのお問い合わせはウチじゃなくて南東鉄道に対してなされるべきもののようです。
ですから南東鉄道に転送しておきました。かしこ。


おいッ!何ワケのわかんねぇこと言ってんだ、イギリスじんッ!!
この人はイ課長が南東鉄道に出すべきクレームを間違えて南西鉄道に送ったと思ってんのか?
イ課長を西と東の区別もつかないバカだと思ってんのか?(まぁ確かにバカだが、そこまでではない(笑))
またまた静かな怒りを込めて返事を書くことになる。

私は○月○日に、南西鉄道のサイトでロンドンからプールまでの往復切符を予約したのです。
ロンドン~プールは南西鉄道の営業エリアですね?南東鉄道ではありませんね?だから私は南西鉄道に
問いあわせしているのです。南西鉄道の返答を乞う。


南西鉄道担当者とイ課長の愛情あふれる文通はこの後もうしばらく続く。しかし続きは次回だ。
続き物になったからってイ課長に文句を言うな。大英帝国もしくは南西鉄道に文句を言ってほしい。


 
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by tohoiwanya | 2016-08-24 00:07 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(0)
2016年 08月 19日

英国ナショナルレール切符購入ガイド

イ課長ブログおなじみの切符予約シリーズ。
今回は英国のナショナルレール・・・日本で言えば「JR」といえばいいかな。

英国にはドイツのDBやフランスのSNCFみたいな、全国を1社でカバーする「国鉄」ってない。
営業エリアごとに鉄道会社がたくさんあって、それらを総称してナショナルレールと言ってるわけだ。

ポーランドなんかと違って英国なら切符予約情報も豊富だし、すでにご存知の方も多いだろうけど、
そのうちナショナルレール切符予約トラブルの話を書く都合上、先に書いておく必要がある(笑)。
ここで簡単に整理しておきましょう。

乗りたい列車探しは個別鉄道会社ごとではなく、全国一括このサイトで出来る。
そりゃそうだよな。たとえばロンドンからリーズに行きたいとしても、そこがナニ鉄道の営業エリアか
外国人が知るわけないんだから、こういうサイトがなきゃネット予約しようがない。

使い方は他の国と大体一緒。とりあえずロンドン~プール(っていう駅)を例にとってやってみよう。
9月1日にロンドンから片道切符を買いたいとする。朝8時台希望として黄色いGOをクリックだ。
f0189467_23264247.jpg
 
するとこんな感じで候補が表示される。ナショナルレールって行先によって始発駅が決まってることが
多いけど、プール行きはウォータールー駅から出るわけだ。この例だったら8:35の列車が一番安いし、
乗ってる時間も一番短いから、まぁコレだよな。列車の料金はなぜこんなに差が?ってくらい
差があることがママあって、最安値は黄色く表示される。Buy Nowをクリックだぜ。
f0189467_23264264.jpg
 
すると、アナタはその列車を運行する鉄道会社の予約サイトに自動的に転送されるから、そこで
最終的な予約・決済をするわけだ。この8:35の列車はサウスウエスト・トレインズという会社が
走らせてるけど、他にもサウスイースタンとか、グレートノーザンとか、ナショナルレールには
地域ごとに鉄道会社がワンサカある。
f0189467_23264189.jpg
 
予約・決済するとアナタのところに「コレクションコード」を記したメールが送られてくるはずだ。
このコレクションコードがとーてーもー重要なのである。
切符はロンドンの切符自販機で、コレクション・コードを入力して発券しないといけないから
このコードは印刷しておくか、シッカリ書き留めておかなければならない。

イ課長たちはヒースロー空港からパディントン駅に着いた時、さっそく発券作業に着手した。
まずタッチパネル画面の collect ってトコをタッチ。「買う」んじゃなくて「発券・受け取り」だからね。
f0189467_16490734.jpg
 
次にカードを入れろって画面になるから、画面ワキの差込口に購入時に使ったクレジットカードを入れる。
これは予約した時のものでなくてイイって説もあるけど、何もわざわざ別のにする意味もないので、
イ課長は予約時のカードを使った。こういう時は冒険より安全策ですよオクサン。
f0189467_16491346.jpg
 
するとさっきのタッチパネル画面がキーボードになるから、そこに例のコレクションコードを入力。
このコードがないとどうアガいても切符は発券されない(んだと思う)。コードが正しければ
すぐに切符がガチャンガチャンと印刷されて下に出てくる。
f0189467_16491316.jpg
 
このダイダイ色のやつが乗車時に改札口を通したり車掌に見せたりする切符。なくさないように
乗車日まで大事にしまっておきましょう。
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というわけで、ご存知の方も多いだろうからサラッとまとめた英国ナショナルレール切符購入プロセス。
ドイツやフランスやポーランド等々のように事前に切符をPDFで印刷できず、現地でこうやって
発券するしかないっていうのはやっぱ面倒だよね。

しかもヤッカイなのは鉄道会社が送って来るコレクション・コードを書いたメールだ。
同じ書面にやたらといろんなコードやら番号やらが書かれてるから間違えやすい。
下の画像、メールの冒頭がこうなってりゃ、誰だってこのBooking Referenceっていうのが
現地で発券のために必要なコード番号だと思うはずだ。
f0189467_22293191.jpg
 
だが、この10ケタは発券とは関係ないコードなの。肝心のコレクションコードはメールの下の方に
小さく書かれてやがる。なんでこんなヒッカケみたいなことするかなー?これにはイ課長も
見事に引っかかっちまったぜバカヤロウ。
f0189467_21500407.jpg
 
切符発券で重要なのはあくまでコレクション・コード(リファレンス)で、それは必ず8ケタらしい。
鉄道会社によってはこんな間違い誘発メールを送ってくるから間違えないようにご注意あれ。

この非常に間違えやすいメールを送ってきたのはサウスウエスト・トレインズという鉄道会社だ。南西鉄道。
サウスウエスト・トレインズ。この会社名をご記憶いただきたい。近々書く大長編、英国トラブルシリーズの
最後を飾る大トラブルの主役になるのはこの会社だから(笑)。

  
 

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by tohoiwanya | 2016-08-19 00:05 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 07月 21日

英国トラブル・ガイド 【ヒースローエクスプレス編】

楽しい東南アジアネタが続くかと思ったら、楽しくない英国切符トラブルネタですよーみなさん。
これは全部で3件あった切符予約トラブルの中で、結果的に“深刻度”としてはいちばん低かった。
以前書いたパターンにあてはめれば②⇒③、何らかのネット技術上の要因で発生した(と思う)トラブルだ。

トラブルが生じたのは、実はヒースロー・エクスプレス(以下H.E.と略す)の切符予約だったのである。
f0189467_09475562.jpg
 
ご存知のようにH.E.は空港からパディントン駅まで15分という速さがウリだけど、料金は高い。
片道22£、出発当時のレートで約3,400円だもんね。でも往復で買うと片道を2度買うより8£お得な36£。
ホテルはパディントン駅徒歩圏で、空港アクセスはH.E.を使う前提だったから往復切符を2枚買おうとしたわけだ。

予約はココでできる。
予約作業自体は楽勝で(そりゃそうだ。空港駅とパディントン駅しかないんだから)、決済も済み、
あとはEチケットのメールが届くだけ・・・のはずなのに・・そのメールってのが一向に来ない。
おっかしーーなーー?こういうのって自動発送のはずで、「送り忘れ」みたいなミスが介在するはず
ないんだが・・・もしかして、また英語で問合せしないといけないのぉ?

例によって問合せメールアドレスはわからず、頼りなさそうな問合せフォームだけ。いつものパターンだ。
しょうがないからそのフォームに「Eチケットのメールが届きません。至急送られたし」と書いて送った。
H.E.の場合、フォームを送ると受信確認がすぐに表示され、受付番号と共にこんなことが書かれていた。

ヒースローエクスプレスへのお問い合わせありがとうございます。
私たちH.E.スタッフは素早くお問い合わせに対応し、一週間以内にはお返事を差し上げるという実績を持ち・・


ヲイちょっと・・・一週間もかかんのかよ!一週間後にはもう出発なんスけど。
ウチにはプリンターがないから切符の印刷は会社でやらねばならぬ。ということは出発前日中に
印刷しないといけないのだ。

そこでまた同じ問合せフォームに書く。うんざり。
一週間以内の御返事では出発日が来てしまいます。(時差を考慮して)水曜までに送られたし

するとまた新たな受付番号が表示され、「H.E.へのお問い合わせありがとうございます。
私たちH.E.スタッフは素早くお問い合わせに・・・」おいイ課長をバカにしてんのか、てめぇ。
こういう一連のやり取り(先方は単なる自動返答だが)があったのが6月11日の土曜日だったと思う。

H.E.からの返事は火曜に来た。一連の「トラブル・オブ・ブリテン」を経験したイ課長としては、
返信までの期間が3日ってのは、マシな方だと思う。そこには「ご迷惑おかけして申し訳ない。
あなたのチケットを送ります」という主旨が書かれており、一緒にチケットがPDFで添付されて・・・・
・・・いないんだコレが。

ここがよくわからないところだ。メールの下部に何かのスクリプトめいた文字列がプツッと途切れたような
箇所があって、そこから下は何もない。本来そこにチケットPDFが添付されてたんじゃないのかなぁ?

他の人のブログを読むと、正常ならH.E.からバーコード付きの切符PDFが届く(もしくは
チケットのDL用URLが届く)ようだ。それは他の国の鉄道会社と同じで、今回はPDFをメールに
添付する上で何か技術上の問題があるみたいなんだけど、それが何かはよくわからない。

イ課長家ではPCはMacを使ってる。Macだと切符予約が途中からウマくいかなくなる例は
過去ベルギーでもあるから、今回も「Macだからダメ」という可能性がないとは言えない。
この辺、MacユーザーでH.E.の切符を予約した経験者のお話をお聞きしたいところだ。

しかし困ったよ。PDFが届かなきゃ切符を印刷して持っていけないじゃん。向こうに着いたらすぐ乗るのに。
だが「もう一度送ってくれ」と要求しても同じ障害が起きる可能性が高い。
残された手段はヒースロー空港に降りたらH.E.の窓口に行って「私は間違いなく切符を予約してるっす。
でもチケットPDFが送られてこないっす。だからここで出力してほしいっす」と掛け合うという方法だ。
幸い、H.E.の切符を予約した時の最終画面、予約コードが表示された画面をMacに保存してあったから
それを会社で印刷してロンドンに持っていくことにした。その画面とはコレだ。
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一応領収書って書いてあるし、8ケタの予約コードだって書かれてる。これ見れば予約済ってことは
納得してくれるべ?そしたらよほどの意地悪でない限りその場で切符を印刷してくれる(もしくは何か
別の方法で実券として発券してくれる)べ?そう期待したわけだ。

12時間飛行機に乗り、ヒースロー空港に到着したイ課長とトホ妻。空港地下のH.E.乗り場ワキに
カウンターがあったから、さっそくそこに行って発券交渉開始。さて結果はどうだったか?
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結論から言うと、ヒースロー・エクスプレスは切符なしで乗れるらしい。

空港駅の係員に上の紙を見せて切符が欲しいって言うと、女性係員はペンで予約番号のところを丸で囲み、
「この番号があれば乗れるわよ」とコトもなげに言う。ええ?切符ナシで?で、でも、検札が来た時に
切符がないと・・・と言おうとすると「検札にもこの番号を見せればOKなの」と、またコトもなげに言う。
えええ~?そういうモンなんですか?

ドイツのDBとかだったら、印刷したバーコード付き切符を見せなきゃ、いくら「予約番号がある」と
言い張っても検札でアウトじゃないか?やったことないけど。フランスやベルギーやオーストリア等々、
自分で切符を印刷して欧州の鉄道に何度も乗ったけど、切符ナシで乗ったことなんて一度もないぞ。

実際、車中では検札が来たけど(これは絶対来る)、係員はこのペラ紙を見ると、そこに記載された
予約番号を端末に打ち込み、何か確認し、それでオシマイ。紙はそのまま返してくれた。
これを先進的と言うべきか、ユルいと言うべきなのか。ただ一つハッキリしたのは出発前にイ課長たちが
メールが来ないとか切符を印刷できないとかヤキモキしたことは、すーべーてームダだったってことだ。
f0189467_09461091.jpg
 
この件から導き出される教訓はこういうことになる。
H.E.の切符をネット予約すると、メールでのEチケット送付に際して技術的障害が発生する可能性がある。
少なくともイ課長には発生した。だがその発生確率は不明で、Macだと発生しやすいのかどうかもわからない。

しかし切符がなくてもH.E.には乗れる。
その代わり、画面に表示された予約番号だけは絶対に記録しておく必要がある。表示画面を保存して
印刷しておけば確実だけど、手帳に書き留めた番号を見せても(原理的には)イイってことになる。

こういうコトが判明した以上、この予約コード表示画面を印刷した紙はすごく重要になった。
旅行の間じゅう、この紙をなくさないようにしっかり保管しておき、帰りのH.E.に乗る時も
検札が来たら同じ紙を見せた。もちろん、そこでも何の問題もなかったのは言うまでもないのである。

というわけで英国トラブルガイド【ヒースローエクスプレス編】は結果的には「深刻度・低」で
済んだのでありました。やれやれ、良かったぜ。
しかし英国切符予約トラブルはもう一つある。しかもこの最後のヤツこそが最大かつ最強のトラブルで、
何と、現在もまだトラブル処理は継続中(マジで)なのである。

まぁこれもいずれ書くよ。解決がいつになるかはわからんが・・。
いっぱいブログネタを提供してくれてありがとうよ、イギリスじん・・・げんなり。


 
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by tohoiwanya | 2016-07-21 09:41 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(8)