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2013年 04月 30日

チャンドニー・チョークに行ってみよう -その1-

さて、世の中は黄金週間。皆様いかがお過ごしでございましょうか。
野に山に、そして海外にと、お出かけの方々も多いことかと存じます。

イ課長の会社は4月30日と5月1日は出勤なんだけど、5月2日は年休奨励日とやらでお休み。
従って、あさってからは5連休が待ってるわけで、今日・明日の出社日だって、のんびりしたもんだ。
せっかくだから、こういうチャンスに連続ネタを短期集中連載で書きまくろうか。

というわけで、久しぶりのインドネタ。デリーの、チャンドニー・チョークだ(唐突すぎないか)。

すでに何度も書いたように、インドでは自由行動の時間がほとんどないってことは行く前からわかってた。
かろうじて、そのチャンスがありそうなのはいつか、というのも行く前からわかっていた。
そのチャンスとは到着日の午後、土曜、日曜、この3つしかない。

しかし、土曜はタージ・マハル日帰り観光ツアーを申し込んであるから、車での移動が長いし、
ガイドさんも一緒である以上、「一人で勝手にぷらぷら」というわけにはいかないはず。土曜はムリだ。
日曜はデリーからムンバイへの移動日だから、空港行ったり飛行機乗ったり新しいホテルに
チェックインしたりで、これまた完全フリータイムが多いとは思えない。日曜も厳しい。

となると、だ・・・。
たとえ短時間といえども「完全にフリー・単独ぶらぶら歩き」ができそうなのは到着日の午後だけじゃん。
このチャンスを逃すと「インド気ままな一人歩き」なんて、永久に出来ないかもしれぬ。
(結果的には、実際ほぼその通りだった)

前日深夜に羽田を発ち、明け方のバンコクで乗り換え、ようやくデリーのホテルに着いたばかり。
冷房の効いたホテルで休息したいという気持ちはヤマヤマだったが、毎度のことながら、こういう時
イ課長は「どくとるマンボウの教え」を優先する。到着早々で、まだインドに全く慣れていないけど、
ここは何としてでも「インドの混沌一人歩き」に出撃しようではないか。

そこでイ課長がターゲットにしたのがチャンドニー・チョークだ。
現地語で「月光通り」というロマンチックな名前がついてるけど、ここ、東京でいえばアメ横と浅草を
足したような場所らしくて、オールド・デリーの下町的な、混沌ムードあふれるところっぽい。

ただ、このあたりは安全とはいえない場所だ、なんて情報もあった。インド初心者が到着初日にいきなり行く
スポットとしては難易度が高そうだ。「大冒険」というほどじゃないが、「小冒険」くらいのリスクはありそう。
スリやカッパライが多いかもしれないし、イヌに噛まれて狂犬病、なんて可能性もあるし・・・ううう。
しかしイ課長はそういうゴミゴミしたところに一度は行きたいんだよ!行けるチャンスは今日しかないの!
フライト疲れ+時差ボケの体にムチ打って、インド初心者は行くぞ、チャンドニー・チョークへ!

熱い決意表明も終り、ホテルを出たイ課長がまず向かったのがニューデリー・メトロの駅だ。
地下鉄のMalviya Nagarという駅まではホテルから歩いて行ける。といっても20分歩く必要があるが・・(笑)。
とにかくまだ到着直後。インドに身体をなじませるためにも、駅までぶらぶら歩いて行ってみよう。
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駅までの道には陶器の壷やら人形やらを売る店が多い。うーむ、早くもインド的雰囲気が濃厚に感じられるぞ。
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しかし、イ課長としてはこうやってズラリと並んだセトモノそれ自体よりも、けだるい感じで店のワキにタムロする
インド女性のたたずまいを見て、自分はホントにインドに来てしまったようだ、という認識がだんだん固まっていく。
少しずつ、自分とインドがなじんでいくというか、インドが「しみこんでくる」感じ。しかしまだまだ足りぬ。
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ようやくMalviya Nagar駅に着く。有人切符窓口に行って「チャンドニ・チョーク」と言ったらキップ代わりの
トークンをくれる。これを改札機にピッと当てて通る・・・んだったと思う。詳細に記録を残しておきたかったけど、
インドの地下鉄駅構内で写真をバチバチ撮ると捕まる、なんてコワい情報もあったので、写真は少し控えた。
しかしホームで列車の写真くらいならいいだろう。1枚パチリ。ホームも車両もわりと新しくて立派な地下鉄だ。
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Malviya Nagar からChandni Chowk まで、いま勘定したら14駅。14駅ってけっこうあるよ?
しかも駅の間の距離がけっこう長い。軽く30分くらいは乗ってたと思う。デリーは広いのだ。

ちなみに、車内はこんな感じ。これを撮るときもけっこうキンチョウした。
車内の感じは東京の地下鉄と特に違うところはない。しかし車内にはターバンを巻いたりサリーを着た
インド人が満ちている(当たり前だが)。ここはまぎれもないインドだ。ホントにインドに来ちゃったんだよ~。
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ずいぶん長いあいだ乗って(緊張してるから、よけい長く感じる)、ようやく着いたぞチャンドニー・チョーク駅。
とりあえずここまでは何とかなった。いよいよ地上に出てチャンドニー・チョーク探検だ。さぁいくぞ。ドキドキ・・

おんや?
地上に出てみると、ダダッ広い通りがあって、人と車とサイクルリクシャーがぱらぱらいる、という程度。
雑然としたインドの混沌というイメージからはほど遠い、いささか殺風景な景色だが・・・??
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しかしこれはあくまでも駅の出口近辺だけの話。
ここからちょいと歩けば、そこには期待?通り、未知なるインドがミチミチに満ち満ちている。
G.W.集中連載「イ課長のチャンドニー・チョーク小冒険シリーズ」。当然、次回に続くのである(笑)。

 
 
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by tohoiwanya | 2013-04-30 16:24 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)
2013年 04月 25日

アントワープに行ってみた

書き手の気分次第であちこちに話が飛ぶイ課長ブログ。
ミラノの話からポーランドの話に移ったと思ったら、今日はいきなりベルギーの話かよ。
ちったぁジックリ落ち着いて、ヒトところのことを書き続けたらどうなのだ?というご批判はごもっともだが
大丈夫。このアントワープネタはどうしても続きものになるから、最低でも2回は続く(笑)。

ベルギー第二の都市・アントワープ。オランダ語だとアントウェルペン。最近ではこの言い方が主流?
しかしまぁ、このブログではイ課長が言い慣れた「アントワープ」という表記で統一させていただこう。

アントワープといえば欧州屈指の港町。若い頃の北杜夫もどくとるマンボウ航海でこの街に来た。
若くないイ課長も2012年3月の欧州出張で、ベルギーでの日程に空きが出来たんで日帰りで行ってみた。
アントワープってブリュッセルから近いんだよね。電車で1時間もかからない(約50分くらい)。
そんなに近いんだけど行くチャンスはなかなかなくて、4回目のベルギー出張で初めて実現したことになる。

行ったのは2012年3月6日、朝の9:35にドイツからブリュッセル北駅に到着。そのまま駅を出ずに、荷物は
駅のコインロッカーに預け、アントワープ行きの列車に乗った。ほら、アントワープ行きって書いてあるでしょ?
例の「窓から見える飾り窓」にびっくらコイたのがこの時だ。
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アントワープ到着は10時50分だった。何でそんなにキチンと覚えてるかっていうと、列車を降りて
地上に出る途中、時計の写真を撮ったからだ(笑)。やたらに豪華な時計なんで、へぇと思って撮ったんだよ。
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実は時計だけじゃなく、このアントワープ中央駅自体が、チョー絢爛豪華な建築物として知られている。
どんな駅なのか、行く前からちょっと興味があったんだけど、地上フロアに出てみて驚いたよ。
うっひゃーーーー。
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うっひゃーーーー。すげぇ~、これで駅かよ。どこの宮殿かと見まごうばかり。こりゃ確かに豪華だ。
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外から見るとこんな感じの駅。テッペンに十字架があれば、どこかの大聖堂かと思っちまう。
もっとも、駅前から続く大通りは工事中で非常に歩きづらく、見た目も悪いが。
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ただ、面白かったのは、工事現場を覆う塀に、昔のアントワープの写真が貼ってあったことだ。
これ、1920年とか、30年代あたりかなぁ?当時も今も駅の姿は全く変わってないのがわかる。
もっとも、この駅が第二次大戦で一度破壊され、復元されたっていう可能性は十分あるけどね。
(いま発見。写真の左上に1940と書かれているではないか!どこまでバカなんだイ課長!!)
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中央駅から、市庁舎のある旧市街の方に歩く。
欧州でも有数の港湾都市だけあって、なかなか活気があるね、アントワープって。
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ところで、アントワープという地名の由来。有名だから、ご存知の方も多いと思うけど、オランダ語だと
「hant(手)+werpen(投げる)」、つまり「手を投げる」だ。昔この地に悪い巨人がいたんだけど
ブラボーって名前のローマ兵がその巨人を退治、手を切り落として投げたという伝説に基づいている。
アントワープ市庁舎前広場には巨人のデッカい手を、今まさに投げんとしているブラボー氏の銅像がある。
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なかなか勇壮な投擲ポーズだ。それはいいけど、手をチョン切られた巨人の方は?
この銅像には巨人は描かれていないのか?

・・・と思いつつ、銅像の裏の方にまわったら、いたよ。手をチョン切られ、苦しみノタウチまわってる巨人が。
うううう、けっこう凄惨だなぁ。こうなると、何となく巨人がかわいそうに思えてくる。
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まぁいい。イ課長はブラボー氏を見るためのアントワープに来たわけではないのだ。
由緒あるこの港町に来たら、「絶対にすべきこと」があるのだ。その目標となる場所はブラボー像からも近い。

とにかくそこに行って「絶対にすべきこと」を達成しようではないか。それをしなくちゃアントワープに来た甲斐がない。
というわけで、イ課長のアントワープ紀行。当然、次回に続くのである。


  
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by tohoiwanya | 2013-04-25 00:06 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 04月 23日

ポーランド国鉄(PKP)切符購入ガイド

ミラノネタが続いたところで、またポーランドネタに戻る。

イ課長ブログでは数少ない、実用お役立ちコンテンツ「海外切符購入ガイド」シリーズ。
過去にドイツフランスベルギーオーストリア等々をご紹介してきたけど、今回はポーランドだ。
ポーランドの鉄道の切符は、他の国と同じように自分でネット予約でき、自分でプリントアウトできる。
イ課長に出来たんだから、アナタにもできる。さぁ、それでは「日本語で書かれた最も詳細な
ポーランド国鉄切符購入ガイド」にするべく、性根を入れてノウハウをご紹介するぞ。

まずナニに戸惑うって、ポーランド国鉄の切符予約サイトって複数あるみたいなんだよ。
イ課長が主に利用したのは ①ここ だけど、 ②ココ とか ③ここ とかもあるみたいなんだよね。
③は、おそらく主要都市間の幹線に乗るときに使えるんだと思うけど、田舎駅なんかに行く場合は
①か②を使うことになるんじゃないかと思う。
本日はとりあえずイ課長が切符ゲットに成功した実績のあるを使うという前提で、話を進める。

観光客がいちばん使いそうな(イ課長も使った)ワルシャワからクラクフまでを例にするのがいいな。
日にちは仮に5月の10日として、正午より後にワルシャワを出る列車っていう条件にしておこう。

他の国の予約サイトと同じように、まず乗りたい駅・降りたい駅を入力するわけだけど、ポーランド語の
駅名スベルを全部調べる必要はない。たとえばワルシャワ中央駅なら「War」あたりまで入力すれば、
候補駅が表示される。クラクフも同様で、Kra あたりまで入力すれば候補が表示されるから、その中から
Kraków Głównyを選べばいい(Główny=中央(駅))。ダイダイ色の「Search」をえいやっとクリックだ。
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ふーむ、そんなに本数はないね。ワルシャワからクラクフまで特急で大体3時間強かかるみたいだ。
では3行目、15:50発、18:58着の列車ってことにして、またもダイダイ色の「Buy a Ticket」をクリック。
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お?!さっきは15:50発だったのに、次の画面では15:45発になってるぞ?(笑)
しかしこの程度の障害でメゲてはいけない。とにかくクラクフに18:58に着く列車はコレなんだろうから
ひたすらこれを追求しよう。容赦なく「Continue」をクリックだぜ、くぬやろう。
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ぬぬっ、何か出てきやがった。ディスカウントがどうこういってる。
ガイジン旅行者の場合、割引を使えるケースは少ないだろうから、normal fare 人数1のままでいいよね。
最後の欄に名前を入れるのを忘れないように(今は仮の名前を入れてある)。また「Continue」だ。こなくそ!
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おおよしよし。
5月10日、15:45発・18:58着、「イ課長アホ」さんが乗る切符。間違いないね。
値段は114.3ズロチ。イ課長が行ってた頃のレートなら約3000円弱ってところか。安い。
よっしゃ。またまたダイダイ色の「Continue」をクリックだ!いいかげんに観念しろ!
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ここで突然、ログイン画面になる。
初めての人は下の方のRegisterから入って、自分のアカウントを作らないといけないのだ。
ここがちょっと面倒臭い。めげそうになる。でも登録だけなら別に金はかからないから、住所とか名前とか
メールアドレスなんかを入力して、しゃにむにアカウントを作ってログインするのだ。もう少しだ、がんばれ。
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さて、ログインが出来たとする。
するとこういう画面になる。さっきと同じに見えるけど、下にあるオレンジ色のボタンが4つに増えてるぞ。
たぶんこのonlineナントカって書いてあるやつをクリックするんだよな(急にポーランド語になってるし・・)。
ええいもうクリックしてやる!どうだ!まだくたばらねぇか!
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やったーーー。やっとクレジットカード決済画面になりました。はぁはぁ。ここまで来ればもう安心。
左の欄からVISAとかMasterとか、自分の使いたいカードを選択して、NEXTをクリックすれば、
カード番号入力画面になる。いやー長い道のりだったね。おめでとう、アナタ。
これでポーランド鉄道の旅はアナタのものだ。決済を終ると、PDFをダウンロードする画面が
でてきたはずだ(いま実際に買うわけにいかないので、そこまでは進めないのだ、すまぬ)。
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昨年このサイトで予約したワルシャワ→クラクフのPDFチケットはこれ。
上の方だけお見せしてるけど、下の方には二次元バーコードとかも印刷されてる。この時のイ課長の席は
13号車の座席66だったわけだ。ちなみに、OKNOっていうのはポーランド語で「窓」という意味。
窓側の席だったのである。
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クラクフみたいに大きな町じゃなく、田舎の小さな駅までの切符も(全てではないが)ここで買える。
これはウォヴィッチっていう駅からワルシャワまでのチケットを同じようにこのサイトで予約したもの。
ただし、この時は往路のワルシャワ→ウォヴィッチの切符はネット予約できなくて、しょうがないから
現地で窓口で買ったんだよね。臨時列車みたいなヤツだと予約できないことがあるみたい。
(いま気がついたけど、この時も13号車の66窓側だったんだねぇ。偶然・・だよなぁ?)
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しかし、普通の旅行者ならウォヴィッチなんてローカル駅に行くことはまずないだろうし
(聖体節のお祭りがなければイ課長だって絶対に行くことはなかった)
上にも書いたように、ワルシャワとかクラクフみたいな主要駅間移動の切符だったらまず大丈夫のはず。
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アカウント登録とか、途中ハードルはあるけど、ぜひ頑張って切符をゲットしてください。
ポーランド鉄道の旅、非常に快適だったし、景色はのどかだし、何より地元の人たちに混じって
同じコンパートメントで旅するのはなかなか楽しかった。いずれ、詳しくご紹介しまっす。

  
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by tohoiwanya | 2013-04-23 00:04 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(54)
2013年 04月 19日

ミラノのドゥオモに入ってみよう

2012年3月出張については、最後に行ったミラノネタが先行してしまっているけど、
前回からの成り行き上、本日もまたミラノの話になる。

床屋の近くの駅からトラムに乗ることにした、と、そこまで書いた。
イタリアばあちゃんたちに混じってしばらく待ってたら、向こうからミカン色のトラムがやってきた。
切符はすでに一日乗車券を持っているから、この辺は気楽なのである。
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ミラノのトラムの中ってこんな感じ。他の街のトラムに比べると細い・・・つまり車幅が狭いような
気がするけど、同じようなもんかな?
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ミラノ市内ってトラムの路線が多くて、路線図を見ただけじゃガイジンにはさっぱりわかんないけど、
とにかく極めて多くの路線が街の中心部、すなわちドゥオモを終点にするか、通過するかしてる。
いま乗ってるこの路線もドゥオモの近くを通る。だから、初めてミラノの市電に乗ったイ課長も
「ドゥオモが見えたら降りりゃいいよな」って感じで、この辺も意外と気楽だったのだ。
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教会は見えなかったけど、ミラノ中心街とおぼしきあたりの停留所で、みんながドッと降りたから
イ課長も一緒に降りてみた。もうドゥオモ近くであることは間違いない。

ちょいと歩いたらすぐにどーーーんとミラノ大聖堂・ドゥオモ様登場。
写真では何度も見たことがあるが、実物を見るのはもちろん初めてだ。
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イタリアのゴシック教会建築としては最も有名なドゥオモ様
でも、外見的にはゴシック教会の典型的ないし正統なスタイルとはちょっと違ってて、
むしろ“ゴシック派生型”ないし“発展型”と言っていいんじゃないかと個人的には思う。

とにかくミラノのドゥオモの最大の特徴は、三角ケーキの断面みたいな、白い正面ファサードと、
尖ったピナクル(尖塔)の林だ。まるで鉛筆立てみたいに林立してる。
パリのノートルダム大聖堂みたいに、西側入口に高い2本の塔があるのが「正統ゴシック」だと考えれば、ずいぶん
変わった形だと思うでしょ?これに似た教会っていうのも他に思い浮かばない。非常に特徴的だ。

どれ、さっそく中に入ってみようではないか。ドゥオモ様って、中を見学するのは無料(だったと思う)。

あっらーーー、これは意外。
西側ファサードが「正統ゴシック教会建築」とはかなり違ったスタイルだから、内部もそんな感じかと思ってたら、
中は比較的オーソドックスなゴシック・カテドラルだ。へぇ〜、そうだったんスか。
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ステンドグラスもなかなか凝ってる。
窓全体に何かの構図が広がってるっていうんじゃなく、それぞれの窓格子ごとにひとつの絵になってるね。
タロットカードか何かを並べたみたいに見える。ちょっと変わってるねぇ。
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バチカンのサン・ピエトロ大聖堂を除外して考えれば、大カトリック国・イタリアを代表する巨大教会建築。
さぞかし中は豪華絢爛キンキラキンかと思ったら、意外に暗くて、それなりに宗教的神秘も感じさせてくれる。
この暗さが「意外に普通のゴシックに近いな」と思わせた理由のひとつだろうな。
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これが教会の一番どん詰まり。祭壇からその向こうの周歩廊を望むアングル。
さっき「タロットカードを並べたようだ」って言ったステンドグラスが奥のセンターに置かれているのがわかる。
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ふーむ、ドゥオモ様、内部は悪くないじゃん。しかし中を見ただけで満足してはいけない。
ココ、実は屋根の上に登れることで有名なのだ。屋根にのぼらなきゃ、ドゥオモ様を征服したとは言えねぇぜ。
せっかくミラノまで来て、ドゥオモ様を観光するとなりゃぁ、屋根に登らずにオメオメ日本に帰れようか。

だがご存知のように、イ課長にはマイルドな高所恐怖症のケがある(笑)。
高所恐怖症のくせに高いところに登りたがるという、大バカのみがなし得る愚行が、ここミラノでもまた
繰り返されようとしているわけだが、その愚行のテンマツは次回にまわす(笑)。
 
  
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by tohoiwanya | 2013-04-19 00:16 | 2012.03 欧州出張 | Comments(2)
2013年 02月 20日

ブリュッセルのメトロに乗ろう

ブリュッセルの公共交通機関で、ガイジンにも使いやすいものといえばメトロ、つまり地下鉄。
この他に地上を走るトラム(路面電車)もあるけど、これは何しろ路線が膨大かつ複雑で、
短期滞在のガイジンにはなかな使いこなせない。でもメトロなら問題ナッシング。
本日はブリュッセル・メトロをご案内いたしましょう。

街中にあるブリュッセル・メトロの入口はこんな感じ。
これはBOURSEっていう、グラン・プラス最寄駅で、奥に見える青地に白のM印が
ブリュッセル・メトロのサインなのである。
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ガイジン・ツーリストがブリュッセル・メトロに乗るための最初の関門。それは世界のどの街でも
そうであるように、まず切符自動販売機との闘いだ(笑)
最初にブリュッセルに来たときはイ課長もホントにわかんなかったけど、今は多少なんとかなる。
まず左側から二つ目、旗の絵のあるボタンを押すのだ。ここでナニ語の表示画面にするかを選択。
多くの日本人はイ課長同様、英語画面ってことになるだろうから英語を選ぶ。
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画面で何かを選ぶ際に活躍するのが右のダイヤル。これを左右にクルクル回し、
自分の選択したボタンのところでダイヤル中央にある緑の小ボタンをガスッと押すわけ。
つまり、このダイヤル中央の緑ボタンが「Enter キー」に該当すると言っていいだろう。
これで1回乗車券とか、自分の買いたい切符を選ぶわけだ。

もっとも、有人切符売り場がある駅であれば(北駅みたいな大きな駅では必ずある)、
人間相手に買う方がもっと簡単だ、といわれればそれはそうかもしれない(笑)。
イ課長も北駅では人間相手に買ったもんね。
一日に数回乗るとわかってる人なら、一日乗車券買っちゃった方がラクだと思うよ。

最初の難関を乗り越えれば、あとはラクだ。ホームに降りよう。
前にも書いたように、ブリュッセルの地下鉄には「メトロ」と「プレメトロ」っていうのがあって、
メトロは日本人が考える普通の長い連結の地下鉄。プレメトロは連結の短い「地下トラム」で、
乗り場もこんな風にトラム用に低くなっている。将来「本メトロ」に昇格?のアカツキには
ここを埋めれば普通の地下鉄用の高いホームとして使えるわけだ。
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プレメトロだとこんな風に、何分後にドコ行きが来るかってことが表示されるから助かる。
長い編成の地下鉄と違って、1編成に乗れる乗客数に限りがあるから、その分けっこう
頻繁に電車が来るんじゃないかと思う。
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プレメトロがホームに入ってきたところ。しょせんは路面電車だからどうも迫力がない(笑)。
しかし、こういう維持コストの安いトラム車両で運行し、将来利用者が増えたところで
本メトロに昇格させるというシステムはなかなか合理的だと思うんだよなー。
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北駅と南駅を南北に結ぶ路線がプレメトロで、ブリュッセル初心者でもこの路線は
使う可能性が非常に高い。イ課長が2008年に最初に乗ったのもこれだった。
「やけに低いホームだなぁ…」と思いながら地下の駅で待ってたら、モロ路面電車みたいな
短い列車が入ってきてビックリしたもんだった。

一方、ブリュッセルのビジネス街・ロワ通りの下を東西に通っているのは「本メトロ」の方だ。
ホームも高く、車両編成も長い。前回の出張ではこの路線のマールビーク駅で降りたんだけど、
ここは以前にも紹介した“駅アート”のある駅で、この駅で降りるのは楽しい(笑)。
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本メトロの方の表示はこんな感じ。次の電車、その次の電車がどの辺を走ってるか
把握できるようになっているのである。プレメトロといい、本メトロといい、こういうところは
なかなか親切で、利用者フレンドリーな表示システムだと思うよ。
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ブリュッセルの地下鉄はメトロとプレメトロあわせてもそんなに路線が多くないし、
観光であれば乗車範囲もある程度限られるから、ガイジンでも覚えやすい。
イ課長も来週の月~水曜にはまたブリュッセル・メトロに何度も乗るのは間違いない。
ぜひあなたもメトロを効率的に使ってブリュッセルをお楽しみあれ。



さて、こんどはブリュッセル市交通局からの感謝状を待つとするか(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2013-02-20 01:14 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2012年 07月 23日

ルーアンに行ってみよう

イ課長がこれまでにこなしてきた欧州出張では、必ず「金曜に仕事が終了、土曜に半日観光、
そのまま土曜の夜の便で帰国」というのがお決まりのパターン。
土曜日の半日観光で見たプラハリューベックアウクスブルクブリュージュ
ハンプトンコート等々の場所はどれも思い出深いところばかりだ。

しかし、去年の11月出張の場合、土曜の半日観光どころか、土日がマルマル休めた。
こういうのはイ課長も初めてで、この土日をどう過ごすかを考えるのは楽しかったなぁ。
基本線としては、こんな感じで検討を進めた。

①せっかく二日あるんだから土曜日はパリからちょっと離れた街に日帰りで行ってこよう
②日曜日は夕方までひたすらパリ市内でマニアックな観光に没頭しよう
 (夜にはパリで同行者と合流する予定だった)

さて、土曜日の①だ。どこに行こうか?
出張準備で忙殺され、ともすれば「あーもう行きたくねぇこんな出張!」というステバチな、
後ろ向き気分なりがちな日々にあって「土曜日はパリからドコ行こうかなぁ~?」と
考えることは海外出張モチベーションの維持に大きく寄与したと思うよ(笑)。

しかしどこに行くかは意外になかなか決まらなかった。
パリを朝発って、夕方頃に戻ってこられるところっていうとある程度範囲が限られるけど、
距離的にちょうどいいアミアンとかランスなんかには2009年にもう行ってるんだよね。
まだ行ったことない場所でステキそうな所。どこかなぁ~?てな感じでフランスの地図を
眺めながら考え、考えた末に思いついたのがルーアンだったのだ。

ルーアンはパリからけっこう近い。鉄道で1時間ちょっと。
ルーアンといえばイ課長が真っ先に思い出すのは、モネが描いたルーアン大聖堂の
連作シリーズだ。そうか、そうだよな、あの街には立派なゴシック聖堂があったじゃん。
マイルドな教会建築ヲタク、イ課長の心がルーアンに傾き始める。

ルーアンって、ジャンヌ・ダルクが火刑に処された街でもあるんだと。へぇ~…存じませんでした。
要するに、歴史あるフランスの古都(フランスにそういう街は多いが)というわけだな。
まぁジャンヌ・ダルクにはさほど興味はないけど、やっぱルーアン大聖堂は見たい。
超有名観光物件があるわけじゃないけど、週末にフランスの古都を散策するのもいいじゃん。
というわけでルーアンに行くことに決めた。

2011年11月26日土曜日の朝。
パリからルーアンに向かう鉄道の旅は、まずサン・ラザール駅から始まる。
この駅は2009年に何度か利用してるからもうおなじみ気分。余裕ですよ、ヨユウ。
…と思ったら、おや、駅前にヘンなドーム?が出来てるぞ。そういや2009年には
この辺一体が工事中だったもんなぁ…こんなのが出来たんだ。それにしてもルーブル前の
透明ピラミッドといい、ココといい、フランス人はこういうの好きだねぇ…。
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駅前の工事が終わって、正面の階段が普通に使えるようになってたのは嬉しかったね。
ここは「男の女」の忘れがたいラストシーンに出てきた階段なんだけど、2009年の時は
工事で見られなかったんだよ。あー意外なほど映画のまま残ってるねぇ…。
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そして、これまたおなじみ、直前まで何番ホームから発車するかわからないシステム。
ええ、フランスなんてしょせんこんなモンっす。承知しておりやす、余裕っす(笑)。
イ課長が乗る8時50分発の列車が何番線発車か、表示をのんびり待たせていただきやしょう。
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ルーアンに行くための切符は例によってSNCFのサイトで予約していた。
ただ、この路線はまだ「チケットを自分でプリントアウト」のシステムに対応してなくて
予約確認証をメールで受け取るという方式。だから切符は当日引き換える必要があった。

イ課長は用意周到に日本から持参した予約確認メールを、この日の朝早く、パリ東駅の
切符売場で切符と交換しておいたのである。予約確認メールってこんな感じ。
f0189467_21254485.jpg

で、受け取った切符はこんな感じね。
長距離TGV路線なんかだと、ほぼ確実に切符は自分でプリントアウトできるんだけど、
ルーアンに行く程度の近場路線だと、こういうこともある。
f0189467_8381210.jpg

てなことを言ってる間に、列車は無事ルーアンに着いた。
朝の10時とはいえ、11下旬のルーアン・リヴ・ドロワ駅はまだ日も低い。
冬の日の早朝って感じだ。しかしもう一度言うが、一応もう10時だ。
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この同じ駅から14時57分の電車でパリに戻るまで約5時間。
ルーアンの街で自由を満喫してやろうじゃねぇか。

というわけで、これからしばらくルーアンを訪ねた時の話を書き続けようと思う。
(まぁ時々、全然違う話に飛ぶこともあるとは思うが)
なかなか情緒に富んだ、いい感じの地方都市だったよ、ルーアンは。

  

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by tohoiwanya | 2012-07-23 00:14 | 2011.11 欧州出張 | Comments(5)
2012年 05月 30日

さらばブダペスト

あーついに“ドナウの真珠”とうたわれた、美しきブダペストの街と別れる日が来てしまったよ。
もっとも「別れる日」つうても、到着日と同じ日の夕方だったわけだが(笑)。

地下鉄に乗ってブダペスト東駅に向かう。
ニンゲン恐ろしいもんだね。朝着いたときはあれほど「右も左もわからないガイコク感」に
あふれていた東駅が、ブダペストに体がなじんだ今となっては妙に懐かしい。
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改めて見ると、ブダペスト東駅って建物として本当に立派だ。
こんな風にやけに壮麗なロビーなんかもあって驚いた(下の写真は朝撮ったものだが)。
しかし、エキナカショップはまだ何となく「垢抜けてなさ」みたいなのが感じられたね。
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この時、イ課長たちは現地通貨フォリントがまだ少し残っていた。
よく覚えてないけど、おそらく1000円か1500円程度は残ってたんじゃないかな?
もう一度ユーロに再両替しても良かったんだけど、また手数料とられて両替するほどの
金額でもないし、この駅で何か買って使いきっちまえってことになった。

とりあえず、ウィーンまで帰りの電車は3時間近い長丁場だ。
各自ペットボトルの飲物を買う。しかしこんなんじゃ全然使いきらん。もっと何か買わねば。
しかし買うっつうてもなぁ…Budapestのロゴ入りグラスなんて買ってもしゃーないし。
うーん…うーん…ナニ買おう?

果物屋さんがある。よし。しょうがない。ここで量り売りで果物買って、
フォリントをきれいに使い果たしちゃうしかない。
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残ったお金で果物を買い込む観光客は我々以外にもけっこういた。
(ちなみに、フォリントはハンガリー国外での両替はけっこう難しいらしい)
たぶんこの果物屋、「最後に駅でフォリント使いきりたい」という外人観光客ニーズを
的確につかんだマーケティングで、成功しているんだと思われる(笑)。
結局、相当大量のサクランボを購入することになった。

ウィーンに戻る列車はこれ。
行きのÖBB(オーストリア国鉄)の車両に比べるとちょいと年季が入ってるけど、まぁいい。
先頭車両にCARGO(貨物)とあるのは、ハンガリー国鉄が我々を貨物扱いしてるんじゃなく、
たまたま貨物列車専用機関車で客車をひっぱることになったからだと思いたい(笑)。
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車両の中はこんな感じで、コンパートメント席。
最近は国際列車もモダンなオープンサルーンが主流になっちゃったから、
コンパートメントに乗るのは久しぶりだなぁ~。
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名残惜しいし、まだちょっと時間があるからカメラを持って再びホームに出て、
ブダペスト東駅の風景を何枚か撮った。
楽しかったなぁ。また来ることあるかなぁ?…ブダペスト。
濃密な半日だったよ。ばいばい、ブダペスト。
f0189467_050776.jpg

東駅を出た列車は方向的にはまず西に向かう。しかしその後、南の方にぐるーっと
大きく円を描くようにまわって東向きになり、やがてドナウ川を渡るはずだ。

ドナウ川の鉄橋渡るとき、窓の方向(北)に王宮なんかが見えるはずだよな?
鉄橋の上から夕焼けに照らされたブダペストに別れを告げるなんて、ロマンチックじゃん。
そう思いながら窓の外の景色を見てると、ほどなく列車が鉄橋にさしかかった。





ガガガーーーーーッ!!

見事なタイミングで反対方向に走る列車がすれ違った。
何も見えなかった…(笑)。

ちなみにあのコンパートメント席、他の乗客はいなくてイ課長とトホ妻の独占。
気楽に足を投げ出してサクランボ食ったりしてたんだけど、やがて二人とも
泥のような眠りにつき、ほとんど仮死状態でウィーンに戻ってきたのでありました。



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by tohoiwanya | 2012-05-30 00:54 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)
2012年 05月 17日

ブダペストで見たものたち

イ課長はブダペストでいろいろなものを見てきた(←いきなりブレードランナー風)。
「イイネ!」と言いたいものから「ハテナ?」と言いたいものまで様々なものを。

本日はそんな、ちょっとした小ネタをまとめて放出しよう。
とりあえず最初はごく穏当なところからご紹介。ブダペストの黄色い市電。

赤&白の市電が走る姿がウィーンのイメージを強く喚起するように、黄色い市電の姿は
ブダペストのイメージに結びつく…というか、少なくともイ課長の中では結びついたよ、すごく強く。
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車体の色が目立ちやすいのももちろんなんだけど、とにかくその活躍ぶりが素晴らしい。
短時間でもブダペストを観光すれば、この市電を見ずにいることは絶対に不可能だ。
とにかくそこらじゅう走ってるんだよ、この黄色い市電が。
f0189467_0184025.jpg

これもまたウィーンと同様に、旧型車両と、新型の低床式車両が混在してるけど、
イ課長としては断然旧型の方が好きだな。ウィーンでも同じこと書いたけど(笑)。
f0189467_0201893.jpg

トンガリ屋根の建物をバックに走る黄色い市電。もう実にブダペストっぽい風景で、
いま見ると本当に懐かしい。
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ただ、残念ながらイ課長とトホ妻はこの市電に実際に乗る機会はなかったんだよ。
どの街もそうであるように、ブダペストも地下鉄にくらべると市電は路線数が
はるかに多くて複雑で、半日程度の観光じゃマッタク把握できなかった。
せっかく一日乗車券を持ってたのになー。あの市電に乗れなかったのは残念だ。

当然、ブダペストでのイ課長たちの移動手段はほとんど地下鉄、一部バスで、
それ以外は徒歩だ。まぁそれはどんな旅行でも同じことで、歩くのは苦にならない。
ショーウィンドウを眺めながらブラブラ歩くのもオツな・・・・・・んッ!?


・・・ちょっと待て。イ課長の目はたったいま日本語らしき漢字を捉えたぞ?

数歩戻って、ショーウィンドウで視界の端っコに捉えたものを確認する。
おおお、何としたことか。まぎれもない日本語だよ。原宿だよオッカサン。
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たしかイギリスだったと思うけど「Superdry-極度乾燥しなさい-」っていうヘンテコリンな
日本語を入れたロゴで有名なファッションブランドがある。アレの類いだろうか?
もっとも「極度乾燥しなさい」に比べればこの「原宿」はヘンテコリンとは言えない。文法的にも正しいし。
しかしブダペストでいきなり「原宿」って言われてもなぁ…日本人としては当惑するよ(笑)。

写真じゃわかりづらいけど、これ、おそらく箱の中の商品はオーデコロンみたいで、
原宿のロゴの色が違っているのは、いくつか異なる香りのタイプを揃えてるんだと思われる。
何か「東洋的」な香りなのだろうか?あるいはハンガリーでは我々が想像する以上に
原宿という地名(もしくは漢字)がファッショナブルなものとして認識されてるのか?
しかし文盲・失語症状態のブダペストを歩いてて、トツゼン日本語を目にすると驚くぜ。

…てな感じで再びブダペストの歩道を歩き始めると…またんんんッ?!



・・・・い、い、今のは何だ?背中に羽が生えた天使みたいな女の子がいたような・・・


おおお見間違いではない。ホントにいるよ。背中に羽のある女の子が二人も(笑)。
しかしこりゃまた一体…えらく目立ってるけど、何の趣向なんだ?
看板を持ってるわけじゃないから、広告用の仮装ってことじゃなさそうだよなー。
これから天使の役で学芸会に参加でもしようってところなのかい?
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この天使ギャルズ。ちょうど中央市場に行くために地下鉄駅から歩いている時に
我々とほぼ同じようなスピードで前方を歩いてたんだよ。だからしばらく彼女たちの
後を追うような形になった。

イ課長は最初に見たとき「え?」と思ったけど、道行くブダペスト市民たちは
この天使たちにさほどビックリしてる様子もなく、振り返るヒトもいなかった。
(方向的に、すれ違って振り返るヒトがいればイ課長たちからよく見えたはず)
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そりゃまぁね。いいよ?別に、ブダペストに天使がいたって。
イ課長だって何も驚天動地の驚愕にふるえたってほどじゃなくて、こうして冷静?に
天使ギャルズを写真に収めたわけだし。しかし何だったんだろう??

「ブダペストで天使を見た」なんて言葉だけだと、まるでヘボ小説の題名みたいで、
ブログの記事にしようなんて思わなかっただろうけど、こうして証拠写真もあるので
一応残しておく気になった。

ブダペスト半日観光してからもうすぐ1年。
この写真がなければ「ブダペストで天使を見たような記憶があるけど、アレは夢だったか?」
なーんて、イ課長自身がいまごろ思っていたかもしれないな(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-05-17 00:28 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(8)
2012年 04月 15日

オーストリア国鉄(ÖBB)切符購入ガイド

イ課長ブログが時々ご提供する海外旅行お役立ちガイド情報。
本日はオーストリア国鉄(ÖBB)の切符をネット予約する方法をご紹介しよう。
イ課長は去年、ここで予約&出力した切符を持って無事ブダペストに行ってきた。
自分自身による実証試験を経たガイドだから一応は説得力がある…はずだ。

さて、オーストリア国鉄の切符をネットで予約し、自分で印刷するためにはまず
ここにアクセスすることから始まる。表示がドイツ語だったら、右上のenglishを
クリックすれば英語になってくれる。こんな感じね。
f0189467_224540100.jpg

とりあえず去年のイ課長と同じ、ブダペストまでの切符を買うとしよう。
(そう、ÖBBのサイトで隣国ハンガリーまでの切符も買えるんだよ。少なくとも往路は)
出発駅ウィーン、到着駅ブダペスト、ヒニチは4月30日、朝7時以降の列車という設定で、
それではsearch connectionをクリック。何時のどんな列車があるのか確認しましょう。
f0189467_2247105.jpg

やっぱ途中の乗り換えが少ない方がいいよねぇ(乗り換えはChg欄の下の数字)。
ここはイ課長たちが乗ったのと同じ7:09ウィーン・マイドリンク駅発、
9:49ブダペスト ケレティ・プ(東駅)着の列車をチョイスしみよう。
その列車の欄の右の方にある Ticket and prices の赤字をクリックだ。
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そうすると、こんな風に選択していない列車も含めてドバーッと料金が表示される。
without reduction(割引なし)でも19ユーロっていうのが多いから、7:09発の列車の
19.00 Euro book...ってとこをクリックしようじゃないの。しかし19 Euroってやけに安い。
そうすると今度はこうなる。
f0189467_22484170.jpg

下の方にPayment type(支払い形態)っていう選択欄があるから、ここで
どのクレジットカードで払うかを選択する。masterやVISAはもちろんJCBもあるよ。
すると次は決済画面になるかって?いや、もう少し関門があるのだ(笑)。
f0189467_22512051.jpg

07:09発の列車を一度選択してるのに、次の画面でまたこうやって他の時間帯の列車も
提示してくるところがどうもよくわからない。07:09だってさっきから言ってるのに~。
「他の列車でも有効な2等席」なら36ユーロ、「その列車限定」なら19ユーロだ。
07:09発って決めてるんだから、安いほうの19ユーロを迷わず選択だ。
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やっと個人情報入力画面になった。ふう…。
席を予約するかしないか、予約するならどの辺かを指定して、
名前やメアド、カード番号を入力すれば決済画面に進むというわけだ。
I accept the〜(何とやらに同意します)のクリックをお忘れなく。

ドイツのDBの予約画面と比べると、途中で指定した列車以外のオファーがあったりして
ちょっと戸惑うけど、全体としてはまぁまぁ使いやすいシステムだと思うよ。
フランス語ばっかのアフォなSNCFに比べればずっとマシだ(←よほど恨んでるらしい)

ドコの国もそうであるように、ここも切符は郵送か、PDFによるe-ticketかを選べる。
もちろんe-ticketを選択だ。登録したメアドにÖBBからすぐメールが届いて、
そこに書かれたURLで自分用のPDFチケットをダウンロードできる。

鉄道(特に長距離移動)の切符を外国で、現地に行ってから買おうとすると
「そもそも切符売場はドコなんだ?」
「長蛇の列で、待たされるかも…早めに買っといた方がいいよな?」
「うまく言葉が通じるかな?間違えずに買えるかな?」
…てな調子で、いろいろ不確定要素がつきまとう。
実際、ブダペスト東駅で帰りの切符を買った時はこれに近い状態だったもんね。
(さっきも言ったように、ブダペストからの帰りの切符はネットでは買えなかったんだよ)

「すでに切符はある」という状態は、それが出張であれ旅行であれ、非常に助かる。
そういう点ではオーストリアに限らずドイツフランスベルギーもみんな助かった。
日本のJRも早く「自分で切符をプリントアウトできる」方式を導入してほしいよなぁ。

ちなみに、ÖBBチケットってこんな感じ。
上の方だけお見せしてるけど、実際にはA4サイズ。イ課長は自宅にプリンタがないから
せっせと会社のプリンタを使って出力したのである(いいじゃんかよ!!)。
f0189467_22442892.jpg

さぁこれでアナタもオーストリア鉄道の旅に怖いものなしだ。
オーストリアには世界遺産になってるゼメリング鉄道みたいに、鉄っちゃんが泣いて喜ぶ
鉄道路線もある。ばんばん切符をネット予約してオーストリア鉄道の旅をお楽しみあれ。



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by tohoiwanya | 2012-04-15 22:53 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(47)
2012年 02月 15日

ブダペストの銀座線でメキシコへ

ブダペスト地下鉄の続き。

最初に乗った地下鉄が赤で表示されるレッド線だったっていうのは前回書いたけど、
ブダ地区から再びデアーク・フェレンツ広場に戻ってきたイ課長とトホ妻、次は
路線図で黄色で表示されてるイエロー線に乗り換え、ペスト地区を探検しにいった。
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このイエロー線がまたちょっと特殊なんだワさ。
レッド線と比べると格段に駅が古そうで、天井も低く、駅も対岸式ホームが多い。
しかもその駅ってのがすごく浅いから、ホームと地上を結ぶ階段はものすごく短い。
もちろん、長大・高速エスカレーターなんてものはカゲもカタチもない。

駅の感じは銀座線の上野~浅草間みたいだ。ブダペストで最も初期に出来た路線に違いない。
鉄製の柱の列の向こうを黄色い地下鉄が走るサマなんて、銀座線の上野駅を思わせる。
f0189467_051145.jpg

駅の内装もタイルの飾りなんかがあってレトロな感じ。モダンなレッド線の駅とは大違いで、
こちらも何となく銀座線の駅を思わせる。路線表示や車体の色が黄色ってところも
昔の銀座線と一緒で、やけに共通点が多いねぇ。

というわけで、イ課長たちはこのイエロー線を便宜上「銀座線」と呼ぶことにした。
ブダペストの銀座線で、我々が行きたい方向に行くにはナニ行きに乗ればいいかというと…
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これはまたナンとしたことか。メキシコだ(笑)。
ハンガリー語は読めなくてもこれはさすがにわかる。メキシコだよ絶対。
ブダペストにはメキシコなんとかっていう名前の駅があるんだ。おもしろいねー。
それじゃブダペストの銀座線・メキシコ方面行きとやらにさっそく乗ってみようじゃねぇか。
(本日の題名の意味がご理解いただけましたでしょうか?)

このブダペストの銀座線、車内のシート配置なんかもレッド線とはちょっと違うようだ。
手すり棒がやけにいっぱいあって、それが全部黄色に塗られているっていうのは
車体の色と合わせたトータルファッションと言うべきか?
とにかくこの路線、車体がまっ黄色だった頃の銀座線を知ってる人間にはミョーに親近感が湧く。
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ちなみに、このブダペストの銀座線、アンドラーシ通りっていう大通りの下を通ってる。
さっきも言ったようにトンネルはすごく浅いから、ホームから短い階段をちょっと登ればそこはたちまち
陽光あふれるアンドラーシ通りだ。ここは並木もきれいに整備されてて美しい大通りだったなぁ。
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…と、少なくともブダペストの銀座線に乗った当日の印象はこんな感じだった。
しかしこの記事を書くためにブダペストの地下鉄のことを調べていたイ課長はビックリ仰天した。
このブダペストの銀座線、そんじょそこらのチンピラ地下鉄とは違ったんだよ。

この路線、実は世界最初のロンドン地下鉄についで、世界で2番目に出来た地下鉄であり、
電気式(ご存知のように、ロンドンの最初の地下鉄は蒸気機関車だった)としては
世界初の地下鉄だったんだと!!
ロンドンに次ぐってことは、つまりユーラシア大陸では最初の地下鉄というわけだ。
(イスタンブールの地下ケーブルカーの方が開通は早いらしいけど、ありゃ地下鉄とは言わんべ)

いや驚いたねこりゃ。世界で2番目の地下鉄で、世界初の電気式地下鉄だったとは。
まさかそんな由緒ある地下鉄とは思ってもみなかったっすよ。お見それいたしやした。

しかしオドロキはこればかりじゃない。この黄色いブダペストの銀座線、世界で2番目に
できた地下鉄ってだけじゃないのだ。さらなるすごい肩書きを持っている。それは…



世界遺産に登録されているのだ。


上を通るアンドラーシ通りの街並みと一体で登録されてたんだよ。これには二度びっくりだ。
世界で唯一の「世界遺産に登録された地下鉄路線」らしいが、そりゃそうだろうなぁ。

いやもう感服いたしやした。
本来ならアッシらみてぇな町人フゼイは畏れ多くて乗せていただけねぇような、
ご立派な地下鉄だったんじゃねぇんですかい?そんな高貴なご身分とは存じ上ず、
「ブダペストの銀座線」だなんて失礼なことを申しやして、どうぞ勘弁してくだせぃ。
(なぜ急に落語口調になるのか自分でもよくわからない)

ただのジイさんと思ってた人が、実は「水戸のご老公様」だったと知ったようなもんで
ホントにびっくりしたよ。え?たとえがヘン?でも他に思い浮かばないんだもん…

世界遺産を「歩く」「見る」ならともかく、世界遺産に「乗る」なんて経験は
なかなかできないよねぇ。ブダペストの銀座線、実は大変な路線だったのだ。
そうと知ってりゃなぁ…もう少し有難がって乗ったんだが…(笑)。
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いやぁ~、ブダペストの地下鉄はタダモノではなかったのである。
もしアナタが今後ブダペスト観光するなら、世界で2番目の地下鉄にして、世界最初の
電気式地下鉄にして、さらに世界遺産でもある「ブダペストの銀座線」にぜひご乗車あれ。

 

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by tohoiwanya | 2012-02-15 00:09 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)