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2013年 04月 29日

アントワープという街

短い滞在だったけど、アントワープってなかなかイイ感じの街だった。

ノートルダム大聖堂とか市庁舎前広場があるあたりは完全なアントワープ旧市街。
大きな市庁舎とギルドハウスに囲まれた広場って、ブリュッセルのグラン・プラスと似てるね。
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旧市街をふらふら歩いていくと、すぐに大きな川にぶつかる。
この先の方に巨大な港があるはずで、アントワープって、ドイツのハンブルクなんかと同様、
直接海に面した港というより、「河川港」なんだよね。
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川は風が強くて寒い。腹も減ってきた。
考えてみたら、今日は朝の6時前にドイツ・フランクフルトのホテルで朝メシくって、そのあとは
何も食わないままフランクフルト→ブリュッセル→アントワープと電車乗ってきて、もう午後だもんな。
そりゃ腹も減るわ。身体が暖まるような、何かあったかいものが食いたい。

こういう時、日本だったら迷わずラーメンか立ち食いそばを食うところだが、ここはベルギーだ。
味噌ラーメン食ってあったまるというわけにはいかない。そういや、2008年に初めてベルギーに来たときも
寒くて、温かいものが食いたいのに見つからなくて、結局、公園のベンチでサンドイッチと缶ビール
済ませたことがあったっけなぁ・・・しかし今日はそれは避けたい。

結局、駅に戻る途中にあったカフェレストランみたいなところに入ることにした。
トレーで好きなものをとって、最後に精算するタイプの店だ。こういうところなら温かいスープか何か
あるだろうと思ったら予想通り。あとはマカロニサラダとパン。ま、こんなもんだろ。
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食い終わったあと、トイレを借りることにした。何しろ冷えたし(笑)。
ところが、店の男性用トイレに入って、イ課長はちょっとギョッとしたのだ。
写真じゃわかりづらくて残念なんだけど、この男性用トイレの“標的”がさ、ものすごく位置が高いんだよ。
ギョッとしたついでに写真を撮らせていただいた。
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てやんでい。はばかりながらイ課長だって日本じゃ「タンパク質でできた巨大ロボット」と言われるお兄ぃさんだ。
このくらい高い“標的”でも何とかならぁ。でも170cmくらいの平均的日本人男性だったらつま先立ちでも
しないと無理じゃないか?という以前に、つま先立ちで用を足すこと自体がおそろしく難しそうだが(笑)。

考えてみりゃ、アントワープってオランダに近い。言語的にもフランス語が主に話されるブリュッセルに対して
オランダ語圏に属する街なんだと思う。オランダといやぁ世界でも名だたる「巨人族の国」として有名だ。
トイレの男性用便器にもそういった「巨人族の国・オランダ仕様」の影響が現れているのであろうか?

カフェを出て、ぶらぶらと歩いて中央駅の方に戻る。
お?!来たときは気がつかなかったけど、中央駅のすぐそばには立派な中華街があるんじゃないか!
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ちぇー。そうと知ってりゃ、スープとマカロニサラダなんかじゃなく、ここで温かいワンタンメンでも食ったのになー。
事前情報収集がズサンだとこういうことになる。しかし通りの真ん中をトラムが走る中華街って、変わってるねぇ。
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さて、そろそろブリュッセルに戻るか。
何しろ荷物を北駅のコインロッカーにぶち込んで、まだホテルにチェックインすらしてない身だからね。
ベルギー第二の都市アントワープ。滞在時間はせいぜい3時間くらいの短い観光だった。
結局、この街には「ネロとパトラッシュごっこ」をしに行ったようなもんだな(笑)。


  
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by tohoiwanya | 2013-04-29 00:18 | 2012.03 欧州出張 | Comments(8)
2013年 04月 08日

フランクフルトのベスト・アングル

2012年3月出張バナシ。
なぜか最後に行ったミラノのネタが先行してしまったが、この出張で最初に行った街は
フランクフルトなのである、

この時が「出張で行く7回目のフランクフルト」だったわけで、イ課長にとってはこの街はまさに
「欧州出張の玄関口」。このブログでも過去にいろんな角度からこの街について書いた。
そして、こういった過去の記事を読んでいる読者なら、フランクフルトという街が基本的には
“大して面白くない街”であることも重々承知しているはずだ(笑)。

もうフランクフルトについて書くことなんてない?いやいや、それがそうでもないんだよ。
この時の出張では、イ課長は日本からのフライトはルフトハンザを利用した。座席をネット予約し、
航空券をプリントアウトしたら、こんな写真が添えられてたんだよ。
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この写真、明らかにフランクフルトだ。しかしやけにキレイな景色ではないか。
国際的ビジネス都市としての近代性と、中世以来の歴史の両方が感じられるような写真で、
面白くない街・フランクフルトにしては上出来の、キレイなアングルだよ。どこから撮ったんだろう?

写ってる川がマイン川であることは明らかで、位置も大体見当がついたから、
この写真が撮影された橋をGoogle Mapで探し出すのは造作もなかった。
よし、こんどフランクフルトに行ったら、イ課長もこのアングルから街を眺めてみようじゃねぇか。
(しかし、こういうの好きだねぇイ課長も。つくづくミーハーなオヤヂだと自分でも思う(笑))

2012年3月4日の日曜日、フランクフルトに到着し、ホテルに荷物を置いて身軽になったイ課長は
時差ボケ治癒のためにがんばって散歩して(経験的に、無理して限界まで起きてる方がいい)
この橋まで行ってみた。橋に行く途中の川っぺりにはガチョウさんたちがたくさんいたね。
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おお、ここだ、ここだ。
天気が曇ってるし、緑も枯れてるし、航空券の写真に比べると相当陰気な街に見えるのは否定できんが(笑)
間違いなく、同じアングルだね。ルフトが採用するくらいだから、フランクフルトのベストアングルなんじゃない?
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正面に写ってる橋がアルテ橋(古い橋)で、その名前、レンガ作りの感じからみて相当古いものに違いない。
橋の両側にそれぞれ古い教会の塔が立ってて、右側の塔がフランクフルト大聖堂だ。
左右2つの古い塔と、古い橋に囲まれるようにして、現代的な高層ビルがみっしり建ってるところが、
“マインハッタン”という異名もあるフランクフルトらしい構図だよねぇ。

この橋からこの写真を撮ったのがフランクフルトに到着した日曜の夕方。
翌日の月曜日の仕事が終わって乗ったSバーンが、ちょうどこの橋の近くの地下駅を通るんだよね。
夜景のときはどんな感じなのか、ちょっと見てみたかったから、降りて、再びあの橋に行ってみた。
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ふーむ、こんな感じに見えるわけだ。
ネオンきらきらの東京やN.Y.の夜景と比べりゃずっと地味だが、林立する高層ビルの灯りがキレイだ。
高層ビルの少ないドイツにあって、こういう夜景を見られるのはフランクフルトくらいかもしれん。
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イ課長にとってはすっかり「欧州出張じゃ毎度おなじみの街・フランクフルト」。
そりゃ確かに、レーマー広場とか、大聖堂とか、しいて言えば観光名所といえなくもない場所はあるけど
基本的には「つまらない街」で「これといって撮るべきものもない街」と言わざるを得ないフランクフルト。

・・・てなことばっか書いて、いつもケナしてばかりいるけどさ、今日はちゃんとキミの「写りのいい」
ベスト・アングルを紹介したんだからさ、また仕事で行くことがあったら、イ課長にやさしくしてね。


 
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by tohoiwanya | 2013-04-08 00:05 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 02月 18日

コメルス・サンタンドレ小路に行く

2012年3月出張の時のブリュッセルの話が続いたが、理由もなく場所と時間は飛ぶ。
本日は2011年11月出張のパリネタ。この出張ン時のネタもまだけっこう残ってんだよなぁ。
そもそも、イギリスに入ってからの話を全然書いてないし。

まぁいい。とにかく本日はパリネタ。
芸術の都らしく、美術がらみのお話なのである。

ルーブル美術館シリーズを書いたときにちょっと触れたけど、イ課長の美術的教養は
その大半がNHKの「ルーブル美術館」と、朝日新聞の「名画の旅」で形成されている。
ルーブルに行ったときは特に前者の影響が炸裂したわけだけど、せっかくのパリ滞在だから
後者に関するヲタク趣味を満足させるプランもちゃんと用意していたのである。

バルテュスって画家をご存知の方はいるだろうか。
イ課長は「名画の旅」で知るまではバルテュスなんて画家は聞いたこともなかった。

わりと最近亡くなった人で、要するに現代画家。描く対象は特に奇をてらったところがなく、
普通の風景や人物を描いてるんだけど、画風が独特で、ちょっと幻想的。
イ課長なんかはこの人の絵を見ると、ちょっとスーラの点描絵画を連想することがある

バルテュスの代表作とされる絵に「コメルス・サンタンドレ小路」っていう絵がある。
これが「朝日・名画の旅」で紹介されてたんだよね。
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特に変わったものを描いた絵じゃないんだけど、なんか変わった絵でしょ?
この「コメルス・サンタンドレ小路」っていうのはパリに実在している場所で、「名画の旅」では
同じ場所の今の姿を写した写真も小さく紹介されていた。
うーむ、この場所が残ってるなら、ぜひ行ってみたいものだ。

それから、コメルス・サンタンドレ小路がパリのどこにあるのか、オニのように調べまくり、
左岸にあることを発見した。パリ中心部といっていい場所だ。地図をプリントアウトしておき、
当日はそれを持参して、万全の準備でコメルス・サンタンドレ通りに向かったである。

入念な準備のおかげで、コメルス・サンタンドレ小路の入口はわりとすぐに発見できた。
こんな感じで、トンネルになってる。実はここ、ちょっとしたパサージュみたいな通りで、
すごく歴史のあるカフェなんかもあるらしい。「あの絵の場所」としてより、どちらかというと
パリの歴史を感じさせるスポットとして知られているようだ。
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中に入るとこんな感じだ。うーむ、確かに歴史を感じさせるたたずまいだ。
道自体はそんなに長いものじゃない。あの絵のアングルを探してキョロキョロしながら
歩いてるうちに、すぐに反対側の入口に出ちまった。ありゃ?
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こっち側の入口もアッチ側の入口もトンネル構造。しかし絵にはトンネルなんてない。
一体この絵はドコからドコを見て描かれたものなんだ?こんな狭い通りに、あの絵の
アングルがあるようには見えなかったけど・・・。
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もう一度絵を見てほしい。突き当たりにある道は明らかに左から右に登る坂道だ。
しかし、そんな傾斜のありそうな道はあたりに見当たらないんだよなぁ?
バルテュスはこの道そのものじゃなく、近くの裏通りとかを描いたんだろうか?
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せっかくパリのコメルス・サンタンドレ小路まで来たのに、絵のアングルが見つけられないという
ガッカリを受け入れようか・・・と思い始めたその時、やっとわかった。ほら、ここだったんだよ。
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この右側のレストランがいけないのだ。こんなモノがあるから「ここは違う」と思うじゃないか!
このレストランに面したワキ道からコメルス・サンタンドレ小路を見ると、この絵のアングルになる。

左にある建物の窓枠なんて絵と全然変わってない。
奥の道は確かにかすかに傾斜してるんだろうけど、ここは実は直角に交差してなくて、ちょっと
ナナメになってるから、余計に坂道っぽく見えるんだろう。

以前にパサージュ・コタンの記事を書いた時もそうだったけど(あれも実は朝日・名画の旅の影響)、
「画家はまぎれもなく、今自分が見ている光景を絵に残したのだ」っていう場所に実際に立つのは
けっこう感激の体験だよね。右のレストランがなきゃもっと嬉しいんだが…(笑)。

ここに行ったのは、パリ滞在中にポストイット・アートを見たり、ラップ街29番地アパートを見たり、
「健全な観光客なら絶対わざわざ行かないところ」に行きまくった、あの日曜日のことなのである。
マニアック観光に明け暮れたパリの休日。しかしコメルス・サンタンドレ小路で「あの絵」の場所に
立つことができたイ課長はけっこうゴキゲンだったのでありました(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2013-02-18 00:28 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2013年 02月 13日

ブリュッセルの丘の上

ブリュッセルという街の中心はグラン・プラス。これに異論はないだろう。
このグラン・プラスから中央駅あたりまでは平坦な土地が続いてるけど、そこから西の方に向かうと
地形は小高い丘になってる。丘の上から“低地”を眺めるとこんな感じで高低差がある。
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この丘の上には王宮や王立美術館、EU本部、最高裁判所、各国大使館なんかが集まってる。
行政機関や公的施設が集中した場所なんだよね。

グラン・プラス周辺が「観光客が散歩や飲食や買い物のために集まるところ」とすれば、この丘の上は
観光客がもう少し目的性を持って「あそこを見学したいと思って観光しに行くところ」といえる。
この丘、別名「芸術の丘」とも言われてるらしいけど、そんなの知らなかったイ課長としては、
ここではあくまで「ブリュッセルの丘」という名称を使わせていただく。

この丘には中央駅から歩いて行ける。しかし丘である以上、途中で少し上り坂になる。
“登攀ルート”はいくつもあるんだろうけど、イ課長が好きなのはここだ。坂道がカーブになっている場所。
向こうにブリュッセルの低い市街地が見渡せる。
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このカーブに面したところには華麗なアールヌーボー建築の建物がけっこうあって、中でも有名なのが
楽器博物館。実は2008年にイ課長が初めてブリュッセルに来た時に、これが有名な建物とは知らず、
単純に「へ〜キレイな建物だなぁ」と思ってこの楽器博物館をカメラに収めていた。
今となれば「あの頃はブリュッセルのこと、何も知らなかったよなぁ…」と思える、懐かしい場所なんだよ。
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この坂を登りきると王立美術館、マグリット美術館、王宮なんかがひしめく一角に出る。
道路の真ん中に銅像があって、市電の線路がそれをよける形でびろーんと左右に広がってるのが
何となくオカシい。この辺から遠い正面に、これまた壮麗な建築で有名な最高裁判所が見える。
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王宮ってのはこんな感じ。ここは特に興味はないからイ課長もじっくり見たことはない(笑)。
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王宮の正面にはブリュッセル公園がある。この日はとにっかく寒くてさぁ~、散歩をする人も少ない。
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ブリュッセル公園を王宮の方からナナメに突っ切っていくとロワ通りっていう広い道に出る。
このロワ通りがブリュッセルのビジネス街の中央通りみたいなもんで、イ課長もブリュッセルに来るたびに
この辺りの訪問先に行くことが多い。

ロワ通りをまっすぐ行くと、マールビーク、シューマンっていう順に地下鉄の駅がある。
昨年3月の出張ではこのシューマンっていう駅で降りた。

イ課長がブリュッセルで行動範囲にしてるのはこのあたりまでなんだよね。
逆に言えば、ビジネス街もこのシューマンの駅あたりで終わる。
ただ、このシューマン駅の地上にはイ課長にとって少し重要な建物があるのだ。

そう。ここはEUの本部のある場所なんでございますよ。
この四方向に飛び出したモダンなEU本部ビルは写真でも何度も見た。
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27カ国の連合体であるEU欧州連合。
そのEU本部が置かれているブリュッセル。
さらにそのEU本部ビルがあるシューマン駅というわけだ。

思えばイ課長が2007年の初欧州出張以来すでに7回、次回で8回も欧州出張する原因は
かなりの部分、このビルが関係している・・・というか、事実上こいつらのせいで発生した出張が
大半と言っていい(笑)。8回の欧州出張のうち6回はアナタがたのせいざますよEU本部!
あんまりヘンなことしないでもらいたいざますッ!!
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出張で来るより、自由な旅行でブリュッセルを訪問する方が断然楽しいに違いない。
「出張で来た街」としてしか、ブリュッセルを知らないというのは不幸なことだ。恨むぞ、EU本部。
だがその一方で、もしEUがらみの仕事をしてなければ、イ課長がブリュッセルなんていう街に
来ることは生涯なかったかもしれない。そういう点ではむしろ感謝すべきなのか?
ううむ・・恨むべきなのか、感謝すべきなのか・・・ううむ・・ううううーーーむ・・・(←うなっている)。
複雑な感情が入り混じった表情でEU本部を見上げるイ課長なのであった・・・

というわけで、前回が平地部分のグラン・プラス周辺、今回が王宮のある丘の上のご紹介でした。
ブリュッセルに来る観光客の大半は大体このエリアを中心に歩くことになるはずだ。
場所によっては治安が悪いとも言われるブリュッセルだけど、この両エリアについてはぶっそうな
雰囲気は全然ないし、街並みもきれい。1.5流都市・ブリュッセルの魅力をぜひご堪能ください。
 

・・・ブリュッセル観光協会からの感謝状はまだかな・・・。


 
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by tohoiwanya | 2013-02-13 11:41 | 2012.03 欧州出張 | Comments(6)
2013年 02月 11日

1.5流の大都市・ブリュッセル

ベルギーの首都・ブリュッセル。
この街には旅行で行ったことは一度もない。ぜんぶ出張。

その代わり、訪問回数はけっこう多い。過去7回の欧州出張で4回行ってるもんね。
次回の欧州出張で5回目のブリュッセルってことになるわけだ。

欧州出張での訪問回数ではフランクフルトに次ぎ、ロンドンやパリなんかよりずっと多い。
2008年に初めて行ったときは文字通り、右も左もわからなかったけど、今やイ課長にとって
ブリュッセルは「多少は土地カンのある街」になっちゃってるもんなぁ。感慨深いよなぁ~。

イ課長ブログ、この後しばらく2012年3月出張のときのブリュッセルのネタが多くなると思う。
なぜかというと、2月下旬にはまた行くからだ。ブリュッセルネタの倉庫に新しい荷が
入ってくる前に、前の在庫を処理。こういうのも一種の在庫管理と言うべきか(笑)。

実はイ課長、ブリュッセルっていう街をけっこう気に入ってる。
適度な街の規模で(バカ大きくない)、適度に観光資源が散らばってて、適度に混沌としてる。
パリやロンドンなんかが「一流都市」なら、さしずめブリュッセルは「1.5流都市」か。
ほんの少しガサツで、ユルくて、時代の先端から遅れた感じがイ課長にはむしろ合うようだ。

近年は「適度に治安も悪い」っていう要素も指摘されるようになったみたいだけど、幸いにも
イ課長はブリュッセルでヤバい目にあったことがない。場所による差が激しいみたいだね。

前回の出張ではブリュッセルに2泊して、モネ劇場に「ルサルカ」観にいったりしたけど
それだけじゃなく、ちゃんとグランプラスも見た。ここもイ課長にとっては今やすっかり
「欧州でおなじみの場所」になりつつある。
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せっかくベルギーに来たんだからっていうんで、ベルギーワッフルも食った。
どこの店も、こんな風にイチゴやらチョコやらを乗せたスーパーボリュームワッフルを並べて
スウィーツ好きの気をひこうとしている。
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いくらビール&甘いもの・両刀使いのイ課長といえども、あんな山盛りワッフルを食う自信はない。
チョコと、砕いたアーモンド(か?)を載せた、シンプルなやつを食った。
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おっとヘンなものがある。こりゃ三人の盲人をあらわした像か?たぶんそうだよな。
なかなか変わったモチーフだ。こんなものがどこにくっついているかというと・・・。
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実は公共水飲み場(だよな、これ)なのである。
この水飲み場のうしろにも、女性の大理石像が飾られてるよ。ブリュッセルってこんな風な
パブリック・アートがよく目につく街だよなぁ。小便小僧だってその一種なわけだし。
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・・・てなこと言ってるうちに段々暗くなってきた。
夜景を見ても、ブリュッセルって「1.5流の都会」って感じがするよ。
パリだのニューヨークだの東京だの、世界的都市の夜景に比べれば、全然大したことはない。
ちょっと古めかしそうだし、キラキラ明るいわけでもない。
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でも、この暮れ行く街を見ながら「ああ、ブリュッセルってイイよなぁ…」とボンヤリ思った。
もし、アナタを一年間、欧州の街に住まわせてあげる、どこがいい?とイ課長が聞かれたら
迷っていろいろ考えるだろうけど、ブリュッセルも候補の一つになることは間違いない。
食い物もけっこう美味しいしね。

というわけで、本日は夕暮れから夜にかけてのブリュッセル、それもグランプラス~モネ劇場の
周辺を淡々とご紹介しました。次回もたぶんブリュッセルネタのはずで、とりあえず王宮のある
丘の上の風景でもご紹介しましょうかね。


 
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by tohoiwanya | 2013-02-11 01:31 | 2012.03 欧州出張 | Comments(2)
2012年 12月 26日

インド動物図鑑

はぁはぁ…ただでさえ忙しい年末なのに、インド仕事の原稿化と欧州仕事の原稿化で
イ課長は疲弊しておる(じゃ、何でブログの更新なんかしてるのだという質問はムシ)。

本日はインドネタでいくぞ。
疲れてるから、思いついたことを書くのである(笑)。

インド出張中、イ課長がゲーリーにおびえ続けたのはご存知の通りだけど、
インドにおいては狂犬病もコワいのだ。向こうから野良イヌが来ると「うひっ」と思って
気をつけたけど、イヌだけじゃなく動物全般避けた方がいいとされる。

ところがインドじゃ街を歩いててもけっこう遭遇するんだよ、動物に。そこで本日は
インド動物図鑑企画でいってみよう。ヘンな企画だが、思いついたから書くのだ。


①ワンコ
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狂犬病の元凶・ワンコ。ネコはあまり見なかったけど、野良イヌはけっこういた。
イヌを見ると動揺して逃げることの方が優先されたので、近くから撮った写真は少ない(笑)。
もっとも、「うわ、イヌだ!」と思って大げさに逃げるとかえって追ってくるらしいから
さりげなく何気なくスルーするしかない。


②ウシ
インドといやぁウシ。確かによく見かけた。
上の写真はアグラからデリーに戻る車の窓から撮ったんだけど、こうやって広い道路では
中央分離帯にウシを放してるのをよく見かけた。中央分離帯は草が生えてて、ウシの食い物は
抱負だし(この写真に関してはそうでもなさそうだが)、両側は車がビュンビュン通ってて逃げられない
構造だから、“放牧”させとくにはいい場所なんじゃないかと思う。
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何せ「牛乳屋サンが毎朝ウシを連れて巡回してくる」というインド。ウシの写真は他にもあって、
いずれ別途「ウシ特集」をやりたいから今日はこのくらいで。それにしても、これ、子ウシだよね?
ヤギじゃないよね?(笑)


③ヤギ…?
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上の写真、たぶんヤギだろうと思うんだけど、自信はない。
四足獣でこの体つきはヤギだよねぇ?


④ウマ
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馬車はインドではまだ重要な交通手段みたいで、大都市の中心街ではともかく、
車で郊外に出るとたまに見かけた。上の写真はアグラにいた観光用馬車だけど、
たぶんインドの田舎だと馬車なんてちっとも珍しくないんじゃないんだと思うよ。


⑤リス
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リスいたねぇ。上の写真はアグラ城の庭園にいたリス。
つまり大自然の中ってわけじゃなく、けっこう都市部でもいるんだよリスが。
ワシントンDCの公園にもリスはいっぱいいたし、アグラ城の庭園にもリスはいた。
そのくせ、なんで東京の新宿御苑とかにはいないんだろうなぁ?


⑥サル
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これだよ危ないのは。狂犬病ウィルスのキャリアとしてイヌが怖いのは当然なんだけど
サルも意外にヤバいらしい。しかもけっこう町のそこらにいるんだ、サルが。
リスが都市部にいるのには驚かないけど、野生のサルがいるとやっぱ多少は驚く。
下の写真みたいに、大自然のカケラもないような雑踏の都市部にもいるわけだから
飼いザルと考えられなくもないが、よくわからない。
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⑦トリ
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インドじゃスズメやカラスといった見慣れたトリを見かけることはついぞなかった。
というより、トリ自体があんまり飛んでなかったように思うんだが…。
上の写真はホテルの窓ンとこにいたトリ。シンガポールでも黄色いクチバシのトリを
よく見かけたけど、あれとはまた違う種類なんだと思う。


⑧ヒト
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とはいえ、インドで圧倒的に勢力の強い動物といえばやはりヒトだ(笑)。
上の写真、高級ショッピングモールの入口にいた門番?のヒトは体長も大きく、立派で
外国人がイメージする「ターバン+ヒゲもじゃのインド人」像を体現したようなインド人だった。


おそらく狂犬病という点ではワンコ、ヤギ、リス、サルあたりは気をつけた方がいいんだろう。
(ネコの写真がないけど、もちろんネコもね)

ウシやウマといった大型家畜になると、危険度がどうなのかイ課長もよくわからない。
ウシのせいで狂犬病にかかったって話は聞いたことがないが…。

しかしインドで、眺めて飽きない動物といえば、やっぱヒトに尽きる。
「インド人」という種の中でも極めてたくさんの亜種?がいるし、個体差も大きいから
結果的に非常にバラエティに富んだヒト風景を眺め、ヒト体験ができることになる。
もっとも、中にはタチの悪いヒトもいるから、一応気をつけましょうね。
 
イ課長の勤務先は本日、26日が仕事納め(早いのだ)。
しかし、イ課長個人は明日の出社は決定的。あさっての出社も濃厚。

ばっきゃろー。

…と言い残して、イ課長はこれから忘年会に行ってくるっス。飲んでやる!

  
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by tohoiwanya | 2012-12-26 17:56 | 2012.10 インド出張 | Comments(6)
2012年 11月 02日

パリ・決定的夕景写真 その2

アレクサンドル3世橋の欄干の灯りが点灯され、いそいそと橋の上に向かうイ課長。
いよいよ「パリ・決定的夕景写真」をモノにしてやろうではないか。

うーーーーーむ…イイ感じになってきたぞ。いい感じではあるが…
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ここが難しいところだ。出来れば背景のエッフェル塔のイルミネーションが
もう少し明るく見えた方がキレイだよな?だが、そのためにはもっと空が暗くなる必要がある。

ただ、この決定的夕景写真のポイントはアレクサンドル3世橋から見てエッフェル塔が
ほぼ西にあり、ダイダイ色の夕焼けがバックになるってところだ。
空にまだダイダイ色~紫色が残ってて、しかもエッフェル塔のイルミネーションが
もう少し明るく見えるような時を狙って…シロウトのくせにイ課長うるさい(笑)。

同じポイントから夕焼けに見とれながら何枚か写真を撮ってみた。
考えてみたら、この時はまだマンチェスターでカメラを落として壊す前だったから、
旧カメラを使ってたんだよなぁ…。手ブレで、その場でボツにした写真もけっこうあったよ。
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いやしかしアレクサンドル3世橋からエッフェル塔の方(すなわち西)を見る夕景は
本当にウットリの美しさだ。2009年、初のパリ旅行で「パリにはやられた」イ課長だが、
今回もまたパリの誘惑にやられっぱなしだねぇ。川に映る街の灯りをフィーチャーして撮ると、
こんな感じになるのである。
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結局、今回の「パリ・決定的夕景写真」撮影プロジェクトにおいて、ベスト・ショットと
思われるのはコレかなぁ。え?他と大差ない?まぁそうだよね…(笑)。
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例のCDジャケットの写真と比べると、やっぱエッフェル塔の後ろの雲がなぁ~…。
澄み渡った夕景だったらよかったんだけどなぁ~…。

しかしまぁ、このCDの写真を撮ったカメラマンも大したもんだ。
エッフェル塔の手前に天使のいる欄干をシルエットで配するこの構図はまさにパリならでは。
アレクサンドル3世橋の右岸側からの、このアングルはパリ夕景写真お勧めポイントだね。
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このあと、シャンゼリゼのX'masマーケットを見物したりして、最後にイ課長はもう一度
アレクサンドル3世橋の、この天使の街灯のところに戻ってみた。

あー、ここまで暗くなると、もう写真の感じも全然違っちゃうね。
エッフェル塔のイルミネーションも、天使ちゃんたちも明るく見えるようになったけど
全てがシルエットの中に沈んでいた、あの神秘はもうないよなぁ(おまけに少し手ブレてるし)。
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長い欧州出張の中休み。早起きしてルーアンに行き、午後パリに戻ってきたら
シャンゼリゼのX'masマーケットを見物し、さらにこうしてパリ決定的夕景写真を撮影。
このあとホテルに戻ってひと休みし、ふたたびジャズを聴きに夜のパリに出撃して
シャトレー駅周辺で盛大に道に迷って…というわけだ。よく活動したのう。

パリの休日を満喫したイ課長なのであった。いいじゃんかよ、土曜なんだから!
 
 
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by tohoiwanya | 2012-11-02 00:36 | 2011.11 欧州出張 | Comments(6)
2012年 10月 31日

パリ・決定的夕景写真 その1

まず下のCDジャケットを見てほしい。

世界的チェリスト、ヨーヨー・マがフォーレやフランクなんかのバイオリン・ソナタを
チェロで弾いたっていうアルバムのジャケットなのである。
図書館で見て、ちょっと良さげだったから、iPodに入れて聞こうかなと思って借りた。
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しかしこのCDジャケット、明らかにパリで撮られた写真だけど、えらくロマンチックではないか。
夕焼けを背景にしたエッフェル塔、手前の天使ちゃんがタムロする街灯と合わさって
「これぞパリのロマンチックな夕暮れざますわよ」と言わんばかりの美しさだ。

これ、パリのドコから撮ったんだろう?
2009年、イ課長がコンコルド広場から撮った写真がこれと近いような気がするから、
おそらくコンコルド広場から遠くない場所で撮影したと推測されるけど、どこだ?

Google MapやStreet Viewを駆使して探索しまくり(仕事しろって)、この写真が
アレクサンドル3世橋から撮られたと突き止めるまでにさほどの時間はかからなかった。

アレクサンドル3世橋から見たパリの夜景の美しさ。これはトホ妻も以前に賞賛していた。
なーるほど。エッフェル塔の見え方は他の場所からでも同じようなものだろうけど、
何といっても手前にある豪華絢爛な欄干の灯りがロマンチックなムードをもり立てる。
今度パリに行くことがあったら、ここで写真を撮ってみたいなぁ…と思った。

この願いは異常にたやすくかなえられた(笑)。

このヨーヨー・マのアルバムをiPodに入れたのが2011年9月10日(いま確認した)。
その2ヶ月半後の11月下旬、イ課長は欧州に出張することになり、しかもパリで
自由な土日を過ごすことになったからだ。よし!この機会にCDジャケットにも使われた
「パリ決定的夕景写真」をイ課長も撮ってみようぢゃないかよ。

ルーアンからパリに戻ってきたイ課長はメトロでアレクサンドル3世橋へと向かった。

時刻はまだ5時前…4時半頃だったかなぁ?
11月下旬とはいえ、まだあの「決定的夕景写真」にはちょっと早い。
しかし場所はここで間違いない。いろいろアングルを研究してみる。
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アレクサンドル3世橋のたもとはすでにロマンチックなムードが高まって、
行き交う観光客も多い。いや~パリだよ…土日だよ…イ課長は自由だよ…うふうふ。
海外出張中の土曜。仕事からは一時的に解放されてるけど、かといって観光客ってわけでもなく、
中途半端な立場なんだけど、その中途半端さが逆にくすぐったいように嬉しいんだよ。うふふ。
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シャンゼリゼのX'masマーケットを見物したりしながら暗くなるのを待つ。
やっぱ「決定的夕景」のためには、天使がたわむれる欄干の灯りが点灯されないといかん。
もうちょっとかかるかな…と思いながら、ヒマつぶしに橋の下に降りてみた。

ふーむ…アレクサンドル3世橋ってのはセーヌ川にかかる多くの橋の中でも
破格に豪華絢爛なことで知られている。これ、欄干の灯りがぜんぶズラッと点灯したら、
さぞかしキレイに違いない。
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うお!てなこと言ってる間にいきなり点灯されたよ。
カメラがオートで露出を調整してくれるおかげで、空の明るさが違って見えるけど、
実際には上の写真と下の写真の時間的な差は10分くらいしかないのだ。
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よっしゃ。欄干の灯りが点灯されたからには、いよいよ「パリ決定的夕景写真」の撮影だ。
橋の上に戻って、例のアングルから撮りまくってくれようじゃねぇか。

というわけで、その撮影成果は次回にご披露しまっす。
 
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by tohoiwanya | 2012-10-31 00:03 | 2011.11 欧州出張 | Comments(0)
2012年 09月 25日

パリのインドに行く

インド出張の前に、これだけは書いておかなきゃって気がするんだよね(笑)。

むかし、パリのパサージュについて書いたことがある。
その記事の最後のところに「インド料理屋だらけになったパサージュがあるらしい」ってことに
ちょこっと触れた。

実は去年の11月出張の時、わざわざそこに行ってみたんだよ。
ルーアンに行ったり、ジャズを聞きに行ったりした土曜日の翌日、つまり日曜日は
パリ市内でひたすら「健全な観光客は行かないマニアックな観光」に明け暮れた日で、
例のポストイット・アートを見に行ったり、インド・パサージュを探検しに行ったというわけ。

さて、その「パリのリトル・インディア」とでも言うべきパサージュ。
メトロのストラスブール・サンドニ駅から大通りをちょっと北に行ったところにある。
その名もパサージュ・ブラディという。場所は事前にGoogle Mapで入念に調べておいた。
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ふーむ…入り口はこんな感じか。
ここだけ見ると、別にこの奥が「リトル・インディア状態」とは思えない。
しかし奥に入ってみると、濃厚なインディアン・ムードが漂っててなかなか楽しい。
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パリでサリー屋なんて、商売になるんだろうかと思っちゃうけど、何せこれだけの
「インド人街」があるくらいだから、最低1軒はこういう店がないと困るんだろうな。

パサージュの中ほどには左右にインド料理屋がズラリと並ぶゾーンがある。
これこれ。やっぱこれですよ。世界どこに行ってもインド人街の楽しみはコレ。
昼メシはここでカレーを食うぞ、というわけで適当な店に入ってみた。
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店内はすごく空いてる。客はイ課長しかいない。
とりあえずチキンカレーとライスとビールを頼み、改めて店内をシゲシゲと観察してみた。
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ふーーむ…いかにも「ガイジンから見たインド」のイメージを強調してるって感じやねー。
日本にある中華料理屋が水墨画を飾ったり、海外にある日本料理屋が入口を障子にするのと
同じように、盛んにインドっぽさをアピールしてる。でもここはパリなのだ(笑)。
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テーブルにはバラの花びら?が撒かれてる。こういうのもインド風なのかね?
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おっと、そんなことを言ってる間にきました。カレー。
米がインディカ米という違いはあるけど、これは日本人が考えるカレーライスに
かなり近いと言っていいだろう。生キャベツはちょっとジャマだが…(笑)。
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ホテルで朝飯を食ってからずっと何も食わないまま、もう午後だったからね。
ガツガツと「パリのリトル・インディアのカレー」を食わせていただきましたよ。
そう激辛というわけでもなく、なかなか結構なお味でした。ごちそうさまでした。

パリのリトル・インディア、パサージュ・ブラディ。
ここでカレーを食ったのが2011年11月27日の日曜日のことだ。
まさかその10ヶ月ちょっと後、2012年10月2日に自分が「本当のインド」に出張して
本場のカレーを食うことになるたぁ、お釈迦様でも気がつくめぇってヤツだよねぇ…。

人生は数奇なモンやのう…。
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by tohoiwanya | 2012-09-25 00:03 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2012年 07月 25日

ルーアンを歩く

ルーアン・リヴ・ドロワ駅を出たイ課長はとりあえず、南に向かって歩き始めた。
これがリヴ・ドロワ駅の外観。なかなか立派な駅だ。
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前回記事のコメントでも指摘されてるけどリヴ・ドロワって、「右岸」っていう意味で
左岸だったらリヴ・ゴーシュになる。こういう言い方は街の真ん中にセーヌ川が流れる
パリでよく聞く言い方だ。右岸っていう以上、ルーアンも街の真ん中を大きな川が流れてる。

そのルーアンを流れてるのはナニ川か?少なからず意外なことに、これが実はパリと同じ
セーヌ川なんだよ。パリからルーアンまで同じセーヌ川でつながってたとは知らなかったぜ。
大聖堂やなんかがある街の中心部は駅から南に歩いた右岸の川っぺりに広がってるみたいだから
とりあえず南に向かって歩き始めたというわけだ。

歩いてると、こんな風にいかにも情緒ある石畳の路地がそこココにある。
いいよね、こういう道。なにげない路地が好きなイ課長としては心ひかれるものがある。
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「ほら、こちらに曲がってみない?うふ」と甘い声で誘われてるようで(道がしゃべるかよ!)
ついフラフラと曲がりたくなるけど、地理不案内な身としては迷子になりそうなワキ道の
誘惑には目をつぶり、品行方正に?地図を片手に大聖堂を目指して大通りを南に歩く。

うお?フと上を見上げるとガーゴイルがおなじみのゲロ吐きポーズで口をあけてる。
大聖堂はまだもう少し先のはずだが、この建物はなんだろ?
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…と思ってみると、うっわーーーーガーゴイル軍団がズラリと並んでるよ。すげぇ。
これだけたくさんガーゴイルがくっついてるってことは、相当立派&巨大なゴシック建築のはずだ。
しかし、この辺にはデカい教会はないみたいだけどなーー??
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地図を確認すると、この建物はどうやらノルマンディー地方の最高裁判所らしい。
なるほど裁判所か。そりゃ建物が立派なのもうなづける。
とりあえず建物外観をブラブラ歩きながら見てたんだけど、そうやって見てるうちに
イ課長はむしろ建物の外壁が気になりだした。これ、ひょっとすると…
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どうやらその「ひょっとすると」らしいんだよ。
ルーアンの最高裁判所外壁には未だに第二次大戦の弾痕がナマナマしく残っている。
「残そう」と思って残しているのは間違いなくて、要するに「あの戦争を忘れないように」
っていうことだろう。しかし、その弾痕の数ってのがハンパじゃないんだよ。
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考えてみたらルーアンって連合軍が上陸したノルマンディー海岸からわりと近いわけだし、
内陸に進撃しようとする連合軍と、それを阻止するドイツ軍との間で激しい市街戦が
あっても不思議はない…つうか、間違いなくあったはずだよな。うーむ…。
この最高裁判所、ルーアンのゴシック建築の中でも非常に優れたものらしいんだけど、
イ課長にはこのスサマジい弾痕だけが印象に残っちまったよ。

さて、気を取り直して先に進もう。
最高裁判所からまたちょっと南に行くと、巨大時計がある。
イ課長は知らなかったけど、ルーアン観光名所として必ず挙がる有名な時計らしい。
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うーむ…確かに豪華絢爛な時計だ。たいへん立派。
この時計があるあたりはもうルーアンの街の中心部といっていい。
だってほら、この時計のマタの下から、もう大聖堂がすぐ近くに見えてるじゃん。
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というわけで、次回はいよいよフランスゴシック教会の中でも
フランボワイヤン・ゴシック(火焔様式)の傑作といわれる、華麗な装飾で有名な
ルーアン大聖堂をご紹介するのである。



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by tohoiwanya | 2012-07-25 00:06 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)