タグ:駅 ( 54 ) タグの人気記事


2015年 03月 04日

メークロン市場に行く その2

車でパーッと行ってしまえばメークロン市場観光は「珍しい線路市場を見た」で終わる。しかし
鉄道ルートだと、心細さと不安と面白さとオドロキに満ちたその行程自体が忘れ難いものになる。
あの時のことならイ課長はいくらでも思い出せるし、いくらでも書けるよ。面白かったなぁ~。

さて、スカイトレインのウォンウィエンヤイ駅からタイ国鉄ウォンウィエンヤイ駅までの徒歩移動。一応地図はある。
途中大きな通りを渡ったりして「こっちの方にあるはず」という方向に進む。方向を間違えてはいないはずだ。

しかしわからない。まだなのか、もう通り過ぎたのかもわからない。発見しづらい駅と覚悟はしていたが・・
朝早くて人通りも少ないけど、誰かに聞こう。歩道に立ってたお兄さんに「鉄道の駅はドコデスカ?」って
聞くと指さして教えてくれた。ははぁ・・もうちょっと先なの?もうすぐ近くまで来てるはずなんだが・・・

うーーわッ!!これ?これかい?!発音しづらい上に発見しづらいウィンウィエンヤイ駅、きっとこれだよ。
確かにこれは駅の入口には見えないべさーー。小屋だべさーー。いやもう呆れるやら感動するやら・・。
さっそく駅のホームに向かうべく、この怪しげな小屋の中に入る。
f0189467_22362386.jpg
  
おおお、中には人がいっぱいいる。駅だよ、間違いない。
タイ国鉄のウォンウィエンヤイ駅に着きました。まず最初の関門を突破できたぞ。
f0189467_22371383.jpg
 
さっそくキップを買おう。ホーム中ほどにソレらしき窓口がある。次の列車が出る7:40って表示もある。
「マハーチャイ、ワン」と言うと切符はすんなり買えた。料金は10バーツ=30円。ひぃーー安すぎる。
f0189467_22374241.jpg
 
この国鉄ウォンウィエンヤイ駅ってのがまた・・・駅そのものが半分市場みたいで、いろんな露店がホームの上で
いろんな食い物を売ってる。朝だから、お坊さんたちの托鉢の光景もあちこちで見られる。
f0189467_22383154.jpg
 
こないだ紹介した、あのフワランポーン駅と比べて何という違い。異次元的な落差。
とても同じ国の、同じ鉄道会社の駅とは思えない。しかしこの圧倒的にボロくて猥雑な感じが
逆にこたえられません。東南アジア鉄道の旅、サイコウですね。
 
駅は線路が1本だけの単線ホーム。しかも行き止まり式。
今、ホームに列車がないということは、もうすぐ反対側から列車がやってくるんだろう。それ以外あり得ない。
f0189467_11550948.jpg
 
ってことはつまりその・・こっ・・・この線路を走ってくるわけ・・だよな?
これは廃線の跡ではない。現役の線路なのである。しかしこの線路・・・波打ってないか?(笑)
f0189467_22392190.jpg
 
発車時刻の7:40になった。しかしまだ列車は現れない。
まぁここはタイだ。5分や10分の遅れは珍しくないんだろうし、こっちもその辺はある程度織り込んで
時間に余裕を持たせてる。気長に待つとしましょうかね。

うおっと来た!列車が来ました。おお、おおおなんということだ。
イ課長もこれまで海外でいろいろ鉄道を利用してきたけど、列車が出現しただけでこんなに感動したことはない。
とにかく線路が波打ってるくらいだから、遠くから見てても列車が左右にユラユラ揺れてるのがわかる(笑)。
この写真だと少し左にカシイでるよね。なんたるボロさ。コレに乗るのか、うひゃひゃ・・・。
f0189467_22413937.jpg
これに乗ればとりあえずマハーチャイまでは行ける。よしよし。旅程は順調に進んでおるぞ。
f0189467_22422051.jpg
 
列車の内部はこんな感じ。これ・・・もしかすると日本で使われた車両の中古品じゃないかな?
ほら、つり革とか扇風機の感じなんかが何となく日本製っぽいでしょ?どこで使われてたんだろうか?
f0189467_22463963.jpg
 
あとで調べたら、この路線を走ってる車両はNKF型っていうらしい。このNKFっていうのは
「日本車輌+近畿車両+富士重工」の頭文字を合わせたものなんだとか。やっぱ日本製だったんだ。
 
しかし車体は手ひどくボロい。いよいよ発車すると例の波打つ線路をヨロヨロと走るから車両は上下左右に
かなり揺れるんだけど、このドア上の板なんてネジが抜けてるせいか固定されてない。車体が揺れるたびに
バッタンバッタンと騒々しい音をたてやがる。
f0189467_22441253.jpg
 
さて、これから約1時間、タイのおんぼろローカル線でマハーチャイまでの旅を楽しもうじゃないの。
いよいよ面白くなってきたぞ〜(つづく)。

 

[PR]

by tohoiwanya | 2015-03-04 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 02月 27日

バンコク・フワランポーン駅

さて秋葉原から東南アジアに話を戻そう。

外国で大きな駅を見るのって楽しいから、イ課長は機会があると見に行く。
このブログでもフランクフルト中央駅を筆頭にパリの駅シリーズロンドンの駅シリーズ等々、
ヨーロッパの駅についてはけっこう書いてきた。

2013年の東南アジア旅行でも「駅好き趣味」は発揮された。で、ベトナムではハノイ駅を見に行き、
バンコクではフワンポーン駅を覗いてみたのである。

この駅、発音がビミョーみたいなんだよね。日本語表記もモノによっていろいろある。
  ホアランポーン駅  
   ファランポーン駅
    フワランポーン駅
     ファラムポーン駅・・・・
ちなみに、英語表記だと Hua Lamphong。まぁこの中のどれでもいいんだろうけど、この記事では
とりあえず「フワランポーン」を採用するか。地元タイ語ではクルンテープ駅とも言うらしいんだけど、
各種ガイドブックをはじめとして、日本ではフワランポーン駅という呼称以外はまず使われない。
f0189467_16460602.jpg
 
ミャンマーやラオス、カンボジア、ベトナム等々の近隣の国々に比べると、タイって実はなかなかの
鉄道大国だそうで、タイ国鉄の路線網総延長kmって上記近隣国のソレと比べるとかなり長いらしい。
主要都市なら大体鉄道駅があるっていう感じはかなり日本に近い。ま、もっとも鉄道大国っつうても
あくまでも「東南アジアん中じゃ」という注釈が必要だと思うが・・(笑)。

フワランポーン駅はそのタイ鉄道網の中心。まぎれもなくタイの首都の、そのまた中央駅といえる駅で
ここからタイ東北部、北部山岳地帯、東部といった国内主要路線、さらに南部を通ってマレーシアから
シンガポールへと続く国際列車まで、ぜーーんぶフワランポーン駅が始発(もしくは終点)になる。
フワランポーン駅こそがタイで最も重要で、由緒ある、立派な駅であることは疑問の余地がない。

外観はこんな。大きなカマボコ型ドームがどんと置かれたあたりはちょっとフランクフルト中央駅を
思い出させるよねぇ。白を基調としながら、ふんだんに金も使われてて、ちょっと寺院建築っぽい。
f0189467_16463526.jpg
 
駅の構内はこんな感じ。いやーーなかなかどうして立派じゃないか。
カマボコドームが形成した柱のない広い空間を贅沢に使ってコンコースにしてる。
この写真で言うと一番奥の部分が切符売り場だ。
f0189467_16464024.jpg
 
切符売場はこんな感じ。ブースの上に案内モニターが置かれてて、これまたやけにモダン。
イ課長がフワランポーン駅に行ったのは旅行最終日、夜には飛行機に乗るって日だったんだけど、
この切符売場でドコでもいいから切符買って、タイの田舎に行ってみたいなぁと強く思った。
f0189467_16470694.jpg
 
乗れなくて悔しいから、せめてホームに停車した列車の様子でも見よう。
うーむ、こうやってカマボコドーム天井&行き止まり式の駅っていうと、ますますフランクフルト中央駅を
思い出す。ホームの幅は広くてキチンと清掃もされてる。さすがはタイの首都の中央駅。
f0189467_16461776.jpg
 
タイ国鉄って未電化路線が多くて、ディーゼル車が客車を引っ張るという形式が多い。
こういう行き止まり式の駅だと機関車付け替えが頻繁に行われるみたいで、下の写真もたぶんそうだ。
f0189467_16460115.jpg
 
広々とした駅コンコースの中央じゃバンコクの女子中学生たちが集まって何かやってた。
フワランポーン駅をテーマにしたグループ自由研究の取材とか、そんな感じじゃないのかなぁ?
社会科の授業で発表するために、一生懸命カメラ(あるいはスマホ?)をいじってる。かわいいね。
f0189467_16462286.jpg
 
f0189467_16462790.jpg
 
彼女たち、白いブラウスに濃紺のスカートっていう制服着てるけど、実はバンコクでは大学生でも女子は
白ブラウス+濃色スカートという制服が一般的らしい。ただし女子大生ともなるとミニのタイトスカート姿で
ウッフン光線を発射してるらしいけど、この(たぶん)中学生たちはまだまだ純真そうだ。

本日、フワランポーン駅をご紹介したのは実は理由がある。
次回更新から続き物でバンコク大ネタを書く予定なのだ。その記事にもタイ国鉄の駅がいくつか登場する。
これがもうね、フワランポーン駅とは落差ありすぎの、とんでもなくオンボロな駅ばっかし(笑)。
読み手に少しでもその落差を実感してもらうため、いわば伏線として先に「立派な方」をご紹介したのである。

次回からタイおんぼろ鉄道の旅だ。さぁ書くぞ。
  
 
[PR]

by tohoiwanya | 2015-02-27 00:27 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2014年 12月 19日

キングストン・アポン・ハルまで鉄道の旅

東南アジアネタの間に時々挟もうと思って、昨年の欧州出張の時の話を少しだけ残してた。
しかしもうすぐ「一昨年の欧州出張の時の話」になっちまう。さすがにマズい。

というわけで、ロンドンからキングストン・アポン・ハルに行った話をサラリと書こう。
やたら長い地名だけど、普通はただ「ハル」って言うことが多いはずで、以下「ハル」と書く。
言っとくけど、大して内容のある記事じゃない(笑)。

ロンドンからハルまでは電車でたしか2時間半くらいかかった。
キングス・クロス駅から、隣のセントパンクラス駅の時計台を眺めるのも何度目だろう?しかも
時刻はクソ寒い朝の7時。楽しい東南アジア旅行を経て、今こうしてあの出張を思い返すと、
海外出張ってつくづく楽しくねぇなぁと改めて思う。
f0189467_17194645.jpg
駅構内の売店で買った朝メシはこれ。これを駅のベンチに座って食う。みじめなもんだ。
海外出張なんてこんなモンなのだ。
f0189467_17194614.jpg
ハル行きは7:22発の予定だけど、7:19:55になってもまだ列車はカゲも形も見えない(笑)。
結局定時より少し遅れて到着し、少し遅れて発車した。ま、イギリス鉄道業界においては
この程度の遅延、遅延のうちに入らないんだろう。
f0189467_17195245.jpg
f0189467_17195240.jpg
 
車窓風景は寒々したイギリスの原っぱばっかり。何も見るべきものはない。
つまらないことはなはだしい。
f0189467_17230552.jpg
 
座席は「QUIET COACH(静寂車両とでもいうか・・)」だった。ここ、タバコや携帯はもちろん、
iPodも使っちゃいけないんだねぇ。イヤホンの音モレがイカンってことなんだろうな。
車窓風景はつまらない、車内でiPodも聞けない・・退屈な旅だぜ。
f0189467_17230589.jpg
  
ハルという街、イ課長も全然知らなかったけど、海みたいに広い川幅をもつハンバー川の
河口近くにある街なのだ。だからハルに近づくと線路のすぐ近くにハンバー川が見えてくる。

ハル到着が近づくと、この鉄道の旅で「ちょっと実物見たいな」と思っていた唯一のものが
見えるはずだ。まだかな?そろそろ見えるんじゃないか?

おーーー見えた、見えましたハンバーブリッジ。この橋を見たかった。
これ、吊り橋屋さん・・というか、吊り橋業界?ではけっこう有名な橋で、中央の柱と柱の間、
つまり中央支間長が1,410mという長さ。これは明石海峡大橋ができるまでは世界一の長さだった。
調べたところ、現在でも世界第5位らしい。確かに長いよねーーー。
f0189467_17230593.jpg
 
ハルで見たかったものといえばこれだけ。街自体はまったくもってつまらない。
仕事の面談内容は非常に実り多いものだったけど、旅行ネタとして書くことはないのだ。

まぁ駅の写真でも載せておくか。ハル駅ってこんな感じ。
カマボコドームの屋根を持った、典型的な欧州の行き止まり型の駅といえる。小さいけどね。
f0189467_17183837.jpg
 
ハルでの面談が終り、メシを食い、さてまた鉄道に2時間半ゆられてロンドンに戻らにゃ。
今度は反対側からハンバーブリッジを見ることになるから、カメラを構えて近くから撮ろうと思ったけど
いざ近づくと手前の木がじゃまでよく見えぬ。ばかたれ。
f0189467_17183855.jpg
 
あとはロンドンまで再び退屈な鉄道の旅。窓の外はハンバー川とイギリスの原っぱだけ。
雲間からさしこむ太陽の光もどこか弱々しくて、風景は相変わらず寒々しい。
f0189467_17183045.jpg
 
そして、ようやくキングス・クロス駅に戻ってきました。朝7時に出て、もう夕方6時だ。
一日かけてロンドンからハルまで鉄道で往復し、現地の有識者と面談してきたという、
面白くも何ともない欧州出張の一日がこうして暮れていくのでありました。
f0189467_17183037.jpg
 
東南アジア旅行記に比べると、ただ「行って、帰ってきました」ってだけの、何の感慨もない記事。
ま、海外出張なんてね、こんな感じの、つまらない日々の連続なわけですよ結局は。けっ。


 
[PR]

by tohoiwanya | 2014-12-19 00:02 | 2013.02 欧州出張 | Comments(6)
2014年 11月 28日

ハノイ駅というところ

イ課長は海外に行くとマイルド鉄っちゃんになる傾向があるのは自分でも認める。
東南アジアでもそういう趣味は発揮されたわけだが、まずハノイ駅について書こう。

ベトナムの首都ハノイ、そのハノイのいわば中央駅にあたるハノイ駅。
首都にある中央駅だよ。きっと立派で大きな駅で、次々に列車が発着してベトナム各地と
ハノイを結ぶ、ベトナム鉄道インフラの中核駅・・・てなことを想像する。
だがしかし、ベトナムの鉄道インフラの現状はかなり貧弱であると言わざるを得ない。

とにかく「線路キャパシティ」が少なすぎ。シロウトが見てもこれじゃダメだと思うよ。
鉄道交通の要衝となる中核的駅って駅構内はもちろんだけど、その後ずーっとしばらくの間
線路がたくさんあって、それがあちこち枝分かれする。線路がたくさんあるからこそ、あちこちに
たくさん列車を走らせることができ、貨客輸送需要の増加に対応できる。

たとえばイ課長にとって最も親しい駅であるフランクフルト中央駅を地図で見てみる。
こんな感じで駅を出てもしばらくの間、列車は「周囲が線路だらけ」というような所を
走ることになる。駅から先の線路キャパがある程度なきゃ、列車ダイヤを増やそうとしたって
物理的な制約にぶつかっちまうわけだから、日本だって大きな駅の近辺は大体「線路だらけ」だ。
f0189467_21120599.jpg
 
先進国と較べるのは不公平だって?じゃ、たとえばインドのムンバイと較べてみようか?
インドってああ見えて(という言い方は失礼だが)実は隠れたる鉄道大国として有名で、
世界遺産にもなってるチャトラパティ・シヴァージ駅の地図を見るとこんな感じ。北に向かって
線路はムチャーッとたっぷりあって、輸送キャパシティはそれなにりに多いことがわかる。
f0189467_21120589.jpg
 
しかるにハノイ駅はどうか?まぁこの地図を見てほしい(地図は全てGoogle Map)。
f0189467_21120544.jpg
 
ほら。駅構内ではたくさんあった線路もアッという間にたった1本になる。たった1本やで?
上の地図は駅の北側だけど、南側も同様で、駅から出るとたちまち線路は1本しかなくなるのだ。

ハノイに来る列車も、ハノイから出発する列車も、この、たった1本の線路を使うしかない。
首都ハノイの駅に入る線路が1本だけじゃ、列車の本数もそう多くないのは当然だ。

しかもだ。地図を見ての通りハノイ駅から出た線路はいろんな道と交差するけど、これが全部平面交差。
つまり踏切だ。車やバイクでごった返す首都中央部の道路を「開かずの踏切」にするわけにも
いかないっていうんで、ただでさえ線路が1本しかないのに、列車ダイヤはすごく少ないらしい。
線路の数はたった1本。それも道路交通事情であまり使えないっていうんじゃ、あかん。

このハノイ駅、ホテルから歩いて行ける距離だから歩いた。いやしかしこの日は暑かった・・。
たった1本の線路でベトナム全土を結ぶハノイ駅。駅自体の建物はそこそこ立派なものだ。
f0189467_15443206.jpg
 
ちなみに、駅の北側はこんな風になってる。ほら、駅構内に何本かあった線路もこうして
たちまち1本に集まってしまうのである。これじゃぁ・・・
f0189467_15443670.jpg
 
駅舎の中はこんな感じ。これは待合室だな。列車を待つ人はそんなに多くない。
冷房は効いてないけど、外に比べりゃずっと涼しいんで、イ課長もここで少し休んだ。
f0189467_15463423.jpg
 
待合室に人が少ないのも道理、列車の数がこれしかないんだもん。
この写真を撮ったのは午前中。これ、ハノイ発予定のダイヤか、着予定のダイヤかわかんないけど
13時台から21時台までの間にたったの5本?!・・・おそるべきダイヤの少なさ。
f0189467_15442317.jpg
 
ホームに出て列車の写真を撮りたかったけど、閉まってるから出られなかった。
数時間に1本しか列車が出ない(来ない?)んだから、開けっ放しにしとく意味はないんだろうな。ちぇっ。
f0189467_15472067.jpg
 
しかし、そんな貧弱な鉄道インフラ、少ない発着本数でもキップ売場はご覧の混雑ぶり。
なんでもハノイからホーチミンまで既存の鉄道で移動しようとすると丸一日以上かかるんだって。
f0189467_15440816.jpg
 
キップ売場の壁を見たら、ウス汚れてるけど大きな鏡があったからセルフ記念写真。
線路キャパがどうたら、鉄道インフラがこうたら、エラそうなこと言ってても、結局
イ課長は外国の大きな駅に来るとミーハー気分に陥るようだ(笑)。
f0189467_15442787.jpg
 
実はハノイ駅に来たのは駅を見ること自体が目的だったわけじゃなく、別に見たい場所が
あったからなんだけど、ソコについては次回の更新でご紹介しようと思うのである。




[PR]

by tohoiwanya | 2014-11-28 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(0)
2014年 06月 02日

ブリュッセル南駅周辺

活発な東南アジアネタ消化の合間をぬって、気分転換に欧州ネタ。

ブリュッセルって欧州主要都市の一つだし、観光客も多いし、イ課長も個人的に好きな街だ。
しかし全面的に治安がいい街とはいいがたいようで、以前に書いた北駅の東側なんかは
その最たるものだけど、南駅周辺というのもあまり治安がよくない場所とされている。
f0189467_01352533.jpg
 
イ課長は以前に南駅近くのホテルに泊まったことがある。初めてのブリュッセル出張の時だ。
確かにグラン・プラスあたりに比べると街の雰囲気はぐっと落ちる。でも「危なくて歩けない」って
ほどでもなかったし、実際危ない事態に遭遇することもなかった。

でも、その後も南駅に関してはあまりいい噂を聞かなかった。
出張で行って現地の日本人と話すると「こないだ南駅で血ィ流して倒れてる人がいましたよ」なんて
かんばしくない話を聞いたりもした。最初に行った頃よりまたさらに悪くなったのかなぁ?

この時の出張では月曜の昼に通訳さんがロンドンからブリュッセル南駅に到着予定だった。
しかも水曜日には南駅からユーロスターでロンドンに移動予定。ホテルを南駅近くにとれば
到着早々荷物を預けることも簡単だし最後にロンドンに移動する時の荷物ピックアップも楽。
街の感じはよくないけど南駅近くのホテルにとるつもりだった。

ところが、仕事の関係者から「南駅近く?あそこは治安わりィからよしとけ」と言われた。
ええ〜?最後にユーロスター乗るのに荷物もってタクシーで南駅移動は面倒なんだけど・・。
しかし、仕事の都合上この関係者の忠告を無視するのははばかられたので、素直に南駅周辺に
泊まるのはやめて、ホテルはグラン・プラス近くにした。

それでも通訳さんとの待ち合わせは南駅。これは動かせない。
月曜の昼前、南駅に行ってみた。ユーロスターに乗るので南駅に来たことはあるけど、こうして
駅の周辺を歩くのは5年ぶりくらいかなぁ?

この時は少し早めに行って、南駅近くで床屋を見つけて髪を刈ろうと思っていた。
だから床屋探しも兼ねて歩き回らざるを得なかったんだけど、確かに南駅周辺って
「なんだかなぁ・・」って雰囲気がただよう。

とにかく、まず「歩きづらい」っていう肉体的な印象が強い。
道路の石畳がピチッと整備されてなくて凹凸が激しいから、うっかりしてると転ぶ。
工事がズサンなのか、最初の石のサイズ調整がズサンなのか、いずれにしてもズサンだ。
f0189467_01352550.jpg
 
石そのものもデコボコだけど、地面もなんだかグニャグニャ。
ひょっとすると最初は真っ平らに作ったんだけど、その後の地盤沈下とか地殻変動によって
こんな風にウネウネした地面になっちまったってことか?歩きづらいことおびただしい。
f0189467_01352544.jpg
  
一番上にも載せたように、ブリュッセルを歩いてると時々タンタンを見かける。
南駅近くにもこんな看板があった。しかし、商品名も店舗名もナニもなくてタンタンだけって、
これは一体何の看板なの?よくわからんな。
f0189467_01352536.jpg
 
このあたり、建物の感じもちょっとアレなんだよねー。
歴史のありそうな石造りの建物があんまりなくて、普通のビルが多い。しかもボロくて荒れてる。
これだけ見ると東欧のビルかと思っちまう(東欧に失礼だが)。
f0189467_01352545.jpg
 
南駅自体はたぶんユーロスター乗り入れに伴って改装した様子があるけど、
駅の外を歩いてると「なんだかなぁ」という感じが漂う。人通りも少なかったね。
危ないという感じはないけど、とりあえず散歩してても面白くもナンともないのは確かだ。

まぁいい。もう駅構内に入ろう。
通訳さんと合流したら、どこかで打ち合わせしないといけないから、
打ち合わせできそうなカフェでもあるかな?と思って探してみた。


   うぐわ。
f0189467_01352574.jpg
 
巨大シマウマがカフェで何か食ってるぜ
いや待てこれはシマウマじゃない。「シマウマの服を着たウマ」だ。製作意図不明。

ブリュッセル南駅およびその周辺って、要するにこんな感じのところなんだよ。
別にメチャクチャひどいところではないけど、面白いとか情緒豊かといったところでも全然ない。
観光ではお勧めできない。まぁ南駅近くにはあまり観光物件もないはずだし、正気の観光客なら
わざわざ「南駅周辺散策」しようなんて思わないだろうが。

もっとも、イ課長はこんなつまらない南駅近くのサビレた床屋で髪を刈ったんだけどさ。
モノ好きにもほどがある。
  
 

[PR]

by tohoiwanya | 2014-06-02 00:15 | 2013.02 欧州出張 | Comments(10)
2013年 12月 24日

ヘルシンキ中央駅というところ

さて、ヘルシンキの話に戻ろう。

前にも書いたようにヘルシンキには「ぜひアレを見たいから来た」のではなく、成り行き上たまたま
来たという方が近い。ポーランドじゃ「これ見逃したら来た甲斐がない」っていうプレッシャーみたいなものが
あったけど、ヘルシンキではやけに気楽。「さてドコを見ようかな」という状態だったわけだ。

その中で「ここはちょっと見たいな」と思ってたのは、なんのことはない、ヘルシンキ中央駅だ。
ホテルからすぐ近くで、昨日も通った。観光というほどの物件でもない。でもじっくり見たかったんだよ。

2007年にプラハに出張して以来、イ課長は西洋建築について少〜しばかり勉強して、本も読んだ。
そのとき、たまたまあるアール・ヌーボー建築の本でヘルシンキ中央駅をモノクロ写真で紹介してて、
こりゃちょっと面白い建物だなーーと印象に残ってたんだよ。
f0189467_00184935.jpg
f0189467_00184987.jpg
 
重厚な作りだけど、デザイン性も感じられる。ヘルシンキの近代建築として重要な建物らしい。
イ課長はアール・ヌーボー建築の本でこの駅のことを初めて知ったわけだけど、時計台のあたりなんかは
むしろアール・デコっぽい意匠も感じられる。

本の小さなモノクロ写真を見た時から「この建物、ちょっと見てみたいよなぁ。でもヘルシンキなんてトコに
行くこと、まずないよなぁ」なんて思ってただけに、実際に見られて嬉しかったよ。

この駅を見れば、誰だって正面でガラス球を持ってる4人のおっちゃんが印象に残るはずだ。
ルネサンス風のリアルな人体彫刻とは違って上半身が人体、下半身が直線的な柱になってる。
パリ・リヨン駅みたいな天使やら女神やらは一人もいない。この4人だけ。男性的で、硬直的だ。
f0189467_00184959.jpg
 
写真ではすごい巨人像を想像したんだけど、身長は建物2階分くらいかな。想像よりは小柄?だった。
どんな角度から日が射しても眼のクボミが暗い影になるから、いかめしい顔がさらにいかめしく見える。
ヘルシンキ中央駅・・というより、ヘルシンキの街を象徴するおっちゃんたちと言えるんじゃないか?
f0189467_00184904.jpg
 
ちなみに中央駅の中はこんな感じ。重厚な正面ファサードとは対照的に、屋根からの光が射し込んで
明るくて、軽やかな感じだ。この日はとにかく天気がメチャ良くて、北欧効果に圧倒されたんだよねぇ。
f0189467_00184974.jpg
 
駅構内には飲食店もいろいろあって、到着した夜の晩飯もこの駅構内で食った。
こんな風にテイクアウトの寿司屋もある(ヘルシンキで寿司屋を見たのはこの時だけではなかったが)。
f0189467_00184955.jpg
 
しかしまぁヘルシンキ中央駅といえばやっぱこの「ヘルシンキ4ブラザース(イ課長命名)」だよな。
この駅について調べるためにWikipediaを見てたら、この4ブラザース、フィンランド国鉄の
テレビCMにも使われるくらい有名で、この4人を題材にしたラップ音楽まであるらしい。
フィンランドじゃちょっとしたスター彫像なのだ。日本で言えば上野の西郷サンみたいなもんか。
f0189467_00184968.jpg
 
実はイ課長もこのヘルシンキ4ブラザースのちょっとしたネタ写真をゲットしたんだよ。
おそらくフォンランド国鉄の夏の旅行キャンペーンか何かのポスターだと思うんだけど、そこにも
この4人が起用されててさぁ・・・

f0189467_00184971.jpg
 
だはははは。いやもうこれ見たときは笑っちゃったよ。
駅の正面じゃずいぶんいかめしいツラして立ってるけど、実は意外にひょうきんな連中じゃねぇか。
急にこいつらに親近感が湧いてきたよ(笑)。

世界的に有名では全然ないけど、フィンランドじゃ誰もが知ってるヘルシンキ4ブラザース。
もし今度ヘルシンキに行く機会があったら(あまりないだろうが)、やっぱりイ課長としては
まずこの4人に挨拶して、ヘルシンキに来たことを再確認すると思うよ。


  

[PR]

by tohoiwanya | 2013-12-24 00:20 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2013年 12月 06日

ワルシャワ中央駅のナゾの数字

本日もポーランド小ネタ集の中からひとつご紹介。
これ、ある意味じゃどうでもいい話なんだけど、イ課長としてはけっこう驚いた発見だったし、
これからポーランドに行こうという人のためにぜひ書いておきたい話なのだ。

その驚くべき事実を発見したのはワルシャワ中央駅からウォヴィッチに行くときだ。
ワルシャワ中央駅はクラクフに行く時も利用していたから、この時は2度目の利用。
しかし愚かなるイ課長は最初に利用した時はその「驚くべき事実」を見逃してたんだよね。
2度目に利用したとき、やっと「どういうコトだこれは?」と気づいた。

ウォヴィッチに行く電車は8:05発だ。
モニターの表示で確認すると、8:05シュチェチン行き電車は3番線から発車するらしい。
3番線に行って待ってりゃいいんだよな。よしよし。
f0189467_14411204.jpg
3番線に行ってみた。ここで初めて「おや?」と思った。
さっき表示されてた3番線(platform3)っていう数字が左右に二つあるぞ?
f0189467_14412542.jpg
どうやらplatform3を日本的に「3番線」と解釈してはいけないようだ。3っていうのはホームの番号で、
この3番ホームの両側に、日本風にいえば2番線とか3番線がある、というような形らしい。

ほら、だからコッチはプラットホーム3の2番線ってなってるし、
f0189467_14411911.jpg
反対側はプラットホーム3の4番線・・・え?よんばんせん??
f0189467_14412296.jpg
・・・なんでとなり同士の番線なのに番号が飛んでるのだ??
この辺からイ課長の脳は混乱し始めた(ちなみに、イ課長はガキの頃から算数が苦手だった)。

番号が飛んでるのもヘンだし、計算もヘンだよな?

島式プラットホームが3つあったとして、端から順々に番号をつけていけば
プラットホーム1の両側に1番線と2番線
プラットホーム2の両側に3番線と4番線
従ってプラットホーム3の両側には5番線と6番線・・・と、こうなるはずだ。それが2番線と4番線??

使用されていない線路があって、番号が「若い方」にズレたのか?
しかしそれにしたって、どうして番号が飛んでるのだ??依然としてヘンだ。

時間があったから、イ課長は隣のプラットホーム2がどういう表示になってるのか見に行ってみた。
するとどうよ。プラットホーム2の両側には1番線(track1)と3番線(track3)があるではないか。
ますますわからくなってきたぞ?
f0189467_14412823.jpg
あまりに不思議だったので、イ課長はワルシャワ中央駅の中を歩き回って、どの数字のプラットホームに
どういう「番線」の数字がついてるのか確認した。いちいち写真は撮らなかったけど、メモには残した。
その結果はこうだ。

プラットホーム1の両側に5番線と7番線
プラットホーム2の両側に1番線と3番線
プラットホーム3の両側に2番線と4番線
プラットホーム4の両側に6番線と8番線


わきゃりまひぇん!!
ワルシャワ中央駅のホームの数字って、一体全体どういう法則性で付けられているのさ?!

自分の乗りたい電車の出る場所に4と表示されてりゃ、普通の人だったら駅のコンコースを歩きながら
「あ、ここは2番線か、隣が3番線で、その次が目指す4番線・・」と考えるはずだ。
これは日本人でなくたって同じはずで、実際、イ課長がこれまで使ったヨーロッパの駅はみんな
端から順番に「番線」の数がふられてたはずだぜ?

なんでワルシャワ中央駅だけこんなアリサマになっているのだ?ナゾだ。さっぱりわからない。
これじゃ、自分の乗りたい電車が何番ホームから出るか確認しても、それを探すためにさらに
駅の中をあちこち探し回らなければならぬではないか。

もっと重大な問題がある。なぜホームと番線、platformとtrackの両方に数字をつける必要がある?
これって大量の間違いを誘発するやり方だと思うよ?
8:05発の電車が出るのは3番、だがそれは3番線のことじゃなく3番プラットホームのことだっつうんだから。

だが、これを「3番線から出るんだ」と誤解する人はヤマのようにいるはずだ。上表をもう一度見てほしい。
3番線があるのは何番プラットホームだ?2番じゃん!ソコに行っちまったら乗れないじゃん!!
しかしこういう間違いを犯す人がいないとは考えづらい。特に慣れない外国人ならね。

おまけに、表示に従って間違えずに3番プラットホームに行ったとしてもだよ?
自分の乗る列車はその左右どっちに入ってくるのかわかんねぇときた。

うーむ、なんて恐ろしい駅だ。
間違える危険性とナゾに満ちた駅・ワルシャワ中央駅」。そう言うしかない。
よく間違えずに乗れたな、イ課長。

もちろん、慣れりゃ大したことはないんだろうが、間違える外国人旅行者は多いと思うなーー。
もっと単純に、シンプルにさ、プラットホームの番号なんかつけるのはやめてさ、
端から順々に1番線、2番線、3番線ってシステムに変えた方が良くはないか?ワルシャワ中央駅よ。
 

 

[PR]

by tohoiwanya | 2013-12-06 14:47 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(10)
2013年 05月 20日

ムッソリーニの遺産 -ミラノ中央駅-

やっぱさ、6月の旅行に行く前に、せめて昨年3月出張のネタくらいは在庫一掃しとかないと、さすがにヤバい。
「常に1年前のことばかり書いてるイ課長ブログ」という汚名をそそぐためにも、とにかく昨年3月出張ネタくらいは
完結させてから出かけよう(ちょっと不安だが・・・)。

ミラノではドゥオモに行った話を書いたけど、もう一つ見ておきたい建築物があった。それがミラノ中央駅だ。
イ課長が釣り銭窃盗団の被害に遭ったメトロの地下駅じゃなく、長距離列車が出る地上駅の方の話。
このミラノ中央駅っていうのがね、また建物がドえらいことで有名なんだよ。

今ある駅舎の建築は第一次大戦前からスタートしたらしいんだけど、まぁ何せイタリア人のやることだから(笑)
遅々として進まず、そうしてるうちに設計はだんだん変更され、しまいにはムッソリーニが政権をとって、
イタリアの威厳を誇示しようっていうんでさらに変更が加えられ、何やらスゴい駅になっちまったらしい。

ミラノで泊まったホテルは中央駅のすぐそばだったし、空港バスが着くのも中央駅。
だから、あの焼き野菜を食った夜に外観だけは見たんだけど、翌日、もう少し詳細に見学してみた。
昼間見る外観ってこんな感じ。何だかすごいねぇ~。神殿風といえば言えるけど、ギリシャ神殿みたいに
多少なりともエレガントな印象なんて皆無で、ひたすら男性的重厚さを追求した外観って感じだよね。
f0189467_0161640.jpg

このペガサスも何というか・・・羽のある馬の美しさを表現するっていうよりも、重厚なデザインコンセプトに
あわせて、やけに重厚なペガサスになってる。ちょっと埴輪のウマみたい。
f0189467_0214066.jpg

外観の重厚さ圧倒され、今度は中に入ってみる。
うっひゃーーーーーーーーーーー。すっげー天井の高さ。すごいねこりゃ。
f0189467_0174914.jpg

調べてみたら、この駅、一番高いトコの天井高が72mで、これは当時としては新記録だったんだと。
あのアミアン大聖堂が天井高43mだから、アレの1.5倍よりもずっと高いことになる。たまげたねこりゃ。
イタリアの威信を示すために「とにかくスゲェ建物を作れ」っていうんで、ムッソリーニが
設計者のケツを叩いたんじゃないか?
f0189467_0183331.jpg

ただ、ここまでの書きっぷりでも察せられるように、イ課長はミラノ中央駅を確かに「すんげぇ」とは思ったけど
美しいとか素晴らしいと賛嘆する気持ちはあんまりなかったんだよね。
まぁ要するに、「スゴい建物」であればいいのだ、っていう感じの建物だから、これが別に駅でなくても、美術館でも
劇場でも良かったんじゃないかっていう感じ。駅舎としての機能美が感じられない、とでも言えばいいか。

まぁここまで来たんだ。列車の発着ホームまで行ってみよう。

うひょーーーー。これまた何やらすごい。実に立派なカマボコドームだ。
f0189467_0185767.jpg

ここで写真を撮った時はあまり気付かなかったけど、今改めてこのドームを見ると、ここには鉄道駅としての
機能美があると思う。正面駅舎の、コケオドシ的重厚デザインとはだいぶ感じが違う。

特にイ課長が感心するのは、半円ドームの途中のところに、横向きのカマボコ型の窓をズラリと並べたところだ。
こういうのは英国やフランスの駅であまり見た記憶がないなぁ。

このドームと、たとえばこのロンドンのキングス・クロス駅のみすぼらしいドームを見比べれば一目瞭然(笑)。
ミラノ中央駅の、この発着ホームを覆うカマボコドームはすごくエレガントで、美しいと思うよ。
f0189467_0192517.jpg

結局のところ、ミラノ中央駅って、「美しいカマボコアーチ」と「大げさな駅舎」を無理矢理くっつけたって感じで、
あの巨大で重厚で神殿じみた駅舎が、駅としてのトータルな美しさ、別の言い方をすれば「駅の機能美」という点では
むしろマイナスになってるような気がするんだよなぁ。

まぁね。
ミラノ中央駅に対する評価が何となく低いのには、別の心理的要因があることは認めねばならない。
この時って、イ課長が中央駅の地下鉄駅で釣り銭窃盗団の被害にあった直後だったのだ。
カッコ悪いのも顧みず、盗賊対策のためにバッグをナナメがけにして、駅構内を歩いたさ。
ハッキリ言って「盗賊の街の駅なんて、どうせロクなもんじゃねぇ!」っていう偏見がウズ巻いていたな。

大建築家のフランク・ロイド・ライトはミラノ中央駅のことを「世界で最も美しい鉄道駅」と言ったらしい。
これはすごいホメ言葉だけど、イ課長としては全面的に賛成はいたしかねる。イ課長として確実に言えることは、
ライトは中央駅で盗賊の被害に遭わなかったに違いないっていうことだ(笑)。


 
[PR]

by tohoiwanya | 2013-05-20 00:22 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)
2013年 05月 17日

ショパン空港からワルシャワ中央駅へ

昨年6月、イ課長が生まれて初めて行ったポーランド。
初めて行く国の場合大抵そうだが、この時のイ課長にとってもまず最初の難関は
到着したフレデリク・ショパン空港からホテルまでの移動だった。

到着は夜だったし、荷物は重いし、タクシーで移動というのが無難なところではあったんだろう。
しかし、ワルシャワのタクシーっつうのがさぁ、白タクだらけで料金ボラれるなんて情報が多かったんだよ。
で、イ課長はバスでの移動というのにトライしてみたのである。

慣れないガイジンが空港から市内までバスで行こうとしたら、絶対にクリアしなければならない
ポイントとして、とりあえず下記①~④が挙げられる。

①切符はどこで買うの?いくらかかるの?
②どのバスに乗ればいいの?
③空港のどこから乗れるの?
④どこで降りればいいの?


では、この項目に沿って、不安だらけのイ課長とともに(笑)、バスでワルシャワ市街に行ってみましょう。


①切符はどこで買うの?いくらかかるの?
バスとか地下鉄の切符は、そこらにあるキオスクで売っている、とガイドブックには書いてあった。
とりあえず空港から乗る以上、空港で切符を買わなければならん。幸い、空港の中にソレらしき、
小さなコンビニみたいな店を見つけたから、トライしてみた。
「バス チケット セントラルステーション」って英語で言ったら売ってくれたよ。3.6ズロチ。
f0189467_0242440.jpg

情報によると、大きな荷物がある時は、その分の切符も必要なことがある、なんて書かれてたから、
これについても確認する必要がある。自分のゴロゴロスーツケースを指さして、キオスクのおばさんに
「荷物の分のチケットは?買うの?」ってな顔を作って“表情で質問”した。するとおばさん、
手をヒラヒラさせて「いらないわよー、ンなもん」と“表情で回答”してくれた。オバさんがそう言うなら
それを信じるしかない。自分の分のチケットだけを持って空港を後にした。

ちなみに、3.6ズロチというのは、当時のレートでいうと90円くらい。きゅうじゅうえん?!
イ課長がこれまで経験した海外の空港~市内の移動交通費の中でも破格の安さじゃないか?

②どのバスに乗ればいいの?
ショパン空港は市の中心部からわりと近くて、乗るのは普通の路線バス。だから路線番号がある。
ガイドブック等にも「中央駅までは175に乗れ」って書いてあったから、これまた信じるしかない。
175の路線バスが出る場所を発見すればいいのだ、と思いながら空港の外に出る。

③空港のどこから乗れるの?
ショパン空港、外に出るとこんな感じになってる。
昼間みたいに明るいけど、空港到着が19:25だから、外に出た頃にはもう20時は過ぎてたはず。
欧州の6月は昼間が長いんだよ。
f0189467_0245427.jpg

さて、どこから乗ればいいのか?路線バス乗り場らしきものを探してたら、ちょっと先に
赤い柱でできたバス停らしきボックスがいくつかあるから、そこに行ってみた。

やった、神聖なる数字175を発見(笑)。
こんな感じでバス停ボックスごとに、そこに来るバスの路線番号が貼ってあるから、それを見て、
自分がどのバス停で待つべきか、確認すればいいわけだな。よしよし、ここで待とう。
f0189467_0252279.jpg

これが時刻表。たぶん左が平日、右が休日だろうな。175番のバス、けっこう頻発しているようだ。
f0189467_0254417.jpg

おっと来ました175番のバス。よし乗っちまえ。
2両連結というのか、途中にジャバラがついて2台くっつけたような長いバスだ。なかなかモダン。
f0189467_02668.jpg

バスの中はこんな感じ。わりとすいてて問題なく座れた(明るいけど、実際は夜だしね)。
ただしバスは揺れるから、転がらないようにキャスター付きスーツケースを押さえておきましょう。
f0189467_0263357.jpg

④どこで降りればいいの?
さぁここまではけっこう上手くいってる。あとは目指す場所でうまく降りられればカンペキだ。
イ課長が降りたいのはワルシャワ中央駅。車内に停留所一覧が貼ってあったから必死で確認する。
f0189467_0271129.jpg

写真じゃ見づらいだろうけど、真ん中やや左よりのバス停に「CENTRALNY」って書いてある。
たぶんこれが中央駅だ。ちなみに、この路線図だと、ショパン空港は右の端っこの方にあって、
ターミナルビル別に停車することが示されている。ポーランド語で空港って何ていうか知ってる?
lotnisko。たぶんロトニスコって発音するんだろうな。ろとにすこ。

バス停に停車するたびに、その停留所名と路線図とを見比べて、自分がいまどの辺を走ってるか、
中央駅まであと幾つ停まるのかを確認する。うむ、ちゃんと降りられそうな気がしてきたぞ(笑)。

というわけで、はい着きましたー。ワルシャワ中央駅。そして、そのすぐ隣に建てられた文化科学宮殿。
ワルシャワ中央駅前といえば、このスターリン・ゴシックの壮大な建物がランドマークだ。
f0189467_0273267.jpg

というわけで、ショパン空港から中央駅まで、路線バスに乗って見事90円で移動できたのである。
土曜の夜で、道路も空いてたせいか、乗車時間もせいぜい20分くらいじゃなかったかな?
さっきも言ったように、ショパン空港って、わりと市街から近いんだよ。

思ったほど難しくなかったでしょ?イ課長も最初はオドオドしてたけど、バスに乗って、路線図を見てからは
「これなら大丈夫かもしれない」と希望が湧いてきたよ(笑)。
もっとも、これが冬の夜だったら8時にはもう真っ暗。車窓ごしにバス停の名称を確認するのも
難しかったはずで、この時は日の長い6月だったことが幸いしたといえる。

空港から市内へ路線バスによる移動。それほど難しくなかったし、何度も言うけど、移動費90円という、
異常な安さが光り輝く。90円で空港から市内にいける国なんてメッタにないよ?
さぁこれを読んだアナタならもう大丈夫。ショパン空港からワルシャワ市街まで、90円移動にチャレンジだ!


 
[PR]

by tohoiwanya | 2013-05-17 00:28 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(16)
2013年 04月 25日

アントワープに行ってみた

書き手の気分次第であちこちに話が飛ぶイ課長ブログ。
ミラノの話からポーランドの話に移ったと思ったら、今日はいきなりベルギーの話かよ。
ちったぁジックリ落ち着いて、ヒトところのことを書き続けたらどうなのだ?というご批判はごもっともだが
大丈夫。このアントワープネタはどうしても続きものになるから、最低でも2回は続く(笑)。

ベルギー第二の都市・アントワープ。オランダ語だとアントウェルペン。最近ではこの言い方が主流?
しかしまぁ、このブログではイ課長が言い慣れた「アントワープ」という表記で統一させていただこう。

アントワープといえば欧州屈指の港町。若い頃の北杜夫もどくとるマンボウ航海でこの街に来た。
若くないイ課長も2012年3月の欧州出張で、ベルギーでの日程に空きが出来たんで日帰りで行ってみた。
アントワープってブリュッセルから近いんだよね。電車で1時間もかからない(約50分くらい)。
そんなに近いんだけど行くチャンスはなかなかなくて、4回目のベルギー出張で初めて実現したことになる。

行ったのは2012年3月6日、朝の9:35にドイツからブリュッセル北駅に到着。そのまま駅を出ずに、荷物は
駅のコインロッカーに預け、アントワープ行きの列車に乗った。ほら、アントワープ行きって書いてあるでしょ?
例の「窓から見える飾り窓」にびっくらコイたのがこの時だ。
f0189467_011776.jpg

アントワープ到着は10時50分だった。何でそんなにキチンと覚えてるかっていうと、列車を降りて
地上に出る途中、時計の写真を撮ったからだ(笑)。やたらに豪華な時計なんで、へぇと思って撮ったんだよ。
f0189467_022511.jpg

実は時計だけじゃなく、このアントワープ中央駅自体が、チョー絢爛豪華な建築物として知られている。
どんな駅なのか、行く前からちょっと興味があったんだけど、地上フロアに出てみて驚いたよ。
うっひゃーーーー。
f0189467_024769.jpg

うっひゃーーーー。すげぇ~、これで駅かよ。どこの宮殿かと見まごうばかり。こりゃ確かに豪華だ。
f0189467_031036.jpg

外から見るとこんな感じの駅。テッペンに十字架があれば、どこかの大聖堂かと思っちまう。
もっとも、駅前から続く大通りは工事中で非常に歩きづらく、見た目も悪いが。
f0189467_03323.jpg

ただ、面白かったのは、工事現場を覆う塀に、昔のアントワープの写真が貼ってあったことだ。
これ、1920年とか、30年代あたりかなぁ?当時も今も駅の姿は全く変わってないのがわかる。
もっとも、この駅が第二次大戦で一度破壊され、復元されたっていう可能性は十分あるけどね。
(いま発見。写真の左上に1940と書かれているではないか!どこまでバカなんだイ課長!!)
f0189467_035128.jpg

中央駅から、市庁舎のある旧市街の方に歩く。
欧州でも有数の港湾都市だけあって、なかなか活気があるね、アントワープって。
f0189467_043191.jpg

ところで、アントワープという地名の由来。有名だから、ご存知の方も多いと思うけど、オランダ語だと
「hant(手)+werpen(投げる)」、つまり「手を投げる」だ。昔この地に悪い巨人がいたんだけど
ブラボーって名前のローマ兵がその巨人を退治、手を切り落として投げたという伝説に基づいている。
アントワープ市庁舎前広場には巨人のデッカい手を、今まさに投げんとしているブラボー氏の銅像がある。
f0189467_045352.jpg

なかなか勇壮な投擲ポーズだ。それはいいけど、手をチョン切られた巨人の方は?
この銅像には巨人は描かれていないのか?

・・・と思いつつ、銅像の裏の方にまわったら、いたよ。手をチョン切られ、苦しみノタウチまわってる巨人が。
うううう、けっこう凄惨だなぁ。こうなると、何となく巨人がかわいそうに思えてくる。
f0189467_053746.jpg

まぁいい。イ課長はブラボー氏を見るためのアントワープに来たわけではないのだ。
由緒あるこの港町に来たら、「絶対にすべきこと」があるのだ。その目標となる場所はブラボー像からも近い。

とにかくそこに行って「絶対にすべきこと」を達成しようではないか。それをしなくちゃアントワープに来た甲斐がない。
というわけで、イ課長のアントワープ紀行。当然、次回に続くのである。


  
[PR]

by tohoiwanya | 2013-04-25 00:06 | 2012.03 欧州出張 | Comments(0)