2009年 01月 13日

アメリカ出入国体験記 -出国編-

さて出国編。まずスーツケースの話をしなければならない。

イ課長は昨年の海外出張3連発のためにキャスター付きスーツケースを買った。
それまではゴロゴロ付きスーツケースってのを持ってなかったのだ、イ課長は。
黒やシルバーだと同じようなスーツケースが多くて、空港のバゲッジクレームなんかで
間違えられるリスクが高いと思ったから、目立つゴールドのにした。
ミュンヘンのホテルを撮った写真にベルト付きで写ってるな。これ。
f0189467_6215197.jpg

これを買うとき、東急ハンズの店員が「このスーツケースはTSAロックだから、
アメリカ行く時でもかけたままでイイんですとかなんとかウンヌン…」と言った。
その時はよくわからなかったけど、実はけっこう重要なことを言われたんだよね。

アメリカでは空港でスーツケースを預けるとき(大きい荷物は当然預けるよな)、
中身をチェックされる可能性がある。え?でもスーツケース預ける時に鍵かけちゃったら
(普通ロックするよな)どうするの?開かないでしょ?

ところがだめ。アメリカでは「コレをチェックしよう」と思ったスーツケースが
もしロックされてたら、鍵は容赦なく壊される。
だから、預け荷物に鍵をかけるのはヤバいのだ。セキュリティチェックのために
鍵を壊そうが中身を破損しようが責任がない、と法律的に定められているらしい。

しかし、中にはアメリカ運輸保安庁が公認している鍵っていうのがあって、それは
なんと空港職員側が合鍵を持ってる。だから、この公認キーを使ってれば
施錠して預けても鍵を壊されずに済むってわけで、その公認キーをTSAロックという。
TSA=Transportation Security Administration:米国運輸保安庁

2008年11月22日、日本に帰るためワシントンDC・ダレス空港に着いたイ課長は
いつものようにゴールドのスーツケースを全日空のカウンターに預けた。
通常、預ける荷物は15kgまでで、超過すると料金を取られるらしいけど、この時
イ課長のスーツケースは18kgあった。現地でもらった書類や資料が重かったんだけど
まぁ3kgくらいはお目こぼししてくれるらしい。
チェックインが済むと全日空のオネエチャンがイ課長に言う。

「この後、荷物チェックがありますので、その辺でお待ちいただけますか?もし
 お荷物に何か問題があればコチラからお声がけ致しますから」

ひえー。
荷物チェックは「基本はX線検査だけで、中から怪しそうなのを選んで開ける」と
思ってたけど、ダレス空港じゃ全部、1個残らず開けて調べるのかい?!

メキシコ系らしき職員が荷物を移動しながらイ課長に聞く。「この荷物はロックしたか?」
「あ、これは…えーと…TCAだかTSCAだか何だか…とにかくそういう鍵だ」とオロオロと
答えたらそのまま持ってって中身チェック。その状況はイ課長からもよく見える。

ケツ周りがイ課長の倍くらいありそうな黒人のオバチャンが18kgのスーツケースを
エイヤと持ち上げ、周りに巻いたベルトをはずしてると別の係員が合鍵を持ってくる。
けっこう乱暴にガチガチやると、あら鍵が開いちゃったよホントに。

主な中身は大量の資料と、大量の洗濯物と、現地で買ったオバマ人形(笑)。
すんなりOKかと思いきや、そのオバチャンは大量の資料を少しずつ少しずつ
メクッていって、間に何かはさまってないかをチェックしてる。衣類なんかには全然
目もくれずに、とにかく紙やパンフレットの資料類を念入りにチェックしてる。
見てるイ課長はハラハラだよ。ヒトがせっかくキチンとパッキングしたのに…。

ようやくオバチャンによる荷物チェック終了。
また合鍵をもった職員が鍵をかけ、一応元通りにベルトもハメてくれた。やれやれ。

機内持ち込み手荷物のX線検査や本人の金属探知機くぐり、といったお決まりの
セキュリティチェックも終わって、ようやく搭乗ロビーに出られた。ふう…
さぁもう大丈夫だ。ゆっくり朝飯を食ってオミヤゲでも買っ…あれ?ちょっと待て。


ええ??…えええーーーーーッ??!
パスポートに出国スタンプが押されてない!

イ課長はもう搭乗ロビーに出ちゃってる。
間違えて出国審査を通らなかったのか?いやしかし、イミグレーションを通らずに
ココにいられるはずがない。どういうことなんだこれは?

不安になって全日空の係員に聞いてみると、どうもアメリカじゃ空港によって出国スタンプを
押す・押さないはマチマチらしくて、DCのダレス空港では押さないみたいなんだな。

えええ~~?ホントなの?イイカゲンだなーーやけに。
まぁ確かにイ課長は問題なくそのまま帰ってきたわけだから、ホントなんだろうけどさ…


出国スタンプ押さないなんて、ちょっとオオザッパすぎないか?アメリカ!
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by tohoiwanya | 2009-01-13 01:43 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)


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