2009年 06月 02日

パリ・ノートルダム大聖堂 -その2-

ノートルダム大聖堂 その2。
今日はちょっと聖堂内部の意匠の細かいトコをご覧にいれよう。
え?ゴシック教会の細部なんて興味ない?まーーまーーそう言わないでさ。

そもそも、イ課長はなぜゴシック教会建築なんてモノを観たがるのか?
ゴシック建築って、内側はあたかも天に通じるような高い天井、垂直性、上昇性なんかが
強調されてて、さらに広い窓は華麗なステンドグラスで飾られてる。だから中にいると
「この建物が重い石で作られてる」っていう事実を忘れちゃいそうになる。

ところが外側にまわると建物の重さを支えるための補強構造がモノすごい。
外側からの補強(フライング・バットレス-飛び梁-って言うんだけどさ)がなかったら、
ゴシック大聖堂はグシャッと崩壊しちゃうらしいっつうんだから呆れる。

内と外とのこのアンバランス。
ルネサンス建築みたいな均整のとれたところがほとんどなくて、極端に言えば
一種の異常建築と言える(笑)。まぁそこが面白いんだけどさ。

それに、ロマネスク様式の教会(中世の修道院とかに多い)は、おおむね人里離れた
ド不便な山奥にあるから、もし見学しようと思ったらエラく時間と労力がかかる。
一方、ゴシック大聖堂はほぼ必ず都市の中心。「見に行きやすい」っていう要素は重要だ。
さらに大聖堂の見学は普通「拝観料」ってない。無料。タダ。これもすごく重要。

さてだ。
ノートルダム大聖堂はパリのど真ん中だから、ものすごく見に行きやすい(笑)。
高い天井を見上げて感心しながら聖堂内をまわる。尖頭アーチを支える円柱の柱頭なんかも
非常に装飾的に作ってある。これがカトリック的な絢爛豪華ってやつか。
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石で作られたおおーーーっきな聖水盤もあった。貝の形を模してるっぽい。
信心ゼロのイ課長だが、一応は礼儀。聖水を指につけて十字を切った。
(カトリックでは オデコ→胸→右→左 って順番だっていうのは正しいのかな?)
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内陣外壁面の彫刻も非常に凝ってる。これ、暗くてよくわかんないかもしれないけど
おそらく聖書に出てくる「幼児虐殺」の場面だと思う。木彫っぽいけど、たぶん石だ。
真ん中で今まさに赤ん坊に剣を突き立てて殺してる場面も相当スゴいが、その右では
赤ん坊を殺されそうな母親が殺戮者の目に指をつっこんで(!)抵抗してる。
んまぁーなんて凄惨なんでしょう。すごいですねー、こわいですねー(淀川さん調)。
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ドイツの教会にもあったけど、フランスにもこうやってロウソクを寄進?して
教会に寄付するっていうのがあった。2€か。まぁタダで入っていろいろ見学させて
もらったんだから、そのくらいは貢献しようではないか。
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しかしさー、バカでもイ課長でも撮れる全自動デジカメとはいえ、
教会の中みたいに暗いところで撮るのは難しいね。
聖堂の一番奥に行くと、十字架とマリア様が背中から拝見できる位置にくるんだけど、
その時の照明効果がすごく良かったんで思わず写真を撮った。
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…あれ?ナニこれ?デジカメのモニターで確認して全然違うんでビックリ。
デジカメに自動補正させちゃうと明るさがまるっきり変わっちゃうんだな。
実際はもっと暗くて神秘的なのー! で、あてずっぽで露出をちょっと工夫してみた。

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うんこれこれ。これは本来の、聖堂の中の暗い感じが出てる。
これが撮れたのはきっと、イ課長が2€寄進したことによる聖母サマの慈悲だな(笑)。


  

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by tohoiwanya | 2009-06-02 04:04 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)


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