2009年 06月 08日

映画ヲタクの旅 -シベールの日曜日1-

「あの名作映画の舞台を訪ねる」というのは、ゴシック聖堂見学と共に、今回の旅の
きわめて重要テーマだった。その中からまず「シベールの日曜日」ざます。

「シベールの日曜日」って1962年に作られたフランス映画(ちなみに白黒映画)で、
今調べたら、この映画、1962年度のアカデミー外国語映画賞とってたんだね。
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でもこの映画を「見たことがある」って人は少ないだろうなぁ〜。イ課長は子供の頃に
最初にテレビで見て、その後ビデオに録画して何度も見たけど実は劇場で見たことはない。
知名度としちゃ「シェルブールの雨傘」なんかより、さらに一段と低いんじゃないかなぁ。

しかしこの映画は何とも言えない不思議な静けさと、美しさと、悲しさに満ちた名作で、
この映画こそが「生涯の一本」だっていう人はけっこういるんだコレが。
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「シベールの日曜日」の舞台になったのはヴィル・ダヴレーというパリ近郊の街。
この映画を見た人なら「あの静かな森と池の美しい情景」は絶対に忘れられない。
当然、イ課長も忘れられない。パリに行くんだったらヴィル・ダヴレーにも行きたい。行って
あの池の周りをハーディー・クリューガーとパトリシア・ゴッジのように歩きたいッ!

ふだんの仕事に対する不真面目さからは信じられないほどの情熱で、ヴィル・ダヴレーまでの
交通手段や所要時間等々を日本にいる間に入念にネットで確認した(笑)。

ノートルダム大聖堂からいったんホテルに戻って着替えて(Gジャンじゃ寒かった)
サン・ラザール駅から電車に乗って午後はヴィル・ダヴレーに行くことにした。
ああ〜気ままな自由旅行のヨロコビ〜♪ 出張じゃないってイイな〜♪

何しろ映画の題名は「シベールの日曜日」。
ここはやはり日曜日にこそ、あの街に行くべきではないだろうか?と思ったワケよ。
それに何の意味があるのか?何もない。単なるヲタクのこだわり。単なるバカ。
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ちなみに、サン・ラザール駅から乗ったのはメトロではなくフランス国鉄(SNCF)。
行き先の駅がランプで示されてるけど、分岐点の次の青ランプがイ課長の降りるべき
Sevres Ville d'Avray。25分くらいで着く。

パリ北西にあるサン・ラザール駅を出た電車は左にカーブして南下するような感じで
のんびり走る。進行方向に向かって左側にパリの市街が見えるね。
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そしていよいセヴレス=ヴィル・ダヴレー駅に着いた。小さな駅だ。
まず真っ先に駅の裏を見に行く。
おおおおお!まさに映画の通りの、ふたまた坂道がチャンと残ってる!
ここをマドレーヌとピエールは歩いて行ったんだヨ映画の中でッ!あああ あああ…
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この後、映画に出てきた池に行くわけだが、長くなったので今日はここまで。
続きは「シベールの日曜日②」でお楽しみください。

…え?こんだけ長々と書いて、まだ駅に到着したところ?このヲタク話ってまだ続くの?
そう思ってるね?そうだろう。普通の人にとっては全くつまらぬ話であることは認める。
しかしイ課長にとってはものっすごく重要なコトなのッ!いいじゃんかよ!

中年映画ヲタクの悲しいサガと思って、ここはひとつ広い心でイ課長を見守ってほしい(笑)。

  

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by tohoiwanya | 2009-06-08 01:01 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(4)
Commented by knakano0311 at 2009-06-10 14:58
ヴィル・ダヴレーに行ってこられたんですか。この映画高校生のときに観て以来忘れられない映画になっています。DVD化が望まれますが、まあ心の中に残っていればいいかとも思います。ブログにお越しいただきありがとうございます。  大屋地爵士
Commented by tohoiwanya at 2009-06-10 23:34
こちらこそ、わざわざおこしいただき恐縮です。
実はトラックバックって初めてで、何かご迷惑かけてなければ良いのですが。

パリに旅行しようと思い立って、好きな映画の舞台を訪ねようと思ったら
やはりヴィル・ダヴレーははずせませんでしたね。
あの映画そのままの、のどかで、静かで、美しいところでした。

ご訪問ありがとうございます。
Commented by ana at 2011-08-15 06:25 x
 はじめまして。
シベールの日曜日は、私のベスト1です。高校生の時に二本立ての一本として上映されていました。もう一本がメインだったはずなのに、何だったのか思い出せません。それくらい鮮烈な印象を私に与えた映画で、翌週また観に行きました。お金もない時代だったのに、映画代やバス代はどうしたんだろうと、今でも不思議です。
 25歳の時、パリ旅行に行き、ベルサイユに行く途中のバスから、ヴィル・ダヴレーの森を見ました。ここで撮影されたと、ガイドの説明があったのです。
もう、うれしくて・・・。その喜びを分かち合える人はいなかったのですが、この映画好きの方なら分かってもらえますよね。
初めて観てから15年くらいたって、また映画館にかかり、観に行きました。今度はパンフレットも買えました。今でも宝物です。
福岡に住んでいますが、地元での上映情報もあり、12月には必ず観に行きます。有難うございました。
Commented by tohoiwanya at 2011-08-16 00:32
>シベールの日曜日は、私のベスト1です

anaさん:
そういう方にこのブログを読んでいただけると、書き手としても非常に嬉しいです。

同じように映画に出てきたパリの風景でも、エッフェル塔なんかのメジャー・スポット違って
ヴィル・ダヴレーは「シベールの日曜日」目当てじゃなきゃ、普通の観光客は
まず絶対行かない場所ですから、どうすれば行けるのかを事前に調べるのは
けっこう大変でしたけど、ホントに行って良かった。
池の周りを歩いてる時はほとんど恍惚としてましたね、ワタシ(笑)。

福岡で12月に上映があるんですか。楽しみですね。私はもっぱらビデオですが。
コメントありがとうございました。
 


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