2009年 07月 01日

アミアン大聖堂 -その1-

まず、ゴシック建築の天井について。

これまでイ課長ブログで紹介した写真でも分かるとおり、ゴシック聖堂はどれも
天井がすごく高い。「高い天井にしたい」という欲求がゴシック建築技術を発展させたと
言っても間違いじゃないはずだ。

前に書いたパリ・ノートルダム大聖堂。アソコの天井の高さは32mもある。ほぉ〜。
だが「もっと高い建物作ったる!抜いたる!」っていう競争心は今も中世も同じみたいで、
フランス・ゴシック教会の天井高記録はどんどん更新されていく。

シャルトル大聖堂は天井高が34mある。おお、パリ・ノートルダム寺院を抜いた!
ところが喜びも束の間、ランスの大聖堂が天井高38mを実現。やったー、ばんざーい。
なんのなんの、アミアン大聖堂がまた抜く。天井高43m。これはもう13世紀当時の
建築技術としては限界・究極の高さだったんだと思う。

しかし人間の競争心に限界はない。ボーヴェって街がアミアンを抜こうとして
天井高48m、軽く10階建てビルくらいはある聖堂を完成させた…と言いたいところだが
あまりに無理をしたせいか、この大聖堂、途中で天井が崩落して未完のまま、現在も
「半分程度しか出来ませんでした」っていうショボい状態で残ってる。
(天井高データは全て河出書房新社の「大聖堂物語」。本によって多少数字が違う)

ってことはだよ?「とりあえず完成したもの」としてはアミアンの大聖堂が最も
天井が高いフランス・ゴシック教会ってことになるわけだ。


というわけで(ああ…長い前置き)、アミアンの大聖堂を見に行った。
5月18日月曜日、9:10パリ北駅発、10:33アミアン駅着の鉄道の旅。
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超高層ゴシック大聖堂だから、アミアンの駅を1歩出りゃすぐ見えるかなと思ってたけど、
そうウマはくいかない。
やっぱ「駅前世界遺産」のケルン大聖堂みたいなわけにはいかないな(笑)。
地図を頼りに「こっちの方角のはず…」と確認しながら進む。
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うぉっとーー!見えてきた見えてきた!
すっげー。鉛筆をズラリと並べたみたいなピナクル(尖塔)の奥に黒い屋根が
ひときわ高く盛り上がってる。こりゃ確かに高そうだワ、天井が。

西の正面に回る。
おおお、これが写真でしか見たことがなかった、あの世界遺産・アミアン大聖堂。
左右の塔の高さ・形状がちょっと違ってる、このファサードをついに自分の目で見るとは。
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正面に赤い扉の入り口が三つあるのがわかる。真ん中にデカいの、左右に少し小さいの。
観光客の出入り口はこの3つのうち、一番左側の小さいヤツで、もちろん拝観料無料。
小さくてわかりづらいかもしれないけど、この左の入り口にヒトが一人立ってる。

この、入り口に立ってるヒトは乞食である(笑)。
観光客の集まる有名な大聖堂入り口には必ず乞食がいるもんなんだということを知った。

さぁいよいよ中に入るぞ。43mの天まで昇るような天井を見るぞーー。
というわけで、アミアン大聖堂、次回に続きます。
書くことも、写真もイッパイあるんだよーーん。



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by tohoiwanya | 2009-07-01 00:27 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(2)
Commented by チロリ at 2009-07-01 03:04 x
引っ張るなーーーーーーーーーー
Commented by tohoiwanya at 2009-07-01 09:57
しょ、しょうがないだろ!
書きたいこと一度に全部書こうとしたら
すんげー長大なエマキモノになっちゃうんだから!

そんなこといってねぇで働け!ホラ次の出張はいつだ?
出張ジゴクの血の池と針の山をたっぷり味わってから
来年、出張じゃない旅行してブログ書くのだ。はっはっは。


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