2009年 09月 14日

映画ヲタクの旅 -シェルブールの雨傘2-

シェルブールに着いただけで、すでに半分くらい正気を失ったイ課長。
残り半分の正気を保っている間に、今後の行動計画をザッと考えてみた。

とりあえず、まず教会から行ってみようではないか。
地図を見ると、教会は海沿いの道の近くに建っているっぽい。
海沿いの道をずっと歩くだけなら道に迷う心配もないし、発見しやすいはずだ。
うむ。実に冷静沈着かつ合理的な計画ではないか。

ところが、道に迷った(笑)。
正直に海っぺりの道をずーっと行けば良かったんだけど、街があまりに魅力的なもんで、
ついフラフラと「街を突っ切って行こう」などと考えたら、たちまち迷っちまった。
さっきまでの冷静沈着さをアッという間に失うイ課長。
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だってさー、こじんまりとした街のたたずまいがとにかくイイんだもん。
車が1台通れるくらいの細い道が入り組んで、小さな家や商店が並んでるところに
ポンときれいな街路樹とか植え込みとかベンチなんかがあったりするんだよね。
こんなところを歩いているうちにハッと傘屋の建物を発見できちゃうんじゃないか?
なんて考えて、街の中を通って教会に出ようとしたんだけど、しょせん無理だった。
いったん海沿いの道路まで戻って、再度教会を目指す。

うおーーー!あった!あったありました!
イ課長は映画で使われたトリニテ教会を見つけました。残ってました。感激です。
ありがとうございます、皆さんのご支援、ご声援のおかげです。
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建物側面にフライング・バットレスがあるから、どうやらゴシック様式の教会。
ひょっとするとすごく由緒ある、古い教会なのかもしれない。

映画の中では、ジュヌヴィエーヴはギイのコドモを懐妊しつつ、この教会で
裕福な宝石商ローラン・カサールと結婚するんだよ。あの場所だよ、あの教会だよ。
そして今自分がその同じ場所にいるんだよ。あああああこんなことがあっていいのか。
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結婚式を終えたカトリーヌ・ドヌーヴがウェディング・ドレスのまま外に出てくる場面。
教会の正面入口は当時も今も全然変わってないのがわかる。
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せっかくだ。中に入ってみよう。
うわー…明るい外から中に入ると真っ暗に見える。正面の祭壇が神秘的だ。
中にはだーれもいない。教会内に響くのはイ課長が歩く靴音だけ。
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こうしてみると、ホントに小さな教会なんだね。
ノルマンディー地方の小さな港町に昔からある、こんな小さな、古〜い教会で
ジュヌヴィエーヴの結婚式が、エリーゼの葬式が行われたわけか。うーむ…

いやーーー感激だ。自分がいまココにいることが信じられない。
おなじみロウソク寄付コーナーがあるから記念に寄付していこう。
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長いロウソクに火をつけて立てる(写真左の長くて新しいヤツがイ課長ロウソク)。
投入口のついた、貯金箱みたいな金属の箱の中に2ユーロ硬貨を落とす。 


からんッ


例によって、コインが落ちる金属音が小さな鐘のように教会内に響きわたった。

…さてと。地図によると教会から傘屋の建物はかなり近いことになってる。
次はいよいよシェルブール傘店の建物を探しにいこうではないか。

  

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by tohoiwanya | 2009-09-14 00:35 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)


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