2009年 12月 28日
さぁランス大聖堂の中に入ろう。もちろん入場無料なのである(笑)。 ゴシック建築の巨大大聖堂に足を踏み入れてイ課長がいつも最初にすること… パリでもアミアンでもやったお約束、「うわー…」と思いながら天井を見上げることを もちろん、ここランス大聖堂でもやったのである。いや、これは意識してドウコウじゃなく、 誰でも最初にあの中に入ればみんなやっちゃう、一種の反射的行為なんだって。 第一印象は「うわ、けっこう暗い」だった。 特に奥の方が異様に暗くなってて、マックラな中にブルーのステンドグラスが輝いてる。 少しズームで撮ってみると、うーむ…一番奥のブルーのステンドグラス周囲の空間だけが 周囲とはちょっと違う、緑色…というか黄色っぽい光で浮かび上がって見える。 おそらく別のステンドグラスのせいでそうなってるんだと思うけど、えらく神秘的だ。 アミアン大聖堂じゃ奥の祭壇の方ほど明るい光が射し込んで、それがやけに神々しく見えたけど、 ココは逆に暗さで神秘性をアピールしようって戦略か。やるじゃないか、ランス(笑)。 (これは戦略っつうより、見た時間の太陽の位置の影響が大きいんだとは思うが) 南側の窓からナナメに日が射し込んで、それが聖堂内北側の円柱に光を投げかける。 しかし奥の方は明るくなるどころか、ますます暗く見える。写真だと一層それが極端に写るね。 うーむ…この「くらやみ効果」が偶然なのか、意図的なのか。もし計算されたものなら すごい効果をあげてると言わざるを得ない。 一番マックラな、祭壇裏の周歩廊を歩いてみる。 おお、さっき入り口から見えた神秘的なブルーのステンドグラスはこれだ。 実は、このステンドグラスはフランスの大画家、シャガールが作ってるのである。 反対側から入り口を見る。 ランス大聖堂はバラ窓の下、入り口のすぐ上にもう一つ円形のステンドグラスがある。 言うなれば「デュアル・バラ窓体制」。豪華絢爛だ。しかし明るいトコと暗いトコの差が極端だから あの雰囲気をうまく写真に捉えるのは難しい。 感心しながら、聖堂の中をアッチ行ったりコッチ行ったりして写真を撮る。 そうしている間にも太陽の位置は少しずつ変わり、聖堂内への太陽の射し込み方も 少しずつ変わっていく。ステンドグラスにもナナメに光と影がかかってステキな効果がでてるよ。 うーーむ…こういうゴシック大聖堂の中で、丸一日過ごして、どんな風に光の効果が変わっていくか、 見てみたいよなぁ…。今回の旅行であちこちの大聖堂を見て、とにかくゴシックの大聖堂ってヤツは 光の射し込む効果をすごく考えて作られてることにつくづく感心したイ課長なのである。 おっと感心ばかりしておれん。ここにも例によってロウソク寄付箱があるよ。 今回の旅行で行った教会ではパリ・ノートルダム大聖堂からシェルブールの小さな教会まで ぜーんぶ、ロウソク寄付をしてきたな、そういえば。 1ユーロ寄付して、今回のパリ旅行で最後になる教会ロウソクを立てるとしよう。
by tohoiwanya
| 2009-12-28 00:01
| 2009.05パリ旅行
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