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2010年 02月 01日

シンガポール三都物語-その1-

今日は久しぶりにシンガポール出張の時の話。

多民族・多宗教国家シンガポールにはイスラム教徒も多い。
イスラム教徒が多い以上、イスラム教を象徴するモスクもある。モスクのある一角は
アラブ・ストリートと呼ばれているのである。
2009年10月13日、昼間の仕事が終わるとイ課長は夕方からそのアラブ・ストリートに繰り出した。

シンガポールには大きく分けてこのアラブ・ストリートの他に
リトル・インディア(インド人街)とチャイナタウンという「特定国家集約街」がある。ひとつの国の中で
3つの文化圏を体験できるっていうのは楽しい。まさにシンガポール三都物語。
イ課長としては全部行くつもりだったけど、まず手始めとしてアラブ・ストリートってわけだ。
この日の夕方は曇ってて、ガビガビに暑くないのはイ課長にとっては好都合だった。
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お!早くもモスクの金色とんがり屋根ドームが見えてきました。
「中医中心」なんて漢字の看板の向こうにイスラム教モスクがあるっていう違和感が
シンガポールらしくて実によろしい(笑)。
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ここは何かわからんけど、イイ感じのところだったなーーー。
たぶん一種の「歴史保存地区」みたいな感じになってるんだろうと思う。
昔ながらの2階建ての小さな店が軒を連ねてるんだけど、中心部は遊歩道みたいになって
テラス席の飲食店もあったりして、観光客向けにも整備されてる。

実はイ課長の両親は(現在、父82歳母81歳)は30年くらい前にシンガポールに行ってる。
その頃どうだった?と聞くと、とにかく「2階建ての家がズラーっと並んでて…」と言うておった。
おそらく、彼らが行った当時のシンガポールの街並みっていうのはこういう感じだったはずだけど、
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しかし、そうやって保存された2階建て地区の向こうにはこうして高層ビルが迫ってきている。
まぁしかし、このアラブ・ストリートは今後もこうして残っていくんだろうな。
イ課長にとって、シンガポールっていうと、どうしても北杜夫がどくとるマンボウ航海で来た時の
「猥雑で混沌としたアジアの街シンガポール」的なイメージを期待しちゃうけど、
今やそういう雰囲気を感じたければ、このアラブ・ストリートみたいな「歴史保存地区」に行って
古きシンガポールのかすかな残り香を味わうしかないんだろうなぁ…(しみじみ)。

さて、シンガポール三都物語。アラブ・ストリートからぶらぶら歩いて、このまま次は
タミル系の人たちがいっぱい住むリトル・インディアに行ってみようかね。




by tohoiwanya | 2010-02-01 03:44 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)


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