人気ブログランキング |
2010年 05月 30日

サン・ミシェル大聖堂というところ

ブリュッセルには2009年11月18日水曜の午後に到着し、木・金と現地で仕事する予定だった。

木曜の午前と午後に各1件ずつ、金曜も午前・午後とやはり1件ずつ、計4件の
訪問アポイントが入ってた。均等で無理がなく、実に美しいスケジュールだ。

ところが、先方の都合で木曜午前のアポが金曜午前に変更になった。
トタンにバランスを崩して無理が生じる出張スケジュール…ま、よくあることだが。

で、何が言いたかったかというと、そういう事情で木曜午前中は空いたんだよ。
ブリュッセルでどこか行きたいトコに行くとしたら木曜午前中しかない。
だが昼には中央駅で通訳さんと待ち合わせしてるから、遠くまで移動するわけにはいかん。

で、ココに行ってみっか、とイ課長が選んだのはサン・ミシェル大聖堂だ。
ご存知のようにイ課長はここ数年でゴシック教会建築のマイルドなオタクになった(笑)。
ブリュッセルを代表するゴシック聖堂はぜひ見てみたかったし、ここはグラン・プラスと
豪華パサージュを通り抜ければホテルから徒歩で行ける近さなのもうれしい。

通訳さんと待ち合わせしてる中央駅に近いっていうのも好都合だ。断然ここに行こう。

木曜の朝。ホテルでゆっくり朝食をとり、ゆっくり身支度を済ませて、大聖堂までブラブラ歩いた。
毎日がこういう調子だっていうなら、海外出張も喜んで行くんだが…(笑)。
f0189467_23324646.jpg

おおー…これがサン・ミシェル大聖堂か。
アミアンのカテドラルを思わせる、荘厳にして風格あるたたずまいではないか。

さっそく中に入る。
ちなみに、フランスやドイツと同様、ベルギーも教会に入るだけなら入場料はナシ。
教会というのは常に信者に対して開かれていなければならない(んじゃないかな?)。
だからイ課長みたいな無信仰バチ当たりヤロウもその恩恵にあずかれるってわけだ。
f0189467_23332321.jpg

うーむ、なかなか立派な内部である。
フランスのバカデカ・ゴシック教会ほどの規模はないけど、ほどよい大きさで
何となく居心地がいい。内部も暗く神秘的というよりはむしろ明るめで、これまた
“居心地がいい”という言葉があてはまる。
f0189467_23335625.jpg

ここはステンド・グラスが見事だった。
フランスのゴシック教会建築群よりずっと後、16世紀に完成して、その後17世紀にかけて
増築が続いた教会らしいけど、ステンド・グラスも中世の素朴な感じではない。
すごくリアルで写実的だ。これはガラス彩色技術の進歩によるところが大きいんだと思う。
f0189467_23342712.jpg

ほら、こういう風に微妙な色合いを出すガラス技術って中世にはなかったはずで、
詳しいことはイ課長もよくわからないけど、16〜17世紀になるとこういう微妙な色の変化を
表せる技術が現れて、それはガラスの焼き方だかナンだか…よくわらかない(笑)。
f0189467_23345475.jpg

これは…たぶん説教台だよなぁ?すさまじく豪華絢爛、これでもか!って感じの装飾ぶりで
この辺になると、教会の建築様式はゴシックでも内部はバロック風装飾って感じだ。
この説教台、上の写真じゃわかりづらいけど、真ん中あたりをアップで撮ると…
f0189467_23351411.jpg

おおっと、ここにもいますドクロ様(笑)。
メメント・モリを象徴する意匠・ドクロ様、死を想え。はいはい、想います想います。

しかし、いくら死を想えったって、出張帰りの飛行機事故で死ぬのはやっぱりイヤだ(笑)。
こういう教会にお邪魔した時の恒例、ここはひとつ教会に寄付してロウソクを立てて、
帰路の無事をキリスト様にお願いしておこう。
f0189467_2335415.jpg

キャンドルひとつが確か2ユーロだったと思う。
横たわるキリスト様の前に自分のロウソクを立て、無事日本に帰れるようにお願いした。
なーんだ…イ課長も実はけっこう信心深いじゃん(笑)。




by tohoiwanya | 2010-05-30 23:36 | 2009.11 欧州出張 | Comments(0)


<< 海外出張における通訳さんという存在      特集企画「金曜のヨロコビ」 >>