2010年 06月 03日

海外出張における通訳さんという存在

「通訳さんの確保」は、海外出張のモロモロの準備の中でも飛行機チケットの確保と並んで
最も優先度の高い問題だと、イ課長は経験的にそう思う。通訳さん探しに比べたら
ホテル探しや現地交通機関の確認なんて直前になってバタバタやっても何とかなる。
しかし通訳さんのスケジュールは早めにおさえておかないと、出張自体が破滅するからね。

さて、イ課長は海外出張のたびに、どうやって通訳さんを探しているのか?
いつも通訳派遣会社に頼んでる?ノンノン。単純にネット検索で探しているに過ぎないのだ。

たとえば2007年のドイツ・チェコ出張。
この時は、たまたま発見したデュッセルドルフ日本商工会議所の通訳・翻訳紹介ページが
ものすごく、ものすごく役に立った。ここはドイツ国内の地域別の通訳者検索が可能で、
その後ほかの国にも行ったけど、通訳探しに関してここまでキチンと検索サイトが
整備されているのはイ課長の知る限りココだけだ。

じゃ、他の国ではどうするかって?
「シンガポール 通訳」とか「ワシントンDC 通訳」みたいなキーワード検索で
個人のサイトを探すんだよ。呆れるほど原始的な探し方だ(笑)。

何人か通訳候補を選び出すところまでたどり着いたら、候補全員にメールを送る。
イ課長がどんな会社のどんな仕事をしてるヒトで、いつ、どんな出張を予定してて、
どんな相手とのどんなヤリトリの通訳を頼みたいのか、といった情報を相手に示して、
そちらのスケジュールの都合、通訳費用等の連絡を請う、てな感じで打診するわけ。

ここで「その日は別の仕事がもう入ってて…」と断られることも多い。
だから「その日程なら大丈夫です。ぜひお手伝いしたいです」なんて返事が1通でも来ると
ホッとする。時にはそういう返事が複数の通訳候補から来る場合だってある。

そうなったら複数の候補者から誰かを選ばなきゃいかん。難しい局面だ。
しかし実際にドイツやワシントン出張ではそういうケースが発生した。

もちろん相手の人柄や能力なんて、全然わからない。
通訳料金に差がある場合、単純に安い方が嬉しいという気持があるのは否定できないが、
料金の問題だけじゃなく、過去の通訳実績、出張スケジュール変更でキャンセルが
生じた場合の規程、その他モロモロ…いろんな要素がからんでくるから決めづらい。

何度かこういう局面を経験した結果、イ課長は「これなら間違いない」という
通訳さん決定のための決定的法則を決定した。それは








エイヤで決めるしかないじゃん、という法則だ(笑)。


ワシントン出張のときは数人の候補者が残ったんだけど、その数人と何度かメールを
やりとりするうち、最初に返事をくれるのは決まっていつも同じヒトであることに気づいた。
それだけの理由で、エイヤでそのヒトに頼むことに決めた。

ドイツ・チェコ出張のときは下記の二人のどっちかに決める必要があった。

①通訳カンケイの資格もいくつか持ってて、優秀そうで、通訳料金も高い候補者 
②そういう資格はない人で、通訳料金は①より安い候補者

このときもエイヤで②のヒトに決めた。ドイツ在住の日本人の女性である。

結局、この②のヒトには2007年出張を皮切りに、2008年の2度のドイツ出張でもお世話になり
イ課長は彼女に対して戦友のような信頼感を持っている。

飛行機でベルリンに飛んだり、旧東ドイツの廃墟のような駅に行ったり、二人でアチコチ行ったもんなぁ。
その廃墟のような駅を出て、ひなびたレストランで一緒にランチ食ったっけ。
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昨年のシンガポール出張のときの通訳さんはいつもとちょっと違っていた。
「現地語に堪能な現地在住日本人」ではなく「日本語に堪能な現地の人」だったのだ。
しかし、彼の日本語のうまさは呆れるばかりだった。

彼は若い男性で、ベジタリアンだったんだけど、たまたま彼と一緒に入ったインドカレー屋が
偶然にも「ベジタリアン専門カレー屋」だったことがあった。
シンガポールにはあるんだよ、そんなカレー屋が。珍しいから写真を撮らせてもらった。
上が通訳さんが食ったカレー、下がイ課長が食ったカレーね。
巨大な葉っぱの上にゴハンがあったりして、南国ムードたっぷりのランチだった。
(でも、すごく安かった)
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通訳さんとはこうして出張中は一緒にランチを食い、一緒に列車やタクシーに乗り、
一緒に相手先を訪問するわけだ。通訳さんナシにはイ課長の海外出張は成立しない。

さて、そんな通訳さんを頼むときの重要な注意事項を最後に一つ。

出張最後の仕事が終わると通訳さんに通訳料を払う。それは当然のことなんだけど、
どこに国でもこの支払いに関しては「現地通貨で現金払い」という原則があるようだ。
請求書を会社あてに送ってもらって後で振込み、なんてケースは過去一度もなかった。

必然的に、出発前に「通訳さんに払う分」の現地通貨も両替しとかないといけない。
アメリカなんかで5日間通訳を頼めば、軽くウン十万円単位になる。
このブ厚い現地通貨の札束を出発前に用意し、出張最後の日まで絶対になくさないように
しないといけないわけだ。
宿泊ホテルによっては部屋の中にセイフティボックスがないことも多くて、
そういうときはしょうがないからカバンに入れてドコに行くにも持ち運ばざるを得ない。

この「大金保管業務」は、すごい精神的プレッシャーとなってイ課長をさいなむ(笑)。
最終日に通訳料払い終わって、領収書もらうとホッとするよ、毎回。

というわけで、本日は海外出張における通訳さんについて書かせていただきました。
いや、実はさ、たまたま通訳さんと一緒に食ったメシの写真を何枚か見つけたら、
どうしてもこのテーマで書きたくなったんだよ(笑)。

通訳さんたちには毎回、本当にお世話になってる。
またいずれ、突発的にこのテーマで書くかもしれん。




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by tohoiwanya | 2010-06-03 00:01 | 出張・旅行あれこれ | Comments(6)
Commented by at 2010-07-02 14:57 x
T/Cかなんかで持って置いて、当日もしくは前日に現金に交換と言う手は使えないんですか?
Commented by tohoiwanya at 2010-07-02 17:05
おっ?(笑) こちらでは初めてかな?

>T/Cかなんかで持って置いて、当日もしくは前日に現金に交換と言う手は

もちろん使える。
イ課長も昔は海外行くときT/C作った。
15年前のインドネシア出張のときも持ってったんじゃなかったかなぁ?

でも、最近は出張でも旅行でも全然使わなくなってるよ。
T/C作るの自体がけっこう面倒だし(1枚ずつ先に署名したりとか)、
現地で現金化するための金融機関を探すのも面倒だし

あ、そうか。そういう時こそ現地の通訳さんに聞くのがいいわけか(笑)。
Commented by  松岡 at 2016-07-12 15:50 x
イ課長様

海外在住の日本語通訳を探しており、それで貴ブログにたどり着きました。弊社は今年の5月から「海外在住の日本語通訳と企業のマッチングサイト・ワンズワードコネクト」をスタートしました。

https://connect.oneswordonline.com/

まさにイ課長のような方がターゲットですので、今後機会あればぜひご活用いただければ幸いです。またお支払いに関しては弊社の日本の銀行に事前に振り込むようになりますので、その点でも便利なるかと思います。(そのほかにはすでに時給が明示されており、活用いただければ評価やコメントも付けられるので、すべて可視化されています)

では、今後ともよろしくお願い申し上げます。

株式会社ワンズワード
代表取締役 松岡
supportアットoneswordonline.com

追伸:
お付き合いのある通訳の方がにもぜひご紹介ください!よろしくお願い申し上げます。
Commented by tohoiwanya at 2016-07-13 09:52
松岡さん:
企業PR的な書き込みは通常削除させていただいてますが、ことによると
海外出張予定者が通訳を探し、たまたまこのページを見て役に立つ可能性も
ゼロとはいえないので、敢えて残しました。ただ、申し訳ありませんが
以後は貴社PRに関する書き込みはご遠慮下さい。

私自身は幸いにしてここ数年海外出張がなく、自分が行きたい旅行のことだけ
考えていればいい状況です。
Commented by 松岡 at 2016-07-14 19:11 x
イ課長様

ありがとうございます。
とくに宣伝するつもりもなかったのですが、思わず書き込んでしまいました。以後、慎みます。

松岡
Commented by tohoiwanya at 2016-07-15 09:41
松岡さん:
よろしくお願いします。


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