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2010年 06月 18日

暑い!東南アジア出張 - その3-

唐突だけど、シンガポールでは売春が合法らしい。
春を売るご婦人たち(公認ライセンス制だとか)が集まる公認売春エリアってのもちゃんとあって
それが、これからイ課長が行こうとするゲイランというところなのだ。

東西に伸びるゲイラン通りから南北にたくさん路地があって、その北側だか南側だか、
とにかくドッチか片方側の路地が売春エリア、もう片方は庶民的な飲食店エリア…と、
大まかにはそういう場所らしい。

公認売春エリアつうからには、夜はアヤシい雰囲気になるはずだ。
しかし、昼間はごくマットウで安全な「庶民的飲食店街」っていう感じらしいから
ハンブルクの飾り窓横丁よりはずっとフツーっぽい街なんだろう。

通訳サンも「シンガポールの昔の感じを味わうなら、ゲイランはいいですよ」と言っていた。
まだ時間も余ってるし、だんだん腹も減ってきたし、それならっていうんで
チャイナタウンの次はゲイランをブラついて、ついでに昼メシでも食うかと思ったわけヨ。

実際に行ってみたゲイランはあまりの暑さと日射しの強さのせいか、通行人も少なかった。
たしかに安そうな飲食店らしき店もあるけど、営業してるんだかしてないんだか…。
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いや実際、この時はホント~に暑かったんだよ。
ゲイラン通りをブラブラと歩き始め、すぐに「こりゃダメだ」ということに気づいた。
暑さと日射しと熱気と汗とで、とてもブラブラ散歩なんていう状況じゃない。

地元の人たちはあまり出歩いたりせず、たぶん屋内で暑さをやり過ごしてるんだろう。
「この暑さが和らぐまではスローペースでいこうぜ」的な雰囲気が街中に漂ってる。

そんなゲイラン通りをタッタ一人、汗ダクになって歩きまわるバカな外国人。
えっと…この街に一体何しに来たんだっけ?あまりの暑さで忘れちまった(笑)。

たちまちヘロヘロになったイ課長、地元の人たち向けの冷房もない安食堂に入って
メシを食い、冷えたビールをむさぼり飲んだ。ここの話は前に書いたよね。
クーラーはないけど、とりあえずは日陰。イスに座って水分を補給し、少し休んだら
やっと正気を取り戻したような気分だった。
 暑い!東南アジア出張 - その3-_f0189467_22524428.jpg

この食堂で休みながら、もうイ課長は完全にカブトを脱いだ。
この暑さ。しかも超汗っかきのイ課長。もうこれ以上屋外徒歩観光はできましぇん。
どっか冷房の効いた場所に戻っておとなしくしてますです、ハイ。

食堂を出て、再びキョーレツな日射しの屋外に戻るのは勇気が必要だった。
しかし、とりあえずMRTの駅を見つけて中心街に戻らんといかん。
(こういう時ですら、タクシーを使おうという発想は湧かないらしい)
たった今食堂で飲んだビールをガンガン発汗しながら歩いてたら、幸いなことにほどなく
MRTの駅を見つけることができた。よかった…ここで迷子になったら日射病になりかねん。
 暑い!東南アジア出張 - その3-_f0189467_1662173.jpg

ははぁ~…ここって、さっきゲイランに行くために降りた駅の、おそらく隣駅だよな。
要するにイ課長はMRTのひと駅分を、グルッと遠回りして歩いたってことになる。
さほど長距離を歩いたわけじゃない。普段のイ課長だったらドウってことはない。

しかしもうダメ。もう完全ギブアップ。
15年前のジャカルタやバンコク同様、ここシンガポールでもイ課長は東南アジアの暑さに完敗だ。
市内観光からフラフラ撤退するという、ブザマな敗退行為を繰り返してしまったぜ。
上の写真の影の濃さをみてよ。いやもうすごい日射しだったね実際。

冒頭書いたように、ここゲイランは夜になれば公認売春エリアとして別の顔を見せる…はずだ。
桃色の妖艶な雰囲気が漂う街に変貌する…んだろう、たぶん。
しかしイ課長にとってゲイランは「とにかく暑かった」という記憶しかないよ。
桃色の妖艶な雰囲気なんてモノは完全に蒸発して、あの日は全く残ってなかった(笑)。

しかし暑い市内観光から撤退したはいいけど、空港に行くべき時間まで、まだ軽く
4~5時間はあるぜ?それまでナニするのさ?イ課長。
(その4につづく)




by tohoiwanya | 2010-06-18 16:11 | 2009.10シンガポール出張 | Comments(0)


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