2010年 09月 13日

縁結び、してくれるの? くれないの?

アッという間に終わってしまった迪化街観光。
漢方薬にマッタク興味がない人間が、建物を見るだけのために漢方薬問屋街に行けば
こうなることは十分予想された結果ではあったのだが(笑)。

さてどうしようかなぁ…と思いながら迪化街の奥の方に行くとお寺があった。
名称としては寺ではなく廟となってる。帰国後に調べたら霞海城隍廟っていうトコらしい。
地元の人たちが熱心にお参りしてた。
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この「帰国後に調べた」というのが本日のイ課長ブログの主要テーマになる。
「霞海城隍廟」で検索すると以下のような台北観光関連サイトがいっぱい引っかかってくる。

出会いがほしい!彼がほしい!彼女がほしい!結婚したい!
そんな迷える子羊に夢と希望を与えてくれるのは、ここ台北の迪化街にある台北霞海城隍廟

(体感できる台湾情報&リンクより)

「結婚相手がみつかる」と大人気!日頃あまり参拝しない若い女性も集まる恋の廟。さぁ、みんなで心に秘めた
恋心を打ち明けてみませんか?
(台北ナビより)

有名な月下老人という縁結び神様がいる廟で、最近疑い深い若い台湾人女性の中でも「ちゃんとお参りすれば、
彼ができた、結婚が決まった!」と大人気なんです。
(同上)

実は、霞海城隍廟に対するこういう世間的評価を読んでイ課長は驚いたんだよ。
なぜなら、ココに行ったとき、イ課長はある写真を撮ってるからなのだ。
その時は「へぇ、わざわざこんなコトを説明してあるって面白いな」と思って撮ったんだけど、
この写真を撮った人間としては、ココが縁結びの神様と言われると驚かざるを得ない。
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イ課長はこの写真を撮った時「ここは商売専門の神様なのに、縁結びの神様と勘違いして来る
参拝客が後を絶たないみたいだなー」と思った。コレだけ読めばそう思うのが自然だよねぇ?
問屋街の真ん中にあるという立地から考えても、ココが“商売専門の神様”というのは自然だ。

ところがどうよ。霞海城隍廟に対する世間の評判は「縁結びこそご利益のすべて」と言わんばかり。
廟の方じゃ「縁結びじゃないよ」と言う一方で、世間は縁結びを期待するという、この認識のズレは
一体ナンなのだ?イ課長なりに考察してみた。

月下老人というのが中国で結婚・縁結びの神様であるのは間違いないはずなんだよね。
仲人のことを「月下氷人」っていう言い方があるけど、これは「月下老人」と「氷人」という
縁結びに関連した二つの中国故事を元にした合成語らしい。そして、この霞海城隍廟に
月下老人がまつられていることも確かなようだ。だから、ここに来て縁結びをお願いするのは
おそらく見当違いってことはないはずなんだよな。

しかしイ課長が撮った写真には縁結びじゃないよ、と書いてある。とすると…?

廟は商売も縁結びも“業務範囲”だけど、おみくじの担当は商売だけで、縁結びは管轄外。
そう考えるしかない。

廟としてのご利益はアレもコレも、いろいろある。
だが、そこのおみくじが示すのはアレだけであると断っているということになる。

日本の神社でもお祈りのネタは家内安全、商売繁盛、恋愛成就、合格祈願 等々、いろいろある。
しかし「その中で、当神社のおみくじはコレのことだけよ」なんて断ってる例があるだろうか?
その点、わざわざ断ってる霞海城隍廟は非常にマジメというか、律儀だよね。

世界中の独身男女のみなさん。
安心して、迪化街にある霞海城隍廟に恋や結婚のことをガンガンお願いしましょう。
ただしおみくじをひいてはいけません…って、こんなにわかりやすく日本語で書いてあるんだから 
間違える人はいないと思うけどさ(笑)。

 

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by tohoiwanya | 2010-09-13 00:07 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)


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