2011年 01月 17日

フィッシュ&チップスとの個人的闘争

ロンドン到着の夜、イ課長がロンドン初メシとしてGarfunkle'sでオーダーしたもの。
それはFish and Chipsなのであった。Fish 'n Chipsと口語的に書くこともあるらしい。

タラやカレイ、オヒョウなどの白身魚の切り身に、小麦粉を卵や水またはビールで溶いた衣をつけて
油で揚げたものと、ジャガイモを細い棒状に切って油で揚げたチップスと合わせて供する。
この場合のチップスは、薄くパリッとしたポテトチップスのことではなく、日本語で言うフライドポテト
(アメリカで言うフレンチフライ)のイギリスでの呼び名である。 一概には言えないが、大体のカロリーは
一人前(魚の切り身小一切れにジャガイモ中一個分)で450キロカロリー程
(Wikipedia記述を引用)。

フィッシュ&チップス。
英国ではごくありふれた、庶民的な食い物とされる。だがイ課長は食ったことがない。

何しろコッチは20年前に「マズいもの大賞・揚げ物部門」1位獲得の、あのフライドチキン
完膚なきまでにヤラレている。あの時はロンドン滞在中、他に揚げ物を食ってみようなんて気が
マッタク起きなかったのは致し方ないところだ。

比較的リスクの低そうなそうなメニューは他にもあった。ステーキとか、ピザとかね。
だが今回は20年前たぁ違うぞ。タタカイの心構えは万全なんだからな。
ロンドン出張の初メシ、いきなりド真ん中の典型的イギリス料理から攻めてやろうじゃねぇか。
もうちっとやそっとのマズさじゃ驚かねぇぞ。覚悟してかかってこい。フィッシュ野郎!
(20年ぶりのロンドンメシとの対決を前に、だんだんケンカ腰になっていくのである)

イ課長は敢然とウェイトレスのねえちゃんにフィッシュ&チップスを注文し、さらに
英国産ビールを頼んだ。どうせならハイネケンとかじゃなく、ロンドンの名のついたビールを
飲んでやろうじゃねぇか。毒を食らわば皿までも。ロンドンメシ食らわばビールまでも。
揚げ物もビールもまとめて相手ンなってやらぁ!来るなら来い!(←依然としてケンカ腰)
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はぁはぁはぁ…ちょっとコーフンしてしまったぜ。落ち着こう。
とりあえず、テーブルに置かれたロンドンなんとやらってビールを飲んでみよう。

ちょっと独特の味のクセみたいなものがあるが、まぁこれは好み、ないし慣れの問題だな。
それ飲んで、フランフルト→ブリュッセル→ロンドンを1日で駆け抜けた疲れを癒してると、
おお、いよいよ運ばれてきやがったな?フィッシュ&チップス!
この20年間でイ課長もちったぁ場数を踏んできたんだ。オレをギャフンと言わせたきゃ
それなりのマズさでかかってきやがれ!(←またケンカ腰)
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しかし…で、でけぇ…。
比較物がないから写真じゃわからないかもしれないけど、かなりデカいフライだ。
シッポつけたまま揚げる、日本風のかわいいアジフライに“換算”したら何匹になるだろ?
このデカい揚げ物全部が20年前のマズさだったりすると、これは相当手強いか…?
まぁいい。腹減ってるし、とにかく食おう。レモンとタルタルソースを適当にブッかけ、
ロンドンの揚げ物とイ課長との、20年ぶりの対決の幕は切って落とされた。

(モグ)…ん?

んん…(モグモグ)…ンむ…これは…

(ゴクン)…うむ、そうめちゃくちゃヒドくはないだろ。これなら食えるよ。

もちろん「なんて美味しいんだ!」というほどでは全然ない。ここは台北ではない(笑)。
しかし、すごく美味しいわけではないにせよ、激マズというほどでもない。まぁ食える。

白身魚の肉は柔らかくてまぁまぁ。フライのコロモはけっこうガビガビだけどね。
デロリッとした緑色の煮豆らしきものは…うーん…これはあまりおいしくない。
フライドポテトは…まぁこれは普通だろ。他の国で食うのと同じレベルと言っていい。

総合的に評価すれば「大したことはない」ってあたりが妥当かな。
ぜひまた食いたいと思うようなモチベーションの炎が燃え上がることは全くない。
「大して美味しいわけではないが、とりあえず食えるレベル」ってわけだ。

カネ払ってレストランで注文したものが「食えるレベルである」という、ごく当たり前のことが
重大なコトに思えてしまうっていうのは、あまりにも悲しいものがあるが、もし20年前に
食った揚げ物がコレだったら、別にトラウマになるほどのコトもなかっただろう。

ふーむ…20年間の恨みを込めてケンカ腰で食ったわりには、大したマズさではなかったな。
ロンドンのメシがかなり改善されたっていうウワサは本当だったのか?

いや、この程度のことで気を許してはならん。
そもそも、この時食ったフィッシュ&チップスは最初からすごく有利な立場にいたわけだよ。
何しろ比較対象は20年前のアレだ。アレはあまりにもアレ過ぎるシロモノだったから、
今回、イ課長が「アレよりはずっとマシ」と感じたとしても驚くにはあたらない。
最初からハードルが低かったのだ。

20年前のロンドンのトラウマがイ課長の心と味覚に与えた傷はあまりにも深い。
これしきのコトでロンドンのメシが改心したなんて、まだ到底信じる気はないぞ。

…とすれば、とりあえず次に検証すべき食い物は明日の、ロンドンのホテルの朝食だよな。
当然イ課長としては、出張前半で食ったドイツのホテルの朝食と比較するもんね。
比較対象のハードルはグッと高くなる。

よし、明日のホテルの朝食にジックリ注目させていただこうじゃねぇか。
首を洗って待ってやがれよ、ロンドンのメシめ。

ロンドンメシ関連の更新は、今後も執念深く続くのである(笑)。



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by tohoiwanya | 2011-01-17 00:08 | 2010.11 欧州出張 | Comments(4)
Commented by Bきゅう at 2011-01-17 01:37 x
また、お邪魔します。最近でこそ、冷えたビールを飲む機会もあるものの、昔はイギリスやヨーロッパ全般で、ビールといえば、生温いビールでなかったすか?わしは、そっちの方がいやでした。
Commented by Mimi at 2011-01-17 11:35 x
おお!まずは王道からですね!(笑)
でもほんとなら道端で新聞紙にくるんで売ってるやつに
モルトビネガーをガーッとかけて召し上がっていただきたかったわ。
イモのフライに酢!??と思いますが、これがなかなか(慣れると)イケます。
ビールは、タップ(生)のラガーなら少しは冷えてるかな・・・
ビターなんかだとまず室温そのままですよね。まあこれもそのうち慣れますが。
イギリスの朝ごはんは好きでした。小さいトマトを丸焼きにしたのとか、マッシュルームの丸焼きとか。
薄いトーストも好き。ソーセージは柔らかくて中身が謎で美味しくなかったけど。
今後のレポがますます楽しみです~♪
Commented by tohoiwanya at 2011-01-17 13:32
Bきゅうさん:
2007年の欧州出張に行くときの機内ドリンクサービスで、私が頼んだ銘柄のビールが冷えてなかった。
するとCAは「でも、ドイツに行けば冷えてないビールを飲みますもんね」と言って、
冷えてないのをを飲ませてくれた(笑)。

秋~冬の寒いヨーロッパだったら、私なんかは冷えてなくてもいいや、と思っちゃう方ですね。
飲めさえすりゃ、多少ヌルくてもいいんだとも言えますが。
 
Commented by tohoiwanya at 2011-01-17 13:33
>モルトビネガーをガーッとかけて召し上がっていただきたかった

Mimiさん:
「モルトビネガーをかけて食う」って、確かにWikipediaにも書いてあったんですけど、
私は普通の塩か、トマトケチャップでいいス…(笑)。
イギリスのホテルの朝食っていうのがですねぇ、まぁこれもいずれ詳しく書きますが、
これまたイ課長家ではあまり評判がよくないんですよ。特にトホ妻には。
あの、本立てみたいなヤツにトーストを立てて出すっていうスタイルは独特ですよね。
 


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