2011年 02月 07日

イングリッシュ・ナショナル・オペラ

欧米の大都市に出張した時の、イ課長の重要なオタノシミといえばオペラだ。
過去にプラハフランクフルトミュンヘンワシントンDCで、出張ついでにオペラを観た。
仕事の準備より、現地劇場の演目チェックやチケット購入といった準備活動の方に
ずっと真剣に取り組んでいるんじゃないかというご批判があるかもしれないけど、
その批判はまったく当たっている(笑)。

昨年の欧州出張ではフランクフルトとロンドンでオペラを観る物理的チャンスがあった。
しかし欧州に到着早々、まだ出張の先も長いフランクフルトでオペラ鑑賞っていうのは
気分的にはあまりステキじゃない。やっぱこういう娯楽は出張最後の夜とかその前日とか、
とにかく出張終盤に設定して「最後にオペラがあるから、それまで出張を頑張ろう」という
モチベーション高揚につなげたいところだ。
(ほらね?一応シゴトのこともチャンと考えてるでしょ?)
というわけで、フランクフルトでのオペラ鑑賞は見送り、ロンドンに賭けた。

ロンドンのオペラといえば、一番有名なのは言わずと知れたロイヤル(王立)オペラハウス。
コヴェント・ガーデン・オペラの名でも有名な、世界でも指折りのオペラハウスだ。
でもイ課長滞在中の演目がイマイチ魅力的じゃなかったんだよねぇ。
(たしか、「アドリアナ・ルクブルール」か何かだった)

ロンドンにはもう一つオペラがある。イングリッシュ・ナショナル・オペラだ。
ここはロイヤルオペラほど有名スター歌手が出るわけじゃないけど、チケット料金は安くて、
要するにまぁ庶民の味方のオペラハウスとでもいうか…。原曲が何語であろうと、
必ず英語で上演するのが原則になっているらしい。

イ課長滞在中のナショナルオペラの演目を調べたら…お!「ラ・ボエーム」やん!
おおこれはイイ。ラ・ボエームといやぁプッチーニの超名作オペラ。
しかもオペラ演出家としてけっこう名の知れたジョナサン・ミラーの演出。

ボエームならイ課長も何度も観たことあるから、話のスジを追うことにキュウキュウとせず
舞台をゆったり楽しめるじゃん。これはいい。断然コレだ。
というわけで、そのままネットでチケットを予約。
業務に関わる出張手配は面倒だの煩雑だの言うくせに、こういうコトは素早い(笑)。

イギリス国内ならチケット郵送っていう方法が可能みたいだけど、外国じゃそうもいかん。
そういう人たちのための、イングリッシュ・ナショナル・オペラのシステムはこうなってる。

①欲しいチケットをクレジットカードで予約し、決済する
②上演当日早めに行き、①でネット決済した時のカードを劇場玄関のチケットマシンに
 入れるとスルスルとチケットが出てくる…

…というようなことが英語で説明されていた。へぇ〜。
ワシントンDCだと予約番号みたいなのを窓口で示し、パスポートを提示した上で
予約したチケットをオバチャンが渡してくれたけど、ココは機械化されてるわけだ。
チケット引き換えは重要だから、何時までにやらなきゃダメかとか、真剣に確認しておきましょう。

ちなみに、買ったのは3階席のサイド。料金は58£(約8,000円弱くらい)だった。
何かのトラブルでチケットが手に入らないと8,000円がパー。真剣にもなるわな。
f0189467_0112160.jpg

さて、オペラの当日だ。2010年11月18日の夜だ。ここはロンドンだ。
ナショナル・オペラの本拠地、ロンドン・コロシアムはトラファルガー広場に近い繁華街にある。
ビッグ・ベンまで歩いたあの夜、とりあえず先にチケットだけ確保しとこうと思って、
上演の1時間以上前に劇場の中に入ってみた。
f0189467_0114771.jpg

はは〜…確かに正面ロビーのわきに機械が2台ある。これがチケットマシンか。
さっそくチケットを予約した時のクレジットカードを入れてみよう。

入れると画面になにか英語が出た。よく意味がわからなくて一瞬パニクったけど、
ほどなくスルスルとチケットが印刷されてきたではないか。よかったよかった。
f0189467_012997.jpg

実際にはまだ上演までだいぶ時間があったから、ピカデリーサーカスまで散歩したり、
オペラ鑑賞前の腹ごしらえをしたりしたわけだけど、まぁその辺は後日の更新で書くとして
本日のところはさっそく劇場の中に入ろうではないか。

f0189467_0125321.jpg

f0189467_0131061.jpg

おおおーーーーーーー…

うーむ…想像していたより劇場の内部はずっと豪華だ。歴史と伝統を誇る劇場なんだろう。
プラハの時もそうだったけど、やっぱせっかくヨーロッパの劇場でオペラ観るなら、
近代的なホールじゃなく、こういう、19世紀的香りの残る空間で観るのがキブンだよね。
f0189467_0133864.jpg

オペラ自体も非常によかったよ。
歌手陣もオーケストラも、誰かが突出して目立つってことなくバランスがとれてて
クォリティは非常によくまとまっている。イタリア語上演なら全然わかんないけど、
英語上演だから「こんな風に英訳するんだ〜」ってのがところどころわかったりするのも楽しい。

イングリッシュ・ナショナル・オペラの「ラ・ボエーム」。
非常に楽しませていただきました。途中で眠くなることも全然なかった(笑)。

最初の方で書いたように、ロンドンのオペラといえばロイヤル・オペラが有名。
(ちなみに、ロイヤル・オペラは2011年に来日公演もやる)
しかし、ロンドンのもう一つのオペラハウス、イングリッシュ・ナショナル・オペラも
なかなか良うござますよ。ロンドンご訪問の際のナイト・アミューズメントとして
イ課長、お勧めいたしますですよ?



[PR]

by tohoiwanya | 2011-02-07 00:19 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)
Commented by のんのん at 2011-02-09 01:12 x
いわんやの大好きな「サロメ」もここでは定期的に上演されるんだろか。英語では違和感あるよな気がするけどなあ。
Commented by tohoiwanya at 2011-02-09 14:25
>「サロメ」もここでは定期的に上演されるんだろか

のんのんさん:
サロメは…うーん…どうなんだろうなぁ?
もし出張中にサロメ上演してたら、迷わず観に行っただろうけどね、確かに(笑)。

でも英語上演ってのもそれなりに味があって面白いよ。
ところどころ、オペラじゃなくブロードウェーミュージカルを観てるような気分になったりして。

そういえば、イ課長は昔「ドイツ語版ボエーム」ってのも日本で見たことがある。
ボエームに関しちゃこれで3カ国語バージョンを制覇したわけだ(笑)。


<< 台北の蔡さん      ドイツ・英国 喫煙事情 >>