2011年 05月 11日

英国で髪を刈る

ワシントンベルリンドゥーヴィルプラハ
これは何かというと、これまでイ課長ブログでご紹介した海外散髪の話。
まごうかたなき「海外床屋フェチ」として、その異常な嗜好を自らカミングアウトし続けるイ課長。
…って、そんなに異常かなぁ?(周囲からはモノすごく珍しがられ、異常といわれる)

今日はロンドン出張のついでに行った英国の床屋のハナシ。
おそらくこれがイ課長の17回目の海外散髪体験になるはずで、もうベテランなのだ(笑)。

しかし、英国はイ課長の海外床屋人生で“未征服”の国だった。だから今回の出張ではぜひ
ロンドンで床屋に行こうと思い、その前に日本で散髪する時も11月の出張の頃に髪が伸びてるように
時期を調整し(普通やるか?そこまで)、英国床屋を征服すべく、満を持してロンドンに乗り込んだ。

木曜の夜、オペラを観に行った夜は床屋らしき店を発見できなかった。
金曜はリーズから戻ってきたあと、バークレー・スクエアからニュー・ボンドストリートと
歩いて、この時初めて一軒の床屋を発見はした。したのだが…。

何せ高級ブランドショップひしめくニュー・ボンドストリートの床屋だ。
「床屋」なんて言葉で呼ぶのもはばかられるような、やたら高級そうなヘアサロンで、
間違いなく予約が必要なんだろうと思えるような店だったから、そこはスルーした。

そして土曜。ハンプトン・コート観光を終わって、ロンドン滞在の残された時間も
あとせいぜい5~6時間。床屋探しの時間もだんだん少なくなってきたぞ。さぁどうする。
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ハンプトン・コート駅で列車を待ちながら、いっそこの街で床屋を探してみようかという気になった。
過去の経験から考えて、床屋ってロンドンのピカデリー・サーカスみたいな繁華街じゃなく、
こういう小さな街の方が、意外と発見しやすかったりするんだよね。
そう思って、ダメもとでハンプトン・コート駅前の小さな商店街を歩いてみたら…

すばらしい。たちまち発見できたではないか。
こういうのを海外床屋フェチのカン、もしくは嗅覚というのであろう(笑)。
小さな、庶民的な、いかにも床屋って感じの店だ。ここなら飛び込みで入っても問題あるまい。
というわけで、さっそく飛び込んだ。
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この店、理髪師はオバサン一人で、イ課長の前に一人男性客が散髪中だった。
その他に、理髪師オバサンの友人とおぼしき女性が一人奥の椅子に座ってオバサンとおしゃべりしてる。
まぁいい。とりあえず自分の番がくるまで後ろで待つとしよう。
待ち時間って、実は床屋店内写真を撮るチャンスなのだ。そっとカメラを出してパチリ。
こんな感じの、2席だけしかない小さな床屋。鏡が何となく古風だよね。
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写真左に見えているのが理髪師オバサンの背中で、話し相手の友達は写ってない。
髪を刈られる客、待ってる客(これはイ課長ね)という2人の男性客の存在を意に介さず、
理髪師オバサンとこの友達とはずっとおしゃべりしてる。わかりづらい英語だなぁ。

前の客が終わり、イ課長の番になった。
「1cmくらい切って」とか何とか、適当に伝えて散髪開始。
元々が短髪のイ課長だから、この辺のオーダーは極めてアバウトなのである(笑)。
相変わらずオバサンと友達は、ずーーーーっとおしゃべりを続けてる。

さっきからどうもヘンだと思ったが、この二人が話してるのは英語じゃないな。別の言語だ。
二人はひたすらおしゃべりを続けるから、イ課長の方は髪を刈られながら
「この二人が喋ってるのはナニ語だろうか?」とひたすら考え続けた。
明らかにフランス語やドイツ語ではない。スペイン語・イタリア語っぽくもない。
顔は白人系西洋人だけど、ドコの人なんだ?こりゃ難しいクイズだ(笑)。

散髪の最後の頃に、ようやく彼女たちの話してる言葉がある程度推測できた。
おそらくロシア語、ないしそれに近い東欧スラブ系言語だろうと思われる。
へぇ~、こうして英国で開業しているけど、オバサンの出身はロシアあたりなんだぁ。

最後に鏡を見せて出来上がりを確認。この辺は日本と同じだね。
「この辺、もうちょっと短く」って言ったら「オウケーイ」と気軽に刈り込んでくれる。
洗髪はナシで、作業は20分くらいで終わったかな。
欧州の床屋って、大体こんな感じのところが多いよね

ちなみに料金は…よく覚えてないけど確か10ポンドとか12ポンドとか、そんなモンだった。
日本円なら1300~1500円ってとこで、妥当な料金だ。
イ課長の前の客も同額を払ってたから、ボラれたという可能性は全くない。

お金を渡し、「Thank You」と笑顔でオバサンと挨拶を交わし、店を出た。
英国の床屋で、日本人客が、(たぶん)ロシア人理髪師によって髪を刈られるという
なかなか錯綜した組み合わせの英国散髪体験でありました。
さぁ、これでイギリスも征服したぞ(笑)。
 


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by tohoiwanya | 2011-05-11 00:09 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)


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