2011年 06月 03日

リムジンバス乗り遅れの悪夢

明日の早朝出発を前にして、なんと不吉な題名の記事であろうか(笑)。
いやしかし、ウィーン出発前の厄落としの意味でもあの恐ろしい経験をここに書き残しておこう。

2010年11月欧州出張は、イ課長の寝過ごしによってその幕が切って落とされたのである。

乗ろうとしたのは6:40新宿西口発の成田行きリムジンバスだった。
バス発車ギリギリの新宿着は避けたい。となると最寄駅5:34発という早い電車しかない。
新宿で20分くらい待つことになるけど仕方ない。休日早朝は電車本数が少ないしね。

重いゴロゴロを引きずって駅まで歩いて、5:34の電車に乗るなきゃならんとすると
5時起床じゃちょっと余裕がないから4時45分に目覚ましと携帯アラームをセットした。
まぁコーヒーの一杯くらい飲んでから出かけたいし…


ところが、目が覚めたらすでに5:45ではないか。1時間もの寝過ごし。
(目覚ましと携帯が鳴らなかった理由は長くなるからここでは省略)
予定起床時間より1時間も後だ。乗ろうと思ってた電車も駅を発車しちゃった後だ。

時計の文字盤を見て、これは夢ではないか?と思ったよ。
しかし信じたくないがこれは現実だ。大変なことになったという思いが全身を貫く。

悪夢の中にいるような気分で大急ぎで着替え、スーツケースのフタを閉めてベルトで巻き、
荷物の最終チェックなんてする間もなく家を飛び出した。
今にして思えば、おそらくそれが5時55分前後、6時ちょっと前だったはずだ。

11月の早朝、まだ真っ暗な道を疾風のようにゴロゴロをひきづって歩く。
善後策なんて考える気持の余裕はない。とにかく駅まで早く…早く…

駅に着いたのがたぶん6:10頃だったと思う。
すごく重い荷物をひきずりながら、超スピードで歩いたことになる。

確認すると、次の新宿行き急行は6時13分。
もちろん予約した6:40のリムジンバスには間に合わない。予約した3000円の切符はパーだ。
しかしあの時の心理状態は切符代の心配どころじゃなかった。
海外出張出発日に寝過ごしたというショックで、悪夢に中にいるような気分は
電車が新宿に着くまでずっと続いた。

新宿に着いたのがたぶん6:43分頃だったはず。
京王の新宿駅からリムジンバスの新宿西口乗り場は、階段を上ればすぐだ。
超重い荷物を持って疾風のように階段を上り、疾風のようにチケット売場に駆け寄る。

「えーと…次の成田行きは…7時ですか?」
「ああ、6時50分発のバスにまだ間に合いますよ」

見ると、確かに目の前にはアイドリングしてるリムジンバスが停まっとる。

「じゃ、その6時50分発、1枚…」

切符を買い、イ課長の荷物を積み込み、バスは発車した。
混乱した心理状態のまま、リムジンバスの座席でイ課長は状況を反芻・確認してみた。

寝過ごして乗れなかったリムジンバスは6:40新宿発だった。
今乗り込んだこのバスが6:50新宿発だった。


あ?…もしかして10分遅れで済んでる?


徐々に自分の状況が冷静に飲み込めてきた。
目が覚めたのが1時間遅れだったから地獄に落ちた気分になったけど、
行動計画に余裕を持たせてたから実際には10分の遅れで済んだわけだ。

10分なら大丈夫だろう。ああ…大丈夫ダイジョウブ。問題ないモンダイナイ…
この辺からようやく、自分がマトモな心理状態に戻っていくのがわかった。

休日の早朝だから渋滞もなく、バスは問題なく成田空港に着き、
空港での行動計画にも余裕を持たせていたイ課長は問題なくチェックインし、
出張先で読む文庫本を買い、第1ターミナルから出発するとき恒例のラーメンも食べた(笑)。

あの朝のことは今思い出してもゾッとするけど、
寝過ごしの実際的なダメージとしては、実はすごく小さかったんだよね。

言い古されたことだけど「海外に行く時は(まぁ海外に限らずドコに行く時も、だが)
移動には余裕を持たせろ」という鉄則がイ課長を救ったともいえる。

しかし海外出発当日の寝過ごしっていうのは、精神衛生上はものすごく悪い。
あの日の寝過ごしショックで、イ課長の頭にはシラガが数十本は増えたはずだ。
そんなこともあって、あの日無駄にしたリムジンバスのチケットをイ課長は今も保存し、
過ちを繰り返さぬための教訓にしているのである。
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明日(というか、もうそろそろ今日だが)は6時頃家を出る。
同じように新宿西口からリムジンバスに乗る予定だけど、今回は便を予約せず、
着いたら直近の、乗れるバスの切符を買って乗ることにしたのである。
どうせ新宿西口からは10分おきに出てるんだし、満員で乗れないなんてことはまずないし。

この辺のプランニングにも、あの遅刻の教訓が生きてるといえそうだ(笑)。

さてそれでは行ってきます、ウィーンへ。予定通りなら12日に帰国します。
現地で余裕があれば、携帯から短信だけでもお伝えします。




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by tohoiwanya | 2011-06-03 23:50 | 2010.11 欧州出張 | Comments(4)
Commented by Miko at 2011-06-04 21:36 x
ウィーンには着きましたか?いいなぁ、約1週間!
私は昨日から熱っぽく、早く寝ました。
20年ぶりに新婚旅行先に訪れるなんて素敵ですね。
土産話、楽しみにしています!
Commented by Bきゅう at 2011-06-06 00:32 x
以前、何度かこちらへお邪魔したことのあるBきゅうです。
わしもやったことがあります。5時半のバス(徒歩3分のバス停)に乗るつもりで、5時の目覚ましをかけました。そのとき、いくら起き抜けで飛び出すつもりでも、5時起きで5時半のバスだとちょっと時間的にきついと思って、目覚ましを10分早く設定した(つもりだった)のです。つまり、デジタル目盛りで分の方を10分早くして50分にしたのです。。。が、時の方はそのまま。結果、アラームは5時50分に鳴りました。鳴ったときに、随分すっきりと起きられたと思ったんですよね(1時間遅いんだから当然)。そして、猛ダッシュ。寝起きからバス停まで10分(笑)。空港セキュリティーで時間がかかろうと思って、余裕をもって家を出る予定だったので、ぎりぎりで予定の飛行機に乗れました。
Commented by tohoiwanya at 2011-06-13 13:01
>20年ぶりに新婚旅行先に訪れるなんて素敵ですね。

Mikoさん:
「20年ぶりに新婚旅行の地へ」って書くとロマンチックな熟年夫婦旅行っぽいですけど、実際には
「足いたい…」
「ちょっと無理しすぎたかしら」
「オレらももう老人なんだし…」
てな感じの、情けない会話ばっかり(笑)。
特に前半3日間はヴァッハウ渓谷行ったりブダペスト行ったり、
日程的にも体力的にもけっこうキツいものがあった。
Commented by tohoiwanya at 2011-06-13 14:45
>余裕をもって家を出る予定だったので、ぎりぎりで予定の飛行機に乗れました

Bきゅうさん:
やっぱ「余裕をもたせた行動計画」。これしかないですねぇ…(しみじみ)。
今回のウィーン旅行では月曜(ヴァッハウ渓谷でドナウ川クルーズ)と
火曜(ブダペスト日帰り)が特に早起きが必要な日だったんですけど、
スムーズに早起きできてた。まぁトホ妻が一緒だったってこともあるけど。
あ、もちろん出発当日もチャンと余裕で3時間くらい前に成田に着きましたよ(笑)。
 


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