2011年 07月 28日

世界で最も美しい図書館

「世界で最も美しい図書館」…

…という、このキャッチフレーズはけっこう人を魅惑するらしい。
実際、ヤタラ美しい世界の図書館の写真を集めたサイトなんかもある(海外サイトに多い)。
「英知の殿堂」っぽいイメージ、図書館としての機能美、その上に建物や内装の美しさが加わると
「世界で最も美しい図書館番付」に顔を出すようだ。

イ課長がプラハ出張の時に見られなかったストラホフ修道院の図書館なんかは
世界的に有名で「最も美しい図書館番付」の小結か関脇くらいの存在らしい。
ま、見られなかったわけだけどさ…(笑)。

今回のウィーン旅行で、イ課長とトホ妻は「世界で最も美しい図書館番付」で
これまた間違いなく三役クラスの(こういうタトエもどうかと思うが)2つの図書館を
この目で見ることが出来た。本日はその1つめをご紹介しよう。

世界に美しい図書館は数あれど、なぜか日本では「世界で最も美しい図書館」っていうと
必ずウィーンの国立図書館、別名プルンクザール(輝きの広間とでも言うか)が挙がる。

ここは今回、特にトホ妻が行きたがった場所なのだ。
イ課長はほとんど予備知識がなかったんだけど、まぁハプスブルグ家王宮の中にある
図書館なんだから、さぞかし豪華絢爛なんだろうと想像はしていた。

入口はちょっとわかりづらい。
ホフブルク王宮見学用のメインエントランスとはちょっと離れたところに入口があって、
こんな階段を上っていく。少なくとも階段まではどうってことはない。
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この階段を上りつめると図書館の入口があるのだ。
ちなみに、内部は「ストロボ焚かなきゃ写真撮影OK」だから、イ課長も張り切って
内部に入っていった。すると…

ひーーーーーーーーー。
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いやはや…豪華絢爛だろうとは思っていたがここまで豪華絢爛だったとは!
あまりにデカすぎて、カメラを広角にしても図書館の全容を全く捉えられん(笑)。
天井画にしたって、一体どうやって撮ればいいんだか…。
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…とまぁ、最初のうちはとにかくひーーひーー言いながら見てたんだけど、
ほどなくイ課長も冷静になって細部を観察し始めた。
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この図書館が見物人をして「すげーー」と思わしめる要素はいろいろあるんだけど、
とにかく天井が高く、本棚もやたら高く、上の方まで本がミッチリ詰まってるから、
その威容、重量感にまず圧倒される。
高いところの本はこうやって専用の階段を使うわけなんだな、なーるほど。
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よく見ると本も不思議だ。背表紙を見ると明らかに似たような装丁の本ばっかなんだよね。
つまり最初にあったオリジナルの本そのものの姿じゃなく、この図書館に収蔵する際に
「国立図書館専用仕様」の、この茶色の装丁をハメ直したとしか思えない。
保存性という点ではその方がいいんだろう。しかしこれじゃ背表紙を見てもドレが何の本か
わかんないよねぇ?
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当然のことながら本を探すときに背表紙を見て探すとは考えられない。
何番目の本棚の上から何段目の左から何番目にコレコレの本が所蔵されてるっていう超精密な
所蔵目録がみたいなのが別にあるんだろうな。棚にもこうやってローマ数字の番号がついてるし。
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観光客は見学して写真を撮るだけで、本そのものに触れることはできない(んだと思う)。
しかしまぁここは確かに見るだけでも十分価値がある場所と言っていいだろう。
ウィーン旅行の機会があれば、一度ご覧になってみてはいかが?

最初の方に、今回の旅行で「世界で最も美しい図書館番付」上位の二つを見た、と書いた。
今日ご紹介したオーストリア国立図書館、このプルンクザールがそのうちの一つ。
もう一つはいずれご紹介するけど、実際の旅行スケジュール上では二つめを見るのは
プルンクザール見学の、ほぼ24時間後だったのである(笑)。



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by tohoiwanya | 2011-07-28 00:14 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
Commented by Mimi at 2011-07-28 04:46 x
うわー、すごい図書館!
一目見てまずディズニーアニメ「美女と野獣」の図書室を思い出しました。
実際にあんな図書館があるんだ・・・・すごいですね。
でもこれは観光用?実際には図書館としてはもう機能してないのでしょうか?
Commented by tohoiwanya at 2011-07-28 14:48
>「美女と野獣」の図書室を思い出しました

Mimiさん:
おおお、そう言われれば確かにあった。野獣さん(名前忘れた)の屋敷の図書館でしたっけ?
あの場面の絵を描くとき、アニメーターたちがプルンクザールを参考にしてるかもしれないなー。

この図書館、一応今でも立派な「オーストリア国立図書館」として現役らしいんだけど、
おそらく実際には「国立古文書保存館」に近い役割なんだと思う。
ウワサによると、観光客が入れるフロア以外に地下にもフロアかあるそうで、
内実は秘密のヴェールに包まれているのです…。




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