2012年 01月 10日

ブダペストに行こう! -その2-

イ課長とトホ妻を乗せた列車は定刻よりやや遅れてブダペストのケレティ・プに到着した。
たぶん間違いなくここが東駅なんだろう…けれてぃぷ。
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でも何だか嬉しかったなぁ…ワケもなく気分が高揚した。

イ課長はドイツ語全然わからないけど、出張で何度も行ってるからドイツ語圏なら
「まぁ何となく何とかなるだろう」っていう、慣れに基づいた根拠のない安心感がある。
さらにトホ妻は一応独文科出身。だからドイツ語圏のオーストリアにいる間は
「わかんないよぉ…」といった心細さを感じることはあまりなかったのだ。

しかしここはハンガリーだよ、ブダペストだよ、ケレティ・プだよ。
ヒトッコトも言葉のわからないガイコクに初めて到着した時の不安と心細さがグッと高まる。
イ課長は海外におけるこの「ちょっと不安なガイコク感」が好きで(程度にもよるが)、
なぜかというと、そこには「ドキドキする」という気持ちとかなり近いものがあるからだ。

初めてプラハに着いた時、初めてのフランス語圏・ブリュッセルに着いた時なんかのことは
その時感じた不安や心細さやドキドキ感と共に、今でもすごくよく覚えてる。
イ課長はそういう気持ちを「ガイコク感」名づけている…というか、たった今名づけた(笑)。
ブダペスト東駅でこの「ガイコク感」を久しぶりに味わったわけだよ、イ課長は。
(実はこの時、トホ妻も強烈なガイコク感を味わっていたことを後に告白している(笑))

国際列車の到着駅だけあって、ブダペスト東駅は古めかしいとはいえ立派な駅だった。
欧州に多い「行き止まり式」の駅だから、まず先頭部分のコンコースを目指して歩く。
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いくら言葉のわからん初めての国とはいえ、イ課長だってコドモではない。
この駅で絶対にやっておくべき二つの重要なことにまず着手した。それは…

①ウィーンまでの帰りの切符を先に買ってしまう
②ユーロの現金をハンガリーの現地通貨に両替する の二つだ。

まず①のハードルをクリアするために長距離切符の売場を探した。
広い駅でなかなか見つからなかったけど、ようやく見つかった。見つかったが…
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うっわーーー…なにやらスゴい。これが切符売場??
ぶっとい角材を柱にしてるってことは…これ…はずすと天井が崩れるとか?(笑)
カウンターも金属格子がビシーッとハマッてて、切符売場というより、どちらかというと
刑務所の面会室を連想させるようなたたずまいじゃん。

ちなみに、ここは切符売場だけじゃなくツーリスト・インフォなんかも兼ねてるようで、
入口でこういう「目的別順番カード」を受け取る必要があるのだ。日本の銀行窓口と同じ。
切符を買いたきゃ上から三つ目の「Ticket」ボタンを押すと、番号を印字した紙が出てくる。
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天井にはこんな風に「何番の客はどのカウンターに行け」って表示があるから、
自分の番が来たらそのカウンターに行けばいいというわけ。
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これだけの認識に到達するまでに、イ課長たちはかなりオタオタして時間をかけたんだけど、
この記事を読んだ読者はもうブダペスト東駅に行っても鼻歌気分でスイスイだね(笑)。

ハンガリーにおいては自分たちが完全な文盲&失語症であることはわかってたから
プリントアウトした列車時刻表の、乗りたい列車ンとこにマル印をつけて職員に提示した。
「2枚」とか多少は言葉のやり取りがあったけど、その辺は英語でこと足りた。

ブダペスト東駅で買った帰りの切符はこれ。
日付らしき数字がグニョグニョ手書きで記入されてるあたり、アナログ的雰囲気が濃厚で
A4の用紙でプリントアウトしたÖBBの切符とは全然違う。イイネ!
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次はハンガリー通貨の両替だ。ハンガリーの通貨は「フォリント」という。
このフォリント、余ってもハンガリーの外に出たら他の通貨に再両替するのは困難らしい。
帰る直前にハンガリー国内でユーロに再両替はできるだろうけど、手数料2度とられるのも
バカバカしいから少なめに両替して、使い切っちゃう方がいい(それでも最後に余ったのだが)。
フォリント紙幣の写真を撮ってこなかったから、拾いモノで勘弁してちょうだい。
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さぁ、これでケレティプで必ずやっておくべきことは二つともやったぞ。
あとは帰りの列車が出る19:10までの間、好きなよ~~にブダペストの街を観光できるのだ。
まずはブダペストに来た観光客なら誰もが訪れるマーチャーシュ聖堂あたりから
制覇してみようではないか。

だがしかし、イ課長&トホ妻は公共交通機関だけが頼りの、ビンボ根性丸出しの個人旅行者。
我々をマーチャーシュ教会に連れてってくれる人は誰もいない。
加えて二人ともハンガリーではカンペキな文盲&失語症ときた(笑)。

マーチャーシュ聖堂に無事たどり着く自信なんてまーーったくなかったのである。
あるのは「たぶん何とかなるんじゃない?」という安易な見通しだけで…
(つづく)




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by tohoiwanya | 2012-01-10 00:16 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(16)
Commented by at 2012-01-10 11:32 x
楽しすぎます。

次が待ち遠しゅうて、待ち遠しゅうて。

早くアップしてー!
Commented by tohoiwanya at 2012-01-10 16:47
>次が待ち遠しゅうて、待ち遠しゅうて。

夏さん:
東駅で降りた直後の、右も左もわからず、戸惑って、迷って、呆然としてた時のことって
後になってみるとホントに懐かしくて、書いてるイ課長も楽しいよ(笑)。

切符売場でオタオタするくらいはまだ序の口。
イ課長&トホ妻はこのあと次々とピンチに見舞われるのだが…次号を待て!(笑)
 
Commented by Mimi at 2012-01-10 21:14 x
いいですねえ~~~、そうそう、全く言葉のわからない国へ行った時の
あの不安感と高揚感!
それが体験したくて我々は最近「英語圏以外の国に行きたい~~!」と
ほえております。英語通じるとこは緊張感がなくって・・・。
でも南米なんかはツーリストと見るやカタコト英語でむらがってくるので行きたくないし、
やっぱりヨーロッパがいいなー。

それにしても、奥様と2人だとやはりフットワークが軽いですねえ。
ウチのようにガキ連れだとそうもいかないので羨ましいです。
続き、楽しみにしてます!
Commented by tohoiwanya at 2012-01-11 10:11
>やっぱりヨーロッパがいいなー

Mimiさん:
スペインなんかいかがでしょう?ごく簡単な英語も通じないなんてことも多くて、
1回行くだけでけっこうスペイン語覚えますよ(笑)。
ポルトガルなんかも(行ったことないけど)それに近いんじゃないかなぁ?

私はやっぱり「大自然に抱かれてのんびり」より「魅力的な街を楽しむ」っていう
海外旅行の方が好きなので、出張以外でも欧米が多いんですけど、
行ったことのない、未知の国にはココロひかれるものがある。
候補としては上述のポルトガル、オランダ、北欧諸国あたり。

…今年、行っちゃおうかな。
 
Commented by Mimi at 2012-01-11 12:58 x
スペインには以前イギリスに住んでいた頃遊びに行きました。
前夫の同僚が少しはアテンドしてくれたのですが彼ももちろん仕事があって忙しく、
大体は自分で動いてたのでなんとなくスペイン語も覚えました。
つか、その同僚さんいわく「Mimiさん、ほんとにスペイン語出来ないんですかっ!?
だって、わかってますよねその受け答え!」と驚くくらい
カンが良かったのでそこそこ困らず歩き回ってたらしいです。
自分じゃわかんないんですけど。
だって、乱暴な話、イタリアでもフランスでもスペインでも
いざとなればこっちが日本語喋ってても通じますよね!?
パリのカフェで、「トイレどこですか」と言えなかったけど
身振りで通じたこともありますし(笑)

北欧には行ってみたいですねー。
でもあちらの方々って結構英語喋るんですよね。
学術書なんかは自国語に訳されてなくて、じかに英文のまま
読み書きしないといけないからだ、とか言われたことがあります。
日本は日本語に訳されて出版されてるから恵まれてますよね、って
話しがずれましたすみません。
Commented by tohoiwanya at 2012-01-11 18:31
>大体は自分で動いてたのでなんとなくスペイン語も覚えました

Mimiさん:
やっぱね、「必要」は語学学習の最良の教師なんだよ(笑)。

イ課長とトホ妻が2度目にスペイン行った頃(1999年頃かな?)って、まだ
ネットのホテル予約なんて夢物語。電話で何とかするしかない。

最初のホテルだけ日本から電話で予約し、あとは全部現地で
公衆電話使ってスペイン語で予約した。
それでもけっこう何とかなったっていうところが恐ろしい。

スペイン語って日本人には覚えやすいのかなぁ?
文字は基本的にローマ字読みだし、英語のTHとか、フランス語のRみたいに
(日本人にとっては)変チクリンな発音もあまりない気がする。

いかん。またスペインに行きたくなってきた。いかんいかん。
あーでもまたあのイワシの酢漬けが食いてーーー!
Commented by maru at 2012-04-11 01:22 x
私も滞在中にブダペストの日帰り観光を入れたいと思い、多分イ課長さんと同じ列車 (行き 07:09 発、帰り 19:10 発) の往復を OBB のサイトで買おうとしましたが、帰りのチケットについて最後のステップ(カード情報も入れた後、order の直前)でエラーが出ます。そこでお聞きしたいのですが、帰りの 19:10 発(EN466 でしょうか?)は、特に問題なく、乗り換えもなしで西駅に着きましたでしょうか。
Commented by tohoiwanya at 2012-04-11 10:49
>乗り換えもなしで西駅に着きましたでしょうか

maruさん:
昨夜、ウチで資料を確認しました(笑)。帰りに乗った列車は19:10発です(西駅着が22:00頃ですよね?)
途中乗り換えなしで、西駅までそのままです。私たちが乗ったときは
コンパートメントに我々二人だけでしたから、泥のよう爆睡しました(笑)。

私の記憶だとブダペスト東駅をたしか同時刻に発車する電車があって、
駅からしばらく並行してゴトンゴトンと走る。
「ひょっとしてアッチと乗り間違えてたりして…」と不安でしたけど、大丈夫でした。

ÖBBのサイト、なぜか帰りの切符は予約できないんですよねぇ。
ちょうど、近々あのサイトでの切符購入ガイドの記事を書こうと思って
画面保存してたところだったんですが、すでに購入済みのようで頼もしい限りです。
(帰りの切符は私たちもネットでは買えなかった)
Commented by maru at 2012-04-11 14:30 x
早速のお返事ありがとうございます。(^^)/
やっぱり西駅まで乗り換えなしでいけるんですね~。並行されたら、本当ドキドキしちゃいそうです(笑)。
ちなみに私が昨日試した際は、往復を指定すると帰りのチケットも購入できそうでした。ただ、17:10 発の railjet を指定すると問題なく order 画面まで行くのですが、19:10 発の EN のチケットを指定すると order 画面で帰りのチケットの欄に、ドイツ語で「Error 8 01510Zug und Strecke unvereinbar 01」のエラーが表示されました。意味はわからないのですがエラーとのことなので、この列車は乗れないのかなと思いました。でも、実際には 19:10 の列車でも大丈夫そうですね。行きの railjet だけ予約して帰りのチケットは窓口での購入にトライ(!)するか、ずいぶん早い時間だけれど往復予約できる 17:10 の railjet にするか・・・迷うところです。(f^^;)
Commented by tohoiwanya at 2012-04-12 00:06
>早い時間だけれど往復予約できる 17:10 の railjet にするか

maruさん:
6月は日が長いから、我々が19:10の列車に乗った時でもブダペストは
まだまだ明るかったから、17:10だと夕方というにもまだ早い感じ。
そんなに早く帰っちゃうのはもったいないですよ〜(笑)。

「帰りの切符ナシ」で行くのは気分的には不安だけど、あのÖBBののサイトの
19:10の列車のところをプリントアウトして「これ」って見せれば、我々のように
文盲&失語症でもちゃんと切符売ってくれます。大丈夫です。
切符買ったのは確かフォリントに両替する前だったから、支払いも
クレジットカードが使えたはずです。ぜひ頑張ってみてください。
 
Commented by maru at 2012-04-12 10:32 x
そうですよね、17:00 だと滞在時間が短すぎて、もったいないですよね~。頑張ってみます!
Commented by tohoiwanya at 2012-04-12 13:10
>滞在時間が短すぎて、もったいないですよね~

東駅から出たウィーン行きの列車ってそのまままず東方向に進んで
ぐるぅ~っと円を描くように南の方をまわって、西のウィーンに向かう。
当然、駅を出てしばらくするとドナウ川を鉄橋でわたるわけです。

6月の19:10の列車だと、ちょうど川を渡る頃が夕暮れ時で、
鉄橋の上から暮れなずむブダペストに最後の別れを告げるのは
なかなかロマンチックですよ。ふふふ…。
 
Commented by maru at 2012-04-12 22:52 x
それは素敵ですね!!
ブタペストは夜景が有名ですが、写真で見る限り、私は夕暮れが一番印象的でした。19:10分発なら夕暮れが見えるならうれしいです。夕暮れはもっと後かと思っていました。とっても楽しみです。(^o^)/ お天気になりますように・・・
Commented by tohoiwanya at 2012-04-13 12:58
>19:10分発なら夕暮れが見えるならうれしいです

maruさん:
6月の欧州はホントに日が長くて、19:10の列車でも本格的な夕暮れというには
やや早いくらい。しかしまぁ日帰りでウィーンまで戻るとなると、あの列車が
一番ちょうどいいですよね。

ウィーンでのお泊りはもう決まっているのですか?
時期・行動計画が我々と似てるけど、まさかホテルも同じってことはないですよね(笑)。
ちなみに、我々は分離派館近くのホテル・ベートーヴェンでした。
(ああ、あそこのホテル評価も書かなくちゃ)
Commented by maru at 2012-04-13 14:44 x
飛行機とホテルをセットで手配してもらうフリープランなので、どのホテルになるかは直前まで分からないんです~(ToT)。"市街地中心部のホテル"とのことなのですが、どのホテルになるか・・、ドキドキです。
Commented by tohoiwanya at 2012-04-13 17:09
>飛行機とホテルをセットで手配してもらうフリープラン

maruさん:
あーなるほど。そういうフリープランってほとんど利用した経験ないんですが、
(ホテルは大体自分でネット予約しちゃう←出張手配グセですな)
市街中心部っていうと、リンク大通りに面した立派なホテルですよきっと。
…根拠はないですが(笑)。
 


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