2012年 01月 12日

ブダペストに行こう! -その3-

さてだ。
帰りの切符を確保し、現地通貨フォリントも両替して観光の準備は整ったわけだが、
ブダペスト市内を公共交通機関で観光しようとすれば、まだ重要なハードルが残っている。

さよう。交通機関の切符を買うという極めて高いハードルを越えねばならないのだ。
これについてはイ課長は用意周到に事前に情報収集していた。

こういうところ、海外出張で培ったノウハウが生きているという言い方もできるが、
逆に言えば海外出張で染みついた悲しいサガとも言える。
切符の種類や買い方、路線図なんかを事前に確認しておかなきゃってう強迫観念がある。

しかし文盲&失語症夫婦の旅行なんだから事前の情報収集はやっぱり重要だ。
事前調査に基づいてイ課長は「市内の地下鉄・市電・バス共通1日フリー切符」ってのを
買おうと思っていた。大きな街でよくある、市内交通機関共通券ってヤツだな。
現地通貨フォリントでの、最初の買い物ってことになる。

値段は下の写真にもあるように、1550ft。大体700~800円くらいってとこだと思う。
(フォリントの値段を半分にすると、大体オオマカな日本円に相当したはず)

イ課長たちはこのフリー切符を買っちゃったから、1回乗車券ってのは結局一度も
買うことはなかったんだけど、ハンガリー政府観光局サイトで確認すると、
地下鉄の1回乗車券が320ftだから、5回乗れば元がとれることになる。
ちなみに、イ課長たちは1日で地下鉄・バス合わせて7回か8回乗ったから十分元はとった。
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この1日フリー切符は窓口で買った(もちろん英語で、ワンデイ トラベルカード プリーズ!)
おそらく自動販売機では買えないんじゃないのかな?だってこんな風に駅員が使用開始の日時を
手書きで記入するわけだからね。こういうところもアナログ感たっぷりで大変よろしい。

ガイドブックによると、マーチャーシュ教会に行くには「16番のバス」が便利みたいで、
16番のバスっていうのはデアーク・フェレンツ広場っていうところから出てるみたいで、
デアーク・フェレンツ広場っていうのはケレティプから地下鉄で3つ目の駅みたいだ。
ふむ、それではまず地下鉄に乗ってデアーク・フェレンツ広場とやらに向かおうではないか。
切符はあるんだから、もう恐れるモノは何もない。
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これが東駅の地下鉄の駅。
旧東側諸国の地下鉄っておおむねそうらしいけど、ブダペストの地下鉄駅もなかなか広くて立派だ。
デアーク・フェレンツ広場駅はハンガリー語表記だと Deak Ferenc ter らしいから、
その駅名が書いてあるガワの電車に乗ればいいわけだが…あれ?あれれ??

変だぞ。このホームには確かにデアーク広場行きの電車が来るはずだけど、
次の電車はデアーク広場に停まらないみたいだ。だってホラ、×印がついてるじゃん。
ええー?デアーク広場駅って市中心部の大きな駅のはずなのに、停車しないの??
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ここで急速に悪い予感が広がる。
ひょっとすると工事か何かで、デアーク広場駅だけ閉鎖中なんじゃないか?
だからその駅はトバして停車しないという意味で×印が付いていると…
しかし、だとすると困ったなーーー。

イ課長とトホ妻がホームでアタフタと対応策を相談していたら、近くにいたオジサンが
トホ妻に「ドコに行きたいのだ?」みたいなことを尋ねてきた。
こういう時、ヤロウは必ず女性の方に声をかけるというのは万国共通なのだ(笑)。
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オジサンと話してたトホ妻はやがてイ課長に言った。
「なんかねぇ、乗って大丈夫みたいよ。どうやらあのバツ印はねぇ…」

何と!あの×印は crossing(交差)という意味で、要するに乗り換え駅の印らしいんだな。
なーーーるほど。他の←印は普通の停車駅、×印は乗り換え駅っつうわけか!!
なーんだ、わかってみれば簡単なこと…わかるわけねぇだろ

まったくもう~…意味ありげに×印なんかつけないで欲しいなーー。
イ課長にはウィーン旅行の約半年前の、ロンドン地下鉄の悪しき記憶が残ってる。
てっきり工事中・閉鎖だと思っちまったじゃんよーー。

さすがはガイコク感たっぷり、未知の街・ブダペスト。
初の地下鉄乗車からして、すでにもうヒジョーに危なっかしい(笑)。
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初めて乗ったブダペストの地下鉄、もちろんちゃんとデアーク広場駅に停車して、
何の問題もなく降りることができた。あーよかったよかった。あとは地上に出て
16番のバスに乗ればいいんだ。

地下鉄に乗るという試練を無事に乗り越え、目的の駅に到着したイ課長&トホ妻。
だが地上ではさらなる試練が待っていることを、この時はまだ知らなかったのである。
(つづく)




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by tohoiwanya | 2012-01-12 00:05 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)


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