2012年 03月 03日

フランクフルト中央駅というところ -その4-

フランクフルトについていろいろ書いたけどねぇ、結局つまるところ、だねぇ、
あのつまらない街で魅力的なところ、見るべきところ、語るべきところといえばねぇ、
フランクフルト中央駅に尽きるんじゃないかと思うわけヨ、イ課長は。

「出張でフランクフルト」となると「またか…」と思っちゃうけど、
またフランクフルト中央駅で降りるんだ、と思うとなんかうれしい。
これまでイ課長ブログではこの駅について「その3」まで書いてるんだけど、とうとう
今日は「その4」だよ(笑)。この駅のことならイ課長はいくらでも語る。

外国を旅して、とりわけ旅情をかきたてられる施設ってあるじゃん?
代表的なのが交通関連施設だよね。たとえば空港とか、港とか、駅とか。
まぁ普通のビジネス出張者が船に乗るってことはあまりないから、港の旅情については
イ課長もよくわからんが…。
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しかし駅とか空港の、あの独特の雰囲気って好きだ。
いろんな肌の色の人たちがそれぞれの目的地に向け、荷物を抱えて足早に行き交う。
時々ひびく外国語のアナウンス…そんな中に一人ポツンと座ってるっていいよねー。
「自分はいまガイコクにいることであるよなぁ…」と詠嘆の助詞を使って旅情にふける。

空港施設がおおむねどこの国でも先端技術をつぎ込んだ先端施設っていう性格を持つのに対し、
鉄道駅、特に欧州の巨大ターミナル駅は歴史と風格のある駅が多くて、駅ごとの印象も異なる。
ドイツに限っても、イ課長はこれまで大きな街の大きな駅にいろいろ行ったけど
その中でもフランクフルト中央駅の格調高さと立派さは群を抜いてると思うのだ。
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ベルリン中央駅は新しくて金ピカすぎるし、ミュンヘンは屋根が低くて威厳に欠ける。
ハンブルク中央駅は個人的には好きなんだけど、やっぱ「欧州の巨大ターミナル駅」っつうたら
行き止まり式の駅がキブンだよねぇ。そういう点じゃ、シュツットガルト中央駅なんかは
イイ線いってると思うけど、まぁね、フランクフルト中央駅が横綱とするなら
シュツットガルトなんて、せいぜい関脇ですよ(笑)。

ちょっと数字を調べてみた。
フランクフルト中央駅の一日の乗降客は約35万人。これ、ドイツ鉄道駅の中では最大で、
「ヨーロッパ最大級のターミナル駅の一つ」ということらしい。
あの駅を何度も利用したイ課長としては、この結果に驚きはない。そうだろうと思うよ。
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フランクフルト中央駅は欧州でも指折りの規模を持つ鉄道輸送拠点。
それに加えて駅に風格がある。もしドイツ鉄道駅番付なんてモノを作るとすれば、
フランクフルト中央駅を横綱に据えることに異論をはさむ人はいないだろう。
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巨大駅だから当然のことながら、駅構内の施設はすごく充実している。
切符を買うのはもちろん、ツーリスト・インフォで観光情報なんかも集めやすい。
それに物販や飲食の店舗もいっぱいあるからガイジンにとっては利用価値が高い。
特に一人旅や単独出張者にとって、気軽にメシ食える店が多いってのはたいへん有難い。
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しかし何と言ってもフランクフルト中央駅の最大の魅力は、その「欧州旅情感」だよ。
こうやってヒョイと発車表示板を見上げると、そこにはドイツ各地の地名と並んで
スイスのインターラーケンやパリ東駅なんていう駅名がある。ドイツ語の案内アナウンスを
聞きながらこういうのを見てるだけで「世界の車窓から」的旅情にドップリだぜ。

イ課長が出張で利用した駅のうち、フランスならパリ北駅やリヨン駅、英国なら
パディントン駅なんかはいかにも風格あるヨーロッパの駅の代表選手として思い浮かぶけど、
ドイツ代表なら、これはもうフランクフルト中央駅以外には考えられん。

フランクフルトに行ったら、他のところはいいから(笑)、ぜひ中央駅に立ち寄って、
立ち食い焼きソーセージでも食いながら、この駅の雰囲気にしばし身をゆだねることを
お勧めしたい。それはまぎれもなく欧州屈指の巨大駅の旅情を体感することであり、
アナタがいまヨーロッパにいることをしみじみと感じさせてくれるはずだ。

日曜日の朝、イ課長はまた欧州出張に出発するっす。
日本時間で日付が日曜から月曜に変わるころ、イ課長は地球の裏側のこの駅で
きっとまた焼きソーセージ食ってると思うよ(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-03-03 00:01 | 2011.11 欧州出張 | Comments(10)
Commented by マダムKenwan at 2012-03-03 22:35 x
私、実は、ドイツも行ったことがないんです(笑)
フランクフルトは、何度かトランジットで降りたことはあるのですが、それだけ。。

フランクフルトってソーセージありますでしょ?
あれ、ウィーンではフランクフルター(フランクフルトの)って言うのですが、フランクフルトに行くとヴィーナー(ウィーンの)って言うそうですけど、現地で確かめたことがなくて、イ課長さんはご存知ですか?
Commented by tohoiwanya at 2012-03-04 00:17
>私、実は、ドイツも行ったことがないんです(笑)

マダムKenwanさん:
えええええッ?! それは驚きますよ。すぐ隣の国で、同じ言葉喋ってるのに。
まぁあんまり近すぎて「今さらわざわざ…」って気になっちゃうのかも(荒)。

ソーセージは…どうだったかなぁ? 焼きソーセージの店ではたいてい何種類かのソーセージを
焼いてますけど、ヴィーナー・ヴルストなんて、書いてあったかなぁ?
明日行きますから(笑)、ちょっと注意して見てきますね。
 
Commented by Mimi at 2012-03-04 00:27 x
ヨコから失礼します。
マダムKenwanさま、ソーセージの名前のお話、面白いですね!
ウィーンではウインナーコーヒーをなんと言って頼むか?とかいうのを思い出しました。
アメリカではアメリカンドックはコーンドッグ、アメリカントースト(分厚くてバターたっぷりのやつ)はテキサストーストといいます。
Commented by マダムKenwan at 2012-03-04 21:56 x
Mimiさん、初めまして、こんにちは!
ウィーンナーコーヒーって、ご存知かもしれませんが、ウィーンにはないんです。コーヒーの上へホイップクリームを乗せてあるのでしょ? アインシュペナーって言うとか、聞いた事ありますけれど、それが、いつもカフェにあるかというと、そうではないし、アインシュペナーは、グラスに入っているし、ウィンナーコーヒーって日本のものですね(笑)
Commented by tohoiwanya at 2012-03-05 02:09
>アメリカではアメリカンドックはコーンドッグ

Mimiさん:
そんな言い方するの?!全然知らなかったスよ。へぇ~。
ちなみに、日本では薄めでちょっと量が多いコーヒーを「アメリカン」って言うけど、
アメリカでは「アメリカン」ってあるんですか?それともアメリカでコーヒーを頼むと
自動的に黙ってても薄いコーヒーが出てくるのかな?(何となくそんな気がするけど)
 
Commented by tohoiwanya at 2012-03-05 02:15
>アインシュペナーって言うとか、聞いた事ありますけれど

マダムKensanさん:
それ、ウィーンでトホ妻が頼んでました。確かにグラスに入ってた。
おっしゃるように日本でいうウィンナコーヒーとは相当感じが違いましたね。

ちなみに、ソーセージ(笑)。
今日、中央駅でまた食った時に表示を確認しましたけど、
私が食った、少し白いヤツは「Bratwurst」としか書いてなかったですねぇ。
もう一種類、少し赤いソーセージがあったけど、それも別の名称でした。
ちなみに、あの赤い方はそのまま食うんじゃなく、店員にブツ切りにしてもらって
ケチャップとカレー粉をかけて、ベルリン風のカレーヴルストにして食ってました…他の客が(笑)。

明日、通訳さんにあったらちょっと聞いてみよう。なかなか面白いナゾだ。
 
Commented by マダムKenwan at 2012-03-05 16:45 x
「Bratwurst」は、焼きソーセージですよね?
フランクフルターは、ウィーンでは、大抵、茹でてあります。
で、当地では、ブツ切りにせず、長いまま手で摘んで食べるのが流儀です。ケーゼクライナー(Käsekleiner)とかありますか?
中から、熱〜いチーズが、ぶちゅって出てきて口の中火傷しないよう「要注意」なんですけど、なかなか美味しいですよ〜
Commented by Mimi at 2012-03-05 23:23 x
マダムKenwanさん、お返事ありがとうございます~。
ウィーンにはかれこれ25年前(あっ・・・気が遠くなりました)行ったきりなのですが、
その時ザッハ・トルテを食べに本家本元へ行き・・・・ウィンナーコーヒーはそういえば頼まなかったな・・・・。
なるほど、あれは日本のものなのですね。しかしなぜウィンナー??

イ課長さん、アメリカンコーヒーという呼び名は日本独特でしょうねー。
こちらで普通に「コーヒー」というと、あの薄いのがマグで、どん!と出てきます。お代わり自由なとこが多いのでおなかがぼがぼになります。
濃いめのは「エスプレッソ」と呼ぶことが多いけどホンモノのエスプレッソをイメージするとがっかりしますよ(笑)
この頃はスタバの影響か、昔より濃いコーヒー出すとこも増えましたけどね。
Commented by tohoiwanya at 2012-03-10 12:03
>フランクフルターは、ウィーンでは、大抵、茹でてあります

マダムKenwanさん:
茹でてあるんですか?!それは意外。ドイツでは駅構内とか屋台とかで売ってるwurstは
焼きソーセージしか見かけないような気がするけど、茹でソーセージっていうのも
どこかに売ってるのかなぁ?
でもドイツにいる間は(今回はせいぜい二日間くらいでしたが)
wiener wurstっていうのも見なかったですねぇ。屋台とかじゃなく、
もう少し専門店みたいなところに行けばあるのかな?

…というわけで、本日朝帰国し、昼に会社に寄って荷物を軽くし、
ついでにレスを書いております(笑)。
 
Commented by tohoiwanya at 2012-03-10 12:18
>アメリカンコーヒーという呼び名は日本独特でしょうねー

Mimiさん:
をを、やっぱアメリカじゃ「アメリカン」って言わないんだ。…まぁそりゃそうですよねぇ(笑)。

しかし何で日本で「アメリカン」っていう名称が定着したんだろう?
そもそもあの薄いコーヒーの起源は、西部開拓時代に乏しいコーヒー豆を
少しでも有効活用するために薄くして飲んだのが始まり…と聞きましたが。

ミラノで本場のエスプレッソ飲んできましたが、驚くほど濃くて、一息で
飲めちゃうくらいの少量。すごい差ですまったく…(笑)。
 


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