2012年 03月 26日

ビール・オンザロック考

今日はトツゼン、3年前のシンガポール出張の時の話を書くのである。
まぁ一種の“緊急企画”みたいなものだと思ってほしい(笑)。

シンガポール出張した時は、ホーカーセンターでアレ食ったコレ食ったって話を
このブログでいっぱい書いた。チャイナタウン近くのホーカーセンターで
フライド・オイスターを食ったって話も書いた。その時ビールを頼んだら、
氷がいっぱい入ったジョッキを渡されたって話も書いた

氷の入ったビールジョッキを見て、戸惑ったのをよく覚えてる。どうしろといふのだ?
そこにドクドクとビールを注ぐというのはイ課長にとってあまりにも想像を絶した、
早い話が「あり得ん」行為だったから、これはジョッキを冷やすための氷だろうと結論した。

暑い南国の夜。冷えたビールを飲むにはジョッキも冷やさなきゃ。
日本でも冷蔵庫(冷凍庫?)でキンキンにジョッキを冷やす居酒屋とかあるじゃん。
それのシンガポール版っつうわけだな、と考えてブログにもそう書いた。
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ところがだよ…

先日ロサンゼルス在住の友人のブログで、ロスのベトナム料理屋で「氷の入ったビールジョッキが
ドンと置かれる」っていう記述を読んでイ課長は3年前のシンガポールでのことをすぐに思い出し、
思い出すと同時に驚いた。

ベトナムでも(正確にはロサンゼルスのベトナム料理店でも)「ジョッキに氷」なのかい?
ってことぁナニかい?東南アジアでは「ビールをロックで」って習慣があるの?!

そればかりではない。当ブログのコメント欄で「私もビールに氷入れて飲むヨ」と
驚愕の事実をカミングアウトする人物までいるではないか!(笑)

そうだったの?
ビールをロックで飲むっていうのは実はこの地球上において「あり」の行為だったの?

さっそく調べてみた。
「ビール ロック 東南アジア」あたりのキーワードで検索してみると…

うーーむ…何としたことか。
やっぱり東南アジアではビールをロックで飲む習慣、けっこう一般的だったんだよ。
昔は家庭はもちろん飲食店にも冷蔵設備が普及してなかったから、それを補うために
ビールをロックで飲むという習慣が広まったという説が有力だ。こりゃタマゲたね。

そんなことは有名な話で、オマエの見識と想像力が貧しいだけだと言われれば
これはもう返す言葉もない。いや存じませんでした。考えもしませんでした。

まぁ必死に言い訳するとすれば、だね。
シンガポール出張の時、ゲイラン通りの、いかにも古くからある安食堂みたいなトコで
メシを食ったとき、やっぱりビールも頼んだんだけど、その店ではジョッキに氷なんて
入ってなかったんだよ。ほら。
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この店でも氷が入ってれば「これはもしかするとロックで…」と思ったかもしれないけど
あの安食堂では氷が入ってなかったから、チャイナタウンのホーカーセンターの事例は
あくまでも「例外的事象」としてイ課長の脳内で整理されてしまったのだ。

氷入りビールジョッキについて、もっと掘り下げて考えてみるべきだった。
せめてブリュッセルのマヨネーズくらいには踏み込んで考察すべきだったのだ。
「まさかビールをロックで飲むわけねぇだろ」という既成概念に縛られていたイ課長の
矮小な見識と想像をはるかに越えて、世界は未知の驚きに満ちている。

ところで、ビールをロックなんてあり得んと思ったイ課長は、シンガポールで
氷の入ったジョッキを供された時、一体どうしたのか?ここで初めて告白させていただこう。

まぁ大体みなさんの想像通りだと思うけどさ。
ジョッキを冷やすための氷だと思い込んでるわけだから、ジョッキが冷えれば、
あとは氷をソコらに捨てればいいのだと思い、それを実行したのだ(笑)。

実際には氷を捨てる場所としてどこが適当か、ちょっと迷った。
床に捨てるってのは明らかにマズい。誰かが滑って転んだりしそうだからね。
それなら、道路のキワにでも捨てればいいに違いない。ウンそうしよう。

というわけで、テーブルに座ったまま腕を伸ばして道路に氷を捨てた。
ああーーーごめんなさい。無知なガイコク人のしたことと思って許してくだせぇ。

吸殻ひとつ道路に捨てただけでも罰金を食らうことで有名な、ケッペキなシンガポール。
もしかすると、氷を道路に捨てることだって罪だったのかもしれん。
「氷不法投棄罪」でイ課長が逮捕されなかったのはラッキーだったのかも。




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by tohoiwanya | 2012-03-26 06:34 | 2009.10 シンガポール出張 | Comments(8)
Commented by げんまいちゃ at 2012-03-26 08:07 x
タイの夜店で食事したときも氷が入ったジョッキが出てきました。
ふーん、へー。とは思いましたが、特にそれ以上の驚きはなく、そのまま普通に飲んじゃいました。
そして、帰国してから「生水は飲むなといったのに!!」と東南アジア方面に出張の多い先輩にしこたま叱られました。

あちらに在住の方(及びペーペーの旅行者)は氷入りで飲む、旅慣れた人は氷を除いて飲む、というのが正しい作法かもしれませんよ。
Commented by tohoiwanya at 2012-03-26 09:39
>タイの夜店で食事したときも氷が入ったジョッキが出てきました

げんまいちゃさん:
私も、むかしバンコク・ジャカルタ・マニラに出張した時のことを考えたんだけど、
そういう経験ってなかったんですよねぇ。もっともあの時は暑いもんだから
食事はサッとすませて、冷房の効いたホテルの部屋で缶ビール飲むことが
多かったから、外でジョッキで飲むこと自体があまりなかった。
いま考えるとちょっと残念だったりして(笑)。

しかし「現地の氷で腹くだし」って、確かによく聞きますよねぇ。
そういう意味じゃやっぱり捨てる方が安全か…うーむ…。
 
Commented by Mimi at 2012-03-26 22:25 x
ハワイだとビールに氷入れて飲んだりするそうですよ。私はやった事ありませんが。
こっちのレストランでビール頼むと、グラス(ジョッキ)はがんがんに凍らせてあるし
もともとビールもぎんぎんに冷えてるしで、飲んでるうちにシャーベットになってくるのが難です(^^;
冷えすぎたビールっつーのも、味がしないもんですねえ。
Commented by May at 2012-03-27 07:11 x
昔から日本でも一部の飲み屋さんで アイスビール って名前で出してたような気がしる。
ぴりぴんパブだったから 現地風を再現とかしてたのかもなぁ。
Commented by tohoiwanya at 2012-03-27 11:20
>飲んでるうちにシャーベットになってくるのが難です(^^;

Mimiさん:
日本でも凍らせて霜がついたジョッキにビール注いで出す店とかあるけど、
ジョッキからあふれた泡とかがホント、ドロリとゲル状になって(笑)、
かえって飲酒欲を阻害する。そのうえ、持つ時に手がやけに冷たいし

これでもかってくらいビールを冷やすのは日本と米国らしいですな。
ドイツのビアレストランとかで出されるビールもせいぜい“生冷え”くらい。

東京は3月になってもまだけっこう寒いので、私も自宅では毎晩冷やさずに
箱から取り出したままで缶ビール飲んでます(笑)。
 
Commented by tohoiwanya at 2012-03-27 11:23
>アイスビール って名前で出してたような気がしる

Mayさん:
ビールのロックを?アイスビールって名前で??
うーむ…オレの知る限りじゃ日本では見たことないなーー。

イ課長が幼児の頃、昭和30年代の貧しい日本においてだって、
オヤジがビールをロックで飲んでる姿なんて見たことないもんなぁ。
まったく、イ課長にとってはまさに空前絶後の概念だよ、ビールオンザロックって。
 
Commented by Bきゅう at 2012-03-27 19:43 x
あああ、捨てちゃったんだああ。まあ、水に問題のある地域では捨てるかもしれませんが、夏ビールには氷ですよお。わし、この記事を読んでいたら、無性にビールを飲みたくなって、昨日、ビールを買うてきて、氷(とお水)を入れましたよお。とはいえ、わしは、コーヒーにも氷入れちゃうからなあ(←煎れたらすぐ、冷やした方がおいしいと思う)。わしも、欧州では冷たいビールに出会ったことがありません。
Commented by tohoiwanya at 2012-03-28 13:52
>あああ、捨てちゃったんだああ

Bきゅうさん:
ひぃーーーーごめんなさーーーい。迷いなく捨てちゃいました(笑)。
シンガポールともなると、ある意味東京より立派な大都会ですから、
水の安全性も高かったはずで、申し訳ないことをした…。

東南アジア、水割りのときみたいにアイスペールとトングをジョッキと一緒に出して
「ロックがお好みの方は氷を入れて、そうでない方はそのまま」って方式に
してくれないかなぁ…。
 


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