2012年 04月 20日
さすが音楽の都ウィーンと言うべきか。 ホテル予約サイトでウィーンのホテルを探しをした時に 「やっぱ作曲家にちなんだホテル名が多いんだなぁ」と実感した。 たとえばホテル・モーツァルト。ウィーンならではのホテルって感じだよね。 ホテル・シューベルトっていうのもあった。 ホテル・シュトラウスも見たような気がする。 ホテル・ブラームスもあったんじゃなかったかなぁ?(だんだんアヤフヤ) その中で我々が泊まったのはホテル・ベートーヴェンというわけだ。 ウィーンで「楽聖」の名のついたホテル名を名乗ることは大きなPR効果があるだろうし ホテル側としても「ウチはホテル・ベートーヴェンなんざますッ!」ってことを 力を込めてアピールしたいはずだ。まぁその気持ちはわかる。 そうなるとBeethovenっていうロゴだけじゃ弱い。ビジュアルでガンガン訴えよう。 …と、経営者が思ったのかどうかは知らないけど、とにかくこのホテル、そこらじゅうに ベートーヴェン様の顔があるのだ。メッチャ気難しくて不機嫌そうな、あの顔で(笑)。 宿泊客はホテル・ベートーヴェンに泊まったら、毎日いたるところでベートーヴェン様の 不機嫌そうなご尊顔をイヤッてほど拝することになるのである。 そのいくつか(全部は到底ムリ)を写真に撮ってきたからご紹介しよう。 まずホテルの看板のテッペンにベートーヴェン様の顔だ。 まぁこの程度はどうってことはない。道路からだと顔に気づかないかもしれないし。 ![]() 部屋のカード・キーにだってベートーヴェン様の顔だ。このあたりもまだ序の口だ。 ![]() ロビーにもこうしてベートーヴェン様が口をヘの字にして不機嫌そうに立ってらっしゃる。 ![]() 基本的にこのホテルのロビーや廊下はベートーヴェン様だらけと言っていい。 ちょっと歩くと必ずどこかでベートーヴェン様とお目にかかることができる。 ほら、ココにだってこうして胸像が。 ![]() ここにも。これは見たことある絵だけど、もちろん複製画だよな。 ![]() うおっ、これはスゴい。これは上の複製画と違ってオリジナリティにあふれてる。 しかしこれだけ殴り描きみたいな絵でもベートーヴェン様とわかってしまうあたり、 画家の力というよりモデルのキャラと言うべきだろうな。 ペンを持ってる手元が子供が描く絵みたいでオカシい。 ![]() もちろん客室に入ってもベートーヴェン様から逃れることはできない。。 これはイ課長&トホ妻の部屋にかかってた絵だけど、しかしこれは…有名な肖像画を 加工したわけだろうけど、金色とか使ってはいるけど、重厚感はまるでないな。 おそらく全客室にこうやってベートーヴェン様の肖像画がかかってるに違いない。 ![]() おおっ、なんとッ。 部屋のハンガーでもベートーヴェン様がニラミをきかせてるではないか…こんなトコにまで。 ![]() ひー。風呂上り用のガウンにまでベートーヴェン様が。恐れ入りやした。 ![]() …といった具合に、見事なほど「ベートーヴェンづくし」だったホテル・ベートーヴェン。 しかしまぁアン・デア・ウィーン劇場の隣にあるんだから、このホテルには ベートーヴェンを名乗る資格はあるだろうな。いいホテルだったよここは。 ホテル・ベートーヴェン、お勧めできます。 ここに泊まれば、こんな「ベートーヴェンづくし」がアナタを待っているのである。
by tohoiwanya
| 2012-04-20 23:36
| 2011.06 ウィーン旅行
|
Comments(10)
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ぐはは 「づくし」すぎんやろ!
ちなみに英語読みだと「びーとべん」って感じで「ベートーベン」の重々しさがでなくて嫌だわ。
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スミマセン・・・、ヒルトンはブダペストのヒルトンのことで、ウィーンは市内に泊まることはできませんでした。
>英語読みだと「びーとべん」って感じで
ちわわんさん: 考えてみれば「ベートーヴェンさん」って名前は、ドイツ的に考えても、おそらく けっこう珍名さんじゃないのかな?他に聞いたことないもんねぇ、こんな名前。 逆に、大作曲家と言われる人で「シュミットさん」みたいな、ありふれた名前って聞かない。 ひょっとすると、ありふれた名前の作曲家は「芸名」を作ってたのかな? レナード・バーンスタインの本名も「スミスさん」だったって説があるし。
>こういうの、写真に撮っておくと面白いですね~
maruさん: ブログを書いてると、現地でヘンなものを見かけると「あ、コレについて 記事を書こう」って気になることも多くて、クダラナい写真を撮る回数が増えますね。 このホテルでも、そこらじゅうにベートーヴェンがいるのを発見したら 「よし、写真に撮って、ブログに書こう」と思った(笑)。 トホ妻が「取材旅行みたい」なんて言ってたけど、いざ日本に戻ってみると、 本人もそういうクダラナい写真をなつかしがって見てる。
>ヒルトンはブダペストのヒルトンのことで
みゅげさん: あ、ブダペストのヒルトンでしたか。失礼しました。 我々はブダペストには泊まらなかったから、あそこで何泊かしてきたというのは 羨ましい。ブダペストにもヒルトンホテルなんてあるんだ〜。 ブダ側から見て、ドナウ川沿いの対岸にどこかのインターナショナルホテルの モダンな建物があって、周囲から浮いてたけど(笑)、あれかな?
ベートーヴェンの家系は、
確かフランドル(現ベルギー)の出だったと思いますよ。 だから、ファン・ベートーヴェンって、そっちの名前っぽいでしょ? それにしても、あちこちにベートーヴェンさんのお顔が、、、! もう少し、笑顔で迎えてくれれば良いのに、、って無理ですけど(笑) これも横ですが、ウィーンのヒルトンは、市立公園の側にあります。 市立公園を挟んで、コンツェルト・ハウス側にホテル・インターコンチネンタル その反対側にヒルトンです。 ![]()
ヒルトンは、ブダ王宮の丘、マーチャーシュ教会の隣り・・・・という、ありがたい場所に位置してました(笑)
>ファン・ベートーヴェンって、そっちの名前っぽいでしょ?
マダムKenwanさん: これも興味があったので調べちゃいました。 なんと!ファン・ベートーヴェンの「ファン」は、ビンセント・ファン・ゴッホの 「ファン」と同じだったとは。確かに言われてみればそうかと思うけど、 思ってもみなかったなぁ〜。フランドル出身の家だったんですねぇ。 発音も「th」があるから「ベーソーヴェン」に近いのかと思ってたけど、むしろ 「ベートホーヴェン」に近いんですねぇ。いやぁ勉強になるなぁ。
>マーチャーシュ教会の隣り・・・・という、ありがたい場所に
みゅげさん: そんなトコにあったの?!それは確かにいろんな意味でありがたい。 ってことは、我々は知らない間にブダペストのヒルトンのあたりをウロついてたんだ…。 ブダ王宮の丘に泊まるなんて、いいですねぇ〜〜。 |
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