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2012年 06月 20日

カールス教会に“登る”

イ課長とトホ妻が泊まったホテルからほど近いカールス・プラッツ駅。
そのカールスプラッツ駅からほど近いところにカールス教会がある。
必然的に、カールス教会はホテルから「ほどほど」近い場所にあったわけだ(笑)。
歩いてせいぜい12〜3分ってとこかなぁ。

この教会は新婚旅行の時に見て「うわぁ~西洋の教会だぁ〜」と思って印象深く覚えてるし
(新婚旅行が初欧州体験だったイ課長、当時は今よりもさらに、さらにバカだったのだ)
今回の旅行でだって外観だけなら道を歩いてて何度も何度も見た。

しかし、中には入ったことは一度もなかったんだよ、カールス教会。
せっかくだから中にも入ろうぜ、というわけで滞在も終盤になった頃に行ってみた。
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この教会、入口左右に立ってる円柱が有名だ。
近くから見るとものすごく細かい彫刻がラセン状に上に向かって延々と続いてる。
どんな目的でこの柱が作られ、この彫刻が何を表してるのかは知らないけど、
この彫刻の感じからすると天使や聖人じゃなく、世俗の人たちを表してるようだけど…
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まぁいい。そういう疑問は積み残したまま、中に入ろう。

中はこんな感じ。正面の祭壇、真ん中が三角形になった透かし彫り?がちょっと変わってるけど
全体としてはまぁウィーンのよくあるバロック装飾コッテリ教会なんだろうと思う。
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なぜ「だろうと思う」なんていう中途半端な書き方をしたかというと、実は教会内で
大修復工事をやってて、巨大足場が組まれてたから、中はほとんど見られなかったんだよ。
これがそうで、白い布で覆われた中層足場まではエレベーターで、さらにそこからまた
階段で上に上がるようになってる。これじゃ落ち着いて内部鑑賞どころじゃない。
しょうがねぇなぁ…まったく。
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あれ?なんだか人がエレベータに乗ってこの足場の上に登っていくみたいじゃん?
うそ。一般の観光客がこの足場に登れるの?うひゃ、登りたい、登りたい。
マイルドな高所恐怖症のくせに、こういうの見ると反射的に登りたがるバカなのである。

というわけで登ってみた。
教会の尖塔から外を眺めるんじゃなく、教会の内部をこんな風に高みから見下ろすと
何となく浮遊感があって、「神様の視点」を味わってるような気分になるね(笑)。
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ふだん、はるか上に眺めてるドームの天井画を間近から見るなんていうのも初めての経験だ。
これが非常に面白い。何が面白いって「はるか遠くから鑑賞される」ことのみを
前提として描かれてるから、間近で見るとけっこうゴマカしてるというか、
合理化・省力化してるのが如実にわかるのが面白い。

それでもマリア様(なのか?)とかは一応キチンと描いてる。格調高いとはいえないが。
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ところがこの辺になると「遠くから見るとブロンズ像に見える」ように描かれた
平面画に過ぎない。光沢の部分の描き方も簡単なアミカケだけでさぁ、けっこう雑だよね。
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さらにスゴいのがこれ。
壁面に茶色い泡みたいなものが描かれてるけど、これ、要するに「なんちゃって大理石」なんだな。
マーブルっぽい模様を描いてるだけ。でもはるか下から見ると大理石っぽく見えるって寸法。
下からしか見られない前提だから、でっぱりに隠れるトコにはそのマーブル模様さえ描いてない。
どうせ見えないんだから描いてもしょうがないのだ。レヒネルさんとは大違いだ(笑)。
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おまけに緑や金の飾り、その他の装飾も全部「ソレらしく立体的に描いた絵」だよ。ひでぇ〜。
どうせ下から見りゃ細かいとこはわかんないんだから、こんな感じでいいんだろうな。

それにしても、はるか上に見上げるべき教会天井画をこんな風に上から見下ろすっていうのは
まったくもって空前絶後の経験だよ。すごく異様だ。
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これだけ高いところにいるけど、イ課長が立っているのは鉄パイプで組まれた足場。
ガラガラ崩れるんじゃないかって不安がだんだん恐怖に変わりつつあったので、
天井画見学はこのくらいにして、地上に戻ったイ課長なのでありました(笑)。

初めて入ったカールス教会、なかなか稀有な体験をさせてくれたよ。あんがとね。




by tohoiwanya | 2012-06-20 00:01 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(2)
Commented by 加代子 at 2012-06-26 16:11 x
私たちも 新婚旅行でウィーンに行き この教会も覗いて来ましたが
装飾過多の教会は嫌いなので 早々に退出。
手抜きの絵とか マガイの大理石模様にも気が付きませんでした。
いや~ァ、面白いですねェ。
上がって見られるのは 工事中の時だけ?
それとも常時??
Commented by tohoiwanya at 2012-06-30 01:30
>上がって見られるのは 工事中の時だけ?

加代子さん:
レス書くのが遅れました。すみません。

我々が登ったこの足場は明らかに修復工事用のものだと思われますから
修復工事が済めば足場はなくなる→必然的に一般観光客も上に登れなくなる…ということじゃないかと思います。

あの足場を残して、恒久的に天井画を近くから見られるままにすれば、
装飾過多のカールス教会の観光価値も上がるような気がするんだけど…(笑)。
 


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