2012年 07月 09日
国立歌劇場でオペラ。 フォルクスオパーでオペレッタ。 楽友協会大ホールで音楽会。 ウィーン旅行中に楽しんだ、これら夜の音楽ライフのチケットは全部日本でネット予約した。 まぁ近頃は海外の劇場のチケットをネット予約するくらいは珍しくなくなってきたし、 「イ課長でもできるくらい簡単」と考えれば、わざわざガイドするほどのこともないとは思うけど、 多少は誰かの役に立つかもしれないからご紹介しておこう。 国立歌劇場でのオペラのチケット予約はここから。 フォルクスオパーはここから。 そして、楽友協会ホールのチケットはここから、それぞれ予約できる。 まぁサイトの構造としてはおおむね一緒で、演目がカレンダーで表示されてるから、 自分のウィーン滞在日程中にナニをやってるかな?って感じで探して、 ドレがいいかな~…と決めるわけだ。ここまではまぁいいよね。 ちなみに、楽友協会大ホールで開催されるウィーン・フィルの定演のチケット入手は まず不可能みたいで、イ課長たちが3ヶ月くらい前に確認した時もSold Outだったけど、 一方、国立歌劇場のオペラは余裕で予約できた。チケット入手困難度の差は大きい。 自分の観たい演目が決まって、席が残ってればどの席にするかを決める。 これも種類がいろいろあってわかりづらいけど、座席表の画面と見比べながら 選べるようになってるから、これもまぁ何とかなる。席が決まれば、あとはチケット代を クレジットカードで決済すればいいのだ。 本日はここから先について少し詳しくご紹介したい。 ここから先がちょっと違うんだよ。劇場によって。 国立歌劇場とフォルクスオパーは同じ予約システムになってるみたいで、 予約確認証みたいなものも全く同じフォーマットになってる。こんな感じね。 上がサロメ、下がメリー・ウィドウだ。イ課長たちはおおむね「真ん中クラス」の席を とったわけだけど、サロメのチケット代はメリー・ウィドウの倍だったんだねぇ。 ところが楽友協会の方の確認証はこういうんじゃない。 何と、信じ難いことに日本語対応してるのだ。これにはびっくり。 あの観光客向け仮装コンサート、65ユーロもしたんだ。 そりゃさ、十分楽しませてくれたけど、サロメ並みってのはちょっと高かったかも…(笑)。 まぁいい。今はチケット代をウンヌンしようっていうんじゃないのだ。 日本からネット予約した場合は、この確認証を現地に持ってって、チケットと 引き換えるという重要な使命が残ってる。面倒だけどしょうがない。 同じシステムっぽい国立歌劇場とフォルクスオパーは引き換えも同じ場所でできる。 もちろん、公演当日でなくてもいい。イ課長たちは到着した翌日にすぐ引き換えた。 場所は国立歌劇場の裏。この辺にチケットオフィスみたいなのがあった。 これで国立歌劇場とフォルクスオパーのチケットはOK。 同じ予約システム、同じ引き換え場所だから、チケットも同じようなデザインだ。 では楽友協会の方はというと、これは楽友協会に行って引き換えるのだ。 同じところで全部やってくれりゃいいのに、そういう具合にはなってないんだね。 これもコンサート当日ではなく、前もって引き換えは可能。チケットはこんな感じ。 開演は8時15分。ずいぶん遅い開始だったんだね。 それにしても驚かされるのは、ウィーンの音楽市場における日本人需要の高さだ。 楽友協会の予約確認証が日本語っていうのにもタマゲるけど、この記事を書くために今回 各劇場のURLを確認してたら、何とフォルクスオパーのトップページは 英語・ドイツ語・日本語の3つから選べるようになってるではないか。前はこんなのなかったぞ?! (ただし、チケット購入画面はさすがにドイツ語だが) 楽友協会も日本語で確認証だしてくれるくらいだし、そのうち国立歌劇場も日本語対応 しちゃうんじゃないか?フランス語やイタリア語より優先されてるってんだからたまげる。 イ課長たちがチケットを予約したのが去年の3月(震災の数日前だった)。 現地で引き換えたのが去年の6月だから、その後多少システムが変わってることも あり得るけど、冒頭に書いたように「イ課長に出来た」んだから基本的には大丈夫ですよ(笑)。 確認証までたどりつけば、あとは何かが変更になってたとしても、それ持って現地の劇場窓口に 行けば教えてくれるはずです。 ウィーン観光を華麗に彩る、魅惑的な夜の音楽ライフがあなたを待ってますよ。 がんばってチケットとりましょう。 (上の写真は国立歌劇場のロビー。まだ明るいね)。
by tohoiwanya
| 2012-07-09 23:36
| 2011.06 ウィーン旅行
|
Comments(4)
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マダムKenwan
at 2012-07-10 07:47
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他のヨーロッパの劇場はどうなんでしょうか?(日本語対応ってないですよね?)
日本人は、特にウィーンが好きなのかしら? 最近は、以前に比べて日本人観光客は減っているように思うのですが。。。 ウィーン・フィル定期のチケットは、土日が演奏会ですが、その週の月曜日にチケット・カウンターへ行けば、手に入ると以前聞きました。今もそうなのかは分かりませんが、あれは会員が皆さん持っていて、毎回必ず行けるわけではないからキャンセルがあるわけです。それをその週の初めに、カウンターまで行けば、何かしら手に入る「らしい」です。
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tohoiwanya at 2012-07-10 12:52
>他のヨーロッパの劇場はどうなんでしょうか?
マダムKenwanさん: 私もこれまで出張で行った街のオペラハウスをずいぶん調べたけど、 日本語対応してるサイトなんて一つもなかったですねぇ。たいてい「自国語と英語」。 ニューイヤーコンサートでも和服着た日本人客、毎年必ず見かけるし やっぱ日本人はことさら好きなんですよ、ウィーンが。 ウィーン・フィルの定演は会員だけで一般客はまずムリ、って聞かされたけど、 そういう方式になってたんですねぇ。ってことは毎週月曜の楽友協会ホールには ソレ目当ての行列ができるわけですな。 でも、観光客だとちょっと難しいですねぇ…
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通りすがり
at 2012-07-10 22:44
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いつも楽しく拝見させていただいております^^
ドレスデンのゼンパーオーパーのサイトは日本語ありましたよ。 かなりしっかりした日本語でした。 演目の詳しい説明やチケット予約はさすがにドイツ語or英語でしたが。
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tohoiwanya at 2012-07-11 11:55
>ドレスデンのゼンパーオーパーのサイトは日本語ありましたよ
通りすがりさん: 思わず確認しに行ってしまいました(笑)。 すごいですね、あそこ。日本語に中国語、さらに(たぶん)Iチェコ語からロシア語まで 用意してるという充実ぶり。たまげました。しかし、それだけ多国語対応していながら スペイン語やイタリア語がない、というのも面白い。そういう客層なのかなぁ? 去年の出張ではパリのバスティーユやガルニエ、今年3月の出張では ミラノスカラ座のサイト見ましたけど、日本語のカケラもなかったのになぁ…。 (どっちみち、滞在中の公演はぜんぶ売り切れではあったんですが…) コメントありがとうございました。またお気軽にどうぞ。 |
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