2012年 07月 15日

海外出張からの解放

なんかミョーな標題だな、我ながら(笑)。
しかし他にいいのが思いつかなかったのだ。

人によって、あるいは仕事の内容によって程度には大きな差があるだろうけど、
イ課長は海外出張で業務上の日程が全部終わる(もしくは一区切りつく)と、
ものすごくホッとして、やたらと解放感にひたる。

まぁ当然といえば当然だよな。
これが旅行なら「ああ、もう帰らないといけないんだ…」って気持にもなるだろうけど、
楽しくもない仕事で、一切の不手際が許されないプレッシャーの下で出張スケジュールを
何とか最後まで走りきるとホッとするんだよ。とにかく無事終わったことが嬉しい。
業務スケジュールの呪縛から解放されて自由になる、その喜びは格別のものがある。

しかも自由になった場所は日本じゃない。外国だ。これがまた重要なポイント。
これが国内出張だと、終わった時でも「会社に電話しなきゃ…」てな感じで、気分的に
いろんなシガラミがまとわりついてる。しかしここは海外だ。シガラミなんてないんだよ。
そのことが解放感を一層強める、っていうブブンはあると思う。

過去の海外出張の中で、スケジュールが終わった解放感が異常なほど強くて、もう
天にも昇る心地というか、「嬉しすぎて死にそう!」ってくらい嬉しかったっていう
経験が2度ある。どちらも忘れがたいものだ。

一度目は前にも書いたけど、2007年、初の欧州出張全日程を終えて迎えたプラハの夜だ。
あの時は本当に嬉しかった。外国で、出張の緊張から解放されるということに酔いしれた。
「プラハの街もボクを祝福してくれてるー!」って感じで、海外出張が無事終わると
こんなに嬉しいもんなんだってことに、自分自身で感動してた(笑)。
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その後の海外出張でも「終わった、ウレシイ!」っていう気持ちはどれも基本的には
同じだったけど、2007年欧州出張での、あの宙に浮くような幸福感は経験してない。
「回を重ねていくとだんだん感動が薄れるのかなぁ?」なんて思ったりもした。

ところがだ。
意外なことに、昨年11~12月の欧州出張でイ課長は久々にその気分を味わったのだ。
すでに欧州出張は何度も経験してるはずなのに、なぜあの時はそんなに嬉しかったのか?

ちょうど出張前半、ドイツでの日程が済んで、明日から土日の「中休み」に入るっていう
金曜の夜だったんだよね。ドイツでの日程はとにかくキツいの一言に尽きた。
それらを何とかミスなくこなして、土日2日間はゆっくり過ごせるんだよ?うっひーーー♪
これは嬉しいよ。このコトが解放感倍増要因の一つだったことは間違いない。

第二の要因としては、シュツットガルトから乗り換えなしのTGVに乗ったことだろうな。
目的地は終着駅だから、寝たきゃいくら居眠りしてもいいわけだ。乗り過ごす心配ゼロ。
これに乗りさえすりゃ、あとは「緊張モード」のスイッチを切ってもいいんだって感じで、
TGVのシートに座った時からすでに週末休みの序奏が始まってるようだった。
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第三の要因として、「単独行動になった」っていうことも非常に大きい。
去年の欧州出張では日程の大半をエラい人と同行してた。業務上の同行者がいれば、そりゃ
どうしてもいろいろ気を使う。しかし、金曜夜のTGVからはイ課長一人だったのだ。
同行者と日曜夜に再び合流するまでは気楽な一人旅を味わえるんだよ。そりゃー解放感も
一段と高まろうってもんだぜ。

…といった具合に、この時は「解放感倍増要素」がいくつも重なっていた。
まだ出張が全部終わったわけではないんだけど、イ課長が異常なほどの解放感に
打ちふるえたくなった気持ちはわかるような気がするでしょ?
しかし、結局のところ、上に整理した3つの解放感倍増要因もフッ飛ばすくらい、
第四の要因が決定的に重要だったのは否定できないところだ。それは…





これから行こうとする街がパリであったということだ。


あーもう…パリだよ。パリで週末を過ごせるんだよ。
イ課長は2009年に初めてパリに行き、「パリにはやられたな」と思った。
魅惑と誘惑と混沌に満ちた、美しきパリ。
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そのパリに、2年半ぶりにまた行けるんだよ?
このTGVが乗り換えなしで、終点のパリ東駅までイ課長を運んでくれるんだよ?
そして土日は仕事から解放されて、パリで、一人で、好きなように過ごせるんだよ?
まさに天にもパリにも昇るような心地というべきか(笑)。

2011年の英仏独出張でイ課長は800枚近い写真を撮ってるけど、その7割はフランス国内で
撮られたものだ。ドイツや英国に滞在した日はぜんぶ平日の業務日だったけど、
土日をパリおよびフランスで過ごすと、こういうアンバランスなことになるわけだ。

2011年11~12月にかけての欧州出張。あれはホントに長くて、キツかった。
そのうえマンチェスターではカメラ壊して、携帯カメラに依存せざるを得なかったり(笑)、
いろいろあった出張だったよホントに。

そんな去年の欧州出張ネタ、いよいよ本格的にご紹介していきたいと思います。
上記のような理由で、フランスでのネタが多くなるけどね。



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by tohoiwanya | 2012-07-15 00:07 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
Commented by Bきゅう at 2012-07-16 00:11 x
お気持ちお察しします。海外で面倒が起こると、ふんとに、めんどーっすもんね。わしの場合は、基本的に飛行機に乗った時に、どっとキマスだ。海外だと、ホテルとかでも忘れ物したら困ると思うのでくつろげん。電車も置き引きが怖くてダメ。いちばん、クルのは、やはりカタチから出た後です。暑くて水の悪いところなので、リーゲー様に見舞われないように、自分としては、食べ物、飲み物制限してますし、とってもドライなお国柄なので、カラチを出たあとは、ビールをしゅぱーっていきますわなー。
Commented by tohoiwanya at 2012-07-16 14:26
>海外で面倒が起こると、ふんとに、めんどーっすもんね

Bきゅうさん:
海外出張中はケガや病気もできないし、パスポートや荷物盗まれたら一巻の終わり。
もちろん、そういう事情は旅行でも同じなんですけど、やっぱ一人で行く海外出張だと
プレッシャーは段違いで、滑稽なくらい用心深くならざるを得ないですよね。
ゲーリー・クーパーを恐れて食い物・飲み物自主規制するっていうのもごもっともです。

それだけに、終わった時の反動がスゴいんでしょうな(笑)。
 


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