2012年 08月 06日

パテとポトフ

激暑国出張するか、しないかの決着は再来週に決まる。
とりあえず、ルーアンの話を続けよう。またゴシック教会の話っていうのもナンだから
(要するに他にも教会を観にいったというわけだが)、今日はメシの話題。

ルーアンでメシを食ったのは13時を過ぎた頃。あちこち観光した後だった。
寒かったし、歩き疲れてもいたし、暖房の効いた着席できるレストランで落ち着いて
食うことにした。といっても、外のテラス席をビニールで覆って暖房してるってだけだが。
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さて注文だ。フランスのレストランでの注文なら、2009年に多少は経験してるから
イ課長はもう大丈夫だぜ。ふふん。いつものように前菜とメインっていう組合せにして、
ついでにビールでも頼んで、フランスの休日ランチをゆっくり楽しもうじゃねぇか。
ところで今日の前菜とメインは何だろう?
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・・・・・・ふーむ、ほほー、なるほど・・・ヒトッコトも読めねぇよ

フランスのレストランの手書きメニューってとにかくこの「グニュグニュ文字」がお約束。
もうちょっと読みやすく書いてくんねぇか?ただでさえフランス語パプーのところに
このグニュグニュ手書き文字が相手じゃお手上げだよ。
あああギャルソンが注文取りに来ちゃった。どうすりゃいいんだ。追い詰められるイ課長。

とりあえず前菜(entree)とメイン(plat)とビールだって言えば何とかなるだろ。
以下、あの時の注文に際してのイ課長とギャルソンの会話を忠実に再現するとこうなる。

「ボンジュールムッシュー」
「ボンジュール・・あー・・アントレ・・エ・・プラト(実際には最後のtは発音しないらしい)シルヴプレ」
「アントレ、ホニャホニャホニャパテホニャホニャホニャホニャ?」
「(あ、いま、パテって言った?)・・・あー・・パテ」
「プラ、ホニャホニャホニャホニャポトフーホニャホニャホニャ」
「(ポトフ言うたよな?いま)・・・・ぽ、ポトフ」

相手の言ったことの聞き取れた断片だけをオウム返ししてランチのオーダー無事終了。
なんと素晴らしいイ課長の語学力(笑)。

だが、この記事を書きながら写真を改めて見て初めて知ったよ。「ポトフ」って
フランス語ではPot ou fu(feuか?)って書くんだね。へええ~~~~。
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ビールをちびちび飲みながら、メシを待つ。
パテとポトフって言葉に聞き覚えがあったとはいえ、それがどういう料理かとなると
実はよくわからない。パテっていうのはたしか「練り物系」の食い物じゃなかったっけ?
出てくる料理がよくわからないというのも、フランスならではの食の楽しみ?だ。

お、きました前菜。パテね。
あーこれは…うん、まぁ、想像してたものとそう大幅な違いはないよ。
「ネトッとした練り物にネトッとしたソースをからめてネトッと食う」って感じのモノで
なかなか美味しい。パンにもビールにも合う。
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ネトッとしたパテを食いながら、「ポトフってのはどんな料理だっけ?」と考える。
こちらは「煮込み系」だったはずだけど、詳細はよくわからん。どんなんだっけ?

…と思ってるうちに、いよいよポトフ様の登場です。やっぱ煮込み料理っぽいね。
だが、イ課長はこのポトフを見て直感的に「大変なことになった」と思った。
料理がドウコウじゃなく、とにかく量が問題だ。写真じゃわかりづらいかもしれないけど
日本だったら軽く「お二人様分」になるくらいの、すごい量なんだよこのポトフ。
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寒いからこういう温かい料理は嬉しいんだけど、この量はさすがに…。
うう…イ課長もすっかりトシぢゃ。これを完食するのは無理というものぢゃよ…。

完食がムリとすると、どの辺から優先して食うか、だよな。
やっぱ貧乏性イ課長としては「肉を残す」っていうのは、とてももったいないことに思える。
作戦としては、まず上部に堆積したジャガイモやニンジン、キャベツ等々の野菜を食い、
「肉の層」を露出させたら肉中心の攻撃に切り替えるか…などと、考えながら
ルーアンのポトフとイ課長との戦いの幕は切っておとされた。

厳しい戦いだったよ。
結局、ビールをお代わりしつつ、何とか肉だけは完食したが、野菜は少し残した。
ルーアンのポトフに負けたぜ、くそ。

値段はよく覚えてないけど、ビールお代わりして25ユーロくらいじゃなかったかなぁ?
30ユーロいったかなぁ?まぁ相応の値段ってとこだろ。ごちそうさまでした。

ポトフとの戦いが終わった頃はもう2時を回ってたはずだ。
勘定を済ませて店を出たときのイ課長は満腹すぎて顔が赤黒くなってたはずだ(笑)。
パリ行きの列車が出るまであと1時間弱。
ルーアンの街を少し歩いて、腹ごなししなきゃ…




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by tohoiwanya | 2012-08-06 00:17 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)
Commented by Bきゅう at 2012-08-07 20:01 x
前菜は〜、なんじゃらのテリーヌと、野菜のターター。メインはあと一方は、焼き物やね。わしは、第二外国語がフランス語だったので、このあたりまではどうにか。逆にこのメニューがドイツ語だったら、全く読めないと思う。それにしても、会話でわかるって、イ課長さんすごいよ。そういえば、わし、今月の終わりにフランスに行く。でも、行き先はどうせ英語だからいいや。
Commented by tohoiwanya at 2012-08-08 00:58
>第二外国語がフランス語だったので、このあたりまではどうにか

Bきゅうさん:
スヴァらしい。私、第二外国語ドイツ語だったから、この程度でも完璧にダメ。
実は写真をじっくり改めて見ると確かにテリーヌと書いてあるな、と私も思った。
しかし、ギャルソンが発した言葉は明らかに「パテ」だった。

パテとテリーヌってどう違うのかと思って調べたら、現在はほとんど混同して
同じ意味に使われるようですな。あの時ギャルソンが「テリーヌ」と言ったら
果たして聞き取れたかどうか…。
フランス出張、がんばって下さいね〜。
Commented by マダムKenwan at 2012-08-10 07:12 x
前菜抜きでポトフだけでも
多かったですかね?

ウィーンだとターフェルシュピッツが
ポトフみたいなものだけど
あれもドッサリ出てきますね〜

ところで、写真を見ると
ポトフに塩付けていただくのですか?
私はマスタードとか欲しい。
Commented by tohoiwanya at 2012-08-10 13:05
>ポトフに塩付けていただくのですか?

マダムKenwanさん:
塩が出てきましたねぇ、なぜか。
私はそもそもポトフ自体あまり食ったことがないので「こういうものなのか」と
思ったけど、実際にはすでにダシ味?がついてるから、塩は使わずに
そのまま食いました。味は塩ナシでも十分おいしかったですね。

しかし前菜なしでも完食はかなりキビシかっただろうなぁ~。
野菜もやわらかく煮えて、ジャガイモとか美味しかったんですけどねぇ…。
 


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